西武(☆2対1★)広島 =交流戦2回戦(2022.06.11)・ベルーナドーム=
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広島
0010000001700
西武
11000000X21201
勝利投手:本田 圭佑(2勝1敗0S)
(セーブ:増田 達至(1勝0敗15S))
敗戦投手:森下 暢仁(4勝4敗0S)

本塁打
【西武】オグレディ(6号・1回裏ソロ)

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◆西武が接戦を制した。西武は初回、オグレディのソロで先制する。続く2回裏には古賀の適時二塁打が飛び出し、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・松本が4回1失点。その後は5人の継投で逃げ切り、3番手・本田が今季2勝目を挙げた。敗れた広島は、打線が好機を生かせなかった。

◆西武ブライアン・オグレディ外野手(30)が先制の6号ソロを放った。1回2死。広島森下の151キロ直球を捉えた。インコース低めを鋭く振り抜き、右翼スタンド中段まで飛ばした。打った瞬間、堂々の確信歩きだった。「シンプルに自分のスイングをすることだけを考えて打席に入ったよ。何よりも、チームのために先制点を取れたことがうれしいね」と喜んだ。

◆西武ルーキーの古賀悠斗捕手(22)がプロ初打点を挙げた。2回1死二塁。カウント3-2から広島森下の138キロカットボールを捉えた。鋭いライナー。三塁手坂倉のグラブをすり抜け、左翼線への適時二塁打となった。二塁ベース上で実感を込めて、手をたたき、両拳を上げた。「つなぐ意識で打席に入りました。平沼さんが二塁まで行ってくれて、シングルヒットで帰ってこられると思っていたので、いい結果になって良かったです」と話した。中大からドラフト3位で入団し、この日が10試合目の出場。9試合ぶりのスタメン起用に応えた。

◆広島は拙攻に泣き、1試合を残して「3年連続」の交流戦最下位が決まった。コロナ禍で中止となった20年を挟んで、19年から最下位続き。交流戦がスタートした05年から17シーズンで6度目の最下位となり、12球団単独ワーストの屈辱となった。先発の森下暢仁投手(24)は毎回の9安打を浴びながらも6回2失点と粘った。1回に3番オグレディの右越えソロで先制されると、2回には9番古賀に左翼線適時打でプロ初打点を献上。それでも3回以降は要所を締め、なんとかゲームを作った。だが、打線が勝負どころで苦しんだ。2点を追う3回1死二塁で1番宇草孔基外野手(25)が右前適時打を放った後、ホームが遠かった。4回は3安打で1死満塁としながら、8番小園海斗内野手(22)が捕邪飛、9番石原貴規捕手(24)は二ゴロ。5回1死満塁では5番坂倉将吾捕手(24)が三ゴロ併殺打。6回1死二塁の好機も生かせなかった。森下は交流戦3戦全敗となる3連敗で4敗目(4勝)。打線は今季交流戦17試合で2本塁打、33得点。残り1試合の状況で、16年阪神が記録した3本塁打、44得点の交流戦最少記録を下回る危機に陥っている。チームはこれで今季交流戦5勝12敗。リーグ戦では再び借金1となった。

◆広島宇草孔基外野手(25)が今季初タイムリーを決めた。「1番左翼」で先発。2点を追う3回1死二塁、しぶとく一、二塁間を抜く右前適時打で1点差に迫った。「常にいい準備を続けていこうと心掛けていた。練習から生き生きしたプレーを見せられるようにと思っていました」左翼守備でも間一髪のダイビングキャッチを決めるなど、攻守でハッスル。ただ、チーム全体としては6回2失点の森下暢仁投手(24)を援護できず、「暢仁(森下)に絶対に勝ちをつけたいと思っていた。勝ちたかったです」と言葉に悔しさをにじませた。▽広島森下(6回9安打2失点も自身3連敗) ゲームを作れていない。本当に申し訳ないです。見てもらった通りだと思いますし、本当にチームに貢献できてない。次、頑張りたい。

◆広島先発の森下暢仁投手(24)は6回9安打2失点の粘投も報われず、交流戦3戦全敗を喫した。1回に3番オグレディの右超えソロで先制されると、2回には9番古賀に左翼線適時打でプロ初打点を献上。毎回安打を浴びながらも3回以降は要所を締めたが「ゲームを作れていない。本当に申し訳ないです」と猛省した。繊細な制球力を欠き、自身3連敗で4敗目(4勝)。「もう見てもらった通りだと思いますし、本当にチームに貢献できてない。次、頑張りたいです」と言葉に力を込めた。

◆広島は拙攻に泣き、「3年連続」の交流戦最下位が決まった。交流戦自体が中止となった20年を挟んで最下位続き。同戦6度目の最下位は12球団単独ワーストの屈辱となった。先発森下が6回9安打2失点と粘投も、打線は2度の1死満塁で無得点。佐々岡監督は「あと1本がなかった。今日はそこでしょうね」と振り返った上で、交流戦順位確定には「明日、頑張るだけです」。リーグ戦でも再び借金1を背負った。▽広島森下(6回9安打2失点も自身3連敗) ゲームを作れていない。本当に申し訳ないです。見てもらった通りだと思いますし、本当にチームに貢献できてない。次、頑張りたい。

◆西武山川穂高内野手(30)が規定打席に到達した。この日は4打席立った。1四球の3打数ノーヒットで打率3割9厘に下げたが、打席数は192に。これが西武は62試合目でギリギリ乗った。これで打率は日本ハム松本剛、ソフトバンク今宮に続き、3位にランクインした。なお本塁打19本は断トツトップ、打点40はリーグ2位となる。山川は3月30日に軽度の右太もも裏肉離れで14試合を欠場していた。◆規定打席数 1軍の規定打席数はチーム試合数×3・1で計算。小数点以下は四捨五入。▽西武平沼(今季初スタメンでプロ初の4安打) 1打席1打席集中して打席に入った。自分でも驚いている。自分は必死でやるだけなので、これを続けていけるように頑張りたい。

◆西武平沼翔太内野手(24)が、プロ7年目で初の1試合4安打をマークした。8日に1軍昇格し、「7番三塁」で今季初スタメンに名を連ねた。2回の第1打席に右前打を放つと、一気に固め打ち。その後も左前打、中前打、右前打とバットが止まらなかった。4打数4安打だった。前日10日に呉念庭が自打球を当て、右膝打撲をしたことで、巡ってきたチャンスだった。これまで3安打は3度あったが、4安打は初めて。お立ち台にも上がって「1打席1打席集中して打席に入った。4安打というのは狙って打てるものではないので、自分でも驚いている。自分は必死にやるだけ。今日みたいなのを続けていけるように頑張っていきたい」と笑顔を見せた。前日の打席で「タイミングがよく取れていた」と起用を決めた辻監督も、さすがに驚きの様子だった。「すごかったね。あんなの初めて見た」と目を丸くした。

◆西武ルーキーの古賀悠斗捕手(22)がプロ初となる打点&マルチ安打をマークした。2回の第1打席。1死二塁から広島森下の138キロカットボールを捉えて、左翼線へ強烈なライナーを放った。適時二塁打とし、二塁ベース上で両手を上げた。「ホントにうれしかった」と笑顔が弾けた。6回にも左前打で続いた。バットで存在感を示したが、「今日はまぐれかなと思っている」。むしろ確かな自信となったのは、守備の方だった。内角も有効的に使う強気のリードで、再三のピンチをしのいだ。投手の特徴、場面を考え、意思を持ってボールを選択した。自慢の強肩で走者を封じ込めた場面もあった。「守備の面で1失点に抑えられたのが一番の収穫。自信になりました」と語った。正捕手の森が本調子に戻れば、もっと機会は限られてくるとも知る。中大からドラフト3位で入団したルーキーは「スタメンは貴重」と言う。9試合ぶりのスタメンでアピールに成功した。辻監督も「素晴らしかった。投手を生かすようなリードをしてくれた。打撃もいいものを持っている」と目を細めた。

◆右足の骨挫傷から約1カ月ぶりの1軍復帰となった源田壮亮は5打数1安打だった。昇格即「2番遊撃」で先発。第4打席に左前打を放って「1本出てホッとしました。また1日1日全力で頑張っていきたい」。久々に1軍の緊迫感を味わいながら、1点差の試合でフル出場。「こういう試合展開だったのでめっちゃ疲れました。今日は早く寝ます」と笑った。

◆西武は右足骨挫傷のため離脱していた源田壮亮内野手(29)を出場選手登録。この日の広島戦のスタメンに「2番・遊撃」で名を連ねた。源田は5月6日の日本ハム戦で自打球を右足に当て途中交代。右足舟状骨骨挫傷と診断され、翌7日に1軍登録を抹消された。復帰に際し源田は「(足のけがだったので)自分でコントロールできない動きや、とっさの動きの時に痛みが出ないかというのを確認してきました。マシン打撃や、ティーバッティングもしっかりやってきたので、(打席では)食らいついていきたいと思います!」とコメント。また自身の離脱中に支配下登録され、遊撃で出場を続けていた18歳の育成ドラフト2位・滝沢(関根学園高)については「動きも俊敏で、相手からしたら嫌な選手なんだろうなと感じました。すごいなと思いますし、負けていられないです!」と話した。

◆西武のドラフト3位・古賀悠斗捕手(22)=中大=が「9番・捕手」で先発し、二回にプロ初打点となる左適時二塁打を放った。1点リードの二回1死二塁で迎えた第1打席。広島先発・森下の真っすぐを捉えて、左翼線二塁打とし「繋ぐ意識で打席に入りました。平沼さんが(盗塁で)二塁まで行ってくれて、シングルヒットで返ってこれると思っていたのでいい結果になってよかったです」とコメントした。

◆西武が逃げ切った。一回にオグレディの6号ソロ、二回に古賀の適時二塁打で先行。4回1失点で降板した松本の後を、5人の継投で得点を許さなかった。3番手の本田が2勝目。広島は三回の1点のみで、借金1。

◆広島は中止となった2020年を除き、19、21、22年と交流戦の最下位が決まった。三回に宇草の適時打で1点差に迫ったが、四回以降は好機を生かせなかった。佐々岡監督は「あと一本が出なかった。次の試合を頑張るだけ」と淡々と話した。先発の森下はリズムに乗れず、6回9安打2失点で、自身3連敗。「チームに貢献できていない。ゲームをつくれず申し訳ない」と言葉少なだった。

◆西武は序盤にドラフト3位・古賀悠斗捕手(22)=中央大=のプロ初打点となる適時二塁打などで2点を先制すると、6投手の継投でリードを守り切って連敗を2で止めた。以下、試合後の西武・辻発彦監督(63)の主な一問一答。--ドラフト2位の古賀が好リード「素晴らしかった。(先発の)松本以降に出てきた投手らとも内角を攻めて、いい引き出しを出してくれた気がする。投手を生かすようなリードをしてくれた」--古賀は打っても2安打「打撃もいいものをもっている。見事な2本の安打だった」--今日は森ではなく古賀を捕手で起用した「森の調子もあったし(昨日は森がスタメンで)ナイターデーで疲れもあったので、今日は古賀でいった」--源田が戻ってきた「ずっと状態自体はよかった。まあ守備が少なかったので、昨日(2軍戦で)やったことで本人も行く気満々だったのでね。まあ大丈夫じゃないですか」-―オグレディの状態が上がってきた「非常に良くなってきた。練習でも非常に良い形になってきた」―-試合前にスコアボードに映される辻監督の紹介時の選手のパフォーマンスが話題になっているが、今日は18歳の滝沢が登場「(いつもやってた)柘植もいなくなったし、これはもう今売り出し中の夏央(滝沢)しかないと。凄い嫌がったけど」--監督が自ら指名した「今日はね、今日は。明日は分からんよ。夏央は全国区にしなきゃいけない」

◆西武・平沼翔太内野手(24)が「7番・三塁」で今季初のスタメン出場。プロ7年目で初の1試合4安打を放った。「自分でも驚いている。チャンスをもらえたので一打席一打席、集中して打席に入った」。二回に右前打、四回に左前打、六回に右前打、八回に右前打とすべて単打で4安打。盗塁も2つマークした。平沼は敦賀気比高から2016年にドラフト4位で日本ハムに入団。昨年8月にトレードで西武に加入した。

◆西武のドラフト3位・古賀悠斗捕手(22)=中大=が好守に活躍した。「つなぐ意識で打席に入った」と二回にプロ初打点となる適時二塁打を放つと、六回は左前打。初の複数安打をマークした。守備では6人の継投で1点に封じた投手陣を好リード。辻監督は「投手を生かすリードをしてくれた。打撃もいいものを持っている」と目を細めた。

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<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
1340 0.765
(↑0.015)
-
(-)
175
(+7)
51
(+4)
23
(+2)
13
(+1)
0.270
(↑0.006)
2.630
(↓0.09)
2
(-)
阪神
1160 0.647
(↑0.022)
2
(-)
153
(+3)
37
(+2)
9
(-)
19
(+1)
0.250
(-)
2.010
(↑0.1)
3
(2↑)
DeNA
980 0.529
(↑0.029)
4
(-)
155
(+2)
51
(+1)
14
(+1)
7
(+1)
0.255
(↓0.008)
2.440
(↑0.2)
3
(-)
ロッテ
980 0.529
(↓0.034)
4
(↓1)
161
(+1)
55
(+2)
16
(-)
14
(+3)
0.227
(↓0.003)
2.940
(↑0.1)
3
(-)
ソフトバンク
980 0.529
(↓0.034)
4
(↓1)
168
(+4)
42
(+7)
11
(+1)
13
(-)
0.270
(↓0.002)
2.490
(↓0.29)
6
(1↓)
ORIX
890 0.471
(↓0.029)
5
(↓1)
152
(+2)
48
(+3)
6
(-)
6
(+1)
0.269
(↑0.006)
2.430
(↑0.12)
6
(2↑)
楽天
890 0.471
(↑0.033)
5
(-)
141
(+8)
54
(+1)
7
(+1)
9
(+1)
0.224
(↑0.008)
3.200
(↑0.14)
6
(2↑)
西武
890 0.471
(↑0.033)
5
(-)
158
(+2)
55
(+1)
16
(+1)
12
(+4)
0.229
(↑0.007
2.760
(↑0.11)
6
(1↓)
巨人
890 0.471
(↓0.029)
5
(↓1)
159
(+1)
69
(+8)
17
(-)
16
(-)
0.229
(-)
3.770
(↓0.3)
10
(2↓)
中日
7100 0.412
(↓0.026)
6
(↓1)
145
(-)
67
(+10)
7
(-)
5
(-)
0.229
(↓0.004)
3.730
(↓0.43)
10
(1↑)
日本ハム
7100 0.412
(↑0.037)
6
(-)
167
(+10)
66
(-)
11
(-)
10
(-)
0.255
(↑0.008)
3.680
(↑0.23)
12
(-)
広島
5120 0.294
(↓0.019)
8
(↓1)
133
(+1)
72
(+2)
2
(-)
2
(-)
0.224
(↑0.001
3.940
(↑0.1)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
39211 0.650
(↑0.006)
-
(-)
82241
(+7)
195
(+4)
63
(+2)
39
(+1)
0.242
(↑0.002)
2.780
(↓0.02)
2
(-)
巨人
36300 0.545
(↓0.009)
6
(↓1)
77248
(+1)
263
(+8)
67
(-)
33
(-)
0.242
(-)
3.490
(↓0.08)
3
(-)
広島
30312 0.492
(↓0.008)
9.5
(↓1)
80235
(+1)
216
(+2)
26
(-)
10
(-)
0.251
(↓0.001)
3.190
(↑0.02)
4
(1↑)
DeNA
26310 0.456
(↑0.01)
11.5
(-)
86194
(+2)
238
(+1)
42
(+1)
21
(+1)
0.250
(↓0.002)
3.720
(↑0.08)
5
(1↑)
阪神
28351 0.444
(↑0.009)
12.5
(-)
79197
(+3)
184
(+2)
44
(-)
48
(+1)
0.231
(↑0.001)
2.670
(↑0.04)
6
(2↓)
中日
27340 0.443
(↓0.007)
12.5
(↓1)
82188
(-)
234
(+10)
35
(-)
20
(-)
0.241
(↓0.002)
3.700
(↓0.11)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
楽天
34241 0.586
(↑0.007)
-
(↓0.5)
84199
(+8)
172
(+1)
35
(+1)
46
(+1)
0.235
(↑0.002)
2.810
(↑0.03)
2
(1↓)
ソフトバンク
34251 0.576
(↓0.01)
0.5
(↑0.5)
83240
(+4)
184
(+7)
35
(+1)
35
(-)
0.266
(-)
2.770
(↓0.07)
3
(-)
ORIX
30330 0.476
(↓0.008)
6.5
(↓0.5)
80173
(+2)
198
(+3)
23
(-)
33
(+1)
0.231
(↑0.002)
2.800
(↑0.04)
4
(-)
西武
29321 0.475
(↑0.008)
6.5
(↑0.5)
81192
(+2)
189
(+1)
44
(+1)
29
(+4)
0.225
(↑0.002
2.550
(↑0.03)
5
(1↓)
ロッテ
28331 0.459
(↓0.008)
7.5
(↓0.5)
81197
(+1)
211
(+2)
37
(-)
60
(+3)
0.218
(↓0.001)
2.820
(↑0.03)
6
(-)
日本ハム
25370 0.403
(↑0.01)
11
(↑0.5)
81215
(+10)
235
(-)
49
(-)
44
(-)
0.239
(↑0.002)
3.620
(↑0.06)