中日(☆2対0★)巨人 =リーグ戦10回戦(2022.06.17)・バンテリンドーム=
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巨人
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中日
00000002X2900
勝利投手:大野 雄大(4勝5敗0S)
(セーブ:R.マルティネス(0勝1敗16S))
敗戦投手:今村 信貴(0勝2敗0S)
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◆中日が投手戦を制して連敗を6で止めた。中日は両軍無得点で迎えた8回裏、2死二三塁から阿部が2点適時打を放ち、試合の均衡を破る。投げては、先発・大野雄が8回3安打無失点の快投で今季4勝目。敗れた巨人は、先発・菅野が好投するも、打線が援護できなかった。

◆中日大野雄大投手(33)と巨人菅野智之投手(32)が先発。両者の投げ合いは通算8度あり、大野雄1勝5敗、菅野5勝1敗で、菅野の4連勝中。大野雄は14年7月25日の白星から、この投げ合いでは勝てていない。

◆西武、巨人、オリックスで活躍した清原和博氏(54)が、地元、東海ラジオの「ガッツナイター」のゲスト解説として球場を訪れた。清原氏は放送前に代表取材に対応し、投手転向を表明した根尾についても言及した。「よくも悪くも甲子園で大スター。僕も同じ経験をした。みんなワイワイ言うけど、いいじゃないですか。野手を経験したからこそ投手で生きることもある。甲子園であれだけのことをやった選手。やってくれると信じている」と、立浪監督らが決めた転向判断を後押しした。チームは交流戦を6連敗で終え、借金は最多8。清原氏は「監督を始め、チームも苦しい状況。乗り越えて強くなっていく。まだ若いチーム、失敗を恐れずプレーをして欲しい」と、PL学園(大阪)の後輩が率いるチームを思いやった。今春キャンプで指導した石川昂が左膝前十字靱帯(じんたい)不全損傷でリタイア中。内野ゴロを放った際に相手一塁手との接触を避けた結果、大けがを負った。「一塁手から言わせてもらうと、野手を吹っ飛ばしていいプレー。優しさが出た。いい勉強になったと思う。悔しい思いをしているでしょうけど、プラスに捉えて欲しい」と、大砲候補生にエールを送った。現在、清原氏が観戦した中日戦は現在2戦2敗。「来ても全敗ですよ。もう呼んでくれなくなる。申し訳ない」と、連敗脱出を切に願っていた。

◆巨人のエース菅野智之投手(32)の好投は報われなかった。この日の最速144キロながらも、カーブやフォークといった変化球を丁寧に駆使して中日打線を翻弄(ほんろう)。8回2死満塁で代打を送られたが、7回6安打4奪三振で無失点と、中日大野雄との投手戦を演じた。登板予定だった9日の西武戦を発熱で回避し、中14日ぶりの先発だった菅野は「丁寧に低めに投げることを意識していきました。その中で誠司(小林)がうまくリードしてくれて0点に抑えることが出来ました。しっかりとコンディションを整えて、次の登板も良い投球が出来る様に頑張りたいです」とコメントした。チームは8回、2番手今村が1死一、三塁のピンチを招いて降板。3番手ビエイラが2死二、三塁から阿部に2点適時打を浴びた。リーグ再開初戦で無得点負けを喫し、3連敗となった。

◆巨人のエース菅野智之投手(32)が変化球を駆使し、7回6安打無失点の粘投も打線の援護に報われず、リーグ再開初戦でチームは3連敗を喫した。菅野は最速144キロにとどまったが、110キロ台のカーブやフォークを効果的に使い、緩急で相手打線を封じ込めた。しかし、左打者が3人続く8回を託された2番手左腕の今村が1死一、三塁のピンチを招くと、3番手ビエイラが2死二、三塁から中日阿部に158キロ直球を右前に運ばれ、決勝の2点適時打を浴びた。桑田真澄投手チーフコーチ(54)の一問一答は以下の通り-菅野の投球はどう見た桑田コーチ ちょっとなかなかスピードが出ない感じだったんですけど、新たな投球スタイルといいますかね。スピードが出ない時は出ないで、今日のベストを目指してやっていこうということで、緩急をつけながら低めにボールを集めて。非常に新たな智之のね、投球スタイルというのが見えて、僕的にはすごくうれしかった。投球術を駆使して抑えた試合だったと思いますね。今までは力で勝負してきたのが、技といいますか、技術力で抑えていった試合だったと思いますね。-試合前から真っすぐ走らないというのはあった桑田コーチ そうですね。でもそういうときはあるよと。そういうときでも普通に抑えて行くには、やはりコントロールだと思うって話をしながら、彼も、なんていうか未来の自分を見ているような。そういうときでも抑えていくとまた自信にもなるから、トライしていこうよ今日はということで。低めに丁寧に緩急をつけながら投げていった、素晴らしいピッチングだったですね。だからこそ、智之に勝ちをつけてあげたかったと思います。これは野手も一生懸命点を取ろうと頑張ってくれている中、野手と投手は1つなのでね。気持ちを切り替えて、明日みんなで勝ちに行くことしか出来ないと思うのでね。-最速は144キロ。発熱で休んだ影響か桑田コーチ そういうのはないですけど、30歳過ぎてくればそういうこともあるんですよ。そういう時はダメだじゃなくて、そういう時には今日のベストを尽くすという意識で投げれば今日みたいな投球が出来ると思う。非常に今日は見ていて気持ちよかったですし、良い投球だったなと思います。よく、「柔よく剛を制す」と言うじゃないですか。今日は新たな投球スタイルが見られて、僕は非常にうれしかったですね。-中継ぎ、8回は左が続いて今村だと思うが、8回がなかなか桑田コーチ そうですね。ビエイラにはかわいそうなことしてね。本当は(イニングの)頭から行かせてあげたかったんですけど、それは打線との兼ね合いがあったので。(今村)ノブも次、頑張ってくれるでしょう!

◆巨人が今季4度目の無得点負けで3連敗を喫した。先発菅野智之が緩急を駆使して中日大野雄大と0行進を続けたが、8回に救援陣が2失点。打線も3安打と沈黙したまま、交流戦明け初戦を黒星で終えた。原辰徳監督は「やっぱり0点ではね、点取りゲームだから。なかなか難しいでしょうね、支配するのは」と振り返った。0-0で迎えた8回が勝負の分かれ目だった。2死一、二塁、代打には勝負強い中島ではなく、1軍登録されたばかりの中田と石川で、四球と3球三振に倒れた。左打者が3人続くその裏のマウンドには、「新・8回の男」ビエイラではなく今村。1死一、三塁でビエイラを投入したが、2死二、三塁から阿部に右前へ2点適時打を許した。ロースコアの投手戦だっただけに、原監督は「ナカジは一人残しておきたかったね。(2番手今村は)詳しいことはともかく、勝ち越してなかったというところ」と説明。先の勝負どころまで見据えた戦いの中、結果は伴わず、首位ヤクルトとの差は8ゲームに開いた。▽巨人桑田投手チーフコーチ(菅野について)「30歳を過ぎてくれば(球速が出ないことも)あるんです。投球術を駆使して抑えた試合だった。新たな投球スタイルが見えて、すごくうれしかったです」

◆「8番遊撃」で先発出場した中日京田陽太内野手(28)が、3打数1安打で復帰初戦を飾った。5月4日DeNA戦で先発出場も精彩を欠き、試合途中に横浜から名古屋へ強制送還。2軍調整を経て1軍に戻ってきた。「自分のヒットより、チームの連敗を止められたことが何よりうれしかった」と選手会長は安堵(あんど)の表情だった。

◆中日大野雄大投手(33)が、チームを救った。8回に2死満塁のピンチを背負ったが、代打石川を空振り三振に打ち取り、8回3安打無失点で4勝目。リーグ戦再開初戦でチームの連敗を6で止め、最下位からの脱出をけん引した。0-0の8回2死一、二塁。代打中田に対し、フルカウントから内角低めに投じたフォークはボール。だが、悔しいそぶりはつかの間。続く石川は直球で追い込み、外角低めのボール球のストレートで空を切らせた。口を一文字に引き締めたまま、ベンチに向かった。「気持ちで抑えました。しっかり腕を振って次の球に生かすために、迷わせるための1球。しっかり自分の球が放れた」。直後の味方の勝ち越しにつながった熱投に、胸を張った。2年目の高橋宏らに、エースの背中を見せ続ける。心得は昨年まで投手コーチを務めた阿波野秀幸氏(野球評論家)に学んだ。「(好投が報われない時に)雄大はやることやってるから切り替えていこう、と励ましてくれた。3年間、身に染み込ませた」。18年6戦3敗とどん底の左腕を、20年沢村賞に引き上げた元近鉄エースに感謝した。巨人菅野との投げ合いでは、14年7月25日以来の白星。「下を向いていてもしゃあない。やられたらやり返す。きょう取ると取らないでは全然違う。勝っていくしかない」。チームの連敗を6で止め、エースは残り試合を見つめた。【伊東大介】▽中日R・マルティネス(20試合連続無失点で16セーブ)「絶対勝つという気持ちで投げた。大野さんが素晴らしい投球をしていたので、流れをもらえた」?○...阿部が決勝の2点適時打を放った。8回2死二、三塁で、巨人ビエイラの初球158キロ直球をバットを折りながらしぶとく右前に運んだ。「大野さんが頑張ってゼロを並べてくれた。変なヒットだけど、落ちてくれて良かった。バットに当たってくれと振ったら、当たった」。今季7度目の決勝打で上がったお立ち台で、笑顔を振りまいた。

◆中日が連敗を6で止め、最下位を脱出した。エース大野雄大投手(33)が8回3安打無失点と好投。8回裏に阿部が2点適時打を放ち、6連敗で終わった交流戦の悪夢を振り切った。試合後の立浪監督の一問一答は以下の通り。-リーグ戦再開初戦で連敗脱出「長かったですね。4日間の間もあり、10日以上ですね。なかなか今日も点取れなかったが、2死(二、三塁)から阿部が本当によく打ってくれた。助けられました」-阿部の適時打は「本当はビシエドのところで何とか1点決めてくれ、という思いで見てはいた。2死になって、よく初球からいったのも、ああいういい結果につながった。4月はああいうところで非常に活躍してくれた選手。彼には今後も期待しています」-8回に大島に代走高松を出した「無死の走者なので。走れなかったが、相手も1番チームで足の速い走者が出たら、バッテリーを含め警戒はする。思いきって1点を取りにいった」-先発大野雄はいつも以上に気合の入った投球「ここのところずっといい投球をしていたが、今日が一番良かったんじゃないか。前回、前々回とイニングも球数も投げている中で、球のキレだったり、制球だったり。最後、満塁の場面でも、苦しいところでよく石川選手に対して粘って抑えてくれた」-完投、完封の可能性もあったが「次の打順も1人走者が出て、1発も常に警戒しないといけない。完封できれば良かったが、今日はあえてライデル(R・マルティネス)にいってもらった」-選手たちの表情をどう見た「勝たないと、いろいろいい風にまわらない。『連敗はしているけど、ワイワイ、元気を出して常に前を向いてやろう』というのは打者陣に話した。投手がいい投球をしても、勝ちをつけられていない。野手は明日取り返すチャンスはありますけど、ピッチャーはそれが1週間、2週間勝てないと、その間の調整は重たいものがあると思う。そういうことも野手はしっかり感じてやってくれ、と試合前に言った」-PL学園の先輩清原氏が来場した試合で初勝利し、18日、19日も解説する。「もちろんそれは知っていた。1つしぶい勝ち方ですけど、勝つところを見ていただけて良かった。(勝利後にベンチ前で帽子を取る動きを見せていたのは)放送席にごあいさつしておきました。また明日、頑張ります」

◆巨人が今季4度目の無得点負けで3連敗を喫し、交流戦明けは黒星スタートとなった。先発菅野は最速144キロながらも変化球を織り交ぜて緩急を駆使。丁寧な投球で中日大野雄との投手戦を演じた。0-0の8回2死満塁で代打石川を送られて降板となったが7回を84球、6安打4奪三振と好投。だが8回に2番手今村が2失点を喫した。打線は援護できなかった。8回2死満塁ではこの日に1軍登録された石川が3球三振で好機を生かせず。大野雄、R・マルティネスの前に3安打無得点に抑えられた。試合後、原辰徳監督(63)の主な一問一答は以下の通り。-菅野は序盤から丁寧に試合を作った「そうですね。緩急ついていたしね。うん」-8回2死満塁で代打に石川を起用した理由「ナカジ(中島)は1人残しておきたかったね。1人残して、(2死一、二塁で)中田で勝負して。(四球になり)それで慎吾(石川)にというところですね」-打線が1出なかった「そうですね。やっぱり0点ではね、点取りゲームだから。なかなか難しいでしょうね、支配するのは」-8回は2番手で今村だったのは左打者が3人続くから「詳しいことはともかくとしても、勝ち越してなかったというところですね」-延長戦も見据えながら「もちろん、もちろん。あそこで勝ち越していればというところはね、柔軟に...、変わる可能性はあるね」-リーグ戦再開で黒星スタート「ベストを尽くしてね、やっているわけですから。明日は同じ気持ちで戦いに挑む」

◆【日刊スポーツ西日本写真映像チームのとっておき映像プレイバック】中日ドラゴンズはファンサービスでニックネーム入りユニホームで試合、8回に勝負を決めたのはドラゴンズのマスターでした。さて誰でしょうか?

◆巨人は零封負けを喫し、交流戦からの連敗が3となった。先発の菅野は7回6安打無失点と好投したが、救援陣が八回に2点を奪われた。再開したリーグ戦の初陣。「いいスタートが切れるように頑張りたい」。先発を託された巨人・菅野はチームを導く覚悟でマウンドに立った。予告先発されていた9日の西武戦(ベルーナ)は発熱のため登板を回避。無事に回復し、中14日で先発。右肘違和感による離脱から復帰した5月以降は木曜日に登板してきたが、ローテーションの再編で同一カード3連戦の初戦となる金曜日を託された。開幕戦以来、今季2度目となった大野雄とのエース対決。球速を抑え気味に投げ、カーブやスライダーを低めに制球した。丁寧に打たせて取り、7回6安打無失点と好投した。2位につけるチームは、交流戦終了時点で12球団ワーストの272失点。得点は250点で、得失点差はマイナス22だ。原監督は「普通だったら最下位でしょ。失点の多さは、やっぱり訂正していかないと。それがチーム力が上がるということ」と投手陣の巻き返しを期待していた首脳陣が若手育成の方針を掲げる今季の先発陣には、ドラフト3位の赤星(日大)や大卒2年目の山崎伊らが名を連ねる。折り返しが迫るシーズン。戦力が若返る中、実績十分のエースの力は必要不可欠だ。

◆中日が連敗を6で止めた。0―0の八回に2安打と犠打などでチャンスを広げ、阿部の2点適時打で均衡を破った。大野雄は8回を3安打無失点、10奪三振の力投で4勝目を挙げた。巨人は7回無失点と粘った菅野を援護できず3連敗。

◆巨人・菅野智之投手(32)が先発し、7回6安打無失点と好投した。打線の援護に恵まれず勝ち星はつかめなかったものの「丁寧に低めに投げることを意識した。その中で(捕手の小林)誠司がうまくリードしてくれて0点に抑えることができた」と汗を拭った。予告先発されていた9日の西武戦(ベルーナ)は、発熱のため登板を回避。無事に回復して中14日で登板し、大野雄とのエース対決で投手戦を演じた。直球の最速は144キロ。カーブやスライダーを丁寧に制球して打たせて取り、テンポ良く試合をつくった。桑田投手チーフコーチは「今までは力で勝負してきたのが、技というか、技術力で抑えた試合だった。本当に素晴らしいピッチングだった。だからこそ勝ちをつけてあげたかった」とねぎらい、「『柔よく剛を制す』と言うじゃないですか。今日は新たな投球スタイルが見られて、僕は非常にうれしかった」と目を細めた。

◆巨人は3安打で今季4度目の零敗を喫した。3連敗で首位・ヤクルトとの差は8ゲームに拡大。原監督は「やっぱり0点ではね、点取りゲームだから」と淡々と振り返った。打線が大野雄に封じられた。八回は2死から連打で一、二塁とし、代打・中田が四球を選んで満塁とした。好投していた菅野の代打で石川が今季初出場したが、3球三振で先制機を逸した。直後に救援陣が打たれて2失点し、再開したリーグ戦の初陣を飾れなかった。代打の〝切り札〟中島ではなく石川を先に送り出した原監督は「ナカジは一人、残しておきたかった。中田で勝負して、それで(石川)慎吾にというところですね」と説明した。

◆中日の阿部が0―0の八回に殊勲の2点打を放った。30イニングぶりとなる得点をたたき出し、エースの大野雄の力投に応え「安打なら何でもいい。大野さんに毎回、頑張ってもらっているので」と胸をなで下ろした。この日は好機で2度も凡退。迎えた八回2死二、三塁では「真っすぐをいかないと打てない」と腹をくくり、ビエイラの内角直球を右前へ。10日の日本ハム戦では守備のミスがサヨナラ負けに直結しており、その悔しさもぶつけた。

◆1軍に戻ったばかりの中日・京田が五回に18打席ぶりの安打を放った。菅野の変化球を右前に運んだ。久しぶりの1軍で快音を残し「自分の安打より、連敗を止められたことがうれしかった」と振り返った。今季は打撃不振が守備にも影響し、守りのミスが出た5月4日に2軍降格を言い渡された。その際、立浪監督からは「戦う顔をしていない」と試合に挑む姿勢を指摘された。この日は元気にプレーし、監督も「どんどんやってもらえれば」と歓迎した。

◆〝ニュー菅野〟に7つ目の白星は付かなかった。セ・リーグ2位・巨人は今季4度目の零封負けで3連敗。その中でも、菅野智之投手(32)が新たな投球スタイルを見せ、7回6安打無失点と好投したのはプラス材料だった。「丁寧に低めに投げることを意識していきました。その中で(小林)誠司がうまくリードしてくれて、0点に抑えることができました」発熱での登板回避を挟み、今月2日以来のマウンド。直球のプロ最速は156キロ、今季最速は151キロを誇るが、この日の最速は144キロにとどまった。しかし、桑田投手チーフコーチの助言に従い、140キロ台前半の直球と変化球を低めに投げ分け、中日・大野雄と投手戦を展開した。チームは2番手・今村が八回に2安打などでピンチを招き、ビエイラが決勝打を浴びて敗れた。首位・ヤクルトとのゲーム差は8に拡大。それでも、桑田コーチは「今までは力で勝負してきたのが技、技術力で抑えた。柔よく剛を制す。新たな投球スタイルが見られて非常にうれしかった」とエース右腕に賛辞を贈った。(谷川直之)

◆菅野と大野雄。両先発が、がっぷり四つに組んだ投手戦。その中にも、やっぱり差はあった。勢いと迫力だ。) 菅野は、発熱による登板回避からの復帰マウンド。打たせて取るピッチングで、なんとかピンチをしのいでいた。ただし、バックも守備で精いっぱい。皆、頭の中は「守り」の2文字に占拠されて、なかなか攻撃へと転換できない。そこへもってきて、大野雄には勢いがある。立ち上がりからビシビシと速球を投げ込んで、迫力十分。落ちる球とのコンビネーションも効いて、三振の山。「俺がきっちり抑えてやるから、あとは打者のみんな、点を取ってよ」と、いわんばかりのピッチングだった。先発の迫力が、いかに大事で、どれだけゲームに影響を与えるか、よく分かっただろう。あと、付け加えるならリリーフの差も歴然。1点もやれない場面で出てきて、2人そろって打たれた巨人と、3人でピシャリと封じた中日。筋書のないドラマ...のはずが、筋書があるかのようにスーッと終わったのも、うなずけるね。(本紙専属評論家)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
41211 0.661
(↑0.005)
-
(-)
80251
(+7)
197
(+2)
64
(-)
41
(+2)
0.243
(↑0.002)
2.700
(↑0.03)
2
(-)
巨人
36320 0.529
(↓0.008)
8
(↓1)
75250
(-)
274
(+2)
68
(-)
33
(-)
0.239
(↓0.002)
3.560
(↑0.02)
3
(-)
広島
30332 0.476
(↓0.008)
11.5
(↓1)
78237
(+2)
234
(+7)
26
(-)
10
(-)
0.250
(↑0.001)
3.370
(↓0.05)
4
(-)
阪神
30351 0.462
(↑0.009)
12.5
(-)
77213
(+7)
190
(+5)
47
(+2)
48
(-)
0.233
(↑0.001)
2.670
(↓0.02)
5
(1↑)
中日
28350 0.444
(↑0.009)
13.5
(-)
80190
(+2)
236
(-)
35
(-)
21
(+1)
0.242
(↑0.001
3.620
(↑0.06)
6
(1↓)
DeNA
26330 0.441
(↓0.007)
13.5
(↓1)
84203
(+5)
250
(+7)
44
(+1)
21
(-)
0.249
(↓0.001)
3.810
(↓0.06)