阪神(☆4対1★)DeNA =リーグ戦9回戦(2022.06.18)・阪神甲子園球場=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
DeNA
1000000001301
阪神
20200000X4801
勝利投手:伊藤 将司(3勝2敗0S)
敗戦投手:濵口 遥大(2勝2敗0S)

本塁打
【DeNA】大田 泰示(4号・1回表ソロ)
【阪神】大山 悠輔(17号・3回裏2ラン)

  DAZN
チケットぴあ 阪神戦チケット予約 DeNA戦チケット予約

DAZN

◆阪神は1点を追う1回裏、佐藤輝の2点適時二塁打で逆転に成功する。そのまま迎えた3回には大山の2ランが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・伊藤将が9回3安打1失点の完投で今季3勝目。敗れたDeNAは、先発・濱口が試合をつくれず、打線も振るわなかった。

◆阪神大山悠輔内野手(27)が絶好調だ。6月成績は12試合で44打数17安打、打率3割8分6厘で、8本塁打は村上(ヤクルト)山川(西武)ら5人の4本を抑えて両リーグ最多。今日も大山が好打を見せてチームに白星をもたらすか。

◆DeNA大田泰示外野手(32)が、阪神戦に「2番右翼」でスタメンに名を連ねた。5月8日の広島戦以来で、3日の再昇格後は初となる。1番には17日の同戦で3番だった佐野を置き、3番には17日の同戦で途中出場だった蝦名を起用。7番には、ソトがスタメンに戻った。

◆ファーストピッチセレモニーに「パワプロくん」が登場し、速球で球場をどよめかせた。マウンドから、セットポジションでこん身の投球を披露。ストライクゾーンへ投げ込み、球場のビジョンには「110キロ」と表示され、甲子園のファンも驚いた様子だった。パワプロくんは、これまでに2度、甲子園でのファーストピッチセレモニーに登場している。その際は、115キロ、113キロを記録しており、この日は自己最速更新とはならなかった。この日の阪神-DeNA戦は「パワプロ・プロスピデー」として開催される。

◆DeNA大田泰示外野手(32)が、先制の4号ソロを放った。1回1死、阪神伊藤将の初球のチェンジアップを左翼席に運んだ。5月6日の広島戦以来の1発に「久々のスタメンだったので、思い切っていきました。絶対勝てるよう頑張ります!」とコメントした。3日の再昇格後は初のスタメン起用に、ファーストスイングで応えた。

◆阪神が今季初のAクラス入りへ、絶好のスタートを切った。1点を追う初回1死一、三塁。佐藤輝明内野手(23)が、左中間への2点適時二塁打を放った。4番のリーグ戦再開後初安打で逆転に成功。過去甲子園での阪神戦では、8試合で防御率1・48と抑え込まれていたDeNA先発浜口の立ち上がりを襲った。佐藤輝は球団を通じて「打ったのはチェンジアップ。打線がつながって、いい流れで回ってきた打席だったので、積極的に打ちにいこうと思っていました。先取点を取られたすぐ後に逆転することができてよかったです」とコメントした。今試合前時点で、阪神は3位広島に1ゲーム差の4位。仮にこの日、阪神が勝利し広島が敗れれば、順位が入れ替わる。

◆100万円弾だ!阪神大山悠輔内野手(27)が、2試合連発となる17号2ランを放った。2点リードの3回2死一塁。フルカウントからDeNA先発浜口の115キロを引きつけ、バックスクリーンに放り込んだ。「打ったのはカーブ。将司(伊藤将)がリズムよく投げてくれていたので、早い段階で追加点を取って、楽に投げさせてあげたいと思っていました。甘い変化球に対して、しっかりと強く振り切ることができたと思います」と振り返った。大山には「DAZN バックスクリーンホームラン賞」として賞金100万円が贈られる。前日には2打席連発アーチ。勢いそのまま、この日も貴重な追加点を挙げた。これで6月は13試合で9本塁打。今季17本塁打のうち、本拠地甲子園でのアーチはこれで11本目。本塁打後は、右翼スタンドのファンに向かって深々と一礼した。

◆「甲子園キラー」のDeNA浜口遥大投手(27)が、5回途中6安打4失点4四球で降板した。先制した直後の1回に佐藤輝に逆転の2点適時二塁打を浴び、3回には大山に2試合連続となる2ランを許した。阪神との今季初対戦を前に「近本選手、佐藤輝選手、大山選手のクリーンアップの状態がいいと思います」と警戒した中軸に痛打を浴びた。失点した流れも悪く、打線が得点を奪った直後に逆転され、大山には2死から佐藤輝への四球の後に、フルカウントからのカーブが甘く入った。浜口は登板前まで、甲子園では5勝0敗だった。

◆4位阪神が左右の主砲の活躍で5連勝を決め、今季初めてAクラスに浮上した。最大16あった借金を4まで減らした。交流戦2位の勢いそのまま、リーグ戦再開初カードで勝ち越し。

◆DeNAが、阪神に逆転負けを喫し、3連敗で借金は今季ワーストの8へと増えた。先発浜口は不安定な立ち上がりを狙われた。先制した直後の1回に佐藤輝に逆転の2点適時二塁打、3回には大山に2試合連続となる2ランを許した。1、3回ともに失点は無走者からの四球がきっかけで、試合の流れを相手に渡した。甲子園では5勝無敗の「甲子園キラー」だったが、5回途中4失点でマウンドを降りた。今季2敗目(2勝)を喫した浜口は「試合を作れず、短いイニングでマウンドを降りることになり、チーム、中継ぎ陣に申し訳ないです」と頭を下げた。打線は阪神伊藤将を打ち崩せず、9回1失点で完投を許した。土日の試合は、通算3勝18敗で、分の悪さが際立つ。

◆阪神先発伊藤将司投手(26)が9回3安打1失点の好投で3勝目、今季2度目の完投勝利を挙げ勝利に貢献した。初回にDeNA大田にソロを浴びるもその後は安定した投球で失点を許さなかった。チームを5連勝に導いた左腕は「しびれました」と長坂のお決まりの言葉を使い、笑いを誘った。打では1点を追いかける初回1死一、三塁で佐藤輝明内野手(23)がDeNA先発浜口から右中間への適時二塁打で逆転に成功。「(伊藤将を)もちろん勝たせてあげたかったので、早い段階で逆転できてよかったです」と納得顔だった。また、大山悠輔内野手(27)が3回に2試合連続となる第17号2ランをバックスクリーンまで運び、先発伊藤将を援護。本拠地甲子園のお立ち台に5試合連続で立った。「自分でもびっくりしていますけど、勝ちたいという気持ちがそういう結果を生んでいるかと思います」と頼もしく話した。最後に伊藤将がファンに向けて「チームのためにもファンのためにも精いっぱい投げいきたいです。応援よろしくお願いします!」と締めた。

◆4位阪神が左右の主砲の活躍で5連勝を決め、今季初めてAクラスに浮上した。最大16あった借金を4まで減らした。交流戦2位の勢いそのまま、リーグ戦再開初カードで勝ち越し。6月は13試合で11勝2敗と進撃が止まらない。先発伊藤将司投手(26)が初回、大田にソロアーチを浴びたが、すぐさま反撃に出た。直後の1回裏、1死一、三塁で佐藤輝明内野手(23)が左中間への2点適時二塁打を放ち逆転。「先取点を取られたすぐ後に逆転することができてよかったです」と喜んだ。主砲の交流戦明け初安打で早々に試合をひっくり返した。3回には大山悠輔内野手(27)が、2戦連発となる17号2ランで3点差に広げた。前日に2打席連続アーチを放っていた主砲は、この日も頼もしかった。今季大山と佐藤輝がそろって打点を挙げた12試合で、チームは11勝1敗。初のそろい踏みとなった3月30日広島戦に敗れただけで、4月22日ヤクルト戦から11連勝を飾った。先発伊藤将は3勝目を挙げた。前回DeNAと対戦した4月6日(甲子園)は、9回2死まで1-0でリードしていたが、牧にタイムリーを浴びて同点とされ、チームは延長戦で敗れていた。同じ甲子園で雪辱を果たした。3位広島がこの日のヤクルト戦に敗れたため、3位に浮上した。

◆DDeNA入江大生投手(23)が、背番号「112」のユニホームでマウンドに上がった。自身は背番号「22」だが、登板前に名前をコールされた後、この日は背番号「112」のユニホームを着用することも追加された。背番号「112」は、三橋直樹チームサポーター兼1軍ゲームアナリスト(41)のユニホーム。三橋氏は向上高、関東学院大、日産自動車を経て、05年の大学・社会人ドラフト4巡目で横浜入りし、通算36試合に登板し、4勝5敗、防御率4・90。11年からチームスタッフを務める。ユニホームは自身のものではなかったが、先頭の梅野を154キロの直球で中飛、伊藤将を見逃し三振、島田を空振り三振で3者凡退に抑えた。甲子園遠征用の荷物にユニホームを入れ忘れたためで、三浦監督は「本人が忘れました。ああいうのはないようにしてもらわないと」と苦言を呈した。

◆阪神熊谷敬宥内野手(26)がグラウンド上でうずくまる緊急事態が起こった。8回1死で阪神糸原が左前打で出塁し、代走として熊谷が送られた。そして、山本の打席で二盗した際、DeNA大和のタッチしたグラブが熊谷のヘルメットにあたりアウトに。しかし、そのままうずくまって立ち上がれない状態にとなり、審判や矢野監督らも駆け寄る異様な空気に包まれた。数分後、熊谷は自らの足で立ち上がってベンチに下がり、試合終了後のあいさつにも参加した。矢野監督は「まあまあ、ちょっと頭だったので大事を取って代えたけど。明日以降は大丈夫だと思う」と大事には至らないと説明した。熊谷は代走要員としてここまで17試合に出場。11日のオリックス戦(京セラドーム大阪)では神走塁で今季初の延長戦勝利に導いていた。

◆阪神佐藤輝明内野手(23)が、同学年のオリックス山本由伸投手(23)の快挙を祝福した初回に逆転の2点適時二塁打を放ち、チームはDeNAに勝利。甲子園でのヒーローインタビューを終えた3分後、山本がベルーナドームでノーヒットノーランを達成した。報道陣から結果を伝え聞いた佐藤輝は「マジっすか! へぇー。すげぇ!」と反応。「いやー、もう、ノーヒットノーランしても驚かないくらいのすごい投手なので。でも、実際やるというのはすごく難しいことだと思うので、おめでとうと」と心から祝った。「すごいピッチャーだなと思います。僕ももっと頑張ります!」と意識する同世代の活躍が刺激になった様子だった。2人は11日の交流戦(京セラドーム大阪)で公式戦初対戦。佐藤輝は2点を追う8回、山本から1点差に迫る適時三塁打を放っていた。今季開幕前には「ヨシノブっすかね。やっぱりホームラン打ちたいっすね」と対戦したい相手に名前を挙げていた。

◆阪神がDeNAに連勝し、今季3度目の5連勝を飾った。初回に相手に先制を許すが、すぐに4番佐藤輝明内野手(23)の左中間への2点適時二塁打で逆転。3回には大山悠輔内野手(27)が2試合連発となる17号2ランをバックスクリーンへ運んだ。投げては先発伊藤将司投手(26)が1失点完投で3勝目を挙げた。試合後の矢野燿大監督(53)の一問一答は以下の通り。(テレビ)-ナイスゲームでした矢野監督 「ありがとうございます」-先発の伊藤将が94球で完投矢野監督 「初回にソロホームランを打たれて、逆にそれで気持ちが引き締まったっていうかね、マサシ(伊藤将)らしい低めを丁寧につきながら、リュウ(梅野)とね、いい呼吸を合わせて、球数も少なかったんでね。最後まで、いってくれたんで。これで明日は全員中継ぎをつぎ込める形を、マサシが作ってくれたんで。本当にナイスピッチングでした」-8回まで87球。9回に送り込んだのはどのような判断で矢野監督 「いやいやもちろん、マサシ自身も行く気満々でしょうし、あの投球であればね、任せたいなという投球だったんで。もう何の迷いもなく、はい、行かせました」-打線は1回裏にすぐ逆転した矢野監督 「そうですね。昨日もそうですけど、点をとられた後にすぐ取り返すっていう、そういうところで、また逆転してっていうところで、昨日はテル(佐藤輝)がちょっとね、ヒット出ませんでしたけど、きょうはいいところでテルも出たんでね。いい点のとり方ができたと思います」-初回は1死からランナーが出て、3番近本の1死一塁の場面ではランエンドヒットと動いた矢野監督 「動くっていうのは、僕たちの野球なんで。走るっていうところで、リズムを作っていくとか、そういうことはチーム全体でね、取り組んでやってくれていることなんで。ある意味、普段通りかなと思います」-3回には大山がまた本塁打矢野監督 「いやあ、頼もしいですね。本当にいい場面で、いいところで打ってくれていますし。今日もあの緩いボールをセンターに打つというのは、本当に状態がいい。相手バッテリーもその後もなかなかストライク投げられない投球になっていたんで。本当に頼もしく。まだまだもっともっと打ってほしいですね」-大山は練習から好調矢野監督 「そうですね。悠輔(大山)もちょっと春先は状態が上がらなかったんですけど。センターからちょっと逆方向に、打撃練習でもレフトに打つんじゃなくて、ちょっと逆方向に打とうかと。新井コーチもいつも付いて、親身になってやってくれているんで。そういう辺りが結果に結びついているのかなと感じています」-山本も猛打賞矢野監督 「ヤスはどんな場面で使っても持ち味を出してくれる選手なんで。ベンチとしては本当にいてくれて助かる選手ですし。スタメンで行っても、昨日もそうですけど、今日もいい味を出してくれたんで。これからもヤスもまだまだスタメンで出たいと思いますし、いろんな場面でヤスが必要になると思います」-チームは5連勝矢野監督 「いやもうねえ、自分たちの戦いが本当にできていますし、全員が前を向いて一つになって戦えているんで。明日、もう1個つなげていくような試合をみなさんにお見せしていきます」(囲み)-佐藤輝は昨日、矢野監督が予言していた通りの一打矢野監督 「うん。やっぱりね、ランナーがいないとこで打っても、もちろんいいけど。4番という打順に座っている以上、チャンスで巡ってくるんで。そういうところではちょっとモヤモヤが取れる一本になった可能性もあるんでね。もちろん、もう1本出れば良かったんだけど、まずは取られた後に、すぐにあそこでっていうのは中身的にも、テル個人にとっても、チームにとっても大きなヒットやったと思います」-甲子園で変化球を左中間に矢野監督 「まあまあテルはそっちに打てると思うんで。それが狙ってということもあれば、あっち打てるっていうのが強みっていうのもあるし。ある意味、テルらしい打球方向かなと思います」-大山が本塁打後ベンチでメダルをかける時に脱帽し、最敬礼していたように見えたが矢野監督 「いやあ、もうね。敬礼に値するようなホームランをずっと打ってくれているし。あの2点も相手に与えるダメージは大きいし、しかも、あの緩いボールをっていうのが、まあ(笑)、敬礼に値すると思うし、まあ、うん。そういう気持ちでやりました」-糸原、山本も打って、打線として流れが矢野監督 「今は線でね、攻撃できているところがあるんで、まあ、欲を言えば最後ねっていうのはもちろん点を取りたかったというのはあるけど、まあ、全体の状態も上がってきているし、うん。ピッチャーはずっと頑張ってくれているんでね、チーム全体としてはいい流れで、いい試合ができているんで。まあ、連勝というのは結果的にもちろんすごく大きいし、中身もしっかりしているというところでは、自分たちでもっと自信にして戦っていけるような試合運びをしてくれている感じかな」-8回に二盗を試みて負傷した熊谷は大丈夫か矢野監督 「まあまあ、ちょっと頭だったので大事を取って代えたけど。明日以降は大丈夫だと思う」-相手次第だが、Aクラスが見えてきた矢野監督 「もちろん、貯金もそうやけど1個しか増えないし、順位も何かの絡みで2個上がることもあるかもしれないけど、1個1個だと思うので、そういうものが見えてくるというのはチーム全体の励みというか、よし行くぞという目の前の目標にもなる。そういうものは自分たちのパワーにして、1個でもまず上に行こうぜ、連勝をつなげていこうぜというものになる。自分たちのモチベーションにしていけたらなと思います」

◆阪神伊藤将司投手(26)が今季2度目の完投で、3勝目を挙げた。9回1死一塁でDeNA大田を直球で併殺に打ち取ると、笑顔でグラブをたたいて喜びをかみしめた。94球1失点の省エネ投球。今季3度目のお立ち台で「しびれました」と長坂のお決まりのセリフを拝借し、ファンの笑いを誘った。リベンジの投球だった。4月6日、甲子園でのDeNA戦。完封まで残りアウト1つに迫ったが、牧に同点打を浴びた。チームは延長戦の末に敗戦。「やりかえしたいという気持ちがあります」と逆襲を誓ってのマウンド。牧に対し、初回は外角低めの変化球を投じて遊ゴロに仕留めるなど3打数無安打。「やっぱり牧はすごくいいバッターなんで、注意しながら投げられた」と会心の表情だった。父の日の最高の前祝いになった。昨年は父正宏さん(52)に日本酒飲み比べセットを送るなど、家族への感謝の気持ちを忘れない。プロ3度目の完投勝利に「いいプレゼントになったと思います」と照れ笑いを見せた。矢野監督は「将司らしい低めを丁寧につきながら、リュウ(梅野)といい呼吸を合わせて最後までいってくれた。本当にナイスピッチングでした」と称賛した。DeNA戦は通算8試合で4勝とキラーぶりを発揮した。6月の11勝で、先発投手に勝ちがついたのは、これで9度目。伊藤将が次戦の西純へ最高の形でバトンを渡した。【三宅ひとみ】○...梅野が好リードで伊藤将の94球での1失点完投勝利を導いた。初回に2番大田にソロを浴びたが「動揺することはなかった。内容的にも完璧。将司さまさまなゲーム展開だった」と絶賛した。野手8人中7人右打者を並べたDeNA打線に対し「緩急をしっかり使えた。右打者の内側にミスすることなく意図した球を投げられた」と、恐れずに内角を突いたことを勝因に挙げた。○...西純が19日のDeNA戦(甲子園)に先発する。同戦で登板するのはプロ3年目で初。「4番を打っている牧さんだったり、そういうチームの中心の選手をしっかり抑えられるように。データでも右バッターのほうが打たれているので、しっかりと注意するバッターを抑えたい」と意気込んだ。前回登板のソフトバンク戦では7回1失点の力投を見せ、好調をキープ。今季4勝目を狙う。○...山本が今季2度目の猛打賞をマークした。2回は二塁へのゴロで全力疾走し内野安打に。8回には左翼前への打球で、判断よく二塁を陥れた。「1打席目はラッキーヒットだが、そのほかは自分の狙い球を絞っていけている。読みが当たった。頭と体がうまく一致している」と、打撃の好調さを実感していた。矢野監督も「今日もいい味を出してくれた」と目を細めた。

◆阪神佐藤輝明内野手(23)が、指揮官の"予言"通りの逆転2点二塁打で5連勝に導いた。1点を先制された直後の1回裏1死一、三塁。左腕浜口のスライダーを左中間へ打ち返し、すぐさま試合をひっくり返した。「積極的にいこうと。すぐに逆転できてよかった」。7得点で勝利した前日17日は無安打。矢野監督は「明日はテルが打ってくれると思う」と話していた。「いつも期待してくれているので、今日みたいにヒットをもっと増やしていきたい」。リーグ5位タイ70安打、同5位タイ40打点。まだまだ満足するつもりはない。父の日を前日に控えたこの日、青いバットで試合前練習を行った。規定により試合で使えないカラーだが、父の日仕様の相棒で試合への準備を済ませた。昨年の父の日は青いリストバンドを装着し、豪快な本塁打。「世の中の父親に、お父さんにいいところを見せられるように頑張ります!」。上昇ムードで19日、2年連続の「父の日弾」に期待が高まる。「後ろに心強いバッターがいるので、もっと出塁して、得点につながるようにやっていきたい」。6月9本塁打の5番大山との相乗効果も計り知れない。初めて2人がそろったお立ち台で「勢いに乗っているので、もっと勝っていけるように頑張ります」と約束。3位浮上から、2強目がけて一気にギアを上げる。【中野椋】○...近本が自己最長をさらに更新する16試合連続安打で、初回の逆転劇を演出した。1点を先制された直後の1回裏1死一塁。浜口から左前打を放ち、一、三塁と好機を広げた。続く佐藤輝の二塁打で一気に生還し、逆転のホームを踏んだ。セ・リーグトップ78安打で、2年連続最多安打へまっしぐらだ。▼開幕9連敗した阪神が3位へ浮上。開幕9連敗以上は今季の阪神で5チーム目だったが、過去4チームの連敗脱出後の最高順位と最終順位を出すと、55年トンボ12連敗→途中最高6位→最終8位、61年阪急10連敗→5位→5位、79年西武12連敗→6位→6位、02年ロッテ11連敗→4位→4位(79年は前後期制の前期)。開幕9連敗以上からシーズン途中に3位まで上がってきたのは初めてだ。

◆DeNAは投打がかみ合わず、3連敗で借金は今季ワーストの8へと増えた。浜口が1、3回ともに四球から失点。大山には2試合連発の2ランを許し、5回途中4失点で5勝無敗だった甲子園で初黒星を喫した。打線も伊藤将を打ち崩せず、大田のソロのみで完投された。三浦大輔監督は「四球の後、粘れなかった。なかなかリズムを作れず、相手投手にリズム良く投げられた」と唇をかんだ。

◆阪神佐藤輝明内野手(23)が、指揮官の"予言"通りの逆転2点打で5連勝に導いた。1点を先制された直後の1回裏1死一、三塁。左腕浜口のスライダーを左中間へ打ち返し、すぐさま試合をひっくり返した。「積極的にいこうと。すぐに逆転できてよかった」。7得点で勝利した前日17日は無安打。矢野監督は「明日はテルが打ってくれると思う」と話していた。「いつも期待してくれているので今日みたいにヒットをもっと増やしていきたい」。今季70安打、40打点はいずれもリーグ5位タイ。まだまだ満足するつもりはない。父の日を翌日に控え、青いバットで試合前練習を行った。規定により試合で使えないカラーだが、父の日仕様の相棒で試合への準備を済ませた。昨年の父の日は青いリストバンドを装着し、豪快な本塁打。「世の中の父親に、お父さんにいいところを見せられるように頑張ります!」。上昇ムードで19日、2年連続の「父の日弾」に期待が高まる。何より、元気に野球をする姿が父博信さん(55)への恩返しにもなるはずだ。自身も所属していた甲東ブルーサンダースでプレーする小学6年の三男・悠君が5月に県大会に出場。自身が小学6年の時以来、12年ぶりに大舞台に立ったチームの中心選手として活躍した。関学大4年の次男・太紀内野手は4月にリーグ戦デビューし安打を記録。「頑張って、楽しくやってくれれば、僕はすごくうれしい」。佐藤家の長男は手本を見せるように、日々ハツラツとプレーしている。「後ろに心強いバッターがいるので、もっと出塁して得点につながるようにやっていきたい」。6月9本塁打の5番大山との相乗効果も計り知れない。2人がそろって打点を記録した試合は11連勝だ。お立ち台では先輩の隣で「勢いに乗っているので、もっと勝っていけるように頑張ります」と力強く約束した。【中野椋】▼佐藤輝が大山とそろって打点を挙げた今季の試合で、阪神は11勝1敗。3月30日広島戦で負けたのみで、4月22日ヤクルト戦から11連勝だ。▼6月に入って阪神は、全13試合で4番佐藤輝、5番大山の並びを継続。11勝2敗と快走中だ。今月だけで2人の打点そろい踏みは4度。左右の主軸がかみ合い、白星を重ねている。▼阪神は6月に入り、11勝2敗の貯金9と快進撃を続けている。19日も勝てば、9試合も残して今季初の月間勝ち越しが決まる。なお月間勝利数の球団記録は19勝で、64年8月と68年8月の2度。▼阪神は交流戦明け初のDeNA3連戦で、カード勝ち越しを決めた。リーグ戦再開となる最初のカードでは、15年ヤクルト戦○○以来7年ぶりだ。最近5シーズン(16~19、21年)連続で負け越し。この期間通算1勝12敗と、苦戦が続いていた。

◆阪神が今季初のAクラス入りを果たした。6月絶好調の5番大山悠輔内野手(27)が18日のDeNA戦でも2戦連発となる17号2ランを放ち、5連勝に貢献。開幕9連敗から最下位を独走した春は今や昔。ついに3位に浮上し、2位巨人に3.5ゲーム差。はい上がった虎が、セ界の台風の目となっている。大山は少し恐縮しながら、ちょこんと頭を差し出した。帽子を取った矢野監督から最敬礼され、驚かないはずがない。虎メダルをかけられると、一塁ベンチ前を照れくさそうに駆けた。「いやあ、もうね...。敬礼に値するようなホームランをずっと打ってくれているので」指揮官が手放しで褒めたたえた1発は3回に飛び出した。1点リードの2死一塁、フルカウント。左腕浜口の115キロカーブにパワーをためて強振し、バックスクリーンに運んだ。2戦連発の17号2ランでチームを5連勝、3位浮上に導き、「チームが勝つことが1番」と声をはずませた。過去にカーブをバックスクリーンに運んだ記憶は1度もない。「元々、バックスクリーンへの本塁打は少ない。練習で意識していることがしっかりできた。すごくいいホームランだった」。緩い球を強く仕留める。好調を象徴する1発には、常日頃から自分に厳しい男もさすがに納得顔だ。開幕9連敗を喫した今春。苦悩の期間は家族全員で乗り切った。27歳の誕生日を迎えた昨年12月19日に結婚。愛妻と愛猫2匹には日々感謝してもしきれない。「あまりいい結果じゃない時も前向きにさせてくれる。家に帰った時、走り回っている猫の姿を見ているだけでも全然違います」昨夏から共に暮らす子猫のラテに加え、今年からは三毛猫のミミもファミリーの一員に。「にぎやかですよ」と照れ笑いする家族の支えもあって、今は絶好調をキープする。この日は「DAZNバックスクリーンホームラン賞」で100万円もゲットした。6月は13試合9本塁打で「自分でもびっくり。勝ちたい気持ちがそういう結果を生んでいるのかな」。86年6月にバースが記録した球団最多の月間13本塁打も狙える勢いだが、「先を見ても仕方がない」と冷静な姿勢も大山らしい。「本当に話すことがないので、今日は後輩に任せます」。甲子園5戦連続のお立ち台では佐藤輝、伊藤将に主役の座を譲り、控えめに勝利の余韻に浸った。「今、いい雰囲気でできている。そのまま乗っていきたい。上に行きたいという気持ちをしっかり持ちながらやっていきたい」最下位独走からはい上がり、いよいよ上位の戦いへ。2位巨人に3.5差。腕ぶす背番号3の存在感が頼もしい。【佐井陽介】▼大山が6月に入って9本塁打の大当たり。チーム全10本塁打中ほぼ独占状態だ。これで月間2桁本塁打に王手。大山が到達すれば、阪神ではブラゼルが10年6月に10本塁打して以来。日本人では、浜中治の06年4月10本塁打以来。なお球団最多は86年6月のバース13本塁打。日本人最多は11本塁打で、田淵幸一が75年4月と78年8月、真弓明信が85年8月に達成。なおプロ野球最多は、13年8月バレンティン(ヤクルト)の18本塁打。▼佐藤輝が大山とそろって打点を挙げた今季の試合で、阪神は11勝1敗。3月30日広島戦で負けたのみで、4月22日ヤクルト戦から11連勝だ。▼6月に入って阪神は、全13試合で4番佐藤輝、5番大山の並びを継続。11勝2敗と快走中だ。今月だけで2人の打点そろい踏みは4度。左右の主軸がかみ合い、白星を重ねている。

◆【日刊スポーツ西日本写真映像チームのとっておき映像プレイバック】阪神タイガース大山悠輔がまた打った!19日の試合で2戦連発。6月は絶好調で9発目。ランディ・バースの球団最多13本に迫る勢いです!

◆阪神・大山悠輔内野手(27)が「5番・一塁」で出場する。前夜の同戦では2打席連発となる今季15、16号を放った。1試合3発を放った3日の日本ハム戦(甲子園)を含め、直近10試合では計7発。量産態勢に入っているなかで、チームを5連勝へと導くアーチが架かるか、注目だ。

◆阪神・佐藤輝明内野手(23)が「4番・右翼」で出場。一回に左中間を破る逆転2点二塁打を放った。「打線が繋がって、いい流れで回ってきた打席だったので、積極的に打ちにいこうと思っていました。先取点を取られたすぐあとに逆転することができて良かったです」一回に先発・伊藤将が大田に先制の左翼ソロを浴びたが、直後の攻撃で援護した。1死から中野が四球で出塁し、近本が左前打でつないで一、三塁。4番は左腕・浜口が投じた変化球をとらえ、鋭いライナーで左中間を破った。中野に続き、俊足の近本も一塁から一気に本塁へ生還。佐藤輝は二塁ベース上で右手を挙げ、同期左腕を助ける一打を喜んだ。前夜の同戦も1点を追う一回に今永から4得点して逆転。野手陣が2日連続で、相手先発の立ち上がりを攻めた。

◆阪神・大山悠輔内野手(27)が「5番・一塁」で出場。三回にバックスクリーンへ17号2ランを放った。「打ったのはカーブ。(伊藤)将司がリズム良く投げてくれていたので、早い段階で追加点を取って、楽に投げさせてあげたいと思っていました。甘い変化球に対して、しっかりと強く振り切ることができたと思います」1点リードの三回だった。2死から、一回に逆転2点二塁打を放っている佐藤輝が四球で出塁すると、フルカウントの6球目に真ん中へ入ってきた115キロを一閃。鋭い打球はそのまま中堅へ飛び、バックスクリーンへ消えていった。大山には「DAZNバックスクリーンホームラン賞」の賞金100万円が贈呈される。17日には2打席連発を放っており、これで2試合連発。1試合3発を決めた3日の日本ハム戦(甲子園)から、実に11戦8発と勢いが止まらない。大山が本塁打を放った試合は6月1日の西武戦(甲子園)から5試合連続勝利中だ。

◆阪神は投打がかみ合い、連勝を「5」に伸ばした。1点を追う一回に佐藤輝が左中間を破る2点二塁打を放ち、すぐさま逆転。三回は大山がバックスクリーンへ、2試合連発となる17号2ランをたたき込み、追加点を挙げた。先発・伊藤将は一回に大田に先制ソロを浴びたが、その後は2~8番に並んだ右打者の内角を突きながら攻め、三回2死一塁から七回まで13人連続で打ち取るなど、寄せつけず。八回に初めて、四球で回の先頭を出塁させたが、一発のあるソトを空振り三振、嶺井は三ゴロ併殺に抑えてピンチを脱出。九回も1死から内野安打で走者を背負ったが、最後は大田を遊ゴロ併殺に仕留め、94球で3安打1失点完投した。借金は4まで減った。広島がヤクルトに敗れれば、3位に浮上する。

◆阪神は大山悠輔内野手(27)が三回2死一塁でバックスクリーンへ17号2ランを放ち、一回には佐藤輝明内野手(23)が逆転2点打をマークするなど、「OS砲」の揃い踏みで5連勝となった。伊藤将司投手(26)は94球&1失点で3勝目(2敗)を自身3度目の完投勝利で飾った。矢野耀大監督(53)のテレビインタビューは以下の通り(チーム成績31勝35敗1分、観衆3万7874人)。ーー伊藤将は?「初回に(大田に)ソロホームランを打たれて、逆にそれで気持ちが引き締まったというか、将司らしい低めに丁寧につきながら、リュウといい呼吸を合わせながら、球数も少なかったんで、最後まで行ってくれたんで、これで明日全員、中継ぎを注ぎ込める形を将司が作ってくれたんで、ナイスピッチングでした」ーー九回の判断は「もちろん将司自身も行く気満々でしょうし、あの投球であれば任せたいと思ったんで、何の迷いもなく行かせました」ーー一回に逆転「昨日もそうですが、点を取られた後にすぐに取り返すという。また逆転してというところで、昨日はちょっと輝がヒット出ませんでしたが、今日はヒット出たんで、いい点の取り方が出来ました」ーー動いて、1死一、三塁のチャンスを作った「動くというのが僕たちの野球なんで、走るというところでリズムを作るのが、チーム全体で取り組んでやってくれているんで、ある意味、普段通りの野球かなと思います」ーー大山の2ラン「いやあ、頼もしいですね。いい場面でいいところで打ってくれているんで、緩いボールをセンターに打つのは状態がいいですし、相手バッテリーもなかなかストライクを投げられなかったので、ホント、頼もしく、まだまだ、もっともっと打ってほしい」ーー練習から好調「悠輔も春先、状態が上がらなかったですが、センターから逆方向に、レフトじゃなくて、バッティング練習でもセンター方向に行こかという感じで、新井コーチもいつもついて、親身になってやってくれているんで、そういうあたりが結果に結びついていると思います」ーー山本も猛打賞「ヤスはどういう場面で使っても、持ち味出してくれる選手。いてくれて助かる選手。スタメンで行っても、いい味出してくれたんで、これからもヤスも、まだまだスタメンで出たいと思いますし、いろんな場面で必要になると思います」ーー5連勝「自分たちの戦いが出来ていますし、全員が前を向いて、ひとつになって戦えているんで、明日、もう一個つなげて行くような試合を皆さんにお見せして行きます」

◆阪神は大山悠輔内野手(27)が三回2死一塁でバックスクリーンへ17号2ランを放ち、一回には佐藤輝明内野手(23)が逆転2点打をマークするなど、「OS砲」の揃い踏みで5連勝となった。大山は6月13戦9発。伊藤将司投手(26)は94球&1失点で3勝目(2敗)を自身3度目の完投勝利で飾った。試合後、広島がヤクルトに敗れ、3位に浮上した。矢野耀大監督(53)の一問一答は以下の通り(チーム成績31勝35敗1分、観衆3万7874人)。(テレビインタビュー)ーー伊藤将は?「初回に(大田に)ソロホームランを打たれて、逆にそれで気持ちが引き締まったというか、将司らしい低めに丁寧につきながら、リュウといい呼吸を合わせながら、球数も少なかったんで、最後まで行ってくれたんで、これで明日全員、中継ぎを注ぎ込める形を将司が作ってくれたんで、ナイスピッチングでした」ーー九回の判断は「もちろん将司自身も行く気満々でしょうし、あの投球であれば任せたいと思ったんで、何の迷いもなく行かせました」ーー一回に逆転「昨日もそうですが、点を取られた後にすぐに取り返すという。また逆転してというところで、昨日はちょっと輝がヒット出ませんでしたが、今日はヒット出たんで、いい点の取り方が出来ました」ーー動いて、1死一、三塁のチャンスを作った「動くというのが僕たちの野球なんで、走るというところでリズムを作るのが、チーム全体で取り組んでやってくれているんで、ある意味、普段通りの野球かなと思います」) ーー大山の2ラン「いやぁ~頼もしいですね。いい場面でいいところで打ってくれているんで、緩いボールをセンターに打つのは状態がいいですし、相手バッテリーもなかなかストライクを投げられなかったので、ホント、頼もしく、まだまだ、もっともっと打ってほしい」ーー練習から好調「悠輔も春先、状態が上がらなかったですが、センターから逆方向に、レフトじゃなくて、バッティング練習でもセンター方向に行こかという感じで、新井コーチもいつもついて、親身になってやってくれているんで、そういうあたりが結果に結びついていると思います」ーー山本も猛打賞「ヤスはどういう場面で使っても、持ち味出してくれる選手。いてくれて助かる選手。スタメンで行っても、いい味出してくれたんで、これからもヤスも、まだまだスタメンで出たいと思いますし、いろんな場面で必要になると思います」ーー5連勝「自分たちの戦いが出来ていますし、全員が前を向いて、ひとつになって戦えているんで、明日、もう一個つなげて行くような試合を皆さんにお見せして行きます」 (囲み)ーー佐藤輝が17日の予言通りの一打「うん。やっぱりね、ランナーがいないとこで打っても、もちろんいいけど。4番という打順に座っている以上、チャンスで巡ってくるんで。そういうところでは、モヤモヤが取れる一本になった可能性もある。もちろん、もう1本出れば良かったんだけど、まずは取られた後に、すぐにあそこでっていうのは中身的にも、輝個人にとっても、チームにとっても大きなヒットやったと思います」ーー甲子園で変化球を左中間に「輝はそっちに打てると思うんで。それが狙ってということもあれば、あっち打てるのが強みっていうのもあるし。ある意味、輝らしい打球方向かなと思います」ーー大山にメダルをかける時に脱帽し、最敬礼していたように見えたが「いやあ、もうね。敬礼に値するホームランをずっと打ってくれている。あの2点も相手に与えるダメージは大きい。しかも緩いボールをっていうのが、まあ(笑)、敬礼に値すると思うし、まあ、うん。そういう気持ちでやりました」ーー糸原、山本も打線として流れが「今は線で攻撃できているところがある。欲を言えば最後はもちろん点を取りたかったけど、全体の状態も上がってきている。うん。ピッチャーはずっと頑張ってくれているんで、チーム全体としてはいい流れで、いい試合ができている。連勝というのは結果的にすごく大きいし、中身もしっかりしているというところでは、自分たちで、もっと自信にして戦っていけるような試合運びをしてくれている感じかな」ーー二盗で負傷した熊谷は大丈夫か(八回に二盗を試みた際にタッチを頭部に受けて、うずくまる)「ちょっと頭だったので大事を取って代えたけど。明日以降は大丈夫だと思う」ーー相手次第だが、Aクラスが見えてきた(この時点でヤクルトー広島戦が試合中)「もちろん、貯金もそうやけど1個しか増えないし、順位も何かの絡みで2個上がることもあるかもしれないけど、1個1個だと思うので、そういうものが見えてくるというのはチーム全体の励みというか、よし行くぞという目の前の目標にもなる。そういうものは自分たちのパワーにして、〝1個でもまず上に行こうぜ〟〝連勝をつなげて行こうぜ〟というものになる。自分たちのモチベーションにして行けたらなと思います」

◆阪神は投打がかみ合い、連勝を「5」に伸ばした。3位の広島がヤクルトに6-10で敗れたため、入れ替わって今季初めて3位に浮上した。開幕9連敗を喫し、4月14日の時点では17試合で1勝15敗1分けまで負け込んだ。打線の得点力不足に悩まされていたが、交流戦に入ってから打線が活発化。借金を4まで減らした。自力優勝の可能性は消えたままだが、勝率5割を射程にとらえている。

◆DeNAは浜口が序盤でつかまった。1―0の一回は1死から四球と安打で招いたピンチで佐藤輝に2点二塁打を浴びて簡単に逆転を許した。三回も2死から佐藤輝に四球を与え、続く大山に2ラン。課題の制球に苦しんで失点を重ね、五回途中4失点で2敗目を喫し「短いイニングで降りることになり申し訳ない」と肩を落とした。攻撃陣も一回に大田がソロ本塁打を放った後は二塁も踏めず、見せ場もつくれなかった。三浦監督は「先制した後すぐにひっくり返されて、相手の投手にリズム良く投げられた」とため息をついた。

◆現役時代は南海、阪神で活躍し、引退後は阪神で投手コーチやフロントでも尽力したサンケイスポーツ専属評論家の上田二朗氏(74)は94球で完投勝利を挙げた伊藤将司投手(26)の投球術と佐藤輝明内野手(23)の選球眼を高く評価。また今季の球界の顕著な「投高打低」の図式にも言及した。100球以下で完投した伊藤将はヒーローから外せない。一回に浴びた本塁打の1失点のみで、100球以下での完投勝利。安定した先発陣が阪神の反攻の原動力だが、伊藤将もその流れをしっかり守った。大田の一発は初球のスライダーが甘く入ったところを捉えられた。伊藤将の長所は、この失点を反省材料として、積極的に打ってくるDeNA打線に対して、丁寧に両サイドを突いて、凡打の山を築いていったこと。先制パンチを食らっても薬にした点で成長を認めたい。ただ一回からずっと、初球からポンポン打ってきたDeNA打線にも助けられた感も強い。大洋ホエールズの時代から伝統的に、破壊力はあるが淡白な攻撃をしてくる。長所であり、弱点の部分を把握した伊藤将の好投といえるだろう。この試合では、個人的には佐藤輝を最もホメてあげたい。一回1死一、二塁からの先制適時二塁打は状況を判断して、左腕・浜口のスライダーを強振することなく、中堅から逆方向を心がけた一打だった。さらに佐藤輝を評価したいのは、続く三回の2打席目。2死走者なしから、ボール気味の球には全く手を出さず、冷静に四球を選んだ。1年目から、常に長打を期待される状況でのプレーが続いてきたが、打席の中で見極める力は著しく進歩している。強引さがなくなっているのだ。結果的に、この四球が、試合を決定づける大山の2ランを呼んだ。近本、佐藤輝、大山のクリーンアップが固定されている要因の1つに、佐藤輝の成長がある。この3人に引っ張られるように糸原、山本らが調子を上げてきた。特に「右打ちの内野手」として山本の存在感は増すばかり。得点力不足に悩んでいたのに、今では完全な「線」となって打線が威力を発揮している。投手陣の安定ぶりは相変わらず。上昇カーブはしばらく続くと見た。 話は逸れるが、テレビ解説をしている途中で、オリックス・山本のノーヒットノーラン達成のニュースを知った。シーズン4人の達成は79年ぶりという。他にもロッテ・佐々木朗は八回まで完全の投球もしているし、阪神戦で延長十回2死から初安打を浴びた中日・大野雄の例もある。この超がつく投高打低、驚くばかりだ。少し触れたい。私が現役だった時代は、剛腕投手の達成者がいたが、同時に私のような緩急を駆使した投手の大記録達成者は何人もいた。完全試合を達成した近鉄・佐々木宏一郎さんも下手投げの技巧派だった。緩急勝負の私も九回2死から長嶋茂雄さんに打たれて大記録を逃した思い出がある。ことしの達成者の投球を見ると、圧倒的な真っすぐの球威に目を見張る。150キロ後半から160キロを軽く超える。規格外の剛速球にフォーク、チェンジアップなどの変化球を交える。打者は対応できていない。真っすぐで追い込まれ、その真っすぐへの対応に気持ちがいって、ワンバウンドのような変化球を振ってしまう。そんなシーンの連続だ。変化球は決してコーナーに制球されていないのだが、コーナーワークより、力でねじ伏せている感じだ。この日、達成されてしまった西武の森、山川、阪神では佐藤輝ら、強く振る好打者が増えているのも、関係しているのかもしれない。今は急成長している剛腕投手の技術と体力に、各打者が追いついていないように映る。今後は各打者がどう巻き返すか。同時に、この日好投した伊藤将のような、緩急投手の大記録達成の瞬間も楽しみに待ちたい。

◆DeNA・入江が六回に3番手で登板。荷出しの際にユニホームを入れ忘れたため本来の背番号22ではなく、三橋直樹チームサポーターがつける112番のユニホームを借りてマウンドに上がった。最速156キロを計測するなど1回を2奪三振を含む三者凡退に。それでも三浦監督は「ああいうのは、ないようにしてもらわないと」と反省を促した。◆一回、5月6日以来の本塁打となる4号ソロを放ったDeNA・大田 「久々のスタメンだったので、思い切っていった」

◆ついにAクラス入り! 阪神は佐藤輝明内野手(23)が一回に逆転の2点二塁打を放ち、4-1でDeNAに快勝。広島を勝率で上回り、今季67試合目にして初めて3位に浮上した。開幕9連敗、最大借金16からの大まくりで、2位巨人にも3・5ゲーム差に接近。6月の快進撃が止まらない!〝予言〟を実現した一打が、左中間を突き破る。そして、全国のお父さんに届けた一足早い勝ち星が、虎をついに3位に押し上げた。6月の大逆襲劇-。その主役となるべき佐藤輝は、塁上で右手を高く突き上げた。「積極的にいこうと思った結果が、いい結果になってよかったです」1点を先制され迎えた一回1死一、三塁の好機。浜口の134キロチェンジアップを逆方向へ薙ぎ払った。逆転の2点二塁打。17日の試合後、矢野監督が「あした(18日)は輝(佐藤)が打ってくれると思います」と予言していた通り。勝利をもたらす決勝打に、指揮官は「モヤモヤが取れる一本になった可能性もある。輝個人にとっても、チームにとっても、大きなヒットやった」とたたえた。佐藤輝も「いつも期待してくれているので、きょうみたいにヒットをもっと増やしていきたいと思います」と頼もしい。チームは5連勝。広島が敗れたため、ついに3位浮上だ。最下位独走から、ここ4試合で一気にAクラスへ。さらに、2位巨人も負けたため、その差は3・5。宿敵の背中もすぐそこまで迫っている。将の予言を現実にした一打には、前祝いの意味も込めた。きょう19日は父の日。育ててくれた父・博信さん(55)への感謝はプロに入ってからも常々口にしている。 今年、三男・悠君は佐藤輝自身も所属した少年野球チーム「甲東ブルーサンダース」で兵庫県大会に出場した。佐藤輝らの代以来、12年ぶりの快挙だった。関学大硬式野球部に所属する次男・太紀君は、春のリーグ戦でデビューを飾り、公式戦初安打を記録した。それぞれの舞台で父に雄姿を届ける弟たちは、佐藤輝にとっても誇らしい存在。「頑張って、楽しくやってくれれば、僕もすごくうれしいです」と喜んでいる。父親にとって、なによりうれしいプレゼントは元気に躍動する姿を見せること。佐藤3兄弟の長男として、父の日本番で打たないわけにはいかない。この日の試合前から、父の日仕様の青色バットで打撃練習を行い、予行演習はバッチリ。残念ながら青色のバットは練習限定のため試合でお披露目することはできないが、きょうの一打でより一層弾みはついた。昨年の父の日(6月20日、巨人戦、甲子園)でホームランを放った実績もある。全国の虎党お父さんの夢を自らのバットで-。孝行息子は誓った。「世の中の父親に、お父さんに、いいところを見せられるように、頑張ります!」父の日も勝利、そして奇跡の大逆転へ。佐藤輝が連日奏でる快音が、虎をさらなる高みへ導いていく。(原田遼太郎)★由伸偉業に「おめでとう」 試合後、オリックス・山本のノーヒットノーラン達成を知った佐藤輝は「マジっすか! ノーヒットノーランしても驚かないくらいのすごい投手。でも、実際やるというのはすごく難しいことだと思うので、おめでとう」と声を弾ませた。同じ1998年度生まれ。世代を代表する〝打〟の主役は、〝投〟の主役の存在に「僕ももっと頑張ります!」と刺激をもらっていた。

◆DeNAは3連敗を喫し、借金が今季ワーストの8になった。前夜のリプレーのように、1点を先取した直後に先発の浜口が逆転を許す展開。三回には前日に今永が2発を浴びた大山に、バックスクリーンへ運ばれた。浜口は、プロ入りから通算8試合に登板した甲子園で5勝無敗を誇っていたが、ついに初黒星。「試合をつくれず、短い回でマウンドを降りることになりチームに申し訳ない」と肩を落とした。打線も一回の大田の4号ソロによる1点どまり。苦手の伊藤将にわずか3安打で完投を許し、三浦監督は「変化球を見極めの難しいところに投げられた。出塁もなかったですから、流れを引き戻すのが難しかった」と唇をかんだ。(浜浦日向)

◆山本は二回に二塁内野安打、三回に右前打、八回に左翼二塁打と快音を響かせた。「1打席目はラッキーヒットだったが、そのほかのヒットはしっかりと自分の狙い球を絞っていけている」。2試合ぶり今季2度目の猛打賞で貢献し、「勝ち続けるとチーム全体がいい雰囲気になってくると思う。この勢いのあるままにいきたい」と先を見据えた。

◆梅野は伊藤将を好リード。2~8番に右打者が並ぶ打線に対し、左腕がしっかりと内角に緩急を制球し「お互いに意図したことをスムーズにできた」と胸を張った。八回は初めて先頭打者を出塁させたが、一発のあるソトから外角いっぱいへの直球で空振り三振を奪い、「前の打者に意識させたものを、ホームランバッターで怖さもある中でしっかりと投げ込めた。内容的にも完璧だった」と称賛した。

◆ベンチでのお出迎えは超VIP待遇だった。阪神・大山はダイヤモンドを一周すると、敬意を表して帽子を脱いだ矢野監督から「虎メダル」を授与され、?を緩めた。チームの5連勝を呼び込む一発となった2試合連続の17号2ランに、指揮官も文字通り脱帽だ。「敬礼に値するようなホームランをずっと打ってくれている。あの2点も相手に与えるダメージは大きいし、しかも、あの緩いボールを(打つ)っていうのが敬礼に値するし、そういう気持ちでやりました」2-1の三回2死一塁。左腕・浜口の115キロのカーブをバックスクリーンへ。前日も2打席連続アーチを放っており、これで6月は13試合で9発の量産だ。「自分でもびっくりしていますけど、勝ちたいという気持ちがそういう結果を生んでいるのかなと思う」阪神の月間本塁打記録は1986年6月のバースの13本で、日本選手では田淵幸一と真弓明信の11本が最高。残り10試合。今のペースで本塁打を量産すれば、バース超えの夢もふくらんでくる。「先を見ても仕方ないので。まずは明日の試合頑張ります」大山は浮かれることはなかった。個人記録よりもチームの勝利が優先。そのために今の調子をできるかぎり長く持続させることがテーマだ。「調子が良くても一日で崩れてしまうことがバッティングではあるので」と試合後、日課となっている新井打撃コーチとの反省会は欠かさない。矢野監督は「いい場面で打ってくれる。状態がいいんだろうね。本当に頼もしい」と最大級の賛辞を送った。17本塁打はヤクルト・村上と2本差に迫り、巨人・岡本和と並ぶリーグ2位。49打点も同2位のDeNA・牧に並び、トップの村上(54打点)を射程圏内にとらえた。広島が敗れてチームも今季初の3位浮上だ。甲子園で勝利のお立ち台に上がるのは5試合連続となり、「もうホントに話すことがないので、後輩に任せます」と苦笑い。先制打を放った佐藤輝にトークは任せたが、グラウンドでの主役の座を譲るつもりはない。(三木建次)★「-ホームラン賞」100万円ゲット 大山が17号2ランをバックスクリーンへほうり込み、「DAZN バックスクリーンホームラン賞」としてDAZN社から賞金100万円をゲットした。「もちろん大金なのでうれしいですし、本当に意味のある使い方をしたいですし、そういう一本を打てるようにもっと練習したい」と声を弾ませた。

◆熊谷がアクシデントに見舞われた。八回1死から左前打で出塁した糸原の代走として途中出場。続く山本の初球で二盗を試みた際、送球を捕球した遊撃・大和のグラブとヘルメットが接触し、頭部を押さえながら二塁ベース付近でうずくまった。) 矢野監督やトレーナーらも駆けつけ、球場は騒然としたが、その後自ら歩いてベンチへ下がり、直後の守備で植田に交代した。矢野監督は「頭だったので大事を取って代えたけど。明日以降は大丈夫だと思う」と説明した。

◆悔しさから約2カ月半。ついにDeNAにリベンジを果たした。持ち味を存分に発揮した阪神・伊藤将は9回を3安打1失点に抑え、わずか94球で完投勝利。チームを5連勝に導いた。「チームの連勝をストップするわけにはいかないと思ったので、負けたくないという気持ちで投げました」立ち上がりは少しもたついた。一回1死から大田には、やや甘く入った初球の133キロのツーシームを振りぬかれ、左中間へ先制弾を運ばれた。今季初被弾で目が覚めた。右打者が7人続く相手の打線に対し、内角へカットボールを投じるなど、丁寧かつ攻めの投球で凡打の山を築く。走者を背負った八、九回も冷静にゴロを打たせ、いずれも併殺に。今季3勝目を手にした。忘れられない4月6日のDeNA戦(甲子園)。1-0の九回2死二塁で牧に中前同点打を浴びてプロ初完封を逃した。「すごく良いバッター」と認める相手4番との再戦は、遊ゴ、右飛、右飛と3打席とも凡退させた。あの悔しさを思い出し、仕事をさせなかった。ここから勝負の夏がやってくる。体調を崩しやすい季節だが、左腕にぬかりはない。「空調の温度をあまり下げ過ぎず」と普段は26、27度に設定。就寝時の室温にも気を配り、快眠を重視する。また、人気の「ヨギボー」の特大ビーズソファも購入。「座ってくつろいで。すごくいい」と私生活の充実も、マウンドでの好結果につながっている。「小さいころからお父さん(正宏さん、52)がよく見てくれていたし、そのおかけで今がある。感謝して、いっぱい1軍で長く活躍してるところを見せたい」父の日の前祝いにもなった。涼しい顔を見せながら、心は熱く。チームのため、ファンのために腕を振り続ける。(平野佑治)

◆ベチッ!ん? 何か落ちてきた。雨? いや、曇っているだけだなあ...。「うわ、臭っ?」一塁側アルプス席の前列で投手陣の練習を見ていた入社2年目の平野佑治が悲鳴を上げました。6月1日付で整理部から運動部に配属され、甲子園球場での現場研修2日目。19日に先発する西純らの動きに目をこらしていたときです。雨は降っていないことを確認した空には、カラスが一羽。何か落ちてきた感触があった右肩を見ると、灰色の〝物体〟が付着していました。「あわててトイレに駆けこんで、シャツの襟元を洗いました」甲子園名物のカラスから洗礼を浴びてしまいました。トラ番サブキャップ新里公章らがコンビニで買ってきたおにぎりやヨーグルトを記者席の机の上に置いたまま原稿を書いていてカラスに食い散らかされたことは何度かありますが『フン害』は初めて。スタンドで微動だにせず練習に見入っていた平野は、格好の〝標的〟になってしまったようです。「たぶん、どこかで腹ごしらえをしてきたあとだったんだと思います。先輩たちからは、食べ物を盗まれることはよくあるけど、フンが当たるのは見たことがないと言われました」そのころ、ネット裏の記者席から打撃練習を見ていた原田遼太郎は、大山の打球に見とれていました。「(不振だった)春先とは全然違う打球です。低くて鋭いライナーばかりです。もちろんスタンドにもほうり込んでいます。春先は、練習でも詰まったり差し込まれたりすることがありましたけど、今はまったくありません」原田は、交流戦明けの試合がなかった4日間、大山の本塁打がらみのデータや話を洗い直していました。 「通算100本塁打が近づいています。交流戦終了時であと5本だったので、正直、もうちょっとかかるよなと思いながら調べていました。でも、今の調子なら一気にいっちゃいそうですね」いっちゃいそうです。三回にバックスクリーンへ17号2ラン。前日の今永からの2本と合わせて2試合で3発。6月9本目で、通算98本塁打。きょうにもプロ野球305人目の区切りに到達しそうな勢いになっています。こうなると気になるのが最近調子を落としていた佐藤輝ですが、試合前、いいきっかけになってくれないかと期待するシーンがあったそうです。1面の原稿にもある19日の「父の日」仕様の青バットで練習する姿から、原田は昨年の七夕、7月7日のヤクルト戦(神宮)を思い出していました。「高梨投手からプロ野球新人左打者最多タイの20本塁打を打った日です。伝説の〝青バット〟の大下弘さん(1946年、セネタースで20本塁打)に並んだ-という原稿を書きました」あの試合が、昨年の77試合目。阪神は今季の残りが76試合。今の大山に負けない爆発力がある佐藤輝が、昨年の前半と同じようなペースでまた打ちだしたら...。広島が負けて、阪神は3位に浮上です。負けた相手がヤクルトというのが痛しかゆしですが、大山は絶好調、佐藤輝も青バットでの練習と一回の2点二塁打で上昇気配。直接関係ないけれど、ウチの平野も〝ウン〟が付いている。とにかく今は目の前の敵を倒して突っ走りましょう。

◆3位浮上!! 月がかわって〝ツキ〟がかわった6月。甲子園球場の上には、昼間だけど満月がキラキラと輝いて見えたのだ。ちなみに、6月の満月はアメリカで『ストロベリームーン』、フランスでは『ローズムーン』と呼ばれ、幸福の象徴とされているそう。ですから、虎党は『タイガームーン』と呼んじゃいましょう!!それにしても、猛虎の6月の強さは、なんなんだー? 13試合で11勝。大山が9本のホームランをたたき込めば、近本は全試合で安打(5月28日から16試合連続ヒットです)。青柳の3勝に、ガンケルは来日初完投勝利を含む2勝。そして本日は2年目の若虎、伊藤将が好投。一回、大田のソロホームランさえなければ、5月22日に次いでプロ2度目の完封劇を演じていたのに~! それでも今月はキッチリと2勝してくれたのだ!!もしかして虎の主力は6月生まれの行列? 確かめたら近本と糸原が11月、大山と青柳が12月、佐藤輝は3月生まれ。ほとんど野球をやっていない月やんかー!! でも、この6月のツキを手放すもんかい!!

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
42211 0.667
(↑0.006)
-
(-)
79261
(+10)
203
(+6)
66
(+2)
45
(+4)
0.246
(↑0.003)
2.760
(↓0.06)
2
(-)
巨人
36330 0.522
(↓0.007)
9
(↓1)
74253
(+3)
278
(+4)
69
(+1)
33
(-)
0.239
(-)
3.570
(↓0.01)
3
(1↑)
阪神
31351 0.470
(↑0.008)
12.5
(-)
76217
(+4)
191
(+1)
48
(+1)
48
(-)
0.233
(-)
2.640
(↑0.03)
4
(1↓)
広島
30342 0.469
(↓0.007)
12.5
(↓1)
77243
(+6)
244
(+10)
27
(+1)
11
(+1)
0.251
(↑0.001)
3.460
(↓0.09)
5
(-)
中日
29350 0.453
(↑0.009)
13.5
(-)
79194
(+4)
239
(+3)
35
(-)
23
(+2)
0.244
(↑0.002)
3.610
(↑0.01)
6
(-)
DeNA
26340 0.433
(↓0.008)
14.5
(↓1)
83204
(+1)
254
(+4)
45
(+1)
21
(-)
0.247
(↓0.002)
3.820
(↓0.01)