ソフトバンク(★1対8☆)ロッテ =リーグ戦12回戦(2022.06.27)・東京ドーム=
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ロッテ
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ソフトバンク
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勝利投手:ロメロ(6勝4敗0S)
敗戦投手:大竹 耕太郎(0勝1敗0S)

本塁打
【ロッテ】レアード(12号・3回表3ラン),中村 奨吾(5号・8回表ソロ)

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◆ロッテは3回表、安田の適時打とレアードの3ランで4点を先制する。そのまま迎えた8回には中村奨のソロが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・ロメロが7回4安打無失点の力投で今季6勝目。敗れたソフトバンクは先発・大竹耕が試合をつくれず、打線も1得点と振るわなかった。

◆チーム内に複数選手の新型コロナウイルス陽性疑いがあるソフトバンクが、選手の入れ替えを行った。この日「鷹の祭典2022」が行われる東京ドームに、真砂勇介外野手(28)、野村大樹内野手(21)、川瀬晃選手(24)、大竹耕太郎投手(26)らが2軍から緊急合流した。球団では前日26日、和田毅投手(41)とジュリスベル・グラシアル内野手(36)、野村勇内野手(25)、本多雄一内野守備走塁コーチ(37)、スタッフ1人の計5人に新型コロナウイルス陽性となる疑いがあると発表。この日のロッテ戦の予告先発が和田から大竹耕に変更されるなど、ドタバタの対応に追われていた。26日に実施したスクリーニング検査で陽性になる疑いが出て、球団によると5人の中には発熱やのどの痛みを訴えている人もいるという。また、杉山一樹投手(24)と正木智也外野手(22)は濃厚接触者となる疑いがあるため、計7人が東京遠征に同行せず福岡で自主隔離している。27日に1軍の選手、コーチ、スタッフら全員がPCR検査を受ける予定となっている。

◆パ・リーグ首位のソフトバンクに激震が走った。球団は27日、和田毅投手(41)とジュリスベル・グラシアル内野手(36)、野村勇内野手(25)、藤井皓哉投手(25)、嘉弥真新也投手(32)、本多雄一内野守備走塁コーチ(37)、スタッフ2人の計8人に新型コロナウイルスの陽性判定が出たことを発表した。濃厚接触者の疑いがあり自主隔離していた杉山一樹投手(24)と正木智也外野手(22)は、PCR検査で陰性判定だった。前日26日に複数選手の陽性疑いがあり、この日は東京ドームに真砂、野村大、川瀬、大竹耕が2軍から緊急合流。予告先発が和田から大竹耕に変更されるなど、対応に追われていた。今後については「陽性判定および濃厚接触の疑いのある選手、スタッフを隔離のうえ、従前の予定通りチーム活動を継続いたします」とした。この状況を受けて、三笠杉彦取締役GM(48)が取材に対応。「対策を取っていても出てしまう。あらためて感染対策に取り組んでいきたいと思います。検査と感染対策をセットで、しっかり予防とチェックをしていきたいと思います」と話した。この日は「鷹の祭典2022」の初日。特別ユニホームを制作するなど恒例の一大イベントの日に、まさかの緊急事態に見舞われた。

◆ソフトバンク柳田悠岐外野手(33)が、4月26日に1軍登録されて以降初めて先発から外れた。柳田は4月に左肩を痛め、約3週間の離脱があった。1軍復帰後はすべて3番で出場が続いていた。この日は試合前の練習には参加し、ベンチ入りはしている。

◆緊急先発のソフトバンク大竹耕太郎投手(26)は、4回0/3を7安打4失点で5回持たずにKOされた。0-0の3回2死一、二塁。ロッテの4番、安田尚憲内野手(23)に右前打を浴びて先制点を献上した。直後の2死一、三塁では、5番ブランドン・レアード内野手(34)に左翼へ12号3ランを浴びた。左腕は「ノーアウトからランナーを出して、ツーアウトまでもっていくことができていただけに、もったいなかった」と悔やんだ。5回も先頭の1番荻野貴司外野手(36)、2番角中勝也外野手(35)に連打を浴びた。無死一、三塁とピンチを招いたところで、2番手の松本裕樹投手(26)にスイッチ。松本は後続を断ち、火消しに成功した。当初この試合は和田毅投手(41)の先発が予告されていたが、前日26日に新型コロナウイルス感染の疑いが発覚した。同日夜に急きょ予告先発が変更され、大竹耕がマウンドに上がった。なお、和田は27日の試合前に新型コロナウイルス陽性と発表。大竹耕は「こういうチーム状況の中で、1イニングでも長く投げないといけなかったのですが、早い回で降板することになってしまい、申し訳ない」と肩を落とした。

◆水道橋で食べるすしは最高だぜ! ロッテ・レアードが序盤で敵を突き放す12号3ランを放った。3回2死から安田の適時打で1点を先制し、なお一、三塁。ソフトバンク大竹耕のチェンジアップを左翼席に放り込んだ。「高めに入ってきた球をうまく捉えることができたよ。東京ドーム、ダイスキ! ネタはウニッ!」。ベンチ前でお決まりのスシさばきを披露すると、ノリノリで喜んだ。「東京ドーム、ダイスキ!」に偽りはない。これで、同球場通算24本塁打。球場別でみると、1位ZOZOマリン(50本)、2位札幌ドーム(46本)に次ぐ。両球場は日本ハム時代を含め在籍した球団の本拠地のため、本数が増えるのは当然。今季に限れば、東京ドームでの本塁打は、これで4本目となった。ZOZOマリンの3本より多い。確かに本塁打が出やすい球場ではあるが、レアードにとって大好きな球場となっている。チームは前カードのオリックス戦を1勝2敗で負け越した。2敗はいずれも完封負け。この日の試合前、井口監督は好調なリリーフ陣に触れつつ「あとは点を早い段階で取りたい」と話した。指揮官の期待に応える主砲の1発だった。

◆ソフトバンクが恒例イベント「鷹の祭典」の今季初戦で、惨敗した。試合前に、選手やコーチら計8人の新型コロナウイルス陽性が判明。大幅なメンバー変更を余儀なくされ、苦戦を強いられた。1度は予告先発が発表されていた和田毅投手(41)もコロナ陽性で、早大の後輩にあたる大竹耕太郎投手(26)が今季初先発。だが3回に安田の適時打とレアードの3ランで4点を失った。結局、5回途中4失点で降板。先輩の無念を晴らせなかった。この日は主砲の柳田悠岐外野手(33)にも、何らかのアクシデントがあった模様で、47試合ぶりに先発を外れた。迫力を欠いた打線は3回2死一、二塁で3番に入った今宮健太内野手(30)が凡退。4回には左飛で二塁走者の牧原大成内野手(29)が飛び出し、併殺となるミスもあった。8回には周東佑京内野手(26)の適時打で1点を返したが、1死満塁で今宮が併殺打。序盤のビハインドをひっくり返せなかった。今年の鷹の祭典は「もっと! もっと! もっと! ホワイト☆」という、白をベースにした鮮やかなデザインの特別ユニホームを使用。来場者に配布され、スタンドも真っ白に染まった。だが4万人を上回り、今季ホームゲーム最多となったファンを喜ばせることはできなかった。

◆パ・リーグ首位ソフトバンクが5位ロッテと対戦し1-8で敗戦。先発はソフトバンクが大竹耕太郎、ロッテはロメロ。始球式にはNiziUが登場。福岡出身のMAKOが投球を披露した。

◆ロッテが勝ち、6月は13勝7敗。パ・リーグの6月勝率ではトップに立っている。今月はソフトバンクが9勝11敗、楽天が8勝11敗と、上位2チームが負け越し。ロッテは首位との差を今月4日の10ゲーム差から5ゲーム差まで詰めてきた。首位との差が5ゲーム以内は開幕22試合目の4月24日(首位楽天と4.5ゲーム差)以来。

◆ソフトバンクは「鷹の祭典」初戦で惨敗した。試合前に、選手やコーチら8人が新型コロナウイルスの陽性判定を受けたことが判明。さらに、前日26日日本ハム戦の守備で転倒し、肩と首を痛めた柳田が欠場と、苦しい状況になった。迫力を欠いた打線は8回に1点を返すのがやっと。投手陣も8失点で完敗だった。藤本監督は「調子のいい者から並べていったんやけど、なかなかつながらないね」と嘆き節だった。▽ソフトバンク周東(8回1死満塁で左前適時打) とにかくつなぐ意識で打席に立ちました。チャンスで1本打つことができたのは良かったです。今日は切り替えて、明後日(29日)から勝ちにつながるように力になっていくだけです。

◆かつての甲子園球児が、球児たちの熱い夏に負けない熱い一打を放った。ロッテは2試合ぶり今季3度目の4番に座った安田尚憲内野手(23)が決勝点となる先制打。3回2死一、二塁でソフトバンク大竹耕から右前打を決め、11安打8得点の口火を切った。首位相手に大勝し、4位に浮上した。安田の母校・履正社は7月18日に夏の大阪大会初戦を迎える。「打倒・大阪桐蔭」に燃える後輩たちへのエールともなる白星だ。4番が嫌な流れを断ち切った。ロッテは3回、無死一、二塁の先制機をつくったが、角中がバント失敗の末に空振り三振。続く中村奨は初球を打ち上げ遊飛に倒れた。初回、2回も先頭が安打で出ながら後が続かなかった。三たび0点か...。ここで安田が発奮した。1ボールからの2球目、大竹耕の136キロを右前へ。先制打に「前の打席でやられていたので、しっかり結果を出せて良かったです」と胸を張った。首位をいく強敵相手に11安打8得点で大勝した。その口火を切った安田が、この夏、気にかけていることがある。母校・履正社だ。もちろん、常に気にしているが、今年は特別。「新体制になった。監督は、ずっと3年間、担任をやってくださった先生なんです」。今春、お世話になった多田晃監督(44)が就任した。後輩たちは7月18日に初戦を迎える。目指すは、19年以来の夏の甲子園。そこに至るには、強敵・大阪桐蔭が立ちはだかる。安田は「それは、もう、これまでも、これからもずっとそうだと思う。そこを超えないといけない。頑張って欲しいです」と願った。自身も3年センバツ決勝、そして3年最後の夏は府大会準決勝と、大阪桐蔭に苦杯をなめた。ただ、こうも言った。「桐蔭は、すごくいいチーム」。力を認めるからこそ、倒す意味がある。変則カードの初戦をとり、4位に順位を1つ上げた。だが、まだBクラスにとどまる。05年以来のリーグ優勝へ、強敵を倒す。後輩たちの模範となる。【古川真弥】▽ロッテ井口監督(シーズン折り返しの一戦を勝ち)「チーム全員、調子を上げていかないと。個々の成績がチームに直結してくると思うので、この後もしっかり、残り半分しっかりできるように頑張っていきたい」▽ロッテ・ロメロ(7回4安打無失点で6勝目)「変化球と直球を、うまくミックスできた。チームメートも、たくさん点を取ってくれた。首位相手にいいピッチングをして、勝ちにつながり本当に良かった」

◆「鷹の祭典」は、「鷹の災難」から始まった。ソフトバンクの恒例イベントが今季初戦を迎えたが、ロッテに完敗。前日26日に和田ら計5人が新型コロナウイルス陽性の疑いとなったが、この日、さらに増えて大量8人が陽性判定を受けた。緊急で大幅なメンバー変更を強いられ、苦戦となった。コロナ禍に追い打ちをかけるように、主砲・柳田が欠場。藤本監督は「この間、こけたところでね。首が痛い、肩が痛いということでね。今日はベンチで休憩でしたね。明日も治療するけど、明後日どうなるかは見当は付きません」と説明。26日日本ハム戦の9回の守備で転倒した影響だった。柳田は左肩痛からの復帰後は3番で出場を続けていたが、47試合ぶりに出場なし。迫力を欠いた打線は、ちぐはぐな攻撃となった。3回2死一、二塁の好機では、柳田に代わって3番に入った今宮が凡退。4回には左飛で二塁走者の牧原大が飛び出し、併殺となるミスもあった。8回に周東の適時打で1点を返したが、なおも1死満塁で今宮が併殺打。投手陣も8点を奪われ、なすすべなし。藤本監督は「まあ、反省点はいっぱいありますよ。そこは個人個人が反省して、次にやらないようにするだけですね」と、淡々と話した。「鷹の祭典」の東京ドームでの開催は、3年ぶり。今季ホームゲーム最多となる4万人超のファンがスタンドを白く染めた。孫正義オーナーも観戦に訪れたが、勝利を届けられなかった。【山本大地】○...チームのコロナ禍で緊急昇格した野村大が、得点シーンの起点を作った。8回、先頭の真砂の代打で登場。ロッテ・ゲレーロの直球を中前に運び、今季初安打を放った。その後の1死満塁機を呼び込み、周東が左前適時打。早実出身の高卒4年目が反撃ムードを生んだが「『もっと勝利に貢献できるように頑張っていかなければいけない』と強く思った1日になりました」と試合後に笑顔はなかった。

◆ソフトバンク柳田悠岐外野手(33)が、2軍調整していた4月24日日本ハム戦以来、47試合ぶりに欠場した。前日26日日本ハム戦の守備中に転倒した影響で、首と肩に痛みが出た。藤本博史監督(58)は試合後に「この間、こけたところでね。バッティングはできてたけど。思い切って振れないところがあったし、首が痛い、肩が痛いということでね。今日はベンチで休憩でしたね。明日も治療するけど、明後日どうなるかは見当は付きません」と話した。

◆ソフトバンクは今年の「鷹の祭典」初戦で完敗。試合前に選手やスタッフ計8人が新型コロナウイルスの陽性となり、苦戦を強いられた。藤本博史監督(58)の、試合後の一問一答は以下の通り。-大竹耕が急きょ先発藤本監督 「急きょやからね。大竹を責めるわけにはいかないよね。レアードが状態悪いところで、チェンジアップが高めに行った。あそこは反省点かな。でも要所要所、頑張ってくれてたけどね。急きょやから準備ができてなかったというのもある」-柳田が欠場藤本監督 「この間(26日日本ハム戦の守備で)こけたところでね。バッティングはできてたけど。思い切って振れないところがあったし、首が痛い、肩が痛いということでね。今日はベンチで休憩でしたね。明日も治療するけど、明後日どうなるかは見当は付きません」-ロッテ・ロメロに苦戦藤本監督 「そうですね。見せ場は8回だけやったね」-野村大が安打藤本監督 「姿勢を見せてくれたけど、守りも姿勢を見せてくれたよね。だから、ああいうところよね。せっかく代打でいいヒット打ってね、守りでああいうことしてたらね」-8回は1点を返した藤本監督 「みんな頑張ってますよ。自分のやることは精いっぱいやれているんじゃないですか。今日も調子のいい者から並べていったんやけど、なかなかつながらないというかね」-4回に牧原大が左飛で飛び出し、アウト藤本監督 「あれはボーンヘッドですね。まあ、反省点はいっぱいありますよ。そこは個人個人が反省して、次にやらないようにするだけですね」

◆和田のコロナ陽性で緊急先発したソフトバンク大竹耕太郎投手(26)は、5回持たずにKOされた。3回に安田の適時打とレアードの3ランで4失点。今季初黒星を喫した。「こういうチーム状況の中で、1イニングでも長く投げないといけなかった。早い回で降板することになってしまい申し訳ない」と肩を落としたが、藤本監督は「急きょやから。大竹を責めるわけにはいかない」とかばった。

◆ロッテのブランドン・レアード内野手(34)が「5番・DH」で出場し、左中間席に12号3ランを放った。1点を先制した三回なおも2死一、三塁。相手先発・大竹の2球目を強振した。球団広報を通じて「打ったのはチェンジアップ。高めに入ってきた球をうまく捉えることができた」とコメントした。2本塁打を放った5日の巨人戦(東京ドーム)以来の一発。「東京ドーム、大好き! 今日のネタはウニ!」と得意のすしポーズを決めた。

◆ソフトバンクの大竹耕は、先発予定だった和田が新型コロナウイルスに感染した影響で急きょ前日26日に今季初登板が決まった。2季ぶりの白星を目指してマウンドに上がったが、高めに浮く球が多く五回途中7安打4失点で黒星。「こういうチーム状況の中で早い回に降板してしまい申し訳ない」と声を落とした。速球は140キロ前後の左投手。生命線の制球力を発揮できなかった。三回は2死一、二塁で高めの速球を安田に適時打とされると、続くレアードにはチェンジアップが甘く入り3ランを浴びた。「失点の仕方が良くなかった」と反省ばかりが口を突いて出た。

◆ロッテが快勝。三回に安田の適時打とレアードの12号3ランで4点を先取し八、九回も加点して突き放した。ロメロが7回無失点で6勝目を挙げた。ソフトバンクは今季初登板の大竹耕が五回途中4失点で黒星。救援陣も粘れなかった。

◆ロッテの安田が三回2死一、二塁で先制適時打を放った。先頭から2者連続で出塁した好機も角中が空振り三振、中村奨が遊飛に倒れた嫌な流れだった。1打席目に詰まらされて凡退した大竹耕の速球を右前へはじき返し「前の打席でやられていたのでしっかり結果を出せて良かった」と胸を張った。さらに2死一、三塁でレアードが12号3ランを放った。安田は今季序盤から不振が続いていたが、6月になってようやく持ち味の力強いスイングが戻ってきた。井口監督が「状態は上がってきている」と話した通り、復調しつつある主砲候補が首位相手にしっかりと仕事を果たした。

◆ロッテのエンニー・ロメロ投手(31)が7回4安打無失点で今季6勝目を挙げた。テンポのいいピッチングで83球。三塁を踏ませず走者を出しても危なげがなかった。五回から七回は走者を1人も出さなかった。「チームメートがたくさん点を取ってくれた。自分の投球ができて、チームの勝利につながってよかった」。開幕からローテを守り、2連勝のあと4連敗したが、これで5月29日の阪神戦から4連勝。防御率も1点台復帰が目前の2・00に。昨季途中に加入した助っ人は、どこまでも頼もしい。チームは4位浮上。再び借金「1」となり、勝率5割復帰に王手をかけた。

◆ロッテ・安田尚憲内野手(23)が三回2死一、二塁から先制の右前適時打を放った。「打ったのはストレートかツーシームです。前の打席でやられていたので、しっかり結果を出せて良かったです」。一回2死二塁では、詰まった二塁ライナーに倒れ、先制機を潰していた。「角中さんをカバーすることができて良かったです」。この三回は無死一、二塁から角中が送りバントを失敗した末に空振り三振に。続く中村奨も倒れた後だけに貴重な一打に。さらに直後にレアードの3ランも飛び出し、大きな大きな〝つなぎのタイムリー〟にもなった。

◆ロッテ・中村奨吾内野手(30)が4―0の八回、左翼へ滞空時間の長いダメ押しの5号ソロ。6月2日のヤクルト戦(神宮)以来、18試合ぶりの一発を放った。「打ったのはストレートです。追加点が取れて良かったです」。三回に4得点のビッグイニングを作ったあと、なかなか追加点が奪えずにいた。九回には2死二、三塁から右前にダメ押しの2点タイムリー。2安打3打点の活躍だった。

◆貴重な追加点となる一発が左翼席に吸い込まれた。ロッテのブランドン・レアード内野手(34)が、満員御礼の東京ドームで12号3ランを放った。「東京ドーム大好き! 今日のネタはウニ! 自信を持って打席に入れている」。得意のすしポーズで振り返ったのは三回だ。1点を先制し、なお2死一、三塁で大竹耕のチェンジアップを強振した。2本塁打を放った5日の巨人戦(東京ドーム)以来、約3週間ぶりの一発。これで今季の同球場では4試合で計4発。通算では23本塁打で、球場別はZOZOマリンスタジアム(50本)、札幌ドーム(46本)に続く多さとなった。心躍る球場だ。関係者入り口付近に店舗を構える米国発祥のレストラン「TGIフライデーズ」が好相性の源。すしも好きだが、母国の味も大好き。東京ドームでは試合後のテークアウトがお楽しみで、この日もシーザーサラダ、バッファローウィング、ナチョスをご機嫌で持ち帰った。井口監督は「うちのポイントゲッター。東京ドームで毎日、試合をやったらいいのでは」とジョークを交えてたたえた。チームは4位に浮上。借金は「1」。頼れる助っ人がチーム浮沈の鍵を握っている。(広岡浩二)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
39301 0.565
(↓0.009)
-
(-)
73270
(+1)
214
(+8)
46
(-)
42
(-)
0.262
(-)
2.790
(↓0.08)
2
(-)
楽天
37301 0.552
(-)
1
(↑0.5)
75226
(-)
201
(-)
42
(-)
47
(-)
0.233
(-)
2.860
(-)
3
(-)
西武
36341 0.514
(-)
3.5
(↑0.5)
72222
(-)
200
(-)
54
(-)
32
(-)
0.222
(-)
2.380
(-)
4
(1↑)
ロッテ
35361 0.493
(↑0.007)
5
(↑1)
71229
(+8)
238
(+1)
40
(+2)
78
(+3)
0.220
(↑0.002
2.760
(↑0.02)
5
(1↓)
ORIX
35370 0.486
(-)
5.5
(↑0.5)
71200
(-)
220
(-)
29
(-)
35
(-)
0.234
(-)
2.730
(-)
6
(-)
日本ハム
27440 0.380
(-)
13
(↑0.5)
72231
(-)
268
(-)
56
(-)
47
(-)
0.235
(-)
3.610
(-)