阪神(☆7対5★)DeNA =リーグ戦8回戦(2022.06.17)・阪神甲子園球場=
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DeNA
1000031005801
阪神
40100110X7912
勝利投手:青柳 晃洋(8勝1敗0S)
(セーブ:アルカンタラ(1勝1敗1S))
敗戦投手:今永 昇太(3勝1敗0S)

本塁打
【DeNA】神里 和毅(1号・6回表3ラン)
【阪神】大山 悠輔(15号・3回裏ソロ),大山 悠輔(16号・6回裏ソロ)

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◆阪神は1点を先制された直後の1回裏、糸原と山本の連続適時打で4点を奪い、逆転に成功する。そのまま迎えた3回には、大山のソロが飛び出し、追加点を挙げた。投げては、先発・青柳が今季8勝目。敗れたDeNAは、打線が6回以降に追い上げを見せるも、反撃は及ばなかった。

◆Aクラス進出を目指す阪神が、いきなり正念場を迎える。相手先発が前回7日の日本ハム戦でノーヒットノーランを達成した今永だからというだけではない。05年に交流戦が導入されて以降、リーグ戦再開最初のカードで阪神は通算16勝24敗1分け。勝率4割はセ・リーグ6球団中最低だ。最近5年間(16~19、21年)に限ると、1勝12敗で勝率0割7分7厘まで下がる。16年の交流戦明け初戦の6月24日広島戦から、19年6月30日中日戦まで10連敗。昨年のリーグ戦再開初戦の6月18日巨人戦でようやく勝った。もっとも、再開初戦がDeNAのときは7勝5敗で貯金2。カード別最高の成績となっている。意外な"鬼門"を乗り切り、浮上へ足掛かりをつかめるか。

◆阪神が7日の日本ハム戦(札幌ドーム)でノーヒットノーランを達成した今永昇太投手(28)と対戦する。今永から見て阪神戦は11勝10敗とほぼ互角ながら、20年6月から5戦4連勝中。この日のスタメンの通算対戦成績を見てみると...。(<内の数字は本塁打)1(左)島田 1-0、0割0分0厘2(遊)中野 5-2、打率4割3(中)近本 28-11<1、打率3割9分3厘4(右)佐藤輝 3-1、3割3分3厘5(一)大山 32-11<2、3割4分4厘6(三)糸原 34-10、2割9分4厘7(二)山本 対戦なし8(捕)坂本4-1、2割5分9(投)青柳2-0、0割0分0厘2番中野から6番中野までしっかり打ち込んでおり、中でも対戦数の多さから近本と大山の相性の良さが際立つ。スタメン外の選手では糸井=12-4<1、3割3分3厘、高山=14-4、2割8分6厘、梅野=39-8、2割5厘。果たして阪神は今永撃ちで4連勝なるか。注目のリーグ戦再開だ。

◆DeNAが、ノーヒットで阪神青柳から先制点を奪った。1回、1死から関根が死球で出塁。佐野の二ゴロを山本が失策し、1死一、三塁と好機を広げ、4番牧秀悟が左翼へ犠飛を放った。浅い飛球だったが、三塁走者の関根大気は左翼島田の捕球体勢などから判断し、好走塁で本塁を陥れた。

◆DeNA今永昇太投手(28)が、先頭の阪神島田海吏に中前打を浴び、連続無安打イニングが止まった。7日の日本ハム戦では、球団52年ぶりのノーヒットノーランを達成。16日の練習後の取材では「自分自身も初めてなので、次の投球がどうなるか、どういう心持ちでいけばいいかは探り探りになる」と話したが、先頭の島田、中野に連打を浴びた。近本、佐藤輝を抑え、2死まで粘ったが、大山に四球、糸原に逆転の2点適時打を浴び、山本にも2点適時二塁打で4点を失った。

◆阪神が「トラフェス」を開催した。入場者全員に特製フードタオルが配布され、1日限定で選手の登場曲が懐メロに。「雨柳」さんの異名も持つ先発の青柳晃洋投手(28)は小泉今日子の「優しい雨」でマウンドに上がった。試合前には「半世紀以上タイガースファン」だという歌手のサンプラザ中野くん(61)が登場。中野拓夢内野手(25)の背番号51ユニホームを着用して、名曲「Runner」を熱唱した。京セラドーム大阪では10年8月25日の阪神-広島戦でも歌唱しており、チームはその日、球団史上最多の22得点。「オレが歌ったら得点アップするよ」と宣言した通り、チームは1点を追う1回裏、ノーヒッター今永から一挙4得点で逆転した。サンプラザ中野くんは試合前には中野と初対面も果たし、「テレビで見るよりもかわいらしい。ファニーフェイスで。阪神を背負って立ってほしい」とエール。「ぜひ登場曲に」と願う「Runner」で打席に立った中野は1回、早速左前打で4得点をお膳立てした。

◆阪神が初回にDeNA先発のノーヒッター左腕いまながを攻略し、一挙4点を奪って逆転に成功した。7日の日本ハム戦でノーヒットノーランを達成して以来のマウンドで、1番島田海吏外野手(26)がいきなり中前安打。続く中野拓夢内野手(25)は2球連続で送りバントに失敗したが、強攻に切り替えた3球目に左安で無死一、二塁にチャンスを拡大した。2死後5番大山悠輔内野手(27)が四球を選び満塁。6番糸原健斗内野手(29)が左前へ先制2点適時打を放つと、さらに2死一、二塁から7番山本泰寛内野手(28)が左翼手の頭を越す2点適時二塁打。初回の守りで自らの失策から先制点を奪われていただけに、汚名返上の一打となった。阪神は今季ノーヒッターと3度目の対戦となる。5月27日ロッテ戦(ZOZOマリン)では完全男の佐々木朗に6回無失点に抑えられ、6月8日ソフトバンク戦(ペイペイドーム)では東浜にも6回無失点。3人目の今永からようやく得点を奪った。

◆阪神大山悠輔内野手(27)が6回に2打席連発となる16号ソロを放った。1点差に迫られた直後の6回に先頭で打席に立つと、今永の初球、真ん中低め145キロを豪快にとらえた。打った瞬間に本塁打と分かる特大アーチは左翼席中段に突き刺さった。「甘い球に対して、しっかりと自分のスイングができたと思う。点を取られた直後だったので、すぐに追加点を取ることができてよかった」とコメントした。甲子園のビジョンによると打球速度172キロ、角度26度、飛距離133メートルだった。今季甲子園で放った阪神選手の本塁打は15発あるが、この大山の133メートルが今季最長弾となった。3回の15号ソロを放った時に「ヤギ(青柳)さんが良い投球をしてくれていたので、早い段階で追加点を取りたいと思っていた」とコメントし、2打席連発でエースを援護した。

◆阪神青柳晃洋投手(28)が、6回を投げ今季最多の4失点を喫したが、12球団単独トップとなる8勝目の権利を持ったままマウンドを降りた。初回に1点を失ったものの、直後に今永が4失点。DeNA打線を最少失点で抑え、味方の援護を呼び込んだ。ただ、6回には、神里に今季甲子園初被弾となる3ランを浴び、2点差に迫られた。7回からは左腕岩貞にスイッチした。自責点3で防御率は1・17まで上昇した。同学年の今永との投げ合いは、18年9月2日(甲子園)以来4年ぶり2度目だった。交流戦3試合を防御率0・00で終えた右腕VSノーヒットノーラン明け初登板の左腕による無双対決。青柳は登板前、「(今永は)DeNAのエース。エース級と当たる時は、投げ負けないようにと常に思っている」と必勝を期していた。

◆DeNA今永昇太投手(28)が、6回7安打6失点でマウンドを降りた。6失点は、昨年5月23日のヤクルト戦以来だった。1回、先頭の阪神島田の中前打から2死満塁とピンチを招くと、糸原に逆転の2点適時打を浴びた。続く山本にも2点適時二塁打を許し、立ち上がりに一挙4点を失った。3回には大山に左翼席にライナーでソロを運ばれ、6回にも再び大山に左翼席へソロを浴びた。がっくり肩を落とし、マウンド上で両膝に手をついた。7日の日本ハム戦でノーヒットノーランを達成した今永、防御率0・89の阪神青柳と好投手同士の先発で、息詰まる投手戦が予想されたが、今永は6失点で青柳も4失点。両チームともに序盤から得点を奪い合った。

◆阪神近本光司外野手(27)が、「走塁妨害」にあったが、進塁が認められないシーンがあった。1点リードの7回2死二塁、中堅右への安打を放ち、二塁走者が生還。打った近本は二塁を狙ったが、DeNAの一塁手、佐野が走路に立っていたためぶつかり、進塁できなかった。これに対し、阪神矢野監督が主審に抗議。主審は場内アナウンスで「走塁妨害はありました」と認めた上で、「ですが、二塁には行けないという判断でツーアウト一塁で試合を再開します」と続けた。仮に走塁妨害がなくても、二塁には進塁できないタイミングだったと判断され、進塁は認められなかった。これには甲子園のファンもどよめき、驚きを隠せない様子だった。

◆DeNAが、リーグ戦再開初戦で阪神に競り負け、今季初の単独最下位に転落した。初回に阪神青柳からノーヒットで先制したが、先発の今永が初回にまさかの4失点。3、6回には大山に2打席連続のソロを浴びるなど、6回6失点でKOされた。今永の6失点は昨年5月23日のヤクルト戦以来だった。打線は「青柳キラー」の神里が今季1号3ランを放つなど、青柳から4点を奪ったが、序盤の失点が大きく響いた。今季初黒星を喫した今永は「ビッグイニングを作ってしまったことが良くなかったです。また、大山選手に許した2本の本塁打はどちらもボール要求で、体に近いところでボールにできず、悔いが残ります。次回登板は試合を作ることはもちろん、長いイニングも投げられるようにしたいです」と悔しさをにじませた。▽DeNA三浦監督(6回6失点の今永の投球に)「勝負球が甘かった。いつものコントロールじゃなく、らしくなかった」▽DeNA神里(阪神青柳から今季1号3ランも空砲)「昇太(今永)のためにも、何としても得点を奪いたいと強い気持ちで打席に入った」

◆阪神がリーグ戦再開初戦に競り勝ち、4連勝で3位広島に1ゲーム差まで迫った。「トラフェス」が開催された夜。交流戦2冠の5番大山悠輔内野手(27)が早速2本塁打を運び、交流戦2位フィニッシュの勢いを加速させた。試合前時点で防御率0点台だった青柳晃洋投手(28)を先発に立てた一戦。1回表に二塁手山本泰寛内野手(28)の失策から先制点を奪われたが、打線はノーヒッター今永を相手にすぐさま反撃に転じた。1点を追う1回裏、2死満塁から6番糸原健斗内野手(29)の左翼線2点打で逆転。なおも2死一、二塁からは7番山本が汚名返上の左越え2点打を決めた。すると、3点リードの3回裏2死無走者で5番大山が15号左越えソロ。大山は1点差に詰め寄られた直後の6回裏にも先頭で特大の16号左越えソロを放ち、試合の流れを引き寄せた。7回裏には3番近本光司外野手(27)の適時打で突き放した。先発青柳は4点リードの6回表に7番神里に3ランを浴び、6回4失点で降板。それでも打線の援護に恵まれ、両リーグ単独最多の8勝目を手にした。チームは18日にも3位浮上の可能性がある。

◆阪神大山悠輔内野手(27)が本拠地甲子園のお立ち台に4試合連続で上がった。2打席連続で15号ソロ、16号ソロを放ち2打点でエース青柳を援護した。6月3日からの日本ハム3連戦ですべてお立ち台に立ち、12日ぶりに帰ってきたリーグ戦再開初戦でもヒーローとなった。「もう、話すことはありません」と笑顔でおどけた。3回の15号ソロは内角高めをたたきつけライナーで左翼ポール際へ。「自分が一番びっくりしたというか、狙い球をしっかり絞って(打席に)入れたので、ホームランになってくれてよかったなと思います」。青柳の登板試合では6本塁打の援護。「いやあ、まあ、どうですかね。エースが投げているので、何とか援護点をと思っていつも試合に入っています」と笑った。また、代役守護神で初セーブを挙げたラウル・アルカンタラ投手(29)もお立ち台に一緒に登場し「うれしいです。初セーブを挙げることができましたし、何よりチームが勝ったので最高の気分です」と笑顔でファンに応えた。

◆「7番右翼」でスタメン起用されたDeNA神里和毅外野手(28)が、「青柳キラー」の本領を発揮したが、チームの勝利にはつながらなかった。4点ビハインドの6回2死一、二塁。「昇太(今永)のためにも、何としても得点を奪いたいと強い気持ちで打席に入った」と右翼席へ今季1号3ランを放った。今季初対戦だった5月14日の同戦でも右翼フェンス直撃の二塁打をマーク。試合前時点で、今季の防御率0・89の青柳に対し、通算4割8分1厘だった相性の良さを結果で証明した。チームは、試合前の時点でゲーム差なしの4位だった阪神に敗戦。最下位だった中日が巨人に勝利し、5位から今季初の単独最下位に転落した。

◆阪神先発の青柳晃洋投手が、両リーグ単独トップの8勝目を挙げた。6回を投げ今季ワーストの4失点。それでも反省ばかりが口を突いた。「初回から野手がいい形で逆転してくれたにもかかわらず、自分の四死球からふがいない点の取られ方をしてしまって、リリーフの方々にも負担をかける形になってしまい申し訳ない」。同学年の今永との投げ合い。交流戦3試合を防御率0・00で終えた右腕VSノーヒットノーラン明け初登板の左腕による無双対決は、初回にお互い失点する意外な展開になった。青柳は6回、神里に今季甲子園初被弾となる3ランを浴びた。0点台をキープしていた防御率も1・17まで上昇。それでも12球団トップを維持できる異次元の数字だ。「今回の投球をしっかり反省して、次回に生かせるようにしたいと思います」。次は圧倒的な投球をすることしか、頭にない。

◆阪神近本光司外野手(27)がプロ入り最長の15試合連続安打で追加点を呼び込んだ。1点差に迫られた直後の7回2死二塁。クリスキーの変化球を拾い、中前に適時打を運んだ。「次の1点が大事だと思っていたので、いい場面で1本出すことができてよかった」。6月は全12試合で3番に座り打率3割9分2厘。矢野監督は「1点取られた後の大きい適時打でした」と絶好調男をたたえた。

◆阪神が歌手サンプラザ中野くん(61)の熱唱に乗せられ、ノーヒッターDeNA今永から初回、一気に4点を奪った。試合前に中野の背番号「51」のユニホームを着て名曲「Runner」を熱唱。その余韻が冷めぬ1回、1番島田、2番中野が連続安打。その後2死満塁とし、糸原が「チャンスは少ない。絶対打ってやろうと思った」と左翼へしぶとく逆転の2点適時打。さらに初回の守りで手痛い失策をしていた山本が名誉挽回の左越えの2点適時二塁打で続いた。10年8月25日の阪神-広島戦(京セラドーム大阪)でも歌唱しており、その時チームは球団史上最多の22得点。「オレが歌ったら得点アップするよ」と宣言した通り、初回から痛快な逆転劇だった。この日は人気イベント「トラフェス」開催日で、選手たちは1日限定で懐メロで登場。入場者全員に特製フードタオルが配布された。最後は再びサンプラザ中野くんが登場し「六甲おろし」を熱唱し、ファンと4連勝を喜んだ。

◆DeNAが、リーグ戦再開初戦で阪神に敗れ、今季初となる単独最下位に転落した。森を1番に置き、佐野を3番、「青柳キラー」の神里をスタメンで起用した打線は青柳から4点を奪ったが、今永が6回6失点と乱調だった。今永について、三浦大輔監督は「今日は勝負球が甘かったかなと。今日は決めにいったところが全部中に入ってやられた。いつものコントロールじゃなかった」と指摘した。首位ヤクルトとは今季最大の13・5ゲーム差をつけられたが、3位広島とは2ゲーム差、2位巨人とも5・5差と混戦。三浦監督は「また明日頑張ります」と前を向いた。

◆阪神が交流戦の勢いそのままにDeNAに競り勝った。大山悠輔内野手(27)が2打席連続で15号ソロ、16号ソロを放つなどヒーローになった。矢野燿大監督(53)も交流戦からチームを引っ張る背番号3を絶賛。ただ、4打数無安打に終わった4番佐藤輝明内野手(23)への注文も忘れなかった。矢野監督の一問一答は以下の通り-初回に逆転し、大山の2発に甲子園が最も沸いた矢野監督 「初回がやっぱり一番ね、大きかったですし、ポイントはいろいろあると思うんですけど、悠輔の2本のホームランは、めちゃくちゃ難しいコースのボールでしたし。今永から2本というのはね、本当に素晴らしいバッティングでしたね」-スタメンの7番山本も適時二塁打矢野監督 「みんな積極的にね、いこうというところで、ヤス(山本)も初球を見事に打ってくれたんで。もちろん2点よりね、4点というね、最高の形になった。素晴らしいバッティングでしたね」-青柳の投球は矢野監督 「ここまでもチーム全体を引っ張る投球をしてくれていますし、結果から言えば、もちろん四死球がもったいないなというのはありますけど、でもリズムをつくってくれて投げてくれている。これからもチームを引っ張っていってもらいたいと思います」-8回湯浅、9回アルカンタラ矢野監督 「まず湯浅はちょっとリフレッシュという形の後、最初の登板をゼロでいけたというのは、明日以降も落ち着いていけると思います。アルカンタラも順番が変わって一番最後というのはやっぱり普段と違うんでね。そういうところではリュウ(梅野)としっかり息を合わせながら、丁寧に丁寧に投げてくれました」-交流戦の勢いをキープ矢野監督 「今日勝つか勝たないかでは全然違いますし、交流戦から僕たちの戦いというのが全員でできている。今日勝って明日また勢いに乗って、6月さらにいくぞというゲームにしていきます」-明日もしびれるゲームを矢野監督 「今日は輝が打っていないので。明日は輝が打ってくれると思います」

◆阪神の「新・勝利の方程式」がリードを死守し、4連勝に導いた。まずは11日間のリフレッシュ休養から復帰した「8回の男」湯浅だ。2死一、二塁のピンチを背負ったが、最後は森を外角低めいっぱいの直球で見逃し三振。アウト3つは全て三振で「落ち着いてバッターと勝負できた」。リーグ1位タイに再浮上の17ホールド目をもぎ取った。音楽と野球観戦を楽しむ「トラフェス」は1日限定で懐メロしばりの登場曲となり、湯浅は嶋大輔の「男の勲章」をしぶくチョイス。聖光学院時代の夏季大会限定の応援歌で「8回からの勝負どころでしか歌わない『魔曲』」と説明。くしくも「番長」ことDeNA三浦監督が現役時代に携帯電話の着メロとして使用した曲で、「初めて知りました」と驚いたが、ゼロ封の力投で"もの"にした。9回は湯浅同様にリフレッシュ休養に入った岩崎の代役を任されたアルカンタラが、1回無失点で来日初セーブを挙げた。先頭打者を出した後、佐野を二飛、牧、宮崎は連続の見逃し三振で試合を締めた。「いいバトンを受け取ったので、そのまま自分の仕事ができた。チームが勝って最高の気分です」とお立ち台で喜んだ。矢野監督は休養明けの湯浅について「最初の登板をゼロでいけたというのは、明日以降も落ち着いていけると思う」とうなずいた。抑えを託した助っ人右腕には「順番が変わって最後というのはやっぱり普段と違うんでね。リュウ(梅野)としっかり息を合わせながら、丁寧に投げてくれた」とたたえた。ブルペンの大黒柱が不在でも、安定感は揺るがない。【古財稜明】▼阪神は交流戦明けの初戦に勝利を収めた。リーグ戦再開初のカードでは、16~19年・21年と5シーズン連続負け越し発進。18日も勝てば7年ぶりの勝ち越しとなる。

◆阪神が4連勝で今季初のAクラスに「王手」をかけた。「トラフェス」と銘打った甲子園でのDeNA戦。全員の登場曲が懐メロになり、好調の大山悠輔内野手(27)は安室奈美恵の曲にノって、ノーノー左腕の今永から2打席連続のソロでけん引した。借金は最多16から5に。18日も勝てば3位浮上の可能性が出てきた。一瞬、空気が止まった。たった一振りの力に、甲子園を埋めた3万7803人の大半が息をのんだ。大山は確信めいたフォロースルーを高々と決めた。静かに一塁へ歩き出した頃には、甲子園はさながらフェス会場と化していた。「いつも青柳さんに助けられている。なんとか助けようと思って打席に入りました」大黒柱の青柳が3ランを浴び、1点差に迫られてから4分後。先行き不安な雰囲気を豪快に一変させた。6回。先頭で今永の初球、低め145キロを左翼中段席まで運んだ。2打席連発となる飛距離133メートルの16号ソロ。力ずくで流れを引き戻し、チームを4連勝に導いた。4月下旬に左膝を負傷。5月は月間打率1割8分2厘と苦しみ、交流戦で7本塁打、21打点の2冠に輝いた。ただ、患部の状態に数字が左右されているわけではないのだと、断言する。「左膝のせい、という話ではない。僕的にはフォームに影響していたのかどうかも正直分からないぐらい。ただ単にタイミングが合わず調子が悪かっただけ」不調を痛みに転嫁せず、もがき抜いたから今がある。新井打撃コーチとともに、左足で小刻みにリズムを取る「動から動」のスタイルを確立。形が出来上がった今、簡単に勢いを止められることはなさそうだ。好相性を誇るノーヒッター今永から2発。3点リードの3回2死でも初球の内角高め146キロに左腕を引いて狙い打ち。ライナーで左翼ポール際席に15号ソロを届かせ、「すごい打ち方をして自分が一番ビックリ」と目を丸くする絶好調ぶりだ。チームは3位広島にいよいよ1ゲーム差。18日の3位浮上も視野に入った。甲子園では4戦連続でお立ち台に上がり、「何も話すことがありません」と照れた背番号3。こんな困り顔なら何日でも見ていたい。【佐井陽介】▼大山の1試合複数本塁打は、6月3日日本ハム戦(甲子園)以来今季2度目、通算9度目だ。同一月に2度のマルチ本塁打は、18年9月(11日中日戦2本、16日DeNA戦3本)20年9月(8日DeNA戦、18日中日戦各2本)に次ぎ自身3度目となった。▼今月に入り、大山の本塁打は8本。セ・リーグ首位を独走している。なお阪神の6月の全本塁打は9本で、ほかに佐藤輝の1本だけ。▼青柳が先発した10試合で大山は、打率4割4分7厘、6本塁打、14打点の大当たり。

◆DeNAのエース今永昇太投手(28)が6回6失点で初黒星を喫し、今季初の単独最下位に転落した。7日の日本ハム戦でノーヒットノーラン達成後初の先発。1回に先頭の島田に中前打を浴び、2死満塁から糸原の2点適時打などで4点を失った。大山には、ボール要求だった直球を2打席連続で左翼席に運ばれ「ビッグイニングを作ってしまったことが良くなかった。(大山の2発は)ボールにできず、悔いが残ります」と唇をかんだ。

◆疲労を考慮されて2軍調整していた阪神湯浅京己投手(22)が、1軍復帰戦を無失点で飾った。2点リードの8回に登板。2死一、二塁のピンチを作ったが、奪ったアウトは全て三振と、らしさを存分に発揮した。2軍の鳴尾浜球場で疲労回復に努めていたある日、湯浅はスマートフォンを見て驚いていた。1軍の試合に出ていないのに、球宴ファン投票の得票数が、日に日に増えていく。「あんまり気にして見てはなかったですけど、増えているなって。びっくりもしてますし、ありがたいに尽きますよね」6日に出場選手登録を抹消された時点では、6万2431票。17日は、15万8125票になっていた。この期間で倍以上になり、9万5694票も増えた。心身のリフレッシュにあてた時間は、あらためてファンの存在を感じることができた時間にもなったはずだ。待ちに待った復帰戦。無数の声援に応えるかのように、湯浅はほえた。【阪神担当=中野椋】

◆阪神が4連勝で今季初のAクラスに「王手」をかけた。「トラフェス」と銘打った甲子園でのDeNA戦。全員の登場曲が懐メロになり、好調の大山悠輔内野手(27)は安室奈美恵の曲にノって、ノーノー左腕の今永から2打席連続のソロでけん引した。借金は最多16から5に。18日も勝てば3位浮上の可能性が出てきた。一瞬、空気が止まった。たった一振りの力に、甲子園を埋めた3万7803人の大半が息をのんだ。大山が確信めいたフォロースルーを高々と決める。静かに一塁へ歩き出した頃には、甲子園はさながらフェス会場と化していた。「いつも青柳さんに助けられている。なんとか助けようと思って...」大黒柱の青柳が3ランを浴び、1点差に迫られてから4分後。先行き不安な雰囲気を豪快に一変させた。6回裏、先頭で今永の初球、低め145キロを左翼中段席まで運んだ。2打席連発となる飛距離133メートルの16号ソロは今季青柳先発10試合で6発目。力ずくで流れを引き戻し、チームを4連勝に導いた。4月下旬に左膝を負傷。5月は月間打率1割8分2厘と苦しんだが、交流戦では7本塁打、21打点の2冠に輝いた。患部の状態は上がっている。交流戦突入前に変更したバットも「しっくり来ている」という。ただ、体の状態や道具だけに数字が左右されているわけではないと、本人は強調する。「左膝のせい、という話ではないんです。僕的には痛みがフォームに影響していたのかどうかも正直、分からないぐらい。ただ単にタイミングが合わず調子が悪かっただけです」不調の要因を痛みに転嫁せず、もがき抜いたから今がある。新井打撃コーチとともに、左足で小刻みにリズムを取る「動から動」のスタイルを導入。確固たる形を築き上げた今、簡単には勢いを止められない。この日は好相性を誇るノーヒッター今永から2発。3点リードの3回2死にはこれも初球の内角高め146キロを狙い打った。難解なコース、高さに左肘を抜き、ライナーで15号ソロを左翼ポール際席にズドン。「すごい打ち方で自分が一番ビックリ」と目を丸くする絶好調ぶりだ。チームはいよいよ3位広島に1ゲーム差。18日中の3位浮上も視野に入ったが、快進撃の主役は「油断、スキを見せたら打撃なんて一晩で崩れてしまう。気の緩みだけはないように」と地に足がついている。甲子園では4戦連続でお立ち台に上がり、「もう話すことがありません」と照れた背番号3。こんな困り顔なら、何日でも見ていたい。【佐井陽介】?○...大山は「トラフェス」の1日限定の懐メロ登場曲に、安室奈美恵の「Don't wanna cry」を選んだ。チョイスの理由を問われると「特にないです。キャンプの時に決めるんですけど、その時に聞いていた曲です」と照れ笑いしたが、開幕9連敗から泣き言を言わずはい上がってきた虎にピッタリな1曲。心地よいメロディーも力に変えた。

◆阪神はリーグ戦再開となるこの日の試合に、青柳晃洋投手(28)が先発する。今季ここまでは9試合に先発して7勝(タイ)、防御率0・89、勝率・875のリーグ3冠。交流戦でも3戦3勝、防御率0・00と抜群の安定感を示した。投げ合うDeNA先発は7日の日本ハム戦(札幌ドーム)でノーヒットノーランを達成した今永。好投手同士の投げ合いに注目が集まる。

◆阪神が一回に逆転劇を繰り広げた。先発・青柳が死球、味方の失策、左犠飛で1点の先制点を与えた直後の攻撃だった。島田&中野の1、2番コンビが連打で出塁すると、2死後に5番・大山が四球を選んで満塁。続く糸原はカウント1―2と追い込まれながら「必死に食らいつきました」と外寄りやや高めの150㌔を逆方向に打ち返し、左前2点打ですぐさま逆転に成功した。マウンド上は前回登板した7日の日本ハム戦(札幌ドーム)でノーヒットノーランを達成した好左腕の今永。「チームとして、何としても追いつきたい場面だったので、結果的に逆転打になって良かったです」と好左腕の立ち上がりを攻め、胸を張った。さらに、一回の守備で二塁へのゴロを弾いてピンチを広げてしまっていた山本も「逆転直後のいい流れで入ることができた打席でしたし、相手は実績のある良い投手だったので、初球から積極的にスイングしました。甘い球を一発で仕留めることができて良かった」と真ん中付近にきた初球の変化球をとらえて、左越えの2点二塁打。青柳に大きな4点をプレゼントした。

◆阪神・大山悠輔内野手(27)が「5番・一塁」で出場。三回に15号ソロを放った。「ヤギさん(青柳)が良い投球をしてくれていたので、早い段階で追加点を取りたいと思っていました。ライナー性の打球だったのでどうかと思いましたが、入ってくれてよかったです」4―1の三回2死走者なしの第2打席だった。DeNA・今永がインハイに投じた146㌔の速球を振り抜くと、超低弾道の打球はそのまま左翼ポール寄りのスタンドに吸い込まれていった。援護をもらった青柳も、一発を打たれた今永もスタンドインに驚く一発。大山のアーチは10日のオリックス戦(京セラ)以来、3試合ぶりとなる15号だった。セ・パ交流戦では打率・318、7本塁打、21打点と打撃面で大活躍。チームを交流戦2位、リーグ4位へと押し上げて「日本生命賞」にも輝いた。この日から再開したリーグ戦でも、好調ぶりを示した。

◆阪神は17日、DeNA戦(甲子園)の試合開始前に、「トラフェスvol.1」を開催。歌手で大の阪神ファンでもあるサンプラザ中野くんが自身の代表曲「Runner」を熱唱し、「大変光栄です。半世紀以上タイガースファンで、聖地甲子園で歌えるなんて、阪神ファン冥利につきます」と声を弾ませた。スタンドからは手拍子が起こり、試合前のファンを沸かせた。歌唱前には、イチオシ選手で名前が同じ阪神・中野にあいさつする機会があり、「もうひたすらありがとうございます、頑張ってください、今日も期待しています、よろしくと。こっちが舞い上がってしまいました」と興奮を隠せない様子だった。さらに昨季盗塁王の中野は今季も14盗塁(16日時点)を記録している。サンプラザ中野くんは「私のささやかな願いですけど、ぜひ『Runner』を登場曲にしていただきたい。それで景気付けて走っていただければ」とエールを送った。この日は懐メロを打席に立った際のテーマ曲にするイベントも行っており、中野の登場曲は「Runner」だった。サンプラザ中野くんの願いもさっそく叶い、二重の喜びだったに違いない。

◆阪神・大山悠輔内野手(27)が「5番・一塁」で出場。六回に2打席連発となる16号の左翼ソロを放った。「甘い球に対して、しっかりと自分のスイングができたと思います。点を取られた直後でしたし、すぐに追加点を取ることができてよかったです」5―4の六回に先頭打者として打席に入った。とらえたのは今永が内寄り低めに投じた145㌔の直球。鋭くバットを振り抜くと弾道は一直線で左翼へ伸び、そのままスタンド中段に突き刺さった。青柳が3ランを浴びて1点差に迫られた直後だけに、価値ある一発となった。三回にも左翼ポール際へ15号ソロを放っており、これが2打席連発のアーチ。1試合複数弾、2打席連発はともに、1試合3発を放った3日の日本ハム戦(甲子園)以来、今季2度目となった。

◆阪神・青柳晃洋投手(28)が先発し、6回3安打4失点(自責点3)だった。「初回から野手が良い形で逆転してくれたにもかかわらず、自分の四死球からふがいない点の取られ方をしてしまって、リリーフの方々にも負担をかける形になってしまい申し訳ないです」一回に死球と味方の失策でピンチを背負い、牧の左犠飛で先制点を与えた。直後に4点の援護をもらい、その後はツーシームや横の変化球を駆使して、二、三回が三者凡退。四、五回は走者を背負ったが、ここもゼロを並べた。だが、悔やまれるのは六回だ。連続四死球で招いた2死一、二塁の場面で、神里に内角のツーシームをとらえられ、打球は右中間席に着弾した。この一発が相手にとっての今季1号ならば、右腕にとっては4月29日の巨人戦(東京ドーム)で岡本和に浴びて以来、今季2本目となる被弾。1点差に迫られ、この回をもってバトンを救援陣に託した。抜群の安定感を示し続けてきた今季の1試合最多失点は4度の「2」で、今回はそれを上回る4失点だった。降板後は「今回の投球をしっかりと反省して、次回に生かせるようにしたいと思います」ともコメントした。

◆阪神・近本光司外野手(27)が6―5の七回に中前へ適時打を放った。打者走者は送球間に二塁への進塁を試みたが、走塁妨害で進むことができず。走塁妨害は認められたものの、二塁進塁はできなかったものと判断された。七回2死二塁で近本が中前へ適時打。そのまま打者走者は二塁進塁を試みるも、DeNAの一塁手・佐野にぶつかったことで足を止めた。プレーの後、審判団が集まり協議。その後、球場のマイクアナウンスで走塁妨害は認められたが、右中間への浅い打球だったため、妨害がなくても二塁への進塁はできなかったと判断されて、近本は一塁にとどまることに決まった。アナウンスされると、スタンドのファンから大きなため息が漏れた。直後に打席に立った佐藤輝は右飛に倒れて攻撃終了。イニング間にも矢野監督はベンチから出て球審のもとへ。2人で話す場面も見られた。

◆阪神はDeNAに打ち勝ち、交流戦からの連勝を「4」に伸ばした。打線は7日の日本ハム戦(札幌ドーム)でノーヒットノーランを達成している今永に対して、1点を追う一回に糸原の左前2点打、山本の左越え2点二塁打で4点を奪って逆転。交流戦で好調だった大山が三、六回に2打席連続アーチとなる15、16号ソロを放つなどし、中盤以降も点を重ねた。) 先発・青柳は6回3安打4失点(自責3)と打たれはしたが粘り、七回以降は継投。クローザーの岩崎がリフレッシュ休暇で1軍から離れているなか、七回を岩貞&加治屋、八回をこの日に1軍選手登録されたセットアッパーの湯浅、九回は代役守護神のアルカンタラが締めて、白星を手にした。青柳はハーラー単独トップの8勝目。アルカンタラは来日初セーブを挙げた。

◆阪神・大山悠輔内野手(27)が7日の日本ハム戦(札幌D)でノーヒットノーランを達成したDeNA・今永昇太投手(28)から三、六回に2打席連続本塁打を放った。1点差に詰め寄られた七回には近本光司外野手(27)が自己最長の15試合連続安打となる中前打を放つなど、効果的に得点を重ねて、逃げ切った。リーグ単独トップの8勝目(1敗)の青柳晃洋投手(28)は6回を投げ、今季ワーストの4失点(自責3)で防御率は1・17。ラウル・アルカンタラ投手(29)は来日初セーブを挙げた。チームは4連勝で3位広島とは1差。矢野耀大監督(53)のテレビインタビューは以下の通り(チーム成績30勝35敗1分、観衆3万7803人)。ーー一番、球場が沸いたのが大山の2発「そうですね。もちろん初回がやっぱり一番大きかったですし、ポイントはいろいろあると思いますが、悠輔の2本のホームランはめちゃくちゃ難しいコースのボールでしたし、今永から2本というのは素晴らしいバッティングでした」ーー一回、大山の四球も大きかった「そうですね、全員で戦うというところでは、あそこでチャンスを広げてくれたというところでは大きいですけど、やっぱりあそこで(2死満塁から)、健斗がタイムリーを打ってくれたのが、チーム全員を救ってくれた、こっちに流れが来る最高の(2点)タイムリーでした」ーーその後、山本も2点打「みんな積極的に行こうというところで、ヤスも初球を見事に打ってくれた。2点よりも4点という最高の形になってくれたんで、素晴らしいバッティングでした」ーー近本の適時打も大きかった「今日は取られた後に点を取っているという形で、流れが向こうに行きかけたところを、またこっちに呼び込むというタイムリーが多かったし、近本のタイムリーも、そういう一本だったんで、取られた後のもう1点という大きいタイムリーでした」ーー青柳は「ここまでも、チーム全体を引っ張るピッチングをしてくれているので、フォアボールがもったいないというのは、もちろんありますが、リズムを作って投げてくれているんで、チームをこれからも引っ張って行ってもらいたいです」ーー八回に湯浅、九回はアルカンタラが初セーブ「まず湯浅はリフレッシュという形で帰ってきて、最初の登板でゼロで行けたのは明日以降は落ち着いて行けると思いますし、アルカンタラはポジション代わって、一番最後というのは普段と違うので、リュウと息を合わせて、丁寧に投げてくれました」ーー勢いがキープできている「今日勝つか勝たないかは大きく違いますし、交流戦から僕たちの戦いが全員でできている。今日勝って、明日も勢いに乗って、6月さらに行くぞというゲームにしてくれました」ーーしびれるゲームをお願いします「今日は輝が打っていないんで(4打数無安打)、明日は輝が打って勝つようなゲームにして行きます」

◆中日、阪神、西武で通算1560安打を放ち、初代の楽天監督を務めたサンケイスポーツ専属評論家の田尾安志氏(68)は絶好調の大山悠輔内野手(27)を中心に「1試合5得点」が可能だと力説。優勝争いの可能性まで指摘した。抑えの岩崎が積極的休養で抹消され、終盤の継投に注目していた。これまで通り八回を任された湯浅は2点リードの2死一塁で藤田に与えた四球はいただけない。ヒットを打たれるのは仕方がないとしても、ムダな走者を出し、長打で同点にされる場面を作ってしまった。結果的に無失点だったが、本当の意味でセットアッパーとして首脳陣の信頼を得ていないのではと推察できた。七回に登板した岩貞も勢いで投げるタイプで細かな制球力をもっているわけではない。代役守護神のアルカンタラを含めて、それぞれが三者凡退に仕留める試合を一日でも早く作るべきだ。2発を放った大山は圧巻の内容だ。特に内角高めをスタンドインさせた三回の1本目。悪い状態の時は早く振り出しすぎてファウルになってしまうが、切れないということはしっかりと体の近くで振れているという証拠。六回の2本目も相手バッテリーは裏をかくつもりで直球を選択したと思うが、大山は迷いなく振れていた。甘い球はいくつもこない。しっかりと狙いを定めて仕留めることが、いい打者の条件になる。青柳が打たれた直後に取り返した点も相手にとっては相当なダメージになったと思う。前半戦は残り32試合。開幕から攻撃陣は苦しんだが機動力、長打力など、いろいろな攻め方ができるチームになった。今の状態であれば1試合4~5得点を目標にできる。投手陣はこの日こそ5失点したが、今後はチーム防御率通りの働きをしてくれるはずだ。上位進出だけにとどまらず、優勝争いできそうなニオイが漂っている。

◆阪神・大山悠輔内野手(27)が7日の日本ハム戦(札幌D)でノーヒットノーランを達成したDeNA・今永昇太投手(28)から三、六回に2打席連続本塁打を放った。1点差に詰め寄られた七回には近本光司外野手(27)が自己最長の15試合連続安打となる中前打を放つなど、効果的に得点を重ねて、逃げ切った。リーグ単独トップの8勝目(1敗)の青柳晃洋投手(28)は6回を投げ、今季ワーストの4失点(自責3)で防御率は1・17。ラウル・アルカンタラ投手(29)は来日初セーブを挙げた。チームは4連勝で3位広島とは1差。矢野耀大監督(53)の一問一答は以下の通り(チーム成績30勝35敗1分、観衆3万7803人)。) (テレビインタビュー)ーー一番、球場が沸いたのが大山の2発「そうですね。もちろん初回がやっぱり一番大きかったですし、ポイントはいろいろあると思いますが、悠輔の2本のホームランはめちゃくちゃ難しいコースのボールでしたし、今永から2本というのは素晴らしいバッティングでした」ーー一回、大山の四球も大きかった「そうですね、全員で戦うというところでは、あそこでチャンスを広げてくれたというところでは大きいですけど、やっぱりあそこで(2死満塁から)、健斗がタイムリーを打ってくれたのが、チーム全員を救ってくれた、こっちに流れが来る最高の(2点)タイムリーでした」ーーその後、山本も2点打「みんな積極的に行こうというところで、ヤスも初球を見事に打ってくれた。2点よりも4点という最高の形になってくれたんで、素晴らしいバッティングでした」ーー近本の適時打も大きかった「今日は取られた後に点を取っているという形で、流れが向こうに行きかけたところを、またこっちに呼び込むというタイムリーが多かったし、近本のタイムリーも、そういう一本だったんで、取られた後のもう1点という大きいタイムリーでした」ーー青柳は「ここまでも、チーム全体を引っ張るピッチングをしてくれているので、フォアボールがもったいないというのは、もちろんありますが、リズムを作って投げてくれているんで、チームをこれからも引っ張って行ってもらいたいです」ーー八回に湯浅、九回はアルカンタラが初セーブ「まず湯浅はリフレッシュという形で帰ってきて、最初の登板でゼロで行けたのは明日以降は落ち着いて行けると思いますし、アルカンタラはポジション代わって、一番最後というのは普段と違うので、リュウと息を合わせて、丁寧に投げてくれました」ーー勢いがキープできている「今日勝つか勝たないかは大きく違いますし、交流戦から僕たちの戦いが全員でできている。今日勝って、明日も勢いに乗って、6月さらに行くぞというゲームにしてくれました」ーーしびれるゲームをお願いします「今日は輝が打っていないんで(4打数無安打)、明日は輝が打って勝つようなゲームにして行きます」 (囲み)ーー一回は無死一、二塁から2死になった後に得点「さっき言ったように流れ的にね、(左飛に倒れた)チカだってランナーをかえそう、進めようと思った気持ちの中で進められなかったのは(仕方ないけど)...。あれでゼロで行けば、1―0という流れ以上に今永であればペースに乗ってしまうので。その出鼻をくじけたというのは」ーーロッテ・佐々木朗から糸原が打った時も言っていたが、難しいピッチャーを打っている「元々、開幕からは健斗らしくないのがね、なかなか調子が上がらなくて苦しんでいた。もっともっと打率も上がるし、もっといい場面で打てるバッターだと思っているんでね。そういうところでは今日も良く打ってくれたけど、ある意味本来の健斗に戻ってきてるのかなと思います」ーー山本は一回に失策もあったが取り返すタイムリーも「まあ結果的にね、もちろんエラーもついてるけど、難しい打球だし、軽率にいったプレーではないんで責められないエラーだったんで。ヤギが1点で行ってくれたし、それを取り返す打撃をしてくれたので、ヤスの味をしっかり出してくれたかなと思います」ーー青柳はホームランの前の四死球が(六回、神里の3ランの前に2四死球)「まあそやね。後はカウントやね。どうしても際どいコースは狙いにくいので。そういう反省はあると思うけど、思うように全部行くわけではないので。それは次の成長として」ーー走塁妨害の確認は(七回、中前適時打を放った近本が一塁ベースを回った際に、一塁手・佐野と接触。審判団の判断は走塁妨害を認めたものの、二塁進塁は困難と判断し、一塁止まり)「走塁妨害取ったんだけど、行けないって。近本が完全に行く気でぶつかりかけたから。俺も行けると思ったから。あの体勢から右の外野手が捕って、あこにいいボールを投げてアウトにするのと、近本が行ってというのであれば、俺は近本なら行ったと思うから。それが審判の見解で、みんながあれは行けなかった。走塁妨害だけど、行けなかったという判断なんで。うん、まあ。角度が違うから。俺らから見るとチャレンジするところだったし、近本だったらセーフになれたと思ったから。ちょっとどうなの? っていう話になったので」

◆DeNAは今永が今季ワースト6失点と崩れ、今季初めて単独最下位に転落した。一回は2死満塁を招き、糸原、山本に甘く入った球を連打されてまさかの4失点。逆転を許し、三、六回は大山にいずれも初球の直球をソロ本塁打とされた。無安打無得点試合を成し遂げた7日の登板に続く快投とはいかず、今季初黒星を喫し「ビッグイニングをつくってしまったのが良くなかった」と悔やんだ。打線は青柳から4点を奪うなど最後まで粘りを見せたものの及ばず、三浦監督は「粘り強く形をつくるところはできている。勝って(順位を)変えていくしかない」と前を向いた。

◆試合前の時点で青柳との通算対戦打率・481と好相性を誇っていたDeNA・神里が「7番・右翼」で5月29日以来の先発出場。六回に右翼席へ1号3ランを運び、「甘い球を一発で仕留められた」と振り返った。 3人しかいない交流戦防御率0・00を記録し、今季1本塁打しか許していなかった青柳から広い甲子園で一発を放ち〝キラー〟ぶりを発揮した。◆七回の適時打にDeNA・佐野 「チャンスだったので積極的にいった」

◆ノーヒッター、まさかの炎上-。DeNAは、前回7日の日本ハム戦で無安打無得点試合を達成した今永昇太投手(28)が、6回を投げて今季ワーストの6失点で初黒星。今季初めてセ・リーグ単独最下位に転落した。今永は1点を先制した一回に2死満塁から糸原、山本に連続で2点打を許し一挙4失点。大山には2打席連続本塁打を浴び「どちらもボール要求。体に近いところでボールにできず悔いが残る。ビッグイニングをつくってしまったことが良くなかった」と唇をかんだ。三浦監督は「勝負球が甘かった。打たれた球は全部中に入っていて、今日は(今永)らしくなかった」とし「また明日、頑張ります」と前を向いた。3-6位は2ゲーム差にひしめく大混戦。5点を奪った打線とともに〝反撃〟を誓った。(浜浦日向)

◆〝悔し涙〟の数だけ強くなれたから、ミスにもへこたれない。すぐさま取り返した。山本は一回の失策で招いたピンチから先制点を献上したが、直後の攻撃で2点打を放ち、取り返してみせた。「逆転直後のいい流れで入ることができた打席でしたし、相手は実績のあるいい投手だったので、初球から積極的にスイングしました」この日は登場曲がすべて懐メロに。岡本真夜の「TOMORROW」を選んだ背番号00は、汚名返上の一打に胸を張った。糸原の逆転2点打で試合をひっくり返した直後の、2-1の一回2死一、二塁。DeNA先発・今永の初球135キロチェンジアップを捉えた打球はぐんぐん伸び、左越え2点二塁打となった。7日にノーヒットノーランを達成した好投手からいきなり4点をもぎとり、主導権を握った。指揮官が「結果的にエラーもついてるけど、難しい打球だし、軽率にいったプレーではないので攻められない」と振り返ったのは、一回の守備だ。1死一塁から佐野の強烈な打球を大きく後方に弾いた(記録は失策)。その後、青柳が最少失点で踏ん張ったものの、普段は守備固めも任されるだけに今季初失策で反骨心に火がついたはず。〝おびえないで〟と名曲に背中を押され、すぐさま切り替えた。「2点より4点というね、最高の形になった。ヤギ(青柳)が1点でいってくれたし、それ(エラー)を取り返す打撃をしてくれたので、ヤス(山本)の味をしっかり出してくれた」と指揮官は大きくうなずく。山本も「甘い球を一発で仕留めることができてよかった」と胸をなで下ろした。12日のオリックス戦(京セラ)に続くスタメン出場。控えに甘んじるつもりはない。存在感を高めていく。(新里公章)

◆渾身の力を振り絞って投じた1球は、ミットに吸い込まれるようにして収まった。帰ってきた〝八回の男〟湯浅が三振でピンチを切り抜けると、グラブをバシッとたたいて雄たけびをあげた。「ヒット、四球でランナーは出してしまいましたけど、そこからも落ち着いてバッターと勝負できたと思います」) 7―5の八回にマウンドに上がると、温かい拍手がスタンドから沸き起こった。応援に背中を押され、先頭の桑原を空振り三振に斬ったが、神里には高めに浮いたフォークを左前へはじき返された。2死とした後、代打・藤田に四球を与えて一、二塁に。それでも最後は森を外角低めの151キロ直球で見逃し三振に仕留めた。気迫の投球で無失点に抑え、九回のアルカンタラにバトンをつないだ。これで再びリーグトップタイとなる17ホールド。17試合連続無失点で、防御率は驚異の0・78だ。今月6日にリフレッシュ目的で抹消され、リーグ戦再開となるこの日、1軍登録された右腕がきっちりと役割を果たした。矢野監督も「最初の登板をゼロで行けたというのは、明日以降も落ち着いていけると思う」と期待を込めた。) いつにも増してヤル気満々だったに違いない。「トラフェスvol・1」として開催されたこの日、選手の登場曲が懐メロに変更された。湯浅は嶋大輔の「男の勲章」をチョイスしたが、実は理由があった。「高校の応援で、夏の大会限定の八回からの勝負どころでしか歌わない〝魔曲〟と言われているので」。腰のけがに悩まされ〝泣きたくなるようなつらい時〟もあったが、地道にリハビリや練習を〝頑張ってきた〟。そんな過去を思い出しながら、聖光学院高時代に耳にしていたメロディーを選択。DeNAの三浦監督も現役時代に使用した勝負ソングでマウンドで〝つっぱった〟。「今、ザキ(岩崎)さんがいない中で、もっともっとチームの力になれるように。この期間、自分なりにしっかり調整してきたつもりなので、明日からもしっかりゼロで抑えられたら」長いシーズンを考慮して守護神・岩崎がリフレッシュ抹消中。先輩のいない間、零封を続ける。なせば成ると自分に言い聞かせ、胸に信じて生きていく。(織原祥平)

◆交流戦は夢じゃなかった! リーグ戦が再開し、阪神はDeNAに7―5で勝利。「5番・一塁」で先発出場した大山悠輔内野手(27)が三回に15号ソロ、六回に16号ソロを放ち、4連勝に貢献した。交流戦は7本塁打、21打点で〝2冠王〟。大山フィーバーは継続中だ。チームは借金を「5」に減らして3位広島とは1ゲーム差。きょう18日にも3位に浮上やでぇ~!甲子園に重苦しい雰囲気が漂った直後だった。振り抜いた打球は、左翼席に飛び込んだ。大山が2打席連続の16号ソロ。リーグ戦再開初戦の勝利と、青柳の8勝目を引き寄せる一発となった。「点を取られた直後でしたし、すぐに追加点を取ることができてよかった。いつも青柳さんに助けられていたので、なんとか助けようと思って打席に入りました」) 5-1の六回、試合前時点で防御率0・89だった青柳が神里に3ランを被弾。何度もチームを救ってきたエースの苦境に奮起した。その裏、7日の日本ハム戦(札幌ドーム)で無安打無得点を達成した今永の初球145キロ直球をすくいあげ、青柳もベンチで目をパチクリとする一発を放った。三回には今永の内角高めの146キロ直球を肘をたたんで一閃。低い弾道で左翼ポール際へ15号ソロを運び「びっくりしました。甘いボールじゃなかったですし、自分でもすごい打ち方をしたなと」と驚く〝連弾〟だった。これで甲子園では4戦連続でお立ち台。「もう話すことはありません」とはにかんで、ファンを笑わせた。青柳が先発した試合では6発目。よく打つ理由を聞かれると「1試合1試合、必死にやっている結果。全部の先発投手が投げているときに打ちたい」と〝らしい〟答えが返ってきた。 交流戦は打率・318、7本塁打、21打点。本塁打と打点で2冠に輝き、2位フィニッシュとセ・リーグ4位浮上に貢献した。4日の休養を挟んで迎えたリーグ戦再開。「油断、隙を見せたら打撃なんて一晩で崩れてしまう。そういう気の緩みだけはないように」とカブトの緒を締め直して臨んでいた。油断せずに2発。大山フィーバーは継続中だ。リーグ戦再開を白星で飾った矢野監督は「2本のホームランは、めちゃくちゃ難しいコースだった。今永から2本、本当に素晴らしいバッティングでした」と最敬礼。チームは4連勝で借金を「5」まで減らした。3位広島とは1ゲーム差となり、きょうにも今季初のAクラスに浮上する。指揮官は「きょう勝って、あすまた勢いに乗って、6月さらに行くぞというゲームにしていきます」と鼻息を荒くした。この日は懐メロをテーマとした「トラフェスvol・1」というイベントが開催され、選手の登場曲が変更された。大山は安室奈美恵の「Don't wanna cry」。選んだ理由は「特にない」と言うが、1996年に大ヒットしたダンスナンバーに乗って3打数2安打2打点。16本塁打も47打点もリーグ3位に浮上した。「交流戦をいい流れで終われて、休みもしっかりと、全員がいい準備をできたと思っている。(リーグ戦再開の)入りはよかったので、続けていけるよう頑張りたい」止まっているヒマなんてない。まだまだゴールは先。大山は表情を引き締めた。(三木建次)

◆先発した青柳は、6回3安打4失点(自責3)でハーラー単独トップの8勝目を挙げた。「初回から野手が良い形で逆転してくれたにもかかわらず、自分の四死球からふがいない点の取られ方をしてしまって、リリーフの方々にも負担をかける形になってしまい、申し訳ない」珍しく制球に苦しんだ。3点リードの六回、連続四死球で2死一、二塁とし、神里に右中間へ3ランを被弾。1試合4失点は今季自己ワーストで、96球での交代となった。それでも矢野監督は「リズムを作ってくれて投げてくれている。これからもチームを引っ張っていってもらいたい」と信頼は揺るがなかった。青柳も「今回の投球をしっかりと反省して、次回に生かせるようにしたい」。次こそ胸を張って勝利の余韻を味わう。(須藤佳裕)

◆この日が31歳の誕生日だった阪神・梅野が、七回の守備から途中出場。アナウンスが流れるとスタンドから大きな拍手が起こった。七回先頭の打席では四球を選び、近本の追加点をお膳立て。試合前の練習中にはサプライズでバースデーソングが流れ、北川打撃コーチらから祝福された。「めちゃくちゃうれしかった。年に1回、グラウンドで祝ってもらえるって幸せ」と笑みを浮かべた。

◆阪神・糸原が1点を追う一回2死満塁で左前へ逆転の2点打。外角への150キロをとらえ「追い込まれていたので、必死に食らいついた。何としても追いつきたい場面だったので、結果的に逆転打になって良かった」と胸を張った。今永は7日にノーヒットノーランを達成。交流戦では同じく〝ノーノー〟を達成したロッテ・佐々木朗、ソフトバンク・東浜からも安打を放ち、キラーぶりは健在だった。

◆阪神は九回、岩崎の代役としてアルカンタラが登板した。先頭の蝦名に中前打を許すも、佐野は152キロ直球で二飛、牧は外角低めに152キロをズバリと決めて見逃し三振、最後は宮崎を139キロのスプリットで見逃し三振に仕留めた。) 来日2年目で初セーブを挙げ、お立ち台で「うれしいです。初セーブを挙げることができましたし、なによりチームが勝ったので最高の気分です」と喜んだ。

◆阪神・近本がダメ押しの適時打を放った。6―5の七回2死二塁で中前へ。「終盤にかけて点を取り合う展開のなかで、次の1点が大事だと思っていた」と自己最長の15試合連続安打で大きな追加点をもたらした。このとき二塁に向かおうとして一、二塁間で一塁手と交錯。審判団の協議で走塁妨害と認められたが「二塁には行けないという判断」となり、2死一塁で試合は再開した。

◆交流戦後の休み期間中に『BTSの活動休止』のニュースが...。その時、俺の「ベイスターズ、タイガース、スワローズだけじゃなくて、みんな休みだよね~」に誰もが聞かなかったフリをした~(涙)その寂しさをひっくり返してくれた阪神の4連勝!! エース・青柳を援護する大絶好調男・大山さん、2ホームランありがたや~!!しかし、前回ノーヒットノーランの今永と防御率0・89の青柳の投げ合いが、終わってみれば7-5の点の取り合いになるって誰が予想しました? で、俺が何を言いたいかというと野球は何が起こるか分からない!! よって、開幕9連敗地獄からスタートした猛虎が逆転Vを成しとげてもゼンゼンおかしくな~い、ということなのだ!!大山ばかり目立っているけど一回に伏兵の山本が3、4点目をたたき出したり、1番の若虎・島田がヒットに確実なバントを決めたり、明らかに勝てるチームの形になってきている。だから5割は、もうすぐそこなのだ!!

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
41211 0.661
(↑0.005)
-
(-)
80251
(+7)
197
(+2)
64
(-)
41
(+2)
0.243
(↑0.002)
2.700
(↑0.03)
2
(-)
巨人
36320 0.529
(↓0.008)
8
(↓1)
75250
(-)
274
(+2)
68
(-)
33
(-)
0.239
(↓0.002)
3.560
(↑0.02)
3
(-)
広島
30332 0.476
(↓0.008)
11.5
(↓1)
78237
(+2)
234
(+7)
26
(-)
10
(-)
0.250
(↑0.001)
3.370
(↓0.05)
4
(-)
阪神
30351 0.462
(↑0.009)
12.5
(-)
77213
(+7)
190
(+5)
47
(+2)
48
(-)
0.233
(↑0.001
2.670
(↓0.02)
5
(1↑)
中日
28350 0.444
(↑0.009)
13.5
(-)
80190
(+2)
236
(-)
35
(-)
21
(+1)
0.242
(↑0.001)
3.620
(↑0.06)
6
(1↓)
DeNA
26330 0.441
(↓0.007)
13.5
(↓1)
84203
(+5)
250
(+7)
44
(+1)
21
(-)
0.249
(↓0.001)
3.810
(↓0.06)