ソフトバンク(★2対3☆)日本ハム =リーグ戦12回戦(2022.06.26)・福岡PayPayドーム=
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日本ハム
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ソフトバンク
01000100002520
勝利投手:鈴木 健矢(1勝0敗0S)
(セーブ:堀 瑞輝(0勝2敗1S))
敗戦投手:津森 宥紀(4勝4敗0S)

本塁打
【日本ハム】ヌニエス(3号・5回表ソロ),上川畑 大悟(1号・8回表ソロ)

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◆日本ハムが接戦を制した。日本ハムは1点ビハインドの8回表、上川畑のソロで同点とする。そのまま迎えた延長10回には、谷内の内野安打に相手失策が絡み、勝ち越しに成功した。投げては、5番手・鈴木がプロ初勝利。敗れたソフトバンクは、守備の乱れから痛い敗戦を喫した。

◆BIGFACEリクエストにBIGBOSSも思わずアウトポーズで返した。4回の日本ハムの攻撃。右前打で出塁した松本剛外野手(28)が、けん制球に頭から一塁ベースへ戻ってセーフ判定となったが、帝京高の先輩である一塁手のソフトバンク中村晃外野手(32)がアウトをアピール。即座に藤本博史監督(58)がリクエストを要求した。球場の大型ビジョンにリプレー映像が流されると、右上に三塁側ベンチの新庄剛志監督(50)もワイプ映像で登場。中村晃のタッチが早いと見えた新庄監督は、右親指を立ててアウトポーズをして判定が覆ることを覚悟。ソフトバンクファンもざわめいた。リプレー検証の結果、BIGFACE藤本監督とBIGBOSS新庄監督がともに見立てた通りのアウト判定に覆った。

◆"レイ"がレイから一時同点弾! 日本ハムのレナート・ヌニエス内野手(28)が1点を追う5回に特大の3号ソロを放った。ソフトバンク先発のコリン・レイ投手(31)から甘く入った150キロ直球を左翼席中段まで運んだ。新庄剛志監督(50)から愛称"レイ"と呼ばれているヌニエスは「競った展開の中で、いいスイングができてよかった」とコメントした。

◆日本ハムのルーキー上川畑大悟内野手(25)が値千金のプロ初本塁打を放って、サイクル安打にリーチをかけた。1点を追う8回先頭で、ソフトバンク又吉克樹投手(31)から右翼へ同点1号ソロを放った。この日は3回に中前打、5回に三塁打を放って3打数3安打1打点。4打席目以降が巡って二塁打を打てば、初のサイクル安打達成となる。

◆ソフトバンクは延長10回に嘉弥真新也投手(32)の送球エラーで勝ち越し点を献上。ペイペイドームでの日本ハム戦の連勝は5でストップした。試合後の藤本博史監督(58)の一問一答は以下の通り。-10回の攻撃ではサヨナラのチャンスを作った「ですね。なんとかしてもらいたかったですけどね」-内野ゴロで泥臭く先制点を奪った「本当のいい形はタイムリーとかなんでしょうけど、最低限の1点は取れている。最後の最後の一番いい場面(10回裏1死二、三塁)で(点を)取れなかったのは残念です」-10回の失点は嘉弥真が送球エラー「アウトにできると思ったから投げたんじゃないですか。ミスはミスで反省するだけですけど、アウトにできると思ったから投げたから、いいんじゃないですか」-津森の四球で出した走者が決勝点に「ちょっと最近ね、フォアボールをよく出しますね。もっと自分を信じてゾーンで勝負できるように」-ボールは「悪くないですよ」-牧原大はサヨナラのチャンスを作るなど好調「そうですね。なんとかね、10回のあの場面で同点、あるいは逆転という一番いいシチュエーションだったけど...なんとかしたかったですね」-カードは勝ち越し。27日は鷹の祭典が始まる「はい。明日からまた頑張りましょう」

◆日本ハムは延長戦を制して連敗を7で止めた。新庄剛志監督(50)は「不思議な勝ちですね」と苦笑いして、試合を振り返った。攻撃ではセーフティースクイズの失敗やサインミスによる盗塁死で好機を逸する場面もあった。それでも投手陣が粘り、打線も5回はレナート・ヌニエス内野手(28)の3号ソロ、8回は上川畑大悟内野手(25)のプロ初本塁打となる1号ソロで2度も追いついて今季7度目の延長戦へ持ち込んだ。延長10回は2死二塁で代打の代打で登場した谷内亮太内野手(31)が投前へボテボテのゴロも、相手投手の適時失策を誘って決勝点を奪った。BIGBOSSは「ナイスセーフティーバントね、谷内くん。あれ、違った?」と笑みを見せたが、攻撃面でのミスについては「こっちもね。首脳陣も反省して、しっかりもう1回やっていかないと選手がかわいそうだから」と、振り返った。地元、福岡で監督初勝利となったが、「いやいや、それは」と感慨はなし。連敗ストップについても「いや、いつか止まるでしょ」と話したが、選手が必死につかんだ交流戦明け初勝利に充実の表情を浮かべた。

◆ソフトバンクは攻守に精彩を欠き、延長10回の末に敗れた。ペイペイドームでの日本ハム戦は昨季から7連勝でストップ。新庄監督に福岡初勝利を献上した。もどかしい決着のつき方だった。2-2の10回2死二塁。左腕嘉弥真は代打谷内を投前のボテボテのゴロに仕留めたが、一塁に悪送球。ボールは右翼線に転がり、二塁走者が生還した。記録は内野安打と嘉弥真の適時失策。藤本博史監督(58)は「ミスはミスで反省するだけですけど、アウトにできると思ったから投げた」と左腕をかばったが、結果的にこの悪送球が決勝点になった。直後の攻撃でもため息が漏れた。10回裏に牧原大、柳町の安打などで1死二、三塁。サヨナラのチャンスに球場はこの日最大の盛り上がりを見せたが、36歳の明石が空振り三振。代打の39歳松田は初球を打ち上げ、三飛に倒れた。ベテランが決められず、指揮官は「同点、あるいは逆転という一番いいシチュエーションだったけど...なんとかしたかった」と肩を落とした。リーグ40勝一番乗り、2位に今季最大タイの2・5差はともに持ち越し。27日のロッテ戦は東京ドームで今季初の「鷹の祭典」を開催。特別ユニホームで戦う球団の看板的なイベントで、藤本監督は「明日からまた頑張りましょう」と切り替え、東京に向かった。【只松憲】

◆日本ハムが延長戦を制して連敗を7で止めた。福岡出身の新庄剛志監督(50)にとっても、地元での監督初勝利となった。試合後の主な一問一答は以下の通り。新庄監督 不思議な勝ちでした。なんか(笑い)。今日はスクイズの場面で、ちょっとこっちのミスがあって。(5回1死三塁で)セーフティースクイズのサインを出してしまって。結果的にはフライが上がってダブルプレーにはならなかったんだけど、あそこはダブルプレーでいい。バッターが、スクイズのサインじゃないから、ちょっとセーフティー気味にいったかもしれないし、スクイズだったらゴロになっていたかもしれないから、こっちもね、首脳陣反省して、しっかりもう1回やっていかないと選手がかわいそうだから。継投、ムズカシ。最後、石川くん(石川直)が(明石を)抑えてホッとしたところで、キャッチャーもピッチャーもワイルドピッチが怖いからって思いながら(堀へ継投)。あとはもう、堀くんがああいう場面でいって抑えて、また自信を取り戻してもらいたいなということを思い、あそこは堀くん。-上川畑が大活躍した新庄監督 ちょっと今日アドバイスを、魔法のアドバイスをしたら、打つわ打つわ。これはちょっと言えないんですけど。よそのチームにもプラスになるアドバイスなので。-プロ初本塁打を放った上川畑は長打を打つ力も持っている新庄監督 いや、長打を打つ力というより、ポイントとタイミングの取り方を(よく)すれば、バットのヘッドの重い部分を相手のボールの速いボールの利用して、とんって打ってあげたら飛ぶんすよ。野球やっていたら。そういう打ち方をしてくれましたね。-9回2死でデスパイネに鈴木を登板させた新庄監督 そうそうそう。外国人の選手はああいうね、下から来るピッチャーって見たことないと思うから。初めてくらいの、どんな投げ方してくるかって。まあ知っているかもしれないけど、こっちがタイミングを狂わせていったら、もう訳分からなくなると思うから。大体フライ上がるんですよ。そういうイメージで出しました。-9回の攻撃はアルカンタラがディレードスチールで三盗に失敗新庄監督 あれは自分で図って行ける時にいってほしいというサイン(グリーンライト)だったんだけど、たぶんね、ディレードスチールと間違えたと思うんですよ。セカンドのディレードスチールは今後、ないかな。ああいうミスで俺、結構「あ、面白いな」ってメモに書くこと多いんだけど、あれは...ないね(笑い)。ましてや(相手捕手が)甲斐くん。そこはちょっと分かってほしいよね、選手に。セカンドでディレードスチールは...でも、俺がいろんなことをキャンプ中からやっているから、サインだって(思ったかも)。それもマイナスだし、それはちょっとミーティングをして、あれはないよって。-福岡初勝利新庄監督 いやいや、それは。-連敗もストップ新庄監督 いや、いつか止まるでしょ。藤本監督には、ファンの方たちを喜ばせたいので、今度いつかウチの試合の時に、試合が始まったと同時に上(ペイペイドームの屋根)を開けてもらえたらうれしいですねー、みたいな話を、今日メンバー交換の時にさせてもらった。「OK、OK。ちょっと考えるから」って。見たくないですか? 試合開始と同時にバーって。

◆ルーキーの奮闘で、日本ハム新庄剛志監督(50)が、幼少期からプロ入りまでを過ごした福岡で初勝利を挙げた。ドラフト9位上川畑大悟内野手(25)がプロ1号を含む3安打。サイクル安打がかかった延長10回は四球を選んで出塁し、決勝のホームを踏んだ。チームは交流戦明け待望の初勝利。連敗を7で止めた。思い出の詰まった福岡で、待望の勝利を飾った。新庄監督は勝利の瞬間、激戦の余韻から? 笑みを浮かべながら林ヘッドコーチの肩に頭を預けた。連敗は7でストップ。「いやいや、それは。(連敗は)いつか止まるでしょ」。さらりと流した。BIGBOSSに福岡1勝をプレゼントしたのは、ドラフト9位上川畑だった。1点を追う8回。右横手投げの又吉の3球目、145キロカットボールを狙い通りに振り抜いた。右中間へのプロ初アーチは値千金の同点弾。「1発あるぞ、というところを見せられて良かった。(記念球は)いつも支えてくれている妻に贈りたい」。出場22試合73打席目で奏でた快音に、控えめに右拳を握った。この日は、プロ2度目の3安打。二塁打を残しサイクル安打に王手をかけるほど躍動した。試合前の打撃練習中、BIGBOSSから「魔法のアドバイス」を授かっていた。「ピッチャーを見るときに、あまり1点になりすぎずに球場全体を見るように構えてみろ」。結果は目に見えて表れた。上川畑は「力も抜けて、バランスよく構えられるようになった」と感謝した。「もう2度とないチャンスだと思った」と、サイクル安打への欲もあったが、延長10回1死で迎えた第4打席は、フルカウントから四球を選んだ。決勝点へとつながる価値ある出塁だった。昨年12月に結婚した新婚ルーキーの奮起で、チームは今季「7」度目の延長戦を制した。連敗を「7」で止め、交流戦明け待望の初勝利。ペイペイドームでの連敗も「7」でストップした。新庄監督は「ポイントとタイミングの取り方を(よく)すれば、相手の速いボールを利用して、飛ぶんですよ。そういう打ち方をしてくれましたね」と、上川畑をたたえていた。【田中彩友美】○...新庄監督は地元福岡のペイペイドームで、サプライズを予告した。メンバー表の交換時に、ソフトバンク藤本監督に「ファンの方たちを喜ばせたいので、今度いつかウチの試合のとき、試合が始まったと同時に上(屋根)を開けてもらえたらうれしいですね」と提案。「OK、OK、ちょっと考えるからって」と前向きな返答をもらえたようで、ノリノリだった。○...3年目の鈴木がBIGBOSSプロデュースのプロ初勝利を挙げた。同点の9回にデスパイネを一飛に打ち取ってワンポイント登板に成功。直後に味方が勝ち越して、メモリアル勝利が転がり込んだ。春季キャンプ中に新庄監督の助言でサイドからアンダースローへ転向。「最初は戸惑いしかなかったけれど、ボスが可能性を広げてくれた。本当に変えて良かった」と、笑顔を見せた。▽日本ハム新庄監督(デスパイネを期待通りの一飛で打ち取ってプロ初勝利の鈴木に) こっちがタイミングを狂わせていったら、もう訳分からなくなると思う。大体、フライ上がるんですよ。そういうイメージで出しました。○...谷内が執念で決勝点を生んだ。延長10回2死二塁で代打の代打で登場。投前のボテボテのゴロとなったが、懸命に走って内野安打。さらに嘉弥真の悪送球で二塁走者の上川畑が生還した。「連敗中だったので、なんとしても勝ちたいというチームの思いが、あのヒットにつながった」と振り返った谷内に、新庄監督は「ナイスセーフティーバントね、谷内くん。あれ、違った?」と笑顔だった。○...堀が2年ぶりのセーブを「1球セーブ」で記録した。延長10回2死二、三塁の場面で登板。代打松田を初球で三飛に打ち取って、大ピンチを切り抜けた。「マウンドに行く寸前にビッグボスが『楽しんで』と言ってくれたので、そんなに緊張することなくマウンドに上がることができました。(1球セーブは)ラッキーだったと思います。勝利に貢献できて良かったです」と話した。

◆日本ハム鈴木健矢投手(24)がBIGBOSSプロデュースのプロ初勝利を挙げた。「率直に、やっぱうれしいです」。3年目の新米アンダースローは任されたワンポイントで、新庄監督から助言されたことを全て、つぎ込んだ。出番は同点の9回2死。「デスパイネから行くと言われていたので、そこに対して気持ちをつくっていた」。初球から3球目まではゆっくりと、じらすような投球動作。3球とも微妙にタイミングを変えた。4球目はゆったりと左足を引いてから一転、「スーパークイック」で投球。デスパイネも思わず目を見開いて驚いた。工夫を凝らしながら、最後は真ん中高めのスライダーでタイミングを外して一飛。トレードマークのサングラスを取り、満面の笑みだ。22日楽天戦では9回にサヨナラ本塁打を浴びていた。「1本打たれたらサヨナラで負ける同じ状況で使ってもらった。意気に感じて思い切っていった」。やれることを尽くした先に初勝利が待っていた。春季キャンプ中にサイドスローからアンダースローへ転向。その後も投球ごとの間合いの変化、スーパークイックなども「全部ビッグボスの助言」。アドバイスを実力に変えつつある。鈴木 最初は戸惑いしかなかったけれど、ボスが可能性を広げてくれた。本当に(アンダースローへ)変えて良かった。ビッグボスが、いろんなことをアドバイスしてくださって、いろんな場面で試していただいている。ボスの意図をくみ取って自分の中で頑張ってくれということだと思う。BIGBOSSが照らしてくれたプロで生き抜く道を、これからも突き進む。【木下大輔】

◆堀が2年ぶりのセーブを「1球セーブ」で記録した。延長10回2死二、三塁の場面で登板。代打松田を初球で三飛に打ち取って、大ピンチを切り抜けた。「マウンドに行く寸前にビッグボスが『楽しんで』と言ってくれたので、そんなに緊張することなくマウンドに上がることができました。(1球セーブは)ラッキーだったと思います。勝利に貢献できて良かったです」と話した。▼堀が投球1球でセーブ。1球セーブは昨年8月13日の平野佳寿(オリックス)以来で64人、70度目。日本ハムでは93年金石昭人、99年黒木潤司、10年武田久、16年マーティン、17年増井浩俊に次いで6人目。

◆プロ野球の取材をしていると、試合で達成されそうな記録を調べ始めるとなかなか成就しないというジンクスがある。記録というほどではないが、ちょっとした数字が気になって調べ始めたら、ソフトバンクがBIGBOSS新庄監督率いる日本ハムに延長戦で負けてしまった。「気になった数字」というのはホークスの「1点差勝敗」だった。4位に甘んじた昨年は1点差の試合で8勝19敗と大きく負け越した。接戦を落としたことは低迷の要因でもあった。だが、今季は交流戦を終え、リーグ再開して首位奪回。日本ハムにも2連勝し、カード3戦目は1-1から6回に三森の適時二塁打で勝ち越しに成功。7回からは藤井-又吉-モイネロとつないで「逃げ切り」での3連勝を想定していたのだが...。 ソフトバンク対日本ハム)今季ホークスの1点差は7勝8敗だった。勝てば星勘定は五分となる。大きく負け越した昨年の数字を払拭(ふっしょく)するターニングポイントになるのでは? と思っていたのだが...。結果はご存じの通り8回に上川畑のプロ1号で同点とされ、延長10回にエラーが絡んで決勝点を献上。何とも悔しい「1点差負け」でゲームセット。1点差勝敗は7勝9敗の「借金2」となってしまった。6月の勝敗も2試合を残して9勝10敗の「借金1」。首位にはいるが、まだまだチームに突破力はない。泥臭く1点を積み上げ、何とかブルペン陣の奮投で「先行逃げ切り」を目指す藤本監督にとっては、まさに「暗転ゲーム」となったわけだ。試合後にはさらに球団リリースで和田、グラシアル、野村勇、本多コーチが新型コロナウイルス陽性疑いと発表された。27日はロッテを相手に東京ドームで「鷹の祭典」が行われる。チームは敗戦後に空路上京。何とも厳しい戦いを強いられることとなってしまった。【ソフトバンク担当 佐竹英治】

◆ソフトバンク・藤本博史監督(58)が試合前に代表取材に応じ、千賀滉大投手(29)が7月7日の楽天戦(楽天生命パーク)で登板する可能性を示唆した。千賀は24日の同戦で5回1失点。六回も続投するために投球練習を行ったが、右肘に張りを訴えて降板した。25日に登録抹消され、この日も試合前練習に姿を見せていたが、藤本監督は「一応、7日(7月7日、楽天戦、楽天生命パーク)には投げる予定なので。それが1週間飛ぶ可能性もあるけど。リハビリ組にはいかないです」と明かした。千賀は今季13試合に先発して6勝3敗、防御率2・00。登録抹消となったのは今季2度目で、この日はランニングなどで調整していた。

◆ソフトバンク・長谷川勇也打撃コーチ(37)が試合前に代表取材に応じた。打線全体で見せている粘りについて、長谷川コーチの視点で解説した。「誰かが特別やっているわけではない。みんながやっている。そういう打席での集中力が次のネクストにいる打者にもそうですし、ベンチで見ている選手も、集中力を切らさないで打席に立ってくれている。そういう気持ち、集中力のつながりを生んでいると思います」24日の同戦、1番に入った三森は4打席で計35球を相手投手に投げさせた。打線全体で上沢から5回?で5点を奪い、108球で降板させた。25日の相手先発は伊藤。6回で2得点に終わったが、100球を投げさせた。打撃コーチから徹底させていることなどには「いや、特にはないです」とし、選手全体の集中力が波及していることを強調した。「誰もおろそかにせず、淡泊に終わることなくやっているので。『自分も』『自分も』『自分も』というのは浸透している気がします」この日の相手先発は右腕・ポンセ。初対戦の投手を攻略して、同一カード3連勝を狙う。

◆ソフトバンク・和田毅投手(41)が27日のロッテ戦(東京ドーム)での先発登板に向けて、ダッシュなどで調整した。「毎試合が大事。1球1球、1球目から気持ちを込めて投げるのは変わらないので」前回登板は19日の楽天戦(ペイペイドーム)で6回1失点で2勝目。日米通算150勝を達成した。「たくさんの方から『おめでとう』と(連絡を)いただきました」と反響を明かした。東京ドームのマウンドはは2019年の巨人との日本シリーズ以来の登板。「フライがあがると簡単にホームランになってしまうので。警戒していかないと」と力を込めた。話題は25日の日本ハム戦で今季2度目の完封勝利を挙げた大関に。後輩であり、同じ左腕でもある大関の活躍に和田も「登録名も『大関』から『横綱』に変えてもいいんじゃないか」と冗談で笑いながらも「一番どっしり投げていますし、見ていても安心感がある。よりいいボールを投げたいと、いろんな投手に(話を)聞いている。その貪欲さというか。頼もしさしか感じないです」と最後まで褒め言葉が続いた。また、より理想の球を追い求める大関の姿に「ストイックにやる子なので。あまり思いつめないで、適度にリフレッシュしてほしい。今はいい方向にいっているので」。ちょっぴり心配そうなコメントも、和田らしかった。

◆ソフトバンクは守備の乱れから決勝点を献上し、同一カード3連勝とならなかった。2-2の延長十回2死二塁、日本ハム・谷内の三塁線への投ゴロをソフトバンク・嘉弥真が一塁に悪送球し、決勝点を与えた。試合後、藤本博史監督(58)が代表取材に応じた。主な一問一答は以下の通り。--2-3の延長十回2死二、三塁とチャンスを作った「何とかね、してもらいたかったですけどね」--二回1死三塁、今宮の一ゴロの間に泥臭く先制点も奪った「最初の点はいい形でね。いい形じゃないか、いい形ならタイムリーなんでしょうけど。最低限の1点は取れた。最後の最後で、一番いいところでね。なかなか取れなかったのは残念ですね」--決勝点は嘉弥真の悪送球「アウトにできると思ったから投げたんじゃないですか。ミスはミスで、それは反省するだけ。アウトにできると思ったから投げたんだから、いいんじゃないですか」--決勝点の走者は津森が許した四球。最近は津森も四球が目立つ「四球、よく出しますね。もっと自分を信じてゾーンで勝負できるように」) --球自体は「悪くないですよ」--八回無死、上川畑に同点ソロを浴びたのは不用意だったか「相手もいることですから。それはなかなか、全部を完璧に抑えられるわけではない。こっちもそういう場面でホームランを打てるわけですから。そこはあまり、責めることはできない。レイも(6回1失点)しっかり投げてくれたので」--牧原大は2安打で好調を維持している「何とかね、十回の場面で同点、あるいは逆転という一番いいシチュエーションだったと思うので。何とかしたかったですね」

◆日本ハムが延長戦を制し、連敗を7で止めた。1―2の八回に上川畑のプロ初本塁打で同点。十回2死二塁から代打谷内の内野安打と投手失策で勝ち越した。5番手の鈴木がプロ初勝利。ソフトバンクは救援陣が踏ん張れなかった。

◆日本ハム3年目の鈴木が九回2死で5番手として登板。デスパイネを抑えて勝ち越しを呼び込み、プロ初勝利を挙げた。22日の楽天戦で同点の九回にサヨナラ弾を浴びただけに「同じ場面で使ってもらったので、意気に感じて思い切っていこうと思った」と喜びもひとしおの様子だった。新庄監督の助言で今季から下手投げに転向。「いろいろなものを全て出して抑えないと」と、従来の横手も交えながら独自の投球術を磨く。今後も一発のある外国人選手に対して起用が増えそうだ。

◆トンネルを抜けた。日本ハムは延長十回の末、3-2で勝利。交流戦後のパ・リーグ同士の対戦再開から続いた連敗を7で止め、新庄剛志監督(50)は「不思議な勝ちでした」と振り返った。勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし―。まさに、阪神時代の恩師、野村克也さん(故人)が残した言葉を思い出させるような一戦だった。ミスが出た中で〝不思議な勝ち〟をつかんだ。五回にコーチ陣のサイン伝達がうまくいかずスクイズに失敗。勝ち越し機をふいにし「首脳陣が反省して、もう一回やっていかないと選手がかわいそう」と危機感をあらわにした。それでも、1―2の八回先頭でドラフト9位・上川畑(NTT東日本)が又吉からプロ1号を放ち、土壇場で同点。延長十回2死二塁では代打・谷内の投前へのボテボテのゴロが内野安打になり、嘉弥真が一塁へ悪送球する間に二走が本塁へ生還して勝ち越した。指揮官は「谷内君、ナイスセーフティーバントね」と喜んだ。出身地・福岡で監督として待望の初勝利。負ければ球団ワーストに並ぶ8連敗だったペイペイドームでの試合に勝った。5位には7・5ゲーム差と離されているが、この勝利をきっかけに、上昇気流に乗りたいところだ。(箭内桃子)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
39291 0.574
(↓0.008)
-
(-)
74269
(+2)
206
(+3)
46
(-)
42
(+1)
0.262
(↓0.002)
2.710
(↑0.02)
2
(-)
楽天
37301 0.552
(↓0.009)
1.5
(-)
75226
(-)
201
(+2)
42
(-)
47
(-)
0.233
(↓0.001)
2.860
(↑0.01)
3
(-)
西武
36341 0.514
(↑0.007)
4
(↑1)
72222
(+2)
200
(-)
54
(+2)
32
(-)
0.222
(↑0.001)
2.380
(↑0.04)
4
(-)
ORIX
35370 0.486
(↓0.007)
6
(-)
71200
(+2)
220
(+3)
29
(-)
35
(-)
0.234
(↓0.001)
2.730
(↑0.03)
5
(-)
ロッテ
34361 0.486
(↑0.008)
6
(↑1)
72221
(+3)
237
(+2)
38
(-)
75
(+3)
0.218
(↓0.001)
2.780
(↑0.02)
6
(-)
日本ハム
27440 0.380
(↑0.009)
13.5
(↑1)
72231
(+3)
268
(+2)
56
(+2)
47
(+1)
0.235
(↓0.001)
3.610
(↑0.05)