オリックス(☆5対0★)ソフトバンク =リーグ戦11回戦(2022.06.22)・京セラドーム大阪=
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ソフトバンク
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ORIX
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勝利投手:田嶋 大樹(3勝3敗0S)
敗戦投手:東浜 巨(6勝2敗0S)

本塁打
【オリックス】杉本 裕太郎(8号・6回裏3ラン)

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◆オリックスは両軍無得点で迎えた6回裏、杉本の3ランが飛び出し、試合の均衡を破る。続く7回には、福田の適時三塁打などで2点を奪い、試合を決定づけた。投げては、先発・田嶋が9回無失点7奪三振の快投。今季初の完封で3勝目を飾った。敗れたソフトバンクは、打線が沈黙した。

◆ソフトバンクが、今季8度目の完封負けで連敗を喫し、5日ぶりに首位から陥落した。藤本博史監督(58)は相手先発の田嶋に脱帽。「良かったね。低め、低めにきてね。なかなか打てる球は少なかったですね。今日は田嶋くんにやられた、という感じですね」と潔く完敗を認めた。立ち上がりが数少ないチャンスだった。初回2死から柳田の二塁打で先制機をつくったが、続くデスパイネの中前打で本塁を狙った柳田が間一髪タッチアウト。藤本監督は「柳田があそこでセーフになってたら、展開が変わってるかもわからんけどね。あれもセンターの福田からいい球が返ってきたしね」と悔しさいっぱい。2回も2死二塁と攻め立てたが、中村晃が二ゴロに倒れて得点できなかった。3回以降は完全に田嶋のペースに持ち込まれた。8回までは6イニング連続1人の走者も出せず、ポンポンとアウトを積み重ねられた。この間、力投してきた先発東浜が6回に杉本に先制3ランを浴びるなど撃沈。9回1死から代打周東が7イニングぶりの安打を放ったが、後続が倒れて終戦した。指揮官は「いい投手がいい投球をしたら、ましてあれだけ低めにボールが来ていたら、そうは打てない。まあ、次回やり返しましょう」と絞り出すように言った。京セラドーム大阪では、昨年オリックスとの4カード全て負け越し。今季も開幕から2カード連続の負け越しが決まった。前身の南海のホームタウンだった大阪が、新たな鬼門となりつつある。【山本大地】○...粘投を続けたソフトバンク先発東浜が1発に沈んだ。0-0で迎えた6回。宗、吉田正に連打を許すと4番杉本にバックスクリーンへ先制の8号3ランを被弾。6回93球で無念の降板となった。「打たれたのは失投です。チームに本当に申し訳ない」。悔しさをかみしめ、広報にコメントを託した。20日に32歳となっての初マウンド。打線の援護にも恵まれず、苦い2敗目となった。

◆オリックス田嶋大樹投手(25)が自身2年ぶりの完封で、チームを4カードぶりの勝ち越しに導いた。今季、無安打無得点試合を達成したソフトバンク東浜との投げ合い。3~8回は完全投球とソフトバンク打線につけいるスキを与えず、初の無四球完封で、チームが18年4月28日に京セラドーム大阪で勝って以来4連敗を喫していた右腕に投げ勝った。「多くのヒットゾーンに行った球を(野手が)しっかりアウトにして下さった。自分自身の貢献できたなっていうところは多分(無四球の)そこぐらいだと思う。みんなに感謝しなくちゃいけないなと思います」何度も何度も、田嶋は若月のリードや福田、宗、中川圭らの守備に感謝した。だが守備陣の集中力を高めたのは、1球1球に精魂を込めた田嶋の力投だ。挑戦を実らせた。「セットの時の重心をちょっと後ろに、胸を張るような意識で投げるようにしてみたら結構、間隔が良くて。これでいってみようかなっていうことで胸を張る意識でずっと練習していました」と明かした。5月27日に投げ合った中日大野雄の姿が、ヒントになった。「自分の形にしようと思って、まずちょっとやってみたのがきっかけで。そしたらすごく良くて、はまってくれた」。1失点完投勝利の大野雄にその日は投げ負けたが、この日につながるものをつかんでいた。20年9月16日楽天戦のプロ初完封は、ほっともっと神戸。同年のチーム初完封だった。2度目は京セラドーム大阪。「完封するときはなるべくホームで、と思っています」とうれしい約束を、田嶋は本拠地ファンに伝えた。【堀まどか】▽オリックス中嶋監督(好投しても勝ちがつかなかった田嶋の完封に)「低めの真っすぐにしても、スライダーもよかったですね。(勝ちが)ついてよかったです。こっちがホッとしましたよ」○...オリックス福田が攻守で連勝に貢献した。初回の守りで、2死二塁からデスパイネの中前打で本塁を狙った二塁走者の柳田を好返球でアウトに。中嶋監督が「田嶋を乗らせてくれた。大きいプレーでした」と評価した好守に続いて、7回1死二塁では4点目の適時三塁打。「(1死二塁と)チャンスの場面でしたし2ボールと有利なカウントだったので、迷うことなくしっかり振り切ることができました」と持ち前の積極性をダメ押しにつなげた。○...オリックス杉本が先制8号3ランで田嶋を援護した。6回無死一、二塁でソフトバンク東浜の148キロ直球を捉え、バックスクリーンに運んだ。青学時代、亜大のエース東浜とは東都大学のリーグ戦で何度も対戦。「コントロールがよくて。プロに入って初めてやったんですけど、もっとすごくなっていました。他のチームのいろんな人もなかなか打てていない投手。ある意味、打てなくても当たり前と開き直っていきました」とかつてのライバルを攻略した。

◆【日刊スポーツ西日本写真映像チームのとっておき映像プレイバック】22日、ソフトバンク戦でオリックス福田周平が見せた気迫のプレー2つ。空飛ぶレーザービームと、同じく空飛ぶヘッドスライディングをまとめてどうぞ。

◆振り返ってみれば、たった1度のチャンスだった。ソフトバンクは初回2死から柳田が左翼線二塁打。続く4番デスパイネが田嶋の直球を完璧に捉えてセンター前に運んだ。二塁から激走した柳田は本塁にヘッドスライディングしたが、デスパイネの打球の速さ、中堅福田の好返球もあってアウトになった。もちろん、田嶋の好投があったとはいえ、先制点をゲットできていれば試合のシナリオは大きく流れを変えていたかもしれない。試合開始から2時間33分。新幹線のぞみ号なら、ちょうど新大阪から博多に到着したころに、完敗のゲームセットとなった。先発東浜が2回以降は粘りの投球。5回まで毎回走者を出しながら、2併殺など要所を締めてホームを死守した。一方、ホークス打線は2回の今宮の二塁打を最後に、3回以降はきっちり3人で片付けられていた。勝負どころの6回、東浜が杉本に先制3ランを被弾。この時点で勝負は決まった。前日21日は先発の石川が1-1の7回、先頭紅林に勝ち越し弾を許した。中盤の踏ん張りどころはやはりホークスのゲームを大きく左右する。チームのイニング別得失点を見ると、得点より失点が多いのは6回の34失点、25得点(マイナス9)だけ。「勝利の方程式」につなぐ6回は、チームにとって「鬼門のイニング」になっているようだ。先発の交代機、ブルペン陣の起用法。拮抗(きっこう)した局面で迎える「6回」は、ベンチワークの手腕が問われると言っていい。残念だったのは7回に2番手甲斐野があっさり2点を献上してしまったこと。田嶋攻略にてこずっている中、チームの戦意は完全になえてしまった。敵地・大阪で思わぬ? 連敗となってしまったが、24日からは地元福岡で最下位日本ハムとの3連戦。何とか復元したいところだ。【ソフトバンク担当 佐竹英治】

◆オリックス・杉本裕太郎外野手(31)が、先制の8号3ランを放った。0─0の六回。先頭の宗、吉田正が連打で一、二塁の好機を作ると、ソフトバンク先発・東浜が投じた148キロ直球をとらえ、中堅右2階席まで運んだ。2戦ぶりの豪快アーチで、六回まで無失点と好投する先発の田嶋を援護射撃した。

◆4カードぶりの勝ち越しを目指し、自分の役割を全うする。オリックスの先発・田嶋が、懸命に左腕を振った。「相手を意識するより自分の仕事をしっかりしたい。チームの役に立ちたい」前回の1軍登板は3日の広島戦(マツダ)。5回を1失点で2勝目を挙げた後、蓄積疲労を考慮され一度、出場選手登録を抹消された。その間、2軍戦での調整登板を経て、「いい期間になりました。自分では疲れていないつもりだったんですけど、体が重く感じて。しっかり寝て、ゆっくりする時間を作りました」とリフレッシュし、1軍では中18日のマウンドに上がった。一回は2死を奪ってから柳田に左翼線二塁打を浴び、続くデスパイネには中前打を許すが、中堅手の福田が本塁に好返球。柳田を本塁憤死に仕留め、二回も無失点。三回からは3イニング連続三者凡退と尻上がりに状態を上げた。打線は三回に無死一、三塁と絶好機を作るが、紅林は遊ゴロ。福田は一ゴロ、宗は中飛とあと一打が出ず。四回も先頭の吉田正が右前打で出塁するも、後続が続かなかった。しかし、杉本が0―0の六回に8号3ラン。無死一、二塁から東浜の甘く入った直球を中越えに運び「何とかぎりぎり届いてくれてよかった」と大喜び。5月29日以来となる本拠地での本塁打に、満開の笑顔で右拳を高々と突き上げた。(西垣戸理大)

◆また少し、理想の投手像に近づいた。魂を込めた110球。勝利の瞬間、オリックス・田嶋はようやく笑った。グラブをポンポンとたたき、バッテリーを組んだ若月とハグ。2020年9月16日の楽天戦(ほっと神戸)以来、自身2年ぶり2度目の完封勝利で、チームを4カードぶりの勝ち越しに導いた。「(プロ)初完投してからもう一度やりたいという気持ちは頭の中にずっとあったので、実現できてうれしいです。こういう機会をどんどん増やせるようにもっと練習して頑張りたいと思います」一回、二回と2死から得点圏に走者を背負うが、バックの好守に助けられ無失点。三回からは6イニング連続で三者凡退に仕留めた。4安打7奪三振で今季3勝目。無四球と攻撃にいい流れを呼び込んだが、「自分自身の貢献できたなというところは無四球ぐらい。あとは野手の方に打ってもらって、守ってもらって。完封したけど、自分でやり遂げた感覚はない。みんなに感謝しないといけない」とチームメートに頭を下げた。投球フォームの微調整が効果的だった。セットポジションに入る際、やや胸を張り、重心を後ろに移す。5月27日の一戦(京セラ)で投げ合った大野雄(中日)を参考にした。「大野さんは変わったセットの仕方をしているなと思って。まねから入って、自分の形にした。大野さんみたいにいっぱい完投をできる選手になれたら、理想に近づける。しっかり複数回できるように」球界を代表する左投手を追いかけ、追い抜く。その日を目指し、田嶋は一歩ずつ歩みを進めていく。(西垣戸理大)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
楽天
37271 0.578
(↑0.007)
-
(↓0.5)
78223
(+6)
193
(+3)
42
(+2)
46
(-)
0.234
(↑0.001)
2.870
(-)
2
(1↓)
ソフトバンク
37281 0.569
(↓0.009)
0.5
(↑0.5)
77259
(-)
202
(+5)
44
(-)
37
(-)
0.263
(↓0.002)
2.800
(↓0.04)
3
(1↑)
ロッテ
33341 0.493
(↑0.008)
5.5
(↑0.5)
75218
(+2)
226
(+1)
38
(-)
71
(+1)
0.220
(-)
2.780
(↑0.03)
3
(-)
西武
33341 0.493
(↓0.007)
5.5
(↓0.5)
75214
(+1)
197
(+2)
49
(-)
32
(+2)
0.223
(-)
2.450
(-)
5
(-)
ORIX
33360 0.478
(↑0.007)
6.5
(↑0.5)
74189
(+5)
217
(-)
27
(+1)
34
(-)
0.232
(↑0.001
2.840
(↑0.05)
6
(-)
日本ハム
26420 0.382
(↓0.006)
13
(↓0.5)
75227
(+3)
258
(+6)
53
(+1)
45
(-)
0.238
(↓0.001)
3.630
(↓0.03)