楽天(★0対2☆)西武 =リーグ戦10回戦(2022.06.25)・楽天生命パーク宮城=
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西武
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楽天
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勝利投手:平井 克典(4勝4敗0S)
(セーブ:増田 達至(1勝0敗20S))
敗戦投手:辛島 航(2勝1敗0S)

本塁打
【西武】ジャンセン・ウィティ(1号・7回表2ラン)

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◆西武は0-0で迎えた7回表、ジャンセン・ウィティの来日初本塁打となる2ランが飛び出し、試合の均衡を破る。投げては、先発・平井が6回無失点の好投。その後は3人の継投でリードを守り、平井は今季4勝目を挙げた。敗れた楽天は、先発・辛島が力投を見せるも、打線が援護できなかった。

◆楽天岡島豪郎外野手(32)が、1軍合流即先発となった。西武戦で「7番左翼」として今季初出場する。今春1軍キャンプスタートの予定だったが、1月30日の沖縄入り後に体調不良を訴え、離脱。新型コロナとの関連はなかったが、体調が回復せず、長期間チームを離れていた。4月19日に2軍戦で実戦復帰。じっくりと2軍で調整し、この日出場選手登録された。

◆インフルエンサーでタレントのなえなの(21)が始球式を行った。背番号78のイーグルスガールユニホームを着て登場。反時計回りにスタンドへ向かって礼を繰り返したあと、本塁へ向かって一礼。セットポジションからワンバウンドで捕手太田のミットに収まった。この日はイーグルスガールデーと銘打たれ、なえなのはそのイメージキャラクターに就任していた。「試合のあるスタジアムに来るのが初めてだったので、観客の方の多さにびっくりしてすごく緊張しました。でも、この暑さの中、足を運んでくださった皆様の存在がすごく励みになりましたし、投げる直前に審判の方にも励ましていただいたことで、緊張がほぐれて、いつもはまっすぐ投げられないのに、本番ではまっすぐ投げられたのですごくよかったです。野球の観戦ユニホームでこういうかわいいイメージのものを見たことがなくて、今日は女性・男性問わず同じユニホームを着て、客席がかわいい紫色になっていてすごくいいなと思いました」とコメントした。

◆西武ジャンセン・ウィティ内野手(32)が来日1号となる先制2ランを放った。0-0の7回2死一塁。楽天辛島の高めに浮いた121キロチェンジアップを捉えた。左翼スタンドに運んだ。均衡を破る貴重な先制点をもたらした。40打席目での来日初アーチは最高の場面で出た。「来日して初のホームラン、すごくうれしかったよ!」とコメントした。

◆楽天が1発に泣き、連敗となった。先発辛島航はコーナーを丁寧に突く投球。6回まで2安打無失点で西武打線を封じた。好投を続けたが、打線の援護をもらえず。0-0の投手戦となり、我慢の投球が続いた。7回2死一塁の場面で、失投を仕留められた。カウント1-1から、ジャンセンに高めに抜けた121キロスライダーを左翼席へ運ばれた。「ホームランを打たれたあの1球だけ。あの球は抜けてしまってコントロールできていませんでした」と悔やんだ。7回4安打2失点で降板も、今季初黒星を喫した。石井GM兼監督は「全体的には良い感じで投げていた。7回の場面は抑えきってくれればとは思いましたけど、相手があることなので仕方ない。確率の問題なのでしょうがないかなとは思う。じゃあ誰か代わった投手が行けば打たれないのか、それはそれで分からないので。僕たちはこっちの結果しか分からないので。辛島があそこまでよく試合を引っ張ってきてくれたことが、今日の辛島のピッチングだったと思います」と評価した。打線は散発3安打で今季11度目の無得点敗戦となった。

◆楽天岡島豪郎外野手(32)が、1軍合流即先発となった。西武戦で「7番左翼」として今季初出場した。2回2死走者なしで迎えた第1打席。名前がコールされると、大きな拍手を送られた。今季初打席は空振り三振。以降も快音は生まれず、3打席無安打となったが、フル出場。「素直にうれしい思いですし、ファンの皆さんからも温かい応援をいただいたので、本当にうれしかったです」と喜んだ。今春1軍キャンプスタートの予定だったが、1月30日の沖縄入り後に体調不良を訴え、離脱。新型コロナとの関連はなかったが、体調が回復せず、長期間チームを離れていた。4月19日に2軍戦で実戦復帰。じっくりと2軍で調整し、この日出場選手登録された。13年の日本一を知る数少ないバットマン。「僕自身、常日頃から言っていることではありますが、自分のできることをしっかりやること、そこに関してはあと半分くらいしかないですが変わらず、ブレずにやっていければと思います」と意気込んだ。

◆2点あれば、十分だった。西武が14度目の0封勝ちで、5月31日以来の貯金1とした。先発平井が6回を3安打無失点と好投。7回からは水上、平良、増田という鉄壁の勝ちパターンで逃げ切った。頼もしかった。辻監督は「強いね」とホームを踏ませなかった投手陣をたたえた。打線も4安打に封じられ、ジャンセンの2ランによる2点だけだったが、逆転される気配はなし。好投が続く理由は「何だろうね。何だろう? 分からん」と指揮官さえも"謎"。ただ、ブルペンのいい雰囲気が、好投の連鎖を生んでいる。前回登板の反省を生かして、インコースを有効に使って好投した平井は言う。「みんな(調子が)いいので、みんなに置いていかれないように必死に付いていこうと。いい競争というか、いい効果を生んでいると思います」。水上、平良、増田の3人は防御率が0点台。接戦の勝ちパターンでない投手も本田、ボー、佐々木ら防御率1点台の選手が控える。負けていられない-。そんな相乗効果が生まれている。これでチーム防御率は2・42、救援防御率は1・56に。最大8・5あった楽天とのゲーム差は3・5になった。ジワジワ背中が見えてきた。【上田悠太】?○...ジャンセンが殊勲の来日初アーチを放った。0-0の7回2死一塁。楽天辛島の高め121キロスライダーを左翼席に運んだ。40打席目に放った1号2ランが、この試合唯一の得点となった。記念のボールをポケットにしまい、「日本のマンションに飾りたい」と笑顔。「野球は一振りでゼロからヒーローになれるスポーツ」と前打席の併殺からの挽回も喜んだ。▽西武増田(9回を3者凡退で締め、リーグトップ20セーブ目)「数字は特に意識していない。チームメートはじめ皆さんのおかげ。これからも今までどおり、チームの勝利に貢献できるよう頑張っていく」

◆西武は七回にジャンセンの来日初本塁打となる2ランで均衡を破り、4投手の無失点リレーで逃げ切った。平井が6回を3安打で4勝目、増田が20セーブ目を挙げた。楽天は辛島が7回2失点と好投するも援護なく今季初黒星を喫した。

◆西武のジャンセンが七回に来日初本塁打となる2ランを放ち、試合の均衡を破った。2死一塁で辛島の高めの変化球を捉えて左翼席へ運んだ殊勲打を「待ち望んでいたホームラン。打つことができてすごくうれしい」と喜んだ。来日1年目で4月に右股関節を痛めて出場選手登録を外れ、6月19日に昇格したばかり。打率1割台と低迷していただけに、辻監督は「一生懸命やっている中で結果が出て良かった。彼もうれしいだろうしベンチも盛り上がった」と話した。

◆たった1球の失投を見逃さなかった。西武の新外国人、ジャンセン・ウィティ内野手(32)が0-0の七回2死一塁で高めに浮いたチェンジアップを左翼席に運んだ。出場13試合、40打席目で待望の来日1号。楽天先発、辛島の前に二塁さえ踏めていなかった状況で、価千金の一発となった。「野球というのは面白いもので、ひと振りでゼロからヒーローになれるスポーツ。その特性を考えて、しっかり気持ちを切り替えて打席に入った。すごくうれしいよ」空振り三振、三ゴロ併殺打で迎えた第3打席で決勝弾。記念球を手にしたジャンセンの言葉には実感がこもった。メジャー経験はないが、昨年所属していたマリナーズ傘下3Aタコマでは、イチロー会長付特別補佐兼インストラクターから約1カ月間の指導を受け、その人間性にすっかり虜(とりこ)になったという。昨季42年ぶりの最下位に沈んだチームは、支配下5人の助っ人を総入れ替えで臨む今季。楽天を連破して、5月31日以来の貯金1とした。(東山貴実)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
39281 0.582
(↑0.006)
-
(-)
75267
(+3)
203
(-)
46
(+1)
41
(+1)
0.264
(-)
2.730
(↑0.04)
2
(-)
楽天
37291 0.561
(↓0.008)
1.5
(↓1)
76226
(-)
199
(+2)
42
(-)
47
(-)
0.234
(↓0.002)
2.870
(↑0.01)
3
(-)
西武
35341 0.507
(↑0.007)
5
(-)
73220
(+2)
200
(-)
52
(+1)
32
(-)
0.221
(↓0.001)
2.420
(↑0.03)
4
(-)
ORIX
35360 0.493
(↑0.007)
6
(-)
72198
(+4)
217
(-)
29
(+1)
35
(+1)
0.235
(↑0.002)
2.760
(↑0.04)
5
(-)
ロッテ
33361 0.478
(↓0.007)
7
(↓1)
73218
(-)
235
(+4)
38
(-)
72
(+1)
0.219
(-)
2.800
(↓0.02)
6
(-)
日本ハム
26440 0.371
(↓0.006)
14.5
(↓1)
73228
(-)
266
(+3)
54
(-)
46
(-)
0.236
(↓0.001)
3.660
(-)