日本ハム(☆10対0★)中日 =交流戦2回戦(2022.06.11)・札幌ドーム=
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中日
0000000000500
日本ハム
30003031X101300
勝利投手:杉浦 稔大(3勝5敗0S)
敗戦投手:岡田 俊哉(0勝2敗0S)
  DAZN
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◆日本ハムは初回、松本剛と野村の適時二塁打で3点を先制する。そのまま迎えた5回裏には、今川の適時二塁打と石川亮のスクイズで3点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・杉浦が6回4安打無失点の好投で今季3勝目。敗れた中日は、投打ともに振るわなかった。

◆バスケットボールBリーグ1部レバンガ北海道の折茂武彦社長(52)と、サッカーJ1コンサドーレ札幌元主将の河合竜二CRC(コンサドーレ・リレーションズ・キャプテン=43)が、ファーストピッチを務めた。折茂社長は3度目、河合CRCは2度目となる日本ハムホームゲームでの始球式。そろってノーバウンド投球を披露し、スタンドをわかせた。折茂社長は「低めを狙った。完璧。これまでは(投げ終えた)ボールに土がついてしまっていたが、今回は真っ白なままでうれしい」。河合CRCは「前回はワンバウンドだったので、キャッチャーまで届いて良かった」と笑顔で振り返った。日本バスケットボール界の"レジェンド"と呼ばれる折茂社長は、50歳までBリーグ1部でプレーし、19-20シーズンをもって現役引退。その後、引退試合が計画されたがコロナ禍で計3度延期となり、引退から2年経過し、ついに18日、札幌・北海きたえーるで実現する。引退試合には自身が社長を務めるレバンガ北海道を指揮する日本代表時代からの盟友で"ミスター・バスケットボール"と呼ばれ、FIBA殿堂入りも果たしている佐古賢一監督(51)も「TEAM LEGEND(チーム レジェンド)」の一員として参戦。さらに、昨年の東京五輪でバスケットボール女子日本代表を銀メダルに導いたトム・ホーバス氏(55=現男子日本代表監督)が、同チームの監督を務めることが、発表されている。

◆中日ドラフト2位、鵜飼航丞外野手(22=駒大)がNPB野手の連続打席三振記録に並んだ。2回2死一塁で迎えた第1打席の空振り三振でセ・リーグ野手では75年巨人ジョンソンが記録していた8打席連続三振に並ぶと、5回の第2打席も日本ハム先発杉浦の130キロフォークに空振り三振。野手では楽天鉄平が06年に記録した9打席連続三振のNPB記録に並んだ。投手を含めると、03年横浜(現DeNA)ドミンゴの18打席連続が最長。

◆日本ハムが前夜のサヨナラ勝利の勢いそのままに、初回に3点を先制した。1死一、二塁で首位打者の松本剛外野手(28)が左翼線へ2点適時二塁打。なお1死二塁で、野村佑希内野手(21)が中越え適時二塁打で続いた。野村は「走塁用手袋を新調してからはめられていなかったので、ようやくはめることができて良かったです」とニンマリ。今カードは「ドラゴンクエストウォーク」とのコラボ試合を開催中。イニング間やアウト時のBGMで、同ゲームの挿入歌が流れている。松本剛は「ドラクエウォーク打!」とノリノリでコメントした。

◆BIGBOSSこと日本ハム新庄剛志監督(50)の奇策が決まった。3点リードの5回1死二、三塁。石川亮捕手(23)が4球目の高めのボールをバント。一塁方向へ転がした間に、三塁走者谷内が本塁生還。さらに一塁手のA・マルティネスが打球処理にもたついている間に、二塁走者今川が一気に2点目のホームを踏んだ。2ランスクイズでリードを広げ、新庄監督は熱っぽくガッツポーズをつくった。石川亮は「This is BIGBOSS baseball」とコメントした。

◆大阪桐蔭出身の日本ハム4年目右腕、柿木蓮投手(21)が、力投でプロ初登板を飾った。6点リードの7回、2番手で登板。先頭A・マルティンスには、最速150キロを計測するなど直球主体に右飛に打ち取った。続く阿部は146キロでバットをへし折り二飛。高橋周は141キロで、再びバットを折って二ゴロに仕留めた。危なげなく3者凡退。叫びながら、気迫満点にベンチに戻った。自分のことのように喜ぶ新庄剛志監督(50)に出迎えられ、柿木もようやく笑顔を見せていた。

◆日本ハムがBIGBOSS新庄剛志監督(50)の奇策もまじえて快勝した。3-0の5回1死二、三塁、石川亮捕手(23)が4球目の高めのボールをバント。一塁方向へ転がした間に、三塁走者谷内が本塁生還。一塁手のA・マルティネスが打球処理にもたついている間に、二塁走者の今川も一気にホームへ駆け込んだ。2ランスクイズを決めた石川亮は2ストライクからのサインに「ビッグボス野球が浸透してきているので何かあると準備していたが、まさか2ストライクからスクイズとは思わなかったが、覚悟を決めてやった。とにかく1点でも多く取って杉浦さんに勝ちをつけたかった」と振り返った。先発の杉浦稔大投手(30)は今季最長となる6回を投げ、4安打無失点で3勝目。「ここ最近4、5回でつまかまっているので、同じことを続けてはいけないと気合を入れて抑えた。こんなに打線に援護してもらって、他の投手に申し訳ない」と13安打で10点を挙げた野手陣に感謝した。

◆日本ハム4年目の柿木蓮投手(21)が1軍初登板を3者凡退で飾った。6点リードの7回、最速150キロを計測しバットを2度へし折るなど気迫満点。「開き直り、じゃないですけど自分の持っている以上は出そうとしなかった」と真っ向勝負した。18年夏の甲子園で大阪桐蔭の優勝投手。優勝メンバーの中日根尾はベンチ外で対戦はかなわず。「どの場面でも関係なく思い切り投げたい」と一歩踏み出した。

◆中日が今季2度目の5連敗を喫し、借金は最多の「7」となった。先発転向2戦目の岡田俊哉投手(30)が初回3失点で降板。5回には日本ハムに1死二、三塁から2点スクイズも決められるなどで失点。打線も沈黙し0-10のワンサイドゲームで今季11度目の完封負け。交流戦負け越しも決まった。試合後の立浪和義監督のコメントは以下の通り。?-岡田が制球を乱して1回で降板「本人も意気込んではいた。ファームで頑張ってたので、チャンスは与えたが、ストライクが入らなかったら、調子うんぬんではなく、本人の気持ちの問題と思う。ここをクリアしてくれないと」-1回で交代というのは立浪監督 「今の打線の状態を考えると、3点を追いかける形になる。5回に次の3点取られるまでに、(中日が)1点もかえせなかったことが全て」-2ランスクイズも決められた立浪監督 「本当にいいようにやられている。反省して、1つでも取り返せるように、それしかない」-A・マルティネスが久々の一塁守備でスクイズを決められた立浪監督 「一塁に早く投げないといけないというところでファンブルした。4点ビハインドだから、2ストライクからでもスクイズとか、気配もあった。向こうの流れで、いいようにやられた」-今季最大点差をつけられ5連敗立浪監督 「よくなりかけて、ロッテ戦の初戦負けから、こういう流れになってる。負け出すと投打ともにズルズルいってしまう。昨日は大野雄が頑張ってくれたが、我々、選手も含めて、しっかり受け止めて、強くなっていかないといけない」-どう打開する立浪監督 「日本ハムの選手はパ・リーグ最下位だがハツラツと、ぎらぎらと目を輝かせている。ウチの打線はチャンスなのにピンチのような感じで打席に立ってる。開幕からずっと言ってるが、思い切って積極的にやることを続けていかないといけない」-鵜飼は9打席連続三振立浪監督 「結果がでないと打席でもいろいろ...。空振りを恐れずにと言っている。初球に変化球待ってて、真っすぐでとられて。変化球待ってるところで、逆で。悪い意味ではまっている。空振りはしてもいいと言ってる。試合の中で球の見極めができるようになってくればと思って出している」-起用方針は変えない立浪監督 「あんまり続くとね。先発投手も勝つためにやっている。内容も多少はね。あまりにもとんでもないボール振ってると...。先発投手は勝つために一生懸命やっている」-最下位転落の可能性も出てきた立浪監督 「それが今のチームの力。まだまだ先に試合はある。1つでも上にいけるように頑張ってやっていきます」

◆日本ハム野村佑希内野手(21)が今季3度目の4安打で勝利を引き寄せた。2点先制直後の初回1死二塁で中前適時打を放つと、3回の第2打席で遊撃内野安打、5回に右前打、7回無死一塁では左翼線二塁打。前日10日は不振でスタメンを外れBIGBOSSから「恋でもしたのかな」と心配されたが、1日で復活し「(野手総合兼打撃コーチの)金子さんが、いろいろ引き出しをくれたりして。いい結果がだいぶ出た」と感謝した。

◆日本ハムが「日本生命セ・パ交流戦」の中日戦で快勝した。「ドラゴンクエストウォーク」とのコラボ試合2日目。新庄剛志監督(50)が「ガンガンいこうぜ!」とばかりに仕掛けた。4-0の5回1死二、三塁、カウント1-2から石川亮捕手(26)が相手の意表を突く2ランスクイズ。今季5度目の2桁得点で"竜退治"に成功し、チームは6月初の2連勝&カード勝ち越しを決めた。痛快な"竜退治"だった。3-0の5回、どうやらBIGBOSSはパルプンテを唱えたようだ。1死から今川の適時二塁打を含む3連続長短打で1点を加えると、打席には本拠地で今季初めてスタメンマスクを被った石川亮。カウント1-2からの4球目をバットに当て、前に出た一塁手と投手の間に、うまく転がした。三走の谷内はもちろん、二走の今川まで悠々とホームにかえって2点追加。両拳を天に突き上げ、さらに右手で今季一番派手なガッツポーズを作った新庄監督は「完璧ですよ。キャンプからやってきたことが、ミスなく1発で成功した。それが、すごくうれしい。このうれしさを、みんなに分かって欲しいな」と大喜びだ。3バントの緊迫した状況で、絶妙なスクイズを決めた石川亮は「BIGBOSS野球が浸透しているので『何かあるだろう』と準備はしていた。『ヨッシャ、ここで決めてやる』と。ここ数年で一番緊張した」。不思議と失敗のイメージは湧かなかった。5月31日に今季初昇格するまで2軍暮らしが続き、悔しい思いもしたが「いつ呼ばれてもいいように心と体の準備はしてきた」という。「ボスは『ミスしてもいいから思い切ってやれ』という環境を作るのが、すごくうまい」と、成功の秘訣(ひけつ)を明かした。サイン通り、迷わずノンストップで三塁を蹴った二走の今川は、打っても4打数3安打3打点と大暴れした。5回に追加点の適時二塁打を放った際には「いまがわゆうまの『かいしんのいちげき』がでた。しゅうねん」と"ドラクエ風"にコメント。チームは今季5度目の2桁得点で、交流戦2度目のカード勝ち越しを決めた。新庄監督は「元気はつらつで気持ち良かったっす! 勝ち負けより(選手の)成長の方がうれしい。どんどん大きく成長して、いやらしいチームにしていきます」。最強への旅は続く。【中島宙恵】○...先発杉浦が今季最長となる6回を投げ、4安打無失点で3勝目を挙げた。5月28日巨人戦は5回に4失点、4日の阪神戦も連打を浴び2失点した5回で降板。"鬼門"の5回を3者凡退で切り抜け「最近4、5回でつまかまっているので、同じことを続けてはいけないと気合を入れた。打線に援護してもらい、他の投手に申し訳ない」と13安打で10点を挙げた野手陣に感謝した。

◆日本ハムは今季5度目の2桁得点で2連勝。2ランスクイズで加点するなど、BIGBOSS野球全開で相手を揺さぶり、交流戦2度目のカード勝ち越しを決めた。新庄剛志監督(50)の一問一答は以下の通り。-素晴らしい勝利新庄監督 ありがとうございます! 元気はつらつで気持ち良かったっす!-いい形で先制した新庄監督 杉浦君がいいテンポで投げてくれたので、テンポの良さが打線につながった。今日は安心してベンチで見られた。-5回の追加点は新庄監督 キャンプからやっていたこと。点が入ったうれしさじゃなく、2ストライクから、キャンプからやってきたことを一発でバッターもランナーもサインミスなしで、今川君も一気に(ホームに)来てくれたっていう、その信頼関係。一発で成功してくれたことが、すごくうれしい。このうれしさを、みんなに分かって欲しいな。-7回には柿木がプロ初登板新庄監督 鎌ケ谷でテレビで見ていた時は144~145キロぐらいだったんですけど「150出るよ」と話していた。初登板のアドレナリンで、150キロ出して、バットを2本折って...。本人以上に僕がうれしくなりました。-リードしている場面で初登板の投手を使う。決断が難しい新庄監督 いや、まったく。3点差だろうが、今日は柿木君で行きたいという話しをしていた。-今カード勝ち越し新庄監督 勝ち負けより、成長の方がうれしい。どんどん大きく成長して、いやらしいチームにしていきたい。-初回から仕掛けるような新庄監督 いや、そういう意味ではない。ノーヒットで点を取りに行く気持ちで、ずっといるので。難しいですから、野球は。でも、こういう風に点が入ると、野球って簡単だなと思う。面白いスポーツだなと。-試合後の儀式も定着新庄監督 活躍した選手に、しゃべらせる練習も含めてやらせている。-交流戦も残り1試合新庄監督 交流戦どうこうより、毎日が楽しい。楽しくやっているということは、シーズンはすごく早く終わると思う。1日をかみしめながら、楽しみながら、悔いのないようにやっていきたい。

◆中日が今季2度目の5連敗を喫し、阪神と入れ替わり最下位に転落した。借金は最多の「7」となった。先発転向2戦目の岡田が初回3失点で降板。5回には1死二、三塁からツーランスクイズも決められるなど日本ハムにやりたい放題やられた。打線も沈黙し、0-10で今季11度目の完封負け。立浪監督は「いいようにやられた。日本ハムの選手はパ最下位だが、ハツラツ、ぎらぎらやっている」と振り返った。交流戦負け越しも決まった。▼ルーキー鵜飼航丞外野手が5回の三振で、8日ロッテ戦の第4打席から9打席連続三振。連続打席三振は03年に投手のドミンゴ(横浜)がマークした18打席が最長だが、野手では06年鉄平(楽天)の9打席に並び、史上2度目のワースト記録となった。セ・リーグ野手では75年ジョンソン(巨人)、新人野手としては20年勝俣(オリックス)の各8打席のワースト記録を更新。

◆4年越しのマウンドで、真っ向勝負した。日本ハム柿木蓮投手が、3者凡退で1軍デビューを飾った。6点リードの7回。「開き直りじゃないですけど、やってきたことを、ただ出すだけだと思った」。みなぎるアドレナリンを1球ごとに込めた。最速150キロ。1死、2死はバットをへし折り奪った。気迫満点。三塁側ベンチには「ヨッシャー!」と連呼しながら戻った。新庄監督は満面の笑みで出迎えてくれた。この日、柿木を登板させることは決めていたという。「本人以上に僕がうれしくなりました」と大興奮。新人の時から見ている捕手石川亮も「あんな柿木、見たことがない」と最高潮のボルテージに揺さぶられた。18年夏の甲子園で大阪桐蔭の優勝投手。鳴り物入りで入団も、吉田や野村ら高卒同期4人が続々と1軍へ。唯一、取り残されていた。「焦りもありましたけど、やっぱり悔しさのほうが強かった」。現状打破へ20年オフからロッテ石川に弟子入りし、体の使い方から学んだ。「体現できるようになってきた」。ようやくプロのスタートラインに立った。「長かったですね。今日みたいにゾーンで勝負するのが僕の持ち味。どの場面でも関係なく、思い切り投げていきたい」。待望のピースが加わった。【田中彩友美】

◆中日が今季2度目の5連敗を喫し、阪神と入れ替わり最下位に転落した。借金は最多の「7」となった。先発転向2戦目の岡田が初回3失点で降板。5回には1死二、三塁からツーランスクイズも決められるなど日本ハムにやりたい放題やられた。打線も沈黙し、0-10で今季11度目の完封負け。立浪監督は「いいようにやられた。日本ハムの選手はパ最下位だが、ハツラツ、ぎらぎらやっている」と振り返った。交流戦負け越しも決まった。▼ルーキー鵜飼航丞外野手が5回の三振で、8日ロッテ戦の第4打席から9打席連続三振。連続打席三振は03年に投手のドミンゴ(横浜)がマークした18打席が最長だが、野手では06年鉄平(楽天)の9打席に並び、史上2度目のワースト記録となった。セ・リーグ野手では75年ジョンソン(巨人)、新人野手としては20年勝俣(オリックス)の各8打席のワースト記録を更新。

◆痛快な"竜退治"だ。日本ハム新庄剛志監督(50)が、4-0の5回1死二、三塁から意表を突く2ランスクイズを仕掛けた。1死から3連続長短打で1点を加え、打席には本拠地では今季初スタメンマスクの石川亮。カウント1-2からの4球目をバットに当て、前に出た一塁手と投手の間に、うまく転がした。三走の谷内に続き、二走の今川まで悠々とホームにかえって2点追加。両拳を天に突き上げ、さらに右手で今季一番派手なガッツポーズを作った新庄監督は「完璧ですよ。キャンプからやってきたことが、ミスなく一発で成功した。このうれしさを、みんなに分かって欲しいな」と大喜びだ。3バントの緊迫した状況で決めた石川亮は「BIGBOSS野球が浸透しているので『何かあるだろう』と準備はしていた。ここ数年で一番緊張した」。不思議と失敗のイメージは湧かなかった。「ボスは『ミスしてもいいから思い切ってやれ』という環境を作るのが、すごくうまい」と、成功の秘訣(ひけつ)を明かした。チームは今季5度目の2桁得点で、交流戦2度目のカード勝ち越し。新庄監督は「勝ち負けより(選手の)成長の方がうれしい。どんどん大きく成長して、いやらしいチームにしていきます」。最強への旅は続く。【中島宙恵】

◆日本ハム・野村佑希内野手(21)が、16打席ぶりの安打となる適時打を放ち追加点を挙げた。「5番・三塁」で先発出場。一回1死一、二塁で先制の2点二塁打を放った松本に続いた。なおも1死二塁で中日・岡田の144キロ直球を捉えて中越えの二塁打に。3―0とリードを広げた。「走塁用手袋を新調してから、はめられていなかったので、ようやくはめることができてよかったです」そうコメントするほど長らく、塁に出られていなかった。6月5日の阪神戦(甲子園)の第3打席で左中間適時二塁打を放って以降、15打席連続で無安打&出塁なし。前日10日はスタメンを外れていた。新庄監督も「恋でもしたのかな」と心配していた。

◆日本ハムが13安打で大勝。一回に松本剛、野村の連続適時二塁打で3点を先制。五回は石川亮の2点スクイズなどで得点し七、八回にも加点した。杉浦は6回無失点で3勝目。中日は11度目の零敗で5連敗を喫し、今季最多の借金7。

◆日本野球機構(NPB)の森健次郎審判員が11日の日本ハム―中日2回戦(札幌ドーム)で三塁塁審を務め、通算2500試合出場を達成した。NPB審判員としては46人目、現役では4人目。石山智也審判員は二塁塁審を務め、通算1000試合出場を達成。NPB審判員として133人目、現役では26人目。

◆中日の鵜飼が第1、2打席で空振り三振を喫し、連続打席三振が「9」となり、2006年の鉄平(楽天)に並んでセ、パ両リーグの野手でワーストとなった。3打席目は遊ゴロ。試合後は「頑張ります」と広報を通じてコメントした。駒大からドラフト2位で入団した右の新人外野手。五回の3球三振で1975年のジョンソン(巨人)を抜き、セの野手で最多となった。プロ野球記録は2003年に投手のドミンゴ(横浜)が記録した「18」。

◆4年目の日本ハム・柿木蓮投手(21)がプロ初登板を果たした。七回に2番手で登場し、1回を無安打無失点。直球は最速150キロをマークし、バットをへし折るなど力があった。大阪桐蔭高時代には2018年に甲子園を春夏連覇した。中日・根尾やロッテ・藤原が同期。一歩目を踏み出した右腕は「(ストライク)ゾーンで勝負するのが持ち味。どの場面でも思い切り投げていきたい」と意気込んだ。

◆何度も右拳を突き上げた。温めてきた策を〝解禁〟し、10―0の完勝。日本ハム・新庄剛志監督(50)は「気持ち良かったッス。このうれしさをみんなに分かってほしいな」と、してやったりの笑みを浮かべた。五回、4―0としてなお1死二、三塁。ここでとっておきのカードを切った。相手が投球動作に入った瞬間、カウント1―2と追い込まれていた石川亮がバットを寝かせ、一塁方向へ完璧に転がした。三塁走者が生還...だけで終わらず、二塁走者もノンストップ。キャンプから繰り返し練習してきた「2ランスクイズ」を決め、指揮官は「打者も走者もサインミスなしで、一発で成功してくれたことがすごくうれしい」と歓喜に浸った。無警戒だった相手に、小さな技で大ダメージを与えた。「一回やったから、もう警戒されるでしょう。また違う作戦、駆け引きになってきますね」。BIGBOSSは、さらなる想像を超える一手に思いを巡らせた。(箭内桃子)

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<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
1340 0.765
(↑0.015)
-
(-)
175
(+7)
51
(+4)
23
(+2)
13
(+1)
0.270
(↑0.006)
2.630
(↓0.09)
2
(-)
阪神
1160 0.647
(↑0.022)
2
(-)
153
(+3)
37
(+2)
9
(-)
19
(+1)
0.250
(-)
2.010
(↑0.1)
3
(2↑)
DeNA
980 0.529
(↑0.029)
4
(-)
155
(+2)
51
(+1)
14
(+1)
7
(+1)
0.255
(↓0.008)
2.440
(↑0.2)
3
(-)
ロッテ
980 0.529
(↓0.034)
4
(↓1)
161
(+1)
55
(+2)
16
(-)
14
(+3)
0.227
(↓0.003)
2.940
(↑0.1)
3
(-)
ソフトバンク
980 0.529
(↓0.034)
4
(↓1)
168
(+4)
42
(+7)
11
(+1)
13
(-)
0.270
(↓0.002)
2.490
(↓0.29)
6
(1↓)
ORIX
890 0.471
(↓0.029)
5
(↓1)
152
(+2)
48
(+3)
6
(-)
6
(+1)
0.269
(↑0.006)
2.430
(↑0.12)
6
(2↑)
楽天
890 0.471
(↑0.033)
5
(-)
141
(+8)
54
(+1)
7
(+1)
9
(+1)
0.224
(↑0.008)
3.200
(↑0.14)
6
(2↑)
西武
890 0.471
(↑0.033)
5
(-)
158
(+2)
55
(+1)
16
(+1)
12
(+4)
0.229
(↑0.007)
2.760
(↑0.11)
6
(1↓)
巨人
890 0.471
(↓0.029)
5
(↓1)
159
(+1)
69
(+8)
17
(-)
16
(-)
0.229
(-)
3.770
(↓0.3)
10
(2↓)
中日
7100 0.412
(↓0.026)
6
(↓1)
145
(-)
67
(+10)
7
(-)
5
(-)
0.229
(↓0.004)
3.730
(↓0.43)
10
(1↑)
日本ハム
7100 0.412
(↑0.037)
6
(-)
167
(+10)
66
(-)
11
(-)
10
(-)
0.255
(↑0.008
3.680
(↑0.23)
12
(-)
広島
5120 0.294
(↓0.019)
8
(↓1)
133
(+1)
72
(+2)
2
(-)
2
(-)
0.224
(↑0.001)
3.940
(↑0.1)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
39211 0.650
(↑0.006)
-
(-)
82241
(+7)
195
(+4)
63
(+2)
39
(+1)
0.242
(↑0.002)
2.780
(↓0.02)
2
(-)
巨人
36300 0.545
(↓0.009)
6
(↓1)
77248
(+1)
263
(+8)
67
(-)
33
(-)
0.242
(-)
3.490
(↓0.08)
3
(-)
広島
30312 0.492
(↓0.008)
9.5
(↓1)
80235
(+1)
216
(+2)
26
(-)
10
(-)
0.251
(↓0.001)
3.190
(↑0.02)
4
(1↑)
DeNA
26310 0.456
(↑0.01)
11.5
(-)
86194
(+2)
238
(+1)
42
(+1)
21
(+1)
0.250
(↓0.002)
3.720
(↑0.08)
5
(1↑)
阪神
28351 0.444
(↑0.009)
12.5
(-)
79197
(+3)
184
(+2)
44
(-)
48
(+1)
0.231
(↑0.001)
2.670
(↑0.04)
6
(2↓)
中日
27340 0.443
(↓0.007)
12.5
(↓1)
82188
(-)
234
(+10)
35
(-)
20
(-)
0.241
(↓0.002)
3.700
(↓0.11)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
楽天
34241 0.586
(↑0.007)
-
(↓0.5)
84199
(+8)
172
(+1)
35
(+1)
46
(+1)
0.235
(↑0.002)
2.810
(↑0.03)
2
(1↓)
ソフトバンク
34251 0.576
(↓0.01)
0.5
(↑0.5)
83240
(+4)
184
(+7)
35
(+1)
35
(-)
0.266
(-)
2.770
(↓0.07)
3
(-)
ORIX
30330 0.476
(↓0.008)
6.5
(↓0.5)
80173
(+2)
198
(+3)
23
(-)
33
(+1)
0.231
(↑0.002)
2.800
(↑0.04)
4
(-)
西武
29321 0.475
(↑0.008)
6.5
(↑0.5)
81192
(+2)
189
(+1)
44
(+1)
29
(+4)
0.225
(↑0.002)
2.550
(↑0.03)
5
(1↓)
ロッテ
28331 0.459
(↓0.008)
7.5
(↓0.5)
81197
(+1)
211
(+2)
37
(-)
60
(+3)
0.218
(↓0.001)
2.820
(↑0.03)
6
(-)
日本ハム
25370 0.403
(↑0.01)
11
(↑0.5)
81215
(+10)
235
(-)
49
(-)
44
(-)
0.239
(↑0.002
3.620
(↑0.06)