1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ORIX | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 2 | 7 | 1 | 1 |
西武 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | X | 4 | 8 | 0 | 1 |
勝利投手:髙橋 光成(5勝6敗0S) (セーブ:増田 達至(1勝0敗16S)) 敗戦投手:山岡 泰輔(4勝3敗0S) 本塁打 |
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◆西武は0-0で迎えた4回裏、外崎の適時二塁打で2点を先制する。そのまま迎えた6回には、山川のソロなどで2点を奪い、リードを広げた。投げては、先発・高橋光成が8回途中2失点の力投で今季5勝目。敗れたオリックスは、打線が終盤に追い上げを見せるも及ばなかった。
◆西武高橋光成投手(25)はオリックス戦でカード別最多の12勝(6敗)と得意にしているが、吉田正は大の苦手。通算被打率4割8分6厘で、個人別で最も多い4本塁打を浴びている。今季は6打数1安打に抑えているが、今日はどうか。
◆オリックス吉田正尚外野手(28)が「3番DH」でスタメン復帰した。10、11日の阪神戦(京セラドーム大阪)で代打出場していたが、スタメン復帰は4日広島戦(マツダ)以来。左太もも裏を痛めているため、状態を見ての走塁になるが、バッティング面には問題ない様子。選手会長のスタメン復帰で、チームの連敗を「5」で止めてみせる。
◆西武山川穂高内野手(30)が21号ソロを放った。2点リードの6回1死。オリックス山岡の縦スライダーを捉え、左翼スタンドの上段に運んだ。打った瞬間に確信した。2試合連続の1発。5回まで無安打投球をしていた高橋は6回表に初安打を許していたが、その裏に貴重な追加点をもたらした「手応えはバッチリでした。特に山岡投手にはずっとやられっぱなしだったので、とりあえず1本やり返せて良かったです!」と話した。山岡には5月1日の対戦で3打席3三振、この日も前の2打席は一邪飛、空振り三振に倒れていた。2試合連続の1発。通算198号で節目の200号に残り2本となった。▽西武辻監督(3連勝に)「打線の調子が上がってきているんだと思います。源田、外崎、川越もいい感じで、栗山も相変わらず状態がいい」
◆オリックスが今季2度目の6連敗を喫し、借金は5となった。リーグ戦再開の開幕マウンドを託された先発山岡泰輔投手は、6回途中今季ワースト4失点で降板。防御率1・71と好成績を残しながらも、今季3敗目となった。選手会長の吉田正が8試合ぶりにスタメン復帰した打線は、西武高橋の前に6回無死から紅林が中安打を放つまで、無安打。7回2死で4番のラオウこと杉本がチームトップの今季6号ソロをバックスクリーン右に放り込んだが、逆転とはならなかった。
◆西武高橋光成投手は8回途中5安打2失点で5勝目を挙げた。5月13日以来、約1カ月ぶりの白星。しかも5回まで無安打の投球だったが、試合後は口から反省しか出なかった。8回もマウンドを任せられるも、連打を浴びて無死一、二塁のピンチで平良に譲っていた。「投げきれなかったのは悔しい。何か感じ悪く終わった」。エースだから、勝つだけでは納得できなかった。
◆オリックスが今季2度目の6連敗で借金5となった。6回無死で紅林が中安打を放つまで、無安打だった打線に中嶋監督は「もうちょっと仕掛けるのが早かったら」と頭をかいた。7回2死では4番杉本が6号ソロを放ったが、8回1死満塁の好機で3番吉田正、4番杉本が凡退。指揮官は「ラオウにね。ランナーたまったところで打ってもらいましょう。ドンとね、ドンと!」と期待を込めた。?○...オリックス山岡が6回途中今季ワースト4失点で降板し、3敗目を喫した。「立ち上がりは悪くなかったと思いますが、4回のところは四球から。(外崎に)打たれてしまったボールはコースが甘く入ってしまったと思います」と悔やんだ。中嶋監督は「丁寧に投げていた。もったいないですよね」と話した。
◆西武のエース、高橋が本拠地ベルーナドームのマウンドで八回途中5安打2失点と躍動した。「今年は何度か対戦しているのでイメージはある。相手の嫌なことをやりたいと思います」前日にこう語っていた右腕は一回に福田、宗の1、2番コンビを連続三振に仕留めて絶好のスタートを切ると、凡打の山を築いた。直球にスライダー、フォークボールを織り交ぜて的を絞らせず、五回まで死球の走者1人しか許さなかった。六回先頭の紅林に中前打を喫して無安打投球は途切れたが、続く伏見を1球で二ゴロ併殺打に仕留めると、グラブを力強く4度たたいて気迫を前面に押し出した。2年連続で開幕投手を務めた今季は、ここまで12試合に登板。防御率2.35と好投を続けているが、打線の援護に恵まれない試合も多く、4勝6敗と負け越している。自身4連敗中で、この試合は今季初めてドラフト3位・古賀(中大)とバッテリーを組んだ。四回に先制二塁打を放った外崎は「光成(高橋)がいい投球をしながらも勝ちをつけてあげられていないので、今日こそはつけてあげたい」と野手の思いを代弁した。六回には山川がキング独走の21号ソロを放ち、チームを3連勝に導いた。(湯浅大)
◆身長164センチの西武・滝沢がチームを勢いづけるビッグプレーだ。六回に山川のソロ本塁打で3-0とし、さらに1死二、三塁となったところで三走・栗山の代走として出場。その直後、平沼の左翼への浅い飛球でスタートを切った。左翼手・中川圭は本塁へノーバウンドのダイレクト送球したが、滝沢は捕手のタッチよりも一瞬速く、ヘッドスライディングで生還した。「(三塁コーチの)黒田(内野守備・走塁)コーチからも『行ってみろ』と言われて、思い切っていけました。めちゃめちゃうれしかったです!」。リードを広げる貴重な得点だった。
◆西武が3連勝。高橋が八回途中まで2失点と試合をつくり、自身の連敗を4で止めて5勝目。増田が九回を締め16セーブ目を挙げた。打線は四回に外崎の適時二塁打、六回は山川の21号ソロなどで2点ずつ奪った。オリックスは6連敗。
◆オリックスの山岡は六回1死までに7安打を浴び、今季11度目の先発登板で最多の4点を失った。チームは交流戦から6連敗と悪い流れを止められず、「何とかゲームをつくりたかったが、粘り切れなかった」と悔しがった。武器の縦に変化するスライダーを痛打された。四回2死一塁から「コースが甘く入ってしまった」と栗山、外崎に連続二塁打を浴び、六回は山川にもスライダーを左翼席に運ばれた。この試合前までは全て2点以下に抑えていた安定感を発揮することはできなかった。
◆オリックスは八回、2―4としてなお1死満塁の好機を生かせなかった。3番の吉田正が三邪飛、続く杉本は空振り三振。この回途中からリリーフした平良を攻めきれず、追い上げムードはしぼんだ。左太もも裏に不安を抱える吉田正は、6月4日以来となる先発出場で無安打だった。打線は五回まで無安打と西武のエース、高橋の前に沈黙。終盤に反撃はしたものの、中嶋監督は「仕掛けの遅さが気になる。線としてつながっていかないと点は入らない。そこをつなげたいのだけど」と悩ましげだった。
◆西武・山川が2-0で迎えた六回の第3打席で、左翼席中段へ21号ソロ。通算200号へ残り2本とした。今季はここまで5打数無安打、4三振と苦しめられた山岡からの一発に「やられっぱなしだったので、とりあえず一本やり返せてよかった」と満面の笑み。リーグ戦再開初戦を勝利で飾り、「かなり大きい」とうなずいた。◆3連勝に西武・辻監督 「打線の調子が上がっていると思う」◆先制二塁打など2安打2打点の西武・外崎 「個人的にも、チーム的にも良かった。いいスタートが切れた」
◆笑顔なき勝利だ。西武・高橋光成投手(25)は八回途中を5安打2失点。自身の連敗を4で止め、5月13日の楽天戦以来の白星となる5勝目を手にしたが、表情は険しかった。「(八回を)投げ切れなかったのは悔しいです。なんか感じ悪く終わりました」試合前に正捕手の森が片頭痛を訴え、ドラフト3位・古賀(中大)と初めてバッテリーを組んだ。一回に1、2番を連続三振に仕留めるなど絶好のスタートを切り、五回までに許した走者は1死球だけ。七回に杉本にソロを浴びて失点したが、まだ88球だった。しかし、八回に安達、紅林の連打で無死一、二塁のピンチを招いて降板し「いかせてもらっている限りは投げ切って帰ってこないといけない」。2番手・平良が宗に適時打を許したが、1失点でしのぎ、高橋は「平良のおかげ」と感謝した。自身の収穫については「ないですね」。それでもチームは2018年以来となる交流戦明けの初戦白星で、3連勝を飾った。(湯浅大)
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
楽天 |
35 | 25 | 1 | 0.583 (↓0.01) | - (-) |
82 | 212 (+4) | 183 (+9) | 38 (+1) | 46 (-) |
0.237 (↑0.001) | 2.900 (↓0.1) |
2 (-) |
ソフトバンク |
35 | 26 | 1 | 0.574 (↑0.007) | 0.5 (↓1) |
81 | 249 (+9) | 191 (+4) | 40 (+5) | 36 (+1) |
0.266 (↑0.001) | 2.800 (↓0.02) |
3 (-) |
西武 |
31 | 32 | 1 | 0.492 (↑0.008) | 5.5 (↑1) |
79 | 207 (+4) | 191 (+2) | 49 (+1) | 29 (-) |
0.227 (-) | 2.500 (↑0.01) |
4 (1↑) |
ロッテ |
30 | 33 | 1 | 0.476 (↑0.008) | 6.5 (↑1) |
79 | 209 (+7) | 219 (+4) | 38 (-) | 65 (+4) |
0.220 (-) | 2.860 (↓0.02) |
5 (1↓) |
ORIX |
30 | 35 | 0 | 0.462 (↓0.007) | 7.5 (-) |
78 | 176 (+2) | 211 (+4) | 24 (+1) | 33 (-) |
0.230 (-) | 2.920 (↓0.02) |
6 (-) |
日本ハム |
26 | 38 | 0 | 0.406 (↓0.007) | 11 (-) |
79 | 221 (+4) | 242 (+7) | 50 (+1) | 45 (-) |
0.241 (↑0.001) | 3.600 (↓0.04) |
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