楽天(☆6対3★)日本ハム =リーグ戦11回戦(2022.06.22)・岩手県営野球場=
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日本ハム
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楽天
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勝利投手:西口 直人(2勝0敗0S)
敗戦投手:北山 亘基(3勝5敗7S)

本塁打
【日本ハム】松本 剛(3号・3回表2ラン)
【楽天】浅村 栄斗(12号・4回裏ソロ),島内 宏明(4号・9回裏3ラン)

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◆楽天がサヨナラ勝利。楽天は1点ビハインドの4回裏、浅村のソロと太田の適時打で2点を奪い、逆転に成功する。その後同点を許すも、9回には島内の3ランが飛び出し、試合を決めた。投げては、4番手・西口が今季2勝目。敗れた日本ハムは、5番手・鈴木が痛恨の一発を浴びた。

◆楽天岸孝之投手(37)が日本ハムに先発登板する。このカードは西武在籍時の07~16年に17勝16敗だったが、楽天に移籍した17年以降は9勝1敗の勝率9割。好相性を誇る相手から今季6勝目を挙げられるか。

◆日本ハムが今季3度目のサヨナラ負けを喫した。3-3の9回に4番手の北山亘基投手(23)が1死無走者から連打を浴びて1死一、二塁で降板。5番手で登板した鈴木健矢投手(24)が浅村栄斗内野手(31)を捕邪飛に打ち取って2死までこぎ着けたが、最後は島内宏明外野手(32)にサヨナラ3ランを浴びた。新庄剛志監督(50)は「いやー完璧でしたね。打ったバッターが素晴らしいですよ。あそこのケース、(左腕の)福田君でいこうか...でも経験で鈴木君がね、左打者を結構抑えていたから。いろんな投げ方で。そしたら打たれた」と、島内をたたえつつ、迷った継投を振り返った。これでチームは交流戦明けは勝利がなく、今季3度目の5連敗。6月は5勝11敗となり、5試合を残して月間負け越しが決まった。

◆日本ハム新庄剛志監督(50)が、一塁を守った清宮幸太郎内野手(23)の不可解な守備に「びっくりしたもん」と、首をひねった。6回、一塁に上がった平凡なフライにグラブを差し出したものの、まさかの落球。失点にはつながらなかったものの「そんなに高いフライでもないしね。(照明が目に入ったのではなく)多分、星かな?星が(目に)入ったのかもしれない」と、苦笑いだった。

◆サヨナラ勝ちでさようなら! 楽天銀次内野手が、思い出の球場に別れを告げた。3年ぶりに1軍主催試合が開催された岩手県営野球場。老朽化により来年3月に閉鎖される。岩手・普代村出身の銀次にとっては、幼少期から慣れ親しんだ場所。「5番指名打者」で最後の試合に臨んだ。目に映ったのは自分を応援してくれるたくさんのファンだ。1点リードの7回2死満塁で迎えた第4打席。名前がコールされると、大きな拍手が起こった。たくさんの銀次ユニホームと黒色の応援タオル。「最高でしたね。応援はすごく届いてました」。右翼線へわずかに切れるファウルを放ったが、空振り三振。悔しさが残った。同点の9回1死一、二塁はネクスト・バッタースボックスで、島内のサヨナラ3ランを見届けた。飛び出すナインとは1人ベンチへ。水を取り、歓喜の輪へ向かった。少年時代、この球場でオリックス戦を観戦した。イチローを見て、プロ野球選手のすごさを知った。盛岡中央3年夏、県大会決勝で敗れた。プロ入り後の17年にはお立ち台に立った。うれしいことも悔しいことも経験した。最後は無安打もチームは首位に浮上。憧れたプロ野球の魅力を見せられた。「この球場本当にありがとうございました」。最後は学生時代のように、グラウンドへ一礼。晴れやかな表情で思い出の地を後にした。【湯本勝大】▽楽天石井GM兼監督(岩手県営野球場での最後の試合に)「最後は銀次にもあいさつさせたかった。これだけいい声援をもらって、最後チームを代表して『頑張ります』と言ってもらったので、いいクロージングだったと思います」

◆ただいま岩手! 楽天鈴木翔天投手(25)が、"第2の故郷"で成長した姿を見せた。神奈川県出身だが、大学は岩手県内にある富士大。「4年間、岩手で成長させていただいて、今日も登板できたことで縁を感じました」1点を失い、3-3に追いつかれた8回1死一、二塁のピンチでマウンドに上がった。日本ハム浅間をカウント1-2から内角高めの147キロ直球で見逃し三振。続く清宮にはフルカウントから外角低め133キロのスライダーで空振り三振。プロ入りしてから初めての凱旋(がいせん)登板で2者連続三振を奪い、ピンチを切り抜けた。「自分の仕事である左打者を抑えるということができましたし、長打が一番いけない場面で三振を奪えたことは良かったと思います」と納得の投球だった。富士大から18年ドラフト8位で入団も、昨季まで登板は7試合のみ。今季は中継ぎ左腕として、13試合で防御率0・84と売り出し中だ。150キロを超える直球が武器のパワーピッチャー。石井GM兼監督ら首脳陣からの信頼を徐々に得ている。指揮官からは「もし来年岩手に来ることがあったら今度はバリバリの主戦級のような存在でいてほしい」とエールを送られた。投球を磨き、さらに好投を続ける。次に岩手で投げるときは、さらに大きくなった姿を見せる。

◆楽天島内宏明外野手(32)が、値千金のサヨナラ3ランを放った。同点の9回、日本ハム鈴木の直球を右翼スタンドへ豪快にたたき込んだ。5月13日西武戦以来となる今季4号は、自身初のサヨナラ弾。初の快音に表情をほころばせた。チームは連勝で、ソフトバンクから首位奪還。4番が一振りで試合を決めた。ここで島内。同点で迎えた9回2死一、二塁で、4番に打席が回ってきた。カウント2-2。鈴木の内角132キロ直球を捉えると、右翼席へたたき込んだ。相手は横手や下手から投げ込む変則タイプ。「下からくるのでなかなか打つのが難しいのですが、なんとか自分のポイントで打つことができたので良かったです」。納得顔で振り返った。サヨナラ本塁打はプロ入り初。「最高です!」とあふれる喜びを抑えきれなかった。ダイヤモンドを笑顔で回り、本塁付近で水を持って待ち構える仲間たちを見つけ、さらに破顔。歓喜のウオーターシャワーを全身で浴びた。この日は3年ぶりの岩手開催。来年に閉鎖が決まっている岩手県営野球場では最後のプロ野球となった。楽天を待ち焦がれたファンたちへ、サヨナラ勝利と首位再浮上をプレゼント。お立ち台では「最高です! 良かったと思います。ありがとうございます!」とスタンドを見渡した。21日は秋田、この日は岩手。東北2連戦で連勝を飾った。直前のソフトバンク3連戦は3連敗だっただけに、石井GM兼監督も「3つ負けた後に2つ勝ったのはすごく大きいかな。ここで1勝1敗だと流れがもうちょっと来ない感じになる。流れがいい感じになる」とうなずいた。次は24日から楽天生命パークで西武との3連戦。東北各地で呼び込んだ運気に乗じ、仙台で首位固めに挑む。【湯本勝大】

◆サヨナラ負けで、今季3度目の5連敗となった日本ハム新庄剛志監督(50)の主な一問一答は、以下の通り。新庄監督 いや~、完璧でしたね。打ったバッターが素晴らしいですよ。-9回は浅村に打順が回ったら北山降板の予定だった新庄監督 そう。(8回の日本ハムの攻撃は)松本君が同点の右前適時打で、チャンスで1本出せるバッティングのうまさが出た。何か仕かけようかなと思ったんだけど、浅間君に任せようと思って。-堀を7回2死満塁で起用新庄監督 球の切れが戻って来たというか。今まで、ずっとああいう場面で投げてきた投手なので。1度ボス組で気持ちの切り替えをしてもらって、また戻って来てくれて、また抑える。打たれる時もあると思いますけど、気持ちの面では落ち着いたんじゃないでしょうか。-現役時代に日米通算1500安打を放った場所新庄監督 ここ?俺、全然、そういう記録とか、あまり興味ないんだよね。-この球場は、今日がプロ野球の公式戦開催最後だった新庄監督 あ、そうなんだ。素晴らしい球場でね、どっちが勝っても負けても、プロ野球選手をここで見て、ファウルボール1つでもワイワイ楽しんでもらって。最後、主催の楽天がこういう勝ち方をして、すごく楽しんでくれたんじゃないかなと思いますね。-守りのミスがいくつかあった新庄監督 ね~。加藤君が球数増やさなくていいところを、ああいうミスでリズムを狂わせてしまうというのは、俺がショック。で、すぐに(二塁手のアルカンタラを)交代して。代わった瞬間に(途中出場の杉谷が)また(笑い)あれはね。プロとしては、キャッチボールみたいなものなので。でも、守っている方は硬くなるんですよ。こういうグラウンドは。メンディ(アルカンタラ)も、こういうグラウンドに慣れていないから。向こうは芝生なので。でも、慣れていってもらわないと。-フライを落球した清宮は照明が目に入った新庄監督 それは彼に聞いて。びっくりしたもん(笑い)それは彼に聞かないと、分からない。そんなに高いフライでもないしね。多分、星かな? 星が(目に)入ったのかもしれない。

◆「豆腐のまち」で、頼もしいセットアッパーが復活した。日本ハム堀瑞輝投手(24)が楽天11回戦(盛岡)の7回2死満塁で登板。打席には岩手出身の楽天銀次。場内が大盛り上がりの中で、強い気持ちで外角へ143キロ直球を決めて見逃し三振。どアウェーの雰囲気をはねのけた。堀 全然気にしていなかったです。(銀次は岩手)出身なんですか? そういうことだったんですね。ツーアウト満塁だから、それだけの盛り上がりかと思っていました。すいません。ちょっと勉強不足でした。まさかのオチまで付いたが、8回も続投して3者凡退。「正直、失うものはもうない。打たれれば打たれるし、抑えられれば抑えられるしって感じで割り切っていた」。精神的な強さを取り戻した姿を披露した。3日阪神戦(甲子園)を皮切りに、失点が続いて9日に出場選手登録を抹消された。「本当に何も考えず、ただただプレッシャーがない中、自分の技術面であったり、やりたいことがやれた」。そして、悟った。堀 (2軍へ)落ちる前は勝ちパターンで投げてうまくいかず、チームに迷惑をかけて、自分の中で信頼がどんどん失っていくような感じがすごくあった。それが今はあまりなく、まあ(自分を試合に)出した人が悪い、と。それだけ割り切っていった。最優秀中継ぎ投手に輝いた昨季の思考を取り戻して1軍へ帰ってきた。新庄監督も「気持ちの面では落ち着いたんじゃない」と、手応えを感じた。"豆腐メンタル"に苦しんだ堀が、消費量日本一の「豆腐のまち」盛岡で復活ののろしを上げた。【木下大輔】○...今季3度目のサヨナラ負けで6月の負け越しが決まった。8回に同点に追いつく粘りを発揮も及ばず。新庄剛志監督は「完璧でしたね。打ったバッター。素晴らしいです」と、9回にサヨナラ3ランを打たれた楽天の4番島内をたたえた。これでチームは今季3度目の5連敗。交流戦明けは勝利がなく、借金は今季ワーストの「16」に膨れ上がった。○...先発した加藤貴之投手の連続イニング無失点は、28回1/3で途切れた。立ち上がりは軽快だったが、味方が先制した直後の3回1死から楽天小深田に右翼線を破る二塁打を許すと、続く茂木に適時二塁打され失点。2-1の4回には、集中打を浴びて試合をひっくり返された。7回途中3失点で降板し「先制点を取ってもらったにもかかわらず、逆転を許してしまい、申し訳ない」と悔しがった。○...首位打者の松本剛外野手が"得点圏の鬼"ぶりを発揮した。3回1死二塁から先制の3号2ランを左翼席に放り込むと、8回1死一、三塁では同点の右前適時打。チームの全打点を挙げ、得点圏打率は4割8分8厘に。試合後の取材中には、昨季までチームメートで慕っていた先輩の楽天西川が乱入。「完璧やったな~」と打撃を褒められ笑顔も、すぐに「いいときも悪いときもある。あまり一喜一憂せずにやっていけたら」と表情を引き締めた。

◆楽天の太田が2試合連続の適時打をマークした。2―2の四回2死一、三塁で打席に入り、1ボールから積極的にスイング。二遊間へ転がったゴロを二塁手が捕りきれず、内野安打となった。交流戦で防御率0・00だった加藤に食らいつき「チャンスだったので何とか次につなぐことだけを考えていた。いいところに飛んでくれた」と笑った。捕手陣で今季チーム最多の48試合に出場している炭谷が新型コロナウイルスに感染し、この日から出場選手登録を外れた。石井監督は太田に「自覚を持って、しっかりとやってもらえれば」と期待を寄せる。今季初の適時打を放った21日に続き、課題の打撃でも存在感を示した。

◆楽天がサヨナラ勝ちした。3―3の九回2死一、二塁で島内が4号3ランを放って試合を決めた。九回を三者凡退に抑えた西口が2勝目。日本ハムは松本剛の3打点の活躍も及ばず、5連敗で負け越しが16となった。

◆日本ハムは継投策が実らなかった。ただ、サヨナラ負けの場面よりも流れを手放すような守りのミスが痛かった。四回2死一、三塁では二塁手アルカンタラが二塁ベースよりのゴロをはじいて失点(記録は内野安打)。五回は代わって入った杉谷の失策からピンチを招いた。六回にも一塁手の清宮が飛球を捕ろうとミットを出して〝空振り〟する失策。慣れない地方球場とはいえ凡ミスを連発し、新庄監督は「加藤くんのリズムを狂わせてしまうというのは、俺もショックだし」と悲しげにこぼした。

◆日本ハムが今季3度目のサヨナラ負け。借金は今季ワーストの16となった。慣れない地方球場で3失策と守備でリズムをつくれず。新庄剛志監督(50)は「ああいうミスでリズムを狂わしてしまうのは俺がショック。プロとしてキャッチボールみたいなもの。こういうグラウンドは守っている方は硬くなるんですよ。ちょっとタフかな。でも慣れていってもらわないと」と奮起を促した。二回先頭では二塁手・アルカンタラがゴロをはじき、後逸。五回先頭ではそのアルカンタラに代わって二塁に就いた杉谷がゴロを捕球も、一塁への送球がそれてEランプがついた。さらに六回2死では清宮が一塁への飛球を落球...。新庄監督は「びっくりした。そんなに高いフライでもない。たぶん、星かな? 星が(目に)入ったのかもしれない」と話した。

◆2019年以来、3年ぶりに行われた盛岡でのプロ野球公式戦は劇的な幕切れとなった。3-3の九回、楽天の4番・島内宏明外野手(32)がサヨナラ4号3ランを放ち、熱戦に終止符を打った。) 「後ろに銀次さんがいるので、僕が凡退しても大丈夫だという気持ちで入りました。最高です」2死一、二塁で下手投げの鈴木の直球を右翼席へ運んだ。サヨナラ打は2017年以来4度目だが本塁打は初。「自分のポイントで打つことができた」と胸を張った。驚きの結末となった試合後には、さらなるサプライズが待っていた。島内とともにヒーローインタビューに登場したのは岩手・普代村出身で、盛岡中央高から楽天に入団した17年目の銀次だった。盛岡のファンのために石井監督が指名。銀次は球界初(?)の4打数無安打でのお立ち台に立った。「皆さんの応援はすごく届いていました。本当にありがとうございました!」。スタンドを埋めた1万5585人に感謝の思いを伝えると、ヒーロー賞の10万円分の楽天ポイントをゲットし、満面の笑みを浮かべた。試合会場の岩手県営野球場は来年3月に閉鎖予定で、プロ野球の試合はこれが最後。島内は「良かった。ありがとうございます」と実感を込め、銀次は「新しい球場になっても楽天が試合をして、皆さんにいい試合を見せられたら」と約束した。リーグ戦再開後の3連敗から秋田、盛岡での〝北東北シリーズ〟2連勝で首位を奪取。東北のファンとともに、9年ぶりの日本一へ突き進む。(加藤次郎)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
楽天
37271 0.578
(↑0.007)
-
(↓0.5)
78223
(+6)
193
(+3)
42
(+2)
46
(-)
0.234
(↑0.001
2.870
(-)
2
(1↓)
ソフトバンク
37281 0.569
(↓0.009)
0.5
(↑0.5)
77259
(-)
202
(+5)
44
(-)
37
(-)
0.263
(↓0.002)
2.800
(↓0.04)
3
(1↑)
ロッテ
33341 0.493
(↑0.008)
5.5
(↑0.5)
75218
(+2)
226
(+1)
38
(-)
71
(+1)
0.220
(-)
2.780
(↑0.03)
3
(-)
西武
33341 0.493
(↓0.007)
5.5
(↓0.5)
75214
(+1)
197
(+2)
49
(-)
32
(+2)
0.223
(-)
2.450
(-)
5
(-)
ORIX
33360 0.478
(↑0.007)
6.5
(↑0.5)
74189
(+5)
217
(-)
27
(+1)
34
(-)
0.232
(↑0.001)
2.840
(↑0.05)
6
(-)
日本ハム
26420 0.382
(↓0.006)
13
(↓0.5)
75227
(+3)
258
(+6)
53
(+1)
45
(-)
0.238
(↓0.001)
3.630
(↓0.03)