オリックス(★1対9☆)阪神 =交流戦3回戦(2022.06.12)・京セラドーム大阪=
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阪神
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ORIX
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勝利投手:ガンケル(3勝4敗0S)
敗戦投手:宮城 大弥(5勝3敗0S)

本塁打
【阪神】佐藤 輝明(13号・9回表3ラン)

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◆阪神は3回表、近本と佐藤輝の連続適時打で2点を先制する。そのまま迎えた5回には、2死満塁から大山が2点適時打を放ち、リードを広げた。投げては、先発・ガンケルが9回5安打1失点の快投。来日初完投で今季3勝目を挙げた。敗れたオリックスは、投打ともに振るわなかった。

◆阪神近本光司外野手(27)の6月成績は10試合で43打数17安打、打率3割9分5厘。出場10試合すべて安打を打ち、複数安打は5度マーク。月間17安打は杉本(オリックス)の15安打を抑えて両リーグ最多だ。

◆阪神ドラフト3位の桐敷拓馬投手(22)が1軍再昇格した。この日は当初、甲子園で行われる2軍ソフトバンク戦に先発予定だったが、オリックスとの交流戦の試合前練習から1軍に合流していた。桐敷はルーキーながら開幕ローテ入りし、3月27日の開幕第3戦となったヤクルト戦(京セラドーム大阪)で先発。5回3失点で勝ち負けはつかず、その後は中継ぎに配置転換され、4月15日に出場選手登録を抹消されていた。2軍公式戦では5試合に登板し、うち4試合で先発。26イニングで4失点、防御率0・69と安定した投球を続けてきた。前回6月4日のウエスタン・リーグ広島戦(由宇)では7回1安打無失点と完璧な投球を披露している。前日11日に「8番二塁」で先発し3打数無安打だった高寺望夢内野手(19)、10日にプロ初の1軍昇格を果たしたものの登板機会がなかったドラフト5位岡留英貴投手(22)が、出場選手登録を抹消された。高寺はこの日の2軍ソフトバンク戦が行われる甲子園に合流しており、岡留は京セラドーム大阪の試合前練習に参加した。

◆阪神が左腕宮城対策でスタメンを大幅に入れ替えた。1番に山本、2番に北條と上位に右打者を並べた。前日に猛打賞を決めた左打者の島田はベンチスタート。3番近本、4番佐藤輝、7番中野以外はスタメン6人が右打者で、宮城攻略を狙う。阪神は昨年6月2日交流戦でも宮城と対戦。5回2失点で降板させ黒星をつけている。北條は宮城との対戦で3打数2安打、2打点と大暴れしており、再現に期待がかかる。

◆阪神近本光司外野手(27)が、自己最長タイとなる14試合連続安打で先制点をたたき出した。3回2死一、三塁の第2打席。3ボール1ストライクからオリックス宮城の126キロスライダーを中前に運ぶ適時打とした。今季は3月29日から4月14日にそれまでの自己最長を更新する14試合連続安打を記録。それに並ぶ記録となった。直後、4番佐藤輝明内野手(23)も右前適時打で続き2点を奪った。オリックスとの「関西ダービー」で3連戦3連勝へ向け、幸先のいいスタートを切った。

◆阪神大山悠輔内野手(27)が、自身初の交流戦打点王をグッと引き寄せる2点適時打を放った。2点リードの5回2死満塁。オリックス宮城の143キロを右前へはじき返し、2人の走者を生還させた。この打席が終了した時点で、交流戦21打点は2位レアードに4差をつけトップ。阪神の選手が交流戦で打点1位になれば、05年今岡(40打点)、08年金本(29打点)に次ぎ3人目となる。また、大山は交流戦7本塁打もトップ。交流戦本塁打1位になれば阪神初になる。

◆阪神佐藤輝明内野手(23)が、プロ最多の1試合6打点を決めた。1点リードの3回2死一、二塁の第2打席。右前適時打を放ち、2点差に広げた。4点リードの7回1死一、二塁では右中間への2点適時二塁打。6点差に広げ試合を決定づけた。6点リードの9回1死一、二塁では右翼5階席の看板にぶち当てる特大の13号3ラン。5月29日ロッテ戦以来のアーチとなった。今季4番に座り、チームを勝利に導く打点にこだわってきた男が、交流戦ラストゲームの節目で仕事を果たした。

◆阪神がオリックスとの「関西ダービー」で敵地では05年以来となる3連戦3連勝を飾った。交流戦は12勝6敗と貯金6をつくって2位でフィニッシュした。クリーンアップが機能した。3回2死一、三塁から3番近本光司外野手(27)が中前に先制適時打を放つと続く4番佐藤輝明内野手(23)も右前へ連続適時打と、この回2点を先制した。5回には5番大山悠輔内野手(27)が2死満塁から右前2点適時打。この交流戦での打点は21となり、7本塁打とともに2冠王濃厚となった。左腕宮城を6回4失点で降板させた。終盤は4番佐藤輝が大暴れ。7回1死一、三塁から右中間を破る2点適時二塁打。さらに9回には右翼へ13号3ランでダメ押しした。京セラドーム大阪での本塁打は初。6打点は自己最多。投げては先発ガンケルがオリックス打線を9回1失点に抑え今季3勝目を挙げた。交流戦前は17勝29敗1分けで05年に交流戦が開始されて初めて最下位で突入したが、29勝35敗1分と借金を12から6へ半減。リーグ再開へ弾みをつけた。

◆オリックスが今季3度目の5連敗で交流戦を終え、4位に転落した。交流戦の負け越しが決定し、借金は4となった。先発した宮城は6回94球6安打4失点で、連敗を止めることができず、今季3敗目。6点差の8回には能見兼任コーチが古巣阪神を相手に今季初登板し、京セラドーム大阪は温かい拍手に包まれた。

◆阪神が交流戦の全日程を終え、12勝6敗でフィニッシュした。交流戦前は17勝29敗1分けで12あった借金を6減らした。交流戦優勝こそヤクルトに譲ったものの、2年連続2位となった。大山悠輔内野手(27)が交流戦7本塁打、21打点で2冠に輝いた。阪神の選手が交流戦で打点1位になったのは、05年今岡(40打点)、08年金本(29打点)に次ぎ3人目。本塁打1位は阪神初だ。青柳晃洋投手(28)は交流戦3試合23回2/3を自責点0(失点2)で防御率0.00で終えた。交流戦の防御率0.00は15年のメッセンジャー(阪神)以来で、今季は加藤貴之(日本ハム)も4試合26回を無失点に抑えており、青柳は史上3人目だ。青柳は防御率だけでなく、勝利(3勝)、勝率(10割)でもトップで、交流戦投手3冠に輝いた。「開幕から『どうしたんや阪神!』って言われたんで『どうしたんや返し』というかね。交流戦でしか、グッといくチャンスはないと思う。だから『おお、やっぱり阪神来たな』と。おいおいおい、と言われたのを『逆おいおいおい』作戦でいければな、と」まさに、井上ヘッドコーチが交流戦開幕前に話していたような"逆おいおいおいおい作戦"が成功。楽天戦では田中将、ロッテ戦では佐々木朗、オリックス戦では山本と難敵相手にも勝利を挙げてきた。6月は11試合で9勝2敗。好調のまま、リーグ戦再開となる17日DeNA戦(甲子園)に向かう。

◆阪神が4位に浮上した。オリックスとの「関西ダービー」で敵地では05年以来となる3連戦3連勝を飾った。この日敗れたDeNAと入れ替わり4位に浮上。3位広島に2差に迫った。前日11日には64試合目でようやく最下位を脱出したばかり。2日で2つ順位を上げ、17日DeNA戦(甲子園)からのリーグ再開へ突入する。交流戦は12勝6敗と貯金6をつくって2位でフィニッシュした。クリーンアップが機能した。3回2死一、三塁から3番近本光司外野手(27)が中前に先制適時打を放つと続く4番佐藤輝明内野手(23)も右前へ連続適時打と、この回2点を先制した。5回には5番大山悠輔内野手(27)が2死満塁から右前2点適時打。この交流戦での打点は21となり、7本塁打とともに2冠王となった。左腕宮城を6回4失点で降板させた。終盤は4番佐藤輝が大暴れ。7回1死一、三塁から右中間を破る2点適時二塁打。さらに9回には右翼へ13号3ランでダメ押しした。京セラドーム大阪での本塁打は初。6打点は自己最多。投げては先発ガンケルがオリックス打線を9回1失点に抑え今季3勝目を挙げた。交流戦前は17勝29敗1分けで05年に交流戦が開始されて初めて最下位で突入したが、29勝35敗1分と借金を12から6へ半減。矢野燿大監督(53)は「たまたまじゃない勝ちっていうかね」と、チームに本来の強さが戻ってきた手応えを感じている。このままの勢いで6月反攻とする。

◆阪神がオリックスとの「関西ダービー」で敵地では05年以来となる3連戦3連勝を飾った。交流戦は12勝6敗と貯金6をつくって2位でフィニッシュした。佐藤輝明内野手(23)が13号3ランを含む3安打で、自己最多の6打点と爆発。投げては先発ジョー・ガンケル投手(30)が9回1失点の来日初完投で3勝目を挙げた。矢野燿大監督(53)の一問一答は以下の通り。-交流戦をいい形で締めた矢野監督 「そうやね。昨日も全員でいけたし、今日もどっちかというと普段先発しないメンバーでいって、いろんな形で全員が絡むっていう試合にできたので。そういうところでは、いつも俺たちの野球って言うけど、全員で、一丸で戦った、その上でしっかり勝てたっていうのは、流れ、勢い的にも中身的にも大きいかなと」-新しいクリーンアップのなかで、佐藤輝が昨日から持ち直した矢野監督 「まだそこまではいっていないと思うけどね。打てるボールをしっかり打っているっていうところではあれなんだけど。結果が出ているから、みんなそうやって思うんだろうけど、もっとレベルの高い投手でも、失投をしっかり打っているっていうのはあるけど。さらにまだ上はあると思うので。まだまだ上がるかなと思うけど」-佐藤輝の前後で近本、大山がいい形で打った矢野監督 「そうやね。ユウスケ(大山)もいい形で交流戦、ホームランはもちろん目立っているけど、今日みたいな右方向のタイムリーとか、そういうので、いいところでいい打点っていうのをしっかり挙げてくれているんで。チーム全体として、どう点を取っていくかっていうような流れが、この交流戦で作れたと思うんで。きょうはケント(糸原)が出ていないけど、ケントや、ヨシオ(糸井)らが絡んでくる形になれば、もっといい打線になれると思う」-近本も上がってきた矢野監督 「まあそうやね。うーん、どの打順でも、かえすとかいう意識はもちろん走者がいればあると思うけど、チカ(近本)はチカのバッティングスタイルを貫いていければ、チームの形、流れになると思うんで。3番でちょっと落ち着いてくれれば、チームとしても落ち着くんで。結果が出ていないとなったらなかなか落ち着くことができないんで。近本らしく固めたヒットを打つ試合が多くなってきたんで、そこらへんはいい状態になっている証しかなと」-リーグ戦再開後も中軸はこの並び矢野監督 「まあそうやね。1、2番は今日みたいに変わることはあっても、基本的にはそこはいい流れではあるんで、そんなに変えるつもりはない」-山本1番もはまった矢野監督 「そうやね。ヤス(山本)はチームを何かしら守備でも作戦でもバットでも貢献してくれるで。そういう選手がいてくれると、今日みたいなスタメンでも使いやすいし。後から行った時でも戦力が下がることがないんで。そういうヤスが3本目もしぶとく打ってくれているんで。そういうバッターがウチは多くはないんでね。そういうしぶとさっていうのはこれからもヤスの武器にしてくれたら、スタメンも増えると思うし、チームにとってもプラスかなと思います」-ガンケルが好投矢野監督 「いやあ申し分ないよね。ゴロもかなり多く打たせて、それで無四球だったんかな。そういう意味ではガンケルらしく球数も少なく。もちろん今日はみんなで行っていい試合ではあるんだけど、ちょっと間隔が空いた中でもしっかり投げてくれたっていうのは後半にもつながるし。前半戦はちょっとコンディションがなかなか整わないこともあったんだけど。そういう意味でも後半につながっていくかなと思います」-交流戦で6つの勝ち越し。巻き返しへの手応えは矢野監督 「たまたまじゃない勝ちっていうかね、ピッチャーはずっと頑張ってくれていたし。まあ開幕当初は中継ぎや後ろの方も落ち着いてなかったけど。中継ぎにも帰ってくるメンバーもいるし、そういうところでは点をどう取るかっていうところが課題の部分であったけど、交流戦ではそういう形ができたんで。まあ、もちろんこのままいくとは思わないし、でももっと良くなることも十分、自分たちで出来るんでね。改めてずっと言ってきてる俺たちの野球の超積極的とか、挑戦するとか、昨日のタカヒロ(熊谷)もそうやし、全員で戦うとか、そういうのをしっかりやるというのが、やっぱりそういうところにつながるのかなと、俺も再確認できた」

◆Aクラスが見えた! 阪神が「日本生命セ・パ交流戦」でオリックスに完勝し、今季初の4位に浮上した。佐藤輝明内野手(23)が2本の適時打と特大13号3ランでプロ最多の1試合6打点。主砲の"一本締め"で敵地の「関西ダービー」で05年以来となる3連戦3連勝を飾った。交流戦は12勝6敗の2位フィニッシュ。3位広島に2ゲーム差に迫り、17日から再開するリーグ戦に弾みをつけた。佐藤輝は余韻に浸った。インパクト直後、数歩歩いた。京セラドーム大阪5階席の看板にぶち当てる特大アーチ。衝撃音はファンのどよめきにかき消された。「集中して最後までいけた結果、いい当たりになった。グフフフフ(笑い)。キモティーです。キモティ良かったです!」6点差の9回表1死一、二塁。K-鈴木の142キロフォークを豪快に引っ張った。推定飛距離は130メートル。試合後には元西武、ロッテのG・G・佐藤氏の決めぜりふ「キモティ~」も飛び出す、会心の13号3ラン。交流戦の最後を1発で締めくくった。1点リードの3回2死一、二塁で右前適時打。4点差の7回1死一、二塁では右中間へ2点適時二塁打を放っていた。今季4度目の猛打賞でプロ最多6打点の荒稼ぎ。この2試合で9打数5安打、7打点と打ちまくった。「調整しながらやっていることが昨日、今日とちょっとずつ良くなってきている」。どこか吹っ切れたような顔で言った。前日、同学年の山本から19打席ぶり安打となる三塁打を放ってから、風向きが変わってきた。打席ではグリップ、胸郭を意識するように小刻みに動く。オフに弟子入りし、自主トレをともにした吉田正の動きを参考に、リズムに乗ってバットを振る。「4スタンス理論のタイプが一緒なので、参考にさせてもらう部分はあります。動きの中で足を上げて体の軸を作る、しっくり来ているフォームだと思う」吉田正とは交流戦で久々に再会し、会話も交わした。京セラドーム大阪では初アーチ。パワーに確実性を兼ね備える、リスペクトしてやまない師匠の本拠地で暴れた。4番が打った2日で順位を2つ上げ、4位浮上。3位広島に2差に迫った。「点を取らないと勝てない。もっともっと打点を挙げられるように頑張りたいと思います」。リーグ戦再開は17日DeNA戦(甲子園)。どん底に沈んでいた虎が、Aクラス入りを視野に入れた。【中野椋】▼佐藤輝の1試合6打点は自身最多。従来の最多は5打点で、昨年5月2日広島戦、同28日西武戦と2度あった。阪神の打者では、大山が20年9月18日中日戦で6打点を挙げて以来、2年ぶり。なお球団最多は、藤村富美男が51年5月29日名古屋(現中日)戦で挙げた9打点。▼阪神はオリックスとの交流戦関西ダービーに、同一カード3連戦3連勝。甲子園での06年5月20~22日以来、16年ぶり。敵地に限ると、05年6月7日(スカイマーク=現ほっともっと神戸)8、9日(大阪ドーム=現京セラドーム大阪)以来、17年ぶりだ。なお07~14年の交流戦は、1カードあたりホームとビジター2試合ずつ行っていた。▼阪神の同一カード3連戦3連勝は、4月29日~5月1日の巨人戦、6月3~5日の日本ハム戦に続き今季3度目。

◆阪神ジョー・ガンケル投手が来日初完投で3勝目を挙げた。9回5安打1失点、7奪三振、無四球。9回2死から中川圭、杉本に連打を浴びて1点を失ったが、そこまでは二塁すら踏ませず。堂々の内容に「いいピッチングができたと思います。守備もみんながよく守ってくれたおかげで、リズムよく思い切って投げることができました」と笑顔を見せた。持ち味を存分に発揮した。立ち上がりの3回を28球という省エネ投法でアウトを量産。「すごく変化させられた」というシンカーなど変化球を駆使し、内角への制球も抜群だった。終わってみれば27個のアウトのうち15個がゴロアウト。涼しげな表情で115球を投じた右腕に、矢野監督も「申し分ないよね。ガンケルらしく球数も少ない」と最敬礼だ。勝負の夏場に向けてエンジンがかかってきた。開幕直後はコンディション不良で出遅れたが、交流戦では3試合に登板して2勝0敗、同4位となる防御率0.81。ヒーローインタビューでは「早い回に点を取ってくれて助かりました」と攻撃陣に感謝。最後は「阪神タイガースファン、イツモアリガトウ」と律義に日本語であいさつした。【桝井聡】

◆阪神大山悠輔内野手(27)が、交流戦快進撃の立役者になった。5回2死満塁でオリックス先発宮城の外角高めチェンジアップを逆らわずに右前へ運ぶ2点適時打。点差を4点に広げ、沸き上がるベンチへ右手を挙げて応えた。「チーム一丸で戦え、少しでも貢献できたかなと思うのでよかった」。7本塁打、21打点で交流戦2冠。交流戦5度の勝利打点もヤクルト村上と並びトップで"3冠"だ。逆襲の虎を象徴する働きだった。得点力不足に苦しむチームにとって、大山の爆発は心強い。4月24日ヤクルト戦、雨の神宮で走塁中に左足を痛めた影響もあり、交流戦前までは45試合で7本塁打、24打点。それとほぼ同じ数字を、普段対戦のないパ・リーグ相手に、わずか18試合でたたき出した。初戦の5月24日楽天戦(甲子園)では左翼を守りフェンスへぶつかりながら大飛球を好捕。6回に自身が放った適時打での1-0で勝った。甲子園では3日連続を含む5度のお立ち台に立つなど勝負強さが際立ったが、「まだシーズンは終わっていない。一番は油断をしないこと。隙を見せたら、すぐに落ちる」と浮かれることはない。「まだまだ、もっとできるだろ」と、自分に言い聞かせ、さらなる高みを目指す。5番大山という太い軸ができ、4番佐藤輝、3番近本とドラフト1位クリーンアップが完成。3人がそろって打点を挙げた試合は昨年から7戦7勝だ。矢野監督は「チーム全体として、どう点を取っていくかっていう流れがこの交流戦でつくれた。健斗(糸原)や嘉男(糸井)が絡んでくれば、もっといい打線になる」と、手応えをつかむ。鉄壁の投手陣に打線が援護できれば、猛虎の完全復活が見えてくる。【石橋隆雄】▼大山が獲得した交流戦本塁打王は、阪神の選手では初。打点王は05年今岡誠40打点、08年金本知憲29打点に次ぎ3人目。なお打撃主要3部門ではほかに、金本が08年に4割7厘で首位打者となっている。○...山本が今季初の1番起用に今季初の猛打賞で応えた。オリックス先発左腕宮城に対し「直球も変化球も一級品なので、どちらも追いかけるのではなく、打席ごとに狙い球を整理した」と、3回は四球を選び、5回は低めカーブに泳がされながら左前へはじき返した。「今日4度(1四球含む)出塁できたことはよかった。次回も自分の仕事ができるように」と、少ないチャンスを逃さない。○...青柳が交流戦投手部門の3冠に輝いた。3試合に先発し、3勝で最多勝。日本ハム加藤と並び、防御率、勝率もトップに立った。防御率0.00フィニッシュは、日本ハム加藤とともに15年の阪神メッセンジャー以来となる快挙だった。17日から再開するリーグ戦でもフル回転で勝利を積み重ねていく。また、岩崎は7セーブでヤクルトのマクガフと並び、交流戦セーブ王となった。○...近本が自己最長の14試合連続安打となる先制タイムリーを放った。3回2死一、三塁。宮城のスライダーを捉え先制の中前適時打とし、これが決勝点となった。6月は全試合3番で打率4割4厘と絶好調。「いつかは(3番を)やってみたいとは思っていたので、いい経験をさせてもらっている。前も後ろも調子いい選手が多いので、僕は気楽に楽しく打席に入れている」と感謝した。交流戦2位の26安打、同3位の打率3割6分1厘でフィニッシュ。「今日はテルが締めたでしょ!」と主役を後輩に譲り、球場を後にした。

◆オリックスのラオウこと杉本裕太郎外野手が9回2死一塁の最終打席で左中間適時二塁打を放ち、交流戦首位打者に輝いた。試合後は「負けたので、あんまり話をしづらいですね。リーグ戦が始まっても、もっと打てるように頑張ります」と言葉少なだった。ただ、第4打席に凡退すると、交流戦首位打者を逃す状況は把握しており「(9回は)1番の福田からだったので、まわってこない可能性もあった。(3番の中川)圭太がヒット打ってくれたので、僕にチャンスが巡ってきた。圭太に、めっちゃありがとうって伝えたいです」と感謝した。直前には左翼ポール際に特大ファウルを放ったが「打った瞬間『ファウルだと思ったので、やっぱりダメかぁ...』と思った。その開き直りが最後のヒットにつながった」と、2球目を打ち返して、結果を出した。汗を拭いながら「あのときを思い出した」と語るのは、昨季の最終打席、10月25日楽天戦(楽天生命パーク)の9回無死一塁から右前打を放ったシーン。ヒットを打てば打率3割死守、凡退なら3割を切る打席で、見事にHランプをともし、一塁ベースで昇天ポーズを決めた。交流戦は最終的に69打数27安打の打率3割9分1厘でフィニッシュ。「まだまだ恩返しがしたい」。リーグ戦でも、強く拳を突き上げる。【真柴健】

◆一塁側ベンチから背番号8を見つめた「師匠」の予感は的中した。オリックス吉田正尚外野手(28)は阪神佐藤輝に志願され1月に沖縄・名護で合同自主トレを行った。今でも時間があれば「愛弟子」の打撃動画や試合結果をチェックしている。吉田正 三振が減ったんじゃないですか? 打率も3割狙えるところにいる。去年と比べると明らかな成長、(モデル)チェンジしていると思う。これで三振しなくなってしまったら...、手のつけられないバッターになりますよ。昨季126試合で173個喫した三振は、今季ここまで65試合で67個。3月中旬に吉田正が予言した通りの活躍を、佐藤輝は披露している。ただ、2年連続パ首位打者はシーズン完走の難しさも指摘する。吉田正 打撃は生き物ですから。調子がいいと思っても、実はダメなときがある。だから、軸ですね。戻れるところ(軸)があれば、また強くなれる。成長して、また戻って、成長して...。高い次元を目指して、突っ走ってほしい。日本を代表するヒットマンが、笑顔で「サトテル」と呼ぶ、愛されるキャラクターも佐藤輝の魅力の1つだ。吉田正 体も大きいので、無愛想なイメージをもたれがち。だけど、素直で物おじしない性格。かわいらしいですよ(笑い)。この日の9回、右翼5階席にぶち当てる放物線を見て「調子はあまり良くないと言っていたんですけど、やっぱり1球で仕留める能力は高いですよね」と言った。プロ2年目の成長に、野球人として深くうなずいた。【オリックス担当 真柴健】

◆【日刊スポーツ西日本写真映像チームのとっておき映像プレイバック】交流戦も最終戦、阪神佐藤輝明は元気に活躍!9回に右越え3点本塁打を放つなど3安打6打点と大活躍、阪神は交流戦2位でフィニッシュしました。

◆オリックス能見篤史兼任コーチが古巣阪神戦で、今季初登板した。8回にマウンドに上がり、1イニング無失点に抑え「(中嶋)監督の粋な計らいもあった。お客さんの数が去年と違って、ちょっと鳥肌立ちましたけどね。拍手の多さに」と、3万1855人のファンに感謝した。

◆阪神山本泰寛が今季初の1番起用に今季初の猛打賞で応えた。オリックス先発左腕宮城に対し「直球も変化球も一級品なので、どちらも追いかけるのではなく、打席ごとに狙い球を整理した」と、3回は四球を選び、5回は低めカーブに泳がされながら左前へはじき返した。「今日4度(1四球含む)出塁できたことはよかった。次回も自分の仕事ができるように」と、少ないチャンスを逃さない。

◆阪神近本光司が自己最長の14試合連続安打となる先制タイムリーを放った。3回2死一、三塁。宮城のスライダーを捉え先制の中前適時打とし、これが決勝点となった。6月は全試合3番で打率4割4厘と絶好調。「いつかは(3番を)やってみたいとは思っていたので、いい経験をさせてもらっている。前も後ろも調子いい選手が多いので、僕は気楽に楽しく打席に入れている」と感謝した。交流戦2位の26安打、同3位の打率3割6分1厘でフィニッシュ。「今日はテルが締めたでしょ!」と主役を後輩に譲り、球場を後にした。

◆阪神のドラフト3位・桐敷拓馬投手(22)=新潟医療福祉大=が1軍に合流した。中継ぎ要員として、出場選手登録されるとみられる。桐敷は1年目の今季、春季キャンプからアピールし、開幕1軍をつかんだ。3月27日のヤクルト戦(京セラ)でプロ初先発したが、5回8安打3失点で初黒星。その後は先発と中継ぎで計6登板を重ねるも、防御率6・75安定感を欠き、4月15日に登録抹消。その後は2軍で先発調整を続け、ここまで5試合で2勝負けなし、防御率0・69と好成績を残していた。

◆両軍のスターティングメンバーが発表。阪神は相手先発の左腕、宮城対策として両打ちのロハスを含めて右打者6人をスタメンに並べた。1番に山本泰寛内野手(28)、2番には北條史也内野手(27)を起用。大幅な打線の入れ替えで交流戦ラストゲームを白星で締められるか。

◆阪神のドラフト5位・岡留英貴投手(22)が出場選手登録を外れた。岡留は10日に1軍初昇格したが、登板機会がないまま抹消となった。また8日に登録された高卒2年目の高寺望夢内野手(19)も2軍降格となった。高寺は4試合に出場し、3試合で先発したが、8打数無安打だった。代わってドラフト3位・桐敷拓馬投手(22)=新潟医療福祉大=が中継ぎ要員として登録された。

◆オリックスのドラフト3位・福永奨捕手(22)=国学院大=が、プロ初安打をマークした。0─2の三回2死だ。打球は三塁方向に転がり、相手先発のガンケルが処理。一塁転送されるが、送球がやや本塁方向にそれ、相手一塁手の大山がなんとか捕球しながら福永へタッチを試みた。当初はアウトの判定だったが、中嶋監督がリクエストを要求。審判団のリプレー検証の結果、大山はタッチできておらず、思わぬ形でプロ初安打となった。

◆阪神・近本光司外野手(27)と佐藤輝明内野手(23)の連続適時打で2点を先取した。三回、四死球などで2死一、三塁の好機で近本が打席へ。カウント3―1からの4球目、オリックス・宮城の甘く入ったスライダーを中前へはじき返して先制タイムリーとした。「ガンケルが守備で良い流れを作ってくれていましたし、まずは先制することができて良かったです」近本はこれで14試合連続安打。昨季の対戦打率・333(3打数1安打)の相手左腕から一打を放つと、直後の4番・佐藤輝も続いた。初球のスライダーを右前へ運んで追加点を挙げた。) 「チカ(近本)さんが目の前で良いヒットを打ってくれましたし、1点でも多く取っておきたい場面だったので、積極的に振りにいったことが良い結果につながったと思います」チームはこの試合で左投手対策としてスタメン野手のうち6人の右打者(両打のロハスを含む)を並べたが、不動の3、4番の左打者が勝負強さを発揮した。

◆阪神・大山悠輔内野手(27)が五回に適時打を放ち、リードを4点に広げた。「みんながつないでくれたチャンスでしたし、ガンケルがリズムの良い投球をしてくれていたので、なるべく早く追加点を取りたいと思っていました。次も打てるように頑張ります」。2―0の五回、2本の安打と四球で2死満塁で打席に立つと、外角のチェンジアップを右前へ運び、二者を迎え入れた。これで交流戦トップの21打点に。試合前の時点で本塁打(7本)と打点で1位に立つ交流戦男の勢いが止まらない。

◆阪神・佐藤輝明内野手(23)がラッキーセブンの七回に2点二塁打を放った。4―0の七回1死一、二塁で3番手・山田の初球の内角のストレートを右中間へ。佐藤輝は全力疾走で三塁を狙ったが、走塁死に。それでも2点二塁打で6点差とした。三回にも適時打を放っており、この試合3打点。11日の第3打席まで18打席連続無安打と苦しんでいたが、4打席目に山本から適時三塁打を放ってから、完全に息を吹き返した。

◆オリックス・能見篤史投手兼任投手コーチ(43)が、古巣の阪神戦で今季初登板した。0─6の八回から4番手でマウンドへ。名前がコールされると、三塁側の阪神ファンからも大きな拍手が巻き起こった。先頭の小野寺、中野を内野ゴロに仕留め、続くロハスには四球を与えたが、続く長坂を中飛に打ち取った。能見はオリックスに移籍初年度となった昨季も6月2、3日の阪神戦に登板。甲子園に凱旋し、計2試合で2回を無失点に抑えていた。移籍2年目となる今季は投手コーチとして若手投手陣をサポートしつつ、2軍戦登板などで自身の調整も行っていた。

◆阪神が2桁安打&9得点でオリックスに快勝。3連勝で交流戦を12勝6敗の2位で終えた。佐藤輝明内野手(23)が自己最多となる6打点と大活躍した。序盤から主導権を握った。三回に近本&佐藤輝の連続タイムリーで2点を先制。五回には大山が2点打、七回には再び佐藤輝が2点二塁打を放って6点差に広げた。さらに得点はここでとどまらなかった。九回に佐藤輝が5月29日のロッテ戦(ZOZOマリン)以来、12試合ぶりとなる13号3ランでオリックスの息の根を止めた。佐藤輝は5月14日のDeNA戦(横浜)以来、今季3度目の3安打猛打賞。1試合6打点は自己最多で昨季記録した5打点を更新した。先発のガンケルは完封目前としていた九回2死から連打を食らい、失点。それでも9回5安打1失点で来日初完投勝利を挙げた。

◆オリックスの宮城は6回6安打4失点で3敗目を喫し、自身の連勝は5で止まった。チームは5連敗。悪い流れを止められず「何とかゲームをつくっていきたかった。申し訳ない」と肩を落とした。四死球が失点につながった。三回は先頭のロハスを死球で出し、2死一、三塁から近本、佐藤輝に連続適時打を浴びた。五回は2死一、二塁から佐藤輝に四球を与えて満塁となり、大山の右前打で2点を失った。「追い込んでから高めに浮いたり、カウント有利の場面で打たれたりと、ストライク、ボールがはっきりしてしまった」と反省した。

◆近鉄、西武で主砲として465本塁打&2452安打をマークし、西武コーチ時代には清原和博らを育てたサンケイスポーツ専属評論家・土井正博氏(78)は1試合6打点の佐藤輝明内野手(23)に言及。好調は認めながらも、相手チームの主力投手からの快打を求めた。真っすぐにしっかり対応しながら、変化球を待って確実に仕留める。4番打者の打撃が佐藤輝はしっかりできていた。九回のトドメの特大ホームランは真っすぐのタイミングで待って、フォークをやや泳ぎながら打ち返した。佐藤輝が最も得意な形と言っていいだろう。ホームランを打った時のスイングが非常に軽かった。無駄な力が入っていない証拠。調子は間違いなく上向きだ。ただ三回のタイムリーは宮城が突然、制球を乱した中で打ったもの。七回の右中間タイムリー二塁打(山田)も、九回の一発(K-鈴木)も現状ではビハインドで登場する投手からのヒット。この日のオリックス投手陣には失礼な表現になるかもしれないが調子が上向きの佐藤輝なら、打ってもらわないと困る相手だった。常に打点を挙げるのが4番打者の仕事ではあるが「真の4番」は、エース級の先発投手、勝利の方程式に登場する救援投手、これらの超一流を打ち崩すことが求められる。ロッテの守護神・益田から決勝ホームランを放って、1-0で勝利した試合(5月27日=ZOZOマリン)を記憶しておられるファンも多いだろう。あの働きこそが、佐藤輝に求められる。一発を含む3安打6打点はホメたいが、真の4番打者になるには満足してもらってはいけない。再びセ・リーグとの戦いが戻ってくる。交流戦ではパ・リーグのバッテリーはあまりインコースを攻めてこなかった印象が強い。だがセのバッテリーは執拗にインコースを突いてくることが想像される。3日ほどの練習で、そのことをしっかり想定して、再開後に戸惑わないこと。佐藤輝がこの準備をできるかどうかが、後半戦のチームの浮沈を左右する。幸いにして近本、大山も打撃の形は悪くない。ことしになって初めて、クリーンアップトリオが揃って、いい状態を維持しつつある。佐藤輝の負担も軽減されるはず。少しでも長く「好調なクリーンアップ」をキープして、まずは3位に照準を絞って戦ってもらいたい。

◆阪神が佐藤輝明内野手(23)のプロ初の1試合6打点の活躍で快勝し、オリックスに同一カード3連勝を飾った。DeNAが敗れたために4位に浮上し、3位広島とは2差となった。佐藤輝は三、七回と適時打を放ち、九回には5月29日のロッテ戦(ゾゾマリン)以来の本塁打を放って、6打点をマークした。ジョー・ガンケル投手(30)は来日3年目にして初完投勝利で、3勝目(4敗)を挙げた。チームは交流戦を12勝6敗で終えた。矢野耀大監督(53)の一問一答は以下の通り(チーム成績29勝35敗1分、観衆3万1855人)。ーー交流戦をいい形で締めた「そうやね。昨日も全員で行けたし、今日もどっちかというと普段先発しないメンバーで行って、いろんな形で全員が絡む試合にできた。そういうところでは、いつも俺たちの野球って言うけど、全員で一丸で戦った上で、しっかり勝てたのは流れ、勢い的にも中身的にも大きいかなと」ーー新しいクリーンアップのなかで、佐藤輝が11日から持ち直した「まだそこまでは行っていないと思うけどね。打てるボールをしっかり打っているところではあれなんだけど。結果が出ているから、みんな思うんだろうけど、もっとレベルの高い投手でも、失投を打っているのはあるけど。さらにまだ上はあると思うので。まだまだ上がるかなと思うけど」ーー佐藤輝の前後で近本、大山がいい形「そうやね。悠輔もいい形で交流戦、ホームランは目立っているけど、今日みたいな右方向のタイムリー(五回2死満塁からの2点打)とか、いいところで、いい打点を挙げてくれている。チーム全体として、どう点を取っていくかという流れが、交流戦で作れたと思うんで。きょうは健斗が出ていないけど、嘉男らが絡んでくる形になれば、もっといい打線になれると思う」ーー近本も上がってきた「まあそうやね。うーん、どの打順でも、かえす意識は走者がいればあると思うけど、チカのバッティングスタイルを貫いていければ、チームの形、流れになると思うんで。3番で落ち着いてくれれば、チームとしても落ち着く。結果が出ていないとなったら、落ち着くことができないんで。近本らしく固めたヒットを打つ試合が多くなってきたんで、いい状態になっている証しかなと」ーーリーグ戦再開後も中軸はこの並び「まあそうやね。1、2番は今日みたいに代わることはあっても、基本的にはいい流れではあるんで、そんなに代えるつもりはない」ーー山本1番もはまった(3安打3得点)「ヤスは何かしら守備でも作戦でもバットでも貢献してくれるで。そういう選手がいてくれると、今日みたいなスタメンでも使いやすい。後から行った時でも戦力が下がることがない。ヤスが3本目もしぶとく打ってくれているんで。そういうバッターがウチは多くはないんでね。しぶとさは、これからもヤスの武器にしてくれたら、スタメンも増えると思うし、チームにとってもプラスかなと思います」ーーガンケルが好投「申し分ないよね。ゴロもかなり多く打たせて、それで無四球だったんかな。そういう意味ではガンケルらしく球数も少なく。もちろん今日はみんなで行って、いい試合ではあるんだけど、間隔があいた中でも投げてくれたのは後半にもつながる。前半戦はコンディションが整わないこともあったんだけど。後半につながっていくかなと思います」ーー交流戦で6つの勝ち越し。巻き返しへの手応えは「たまたまじゃない勝ちっていうかね、ピッチャーはずっと頑張ってくれていた。開幕当初は中継ぎや後ろの方も落ち着いてなかったけど。中継ぎにも帰ってくるメンバーもいるし、点をどう取るかが課題の部分であったけど、交流戦ではそういう形ができた。このまま行くとは思わないし、でももっと良くなることも十分、自分たちで出来るんでね。改めてずっと言ってきてる俺たちの野球の超積極的とか、挑戦するとか、昨日のタカヒロもそうやし、全員で戦うとか、そういうのをしっかりやるというのが、そういうところにつながるのかなと、俺も再確認できた」

◆オリックスの杉本が交流戦首位打者となった。3打数無安打で迎えた0―9の九回2死一塁で左中間に適時二塁打を放ち、交流戦の打率は3割9分1厘に。だが、チームは5連敗で「試合に負けたので言いづらい」と喜びはなかった。昨季の本塁打王は開幕から不振にあえいだが、脱力と強振のバランスがうまく取れていた好調時のスイングを取り戻して復調。打席での球の見え方も改善したようで「感覚は全然違う。でも気を抜くと戻っちゃうので大振りしないように心がけたい」と手応えを口にしつつ、自身を戒めた。

◆2020年まで阪神に在籍し、現在はオリックスで投手コーチを兼任する能見篤史投手(43)が古巣との一戦で今季初登板した。0─6の八回に4番手で登場。名前がコールされると阪神ファンからも大きな拍手が起こった。小野寺を三ゴロ、中野を投ゴロ、ロハスに四球を与えたが、長坂を中飛で仕留めた。1回を無失点に抑え「(中嶋)監督の粋な計らいもあった。(規制が緩和され)お客さんの数が去年おととしと違いますので、ちょっと鳥肌は立ちましたけどね、拍手の多さに」と振り返っていた。

◆今季3度目の5連敗で4位に後退した。先発の宮城が6回4失点で3敗目を喫し、救援陣も失点を重ねた。今季4度目の同一カード3連戦3連敗で、対阪神となれば2006年以来、16年ぶりの屈辱。借金も「4」に増え、中嶋監督は「交流戦で貯金ができず悔しいですけどもこれで終わったわけじゃない。立て直す期間、ちょっとありますので。立て直す期間としてはいい方向を見つけないといけない」と、リーグ戦再開に向け、ナインに修正を求めた。

◆セ・リーグのどん底で苦しんでいた姿は消え去った。交流戦18試合で〝流れを変える〟と口にしてきた矢野監督は有言実行でパ・リーグ相手に6つの貯金。セの順位も4位に浮上。本当に流れを変えた。「いつも俺たちの野球って言うけど、全員で、一丸で戦った。その上でしっかり勝てたっていうのは、流れ、勢い的にも中身的にも大きい」交流戦は開幕の楽天戦(5月24日、甲子園)で田中将からもぎとった1点を死守して白星発進。「流れを変える交流戦にしたい」と話していたが、確かに変わった。交流戦中から本格導入したクリーンアップ〝チカテルヤマ〟が、この日も機能した。3番・近本が三回に先制打。4番・佐藤輝も適時打で続くと、五回は5番・大山が2点打。トドメは4番の13号3ラン。この並びは今季12試合目で9勝3敗。打点そろい踏みだった1日の西武戦(甲子園)から11試合連続で固定中と、指揮官の信頼もグングン高まっている。リーグ戦再開に向けて「1、2番は変わることはあっても、基本的にそこはいい流れではあるんで、そんなに変えるつもりはない」と明かした。この日は1、2番に山本、北條と右打者を並べた。先発・宮城が今季、右打者に被打率・319(左は・192)と苦手だったためとみられるが、クリーンアップは変えなかった。開幕から貧打に苦しんだが、交流戦はチーム打率・253(リーグ戦を含むと・232)と立ち直った。新助っ人のアデルリン・ロドリゲス内野手(30)=前パドレス3A=の獲得発表も秒読み段階となっているが、〝核〟となった3人に、リーグ戦再開後も託す。「点をどう取るかが課題だったけど、交流戦ではそういう形ができた」セ・リーグ再開初戦となるDeNA戦(17日、甲子園)が待ちきれない。迫力を取り戻した〝俺たちの野球〟で、ただ上昇あるのみ、だ。(新里公章)■データBOX 3番・近本、4番・佐藤輝、5番・大山のクリーンアップは今季12度目。勝敗の内訳は9勝3敗で勝率・075。うち3人がそろって打点を挙げたのは1日の西武戦(甲子園)と12日のオリックス戦(京セラ)で、ともに勝利した。

◆今こそ胸を張って言おう。猛虎や! 阪神はオリックスに9―1で快勝し、3連勝で交流戦を12勝6敗の2位でフィニッシュ。セ・リーグでもDeNAを交わして4位に浮上した。「4番・右翼」でスタメン出場した佐藤輝明内野手(23)が九回にダメ押しの13号3ランを放つなど、6打点の大暴れ。主砲を中心に投打がガッチリかみ合った。リーグ戦再開が今から楽しみや!虎党も驚いた。佐藤輝も打った瞬間、目で追いかけた。白球は京セラドームの右翼5階席へ。交流戦最後の打席となった九回、推定130メートルの13号3ラン。オリックスとの関西ダービー3連勝締めの主役の座を、特大アーチで最後の最後にかっさらった。「しっかり集中して最後までいけた結果、いい当たりになったので良かったです。グフフフフ...。キモティーです。キモティ良かったです!」6-0の九回1死一、二塁。カウント1-1からフォークを完璧に捉えた。5月29日のロッテ戦(ZOZOマリン)以来12試合ぶりの一発。6月5日の日本ハム戦(甲子園)で適時打を放ったときに引用したG・G・佐藤(元西武など)の口癖を再び使って、喜んだ。積極打法が奏功した。三回2死一、二塁では左腕・宮城の初球ストレートを右前へ。2点目をつかみ「しっかり高めに目付けをして、1球で打てた」と自画自賛。五回は四球を選んで大山の2点打につなげた。4-0の七回1死一、二塁も、初球の直球を右中間へ2点二塁打。そして交流戦最後となった打席で、モヤモヤを晴らす一発。1試合6打点はプロ2年目で自己最多だ。「対戦相手も変わる。でも、自分のバッティングだったり、スイングをしていきたいと思う」交流戦が始まる直前、決意を新たにしていた。試合の流れを変える一発で期待に応えたかった。だが、試合前時点で打率・206(63打数13安打)、2本塁打...。6月に入って大山が驚異的なペースでアーチを量産する一方、18打席無安打だったこともあった。自信回復のきっかけとなったのが11日、同学年で「日本のエース」と尊敬の念を抱くオリックス・山本から放った適時三塁打だった。「きのうきょうと、ちょっとずつ良くなってきているのかな」。一夜明けて、試合前練習で右翼席にアーチを連発。予感はあった。矢野監督は「まだ、そこ(完全復調)までいっていないと思うけど、打てるボールは、しっかりと打てている。まだまだ(調子は)上がると思う」とこれで満足するな-と言わんばかりだったが、奇跡の大逆襲へ、4番に本来の当たりがでてきたのは明るい材料だ。 借金は最大「16」あった。交流戦を12勝6敗の2位で終えて「6」まで減らした。前日に最下位から脱出し、この日は敗れたDeNAに代わってセ・リーグ4位に浮上。貧打に苦しみ、最下位でのたうち回ったリーグ序盤戦から、明らかに流れは変わった。3位広島とは2ゲーム差。Aクラスと借金完済へ光が見えてきた。佐藤輝も「もっともっと打点を挙げられるように頑張りたい」。復調のきっかけをつかんだ主砲は、17日からのリーグ戦再開(対DeNA、甲子園)に、すでに視線を向けていた。(三木建次)★佐藤輝のキモティーVTR G・G・佐藤氏が西武時代のヒーローインタビューで「キモティー!」と絶叫するパフォーマンスをしていたのが元ネタ。佐藤輝は5日の日本ハム戦(甲子園)で適時打を放ち「しっかり自分のスイングをすることができました。キモティ~~!」とコメント。G・G・佐藤氏は自身のツイッターで「TT佐藤輝明選手最高! キモティー?」と〝公認〟。12日の試合後も「キモティーの応用技、『キモティよかった』まで使いこなしている!」とつぶやいた。■データBOX?...佐藤輝の1試合6打点は自身最多。これまでは昨年5月2日の広島戦(甲子園)と同28日の西武戦(メットライフ)で記録した「5」が最多だった?...佐藤輝の1試合3安打は5月14日のDeNA戦(横浜)以来で今季4度目。ちなみに昨年は猛打賞(1試合3安打以上)を7度マークした?...阪神の交流戦2位フィニッシュは昨年に続き3度目で、球団最高成績タイ。12勝を挙げたのは18試合制になった2015年以降では最多?...阪神の4位は開幕2戦目の3月26日、ヤクルト戦(京セラ)以来。借金「6」は開幕から6連敗した3月31日の広島戦(マツダ)以来

◆堂々の2冠締めだ。大山が2点打を放ち、オリックスとの関西ダービー3連勝に貢献。交流戦で一気に状態を上げたが、慢心はなかった。「一番は、油断しないこと。隙をみせたら、すぐに、いいものも落ちてきますし、隙や油断はしたくない」2-0の五回2死満塁で右前へ2点打。交流戦の打点を「21」に積み上げ、本塁打「7」と合わせて打撃2部門トップでフィニッシュした。交流戦スタート前は打率・224、7本塁打、24打点。この日で同・251、14本塁打、45打点まで伸ばした。6月の月間成績は同・366、6本塁打、18打点と〝6月男〟ぶりも半端ない。矢野監督も「きょうみたいな右方向のタイムリーとか、いいところでいい打点をしっかり挙げてくれている」と目を細めた。「まだシーズンは終わっていない。何がよかったか分析して、リーグ再開後につなげていきたい。反省すべき部分は修正して、しっかりとやっていきたい」と大山。レギュラーシーズンは78試合も残っている。好調をキープし、チームを上へと引き上げる。

◆テンポよく3つのアウトを奪い、涼しげな表情でベンチに帰ってくる姿が頼もしかった。中9日で登板したガンケルが来日3年目で初完投。ヒーローインタビュー後にはファンに向かってお手本のような礼を繰り返し、感謝の思いを表現した。「みんながよく守ってくれたおかげで、リズムよく思い切って投げることができた。(完投は)やりたかったこと。最後に失点してしまったが、本当にうれしい」丁寧に低めに集め、ゴロを量産した。八回終了までに許した安打はわずか3本。完封目前の九回2死から連打で失点したが、115球を投げて5安打1失点、無四球で3勝目を手にした。) 27アウト中、ゴロは15個。持ち味を存分に発揮した右腕に、矢野監督も「申し分ないよね。ガンケルらしく球数も少なく。前半戦はコンディションがなかなか整わないこともあったけど、そういう意味でも後半につながっていくかな」と称賛した。今季は開幕直後に腰の張りで出遅れ、万全なコンディションでない時期もあったが、交流戦の最終戦でピシャリと抑え、3連勝に貢献した。米国では大リーグの出場経験はなく、海を渡って花を咲かせた助っ人は、実は高校まで〝三刀流〟だった。野球以外にバスケットボールとアメリカンフットボールをプレー。最終的に野球一本に絞ったのは「野球の方が他の2つのスポーツよりうまくできていたのと、練習が楽しくできていたから」と語る。球団最高身長199センチのガンケルが、もし野球ではなく、長い手足を生かしてバスケットボールを選んでいたら、タテジマでプレーすることもなかったかもしれない。今でもバスケは大好きで父の地元のNBAチーム、フィラデルフィア・セブンティシクサーズの大ファン。「ケラーも(育成D1位の)伊藤稜もNBAファンだから、3人でよく話すんだ」。競技は違えど、ファンを魅了するプロスポーツという点は同じ。背番号「49」も、これからも虎党を笑顔にする投球を続ける。 「タイガースファン、イツモアリガトウ!」決めぜりふとなった日本語のあいさつで、ヒーローインタビューを締めくくった。ガンケルをはじめ青柳、西勇ら先発陣の安定感は12球団随一。リーグ戦再開後も、マウンドに仁王立ちする。(織原祥平)★本当に大変 ガンケルは今回が初完投。感想を問われると「9回を投げきるのは、本当に大変だと思いました」と本音を吐露した。これまでの最長は7回?。115球も昨年4月25日のDeNA戦(甲子園、5回?)の114球を上回る来日後最多だった。先発陣は青柳や西勇らが好投を続けており「刺激し合っているというより、全員でサポートし合っている。誰が投げても支え合って投げている感じがあります」と好ムードを明かした。★データBOX ガンケルは来日57試合目の登板で、初の完投勝利をマーク。これまでもっとも長いイニングを投げたのは2021年10月20日のヤクルト戦(甲子園)で7回?。このときは4安打無失点ながらチームは0―0で引き分けたため、勝ち負けはつかなかった。

◆遅ればせながら、ようやく〝開催〟された感じか。今季初めての「虎祭り」。1、2番が塁上をにぎわし、クリーンアップが次々と返す。先発はスイスイと凡打を重ねて、そのままゲームセット! 圧勝だった。交流戦は2位フィニッシュ! 立派なもんだ。3週間にわたるパ・リーグとの対決が終了。1つの節目だ。「良かったこと」と「残念だったこと」をトラ番記者に聞いてみた。サブキャップ・新里公章は「田中将(楽天)、佐々木朗(ロッテ)、上沢(日本ハム)、山本(オリックス)...。パの大エース級と対戦した試合を勝てたことは収穫でしょう。あの粘りは今後に生きてきますよ。残念だったこと? 交流戦Vを逃したことぐらいですかね」とファンなら誰もが思う、優等生の答えだった。ひと味違うのが、織原祥平だ。「ようやくチームに勢いがついてきました」と、良かったことを話した後に-。「残念だったのは、一世を風靡(ふうび)しているあのダンスが見られなかったことです」そう、それは日本ハムの本拠地でしか見られない。日本ハム戦が甲子園開催だった今年、トラ番たちは誰一人、見ることができなかった。この私を除いては-。「札幌ドームでどうしても見たいものがあるから、連れて行って!」超ワガママに押し切られ、北の大地で日本ハム-ソフトバンク戦を2試合、観戦したのは5月上旬のこと。想定外の大出費だった。「あれっ? BIGBOSSに会いに来られたんですか?」日本ハム担当・箭内桃子が不思議そうな顔をして尋ねてきた。まさか、プライベートで「きつねダンス」を見に来たとは、恥ずかしくて言えずに沈黙。隠し通した。あの時は...。ファイターズガールが踊る、妙にクセになる、ちょっとコミカルな、すごくかわいいダンスはその後、空前の大流行。ナマで目撃したときも、スタンドのファンは立ち上がって楽しそうにダンス! ダンス! ダンス!今や、パ・リーグTVの再生回数はダントツだし、日本ハム選手だけでなく、ライバル球団の選手まで、踊っている。「日本ハム戦が札幌ドーム開催だったセの3球団がうらやましいです」織原記者は盛んに悔しがっていた。甲子園での日本ハム3連戦に、ファイターズガールは来場しなかったが、実はイニングの合間に「きつねダンス」の曲が流れていたことは、意外に知られていない。♪WHAT DOES THE FOX SAY?思わず口ずさんだ瞬間を聞き逃さなかったのは、記者席の隣にいた箭内記者(再登場!)。「完全にハマってるじゃないですか?」大爆笑された。「来年の日本ハム-阪神戦は、おそらく新ドームで開催ですよね。楽しみが1つできました。その前に、阪神も『虎ダンス』を開発すればいいのに...」織原は1年後の札幌行きを夢見つつ、新提案していた。ファンと一体になれる新ダンス。果たして、タイガースにそのセンスがあるのか?その前に...。リーグ戦再開! いつの間にか4位だ! 上が見えてきた。

◆プシュ~、プシュ~、ダメやー!! がっちりかみ合っていて潤滑油のKURE「5-56」を吹きつけてもピクリともせんわー!! ボルトか何かですか? アホそれやったら簡単に離せるわ!! かみ合ってんのは阪神の投打やんけ~!!惜しくも目前で完封を逃したけれど、ガンケルが1失点で来日初完投勝利を飾れば、猛虎打線は全9得点をクリーンアップの3人でたたきだしたのだ!! と、いっても6打点は4番・佐藤輝のバットだってんだから恐れ入ったのだ。この勢いで同一リーグの戦いに戻ってもガンガン打ちまくり、松井秀喜を継ぐ『シン・ゴジラ』を襲名してくださ~い!!交流戦2位で借金は6に減り、気付いたら最下位脱出どころか、4位浮上。もう永遠に交流戦やらせてくれー!!いやいやセ・リーグでも大丈夫! この後、阪神は首位・ヤクルトとの対戦が7月8日までないのだ!! 夏に向かって猛虎に強烈な追い風が吹いてきているとしか思えな~い!!

DAZN

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
1440 0.778
(↑0.013)
-
(-)
078
(+3)
51
(-)
24
(+1)
13
(-)
0.265
(↓0.005)
2.480
(↑0.15)
2
(-)
阪神
1260 0.667
(↑0.02)
2
(-)
062
(+9)
38
(+1)
10
(+1)
19
(-)
0.253
(↑0.003
1.960
(↑0.05)
3
(-)
ロッテ
1080 0.556
(↑0.027)
4
(-)
066
(+5)
59
(+4)
17
(+1)
15
(+1)
0.232
(↑0.005)
3.000
(↓0.06)
4
(1↓)
ソフトバンク
990 0.500
(↓0.029)
5
(↓1)
068
(-)
45
(+3)
11
(-)
13
(-)
0.267
(↓0.003)
2.520
(↓0.03)
5
(1↑)
西武
990 0.500
(↑0.029)
5
(-)
069
(+11)
55
(-)
20
(+4)
12
(-)
0.237
(↑0.008)
2.600
(↑0.16)
6
(3↓)
DeNA
990 0.500
(↓0.029)
5
(↓1)
059
(+4)
56
(+5)
15
(+1)
7
(-)
0.254
(↓0.001)
2.600
(↓0.16)
7
(1↓)
楽天
990 0.500
(↑0.029)
5
(-)
050
(+9)
56
(+2)
9
(+2)
9
(-)
0.228
(↑0.004)
3.130
(↑0.07)
8
(2↑)
日本ハム
8100 0.444
(↑0.032)
5
(↑1)
069
(+2)
66
(-)
11
(-)
11
(+1)
0.257
(↑0.002)
3.470
(↑0.21)
9
(3↓)
ORIX
8100 0.444
(↓0.027)
6
(↓1)
053
(+1)
57
(+9)
6
(-)
6
(-)
0.263
(↓0.006)
2.800
(↓0.37)
10
(4↓)
巨人
8100 0.444
(↓0.027)
6
(↓1)
061
(+2)
78
(+9)
18
(+1)
16
(-)
0.227
(↓0.002)
4.100
(↓0.33)
11
(1↓)
中日
7110 0.389
(↓0.023)
7
(↓1)
045
(-)
69
(+2)
7
(-)
5
(-)
0.229
(-)
3.650
(↑0.08)
12
(-)
広島
5130 0.278
(↓0.016)
9
(↓1)
033
(-)
83
(+11)
2
(-)
2
(-)
0.217
(↓0.007)
4.380
(↓0.44)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
40211 0.656
(↑0.006)
-
(-)
81244
(+3)
195
(-)
64
(+1)
39
(-)
0.241
(↓0.001)
2.730
(↑0.05)
2
(-)
巨人
36310 0.537
(↓0.008)
7
(↓1)
76250
(+2)
272
(+9)
68
(+1)
33
(-)
0.241
(↓0.001)
3.580
(↓0.09)
3
(-)
広島
30322 0.484
(↓0.008)
10.5
(↓1)
79235
(-)
227
(+11)
26
(-)
10
(-)
0.249
(↓0.002)
3.320
(↓0.13)
4
(1↑)
阪神
29351 0.453
(↑0.009)
12.5
(-)
78206
(+9)
185
(+1)
45
(+1)
48
(-)
0.232
(↑0.001
2.650
(↑0.02)
5
(1↓)
DeNA
26320 0.448
(↓0.008)
12.5
(↓1)
85198
(+4)
243
(+5)
43
(+1)
21
(-)
0.250
(-)
3.750
(↓0.03)
6
(-)
中日
27350 0.435
(↓0.008)
13.5
(↓1)
81188
(-)
236
(+2)
35
(-)
20
(-)
0.241
(-)
3.680
(↑0.02)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
35241 0.593
(↑0.007)
-
(-)
83208
(+9)
174
(+2)
37
(+2)
46
(-)
0.236
(↑0.001)
2.800
(↑0.01)
2
(-)
ソフトバンク
34261 0.567
(↓0.009)
1.5
(↓1)
82240
(-)
187
(+3)
35
(-)
35
(-)
0.265
(↓0.001)
2.780
(↓0.01)
3
(1↑)
西武
30321 0.484
(↑0.009)
6.5
(-)
80203
(+11)
189
(-)
48
(+4)
29
(-)
0.227
(↑0.002)
2.510
(↑0.04)
4
(1↓)
ORIX
30340 0.469
(↓0.007)
7.5
(↓1)
79174
(+1)
207
(+9)
23
(-)
33
(-)
0.230
(↓0.001)
2.900
(↓0.1)
5
(-)
ロッテ
29331 0.468
(↑0.009)
7.5
(-)
80202
(+5)
215
(+4)
38
(+1)
61
(+1)
0.220
(↑0.002)
2.840
(↓0.02)
6
(-)
日本ハム
26370 0.413
(↑0.01)
11
(-)
80217
(+2)
235
(-)
49
(-)
45
(+1)
0.240
(↑0.001)
3.560
(↑0.06)