阪神(☆10対0★)中日 =リーグ戦10回戦(2022.06.25)・阪神甲子園球場=
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中日
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阪神
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勝利投手:伊藤 将司(4勝2敗0S)
敗戦投手:福谷 浩司(1勝3敗0S)
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◆阪神は初回、糸原の適時打で1点を先制する。続く2回裏に大山の適時二塁打などで3点を加えると、3回には中野の適時打が飛び出すなど、終わってみれば14安打で10得点を挙げた。投げては、先発・伊藤将が8回無失点で今季4勝目。敗れた中日は、投打ともに振るわなかった。

◆今季の阪神伊藤将司投手(26)は甲子園球場で4試合登板して3勝0敗、防御率1・36。同球場では通算8勝3敗で、昨年9月1日からシーズンをまたいで6連勝中。今日も白星を挙げて自身の本拠地連勝を伸ばせるか。

◆阪神小幡竜平内野手(21)が25日、出場選手登録された。今季は開幕1軍スタートだったが、打率1割7分1厘と打撃がふるわず、5月6日に抹消されていた。2軍では、31試合で遊撃と二塁を守りながら打率3割1分7厘と打撃好調をアピールし、再昇格をつかんだ。「抹消された時の悔しい思いを忘れずに取り組みました。しっかりアピールして、チームの力になれるように頑張ります」と意気込んだ。小幡に代わって、高山俊外野手(29)が抹消された。

◆阪神湯浅京己投手(22)が、プロ初勝利から一夜明けた心境を明かした。「返しきれないくらい」連絡がきたという右腕は、甲子園での試合前練習後に取材に応じ「結構連絡が来て実感もわいてきましたし、やっぱりうれしい。本当に今までお世話になった方に感謝したいなと改めて思いました」と笑顔で振り返った。腰椎疲労骨折など、長いリハビリ生活を経て、入団から4年目、通算31試合目で待望のプロ1勝目をつかみ取った。「初勝利は特別なものだと思う。リハビリの時とかをヒーローインタビューのときに思い出したりしましたし、いろいろ改めて振り返ることができました」。両親には自ら電話したといい「『おめでとう』って言ってくれてましたし、ボールも両親にあげたいと思うんで、今後も改めてあった時に渡すという話をしました」と明かした。湯浅は24日の中日戦で、先発青柳が同点打を許した直後の8回1死二塁のピンチで登板し、好フィールディングをみせるなど無失点に封じ、その裏の攻撃での勝ち越しの流れを引き寄せた。

◆阪神-中日10回戦が悪天候により、2回表終了直後の午後2時48分に一時中断となった。マウンドでバッターボックスにシートが敷かれた。試合は初回に阪神糸原が2死満塁から右前への先制適時打を放ち、1-0で阪神がリードしている。25分間の中断を経て、15時13分に試合が再開した。マウンド上にのみ土が加えられた。

◆満塁男がまた打った! 連勝を狙う阪神は糸原健斗内野手(29)の適時打で先制した。初回1死から島田が中前打で出塁。2死から佐藤輝、大山が四球を選んで満塁とし、福谷の変化球を右前に打ち返した。「みんながつないでくれた満塁のチャンスの打席でしたし、追い込まれてからもしぶとく打ち返すことができました。抜けてくれて良かったです」今季の糸原はこれで満塁では9打数4安打8打点で打率4割4分4厘と勝負強さをみせている。

◆阪神近本光司外野手(27)が自己最長の連続試合安打を22に伸ばした。2回に敵失で2点リードに広げ、2死一塁から福谷の直球を捉えて左前へ運んだ。2リーグ制後、阪神で22試合連続安打は和田豊(89年4月12日~5月16日)と新井貴浩(11年9月19日~10月5日)と並んで7位タイで、最多はマートンの30試合連続。近本に佐藤輝も安打で続き、満塁から大山が左翼フェンス直撃の適時二塁打を放って2点を追加。近本のつなぎでリードを4点に広げた。

◆中日根尾昂投手(22)が1軍で初めて甲子園で登板した。先発福谷が炎上し0-9の6回、2番手福に変わり3番手で場内アナウンスに「ピッチャー根尾」がコール。大阪桐蔭時代に春夏甲子園連覇などで活躍し慣れ親しんだ聖地のマウンドへ上がると、3万7553人で埋まったスタンドの阪神ファンからも拍手、大声援が飛んだ。まず阪神の主砲佐藤輝と対戦し、一ゴロに打ち取った。続く大山には右安打を浴びた。糸原に四球を与えると落合ヘッド兼投手コーチがマウンドへ。同じ18年ドラフトで入団した同学年の7番小幡には、カウント3-1から149キロ直球を左前に運ばれ、1軍での初失点を許した。続く梅野は自己最速タイの152キロ直球で捕邪飛、投手の伊藤将を三振に打ち取ってこの回を終えた。7回の打席で鵜飼が代打に送られ、1回28球2安打1失点で出番を終えた。聖地での1軍デビュー戦は、ホロ苦いものになった。根尾は5月21日広島戦(マツダスタジアム)で1軍投手デビューすると、4試合連続無失点。13日には立浪監督が投手起用へシフトすることを明言し、21日には外野手から投手へ登録変更が公示された。22日ヤクルト戦(バンテリンドーム)では自己最速152キロを計測していた。◆根尾プロ初登板IN甲子園VTR 甲子園で行われた今年5月8日のウエスタン・リーグ阪神戦(甲子園)で公式戦初登板した。「2番遊撃」で出場し、10-4とリードした9回に5番手でマウンドへ。高寺、中川、遠藤に3連打を浴びて1点を失ったが、最後は江越を149キロの真っすぐで空振り三振に仕留めた。20球、打者5人、2/3回で交代し、再び遊撃守備に戻った。◆根尾と甲子園 大阪桐蔭2年春夏(17年)3年春夏(18年)と4度出場し、2年夏を除く3大会で優勝。豪快な打撃に加え、投げては最速150キロの「二刀流」として注目された。2年春は履正社との決勝で9回から救援し、5点リードを守った。3年春も智弁和歌山との決勝で2失点完投。2度の胴上げ投手となった。打っては通算で打率3割7分1厘、3本塁打。3年夏は金足農との決勝で2ランを放ち、春夏連覇の立役者となった。

◆1軍に昇格した阪神小幡竜平内野手(22)が中日根尾昂投手(22)との同世代対決を制した。6回に根尾が3番手で登板。1死から大山が右前打、糸原が四球で歩いた一、二塁の場面。カウント3-1から149キロの直球を捉え、この日10点目となる左前適時打を放った。小幡の安打でチームは先発全員安打、4試合連続の2ケタ安打。猛虎打線が活性化している。

◆阪神が今季2度目の先発全員安打で2連勝を飾った。中日先発福谷を打ち込み、4試合連続の2ケタ安打。6月2日西武戦以来の先発全員安打となった。序盤から不安定な福谷の投球につけ込んだ。1回は1盗塁2暴投から絡んだ1安打2四球で2死満塁として、6番糸原健斗内野手(29)の右前適時打で先制した。試合は2回表途中に降雨によるコンディション不良で25分間中断。直後の2回裏には適時失策で2点目を奪った後、なおも2死満塁で5番大山悠輔内野手(27)が左翼フェンス直撃の2点二塁打を決めた。打線の勢いは中盤以降も止まらない。4点リードの3回は1番中野拓夢内野手(25)が中前適時打。4回は4番佐藤輝明内野手(23)が左中間適時二塁打を決めると、7番小幡竜平内野手(21)は中犠飛を記録。さらに9番の伊藤将司投手(26)まで右前2点打を運び、この回一挙4得点を奪った。6回には7番小幡が同学年の中日根尾から左前適時打を放ち、先発全員安打を完成させて10点目をたたき出した。先発の伊藤将は大量援護にも守られ、毎回安打を浴びながら8回9安打無失点で自身3連勝となる今季4勝目。投打がガッチリかみ合い、虎が大勝した。

◆阪神伊藤将司投手(26)が8回9安打無失点の好投でチームを連勝に導いた。バッテリーを組んだ梅野隆太郎捕手(31)も左腕をリードしながら2安打のマルチ安打とした。ヒーローとなった伊藤将と梅野の一問一答は以下の通り。-8回無失点伊藤将「梅さん(梅野)のリードのおかげでこういうピッチングができたのでよかったです」-今日の状態は伊藤将「そこまでよくはなかったです」-毎回走者を背負いながらも抑えていた伊藤将「ランナーが出ても粘り強くゼロに抑えることができたのでそこはすごい良かったと思います」-打線も奮起していた伊藤将「大量の得点が入ったので自分も気持ちよく投げることできました」-2つの犠打とタイムリーも打った伊藤将「自分でもすごくいいバッティングができたなと思います」-昨季から甲子園7連勝伊藤将「最高です」-ファンの前で投げるのは特別伊藤将「満員の中でファンの方に見てもらいながら良いピッチングができるのはすごく気持ちいいです」-ファンに一言伊藤将「次も精いっぱい投げていくので、ご声援よろしくお願いします」-連日のヒーロー梅野「昨日ナイターゲームで、今日デーゲームで、2回続けてこの場に立てることは本当に光栄に思います」-リードしながら毎回走者を背負った梅野「マサシがタイミングを変えながら、自分の間合いを常に持ってくれて、粘り強いピッチングをしてくれていたので、本当にそれができてよかったと思います」-打つ方では2安打2得点梅野「自分がなかなか(塁に)出られなかった分、得点につながらなかった。今回はしっかり得点につながるような出塁ができたので、内容のある打席が続いたのかなと思います」-最後に締めてください梅野「昨日も勝つバイと言わせてもらって、今日も勝たしてもらったので、また続けていきたいと思います。みなさん心の中でお願いします!それではいきます。明日も、勝つバイ!」

◆阪神が今季2度目の先発全員安打で10点を奪い連勝した。初回、2死満塁から6番糸原健斗内野手(29)の右前適時打で先制。2回表終了後、降雨のため25分の中断もあったが、小雨が降り続く中、打線は4回までに9点を奪った。投げては先発伊藤将司投手(26)が8回まで毎回の9安打を許しながら無失点で4勝目を挙げた。試合後の矢野燿大監督(53)の一問一答は以下の通り。-先発全員安打で10得点。「いいつながりというか、そういう攻撃ができたと思います。天候も難しかったですし、1点、2点と入っていくとね、隙も出るかなというところが、心配していましたけど、そういうこともなくね、ずっといい攻撃ができたと思います」-中断もあったが、序盤で大量リード。この展開については「今日は、岩崎も、湯浅も休ませたいなと思っていたんでね。そういうところでは、打線がそういう試合をつくってくれて、有利な形で、また明日に臨むことに対してもいい形ができたので、そういうところは打線が頑張ってくれたかなと思います」-先発伊藤将の投球は「ここ最近ずっと、いい感じで投げてくれていますし。いつも丁寧に何とか低く、まあ時には大胆にっていうような投球を、梅野としっかりやってくれたなと思います」-毎回安打は許したがよかった点は「真っすぐが(よかった)。相手は逃げるボール、右打者から逃げるボールが頭にあると思うんですけど、そういうのをしっかり裏をかきながら真っすぐで押せたところが大きいかなと思います」-9回は本人と話して代えたのか「いやいや、それはないですけど。十分仕事をやってくれていますし。次回もあるんで、8回でOKということで代えました」-今のチーム状態は「打線の状態も上がってきていますし、中継ぎ投手陣も今、結構豊富にいると思うんで。いろんな戦い方というのができる形になっていると思うんで。明日は柳投手といういい投手なんで、今日みたいに打線が何とかつないで、投手も明日は全員でいくつもりでやりたいと思います」-伊藤将は毎回安打を浴び、序盤は特に得点圏に走者を背負いながらも粘った「そうやね。序盤の粘りは大きかったね。あそこでやっぱり、ちょっと1点取られたりしたら嫌な流れになったりすると、全然違う流れになるようなゲームでもあったと思うんで。(3回無死二、三塁で)Aマルティネスの二直とかそういうのもあったにしても、よく粘り強く投げてくれた」-粘りも彼の投球の特長「いかに粘れるか、いかに根気強く投げるかっていうのは、別にプロに入ってからじゃなくて、ずっと将司がやってきたことが積み重なって、そういう投球が出来上がっていると思います。それは本人もどういう状況になっても粘り強く投げるっていうのは意識してくれていると思います」-25分の中断のあと、2回の攻撃では先頭の梅野が安打を放ち、うまく攻撃に入れた「まあそうやね。雨ってやっぱり喜ぶってことはあまりないので。やりにくいなあとか、なかなか集中もしにくいし、そういうところでは中断があった後も、そういうこともなく攻撃の方も、バッテリーもしっかりやってくれたっていうのは、チーム全体で戦うという意識をしっかり持って戦うというのと、どんな状況でもしっかりやるというので戦ってくれたかなと思う」-伊藤将は2犠打に2点適時打と打撃面でも貢献「打撃はもともといいものを持っているんで。犠打はちょっと前までは投手陣が決まっていなかったんで。そういうところもセ・リーグは大事になる。点を取ることもそうやけど、投球にも犠打を決める決めないは影響してくると思うので。いい犠打を決めてくれたかなと思います」-初回から3回まで2死から得点。満塁できっちり点を取れている「誰かが極端に調子が悪いとかが減ってきているんで。なんとかつないでいけば、次の中でなんとかできるとか、そういう線で攻撃できているのが表れているのかなと思います」

◆中日根尾昂投手(22)が1軍での甲子園初登板で初失点した。0-9の6回に3番手で登場すると、大阪桐蔭時代に春夏甲子園連覇などで活躍した聖地は、拍手と歓声で歓迎。阪神の主砲佐藤輝を一ゴロも、大山に右前打、糸原四球で1死一、二塁のピンチを背負う。18年ドラフト同期入団で同学年の7番小幡に、149キロ直球を左前に運ばれ、1軍初失点。後続を打ち取り1回28球2安打1失点で終えた。「しっかり抑えようと思っていた。取りに行った球を打たれたので、(次回は)自分の球をしっかり投げたい」。自己最速タイの152キロ披露も、5試合目登板でホロ苦い記憶も刻んだ。チームは毎回走者を出しながら完封負け。リーグ最速40敗で借金も10に膨れ上がった。立浪監督は「ご覧の通り、チャンスで打てないから、何ともならない」とため息。根尾については「あえて主軸にいかせた。これからも使っていきながら考えていく」とした。

◆中日がセ・リーグ最速で40敗となった。先発福谷浩司投手(31)が4回9失点。打線も毎回走者を出しながら完封負けを喫した。甲子園を盛り上げたのは投手に転向した根尾昂投手(22)が、大阪桐蔭時代に春夏連覇した聖地で6回に3番手で登板した場面。1回2安打1失点で1軍5試合目で初失点を喫するほろ苦登板になった。試合後の立浪監督の一問一答は以下の通り。-福谷が立ち上がりから捕まった「本人もおそらく攻めていっている結果だと思うが、勝負球が真ん中に来るし、警戒しないといけないところでも真ん中にいってしまう。技術なのか、メンタル面なのか分からないが、実績も作った投手だから、乗り越えないといけない。いい球もあるんでしょうけど、勝負どころでフォークで糸原にタイムリー打たれた。真ん中付近の球ってある程度、芯でとらえたらヒットコースに飛ぶように野球はできている。攻撃面もあそこで2点ぐらい返せればまだまだわからなかった。ミスも絡みながらね」-2回には福谷もバント失敗「そうですね。バント、併殺もあったり。三ツ俣も(2回島田の)遊ゴロ、あれぐらいはさばかないと。そういうミスが重なりながら、そういう展開になっている」-毎回走者は出たが「ご覧の通り、チャンスになったら打てないから、何ともならない」-登板した根尾もクイックなどに課題が「今日も球自体は(これまで)投げた中ではあんまり良くなかった。あえてクリーンアップにいかせた。打たれることはいいが、ずっといいとは限らない。これからいろいろ、変化球をポンポンと使えるようになっていけばいいかなと思う」-根尾は内角を攻めた「そうですね。ツーシームもあるので、最初はストライクを先行させて、ある程度、抑えにいかないといけない。まだまだこれからやることはたくさんある」-クリーンアップにぶつけた意図は「どれぐらい通用するかを、こっちも見たい。これからも使っていきながら考えていきたいと思います」-3位までのゲーム差は大きくない「それはあるが、その前に自分のところの野球をやらないと。今はそんなレベルの状態じゃない」

◆輝や! 大山や! 猛虎打線や! 阪神が甲子園で今季初の10得点を奪う猛攻で2連勝を飾った。4番佐藤輝明内野手(23)が2安打1打点、5番大山悠輔内野手(27)が2安打2打点を記録。主砲コンビの「アベック打点」はこれで12連勝だ。打線は今季2度目の先発全員安打で、4試合連続の2桁安打と乗ってきた。2カードぶりの勝ち越しで、サタデー7連勝だ。主砲コンビの打棒が、甲子園で猛威を振るった。まずは5番大山だ。雨天による25分間の中断を経て、迎えた2点リードの2回2死満塁。中日福谷の初球、149キロ直球をとらえた。痛烈なライナー性の打球は左翼後方へ。フェンス直撃の2点適時二塁打で、試合の主導権を握った。「初球からしっかりと自分のポイントで打つことができた。早い段階で追加点を取ることができて良かった」。5点リードの4回には4番佐藤輝が左中間を真っ二つに破った。外角変化球に逆らわず、流し打ってのダメ押し適時二塁打。「逆方向へ強い当たりが出たので、それはよかった」。2人がそろって打点を記録した試合はこれで12連勝。主役が打線をもり立て、先発全員安打の14安打、今季甲子園初の2桁得点で快勝に導いた。佐藤輝は同期入団の左腕と相性抜群だ。伊藤将が先発した8試合では、31打数9安打の打率2割9分、9打点と健闘。要因については「いいリズムで投げてくれているので、いいバッティングができているんじゃないかな」と分析。伊藤将が8回を投げ終わった際には、「最後まで行ってよ」と声をかけたという。今後も同期への援護射撃は続いていきそうだ。前カードの広島戦では2度の延長戦の死闘も勝ちにつなげられず、2敗1分けに終わった。打線が大量得点を生み出したことで、連投が続いていた勝ちパターンの2人を休養させることができた。矢野監督は「今日は岩崎も湯浅も休ませたいなと思っていた。打線がそういう試合をつくってくれて、また明日に臨むことに対してももいい形ができた。打線が頑張ってくれた」と称賛した。中軸の活躍も光り、打線は4試合連続の2桁安打をマーク。指揮官は「打線の状態も上がってきているし、中継ぎ投手陣も今、結構豊富にいる。いろんな戦い方というのができる形になってきていると思う」と手応え十分。「明日は柳投手といういい投手なんで、今日みたいに打線が何とかつないで、投手も明日は全員でいくつもりでやりたい」と気合をにじませた。猛虎が勢いを取り戻し、上位を猛追する。【古財稜明】▼大山と佐藤輝の両主砲が今季そろって打点を挙げた試合で阪神は、12勝1敗。負けたのは3月30日広島戦だけで、4月22日ヤクルト戦からの連勝は12に伸びた。?▼阪神の今季2桁得点は、4月24日ヤクルト戦11-3、同30日10-3に次ぎ3度目。過去2度はいずれも敵地で、甲子園では21年10月19日ヤクルト戦11-0以来。▼阪神の先発全員安打は、6月2日西武戦に続き今季2度目。▼これで土曜日の試合では、5月14日DeNA戦から7連勝。通算でも9勝5敗の勝率6割4分3厘で、曜日別では金曜日の6割6分7厘(8勝4敗1分け)に次ぐ好成績だ。○...佐藤輝が「投手根尾」との初対決を振り返った。6回先頭の第4打席、1ボールからの2球目、内角149キロを強振したが、結果は一ゴロとなった。「すごい雰囲気ありましたし、もっと伸びしろがあると思うので、すごいなあと思う。一投手として、しっかり対策していきたい」と警戒した。○...梅野が2日続けて甲子園のお立ち台に立った。前日24日は代打でのV打だったが、この日は先発マスクで中日打線を0封し、打っても2安打。2回表終了後に降雨のため25分中断したが、再開直後の2回裏の先頭で左前打を放った。「そわそわしていた。ベンチ裏だったり、スイングルームにいったり、落ち着きのない感じだったけど、しっかり準備していた」と、集中力を切らさず3点の火付け役となった。○...小幡が中日根尾との同世代対決を制した。6回1死一、二塁で3番手で登板した根尾と対戦。3ボール1ストライクからの149キロ直球を左前へ。10点目となる適時打を放った。「燃えていた。甲子園のスターなんで。打ててすごくうれしかった。真っすぐが速かったんで、はじき返せたことがよかった」とうれしそうに笑った。小幡の安打で今季2度目の先発全員安打となった。この日、高山に代わり51日ぶりに1軍に再昇格。「抹消されてから真っすぐに対して取り組んできた」と、さっそく2軍で鍛えてきた成果を発揮した。○...前日24日の中日戦でのプロ初勝利から一夜明け、湯浅が心境を明かした。甲子園での試合前練習後に取材対応。「返しきれないくらい」連絡がきたという。「結構連絡が来て実感も湧いてきましたし、やっぱりうれしい。本当に今までお世話になった方に感謝したいなと改めて思いました」。両親には自ら電話したといい「『おめでとう』って言ってくれてましたし、ボールも両親にあげたいと思う」と話した。

◆阪神近本光司外野手(27)が自己最長の連続試合安打を22に伸ばした。2回に中日福谷の外角直球を鮮やかに左前へ。4回は右翼線へ二塁打を放った。2リーグ制後、球団では和田豊(89年4月12日~5月16日)、新井貴浩(11年9月19日~10月5日)と並んで7位タイとなった。最多はマートンの30試合連続。6月は打率4割2厘で33安打。残り4試合で5本打てば、20年8月に記録した月間自己最多38本に並ぶ。▼近本が連続試合安打を22と伸ばした。6月に入り月間打率4割2厘(82打数33安打)。月間30安打以上を放っての打率4割以上となれば、阪神では18年9月の大山4割1分5厘以来。なお球団最高は、74年6月藤田平の4割7分6厘。セ・リーグではパチョレック(大洋)が91年9月に記録した5割。球界最高は、張本勲(東映)が70年6月に記録した5割5分。

◆阪神糸原健斗内野手(29)は「満塁男」を襲名する勢いだ。1回2死満塁、1ボール2ストライク。中日福谷の内角スライダーに食らいつき、しぶとく一、二塁間を破った。打線を勢いづける先制打。「みんながつないでくれた満塁のチャンスの打席でしたし、追い込まれてからもしぶとく打ち返すことができました。抜けてくれて良かったです」。蒸し暑い空気を一気に吹き飛ばし、チームを大勝に導いた。春先は不振にあえいだが、徐々に持ち味のしぶとさ、勝負強さを取り戻しつつある。試合前時点で今季中日戦は打率1割2分5厘と苦しんでいたが、負のデータを感じさせない復調ぶりだ。前日24日も6回1死満塁で2点打。これで今季、満塁の場面で9打数4安打8打点、打率4割4分4厘と上々の数字が並ぶ。チーム屈指のつなぎ役が状態を取り戻せば、打線が線になるのは必然の流れ。矢野監督は「誰かが極端に調子が悪いとかが減ってきている。なんとかつないでいけば、次の中でなんとかできるとか、そういう線で攻撃できているのが表れているのかなと思います」と納得顔。虎打線が「形」を取り戻してきた。

◆甲子園男や! 阪神伊藤将司投手(26)が8回9安打無失点の好投で、昨年から続く本拠地での連勝を「7」に伸ばした。「ホームなので、自分自身負けたくない気持ちもあるので、そういうところから来ているんじゃないかな」。虎党の声援に支えられ、2年目左腕は今季4勝目を挙げた。毎回走者を背負う苦しい展開で、「師匠」の教えが生きた。4点リードの3回2死二、三塁のピンチ。6番三ツ俣にフルカウントからフォークを投じ、空振り三振を奪った。「ピンチの場面でしっかりああいう球を投げられたら失点しにくくもなりますし、投げきれたのはよかった」。1月の合同自主トレでオリックス能見から伝授された新球だ。シーズンで実際には数えるほどしか使わなかったが、練習で磨きをかけていた。今後の本格使用へ手応えをつかむ1球になった。中日打線は右打ちの野手を5人並べたが、強気の内角攻めも光った。9安打を許しながらも本塁を踏ませなかった。昨年は9月に勝てない時期があるなど、夏場に苦しんだ。「夏はすごくよくなかったので、今年は昨年経験したことを繰り返さないように」と体調管理を見直した。2月の春季キャンプや、雨の日でも常に半袖でマウンドに上がる左腕だが、部屋の空調は徹底管理。「温度を下げすぎず、27度くらいです」。体を冷やさず、パフォーマンス維持に努めている。前回18日のDeNA戦は1失点完投。この日も8回まで投げた。打っては、2つの犠打を決め、4回2死満塁では右前に2点タイムリー。「自分でもすごくいい打撃ができたな」と納得の表情を見せた。体力面でも昨年からの成長を感じさせた。これで中日には昨季から無傷の3連勝と「キラー」になりつつある。「相性はいいなと思います。でも相手も対策してくると思うので、自分も今日のビデオを見返しながら、次の登板へ準備したい」。次週は敵地での再戦が確実。6月は4戦3勝の左腕が、チームを浮上させる。【三宅ひとみ】

◆【日刊スポーツ西日本写真映像チームのとっておき映像プレーバック】中日根尾昂が1軍甲子園初登板。大阪桐蔭時代に連覇で慣れ親しんだ聖地で大歓声のなか、自己最速タイとなる152キロの直球を武器に阪神打線と対決した。

◆阪神・小幡竜平内野手(21)が1軍に合流した。今季は開幕1軍を勝ち取るも、打率・171と好結果を残せず5月6日に登録を抹消。それでも2軍で打率・317とアピールを続け、直近では17日のウエスタン・オリックス戦(杉本商事BS)から6試合連続で複数安打をマーク。6試合の打率・533(30打数16安打)と絶好調だ。代わって高山俊外野手(29)が出場選手登録を抹消される見込み。

◆阪神・小幡竜平内野手(21)が1軍に昇格した。「抹消されたときの悔しい思いを忘れずに取り組んできましたし、しっかりアピールして、チームの力になれるように頑張ります」今季は開幕1軍を勝ち取るも、打率・171と好結果を残せず5月6日に登録を抹消。それでも2軍で打率・317とアピールを続け、直近では17日のウエスタン・オリックス戦(杉本商事BS)から6試合連続で複数安打をマーク。6試合の打率・533(30打数16安打)と絶好調だ。代わって高山俊外野手(29)が登録を抹消された。

◆阪神・小幡竜平内野手(21)が「7番・二塁」で1軍昇格即スタメン出場する。今季1軍では打率・171と打撃が低調で、5月6日に2軍降格となった。そこから調整を続け、直近のウエスタン公式戦では17日のオリックス戦(杉本商事BS)から6試合連続で複数安打をマークし、同期間の打率は・533(30打数16安打)と絶好調。勢いに乗って、1軍の舞台でも暴れまわりたい。

◆阪神・糸原健斗内野手(29)が先制の右前打を放った。一回2死満塁で打席へ。カウント1-2から福谷の134㌔スライダーを引っ張った。打球は一、二塁間を破り、1点を先行した。糸原は24日の同戦でも満塁の場面で一時勝ち越しの2点左前打を放っている。試合前の時点で今季満塁での打率・375(8打数3安打)、7打点。虎の〝満塁男〟がこの日も持ち前の勝負強さを発揮し、阪神が先手を奪った。

◆断続的に降り注ぐ雨により、二回の中日の攻撃が終了した午後2時48分に一時中断がアナウンスされた。試合は阪神が一回2死満塁から糸原の右前適時打で先制。阪神先発の伊藤将は二回2死一、二塁のピンチを背負うも、大島を投直に抑えて、阪神が1-0でリードしている。

◆降雨により試合は中断していたが、午後3時13分に試合が再開された。試合再開直後の二回、阪神が猛攻で追加点をあげた。先頭の梅野が左前打で出塁すると、犠打と二ゴロで2死三塁。島田が二遊間にしぶとくゴロを放つと、遊撃手・三ツ俣がファンブルし、阪神が2-0とリードを広げた。なおも2死一塁で、3番・近本が左前打を放って自己最長をさらに更新する22試合連続安打。佐藤輝が三塁内野安打で満塁とすると、大山が左翼フェンス直撃の2点二塁打を放ち、4-0とした。

◆虎の2年目トリオが躍動した。4-0の三回2死二塁。中野が中前適時打を放って5点目をたたきだすと、四回1死二塁では佐藤輝が左中間へ適時二塁打を放って6-0とリードを大きく広げた。中野が「(伊藤)将司がしっかり送ってチャンスを作ってくれたので、将司のために打ちました。追加点を取ることができてよかったです」とうなずけば、佐藤輝も「得点圏の場面でしっかりランナーをかえす仕事ができてよかった。ずっと打線全体で良い攻撃ができていましたし、続くことができた」と納得の一打。さらに四回2死満塁から、先発の伊藤将が2点右前打を放って、9-0と完全に主導権を握った。ドラフト同期の2年目トリオで五回までに計4打点。伊藤将は5回5安打無失点とマウンドでも躍動している。

◆「7番・二塁」で1軍昇格即スタメンした阪神・小幡竜平内野手(21)が左前適時打を放った。六回1死一、二塁の第4打席だった。マウンドには同学年の中日・根尾。カウント3-1から5球目、149㌔直球をとらえた。打球は三遊間を抜けるタイムリーヒット。同期のスターを撃ち、矢野監督の起用に応えた。小幡のヒットで阪神は2日の西武戦(甲子園)以来、今季2度目の先発全員安打を達成。10-0とリードを大きく広げた。

◆中日・根尾昂投手(22)が9点ビハインドの六回に3番手として登板した。いきなり迎えた4番・佐藤輝との注目対決は1ボールから2球連続となる149キロを内角高めに投げ込み、一ゴロに抑えた。しかし、ここから苦しんだ。続く大山に高めに浮いた150キロを右前に運ばれると、続く糸原に自身初の与四球で一、二塁。同学年の小幡にはカウント3―1から高めに投じた149キロをとらえて三遊間を破られ、プロ初失点を喫した。後続は断ち、28球を投げて1回2安打1失点だった。根尾は大阪桐蔭高時代に2017、18年の選抜大会で2年連続優勝投手となり、18年は同校の、史上初となる2度目の甲子園春夏連覇にも投打で貢献。思い出の甲子園での登板は、5月8日のウエスタン阪神戦で果たしているが、1軍では初。名前がコールされると、両軍のファンからどよめきが沸き起こった。

◆阪神は先発全員安打となる14安打で、今季3度目の2桁得点となる10得点。伊藤将-斎藤の完封リレーで、中日を圧倒した。阪神は一回、2死満塁から糸原が先制の右前打。二回も大山の左翼フェンス直撃の2点二塁打などで追加点を挙げた。三回は中野の中前適時打、続く四回には佐藤輝の左中間を破る適時二塁打、投手の伊藤将も右前に2点二塁打を放つなど、着々と得点を挙げた。9-0の六回、中日は投手に転向し、これまで防御率0・00だった根尾が登板。阪神は1死から安打と四球で一、二塁とし、同学年の小幡が左前適時打を放った。先発の伊藤将は8回を投げて9安打されながら要所を締めて、今季4勝目(2敗)を挙げた。

◆阪神が今季2度目の先発全員安打の10得点で中日に快勝した。一回の糸原健斗内野手(29)の先制打を皮切りに、二回に大山悠輔内野手(27)、四回には佐藤輝明内野手(23)もタイムリーで続き、六回には根尾昂投手(22)から、昇格即スタメンの小幡竜平内野手(21)の左前打で10点目を挙げた。伊藤将司投手(26)は8回無失点で昨年からの甲子園連勝を「7」とし、4勝目(2敗)。近本光司外野手(27)は球団歴代7位に並ぶ22試合連続安打を記録した。矢野耀大監督(53)のテレビインタビーは以下の通り(チーム成績33勝38敗2分、観衆3万7553人)。ーー先発全員安打で10得点「いいつながりが出来たと思いますし、(途中中断するなど)天候も難しかったですし、1点、2点入っていくと、スキも出るかなと心配していましたが、そういうこともなく、ずっといい攻撃が出来たと思います」ーー序盤で大量リード「今日は岩崎も湯浅も休ませたいなと思っていたんで、打線が試合を作ってくれて、有利な形で、また明日(26日)に臨む対しても、いい形が出来たんで、打線が頑張ってくれたと思います」ーー伊藤将は「ここ最近ずっと、いい感じで投げてくれていますし、いつも丁寧に何とか低く、時には大胆にというピッチングを、梅野としっかりやってくれたと思います」ーーどこが良かったのか「真っすぐが...。相手が逃げるボールが頭にある中で、ウラをかいたと言うか、真っすぐで押せたのが大きいかなと思います」ーー九回は本人と話した上で?「それはないです。十分仕事をやってくれたので。次回もあるし、八回でOKということで代わりました」ーー6月は13勝5敗1分。改めてチーム状況は「打線の状態も上がって来ていますし、中継ぎ投手陣も今、豊富に結構いると思うんで、いろんな戦い方が出来る形になっていると思うんで、明日は柳投手という、いいピッチャーなんで、今日みたいに打線が何とかつないで、投手も明日は全員で行く気持ちで行きたいと思います」

◆中日は先発・福谷の乱調が響いて序盤に試合を決められ、4連敗。試合後の立浪和義監督(52)の主な一問一答は以下の通り。――先発・福谷は4回11安打9失点(自責6)「本人も攻めていっている結果とは思うんですけどね。警戒しないといけないところで真ん中にいっていた。それは技術なのかメンタルなのか分からないですけど、実績も作った投手ですから、乗り越えてくれないと」――ベース盤の上での強さはどう感じたか「ベンチからだとコースも(バックスクリーンに映し出される)打たれた映像を見て、真ん中だとか、それぐらいは分かるんですけど。いいボールもあるんでしょうけど、結局、勝負所で打たれた糸原(一回2死満塁で右前先制打)とかは真ん中付近だった。真ん中付近はある程度、芯でとらえたらヒットコースに飛ぶように、野球ってそうなっているので。攻撃面も2点をあそこ(無死二、三塁を作りながら無得点だった三回)で返せたら、まだまだ分からなかったと思う。ミスも絡みながらね」――打線は八回まで毎回の9安打ながら無得点で、零封負け「ご覧のとおり、チャンスになったら打てないから何ともならないですね」――根尾が六回に登板。走者を出してからクイックを使うなどして、崩れた「きょうはボール自体は(これまで)投げていたなかではあまり良くなかった。あえて(相手の)クリーンアップのところで出したんですけど。全然、打たれることは勉強なので、必ずしもいいというのは限らないので、これからいろいろ、変化球も使えてくるのかなと思います」――内角も攻めていた「そうですね、ツーシームもあるので。最初はストライクを先行させることですけど、ある程度、抑えにいかないといけないし、ただ、まだこれからのことはたくさんあるので」――相手クリーンアップにぶつけた意図は「意図というか、どれだけ通用するかをこっちも見たかったですし。きょうはボール自体がよくなかったので、これからも使っていきながら、いろいろと考えていきたいと思っています」

◆阪神が今季2度目の先発全員安打の10得点で中日に快勝。先発の伊藤将司投手(26)は8回無失点で4勝目(2敗)を挙げ、リードした梅野隆太郎捕手(31)は打っても2安打。2人で上がったお立ち台でのインタビューは以下の通り。--今季4勝目伊藤将「ありがとうございます」--8回無失点伊藤将「梅さん(梅野)のリードのおかげでこういうピッチングができたのでよかったです」--今回の状態は伊藤将「そこまで良くなかったです」--どんな意識で伊藤将「ランナーが出ても粘り強くゼロで帰って来ることができたので、そこは良かったなと思います」--打線は大量得点伊藤将「大量の得点が入ったので、自分も気持ち良く投げることができました」--自身も送りバント2つと適時打伊藤将「すごい、いいバッティングができたなぁと思います」--これで去年から甲子園で7連勝伊藤将「最高です」--ファンの前で投げるのは格別か伊藤将「満員の中で、ファンの方に見てもらいながらいいピッチングできるのは、すごく気持ちいいです」--次回の登板に向けて伊藤将「次も精一杯投げていくので、ご声援よろしくお願いします」--梅野選手は連日のヒーローインタビュー梅野「2回続けてこの場に立てることを光栄に思います」--どんなリードを梅野「将司(伊藤)がタイミングを変えながら自分の間合いを常に持ってくれて、粘り強く、エラーで出したランナーでもゼロで帰ってくる。そういうピッチングをひとりひとり、1イニング1イニング。将司自身もね、粘り強く投げるというのをテーマにきょうも投げていたので、それができてよかった」--打つ方では2安打梅野「自分がなかなか(試合に)出られなかった分、今回は得点につながる出塁ができたので、内容のある打席が続いたのかなと思います」--日々どんな気持ちでプレーを梅野「変わらずに自分が任せられたところを、タイガースのために途中から出た時も。たくさんの歓声が自分自身本当にうれしく思いますし、モチベーションにもなる。そういうファンの皆さんの前でプレーすることを日々感謝を持って準備してます」--これで連勝、明日以降は梅野「基本的には投手がゲームを作って勝っていくという、タイガースのスタイルを常に忘れずに。捕手としても投手を引っ張っていくというテーマを持っていく。きょうは将司が頑張ってくれたので、明日の西純矢にバトンを渡せたかなと思う。また連勝を積み重ねていきたいです」--締めの言葉を梅野「明日も勝つばーい!」

◆阪神が今季2度目の先発全員安打の10得点で中日に快勝した。一回の糸原健斗内野手(29)の先制打を皮切りに、二回に大山悠輔内野手(27)、四回には佐藤輝明内野手(23)もタイムリーで続き、六回には根尾昂投手(22)から、昇格即スタメンの小幡竜平内野手(21)の左前打で10点目を挙げた。伊藤将司投手(26)は8回無失点で昨年からの甲子園連勝を「7」とし、4勝目(2敗)。近本光司外野手(27)は球団歴代7位に並ぶ22試合連続安打を記録した。矢野耀大監督(53)の一問一答は以下の通り(チーム成績33勝38敗2分、観衆3万7553人)。(テレビインタビュー)ーー先発全員安打で10得点「いいつながりが出来たと思いますし、(途中中断するなど)天候も難しかったですし、1点、2点入っていくと、スキも出るかなと心配していましたが、そういうこともなく、ずっといい攻撃が出来たと思います」ーー序盤で大量リード「今日は岩崎も湯浅も休ませたいなと思っていたんで、打線が試合を作ってくれて、有利な形で、また明日(26日)に臨む対しても、いい形が出来たんで、打線が頑張ってくれたと思います」ーー伊藤将は「ここ最近ずっと、いい感じで投げてくれていますし、いつも丁寧に何とか低く、時には大胆にというピッチングを、梅野としっかりやってくれたと思います」ーーどこが良かったのか「真っすぐが...。相手が逃げるボールが頭にある中で、ウラをかいたと言うか、真っすぐで押せたのが大きいかなと思います」ーー九回は本人と話した上で?「それはないです。十分仕事をやってくれたので。次回もあるし、八回でOKということで代わりました」ーー6月は13勝5敗1分。改めてチーム状況は「打線の状態も上がって来ていますし、中継ぎ投手陣も今、豊富に結構いると思うんで、いろんな戦い方が出来る形になっていると思うんで、明日は柳投手という、いいピッチャーなんで、今日みたいに打線が何とかつないで、投手も明日は全員で行く気持ちで行きたいと思います」 (囲み)ーー伊藤将は毎回安打を浴び、序盤は得点圏に走者を背負いながらも粘った「そうやね。序盤の粘りは大きかったね。あそこでやっぱり、ちょっと1点取られたりしたら嫌な流れになったりすると、全然違う流れになるようなゲームでもあったと思う。(三回無死二、三塁での)マルティネスのセカンドライナーとか、そういうのもあったにしても、よく粘り強く投げてくれたと思います」ーー粘りも特長「もちろん、ずば抜けたボールがあるとか、バッタバッタと三振を取るピッチャーじゃないんでね。いかに粘れるか、いかに根気強く投げるかは、別にプロに入ってからじゃなくて、ずっと将司がやってきたことが積み重なって、ピッチングが出来上がっていると思います。本人も、どういう状況になっても粘り強く投げるのは意識してくれていると思います」ーー(午後2時48分から)25分の中断のあと、二回の攻撃は先頭の梅野が安打を放ち、うまく攻撃に入れた「まあそうやね。雨ってやっぱり喜ぶってことはあまりないので。やりにくいなあとか、集中もしにくいし、中断があった後も、そういうこともなく攻撃の方も、バッテリーもしっかりやってくれたのは、チーム全体で戦うという意識をしっかり持って戦ってくれたかなと思う」ーー伊藤将は2犠打に2点打と打撃面でも貢献「打撃は元々、いいものを持っているんで。犠打はちょっと前までは投手陣が決まっていなかったんで。セ・リーグは大事になる。点を取ることもそうやけど、投球にも犠打を決める決めないは影響してくると思うので。いい犠打を決めてくれたかなと思います」ーー一回から3回まで2死から得点。満塁で、きっちり点を取れている「誰かが極端に調子が悪いとかが減ってきているんで。何とかつないでいけば、次の中で何とかできるとか、そういう線で攻撃できているのが表れているのかなと思います」

◆中日の福谷は4回で11安打を浴びて9失点(自責点6)と大乱調だった。5月5日以来の登板で毎回失点を喫し、防御率はさらに悪化して9・00に...。「どんなコメントをしたらいいのか、言葉が見つかりません」との談話を出すのが精いっぱいだった。雨で足元が悪い中での投球だった上に、中断もあった。味方の拙守にも足を引っ張られたとはいえ、本来の球威が感じられず、制球も定まらずに5四球。四回には投手の伊藤将にも2点打を浴びた。

◆同期の絆はとてつもないパワーをくれる。将司さんのためにも打つ-。貴重な追加点をたたきだし、阪神・佐藤輝はベンチで祝福する左腕に向かって両手を高く突き上げた。「逆方向へ強い当たりがでたのでよかったのかなと思います」四回1死二塁で迎えた第3打席。外角に投じられた福谷の135キロスライダーを逆らわずにはじき返した。左中間を破る適時二塁打で、勝利を決める6点目をもたらした。「将司さん(伊藤将)が投げるときは打っているんじゃないんですかね」思わず笑みがこぼれるほど、昨年から同期の伊藤将が登板した試合で打ちまくっている。左腕登板日の通算打率・340(97打数33安打)。今季も8試合で9打点を挙げ、「いいリズムで投げてくれているので、いいバッティングができていると思います」。2021年のドラ1&ドラ2コンビは〝相性抜群〟だ。スコアボードにゼロを並べ続けた左腕が8回無失点でマウンドを譲ると、「『最後までいってよ』みたいなことを言ったんですけど。完封なんて、そんなにいっぱいできることではないので」と冗談交じりに好投をたたえた。グラウンドを離れても、その関係性は〝相性抜群〟。同期の中野を含め、虎の2年目トリオは、中心選手として存在感を増している。「(同期で活躍できているのは)すごくいいこと。まだ(試合は)半分残っているので頑張ります」残り70試合。固く結ばれた同期の絆で、立ちはだかる敵を打ち崩していく。(原田遼太郎)◆...佐藤輝は中日の「投手・根尾」との六回の対戦を「すごく雰囲気がありましたし、もっと伸びしろがあると思う。すごい」と振り返った。結果は149キロ直球を2球続けられ、一ゴロ。変化球はベンチで見るだけにとどまったが「すごくいいものを持っている」とうなった。今後も注目対決は続いていく。「一投手として、しっかり対策していきたいなと思います」と力を込めた。

◆ミレニアム世代対決を制し、存在感を示した。1軍昇格即スタメン出場した阪神・小幡のハイライトは、10点目となった六回の〝根尾撃ち〟だ。「同世代なので燃えていました。先発メンバーで自分だけヒットが出ていなかったので、一本出せて良かったです」1死一、二塁で根尾が投じた外角高めの149キロを強振。鋭い打球は遊撃のグラブをかすめて左翼へ転がり、大山を本塁に迎え入れた。四回に中犠飛で打点は挙げていたが、この一打で2日の西武戦(甲子園)以来の先発全員安打を完成させた。「抹消されたときの悔しい思いを忘れずに取り組んできましたし、しっかりとアピールして、チームの力になれるように頑張ります」約1カ月半の2軍生活を経て舞い戻った、1軍の舞台。本領発揮はまだまだこれからだ。

◆「ピッチャー、福に代わりまして、根尾」―。甲子園に響くアナウンスに、スタンド中がどよめいた。9点ビハインドと大勢が決したなか、中日・根尾が登板。ついにこの瞬間が訪れた。「しっかりと抑えよう、と思っていました」大阪桐蔭高時代は2017、18年に選抜大会で2年連続優勝投手となり、18年は史上初となる2度目の甲子園春夏連覇に投打で貢献。プロで甲子園のマウンドは5月8日のウエスタン阪神戦で一度立っていたが、1軍のゲームでは初めてだ。マウンド上で中堅方向を向き、深呼吸してスイッチオン。いきなり迎えた4番・佐藤輝との注目対戦は、1ボールから149キロを内角高めに投げ込み、一ゴロに抑えた。 しかし、ここから〝魔物〟が待っていた。大山に外角高め150キロを右前に運ばれると、続く糸原はプロ初の四球で歩かせ一、二塁。同学年の小幡に高めに浮いた149キロをとらえられ、三遊間を破る適時打でプロ初失点を喫した。後続は断ち、1回28球を投げ、2安打1失点だった。立浪監督は「どれだけ通用するかを見たかった」と、クリーンアップとぶつかる六回に送り込んだ。10点目を許す結果となったが、登板機会が有意義なものになるよう願った。「(ストライクを)取りにいったボールを打たれてしまったので、自分のボールをしっかりと投げたい」と反省した根尾。栄光をつかんだマウンドで新たな経験を糧にし、投手としてのたくましさを磨く。(須藤佳裕)

◆ホームとの好相性を生かし、悪天候と竜打線をはね返した。阪神・伊藤将が毎回安打を許しながらも、8回9安打無失点、115球の粘投で今季4勝目(2敗)をつかみ、甲子園での連勝も「7」に伸ばした。「最高です。満員の中で、ファンの方に見てもらいながらいいピッチングできるのはすごく気持ちいいです」虎党が見守る中、お立ち台で声を弾ませた。試合開始前から降っていた雨の影響もあり、思うような投球ができない。1-0の二回2死一、二塁は大島の強烈なライナーを野手顔負けの反応でキャッチしたところで25分間の中断へ。「中断が終わってそこから。マウンドに砂を入れてそこから低めにいくようになった」。中断中は梅野と言葉を交わして集中力を持続させ、制球力が安定した。七、八回も得点圏に走者を背負ったが、踏ん張り続けた。2021年9月1日の中日戦(甲子園)から、甲子園で自身7連勝。新人だった昨季から中日戦は4戦で3勝負けなしと不敗神話も継続した。1球にこだわるように、1粒にもこだわってきた。プロ入り後、食に関する勉強会で〝玄米パワー〟を耳にし「玄米っていいんだなって。それで食べています。効いていると思います」。白米から主食を変更。白米よりビタミン、ミネラル、食物繊維を豊富に含む力の源で長いシーズンを戦い抜く。矢野監督は「序盤の粘りは大きかったね。全然違う流れになるようなゲームでもあった」と振り返り「いかに粘れるか、いかに根気強く投げるかは、プロに入ってからじゃなく、ずっと将司(伊藤将)がやってきたことが積み重なって、そういう投球が出来上がっている」とたたえた。「ホームなので、自分自身負けたくない気持ちもあるので、そういうところから来ているんじゃないかな」と伊藤将。竜にも雨にも打たれたが、甲子園で投げる左腕は難攻不落の城のようにビクともしなかった。(新里公章)◆...伊藤将はバットでも魅せた。7ー0の四回2死満塁で福谷の133㌔をとらえ、右前2点打を放った。二、三回にも犠打をきっちり決め、チャンスメーク。「すごいいいバッティングができたなあと思います」と声を弾ませた。矢野監督も「打撃はもともといいものを持っている。いい犠打を決めてくれた」と目を細めた。

◆糸原が一回2死満塁で先制の右前打を放った。「みんながつないでくれた満塁のチャンスの打席でしたし、追い込まれてからもしぶとく打ち返すことができた。抜けてくれてよかったです」。24日の中日戦でも満塁で2点打を放っており、今季は満塁で打率・444(9打数4安打)、8打点。勝負強さを発揮し、10得点の猛攻の口火を切った。

◆甲子園に得点の雨降った!! 阪神は中日に10-0で快勝し2連勝。大山悠輔内野手(27)が2-0の二回2死満塁で2点二塁打を放つなど、先発全員安打の打線は今季初めて甲子園で2桁得点をマークした。これで4試合連続の2桁安打。梅雨でもバットは湿らへんで~!!びしょぬれになりながら応援してくれる虎党へ、感謝の思いをバットに込めた。グングン伸びた打球は左翼フェンスを直撃。6月絶好調の大山が2-0の二回2死満塁から2点二塁打で、打線に火をつけた。「初球からしっかりと自分のポイントで打つことができました。早い段階で追加点を取ることができてよかった」1-0の二回表の中日の攻撃終了後、雨が激しくなり、試合が25分間中断。再開された二回の攻撃で猛虎打線が牙をむいた。敵失で1点を加え、さらに近本、佐藤輝の連打で2死満塁。大山が中日の先発・福谷の初球、149キロの直球をとらえた。低い弾道で左翼席には届かず、通算100号&球団の月間本塁打の日本人記録に並ぶ6月11本目のアーチとはならなかったが、リードを4点に広げた。今季、これで満塁では打率・500(8打数4安打)、チームトップの10打点。「ホームランよりもチャンスでチームを勝利につなげる打点を挙げたい」が口癖の大山が〝満塁男〟の本領を発揮した。 勢いに乗った猛虎打線が雨の甲子園で、得点の雨を降らせた。福谷から四回までに9得点。そして、最後の仕上げも大山のバットから始まった。9-0の六回、投手に転向した根尾が初の甲子園1軍マウンドへ。1死後、大山が外角高めの150キロの直球を振りぬくと、ライナー性の打球は右前へ。1死一、二塁からの小幡の左前適時打につなげた。チームは、甲子園では今季初めての2桁となる10得点で快勝だ。前のカードの広島3連戦(マツダ)では2敗1分け。重苦しいムードの中でも打線は22、23日と10安打を放っていた。前日24日の中日戦は11安打。そして、この日は今季2度目の先発全員安打となる14安打。2018年以来、4年ぶりの4試合連続2桁安打と梅雨でもバットは湿っていない。「いいつながりで攻撃ができた。誰かが極端に調子が悪いということが減ってきている。線で攻撃できている。きょうは(雨で)集中もしにくいし、中断があった後も、打線が頑張ってくれた」矢野監督は雨の中でも集中力を切らさなかった打撃陣をたたえた。これから夏本番。ここまで引っ張ってきた投手陣の疲労が出始める時期だが、今度は打線が期待に応える。首位ヤクルトとは14ゲーム差。奇跡の逆転Vへ、厳しい数字に変わりないが、大山や佐藤輝らを中心に爆発力を見せていく。(三木建次)

◆中野も打って、同期のつなぎに応えた。伊藤将の犠打で作った三回2死二塁の好機で中前適時打を放ち、「将司(伊藤将)がしっかり送ってチャンスを作ってくれたので、将司のために打ちました。追加点を取ることができてよかった」と力こぶ。4試合連続安打と好調。佐藤輝と一緒に同期左腕を援護した。

◆梅野が今季5度目となるマルチ安打。試合再開直後の二回先頭で左前打を放ち、流れを引き戻した。「状態も上がってきている。(中断中も)しっかり準備して、普通の1打席よりはいい展開で出せた」。21日の広島戦(マツダ)以来、4試合ぶりのスタメンマスクでは伊藤将を好リード。2日連続でお立ち台に上がり、「明日も勝つばい!」で締めた。

◆近本はマルチ安打の活躍。二回に左前打、四回に右翼への二塁打を放ち、いずれも、その回の大量得点に絡んだ。22試合連続安打で自己最長をさらに更新。球団では1989年の和田豊、2011年の新井貴浩に並ぶ歴代7位に浮上した。今季90安打に到達。打率は・301から・304と着実に上げ、首位打者争いにも本格参戦だ。

◆♪ラジオ聴くなら~ ?1314 OBC~「あっ、1点、3点、1点、4点!! 1314 ラジオ大阪の周波数ですよ、大澤さん」「こんなことある? すごいね」休みを利用してスタンドで観戦していた元トラ番キャップで前運動部長、現文化報道部長の大澤謙一郎と、ラジオ大阪「藤川貴央のニュースでござる」(月-金曜前6・30)MCの藤川アナが、阪神の一回からの得点を見ながら興奮状態でした。大澤は毎週月曜の朝、同番組の「芸能スポーツねほりはほり」コーナー(午前7時30分ごろ)に出演させていただいています。「藤川アナが、高校野球の取材では甲子園球場に来たことがあるけれど、阪神の試合ではプライベートでも来たことがないと言っていたので、誘ったんです」試合開始2時間前の正午に集合し、大澤がまず〝プチ甲子園ツアー〟のコンダクターを務めました。一塁側外周にある金本前監督の現役時代の連続フルイニング出場記録の記念碑や、1934年に全米チームの一員としてプレーしたベーブ・ルースの来場記念碑をなどを見学。その後「ここが球団事務所で、ここが室内練習場」と外周の施設を案内していき、センター後方にある素戔嗚神社にも参拝。境内にある岡田元監督が寄付・建立した野球塚や星野元監督が揮毫したボール型のモニュメントにも、お願い事をいっぱいしてからネット裏に陣取ったのです。「いい試合になりますように」「勝ちますように」「『-ニュースでござる』の聴取率もさらに上がりますように」 どれだけのお賽銭を入れたかは聞きそびれましたが、「勝負の神様」素戔嗚命(スサノオノミコト)と阪神の元選手、元監督の御利益は大したもの。阪神が10-0の大勝です。そんな中、ラジオ大阪周波数得点の四回まで、得点が入っても複雑な表情だったのが、打者担当のトラ番原田遼太郎です。「みんな打っていますけど、小幡だけヒットが出ていないので」1軍に再昇格して即「7番・二塁」で出場した小幡が、四回に中犠飛は打ちましたが、その時点では出場選手でただ一人ノーヒットだったことを気にしていたのです。「開幕から5月(5日)まで1軍にいたので規定打席不足ですが、2軍で3割打っています。直近は6試合連続安打です。しかも打率5割超え(30打数16安打)という絶好調の状態で戻ってきましたから」その勢いで...と期待した原田の願いもかないました。六回の1点、この試合10点目は、小幡が同学年の根尾から左前適時打でたたき出しています。「藤川アナは『これしかないでしょ』と言って、藤川球児のタイガースマスクをかぶってきてました。愛媛から来られていた番組のヘビーリスナーの方にも遭遇して、記念撮影しました。『声はいつも聴いていますが、生で会えるとは』と喜んではりましたよ」どこまでも強運だった大澤ご一行(番組プロデューサーの宇佐見健太さんを含めて3人)。近本も連続試合安打記録を22に更新し、伊藤将も粘投して話題が盛りだくさんの試合になりました。月曜日の放送はにぎやかになりそうです。

◆本日の阪神―中日10回戦をボクシングに例えるなら、ドラゴン立浪vsタイガー矢野の試合は9発(9安打)もパンチを繰り出したが、全てボディーブローのドラゴンに対し、14発(安打)のほとんどが強烈なストレートにアッパーのタイガーパンチだったのだ!!そして、その結果は当然、「ワン、ツー、スリー、フォー、ファイブ、シックス、セブン、エイト、ナイン、テーン!! カンカンカンカーン!! 10対0でタイガー矢野勝利!!」となったのだ。3連敗と交流戦の反動が見えかけていただけに、中日さんが連勝させてくれたのはありがたい!! 伊藤将に八回まで5度も得点圏に走者を送りながら、1本もタイムリーを打てなかった中日ナインに怒れる立浪監督が「戦う顔をしてない!!」と本日のメンバーをほとんど2軍へ落としそうな気配さえあるので...。3連勝させてもらっちゃいましょう!!しかし、投手陣が疲れているときに先発打者全員安打なんて...。今まで投手陣に迷惑かけた分を虎打線が一気にお返しして借金返済や~!!

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
46231 0.667
(↓0.009)
-
(-)
73308
(+5)
236
(+19)
82
(+2)
48
(-)
0.253
(↑0.001)
2.960
(↓0.2)
2
(-)
巨人
39360 0.520
(↑0.006)
10
(↑1)
68294
(+19)
316
(+5)
82
(+6)
37
(-)
0.247
(↑0.003)
3.790
(↓0.02)
3
(-)
広島
34353 0.493
(↑0.008)
12
(↑1)
71271
(+5)
266
(+4)
35
(-)
13
(-)
0.255
(↑0.001)
3.430
(↓0.01)
4
(-)
阪神
33382 0.465
(↑0.008)
14
(↑1)
70247
(+10)
215
(-)
49
(-)
53
(+1)
0.237
(↑0.003
2.740
(↑0.04)
5
(-)
DeNA
29370 0.439
(↓0.007)
15.5
(-)
77229
(+4)
281
(+5)
51
(-)
24
(-)
0.250
(↑0.001)
3.870
(↓0.01)
6
(-)
中日
30400 0.429
(↓0.006)
16.5
(-)
73206
(-)
278
(+10)
37
(-)
23
(-)
0.244
(↑0.001
3.820
(↓0.05)