楽天(★3対4☆)西武 =リーグ戦9回戦(2022.06.24)・楽天生命パーク宮城=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
西武
0021010004612
楽天
11000100031010
勝利投手:髙橋 光成(6勝6敗0S)
(セーブ:増田 達至(1勝0敗19S))
敗戦投手:田中 将大(4勝7敗0S)

本塁打
【西武】山川 穂高(22号・4回表ソロ),川越 誠司(1号・6回表ソロ)

  DAZN
チケットぴあ 楽天戦チケット予約 西武戦チケット予約

DAZN

◆西武は2点を追う3回表、川越の適時二塁打で同点とする。その後は4回に山川のソロで勝ち越しに成功すると、6回には川越のソロが飛び出し、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・高橋光成が5回2失点で今季6勝目。敗れた楽天は、最終回に一打逆転の好機をつくるも、あと1本が出なかった。

◆楽天田中将大投手(33)は5月17日ロッテ戦から5連敗中。日本プロ野球で自身の連敗記録を更新中だが、メジャー時代の最長は17年5~6月の6連敗。今日も黒星を喫すると日米通じて自己ワースト記録に並んでしまう。

◆西武山川穂高内野手(30)が22号ソロを放った。これで通算199号。日本人最速の200号に王手をかけた。2-2の同点の4回。先頭で楽天田中将の137キロスライダーをかち上げた。高く舞い上がった打球は、なかなか落ちてこない。会心の当たりではなかったが、フェンスを越えた。センター右のスタンドに飛び込んだ。「スタンドに入ってくれるとは思いませんでした」。そう本人も驚きを隠せない一打だった。入ると思わなかった分、湧き上がる喜びも増した。満面の笑みで軽やかにダイヤモンドを一周した。山川は、この試合が695試合目の出場。これまでの日本人通算200号最速は田淵幸一氏、秋山幸二氏の714試合となる。

◆楽天が逆転負けを喫し、2位に後退した。先発田中将大投手は自身ワーストタイの6連敗となった。打線は1回2死一、二塁から、銀次の左翼へ適時打で先制。2回2死三塁から小深田の右前適時打で追加点を挙げ、田中将を援護すべく、序盤に2点を挙げた。しかし、田中将は3回2死一、二塁から川越に同点の2点適時二塁打を許し、4回には山川にバックスクリーン右へ勝ち越しソロを放り込まれた。6回にも川越にソロを献上し、被弾が目立つ今季。前回登板の17日ソフトバンク戦では5回で4発を許したが、この日も2被弾で6回6安打4失点。7敗目を喫した。6連敗は、ヤンキース時代の17年5~6月に並ぶ自身ワーストタイ。援護に恵まれず勝利を手にできないこともあったが、1カ月半に渡って我慢が続く。

◆楽天田中将大投手メジャー時代の17年以来となる自身ワーストタイの6連敗を喫した。2点リードで迎えた3回2死一、二塁から川越に同点の2点適時二塁打を許し、4回には山川に勝ち越しソロ。6回にも川越にソロを献上し、6回6安打4失点で降板した。最速154キロと、直球に力強さがあっただけに「失点したところ全部がもったいなかった。変化球はなんで良くなかったんだという部分で追求して、また修正できれば」と振り返った。チームは2位に後退した。○...楽天石井GM兼監督(田中将について)「シーズン負けないで好調なピッチャーはいない。浮き沈みの中でシーズンをこなしていかないといけない。その幅が狭いのが彼の特徴。次の登板に期待したいですね」

◆2-2の四回。山川の詰まり気味の打球が中堅席右に飛び込むと、楽天・田中将大投手(33)は思わず下を向いた。「去年から苦しい時間が続いていて、めげそうになる一瞬はあるけど、そこから目をそらしていては前には進めないし、成長もない」5月10日に4勝目を挙げたのを最後に、自身5連敗中。前回6月17日のソフトバンク戦では4本塁打を許し、5回7失点だった。7日の広島戦ではプレートを踏む位置を三塁側から一塁側に変えるなど、試行錯誤を続けている。今回は従来の登板2日前のブルペン入りに加え、前日にも楽天生命パークのマウンドで3年目野手の黒川を打席に立たせて25球を投げた。「(黒川に)球の感想を聞く前に、『やばいっス』『えぐいっス』『打てるボールないっス』って。だから『どんだけヨイショするねん、もうええって』という話で終わりました」と苦笑い。石井監督も「前の登板が悪くても、次はガラッと変えてくれる。それができるから今の彼のキャリアがある。心配していない」と話していたが...。六回にも川越に右翼席中段まで運ばれて、今季の被本塁打は両リーグワーストの11。6回92球、4失点で降板となった。打線は九回に逆転サヨナラ機を作ったが生かせず。田中将は7敗目を喫した。(東山貴実)

◆西武は2―2の四回に山川の22号ソロで勝ち越し、六回は川越の今季初本塁打で1点を加えた。高橋が5回2失点で6勝目、増田が19セーブ目を挙げた。楽天は2位に転落。田中将が6回4失点と踏ん張れず自身6連敗となった。

◆楽天・田中将大投手(33)が6回6安打4失点で7敗目(4勝)を喫した。プロ野球自己ワーストを更新する6連敗。米大リーグ、ヤンキース時代の2017年に5月14日のアストロズ戦-6月17日のアスレチックス戦で6連敗を喫しており、メジャーを含めた自己ワースト記録に並んだ。

◆西武の川越が今季初本塁打を放った。3―2の六回に先頭打者で田中将の浮いた変化球を右翼席へ運び「やっと出た。まず塁に出ようと心がけた意識がホームランになってくれた。打った瞬間行ったと思った」と喜んだ。その裏の守備では島内の右前打を処理し、好返球で二塁走者の西川を本塁で刺して同点を阻止した。「アウトになってほっとした」と振り返った。

◆西武の高橋は制球が定まらず6四球を与えたが、5回を5安打2失点で踏ん張った。6勝目を挙げ「何とか粘れた。コントロールに苦しんだ」と息をついた。一、二回にともに四球からピンチを招き、適時打を浴びて失点した。辻監督はエースに「しっかりしてもらわないと。試合の流れをしっかり考えて、次から投球してほしい」と注文を付けた。

◆西武・山川穂高内野手(30)が日本選手最速の通算200本塁打に王手をかけた。「スタンドに入ってくれるとは思わなかった」2―2の四回先頭で、田中将に2球で追い込まれながらも、3球目の低めのスライダーをすくい上げた。詰まり気味ながら、高々と舞い上がった打球は中堅右のフェンスを越えた。豪快な22号ソロで、節目の通算200本塁打へあと1とした。田中将がメジャー移籍した2014年にプロ入りし、通算695試合目。秋山幸二(西武)、田淵幸一(阪神)の714試合を抜くのは時間の問題だ。今春のキャンプ時から意識し続けているのが、「尻で振る」こと。「構えるときにお尻の位置が決まれば、自然と軸足も決まる」と言う。そうすれば足を上げたときに体の軸がぶれず、頭も突っ込まない。本塁打数もさることながら、「理想は1カードに1本」と言うように、本塁打率(打数÷本塁打数)は現役最多の446本塁打を記録している同僚の中村(14・70)をしのぐ11・78だ。「(200号は)意識していない。毎回ホームランを打つつもりで打席に入っているし、明日(25日)もいつもと同じ準備をして、いつも通りやるだけ」。ホームランの打ち損じがヒット。〝アーチスト〟の矜持(きょうじ)は変わらない。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
ソフトバンク
38281 0.576
(↑0.007)
-
(↓0.5)
76264
(+5)
203
(+1)
45
(+1)
40
(+3)
0.264
(↑0.001)
2.770
(↑0.03)
2
(1↓)
楽天
37281 0.569
(↓0.009)
0.5
(↑0.5)
77226
(+3)
197
(+4)
42
(-)
47
(+1)
0.236
(↑0.002
2.880
(↓0.01)
3
(-)
西武
34341 0.500
(↑0.007)
5
(↑0.5)
74218
(+4)
200
(+3)
51
(+2)
32
(-)
0.222
(↓0.001)
2.450
(-)
4
(1↑)
ORIX
34360 0.486
(↑0.008)
6
(↑0.5)
73194
(+5)
217
(-)
28
(+1)
34
(-)
0.233
(↑0.001)
2.800
(↑0.04)
5
(2↓)
ロッテ
33351 0.485
(↓0.008)
6
(↓0.5)
74218
(-)
231
(+5)
38
(-)
71
(-)
0.219
(↓0.001)
2.780
(-)
6
(-)
日本ハム
26430 0.377
(↓0.005)
13.5
(↓0.5)
74228
(+1)
263
(+5)
54
(+1)
46
(+1)
0.237
(↓0.001)
3.660
(↓0.03)