1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
巨人 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 10 | 2 | 1 |
中日 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1X | 4 | 13 | 0 | 0 |
勝利投手:R.マルティネス(1勝1敗16S) 敗戦投手:ビエイラ(0勝1敗0S) 本塁打 |
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◆中日は1点を追う6回裏、大島のこの日2本目となる適時打で同点とする。そのまま迎えた9回には、A.マルティネスの適時打が飛び出し、サヨナラ勝利を収めた。投げては、5番手のR.マルティネスが今季初勝利。敗れた巨人は、打線が中盤以降の好機を生かせなかった。
◆中日ダヤン・ビシエド内野主(33)が今季初めてスタメンを外れた。ビシエドは12日の日本ハム戦(札幌ドーム)で、20年に脱臼した左肩のしびれで途中交代。17日巨人戦(バンテリンドーム)は「4番一塁」でスタメン出場したが4打数1安打だった。この日は試合前練習に参加したが打撃練習は回避していた。代役4番には阿部寿樹がプロ入り初めて「4番二塁」で入った。
◆巨人マット・アンドリース投手(32)が、初回に打球を受けて緊急降板した。1回1死二塁、中日鵜飼への初球を捉えられると、ワンバウンドして左足のふくらはぎの内側付近に直撃。一時はしゃがみこんで、苦痛の表情を見せた。左足を気にしながらトレーナーと歩いて、治療のためベンチへ。その後、2番手菊地への交代がコールされた。来日3戦目で、初白星を狙ったが、わずか13球、1つのアウトをとっただけで無念の降板となった。
◆巨人坂本勇人内野手(33)が中日福留に並ぶ現役最多タイの通算409二塁打を決めた。2回先頭で、中日高橋宏の外角152キロ直球にうまくバットを合わせた。右翼線に運ぶ一打で悠々と二塁を陥れた。歴代では川上哲治を抜き10位タイに浮上。球団では王貞治(422)、長嶋茂雄(418)に次ぎ、歴代単独3位となった。
◆巨人大城卓三捕手(29)が、ファームでの"ミニキャンプ"から復帰後初打席で70日ぶりの3号ソロを決めた。3回先頭、代打で登場すると、追い込まれながらも中日高橋宏のスプリットを捉え、バックスクリーンまで運んだ。大城は試合前時点で打率2割2分1厘と打撃不振に陥り、2日に出場選手登録を抹消。ファームで小笠原2軍打撃コーチらから熱血指導を受けて、1軍での復活を目指していた。交流戦を終え、リーグ戦再開の17日に1軍に復帰。代打でつかんだ初打席でいきなり最高の結果を残した。「2軍で二岡(2軍)監督や小笠原(2軍打撃)コーチとやってきたことがホームランという結果になってうれしいです」と喜んだ。
◆巨人坂本勇人内野手(33)が、対戦相手の中日立浪和義監督に並ぶ歴代7位タイの通算175回目の猛打賞を達成した。2回先頭、中日福留に並ぶ現役最多タイの通算409二塁打を放つと、1点を追う3回1死満塁、外角低めのカットボールに体勢を崩されながらも、最後は左手1本で右前に運んだ。技ありの2点適時打で試合をひっくり返し「チャンスでつないでくれたので積極的にいこうと思ってました。逆転できて良かったです」と振り返った。そして5回無死一塁の第3打席、スプリットに泳がされながらもボテボテの三塁への内野安打で、猛打賞を達成。9日西武戦(ベルーナドーム)以来の3安打でチャンスを拡大した。▽中日立浪監督(猛打賞数で並んだ巨人坂本について) 技術は素晴らしい。我々と違ってショートで15、16年? ずっとショートでレギュラーで出ているのが本当にすごいこと。出ている試合数も安打数も違う。その中で勝負強さも巨人でもナンバーワン。本当にすごい選手だなと思う。
◆巨人が今季初のサヨナラ負けを喫し、4連敗で首位ヤクルトと9ゲーム差となった。立ち上がりからプランが狂った。先発のアンドリースが1回1死二塁、わずか13球目で打球を左足に受けて緊急降板した。2回までで2点を先制されるも、3回に大城の3号ソロと坂本の2点適時打で逆転に成功。1点のリードを守り切るべく2番手菊地から平内とつないだ。しかし鍬原が回またぎの2イニング目に中日大島に同点適時打を浴びて、試合は振り出しに戻った。決着がついたのは、同点の9回。2イニング目のビエイラが連打で無死一、三塁とされ、A・マルティネスに中前へサヨナラ適時打を食らった。投手6人を費やしたが、結果にはつながらず、チームは4連敗に沈んだ。首位ヤクルトの背中が遠のき、3位に順位を上げた阪神には3.5ゲーム差に迫られた。
◆18日の中日-巨人11回戦(バンテリンドーム)で先発した巨人マット・アンドリース投手(32)が、13球で負傷降板した。1回1死二塁、中日鵜飼の打球が左ふくらはぎ付近に直撃し、交代。降板後に病院で診察を受けたが骨に異常はなく、打撲とみられる。次回登板など今後については、経過を見て判断する見込み。
◆巨人は今季初のサヨナラ負けで4連敗となった。先発アンドリースが13球で降板の緊急事態に救援陣が総力戦でつないだが、4点目を奪えずに逆転負け。2失策をはじめ、守備でもわずかなほころびが見られた。原監督は「やっぱり4点目だね。なかなか4点目が重かったというところかな」と話した。首位ヤクルトとは9ゲーム差に開き、3位に浮上した阪神とは3.5差となった。
◆巨人坂本勇人内野手(33)が、そうそうたるレジェンドたちに肩を並べた。2回の右翼線への二塁打で中日福留に並ぶ現役最多タイの通算409二塁打。5回の内野安打で5試合ぶりの3安打とし、歴代7位タイの通算175回目の猛打賞で、中日立浪監督に並んだ。チームは4連敗となったが「偉大なる方々の記録にそれぞれ並んだことにうれしい気持ちです。これからもチームの勝利のために全力を尽くして頑張っていきます」と前を向いた。アクシデントが発生したチームを引っ張った。先発アンドリースが初回に負傷降板。2回までに2点のビハインドを背負った。それでも、大城の3号ソロで1点差に迫った3回1死満塁から「チャンスでつないでくれたので積極的にいこうと思ってました」と一時逆転の2点適時打。2球目の外角低めカットボールを左手1本で右前に落とす技あり打だった。守備では2回に今季2度目の2試合連続失策を犯したが、緊急登板のルーキー菊地ら救援陣に声かけし存在感を示した。球団史にも名を刻む。通算二塁打数は、川上哲治を抜き、王貞治、長嶋茂雄に次ぐ3位に浮上した。猛打賞数は川上、長嶋に次いで3位。これからも勝利を追い求めた一打で、レジェンドへの階段を駆け上がっていく。【小早川宗一郎】
◆中日ダヤン・ビシエド内野手(33)が18日、巨人11回戦(バンテリンドーム)で今季初めてスタメンを外れ、そのまま欠場した。12日の日本ハム戦(札幌ドーム)で、20年に脱臼した左肩のしびれの影響で途中交代。この日は、試合前練習に参加したが打撃は行わず、ベンチ待機したが出場機会はなかった。立浪監督は「(肩に)炎症、痛みがある。長期離脱にならないように、完全に治るまで現状のメンバーでやる」と説明。19日の同戦も欠場し、20日の状態を確認して、今後の出場を検討する。
◆中日のキューバトリオが躍動し巨人を連倒した。3-3で進んだ8、9回はロドリゲスとR・マルティネスが無失点リリーフ。そして9回無死一、三塁の好機で、A・マルティネスがビエイラから来日3年目で初のサヨナラ打を中前に運んだ。この日は同国出身の主砲ビシエドが左肩の故障の影響で初欠場。A・マルティネスは「今日はみんなが一丸になった」と会心だ。母国で暮らす長女エイミーちゃんは5月19日が1歳の誕生日。「いいプレゼントになった」と笑顔だった。▽中日京田(マルチ安打を決め、再昇格後の2試合は7打数3安打) ファームでやってきたことができている。チームが勝ってよかった。▽中日高橋宏(5回9安打3失点で3勝目ならず) 調子自体は悪くなかった。こんな投球をしてると野手もリズムが悪い。もう少しリズム良く投げたかった。
◆竜のキューバトリオが躍動し、今季4度目のサヨナラ勝ちで巨人を連倒した。同国出身のジャリエル・ロドリゲスとライデル・マルティネスが同点の8、9回を無失点リリーフしてお膳立てした9回無死一、三塁。アリエル・マルティネス捕手(25)が来日3年目で初のサヨナラ打を放ち、打のヒーローになった。巨人6番手、ブラジル出身のビエイラとの中南米対決にA・マルティネスも真っ向勝負で食らいついた。150キロ後半の直球で空振り、ファウルで追い込まれたが、「いつも言われていたことがふと頭に浮かんだ」という。バットを短く持ち替えた。立浪監督らから「追い込まれたら短く持て」と教わったアドバイスだ。162キロの速球にコンタクトした打球はセンター前にポトリ。左肩の故障の影響で今年初めて欠場した"キューバの大先輩"のビシエドも大喜びで、ウォーターシャワーで祝福された。捕手登録ながら昨秋から外野、一塁での出場機会を模索。この日も兄貴分ビシエドの欠場で代役の5番一塁を任された。「もっとできると思う。アリエルといつも(オーダーに)書いてもらえるように活躍したい」。3万4290人で埋まった本拠地初のお立ち台に1人で立ち、目を輝かせた。「今日はみんなが一丸になった素晴らしい試合」。不動の主砲が欠けたピンチで、後輩のキューバ勢がひときわ存在感を発揮した。5月19日はキューバで待つ長女エイミーちゃんの1歳の誕生日だった。近日中に来日予定の妻と愛娘に「いいプレゼントになった」と、喜びを爆発させた。【伊東大介】▽中日京田(マルチ安打を決め、再昇格後の2試合は7打数3安打) ファームでやってきたことができている。チームが勝ってよかった。▽中日高橋宏(5回9安打3失点で3勝目ならず) 調子自体は悪くなかった。こんな投球をしてると野手もリズムが悪い。もう少しリズム良く投げたかった。○...必勝リレーを構成する投のキューバコンビもサヨナラ勝ちに貢献した。4番手で8回に登板したロドリゲスは3人でピシャリ。9回を任された守護神のR・マルティネスは2死から吉川に二塁打を許したが、岡本和を141キロのスプリットで空振り三振に斬った。21試合連続無失点リリーフで今季初勝利をゲット。「2死からピンチをつくったけど、ゼロで抑えられてよかった。初勝利はめっちゃめちゃうれしい」と笑顔を振りまいた。
◆巨人の新外国人、マット・アンドリース投手(32)が先発し、一回1死二塁で鵜飼の鋭い打球が左脚に直撃して降板した。2番手で菊地が登板した。
◆巨人・坂本勇人内野手(33)が二回に右翼線へ二塁打を放ち、通算409二塁打としてプロ野球歴代10位の榎本喜八、福留孝介(現中日)に並んだ。1点を追う二回、先頭打者として中日・高橋の152キロを逆らわずにライナーで打ち返した。二塁打の本数で並んでいた〝打撃の神様〟川上哲治を超えて歴代10位タイに浮上した。同9位は坂本の少年時代のあこがれでもある松井稼頭央の411本、そして同8位は巨人OBの〝ミスター〟長嶋茂雄の418本と、レジェンドの記録が目の前に続く。同1位は立浪和義(現中日監督)の487本となっている。
◆巨人・坂本勇人内野手(33)が通算175度目の猛打賞を記録し、立浪和義(現中日監督)に並ぶプロ野球歴代7位に浮上した。「5番・遊撃」で先発したこの日は、二回にプロ野球歴代10位タイの右翼線二塁打を放ち、1点を追う三回に逆転の2点右前打。さらに五回にも三塁への内野安打を放ち、中日・高橋宏から3打席連続安打の固め打ちで猛打賞をマークした。敵将の中日・立浪監督の目の前で、その記録に並んだ。
◆中日がサヨナラ勝ち。3―3の九回に先頭からの連打で無死一、三塁とし、A・マルティネスが中前に決勝打を放った。九回を抑えた5番手のR・マルティネスが今季初勝利。巨人は八回から登板のビエイラが前夜に続いて痛打された。
◆巨人・坂本勇人内野手(33)が3安打2打点と気を吐き、通算409二塁打で榎本喜八、福留孝介(現中日)に並びプロ野球歴代10位、同175度目の猛打賞で立浪和義(現中日監督)に並び同7位とした。まずは二回に右翼線二塁打。さらに1点を追う三回に逆転の2点右前打を放ち、五回には三塁内野安打で猛打賞を記録した。) 「偉大なる方々の記録にそれぞれ並んだことにうれしい気持ちです。これからもチームの勝利のために全力を尽くして頑張っていきます」と表情を引き締めた。
◆巨人はサヨナラ負けで4連敗となり、首位・ヤクルトとのゲーム差が9に広がった。打線は3点を奪った三回以降に得点を挙げられず、残塁は10を数えた。先発のアンドリースは一回に打球を左脚に受け、1死しか取れずに緊急降板した。原辰徳監督(63)は「なかなか4点目が重かったというところかな。(先発が)ああいうアクシデントになるとね、やっぱりこういう形になりますよね」と振り返った。アンドリースの降板後は5投手の継投で踏ん張ったが、九回にイニングをまたいで登板したビエイラが3連打を浴びて万事休した。アンドリースは病院で診察を受けた結果、骨に異常はなく、左下腿の打撲とみられる。桑田投手チーフコーチは「みんなで力を合わせて、試合をつくっていけた。もうひと息というところで、最後にやられました」と救援陣をねぎらった。
◆巨人はサヨナラ負けで4連敗となり、首位・ヤクルトとのゲーム差が9に広がった。先発のアンドリースは一回に打球を左脚に受け、1死しか取れずに緊急降板した。桑田投手チーフコーチは「投手は投げたらすぐ9人目の野手になる。(投げて)横を向いているわけだから、当たりやすいですよね」と指摘した。アンドリースは病院で診察を受けた結果、骨に異常はなく、左下腿の打撲とみられる。桑田コーチは「反省を今後にどう生かしていったらいいのかなと考えながら試合を見ていた。もう少し(守備について)指導していかなきゃいけない」と語った。
◆中日の高橋宏は5回を9安打3失点で、5試合続けて勝ちが付かなかった。三回に一発を浴びるなど3失点。逆転を許して3勝目とはならず「2点のリードを守ることができず、テンポの悪い投球になった」と反省した。7試合続けて3失点以下で、開幕から全て5回以上を投げている。この日は毎回、得点圏に走者を背負いながらも三回以外は要所で踏ん張って乗り切った。
◆中日のビシエドが左肩の古傷に痛みがあり、欠場した。立浪監督は「そんなにひどいわけではない。長期離脱にならないようにしっかり治してもらう」と説明。順調なら21日に始まるヤクルト3連戦で復帰の見通し。
◆〝若きレジェンド〟の偉業を勝利で祝うことはできなかった。セ・リーグ2位の巨人は、今季初のサヨナラ負け。通算記録で次々と上位に浮上した坂本勇人内野手(33)は先人に敬意を表しつつ、勝利への欲望を口にした。「偉大なる方々の記録に並んだことに、うれしい気持ちです。これからもチームの勝利のために、全力を尽くして頑張っていきます」高橋宏から3打席連続安打の固め打ちを見せた。二回に歴代10位の榎本喜八らに並ぶ通算409二塁打。三回に一時逆転の2点打、五回には三塁内野安打を放ち、175度目の猛打賞(1試合3安打以上)。「打撃の神様」こと川上哲治を超え、同7位の中日・立浪監督に目の前で並んだ。だが、3度とも生還できずチーム計10残塁。3―2の五回は無死一、二塁で追加点を奪えず流れを渡した。原監督は「なかなか4点目が重かった」と言葉少なだった。一回1死で先発・アンドリースが左ふくらはぎ付近に打球を受け、育成ドラフト6位・菊地(桐蔭横浜大)が緊急登板するアクシデントもあった。連敗は4に伸び、最大11あった貯金は3。首位・ヤクルトとのゲーム差は9に広がった。潮目を変えるためにも、8連敗中の日曜日に勝ちたいところだ。(谷川直之)
◆あきらめなさい...とまでは言わないけど、もう無理に優勝を狙わないでもよいのでは?巨人に早めに提言しておくよ。前日17日と同じ。筋書通りのような敗戦。明らかな力負けだ。リリーフ陣は、不安な投手をイニングまたぎで使わざるを得ない。またその投手が、打者1人を抑えるだけでも時間がかかり、テンポは最悪。ただでさえリズムを失っている攻撃陣は、ますます、リズムを取り戻せない。現状で、ヤクルトをひっくり返すだけのコマはそろっていない。チームのレベルがここから上がるとも思えない。へたをすると、阪神に抜かれる危険性まである。だから、もう無理するな、というわけ。まずは、エース菅野と4番・岡本和を完全復活させることに、すべてをかける。チームの基本線を取り繕って、クライマックス・シリーズ進出圏だけは確保する。スパッと方針を切り替たらどうだろう。そうすれば、気持ちも再び前向きにリセットできて、楽になって勝てるようになるかもよ。(本紙専属評論家)
◆19日は「父の日」。巨人の育成ドラフト6位・菊地大稀投手(23)=桐蔭横浜大=は、父・正博さん(54)に支えられ、新潟県の佐渡島出身選手として初のプロ入りを果たした。4月末に支配下登録された救援右腕は、故郷の離島から見守ってくれている父への感謝を胸に奮闘中。18日の中日11回戦(バンテリンドーム)では一回途中に緊急登板し、1回?を1失点で3三振を奪った。(取材構成・鈴木智紘)記憶の糸をたどると、自然豊かな佐渡島で父とキャッチボールに興じた原風景が蘇る。元高校球児で54歳になった今も草野球を楽しむ正博さんに影響を受け、菊地の野球人生は幕を開けた。「野球って楽しいなと思わせてくれたのが、父なんです」両親の支えがなければ今はないだろう。佐渡高時代は午前3時半に起床し、始発のフェリー船で海を渡って練習試合を繰り返した。母・美佐子さん(54)が、実家から車で約20分の距離にある港まで送り届けてくれた。試合は泊まりがけで、1度の遠征費は約1万円に上ったが、建設業界でトラックの運転手として働く正博さん、美容院を営む美佐子さんが骨身を惜しまずサポートしてくれた。菊地は「親にすごく負担をかけてしまった」と感謝を口にする。少年野球と両立し、10年間ほど柔道にも打ち込んだ。小学校高学年の頃は50キロ級で試合に臨み、体重管理に心を砕いた。食事を節制した影響もあって細身となり、高校入学時は身長180センチを超えながら体重約70キロにとどまった。現在は身長186センチ、体重89キロ。最速154キロの直球を生む、その体の基盤は新潟産のコシヒカリで出来上がった。正博さんが家の敷地にある田んぼで育てた米だ。高校2年のオフシーズンには、一日で9合炊かれた白米の大半を平らげた。正博さんは「頑張っている息子に『頑張って』とは言いたくないので、『楽しく野球をやって』と伝えたい」と背中を押した。「親を(東京ドームに)招待したい」と菊地。キャッチボールがつないだ親子の心は、今でも深くつながっている。
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ヤクルト |
42 | 21 | 1 | 0.667 (↑0.006) | - (-) |
79 | 261 (+10) | 203 (+6) | 66 (+2) | 45 (+4) |
0.246 (↑0.003) | 2.760 (↓0.06) |
2 (-) |
巨人 |
36 | 33 | 0 | 0.522 (↓0.007) | 9 (↓1) |
74 | 253 (+3) | 278 (+4) | 69 (+1) | 33 (-) |
0.239 (-) | 3.570 (↓0.01) |
3 (1↑) |
阪神 |
31 | 35 | 1 | 0.470 (↑0.008) | 12.5 (-) |
76 | 217 (+4) | 191 (+1) | 48 (+1) | 48 (-) |
0.233 (-) | 2.640 (↑0.03) |
4 (1↓) |
広島 |
30 | 34 | 2 | 0.469 (↓0.007) | 12.5 (↓1) |
77 | 243 (+6) | 244 (+10) | 27 (+1) | 11 (+1) |
0.251 (↑0.001) | 3.460 (↓0.09) |
5 (-) |
中日 |
29 | 35 | 0 | 0.453 (↑0.009) | 13.5 (-) |
79 | 194 (+4) | 239 (+3) | 35 (-) | 23 (+2) |
0.244 (↑0.002) | 3.610 (↑0.01) |
6 (-) |
DeNA |
26 | 34 | 0 | 0.433 (↓0.008) | 14.5 (↓1) |
83 | 204 (+1) | 254 (+4) | 45 (+1) | 21 (-) |
0.247 (↓0.002) | 3.820 (↓0.01) |
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