中日(☆2対1★)ヤクルト =リーグ戦9回戦(2022.06.21)・バンテリンドーム=
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ヤクルト
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中日
0000000101X2500
勝利投手:ロドリゲス(3勝2敗0S)
敗戦投手:今野 龍太(1勝1敗1S)

本塁打
【ヤクルト】オスナ(6号・3回表ソロ)

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◆中日がサヨナラ勝利。中日は1点を追う8回裏、代打・溝脇の併殺打の間に1点を挙げ、同点とする。そのまま迎えた延長10回には、2死満塁の好機から代打・三ツ俣が適時打を放ち、試合を決めた。投げては、3番手・ロドリゲスが今季3勝目。敗れたヤクルトは、打線が1得点と振るわなかった。

◆ヤクルトが延長10回サヨナラ負けし、連勝が8でストップした。10回は2死満塁とピンチを招き、今野から田口にスイッチ。田口が中日の代打三ツ俣に左前にサヨナラ打を浴びた。序盤は先発小川が中日小笠原と締まった投手戦を繰り広げた。リーグ戦再開後、自身初の登板。「もう1度新たな気持ちで戦っていきたいですし、スタートから全力でいけるように入っていきたい」と引き締めて臨んだ。1回先頭の大島に安打を許したが、3番高橋周を遊ゴロ併殺に仕留めて3人切り。ストライク先行の攻めの投球で、2回から7回まで味方の失策以外の走者を出さなかった。3回にオスナの6号ソロで1点の援護をもらったが、8回に同点に追い付かれた。先頭阿部に対してこの日初めての四球を出し、安打で無死一、三塁。代打溝脇を二ゴロ併殺に打ち取るも、三走高松をかえした。小川は9回2安打6奪三振1失点で降板。打線は4安打で1点に終わった。

◆中日が4番ビシエド離脱の窮地でサヨナラ勝ちを飾った。延長10回2死満塁、代打三ツ俣大樹内野手がヤクルト田口から劇的な一打を放った。「監督から真っすぐかスライダー、腹くくっていけ! と言われたのですが、簡単に2球で追い込まれて頭真っ白になりました」。お立ち台でヒーローが緊張気味に振り返る。8連勝中で首位を走るヤクルトの切り札左腕に対して頭が真っ白になっても、カウント1-2からの146キロ直球に食らいついた。「打った瞬間、ヒットかなと。なんとか勝ちたかった。よかったです」。勝利を告げる打球は左前で弾んだ。試合前、ビシエドが左肩痛で出場選手登録が抹消された。立浪中日に訪れた新たな試練。首位ヤクルトに連敗すれば自力優勝の可能性も消滅する背水の陣で、8回に追いつき、10回にひっくり返した。「2回のチャンスで1点、1点。苦しい展開が続いているが、明日からまたやっていきたい」。厳しい状況でも立浪監督は次戦を見据えた。▽中日小笠原(3回、オスナに先制ソロを許すが、8回1失点) オスナのあの1球でなかなかこっちに流れを持ってこれませんでした。でも、(8回裏に)点を取ってもらって野手に感謝です。▽中日溝脇(10回2死一、二塁から右前打でサヨナラを演出) 自分で決めたかったですが、つなぐことができてよかったです。

◆ヤクルトは延長戦の末にサヨナラ負けし、連勝が8で止まった。延長10回、2番手今野が2死満塁のピンチを招いて田口にスイッチ。中日の代打三ツ俣に内角球を左前へ運ばれた。防御率0・00の田口はベンチ入り唯一のリリーフ左腕として、何度も火消しに成功してきた。高津監督は「ずっと1-0で継投もすごく難しかった。よくここまでね(抑えてくれた)。これからも頑張ってくれると思う」と責めなかった。打線は小笠原の前に、オスナの6号ソロ1本に抑えられた。

◆ヤクルト小川泰弘投手の9回1失点の力投は実らなかった。7回までは1安打無失点、打者22人中20人にストライク先行でテンポよく攻めた。だが8回先頭にこの日唯一の四球を与えると、安打で無死一、三塁とし、併殺打の間に同点に追い付かれた。「9回まで投げられたことと最少失点でいけたことはよかったですが、失点した場面はもう少し大胆に開き直っていけたらよかった」と振り返った。

◆8連勝中の首位・ヤクルトが三回に先制した。先頭のオスナが相手先発の小笠原から左中間に6号ソロを放ち、1点をリードした。オスナは「打ったのはストレート。ストレートに振りまけないようにシッカリと準備して一発で仕留めることを心掛けました。先制できてよかったです」とコメントした。

◆首位・ヤクルトはサヨナラ負けを喫し、連勝は8で止まった。三回に先頭のオスナが相手先発の小笠原から左中間に6号ソロを放ったが、八回に1点を返され、延長十回に3番手・田口が代打・三ツ俣に左前適時打を浴びた。先発の小川は9回2安打1失点と好投したが、勝ち負けはつかなかった。連勝は止まったが、助っ人の大きな一振りで先手を取った。0―0の三回先頭。ヤクルト・オスナが左翼席最前列へ、先制の6号ソロを放った。「直球に振り負けないようにしっかりと準備して、一発で仕留めることを心掛けました。先制できてよかった」1日のロッテ戦(神宮)以来13試合ぶりとなる一発。左腕・小笠原の真ん中146キロの直球を捉えた。三塁ベースを走り抜けると、手でハートを胸の付近で作って〝オスナポーズ〟をして喜んだ。バンテリンドームとは好相性だった。今季は試合前時点で2試合に出場し、打率・444(9打数4安打)、1本塁打、4打点。中日戦となると試合前時点で打率・167(30打数5安打)だが、なぜか敵地では強い。この日も抜群の強さを発揮して先制弾を放った。今季は開幕から思うような結果を残すことができず、先発を外れる機会も多い。それでも早出練習でバットを振り込んだり、杉村打撃コーチに助言を求めるなど試行錯誤を繰り返している。主力の青木や村上にも打撃論を積極的に聞くなど、普段は陽気な来日2年目の助っ人だが、勉強熱心な一面もある。「本当に感謝の気持ちでいっぱい。ノリさん(青木)やムネ(村上)にいろんな助言をもらったり、サポートの言葉をかけられているので自分としては本当にうれしい」。相棒のサンタナが離脱するなか、奮闘の日々を送っている。(森祥太郎)

◆中日がサヨナラ勝ち。延長十回に2安打などで2死満塁と好機をつくり、代打・三ツ俣が左翼に決勝打を放った。ロドリゲスが3勝目。ヤクルトは連勝が8でストップ。小川は9回を1失点と力投したが、救援陣が踏ん張れなかった。

◆セ・リーグ首位のヤクルトは敵地バンテリンドームでサヨナラ負けを喫し、連勝が「8」で止まった。八回に併殺の間に同点とされ、延長十回は2番手・今野が2死満塁で降板。代わった田口が決勝打を浴び、高津監督は継投を反省した。「(左投手が)1人しかいないので前の投手を引っ張りたくなる。難しかった」直近5試合で4度、2桁安打をマークした打線が4安打に封じ込まれ、小休止。それでも小川の安定感が光った。愛知県の南端部、渥美半島の田原市出身。地元で小笠原と投手戦を演じ、9回を1失点と力投した。「九回まで投げられたことと、最少失点でいけたことは良かった」許した安打は一回先頭で大島に左前打、八回に木下に右前打された2本。八回は無死一、三塁から代打・溝脇の二ゴロ併殺打の間に1点を取られたが、同点で食い止めた。高津監督は「すごくいい投球だった。よくあそこまで投げてくれた」と評価。打たれてしまった救援陣は今季奮闘しているだけに「こういうこともあります。また明日、粘り強く頑張るだけです」と責めなかった。(森祥太郎)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
43221 0.662
(↓0.01)
-
(-)
77270
(+1)
208
(+2)
72
(+1)
47
(+1)
0.246
(↓0.002)
2.750
(↑0.01)
2
(-)
巨人
37340 0.521
(↓0.008)
9
(-)
72259
(+1)
284
(+3)
71
(+1)
34
(-)
0.241
(↑0.002)
3.560
(-)
3
(1↑)
広島
31352 0.470
(↑0.008)
12.5
(↑1)
75251
(+5)
255
(+3)
29
(-)
12
(+1)
0.251
(-)
3.530
(↑0.01)
4
(1↓)
阪神
31371 0.456
(↓0.007)
13.5
(-)
74224
(+3)
203
(+5)
49
(+1)
48
(-)
0.233
(-)
2.750
(↓0.04)
5
(-)
中日
30360 0.455
(↑0.009)
13.5
(↑1)
77199
(+2)
245
(+1)
37
(-)
23
(-)
0.243
(↓0.001)
3.580
(↑0.05)
6
(-)
DeNA
28340 0.452
(↑0.009)
13.5
(↑1)
81214
(+3)
259
(+1)
47
(+1)
23
(+1)
0.247
(↓0.001)
3.760
(↑0.05)