DeNA(★3対4☆)広島 =リーグ戦12回戦(2022.06.26)・横浜スタジアム=
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広島
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DeNA
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勝利投手:ターリー(1勝1敗0S)
(セーブ:矢崎 拓也(1勝0敗1S))
敗戦投手:平田 真吾(0勝2敗0S)
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◆広島は1点ビハインドの6回表、マクブルームの2点適時二塁打で逆転する。3-3で迎えた延長12回には、1死三塁から代打・松山が犠飛を放ち、勝ち越しに成功した。投げては、先発・九里が7回1失点。5番手・ターリーが来日初勝利を挙げた。敗れたDeNAは、7番手・平田が誤算だった。

◆DeNAが、チーム打撃を駆使し、ノーヒットで初回に先制した。1回無死、先頭の蝦名が死球で出塁。桑原の初球に二盗を決めた後、桑原の遊ゴロの間に三塁に進塁し、3番佐野の一ゴロで先制した。試合前、三浦監督は九里の攻略について「いろんな球種を両コーナーに投げてきますから、そこに惑わされないようにシンプルに打席に入ってもらいたいです」と話したが、各打者が役割を徹底し、得点した。

◆DeNAのOBの谷繁元信氏(51=日刊スポーツ評論家)が、「侍ジャパンデー」と題されたDeNA-広島12回戦(横浜)で始球式を務めた。背番号「27」の日本代表のユニホームを着用し、ストライクを投げ、両手でガッツポーズを決めた。笑顔で両手を掲げながら引き揚げ、スタンドから大きな拍手が起こった。谷繁氏は「すごい歓声でしたね。見事なストライク送球でした。やっぱり体に染みついてました。無事、始球式を果たせてよかったです」とコメントした。

◆DeNA蝦名達夫外野手(24)が、ダイビングキャッチで先発の京山将弥投手を救った。1点リードの3回無死、広島中村奨成の痛烈なライナーに頭から飛び込み、ボールを捕った。実況を務めるTBSの新夕アナウンサーが「最後は"えび反り"のような形」と説明すると、解説を務める佐伯貴弘氏から「うまいこと言いましたね」と絶賛された。

◆横浜(現DeNA)、中日OBの谷繁元信氏(51=日刊スポーツ評論家)が"ニュー侍"に期待した。「侍ジャパンDAY」として実施されたDeNA-広島戦の始球式を務めた。第1回WBCに出場した同氏はストライク投球を披露。「すごい歓声でしたね。見事なストライク送球でした。やっぱり体に染みついてました。無事始球式を果たせてよかったです」と話した。侍ジャパンは来春に開催が見込まれる第5回WBCに臨む。谷繁氏はトップチームで代表歴のない両軍の選手の名前を挙げた。DeNA牧は筆頭候補。「外国人との初対戦でも苦労しない打撃スタイル。球を引きつけて打てるタイプで対応力がある。逆方向にも打てるので国際大会に通用すると思う」と理由を口にした。故障離脱中だが、広島西川もバットマンとしての評価が高い。「バットコントロールのレベルが高い。速球にも多彩な変化球にも、両方対応できる力がある」。WBCはメジャーのトップクラスの剛腕が出場する可能性もあり、160キロ前後の直球や、高速の変化球も繰り出される。難易度の高い球を打つ西川がWBCで活躍する姿がイメージできる。ユーティリティー性の高さでは広島坂倉が貴重な存在だ。「捕手、一塁、三塁を守れ、外野の経験もある。ソフトバンク栗原のような役割ができる。ベンチとしてはありがたい選手」と推した。また代表の正遊撃手は長らく、巨人坂本が務めてきた。その中で広島小園は次世代の正遊撃手となりえる。「小園も開幕は打撃不振だったが、5月は立て直した。代表でも新しい選手が入ってきて、世代交代が必要になる」。近未来の侍ジャパンを担う若手の台頭を切望した。

◆DeNA佐野恵太外野手(27)が、値千金の同点の適時打を放った。9回2死一塁、1ボールから広島栗林のフォークをとらえ、右中間を破る適時二塁打を放った。「後ろにつなぐ気持ちで打席へ入りました。桑原さんが一生懸命走ってくれたおかげで、タイムリーになることができました」あと1死で敗戦から、キャプテンの一打で試合を振り出しに戻し、延長戦に突入した。

◆DeNAが、延長12回の熱戦の末に広島に粘り負けし、同一カード3連敗で借金は今季ワーストの9に増えた。1点ビハインドの9回2死一塁、あと1死で敗戦のピンチから、佐野が右中間を破る同点の適時打をマークし、延長戦に持ち込んだ。両者譲らず、延長12回に突入し、1死三塁から平田が代打の松山に決勝の犠飛を浴びた。今季、広島戦は開幕から6連敗を喫し、5月6日の同戦で連敗を止めたが、翌7日の敗戦から5連敗。通算1勝11敗と苦しむ。三浦監督は「最後まで選手たちはよく頑張った。全員で勝ちにいったんですが、すみません。悔しい気持ちでいっぱいです。最後の最後まで熱い応援をいただいて、勝利で期待に応えることができずに申し訳なかったです」と頭を下げた。

◆広島が4時間20分の総力戦を制し、1分けを挟む5連勝で勝率を5割に戻した。12回に7番手平田を攻め、先頭の代打羽月が二塁打で出塁すると、1死三塁から代打松山が中堅にライナー性の決勝犠飛。佐々岡監督は「選手全員、この1週間タフな試合が続いた中で頑張ってくれた。よく頑張ってくれた」とたたえた。勝率5割ながら、DeNAと阪神の2球団には今季合計20勝1敗1分けと抜群の好相性。お得意さま相手に貯金を量産している。

◆広島がDeNA12回戦(横浜)の延長12回の熱戦を制して5連勝を飾り、6月10日以来の勝率5割に復帰した。1回に先制を許しながら、交流戦明け活発な打線が逆転。勝ちパターンを投入した終盤に追いつかれるも、延長12回に代打策がぴたりとハマり、決勝点を奪った。阪神、DeNAと今季抜群の相性を誇る2球団との6連戦を5勝1分けの"連勝ウイーク"とした。今週3度目の延長戦を総力戦で制した。12回、先頭の代打羽月が一塁頭上を襲う二塁打で4イニングぶりに出塁すると、1死三塁から代打松山が中堅に決勝犠飛。勝ちパターンの森浦、栗林がそれぞれ失点して逃げ切ることはできなかったものの、つながりが戻った打線がカバーした。佐々岡監督は「選手全員、この1週間タフな試合が続いた中で頑張ってくれた」と熱戦を戦い抜いたナインをたたえた。5回まではDeNA先発京山に4安打に抑えられるも、6回に攻略した。1死二、三塁。すでに2安打のマクブルームが148キロを捉え、右越え二塁打で逆転した。助っ人は8回にも追加点につながる左前打を放ち、来日2度目の4安打。安打が止まった終盤は、12回に代打策がピタリとハマった。若い羽月がチャンスメークし、ベテラン松山が決めた。交流戦明けから広島打線につながりが戻った。交流戦後9試合で計99安打。1試合平均11安打と当たっている。2桁安打は5試合連続となった。けん引するのはつなぎの打撃を実践する4番マクブルーム。交流戦は苦戦したものの、セ・リーグとの対戦に戻ってから好結果が続く。シーズン打率2割7分2厘も、セ・リーグ5球団を相手にした打率は2割9分4厘と上がる。延長戦3度や広島から横浜への移動日試合など過酷な日程も、抜群の相性の2球団から勝ち星を積み重ねた。今季、阪神には9勝2分けで無敗。DeNAには11勝1敗だ。お得意様相手に、1分けを挟み5連勝。6月10日以来の勝率5割に復帰した。来週は今季1勝7敗1分けのヤクルト、4勝8敗の巨人との6連戦が待っている。佐々岡監督は「1週間よく頑張ってくれたので、またマツダでカープファンの声援の中でヤクルト、巨人としっかりと。また1つずつやるだけです」と表情を引き締めた。この勢いが本物かどうか。真価が問われる。【前原淳】▽広島マクブルーム(4安打2打点)「状態は変わらず、いいと思っている。ただ、次の日に同じような状態で入っても、ヒットが打てないことも起きる。ジェットコースターのように長いシーズンですけど、とにかく気持ちだけは変わらないように。しっかり準備してゲームに入っていく」

◆DeNAは延長12回の熱戦を粘り負けし、同一カード3連敗で借金は今季ワーストの9に増えた。9回にあと1死で敗戦から追いついたが、延長12回に平田が松山に決勝の犠飛を浴びた。今季最長の4時間20分、残る野手は戸柱のみの総力戦に敗れ、広島戦は通算1勝11敗。三浦監督は「悔しい気持ちでいっぱいです。最後の最後まで熱い応援をいただいて、勝利で応えることができずに申し訳なかったです」と頭を下げた。

◆広島が延長戦を制した。1分けを挟んだ5連勝で勝率5割に戻した。十二回1死三塁から代打松山の犠飛で勝ち越した。ターリーが来日初勝利、矢崎がプロ初セーブ。DeNAは九回2死から追い付いたが、決め手を欠いて3連敗。

◆DeNAは粘りを見せたが競り負け、3連敗となった。2―3の九回2死から桑原が四球で出塁し、佐野の適時二塁打で追い付いた。しかしなお2死一、二塁としながら柴田が左飛でサヨナラを逃し、延長十二回に勝ち越しを許した。三浦監督は「悔しい気持ちでいっぱい」と絞り出した。負け越しは今季ワーストの9に。その要因はこれで1勝11敗となった広島戦の相性の悪さだ。三浦監督は「なかなか結果につなげられないが、今日みたいに最後まで食らいついていければというところ」と語った。

◆DeNA先発の京山は6回8安打2失点と粘ったが、5試合目の登板でも今季初勝利を手にできなかった。1-0の六回、マクブルームに2点二塁打を浴び、「六回は相手打者の流れを止めることができませんでした。次回登板までに勝負どころでの制球力を上げられるようにしたい」と反省した。三浦監督は「ゾーンの中で勝負できるようになっている」と一定の評価を与えた。

◆DeNAは、同一カード3連戦3連敗で借金が今季ワーストの9に膨らんだ。広島戦は今季1勝11敗。「(対策は)毎試合みんながやっていますけど、結果につなげられていない。もう一押しです」。そう話す三浦大輔監督(48)の声は枯れていた。伊勢、エスコバー、山崎と勝ちパターンの救援陣を起用し、2―3の九回2死から桑原の四球、続く佐野の右中間への適時二塁打で同点とした。だが、延長十二回1死三塁で松山に決勝の中犠飛を許した。今カードを迎える前は3位・広島に1・5ゲーム差と迫っていたが、4・5ゲーム差に広げられた。「選手たちは頑張ってくれている。踏みとどまれるように」と指揮官。戦力は整ってきているだけに正念場だ。(横山尚杜)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
47231 0.671
(↑0.004)
-
(-)
72319
(+11)
246
(+10)
84
(+2)
48
(-)
0.255
(↑0.002)
3.040
(↓0.08)
2
(-)
巨人
39370 0.513
(↓0.007)
11
(↓1)
67304
(+10)
327
(+11)
84
(+2)
37
(-)
0.248
(↑0.001)
3.870
(↓0.08)
3
(-)
広島
35353 0.500
(↑0.007)
12
(-)
70275
(+4)
269
(+3)
35
(-)
13
(-)
0.255
(-)
3.410
(↑0.02)
4
(-)
阪神
34382 0.472
(↑0.007)
14
(-)
69253
(+6)
220
(+5)
49
(-)
56
(+3)
0.238
(↑0.001)
2.750
(↓0.01)
5
(-)
DeNA
29380 0.433
(↓0.006)
16.5
(↓1)
76232
(+3)
285
(+4)
51
(-)
25
(+1)
0.250
(-)
3.860
(↑0.01)
6
(-)
中日
30410 0.423
(↓0.006)
17.5
(↓1)
72211
(+5)
284
(+6)
37
(-)
23
(-)
0.246
(↑0.002)
3.830
(↓0.01)