楽天(★0対2☆)西武 =リーグ戦11回戦(2022.06.26)・楽天生命パーク宮城=
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西武
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楽天
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勝利投手:與座 海人(5勝2敗0S)
(セーブ:森脇 亮介(1勝0敗1S))
敗戦投手:早川 隆久(4勝5敗0S)

本塁打
【西武】山川 穂高(23号・4回表ソロ),山川 穂高(24号・6回表ソロ)

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◆西武は4回表、山川のソロが飛び出し、先制に成功する。そのまま迎えた6回には山川が再びソロを放ち、リードを広げた。投げては、先発・與座が7回無失点の好投。その後は本田、森脇の継投で完封リレーを展開し、與座は今季5勝目を挙げた。敗れた楽天は、打線が振るわなかった。

◆西武山川穂高内野手(30)が日本人最速の通算200号本塁打を放った。4回無死。楽天早川の高めに浮いた変化球を捉えた。23号ソロを右中間スタンドに運んだ。笑顔でダイヤモンドを一周。「どすこ~い」の声を響かせ、記念のボードを受け取った。試合前まで通算199号で王手をかけていたが、節目に達した。200号は史上113人目となる。通算697試合での200本塁打は、田淵幸一氏と秋山幸二氏の714試合を抜く日本人最速となった。なお日本球界の最速はアレックス・カブレラ氏の538試合になる。今は全打席で本塁打だけを狙う生粋の大砲。山川は100号も321試合目の到達、150号も498試合で日本人最速だった。「いや~、200号、めちゃくちゃ忘れてました。打席の中では相手投手に対して集中してますから。ホームランの後、ベースを回りながらベンチを見たら、あ、そうだった、って。打てて良かったです」とコメントした。

◆西武山川穂高内野手(30)が、2打席連続アーチを放った。6回無死の第3打席。楽天早川の144キロストレートを完璧に捉え、左翼スタンド中段まで飛ばした。リードを2点に広げる24号ソロに「良かったです」と納得の表情だった。4回無死の第2打席では史上113人目の通算200号をマークしていた。697試合目での到達は、日本人最速だった。記録の本塁打を放った後、すぐに次の1発、通算201号をマークした。2打席連発は今季2度目、1試合2発は今季4度目となる。

◆観客がフライをキャッチし、アウトになる珍しいプレーが起こった。6回裏無死。楽天茂木栄五郎内野手(28)がレフトへファウルを打ち上げた。打球はフェンス際へ。西武オグレディが打球を追った。ただ、観客が腕を伸ばして、フライをナイスキャッチした。オグレディは守備範囲であったことをアピールした。責任審判でもあり、三塁の柳田塁審は「観客の妨害があったので、アウトとして、1アウトで開始します」と説明した。オグレディのアピールを認め、茂木はアウトとなり、試合再開となった。

◆楽天先発の早川隆久投手が、5回2/3を7安打2失点で降板した。2回に連打を許したが、踏みとどまるなど、3回まで無失点。序盤を引き締めた。しかし、4回先頭の山川にカウント2ストライクから高めに浮いたチェンジアップを右中間席へ運ばれた。山川の通算200号となる1発で先制を許した。6回先頭で山川を打席に迎えると、今度は左翼へソロ。2打席連発を許した。2死一塁としたところで、渡辺佑に交代。「打たれてはいけないバッターに打たれてしまいました。それだけです」と悔やんだ。自身2試合ぶりの勝利とはならなかった。

◆西武山川穂高内野手(30)が日本人最速の通算200号本塁打を放った。▼山川が楽天戦の4回、早川から今季23号を放ってプロ野球113人目の通算200本塁打を達成した。初本塁打は14年9月15日の楽天21回戦(西武ドーム)で辛島から。出場697試合で到達は歴代6位のスピードとなり、日本人選手では75年田淵(阪神)90年秋山(西武)の714試合を抜く最速記録だ。これまで山川の節目の本塁打は50号が18年4月29日で165試合目、100号が19年5月12日で321試合目、150号が20年9月12日で498試合目。150号から50本打つのに199試合かかったが、50号から200号まで節目の本塁打をすべて日本人最速で通過した。

◆楽天が2試合連続の無得点負けで、3連敗となった。ミスが響いた。序盤の2回無死二塁では、太田がバントの構えで捕邪飛。つなぐことができなかった。2点を追う7回無死一、二塁のチャンスでは、辰己が犠打を試みるも、投前に転がった打球を三塁に転送され、フォースアウト。続く岡島が中前に抜けそうな鋭い打球を放ったが、二塁手外崎のダイビングキャッチに阻まれた。その後2死満塁とするも、代打田中貴が捉えるも、一塁手山川の正面。終盤のチャンスで点が取れなかった。石井GM兼監督は「今日はバントが2つできなかった。失敗はあるのでいいんですけど、何回も失敗してたらそれはもっと精度を高めていく努力をしていかないといけない」と注文した。2死のチャンスで内野ゴロや外野フライ。無死や1死であれば、安打が出なくても得点は入る。指揮官は「アウトでも点を取れる状況を確率的には高く作りたい。たらればで言えば、内野ゴロで前進守備してなかったら、(点が)入ってたかもしれない。外野フライでも(点が)入るかもしれない。かもしれないが少なくなってくる。4アウトないと得点が取れない状況になっちゃいます」と苦言を呈した。不調が長く続く打線。細かなプレーの精度を見つめ、立て直す。石井GM兼監督は「この負けがどうやって次の勝ちに生かすかということは、みんなで考えないといけない。そういうところをしっかりやっていきたい」と前を向いた。

◆西武山川穂高内野手(30)が日本人最速ペースで通算200号本塁打を達成した。4回、楽天早川から右中間席への23号ソロで決めた。697試合目での到達は、田淵幸一氏と秋山幸二氏の714試合を17試合上回る日本人最速の記録。さらに6回にも2打席連続の24号ソロで続いた。この試合の全得点を1人で生み出し、チームを今季初の同一カード3連勝に導いた。200号は深い右中間へぶっ飛ばした。歴史に名を刻むホームランバッターにふさわしい。山川は見事な逆方向へのアーチをかけた。4回無死。2ストライクと追い込まれていたが、いつも通りに狙うは1発のみ。高めに浮いたチェンジアップを完璧に捉えた。ダイヤモンドを1周し、笑顔で記念のボードを掲げた。200号は史上113人目。697試合目の達成は日本人選手では最速の記録だ。大卒2年目まで1軍出場は15試合だっただけに「(今)30歳ですよ? ある程度、2軍で打ってますから。そりゃ最初から出ている人よりペースは速いと思いますよ」。特別な感慨こそ少ないが、打ち続けるペースはすさまじい。なぜ、そんなに本塁打が出るのか? 極めて独特の感覚がある。あくまでイメージの話だが、ボールを捉えるのはバットの「最先端」。芯ではない。しかも側面でなく"ふた"の部分で捉える意識で打席に立つ。「あれぐらいの感覚でバットを出す感じでいけば、投手のスピードと、バットを出す感覚がちょうど合って、当たりやすいんです」背景にはバットもある。富士大2年時以降、愛用するのは87センチ、920グラム。一般的なものより、長く重いバットで飛距離を出す。左手薬指と小指をグリップにかけ、目いっぱい長く持つ。しかも山川は体の軸を動かしながら、反動を使い、球を前でさばく。普通の感覚で打てば「間に合わないというか、芯より詰まってしまう」。だからバットの「最先端」で"打つ"感覚でアジャストさせる。そんな独自の形を磨き上げ、今を築いた。200号の次打席では今季24号、通算201号で自らの祝砲を重ねた。「また1本ずつ積み重ねていけばいいかなとしか思っていないです」。まず今季の目標は本塁打王と打点王。スラッガーの道をもっともっと極めていく。【上田悠太】○...勝ちパターンの鉄壁救援陣を温存し、今季15度目の完封勝ちをした。8回は本田、9回は森脇で、2点リードを守り切った。防御率0点台の水上、平良、増田の3連投を避けた。先を見据えた起用法で辻監督は「まだまだ(シーズン)半分だからね。暑い中、その3人は変に使いたくない。(森脇と本田も)非常に良かった」と話した。○...与座が7回4安打無失点の好投で、5勝目をマークした。サブマリン右腕は低めの変化球に、130キロ前後の高め直球を効果的に織り交ぜた。「立ち上がりからすんなりと試合に入ることができた。真っすぐの走りが良かった。チームがいい流れできていたので自分も次につなげたいと思っていました」と納得の表情だった。

◆「憧れですよね。全然違うタイプの選手にはなりますけど」。山川が少年時代に憧れていたのは、世界の安打製造機だった。「ちょうど初めて、テレビで野球を見るようになった時、イチローさんがメジャーに行ったんです」。独特なフォーム、振る舞い。とにかく1つ1つの所作がかっこよかった。おねだりし、ポスターを買ってもらった。今も昔も唯一のプロ野球選手のポスターになる。それを実家のリビングに貼っていた。毎日、目に焼き付けて穂高少年は白球を追った。時がたち、自身もプロ野球選手となった。全スイングで本塁打を狙うパワーヒッターに。ある意味、イチロー氏とは正反対のスタイルになった。だが、声を弾ませて言う。「イチローさんのような人間というか、かっこいい選手になりたい」。その生きざまへの憧れは、今も昔もずっと変わらない。【上田悠太】

◆西武山川穂高内野手(30)が日本人最速ペースで通算200号本塁打を達成した。4回、楽天早川から右中間席への23号ソロで決めた。697試合目での到達は、田淵幸一氏と秋山幸二氏の714試合を17試合上回り日本人最速の記録。さらに6回にも2打席連続の24号ソロで続いた。この試合の全得点を1人で生み出し、チームを今季初の同一カード3連勝に導いた。

◆西武・山川穂高内野手(30)が日本選手最速の通算200本塁打を放った。0-0の四回。先頭で2ストライクから右中間スタンドに運んだ。2戦ぶりの先制23号ソロで節目の通算200本塁打を達成。1年目の2014年にデビューして通算697試合目。秋山幸二(西武)、田淵幸一(阪神)の714試合を大幅に更新する、日本選手最速の200号到達となった。◆山川穂高 「打ったのはチェンジアップかな、と思います。いやー、200号、めちゃくちゃ忘れてました。打席の中では相手投手に集中していますから。ホームランの後、ベースを回りながらベンチを見たら、『あっ、そうだった』って。打てて良かったです」

◆四回に先制の中越え23号ソロを放って日本選手最速となる通算697試合目で200本塁打を記録した西武・山川穂高内野手(30)が六回にも先頭で24号ソロを放った。1ボール1ストライクから楽天・早川の144キロの直球を左翼席に運んだ。2打席連発での通算201本塁打に、山川は「真っすぐです!良かったです!」と声を弾ませた。

◆西武は山川穂高内野手(30)が2打席連続本塁打を放ち、チームの3連勝に貢献した。四回の右中間スタンドへの先制弾が日本選手最速となる通算697試合目で200本塁打を記録。秋山幸二(西武)、田淵幸一(阪神)の714試合を大幅に更新した。以下山川のヒーローインタビュー。--通算200号達成。今の気持ちは「すごくうれしく思っております」--打った手応えは「いったかなと思ったんですけどちょっと風が強かったので、どうかなと思いながら走っていました」--記念ボールを手にして「別にです...」--次の目標は「次は202本目。あすは休みですけど、あさってから、またホームランを狙いたい思います」

◆2位の楽天は2度の送りバント失敗が響き、2試合連続となる今季12度目の零敗を喫した。0―0の三回無死二塁は太田が捕邪飛、0―2の七回無死一、二塁で辰己が投ゴロと、ともに初球をバントして走者を進められなかった。石井監督は「これからの戦いでそこは必要だと思うので、しっかりとやってほしい」と送りバントの精度向上を求めた。本拠地に西武を迎えた3連戦で3連敗し、3位の西武に2・5ゲーム差に迫られた。

◆西武の与座は下手投げからインコースと高めをうまく突いた。7回無失点で5勝目を手にし「真っすぐの走りが良かった。立ち上がりからすんなりと試合に入ることができた」と誇った。2―0の七回は2安打と死球で2死満塁としたが、代打田中貴を一直に打ち取った。「ランナーを出しても、その後どうすればいいか頭の中に入っていたので落ち着いて対処できた」と自信を深めていた。

◆西武・与座が最高気温32度と猛暑の中でも、7回4安打無失点の好投で5勝目(2敗)を挙げた。「一昨日、昨日と、チームがいい流れで来ていたので、自分も次につなげたいという思いだった」。辻監督はサブマリンを称賛した上で、球宴について「もちろん、(全パ・中嶋監督に)推薦しますよ」と話した。

◆西武・山川穂高内野手(30)が26日、楽天11回戦(楽天生命パーク宮城)の四回に右中間越え23号ソロを放って、通算200本塁打を達成した。通算697試合での到達は秋山幸二(西武)、田淵幸一(阪神)の714試合を大幅に更新する日本選手最速記録。六回にも2打席連発となる左越え24号ソロ、通算201本塁打を放った。--2本の本塁打を振り返って「1本目は右中間でしたが、個人的にはレフトへの本塁打の方が好き」--今季は日曜日に11試合で8発「デーゲームはボールがよく見えるし、お客さんが多く入るのでテンションも上がる。子供たちも多く来ているので、目の前で打ちたいなとは常に思っている」--最速200号のペースについては「1カードに1本は打ちたいとは思ってますけど...。ただ、本当に意識していないし、最速よりは年間を通して本塁打王を取る方がうれしい。25本で終わっても、勝てればいいので。50本打っても、本塁打王を取れない人もいますから。今季終わったときに、何本打っているかは僕は全く想像がつかない」

◆西武・山川穂高内野手(30)が26日、楽天11回戦(楽天生命パーク宮城)の四回に右中間越え23号ソロを放って、通算200本塁打を達成した。通算697試合での到達は秋山幸二(西武)、田淵幸一(阪神)の714試合を大幅に更新する日本選手最速記録。六回にも2打席連発となる左越え24号ソロ、通算201本塁打を放った。沖縄・中部商高元監督の盛根一美(かずよし)さん(70)は教え子の通算200本塁打達成に声を弾ませた。「(日本選手)最速ですからね。何とも言えないというか、すごいというか、自分の教え子とは思えないです」山川との出会いは15年前の2007年春。「練習熱心で人の倍以上努力をしていた」と当時を振り返る。チームの全体練習が午後7時過ぎに終わると、同9時半頃までグラウンドに居残り、ティー打撃など個人練習に励む姿を目にしていた。高校卒業後は沖縄を離れ、岩手・花巻市の富士大に進学した。盛根さんは、プロに進めなかった場合も考慮し「教員の道もどうかという話をした」という。だが「あとから大学1年のときには、もうプロに行くことを決めたと言っていた。本人が自信と確信を持ったんだと思います」と振り返った。18、19年と2年連続で本塁打王に輝き、20年1月、帰省した山川は母・喜代子さんと盛根さんの自宅を訪問した。感謝の言葉を伝えるためだった。今年5月に那覇で開催されたソフトバンク戦(沖縄セルラー)も招待券が届き、成長した姿をスタンドで見守った。「ホームランバッターとして完成されつつある。彼にとって200本は通過点でしょうから、300本、その先の長嶋さん(444本)の記録を目指して、最終的に500本くらい打ってほしい」とエールを送った。(取材構成・石井孝尚、加藤次郎)

◆西武・山川穂高内野手(30)が26日、楽天11回戦(楽天生命パーク宮城)の四回に右中間越え23号ソロを放って、通算200本塁打を達成した。通算697試合での到達は秋山幸二(西武)、田淵幸一(阪神)の714試合を大幅に更新する日本選手最速記録。六回にも2打席連発となる左越え24号ソロ、通算201本塁打を放った。西武は今季初の同一カード3連勝で、貯金を「2」とした。日本選手最速での200号到達。ただ、記念のボールを手にしても、山川に特別な感慨はなかった。「そんなすごいことッスか? 僕、30歳ですよ。2軍で3年ぐらいやって、ある程度出来上がって1軍に上がってきたから、そりゃ最初から出ている人よりペースは速いと思いますよ。もっと早く(到達)できたかな」2018、19年と2年連続で本塁打王になりながら、20、21年は不振で24本に終わった。だからこその言葉だった。15年前、あの1本がなければ〝アーチスト〟としての道を歩んでいなかった。沖縄・中部商高1年。厳しい練習、上下関係に嫌気がさし、母・喜代子さんに「野球をやめたい」と言った。1年生だけの新人戦の大会直前だったことで、「その試合だけ出てみれば?」と言われ、そこで人生初の本塁打を放った。「あの1本がなければ今、野球をやっていることはなかった」と振り返る。 理想は〝マン振り〟しながら力感なく見える同僚の中村剛也や落合博満氏のスイングだという。「落合さんにも直接聞きましたけど、『軽く振っているように見えて、思い切り振っていた』と。要はいいバランス、軌道で振っているから、スイングがゆっくり見えるわけです」。入団当初からの野球ノートにはこれまでは対戦した投手の印象、配球などを詳細に記してきたが、今年から一切をやめた。「まだ半分ぐらいの割合でしかできていないけど、自分のスイングを維持できれば、ピッチャーは誰が来ても一緒」と意識を変えた。重ねて、こう続けた。「(周囲から)いろいろ言われることもあるけど、僕はホームランしか狙っていない。そのスイングが自分のベストだから」-。長距離砲としての矜持(きょうじ)。次の目標を問われると、「次は(通算)202本目。明後日(28日)の1打席目から、またホームランを狙いたい」と笑った。(東山貴実)■データBOX?...西武・山川が史上113人目となる通算200本塁打を達成。初本塁打は2014年9月15日の楽天戦(西武ドーム)で辛島航から。?...697試合目での達成は日本選手最速で、1975年の阪神・田淵幸一と90年の西武・秋山幸二の各714試合を抜いた。全体では04年の巨人・ペタジーニの664試合に次ぐ歴代6位。?...西武(前身を含む)の選手で200本塁打以上を放ったのは、446本の中村剛也を筆頭に7人目。2位が清原和博の329本、3位が秋山の328本。

◆楽天・則本昂大投手(31)が7回?を投げ、9安打1失点でチームトップの6勝目。今季最多の10三振を奪い、通算44度目(歴代8位)の2桁奪三振をマークした。「真っすぐの制球が良かったし、フォークの切れもすごくあった」この日、統計史上最も早く梅雨明けした神戸市は最高気温30度を観測。2018年以来4年ぶりの登板となったほっと神戸で、暑さを吹き飛ばす奪三振ショーを見せた。二回先頭の杉本を140キロのフォークで空振り三振に仕留めると、中川圭も空振り、安達は見逃しで三振を奪った。三回は頓宮、若月に続いて紅林を142キロのフォークで空振りさせ、6者連続三振。「五回までは今年一番の投球ができた」と笑みを浮かべた。スタンドで観戦した三重中京大時代の同級生、田中真澄さん(31)によると、則本は乾燥肌だという。本人も「湿気が多い気候の方がボールが手になじむ。きょうもそんな感じ」と認め、湿度77%の蒸し暑さを好投につなげた。前回21日の日本ハム戦(秋田)でチームの連敗を3で止め、今回も4連敗を阻止した。これで首位ソフトバンクに0・5ゲーム差と肉薄。バックの好守もあり、今季の開幕投手は「チーム全体で勝てた。カード頭をしっかりと取れたので、この勢いでどんどん勝っていきたい」と力強かった。(加藤次郎)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
39291 0.574
(↓0.008)
-
(-)
74269
(+2)
206
(+3)
46
(-)
42
(+1)
0.262
(↓0.002)
2.710
(↑0.02)
2
(-)
楽天
37301 0.552
(↓0.009)
1.5
(-)
75226
(-)
201
(+2)
42
(-)
47
(-)
0.233
(↓0.001)
2.860
(↑0.01)
3
(-)
西武
36341 0.514
(↑0.007)
4
(↑1)
72222
(+2)
200
(-)
54
(+2)
32
(-)
0.222
(↑0.001
2.380
(↑0.04)
4
(-)
ORIX
35370 0.486
(↓0.007)
6
(-)
71200
(+2)
220
(+3)
29
(-)
35
(-)
0.234
(↓0.001)
2.730
(↑0.03)
5
(-)
ロッテ
34361 0.486
(↑0.008)
6
(↑1)
72221
(+3)
237
(+2)
38
(-)
75
(+3)
0.218
(↓0.001)
2.780
(↑0.02)
6
(-)
日本ハム
27440 0.380
(↑0.009)
13.5
(↑1)
72231
(+3)
268
(+2)
56
(+2)
47
(+1)
0.235
(↓0.001)
3.610
(↑0.05)