ロッテ(☆3対2★)オリックス =リーグ戦12回戦(2022.06.26)・ZOZOマリンスタジアム=
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ORIX
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ロッテ
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勝利投手:オスナ(1勝0敗0S)
敗戦投手:ワゲスパック(1勝4敗0S)
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◆ロッテがサヨナラ勝利。ロッテは2回裏、松川の適時打で1点を先制する。その後2-2で迎えた延長11回には、2死二塁から高部が適時打を放ち、試合を決めた。投げては、6番手・オスナが来日初勝利。敗れたオリックスは、打線が終盤の好機を生かせなかった。

◆しびれる舞台を待っていた。ロッテの新外国人ロベルト・オスナ投手(27)は同点の延長11回、6番手で登板した。オリックス紅林を真っすぐで追い込むと、緩い球で三直に打ち取る。福田は剛球で押して捕邪飛に。宗にはストライクゾーンを広く使い、3球で遊ゴロに仕留めた。「投げたかった。こういう場面でチャンスをいただいた監督、コーチ、ロッテに感謝です」と充足感をにじませる。直後のサヨナラ勝ちを呼び込み、登板2戦目で来日初勝利を挙げた。駆使したのは最速155キロの直球とチェンジアップ。2球種のみで打者3人を手玉に取った。14球の中で工夫を凝らした。宗への決め球はモーションを変えてタイミングをずらし、打ち損じを誘った。「アメリカでは投手があまりタイミングを変えないので、すごく有効だった。日本でもやってみようかなと思って。あの1球は良かった」。日本の投手がよく使う投球術を、メジャー通算155セーブの右腕は既に身に付けていた。ウイニングボールはサヨナラ打の高部がプレゼントしてくれた。ZOZOマリンでお立ち台に立った選手がもらえるぬいぐるみ「ヒーローマーくん」も初めてゲット。「これは僕のです。一緒に寝ます、今日は」とご満悦で抱き締めた。最近は「ワサビ以外は何でもいける」と和食開拓にいそしみ、はしでの食事にもトライ。すし店で出会ったカニのみそ汁にハマるなど日本を満喫している。ただ"本業"は忘れていない。「僕は勝つためにここに来ている。厳しい状況でどんどん投げたい」。チームの3タテを阻止し、これぞ助っ人の役割を果たした。【鎌田良美】◆ロベルト・オスナ 1995年2月7日、メキシコ生まれ。11年にブルージェイズと契約し、15年に20歳で初昇格。1年目から20セーブを挙げ、16年は36セーブ、17年は6月に月間最優秀救援投手、球宴にも選ばれるなど39セーブ。18年7月にアストロズへトレード移籍し、19年はセーブ王に輝いた。メジャー通算314試合に登板し14勝18敗155セーブ、防御率2.74。188センチ、104キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸は9000万円。背番号42。○...高部が1軍初のサヨナラ打を放った。延長11回2死二塁、オリックス・ワゲスパックから右前打で決めた。「回ってこいと思って待ってました。抜けたら康士朗ならかえってこられると思った」と、代走で出た和田を信頼して打撃に集中した。直近2試合は無安打だったが、この日は3安打。足でも二盗を2つ決め、両リーグぶっちぎりの25盗塁。昨季パ最多盗塁の24を、シーズン折り返し地点で抜き去った。▽ロッテ美馬(6回に2失点。同点に追い付かれて降板)「6回の先頭に出した四球がもったいなかったに尽きます。前の回に打線が追加点を取ってくれた後だったので申し訳ないです」

◆オリックスは延長11回2死二塁から6番手ワゲスパックがロッテ高部に右前打を浴び、今季初のサヨナラ負けを喫した。5割復帰を逃した中嶋監督は「点数を取ったら勝てるということなんで。打者陣に頑張ってもらおう」と4安打2得点に終わった打線の奮起を促した。チームの連勝は4でストップ。72試合を消化し、借金2でシーズンを折り返した。

◆ロッテがサヨナラ勝ち。2―2の延長十一回2死二塁から高部が右前適時打を放って試合を決めた。十一回を三者凡退に抑えたオスナが来日初勝利。オリックスは打線が終盤の好機を生かせず、連勝が4で止まった。

◆ロッテの新助っ人、ロベルト・オスナ投手(27)が来日初勝利。2-2の延長十一回に登板し、14球で三者凡退に斬った。試合の流れを引き寄せ、その裏に高部がサヨナラ打となる右前適時打を放った。試合後、代表取材に応じたオスナの一問一答は以下の通り。--投球を振り返って「よかったです。一番大事なのは、絶対に勝たなくてはいけない試合に、勝てたことが大きかった」--マウンドに上がる心境「投げたかった。こういう場面で投げるチャンスをいただき、監督、コーチ、すべてに感謝しています。チームの勝利につながったので、うれしいです」--24日の来日初登板時よりも球速(最速154キロ)が速かった「前回は自分の球がどう動くか見たかった。今回はもっと集中して投げられた。投げる度にどんどん良くなると思う」--最後の打者の最終球(結果、遊ゴロ)はタイミングを変えた「アメリカでやってきたので、日本でも試してみた。日本の投手はいろいろとタイミングを変えるので、有効かどうか分からない。でも、最後の1球は良かったと思います」) --記念球は「(V打を放った)高部選手からもらってうれしかったです。メキシコに帰ってから家に飾りたいです」--ラーメンとすしが好きだといっていた「日本食のとりこになっている。おにぎり、焼き肉、神戸牛も好きです。もっといろいろな日本食を食べたい。すし屋で食べたカニのみそ汁も、めちゃくちゃおいしかった。わさび以外なら何でもいけます」

◆オリックスは終盤の好機であと1本が出なかった。2―2の八回は1死三塁で福田が空振り三振に倒れ、飛び出した三塁走者の小田が戻りきれずにタッチアウト。延長十回1死二塁でも得点を奪えない。ゼロでつないでいた救援陣が十一回に力尽きた。今季初のサヨナラ負けで連勝は4で止まった。勝率5割復帰のチャンスを逃し、中嶋監督は「見ての通り。点数を取れば勝てるので、打者陣に頑張ってもらわないと」と打線の奮起を促した。

◆14球でサヨナラ勝ちを呼び込んだ。ロッテの新助っ人ロベルト・オスナ投手(27)が、2-2の延長十一回を三者凡退に仕留め、登板2戦目で来日初勝利を飾った。「絶対に負けられない試合での勝利が一番大きい。投げるたびにどんどん良くなると思います」直球の最速は24日の初登板時より3キロ速い154キロを計測。最後の打者・宗を追い込むと、左足を大きく上げ、静止時間を長くしてタイミングを外した。米大リーグ時代に駆使した投法で幻惑。遊ゴロに仕留めた。メジャー通算155セーブ、2019年には最多セーブのタイトルにも輝いた大物だ。記念球は母国メキシコの自宅に飾るといい、球団マスコットの特大ぬいぐるみを送られ「僕のもの。一緒に寝る」と抱きしめた。今月10日に来日したばかりだが「ラーメン、おにぎり、神戸牛も好き。ワサビ以外なら何でもいける」と笑いを誘った。チームは同一カード3連敗を回避。井口監督は「オスナの球速が上がってきた」と期待を込めた。(広岡浩二)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
39291 0.574
(↓0.008)
-
(-)
74269
(+2)
206
(+3)
46
(-)
42
(+1)
0.262
(↓0.002)
2.710
(↑0.02)
2
(-)
楽天
37301 0.552
(↓0.009)
1.5
(-)
75226
(-)
201
(+2)
42
(-)
47
(-)
0.233
(↓0.001)
2.860
(↑0.01)
3
(-)
西武
36341 0.514
(↑0.007)
4
(↑1)
72222
(+2)
200
(-)
54
(+2)
32
(-)
0.222
(↑0.001)
2.380
(↑0.04)
4
(-)
ORIX
35370 0.486
(↓0.007)
6
(-)
71200
(+2)
220
(+3)
29
(-)
35
(-)
0.234
(↓0.001)
2.730
(↑0.03)
5
(-)
ロッテ
34361 0.486
(↑0.008)
6
(↑1)
72221
(+3)
237
(+2)
38
(-)
75
(+3)
0.218
(↓0.001)
2.780
(↑0.02)
6
(-)
日本ハム
27440 0.380
(↑0.009)
13.5
(↑1)
72231
(+3)
268
(+2)
56
(+2)
47
(+1)
0.235
(↓0.001)
3.610
(↑0.05)