ヤクルト(☆8対3★)広島 =リーグ戦9回戦(2022.06.19)・明治神宮野球場=
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広島
2000001003812
ヤクルト
02102201X81205
勝利投手:石川 雅規(4勝3敗0S)
敗戦投手:九里 亜蓮(3勝5敗0S)

本塁打
【広島】マクブルーム(7号・1回表ソロ),會澤 翼(2号・7回表ソロ)
【ヤクルト】青木 宣親(2号・2回裏2ラン),村上 宗隆(20号・3回裏ソロ),塩見 泰隆(11号・5回裏ソロ),村上 宗隆(21号・5回裏ソロ),濱田 太貴(5号・8回裏ソロ)

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◆ヤクルトが一発攻勢で8連勝。ヤクルトは2点ビハインドの2回裏、青木の2ランで試合を振り出しに戻す。続く3回には村上のソロが飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、先発・石川が7回3失点の好投で今季4勝目。敗れた広島は、先発・九里が試合をつくれなかった。

◆ヤクルト石川雅規投手(42)は今季神宮球場で1勝2敗。同球場ではプロ入りから21年連続で白星を挙げ、通算90勝をマーク。神宮球場の最多勝利は松岡(ヤクルト)の91勝で、石川が今日の広島戦に勝てば松岡の記録に並ぶ。

◆「日本生命セ・パ交流戦」で4年ぶり2度目の優勝を果たしたヤクルトの表彰式が、試合前に行われた。高津臣吾監督(53)がトロフィーを受け取り、選手会長の小川泰弘投手(32)が、賞金3000万円の目録を受け取った。チームは14勝4敗で全6カードに勝ち越す「完全優勝」を飾り、リーグ過去最高勝率となる7割7分8厘をマークした。また打率3割5分1厘、6本塁打、13打点で最優秀選手賞(MVP)に輝いた村上宗隆内野手(22)には、賞金200万円の目録などが贈られた。

◆ヤクルト青木宣親外野手(40)が、同点2号2ランを放った。2点を追う2回無死一塁、広島先発九里の3球目、高め144キロ直球を左中間席へ。4月23日阪神戦(神宮)以来、約2カ月ぶりの1発で試合を振り出しに戻すと「村上が出塁したのでチャンスを広げる気持ちで打席に入り、良い角度で上がってくれました」と振り返った。

◆ヤクルト村上宗隆内野手(22)が、2打席連発となる21号ソロを放った。まずは同点の3回2死、広島九里の3球目、高め132キロを左中間席へ運ぶ勝ち越しの20号ソロで、昨年に続きリーグ最速で20号に到達。「早いイニングで勝ち越すことが出来て良かったです。お父さんいつもありがとう」と"父の日弾"を喜んだ。2年連続のリーグ一番乗りは、15、16年の山田(ヤクルト)以来となった。さらに2点をリードの5回2死走者なし、同じく九里の初球、内角低めカットボールを右越えに21号ソロ。「塩見さんのホームランの流れに乗って打つことが出来ました。お父さんいつもありがとうございます」と振り返った。

◆ヤクルトが村上宗隆内野手(22)の2打席連続本塁打などで広島を逆転で下し、今季最長の8連勝を飾った。村上は同点の3回2死走者なし、広島先発九里の3球目、高め132キロを左中間席へ運ぶ勝ち越しの20号ソロ。"父の日弾"で昨年に続きリーグ最速で20号に到達し「早いイニングで勝ち越すことが出来て良かったです。お父さんいつもありがとう」。2年連続のリーグ一番乗りは、15、16年の山田(ヤクルト)以来となった。さらに塩見の11号ソロでリードを2点広げた5回2死走者なしで、再び村上。同じく九里の初球、内角低めカットボールを右越えに21号ソロ。「塩見さんのホームランの流れに乗って打つことが出来ました。お父さんいつもありがとうございます」と、再び父に感謝した。先発はリーグ最年長投手の石川雅規投手(42)。初回にいきなり2点を失ったが、その後は変化球を低めに集め、持ち味の粘り強い投球を披露。今季最長の7回を91球、7安打3失点の好投で勝利を引き寄せた。チームは交流戦で4年ぶり2度目の優勝。全カードに勝ち越す「完全優勝」で、リーグ過去最高勝率となる7割7分8厘をマークした。リーグ戦再開後もその勢いは衰えず、最初のカードも3連勝。好調燕軍団がさらに高く舞い上がる。

◆広島がヤクルトに同一カード3連戦3連敗を食らい、今季ワーストの5連敗となった。先発九里亜蓮投手(30)は村上宗隆内野手(22)の2打席連発を含めて自己ワーストの4被弾。試合後に佐々岡真司監督(54)は先発右腕について「一番やってはいけない。独り相撲」と厳しい口調で指摘した。佐々岡監督の一問一答は以下の通り。-九里が本塁打で失点を重ねた一番やってはいけないというか、その前の攻撃で(九里自身の)バント失敗(捕ゴロ併殺打)から次の先頭は流れ的に絶対に抑えないといけないところで、四球。それで(無死一塁から村上に)ボール、ボールで2ボールから本塁打を打たれて、一番やってはいけない。全力で先頭は、流れ的にも抑えないといけないですし、今日はそこでしょうね。-マクブルームに約1カ月ぶりとなる本塁打が出たのは前向きなこと初回に2点取って「ヨシっ」と乗っていかないといけないところで、2回のそういう(九里の)独り相撲というか。攻撃に失敗して、先頭(に四球)というところで、そこでまた流れが来ない。象徴的にやっぱり相手の石川は四球なく、緩いボールでもストライク先行で、バッターと勝負できてるところが見習うところだと思う。-5連敗。監督として原因はどこにあると分析するまずはやっぱり基本に戻って試合をつくるという中で、ああいうミス、流れを大事にしないといけない。良い流れの中で追いついたらなかなか反撃する力が無くて、ベンチはしっかり声出して盛り上げている部分はあるんですけど、なかなかそこはうまく(ベンチの雰囲気に)ついていけていない。もう1回原点に戻って、しっかり先発が(試合を)つくらないと、リズム良くテンポ良く、しないと。今日は四球絡みで(走者が)出て、流れも悪いのでもう1回そこを目指します。

◆広島がヤクルトに同一カード3連敗を食らい、今季ワーストの5連敗となった。先発九里が村上の2打席連続を含む自己ワースト4被弾で5失点。2点のリードを守れず、5敗目を喫した。「失点がすべて本塁打。ストライク先行でチームの勝ちにつながる投球をしないといけない」と悔いた。佐々岡監督は「一番やってはいけない。独り相撲」と厳しい口調でとがめた。▽広島マクブルーム(1回2死で約1カ月ぶりの7号ソロ)「打った瞬間、すごく感触は良かった。本塁打が1本出たがチームに勝ちがつかず、悔しい」

◆父の日弾!弾!! ヤクルト村上宗隆内野手(22)が2打席連続本塁打を放ち、今季最長の8連勝に導いた。3回に広島九里から2年連続リーグ一番乗りとなる勝ち越し20号ソロを放つと、5回にも同投手から21号ソロ。22歳での2年連続はセ・リーグ史上最年少記録になった。チームは貯金22で首位を快走。故郷熊本の父公弥さんに感謝を込めた2発で、両軍合わせて7本塁打が飛び交った「神宮花火大会」の主役となった。まずは狙い通りの1発だ。村上は3回2死走者なし、九里の3球目、高め132キロを捉えた。「自分のイメージした方向にしっかり打球が飛んでくれた」と納得の左中間への一打で勝ち越すと「お父さんいつもありがとう」と感謝。2年連続の20号リーグ一番乗りは、15、16年の山田(ヤクルト)以来となった。さらには5回2死走者なし。「前の打席の感覚を持ちながら、同じ方向に狙っていった。スライダーがひっかかってくれて何とか打つことができました」と初球の内角低めを右翼席上段へ21号ソロ。「お父さん、いつもありがとうございます」と再び感謝した。九州学院(熊本)から17年ドラフト1位で入団。2学年上の兄・友幸さんは社会人のテイ・エステックで投手としてプレーし、弟・慶太さんも同校で汗を流す。3戦3発と活躍した交流戦ソフトバンク戦(ペイペイドーム)は、慶太さんが夏の大会前のため家族は訪れることは出来なかったが、東京に戻っても、3兄弟を育ててくれた家族へ変わらぬ雄姿を示した。2本塁打を含む3安打2打点でお立ち台に上がると「父の日に打ててすごくうれしい。こんなに大きく育ててくれて感謝しかない。本当にありがとうございます」と、三たび感謝した。チームは本拠地で今季最多5本塁打で快勝。「最終回に何点差があろうと、何点詰められようと諦めることはない」とカード3試合をすべて逆転でものにした。心身共にたくましく成長した4番は「雰囲気はすごくいいし、この勝ちに僕たちは全然満足せず、目の前の1試合を戦っている。8連勝はその積み重ね。来週もまた1試合1試合、頑張っていきたい」。好調燕軍団をさらなる高みに押し上げていく。【鈴木正章】▽ヤクルト塩見(5回に11号ソロ) 1、2打席と凡退してしまっているので取り返したかった。必死に打ちました。▽ヤクルト浜田(8回にダメ押しの5号ソロ) 狙い球を絞って結果を恐れずに思い切っていきました。

◆ヤクルトの"おじさんコンビ"が、再びそろって活躍した。投手最年長42歳の石川雅規投手が、今季最長の7回を7安打3失点で4勝目。松岡弘(ヤクルト)に並ぶ神宮球場最多の91勝目を挙げれば、野手最年長40歳の青木宣親外野手が2回、広島九里から同点2号2ラン。石川が今季初勝利を挙げた4月23日阪神戦(神宮)以来の1発で勢いをもたらした。ともにパパとなるベテランが「父の日」に存在感を示した。石川はお立ち台で「青木おじさん、よく打ってくれますね。うれしいです」とロッカーも隣同士の"盟友"に感謝した。グラブの内側にはトランプの「ダイヤのエース」の刺しゅうを施す。長男・大耀(だいや)さんと次男・栄寿(えいす)さんにちなんだもので「何かないかなと思って、トランプいいじゃんって。自分でよかれと思って」。家族を身近に感じつつ、通算181勝目を手にした。同じく2児の父となる青木も「石川さんの200勝に対しての思いは知っているので。何とかしたいという気持ちは当然あります。結果が出て良かった」とニヤリ。この日は家族が観戦に訪れており「子どもの前で打てたっていうのも何か格別ですね」と誇らしげだった。【鈴木正章】▽ヤクルト高津監督(投打で奮闘した2人のベテランに) 石川がリーダーで青木が副リーダーのヤングスワローズなので。2人でゲームを作って、いいゲームだったと思います。

◆父の日弾!弾!! ヤクルト村上宗隆内野手(22)が2打席連続本塁打を放ち、今季最長の8連勝に導いた。 3回に広島九里から2年連続リーグ一番乗りとなる勝ち越し20号ソロを放つと、5回にも同投手から21号ソロ。22歳での2年連続はセ・リーグ史上最年少記録になった。チームは貯金22で首位を快走。故郷熊本の父公弥さんに感謝を込めた2発で、両軍合わせて7本塁打が飛び交った「神宮花火大会」の主役となった。まずは狙い通りの1発だ。村上は3回2死走者なし、九里の3球目、高め132キロを捉えた。「自分のイメージした方向にしっかり打球が飛んでくれた」と納得の左中間への一打で勝ち越すと「お父さんいつもありがとう」と感謝。2年連続の20号リーグ一番乗りは、15、16年の山田(ヤクルト)以来となった。さらには5回2死走者なし。「前の打席の感覚を持ちながら、同じ方向に狙っていった。スライダーがひっかかってくれて何とか打つことができました」と初球の内角低めを右翼席上段へ21号ソロ。「お父さん、いつもありがとうございます」と再び感謝した。九州学院(熊本)から17年ドラフト1位で入団。2学年上の兄・友幸さんは社会人のテイ・エステックで投手としてプレーし、弟・慶太さんも同校で汗を流す。3戦3発と活躍した交流戦ソフトバンク戦(ペイペイドーム)は、慶太さんが夏の大会前のため家族は訪れることは出来なかったが、東京に戻っても、3兄弟を育ててくれた家族へ変わらぬ雄姿を示したお立ち台に上がると「父の日に打ててすごくうれしい。こんなに大きく育ててくれて感謝しかない。本当にありがとうございます」と、三たび感謝した。チームは本拠地で今季最多5本塁打で快勝。「最終回に何点差があろうと、何点詰められようと諦めることはない」とカード3試合をすべて逆転でものにした。21本塁打、56打点はリーグ2冠を独走。打率3割2厘はリーグ2位で、大目標の「3冠王」も視界に入る。心身共にたくましく成長した4番は「雰囲気はすごくいいし、この勝ちに僕たちは全然満足せず、目の前の1試合を戦っている。8連勝はその積み重ね。来週もまた1試合1試合、頑張っていきたい」。好調燕軍団をさらなる高みに押し上げていく。【鈴木正章】▼22歳の村上が20、21号を放ち、4年連続20本塁打を達成。昨年の20号は両リーグ一番乗りだったが、今季はセ・リーグ一番乗り。2年連続でセ・リーグ20号一番乗りは15、16年山田(ヤクルト)以来になる。22歳以下のシーズンでリーグ20号一番乗りを複数回記録したのは、20歳の53年から22歳の55年まで3年連続の中西(西鉄)に次いで2人目。セ・リーグでは62、63年王(巨人)の22、23歳を抜く最年少2年連続20号一番乗りとなった。

◆42歳4カ月のヤクルト石川雅規投手が今季4勝目。通算では181勝となったが、そのうち本拠地の神宮球場で91勝をマーク。神宮球場での通算勝利数は松岡弘(ヤクルト)に並び最多となった。また、この日は41歳3カ月の和田毅投手(ソフトバンク)も先発勝利。1日に40代投手2人が白星を挙げたのは08年8月24日山本昌(中日)と小宮山(ロッテ)09年4月8日下柳(阪神)と木田(ヤクルト)に次いで3度目。41歳以上の2人が同日に先発勝利は初めてだ。

◆ヤクルトの"おじさんコンビ"が、再びそろって活躍した。投手最年長42歳の石川雅規投手が、今季最長の7回を7安打3失点で4勝目。松岡(ヤクルト)に並ぶ神宮球場最多の91勝目を挙げれば、野手最年長40歳の青木宣親外野手が2回、広島九里から同点2号2ラン。石川が今季初勝利を挙げた4月23日阪神戦(神宮)以来の1発で勢いをもたらした。ともにパパとなるベテランが「父の日」に存在感を示した。石川はお立ち台で「青木おじさん、よく打ってくれますね。うれしいです」とロッカーも隣同士の"盟友"に感謝した。グラブの内側にはトランプの「ダイヤのエース」の刺しゅうを施す。長男・大耀(だいや)さんと次男・栄寿(えいす)さんの名前にちなんだもので「2人の息子にいい姿を見せることが出来て良かったです」と笑顔。家族を身近に感じつつ、通算181勝目を手にした。同じく2児の父となる青木も「石川さんの200勝に対しての思いは知っているので。何とかしたいという気持ちは当然あります。結果が出て良かった」とニヤリ。この日は家族が観戦に訪れており「子どもの前で打てたっていうのも何か格別ですね」と誇らしげだった。【鈴木正章】

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(22)が、2―2の三回2死走者なしから左中間に勝ち越しとなる20号ソロを放った。広島先発・九里の3球目、132キロのツーシームを一閃。打った瞬間に入ったと分かる完璧な本塁打となった。これで2年連続でセ・リーグ最速の20号に到達した。

◆若き主砲は止まることを知らない。ヤクルト・村上宗隆内野手(22)が4―2の五回2死走者なしで右翼席に2打席連発となる21号ソロを放った。狙いすましたかのように初球を振りぬいた。九里のカットボールを完璧に捉えた一発で、11日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)以来となる2打席連続のアーチ。父の日とあって「塩見さんの本塁打の流れに乗って打つことができました。お父さんいつもありがとうございます」とコメントした。

◆ヤクルトが8連勝した。2―2の三回に村上のソロで勝ち越し、五回に塩見と村上の21号ソロで2点、六回にも内山壮の適時二塁打などで2点を加えた。石川は今季最長の7回を3失点で4勝目。広島は九里が5回5失点と崩れ5連敗。

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(22)が、2―2の三回2死走者なしから左中間に勝ち越しとなる20号ソロを放った。4―2の五回2死走者なしでは右翼席に2打席連発となる21号ソロ。お立ち台に上がった村上の一問一答は以下のとおり。――ナイスバッティング「ありがとうございます」――1本目の本塁打「2死だったので、なんとかホームランで逆転したいなという思いで席に立ちましたし、その前の回の時にすごくいい勢いで、攻撃できましたし、その勢いに乗って、なんとか勝ち越して、(先発の)石川さんに勝ちをつけたいなという思いで、打席に立ちました」――手応えは「自分のイメージした方向にしっかりと打球が飛んでくれたので、入ったかなというふうに思いました」――2本目の本塁打「前の打席の感覚をしっかり持ちながら、同じ方向に狙っていたんですけど、スライダーが引っかかってくれたので、なんとか打つことができました」――チームは8連勝「チームの雰囲気はすごくいいですし、この勝ちに満足せずに、目の前の一試合を戦っていってます。8連勝っていうのは、その一試合一試合の積み重ねなんで。来週は、また勝てるように頑張っていきたいなと思います」――先制されても逆転するチーム「僕たちも、最終回、点差が何点あろうと諦めることはないですし。本当にチーム全員が勝ちに向かって戦ってます。ファンの皆さんも同じ気持ちだと思いますが、まだまだ長いシーズン続きますし、たくさん応援してください。お願いします」――今日は父の日「父の日に打てたということで、すごくうれしいですし、ここまでこんなに大きく育ててくれたので、本当に感謝しかないですし、お父さん、いつもありがとうっていう感じです」

◆ヤクルトが8連勝した。今季最長7回3失点で4勝目を挙げた石川の一問一答は以下のとおり。--ナイスピッチング「ありがとうございます」--チーム7連勝中のマウンド「本当にチームがすごくいい状態で、バトンを繋いでくれたので、なんとか初回から飛ばしていこうと思いましたけども、初回で点数を取られてしまって、その後、青木がホームラン。それで勇気をもらったというか、自分のピッチングをすることができました」--先発の時に青木はよく打つ「青木おじさん、よく打ってくれますね(笑) うれしいです」--頼もしい打線「ピッチャーとしては本当に最少失点でつなぐと、後ろのリリーフも素晴らしいですし、打線も援護してくれるので、心強くマウンドに上がることができます」--今日は父の日「2人の息子にいい姿を見せることができてよかったです」--ファンに熱いメッセージを「今日は特に本当に暑い中、たくさんのファンの皆さん、ご声援どうもありがとうございました! 僕たちは安心することなく、一戦一戦全力で戦います。これからも熱いご声援よろしくお願いします! 水分しっかりとって帰ってください」

◆広島の九里は5回を投げて4本塁打で5失点し5敗目を喫した。2―0の二回に青木の2ランで追い付かれ、三回は村上にソロを浴び勝ち越された。五回には先頭打者の塩見と2死後に村上に本塁打され「打たれているのは高い球。しっかり投げないと」とうなだれた。チームは今季ワーストの5連敗を喫し、その間はいずれも先発投手に黒星が付いている。佐々岡監督は「原点に戻って、しっかりと先発が試合をつくらないと」と奮起を促した。

◆ヤクルトの野手最年長、40歳の青木宣親外野手が、0―2の二回無死一塁から左翼席へ同点の2号2ランを放った。コンディション不良から復帰後初アーチ。「石川さんの200勝(この試合で181勝目)に対しての思いが強いのは知っている。何とか打ちたいという気持ちだった」と、42歳の石川を救う一発に納得の表情を浮かべた。「父の日」に2人の子供が観戦に訪れており、自宅を出る際には部屋着とメッセージ入りのプレー写真をプレゼントされた。「成長と愛情を感じます」と父の顔を見せた。

◆ベテランと若手による〝ヤングスワローズ〟結成だ。高卒3年目の長岡秀樹内野手(20)が2安打。同2年目の内山壮真捕手(19)が2安打1打点をマークし、守備では七回に上本のファウルフライを自軍ベンチに激突しながら捕球するガッツをみせた。八回に代打で出場した同4年目の浜田太貴外野手(21)も左越え5号ソロを放った。好投した42歳の石川と同点弾を放った40歳の青木も仲間に入れて、高津監督は「石川がリーダーで青木が副リーダーのヤングスワローズ。2人で試合をつくって、本当のヤングスワローズも頑張っていい試合だった」と笑みを浮かべた。

◆ヤクルト・石川雅規投手(42)が7回7安打3失点で4勝目を挙げた。この日はソフトバンク・和田毅投手(41)も楽天戦(ペイペイドーム)で6回1安打1失点で2勝目(1敗)をマークした。42歳4カ月のヤクルト・石川と41歳3カ月のソフトバンク・和田がともに勝利。同じ日に40代投手2人が白星を挙げたのは、2008年8月24日の中日・山本昌(43歳0カ月、先発)とロッテ・小宮山悟(42歳11カ月、救援)、09年4月8日の阪神・下柳剛(40歳10カ月、先発)とヤクルト・木田優夫(40歳6カ月、先発)に次いで13年ぶり3度目。

◆ヤクルトは19日、広島9回戦(神宮)に8―3で逆転勝利。今季初の8連勝を飾り、貯金は今季最多を更新する22とした。5本塁打が飛び出した打線の中心で輝いたのは村上宗隆内野手(22)だ。三回に勝ち越しソロを放ってリーグ最速で20号に達し、五回に2打席連発となる21号2ラン。「父の日」に大活躍した主砲は、父・公弥(きみや)さん(49)へ最高のプレゼントを届けた。) 最高気温29度の夏日となった「父の日」のデーゲーム。村上が188センチ、97キロの体躯を〝目いっぱい〟に使い、今季3度目の2打席連発。今季初の8連勝を呼んだ。「父の日に打てたということで、すごくうれしい。ここまで大きく育ててくれたので、本当に感謝しかないです」まずは三回。九里の外角高めのツーシームを捉えた。左中間席に飛び込む勝ち越しソロ。2年連続でリーグ一番乗りとなる20号に到達した。交流戦明け初アーチで勢いに乗った。2本目は4―2の五回だ。初球の内角球を巧みにすくい上げ、すぐにフェンスオーバーを確信。スワローズファンが待つ右翼席に打球を運んだ。七回にも中前打を放って3安打2四球で全打席出塁の無双ぶり。交流戦でチームを優勝に導き、初のMVPに輝いた好調を維持。4年連続の20号とした本塁打で2位に3本差、56打点で2位に7差をつけてリーグトップを走る。打率を・302に上げ、打率・330で1位のDeNA・佐野に次ぐ2位に浮上した。 父の日に合わせて来場者に配布された「お父さん一等賞メダル」を首にさげ、お立ち台へ上がった。不動の4番打者もまだ22歳。父・公弥さん(49)に「お父さん、いつもありがとう」と感謝の言葉を口にした。熊本工大高(現文徳高)時代に右肩を痛めて野球を続けることができなかった父の思いを継いでいる。「三振も内野ゴロもアウトはアウト。どうせアウトになるなら目いっぱい振りなさい」。打率3割で一流と呼ばれる世界。父の教えを受けて育ち、プロの舞台で恩返しをしている。村上が力強く引っ張る打線は今季最多の5本塁打を放ち、3試合連続の逆転勝ち。今月は12勝2敗とし、9試合を残して月間勝ち越しを決めた。貯金は22。プロ野球初となる6月中の優勝へのマジックナンバー点灯は、最短で26日となった。独走状態だが、村上に慢心はない。「この勝ちに僕たちは満足していない。目の前の一試合を戦っている。8連勝は、その積み重ね。また一試合一試合、勝てるように頑張っていきたい」。2万6618人が詰めかけた神宮。暑さを吹き飛ばす爽快な白星を、ファンと父に届けた。(森祥太郎)

◆ヤクルト・石川雅規投手(42)が今季最長の7回を投げ7安打3失点で4勝目(3敗)。立ち上がりは不安定だったが尻上がりに状態を上げた。「いい状態でバトンをつないでくれたので、一回から飛ばしていこうと思っていた。救援陣も素晴らしく、打線も援護してくれるので心強くマウンドに上がることができます」一回にマクブルームのソロを含め4安打を集中され2失点したが、二回以降は90キロ台のカーブを織り交ぜ、ベテランらしい投球を取り戻した。神宮での勝利は91勝となり、松岡弘(ヤクルト)に並んで最多となった。0―2の二回には野手最年長の青木が左翼席へ同点2ラン。「青木の本塁打で勇気をもらった。青木おじさん良く打ってくれますね、うれしいです」と微笑んだ。通算181勝目(179敗)で巨人・斎藤雅樹を抜いて歴代単独34位に浮上。松岡弘が持つ球団2位の191勝まで10勝となった。「父の日」に節目の勝利を挙げた2児の父は「2人の息子にいい姿を見せることができてよかった」。目尻のしわは増えたが、その分の経験値が石川を支えている。(横山尚杜)★粋な計らい 「日本生命セ・パ交流戦」で優勝したヤクルトの表彰式が19日、広島戦(神宮)の試合前に行われた。18試合制となった2015年以降で歴代最高勝率・778(14勝4敗)を記録。高津監督がトロフィー、選手会長の小川が賞金3000万円の目録を受け取った。指揮官と球団の粋な計らいが隠されていた。通常のセレモニーが試合開始約10分前に行われるところ、この日は約30分前から。高津監督が登板前にブルペン投球を行う石川にも参加させたいと要望し、球団側もタイムスケジュールを調整するなど全面的にバックアップ。選手全員での記念撮影が実現した。また打率・351、6本塁打、13打点で最優秀選手賞(MVP)に輝いた村上には賞金200万円の目録と花束などが贈られた。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
43211 0.672
(↑0.005)
-
(-)
78269
(+8)
206
(+3)
71
(+5)
46
(+1)
0.248
(↑0.002
2.760
(-)
2
(-)
巨人
37330 0.529
(↑0.007)
9
(-)
73258
(+5)
281
(+3)
70
(+1)
34
(+1)
0.239
(-)
3.560
(↑0.01)
3
(-)
阪神
31361 0.463
(↓0.007)
13.5
(↓1)
75221
(+4)
198
(+7)
48
(-)
48
(-)
0.233
(-)
2.710
(↓0.07)
4
(-)
広島
30352 0.462
(↓0.007)
13.5
(↓1)
76246
(+3)
252
(+8)
29
(+2)
11
(-)
0.251
(-)
3.540
(↓0.08)
5
(-)
中日
29360 0.446
(↓0.007)
14.5
(↓1)
78197
(+3)
244
(+5)
37
(+2)
23
(-)
0.244
(-)
3.630
(↓0.02)
6
(-)
DeNA
27340 0.443
(↑0.01)
14.5
(-)
82211
(+7)
258
(+4)
46
(+1)
22
(+1)
0.248
(↑0.001)
3.810
(↑0.01)