オリックス(★1対6☆)阪神 =交流戦1回戦(2022.06.10)・京セラドーム大阪=
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阪神
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ORIX
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勝利投手:青柳 晃洋(7勝1敗0S)
敗戦投手:山﨑 福也(2勝5敗0S)

本塁打
【阪神】大山 悠輔(14号・5回表3ラン)

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◆投打のかみ合った阪神が快勝。阪神は初回、大山が適時二塁打を放ち、先制に成功する。そのまま迎えた5回表には、大山の3ランなどで4点を挙げて、リードを広げた。投げては、先発・青柳が7回2安打無失点の力投で今季7勝目。敗れたオリックスは、攻守に精彩を欠いた。

◆阪神ドラフト5位の岡留英貴投手(22)が、1軍本体に合流した。このまま10日に出場選手登録される見込みで、プロ初の1軍昇格となる。岡留は沖縄尚学、亜大を経て阪神に入団。1月上旬に新型コロナウイルスに感染し新人合同自主トレへの合流が遅れたが、その後は順調にステップを踏んできた。2軍公式戦には16試合に登板し、15回1/3を投げ4失点、防御率2・35。4月30日のソフトバンク戦から8試合連続無失点と好成績を挙げている。前日9日の2軍オリックス戦(鳴尾浜)には7回1死一塁で登板し、ラベロを併殺に仕留めていた。サイドスローとスリークオーターの中間から投げ込む変則右腕。現在の阪神1軍の救援陣にはいないタイプで、貴重な"右殺し"として期待がかかる。

◆阪神青柳晃洋投手(28)は京セラドームと好相性。同球場では通算4試合登板して3勝0敗、防御率0.69。青柳は現在交流戦で16回2/3を投げて自責点0だが、得意球場で交流戦防御率0.00を維持できるか。

◆阪神は連敗阻止のため、阪神青柳晃洋投手(28)が先発する。右腕は京セラドーム大阪と好相性で、同球場では通算4試合登板して3勝0敗、防御率0・69。青柳は現在交流戦で16回2/3を投げて自責点0。得意の球場で交流戦防御率0・00を維持できるか注目だ。

◆「関西ダービー」の先手は虎が取った!阪神大山悠輔内野手(27)が、オリックスに先制パンチを浴びせた。初回2死一、二塁。山崎福の外角148キロをギリギリまで引きつけ、右翼線付近へ技ありの適時二塁打とした。「追い込まれていたので、コンパクトにスイングすることを心掛けていました。初回のチャンスで先取点を取ることができて良かったです」。ソフトバンクに2試合連続完封負けを喫していたチームに、22イニングぶりの得点をもたらせた。大山は6月、この打席で28打数13安打、打率4割6分4厘、5本塁打、13打点と驚異の成績を残している。チームは京セラドーム大阪での試合に限れば、開幕戦だった3月25日ヤクルト戦の4回以来、24イニングぶりの得点。過去、同球場でのオリックス戦は6勝14敗、1分けと苦戦しているが、主砲が初回にチームに勢いを与えた。

◆この日の一戦を関西地区で放送したカンテレで、古田敦也氏(56)と野茂英雄氏(53)の88年ソウル五輪銀メダルのバッテリーが解説を務めた。近鉄、ドジャースなどで日米通算201勝を挙げた野茂氏。この試合までに6勝1敗、防御率0・98だった阪神青柳晃洋投手(28)に「すごいですよね。ボールが結構シンカー気味に沈むので、打者は上っ面をたたくんでしょうね。ボールの下を打つくらいでちょうどいい感じ。ここまで、ほとんど1人で投げていますもんね」と、好調のサイド右腕を絶賛していた。

◆関西ダービー初日から、ハプニングが発生した。初回のオリックスが攻撃中、1死一塁で3番宗が打席に入ると、場内アナウンスが途切れた。登場曲も流れることなく、試合は続行。4番杉本、5番マッカーシーも場内コールされることがなかった。2回表の阪神攻撃以降でも音響がなく応援団の太鼓だけが鳴り響き、電光掲示板には「機材トラブルにより場内に音声が流れておりません」と表示された。5回裏無死からは、場内音響が復旧。7番伏見、8番宜保は"代役"で大前アナウンサーがコールし、2死から9番紅林を迎えたタイミングで、本職の神戸スタジアムアナウンサーが戻ってきた。

◆阪神が関西ダービーに快勝し、交流戦初優勝に望みをつないだ。開幕カードのヤクルト戦で3連敗して以来の京セラドーム大阪。とくに開幕戦は8-1から大逆転負けを食らって、開幕9連敗の悪夢の始まりとなった。第2の本拠地でようやく今季初勝利を挙げた。2戦連続0封負けと元気のなかった打線が、初回に流れをつかんだ。大山悠輔内野手(27)が右翼線二塁打を放ち、チーム22イニングぶりの得点を挙げた。絶好調の大砲は止まらない。1-0のまま迎えた6回。敵失で1点をもらった直後、大山は左越えに14号3ランを打ち込み、5-0と突き放した。交流戦は16試合で7本塁打、19打点の暴れっぷりだ。エース青柳晃洋投手(28)が、2度目の中5日登板で好投した。初回のピンチを乗り切ると、2回以降は全くの隙のない投球。中盤まで投手戦の様相になったが1点も与えず、5回の4得点を呼び込んだ。前回の日本ハム戦に続いて三塁も踏ませず、7回無失点、2安打2四死球で7勝目(1勝)を挙げた。12球団ダントツの防御率は0・89まで下がった。3試合に先発した今年の交流戦は自責点なしのまま終えることが確実になった。交流戦での関西ダービーは阪神の29勝31敗3分けとなった。残り2試合も勝てば勝敗で並ぶことになる。◆交流戦Vの行方 優勝の可能性があるのはヤクルト、阪神の2球団。首位ヤクルトは11日に勝つか引き分け、敗れても阪神が引き分け以下なら4年ぶり2度目のVが決まる。阪神の優勝条件は残り2試合を○○、ヤクルト●●で12勝6敗の同率に並び、規定により得失点率差の比較に持ち込むしかない。

◆阪神カイル・ケラー投手(29)が屈辱の地で1回1失点と完全リベンジとはならなかった。6点リードの8回に登板。1死から1番福田の左前打など3連打をあびて1失点。それでも杉本を154キロの直球で見逃し三振に抑え、踏ん張った。2死一、二塁で岩貞にバトンタッチし、1イニングを投げきれなかった。右腕は守護神スアレスの代役として、来日。ヤクルトとの開幕戦(京セラドーム大阪)で2本塁打3失点を許し、敗戦投手に。その雪辱を果たせなかった。9日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)では1回無失点の好投だった。

◆オリックスは関西ダービー初戦を落とした。1点差の5回、昨季ゴールデン・グラブ賞を獲得した宗の連続失策で1点を失うと、先発山崎福が阪神大山に14号3ランを被弾。勝負を決められた。中嶋監督は「(宗は)今まで助けてくれてたんでね。大いに反省してもらって。サチヤ(山崎福)はかわいそうだった」と腕を組んだ。明るい材料もあった。左太もも裏を痛めていた主砲の吉田正が8回2死一、二塁で代打起用された。二ゴロに倒れたが4日広島戦以来に出場した。チームはこれで3連敗で借金2。残り2試合となった交流戦は山本、宮城の左右の両輪が先発予定で、まずは借金を完済したい。

◆この日の一戦を関西地区で生放送したカンテレで、古田敦也氏(56)と野茂英雄氏(53)の88年ソウル五輪銀メダルのバッテリーが解説を務めた。近鉄、ドジャースなどで日米通算201勝を挙げた野茂氏。6-1の9回に登板した藤浪晋太郎投手(28)について「持っているものはすごいなと思う。こういう場面ではなく、もっと緊張感のある場面で使ってほしいというのはありますけどね。全試合見ているわけじゃないからなんとも言えないですけど」とポテンシャルの高さに言及。藤浪の魅力については「球もですが、体も大きい。大きいと腱(けん)とかも太いと言われる。体が強いから1シーズン過ごしてくれそうな感じ。もっと活躍してもらいたいですよね」と期待を寄せた。

◆阪神青柳晃洋投手(28)が7回2安打無失点の好投でハーラートップタイの7勝を挙げ、連敗を2で止めた。ヒーローインタビューに応じた右腕は「チームが連敗している状態だったので、なんとか勝てるよう頑張ろうと思って投げました。球数かかりましたけど、なんとか7回まで投げて勝ちがついたので、よかったです」。これで青柳の今季交流戦通算防御率は3試合で23回2/3を投げて自責点0、防御率は0・00。交流戦防御率0・00は、15年メッセンジャー以来と驚異的な数字を残した。「ランディみたいなタイガースのエースになれるように頑張りたいので、目指していた数字ではあります」。虎の大黒柱として交流戦でもちっきりと役割を果たした。

◆阪神大山悠輔内野手(27)が、特大14号3ランでオリックスを突き放した。2点リードの5回2死一、三塁。オリックス山崎福の123キロ変化球を京セラドーム大阪5階左翼席に放り込んだ。阪神ファンで埋め尽くされた左翼スタンドのさらに上をいった。ベンチでは特大の「虎メダル」を首にかけられた。同じ手に、引っかからなかった。初回に148キロ直球を右翼への適時二塁打とすると、4回は徹底的に変化球攻めにあった。7球全て変化球。初球には90キロ台のスローカーブも投じられ、目線を変えられていた。最後は116キロスライダーで見逃し三振に終わっていたが、次の打席では変化球を打ち返し、倍返しの豪快アーチをお見舞いした。初回の先制打を含め、5回終了時点で4打点の荒稼ぎ。14本塁打、43打点は、この時点でともにリーグ4位&チームトップだ。好調な主砲が、「関西ダービー」初戦でオリックスに強烈な一打を浴びせ続けている。

◆この日の一戦を関西地区で生放送したカンテレで、古田敦也氏(56)と野茂英雄氏(53)の88年ソウル五輪銀メダルのバッテリーが解説を務めた。近鉄、ドジャースなどで日米通算201勝を挙げた野茂氏は、パドレスの球団アドバイザーを務める。日本球界を代表するオリックス山本由伸(23)ロッテ佐々木朗希(20)の両右腕について語った。山本については「米国に行っても山本の名前を聞くくらい。データ上、今、世界で5本の指に入るくらいすごいらしいです。データ上ですよ。去年も何試合かテレビで見ましたがすごいですね。無敵ですね」と、メジャーでも高く評価されていることを明かした。「僕が一番いいなと思っているのは、この年齢でこの投球を覚えたこと。若さなしにこの投球はなかなかできない。これから年齢を重ねていったり、疲労を抱えていく。トレーニングしたり、いろいろなことをしていくと思うが、今は若さですべてを乗り切れる。今じゃないと山本投手のすごい投球は見られないって感じですね」完全試合を達成した佐々木朗については「本当、次から次へと(好投手が)出てきますよね。この子もすごい(米国で)うわさになっています。今、スカウトもすごいんじゃないですかね。しっかり練習して、自分の調整法を見つけて、力が落ちないようにやっていってほしいですね」と、さらなるグレードアップを期待した。

◆無双が止まらない。阪神青柳晃洋投手(28)が7回2安打無失点の快投で、ハーラートップタイの7勝目を挙げた。「チームが連敗していたので、何とか勝てるように頑張ろうと思って投げました」。中5日で121球の熱投。勝利数、防御率0・89、勝率8割7分5厘、3完投、1完封はいずれもリーグトップの5冠を誇る。昨季パ・リーグ王者を圧倒的な投球でねじ伏せた。注文通り「0」を並べた。初回先頭の福田に右前打を許したが、そこから7回2死まで許した走者は2四死球を与えたのみ。右打者にはツーシームで内角をえぐり、左打者には外角低めに沈むシンカーを有効に使って三振、凡打の山を築いた。一流の投手から調整法を学び、一流の結果を生み出している。昨夏の東京五輪の侍ジャパンでチームメートだった楽天田中将から、登板2日前のブルペン投球の「考え方」を伝授された。それまでは「いいボールを投げようと思って、ずっとやっていた」というが、マー君から「その週の自分の体を確かめるためにやっている」と教わった。新たな思考を身につけ、昨季は最多勝と最高勝率の2冠を手にした。今季も継続しており、「不安がなくなったのが一番。『今はここが疲れて、こういう状態なんだな』というのが分かった上で試合に臨めてます」。状態を知ることで、試合前日の過ごした方も変わった。ブルペン投球で体のうまく使えてない部分を、翌日に意識して重点的にトレーニングを行うことで、よりいい状態で本番に備え、快投につなげている。交流戦は3戦3勝で、23回2/3を投げ自責0でフィニッシュ。防御率0・00は、15年の阪神メッセンジャー、今季日本ハム加藤以来、3人目の快挙だ。「本当にランディみたいなエースになりたいなというところもある。そこを目指して頑張っていたので、なんとか達成できてよかった」と汗を拭った。「青柳無双」はまだまだ続きそうだ。【古財稜明】○...近鉄、ドジャースなどで日米通算201勝を挙げた野茂英雄氏(53)が、青柳の投球を絶賛した。カンテレで古田敦也氏(56)との88年ソウル五輪銀メダルバッテリー解説が実現。野茂氏は「すごいですよね。ボールが結構、シンカー気味に沈むので、打者は上っ面をたたくんでしょうね。ボールの下を打つくらいでちょうどいい感じ。ここまで、ほとんど1人で投げていますもんね」と快投連発の右腕に目を細めていた。○...藤浪が1回を無失点に抑えた。5点リードの9回に4番手で登板。オリックス先頭の野口に左前打を許したが、落ち着いていた。福永をカットボールで三ゴロに。宜保にもカットボールを投じて遊飛に仕留めると、最後は紅林を空振り三振に料理した。右腕は5月31日西武戦から中継ぎで、5試合連続無失点と結果を残している。○...伊藤将が今季初の中5日で11日のオリックス戦に先発する。前回登板の5日日本ハム戦(甲子園)は6回5安打3失点の粘投で2勝目をゲット。「前回、3巡目からつかまってしまった。オリックスはランナーをためて長打が打てるバッターがいるので、ランナーをためずに自分のピッチングができたら」と必勝を期した。▼阪神青柳が7回を無失点に抑え、交流戦最後の登板を白星で飾った。交流戦3試合23回2/3を自責点0(失点2)で防御率0・00で終えた。交流戦の防御率0・00は15年のメッセンジャー(阪神)以来で、今季は加藤貴之(日本ハム)も3試合19回を無失点に抑えており、青柳は3人目だ。青柳は防御率だけでなく、勝利(3勝)、勝率(10割)、奪三振(22個)でもトップで、交流戦4冠に躍り出た。▼青柳は京セラドーム大阪と相性がよく、これで5戦4勝、防御率は0・55。過去4戦は中日、DeNAとの対戦(各2試合)だったが、交流戦でも相性の良さは不変だった。▽阪神矢野監督(青柳について)「まあ当たり前になってきたもんね。当たり前のレベルがスゴいし。どこのチームも左をずっと並べてきても、もう苦にするっていう感じには見えないよね。それは結果を見てもらえば分かると思うし。素晴らしいピッチングでした」▼阪神が勝ち、今季の交流戦は10勝6敗とし、勝ち越しを決めた。交流戦勝ち越しは21年(11勝7敗)に続いて2年連続8度目。

◆阪神3番の近本光司外野手(27)が今季6度目の猛打賞で勝利に貢献した。初回2死から先発山崎福の真っすぐを捉えて、右翼フェンス直撃の二塁打。大山の適時打で生還し2試合連続完封負け中だったチームを勢いづけた。3回も右前打で出塁。6回にもファウルで粘り、内野安打で出た。「1、2、3(番)でどれだけ出塁して、どんだけ走るかが、4番5番につながる。良い状態の大山に、いかにランナーためる状況作るかだと思うので」。つなぎの3番として役割を果たしている。2年連続の最多安打へ順調だ。73安打はリーグトップ。2位の同僚中野と巨人丸に5本差に離した。143試合換算すると166安打ペースで、今年も狙うタイトルへ視界良好だ。矢野監督も「いろいろ自分で考えてやっている選手なんで。そういうのが結果として出ている」と信頼を強調した。【三宅ひとみ】

◆阪神が関西ダービーに快勝し、交流戦初優勝に望みをつないだ。エース青柳晃洋投手(28)が2度目の中5日登板で7回無失点と好投した。絶好調の大山悠輔内野手(27)が初回に先制二塁打、5回に14号3ランと爆発した。矢野燿大監督(53)の一問一答は以下の通り。-毎回だが青柳が素晴らしい投球「当たり前になってきたもんね。当たり前のレベルがスゴい。左打者を並べてきても、苦にする感じには見えない」-交流戦で点を取られなかったというのもすごい「そんな簡単なことじゃない。点差が開くと難しい部分もあるがそれも関係なく、ゼロでいってくれたのは後半につながると思う。素晴らしいピッチング」-攻撃では大山が先制打といいところでのホームラン「最初のタイムリーも見事。結果的にセンターから左方向が多いんだけど、バッティング練習でもセンター方向に返しているのがああいう結果にもつながっていると思う。3ランばっかりやもんな」-敵失につけ込めた「いいようにとれば、うちはしっかり走るということをやっているから。近本がベースに近かったというのがもしかしたらあるかもしれない。(中野)拓夢が二塁でセーフになったこととか、ああいう小さいところが結果的に(大山)悠輔のホームランにつながる。そういうのを大事にしているんで、しっかりやってくれたと思います」-近本が3安打「固めて打てる打者やし。毎年スロースターター的なところがあるから、研究熱心というか、いろいろ自分で考えてやっている選手。今は3番やけど、3番であればもっと走者をかえす打撃もしてもらってもいい。チカが出れば(佐藤)輝と悠輔のところで重圧をかけながら、長打を警戒しないとダメという攻撃になる」-明日は山本相手で注目される「いい投手って分かっているからね。チャンスが何回もあるわけじゃないし、ラッキーな形で点を取れるということはない。足を絡めたりとか、いろいろなことをやって1個進めていって点を取っていくしかない。1番いい投手を打ち崩せたら、後半も波に乗れると思うし。今日勝っていい形を作れたので、そういう攻撃をしたい」

◆阪神大山悠輔内野手(27)が1発4打点の大活躍で交流戦のミラクル初Vに望みをつないだ。「日本生命セ・パ交流戦」のオリックス戦で初回に先制打を放つと、5回は特大の中押し14号3ランを京セラドーム大阪の左翼5階席へ。交流戦7本塁打&19打点は堂々の2冠で、10勝中5度の勝利打点を稼ぐ驚異の勝負強さだ。11日は昨季のMVP右腕山本と対戦。奇跡を信じて最下位の虎が牙をむく。グッと待った。大山にはチェンジアップがしっかり見えていた。インパクトの直後、スタンドインを確信するように、心地よさそうにフォロスルーを決めた。2点リードの5回2死一、三塁。マウンドで悔しさを抑え切れない山崎福を横目にゆっくりと走りだした。「手応えはあったし、自分のスイングができました」。5点差に広げ、試合を決定づける推定130メートルの14号3ラン。放物線は京セラドーム大阪5階席に到達した。ベンチでは、ファンから募集した黄色いダルマ仕様の新作「虎メダル」をかけられ笑顔、笑顔だ。布石があった。初回。148キロ直球を右翼への適時二塁打とした。2試合連続完封負けを喫していたチーム22イニングぶりの得点をもたらすと、4回は7球全て変化球。90キロ台スローカーブも交えられ、116キロで見逃し三振に終わっていた。「しっかり話し合いとか、(頭を)整理して打席に入れている」。特大弾は高めに浮いた123キロを仕留めたもの。ベンチでの時間を修正にあてる。その繰り返しがあるから、同じ手は通用しない。交流戦7発目で同期間中の本塁打キングを独走。19打点、勝利打点5も堂々の1位だ。"3冠"で球団初の交流戦MVPも現実味を帯びてきた。そのMVPを争う青柳の登板時は今季、打率4割2分9厘、4本塁打、12打点。エースと主砲が好相性とくれば、怖いものはない。矢野監督は「練習でもセンター方向に返しているのが結果につながっている。3ランばっかりやもんな」と勝負さをたたえた。大山 僕がどうこうよりもチーム全員で勝ち取っている勝利。誰か1人が別の方向にいったらうまくいかないので、そういう意味ではみんながしっかりやれている証拠だと思う。それでも反省する点はたくさんあるので油断しないように。4打点の主砲は浮かれることはない。関西ダービーの初戦快勝して、交流初優勝へかすかな望みをつないだ。11日の第2ラウンドは相手エース山本との対戦。指揮官は「一番いい投手を打ち崩せたら波に乗れると思う」と腕ぶした。ラストスパートも背番号3が引っ張る。【中野椋】▼阪神大山が決勝打を放ち、今季の勝利打点がチーム最多の6になった。そのうち5が交流戦で稼いだもので、球団では05年今岡、06年シーツ、13年マートンと並び、交流戦での勝利打点5は最多となった。ちなみに、交流戦での最多勝利打点は05年村田(横浜)、06年福留(中日)、同年フェルナンデス(楽天)、11年内川(ソフトバンク)の7。18試合制となった15年以降では17年柳田(ソフトバンク)の6が最多。▼大山は交流戦での打点も19とし、トップに立っている。阪神の選手が交流戦で打点1位になれば、05年今岡(40打点)、08年金本(29打点)に次ぎ3人目となる。▼今季の大山は走者を置いた場面での本塁打が目立つ。特に3ランはこの日で4本目(ソロ6本、2ラン4本)。19年に並び自己最多だ。昨季は21本塁打のうちソロが10本、2ランが9本で、3ランは2本だけだった(20年に満塁本塁打2本あり)。今季は80試合を残しており、さらに3ラン量産の期待がかかる。

◆【日刊スポーツ西日本写真映像チームのとっておき映像プレイバック】10日、阪神戦前のグラウンドに集まったオリックス投手陣から、平野佳寿にNPB200S記念Tシャツがプレゼントされました。笑顔が溢れるシーンをどうぞ。

◆両軍のスターティングメンバーが発表。阪神は青柳晃洋投手(28)が先発する。今季はここまでリーグトップタイの6勝をマーク。交流戦では2試合で防御率0・00と抜群の安定感を誇っている。防御率0・98&勝率・857とリーグトップといまチームで一番信頼できる右腕が連敗を止める。

◆阪神・大山悠輔内野手(27)が先制の適時二塁打を放った。「追い込まれていたので、コンパクトにスイングすることを心がけていました。初回のチャンスで先取点を取ることができて良かったです」一回、2死から近本が右中間フェンス直撃の二塁打を放つと、佐藤輝が四球でつなぎ一、二塁の好機を作った。5番・大山が打席へ。カウント1-2から4球目、山崎福の148㌔の直球をはじき返した。打球は右翼線で弾む先制の二塁打。大山の3試合ぶりの打点で、チームとしては22イニングぶりに得点をあげた。

◆一回、オリックスの攻撃中に球場から場内音声が消えた。1死一塁の場面。3番・宗は選手名のコールと、登場曲の演出なく打席へ。いつもとは違う光景に、スタンドのファンもどよめきに包まれた。その後の打者も〝無音〟で打席に向かい、結局、オリックスは1死一、二塁のチャンスで得点できず。その後、バックスクリーンの大型ビジョンに「機材トラブルにより場内に音声が流れておりません ご迷惑をお掛けしております」との文言が映され、事態の説明がなされた。三回の阪神の攻撃から、選手名のコールは拡声器のような代理音声で復活。いつもより静かな球場には応援バットと拍手の音が響き渡った。

◆阪神・大山悠輔内野手(27)が交流戦7本目となる14号3ランを放った。「追加点が取れて、いい流れで回ってきた打席だったので、積極的にスイングしていこうと思っていました。手ごたえはありましたし、しっかりと自分のスイングができたと思います」五回2死から中野が右翼線へ二塁打を放ってチャンスメーク。続く3番・近本の三ゴロを、オリックスの三塁手・宗が悪送球、さらに佐藤輝の打球を宗が後逸し、2-0とリードを広げた直後だった。なおも2死一、三塁の好機で大山が打席へ。動揺を隠せない山崎福の123㌔チェンジアップを一閃した。打った瞬間、確信した当たりはスタンド上段に弾む14号3ラン。大山は一回にも先制打を放っており、この日早くも4打点と暴れまわっている。大山は5日の日本ハム戦(甲子園)以来、4試合ぶりの一発。これで交流戦は7本塁打と2位のDeNA・牧らに2差をつけた。

◆先発した阪神・青柳晃洋投手(28)が7回2安打無失点と好投した。一回先頭の福田に右前打を浴びたが続くT-岡田を見逃し三振。1死一、二塁から杉本を三ゴロ、マッカーシーを一ゴロに仕留めた。二回以降は安定感抜群の投球で二塁すら踏ませぬ投球。七回に2死からヒットと味方の失策で一、二塁とされたが、落ち着いて宜保を左飛に仕留めた。大山の4打点の活躍もあり、援護に恵まれた青柳は巨人の戸郷と並んでリーグトップとなる7勝目の権利を持って降板。防御率は驚異の0・89と向かうところ敵なしの状態が続いている。

◆オリックス・吉田正尚外野手(28)が4日の広島戦(マツダ)以来、5戦ぶりに試合出場を果たした。0─6の八回に1点を返し、なおも2死一、二塁の場面でマッカーシーの代打で登場。阪神3番手、岩貞の前に二ゴロに倒れたが、鋭いスイングを披露した。吉田正は3日の同戦(同)で左太もも裏の軽度筋損傷から1軍復帰を果たしたが、患部の状態を考慮してか、翌4日の一戦以降はスタメンからは外れ、出場機会はなかった。

◆阪神が快勝した。5番の大山悠輔内野手(27)が一回に先制の適時二塁打を放つと、2-0で迎えた五回2死一、三塁では左翼席上段に14号3ラン。1試合4打点の活躍で試合を決めた。先発の青柳晃洋投手(28)は7回2安打無失点と安定感抜群の投球でリーグトップタイとなる7勝目をマーク。ケラー、岩貞、藤浪とつないだ。阪神は連敗を2で止め、借金は再び8に減少。5位・DeNAとのゲーム差を1とした。交流戦1位のヤクルトが勝利したが、逆転での交流戦優勝の可能性は残った。

◆阪神が快勝し、10勝6敗で2年連続の交流戦勝ち越しを決めた。大山悠輔内野手(27)が一回に先制打、五回は2死一、三塁から14号3ランを放ち、7本塁打&19打点で交流戦2冠に浮上した。青柳晃洋投手(28)は8回ゼロ封だった4日の日本ハム戦(甲子園)に続いて7回無失点に抑え、7勝目(1敗)を挙げ、防御率は0・89。交流戦は3試合23回?で自責はゼロとなった。矢野耀大監督(53)の一問一答は以下の通り(チーム成績27勝35敗1分、観衆2万2775人)。ーー毎回だが青柳が素晴らしい投球「まあ当たり前になってきたもんね。当たり前のレベルがスゴい。向こうもそんなに対戦していないのもあるけど、どこのチームも左をずっと並べてきても、苦にする感じには見えないよね。結果を見てもらえば分かると思うし」) ーー交流戦で点を取られなかったというのもすごい「そんな簡単なことじゃないんだろうけど、やってるのがすごい。本人もそのつもりでマウンドに上がっていたと思う。点差が開いてもピッチングって逆に難しい部分もあるから。そういうところも関係なくね、ゼロで行ってくれたのは後半につながると思う。素晴らしいピッチングでした」) ーー攻撃では大山が先制打とホームラン「そうやね、最初のタイムリーも見事。結果的にホームランはセンターから左方向が多いんだけど。バッティング練習でもセンター方向に返しているのが、結果にもつながっていると思う。一昨年かな、そんな感じが結構あっていい形になっていたから。いろんなボールを幅広く打てる。ホームランを打ったのはチェンジアップかな。いろんな幅ができてきているのは、打球方向にも出ているんじゃないかなと思うし。3ランばっかりやもんな(14本塁打のうち3ランは4本、その他、2ラン4本、ソロ6本)」ーー相手のエラーにつけ込めた「こっちに良いように取れば、ウチはしっかり走るということをやっているから。近本がベースに近かったというのが、もしかしたらあるかもしれんし。それはいいように捉えていることかもしれんけど。拓夢が二塁でセーフになったこととか、小さいところが、結果的に悠輔のホームランにつながるというのも大きい。そういうのを大事にしているんで、しっかりやってくれたと思います」ーー近本が3安打「こうやって固めて打てる打者。どっちかと言うと毎年スロースターター的なところがあるから、研究熱心というか、自分で考えてやっている選手。そういうのが結果として出ている。今は3番やけど、もっと3番であれば、かえす打撃もしてもらってもいい。チカが出れば、輝と悠輔のところでプレッシャーをかけながら、長打を警戒しないとダメだという攻撃になるんじゃないかと。チカの状態は大きいかなと思う」ーー11日のオリックス先発は山本「いい投手ってわかっているからね。大きいチャンスが何回もあるわけじゃないし、ラッキーな形で点を取れることはない。足を絡めたりとか、いろんなことをやって一個進めていって点を取っていくしかない。そういうところではね、一番いい投手を打ち崩せたら、後半も波に乗れると思う。今日勝っていい形を作れたんで、そういう攻撃をしたいなと思います」

◆現役時代は南海、阪神で活躍し、引退後は阪神で投手コーチやフロントでも尽力したサンケイスポーツ専属評論家の上田二朗氏(74)は青柳晃洋投手(28)の〝つぶやき投球〟に成長の跡を感じ取る同時に、カイル・ケラー投手(29)には依然として疑問符を投げかけた。) ケラーが八回に登板したが、現状なら接戦ではマウンドに送り出せない。矢野監督、投手コーチもそう感じたはずだ。球の勢いはかなり出てきたことは認める。ただマウンド上の仕草などを見ていると、落ち着きのなさが目につくし、ここぞの集中力が伝わってこないのだ(結果は5人の打者に3安打2三振、?回で降板)。歴代の守護神、セットアッパーを任されてきた投手は「この男に任せたら大丈夫」という雰囲気を持っていた。研ぎ澄まされた集中力がビンビンと伝わってきた。責任感がそういう空気感を作り上げるのだ。ところがケラーにはそういう部分が全くない。つまり、現状では試合を託す投手ではないと判断せざるを得ない。当面は点差が離れた展開での登板を重ねて、状態をさらに上げていくことになるだろう。対照的に青柳には文句の付けようがない。全く力むことなく、リラックスして投げていた。「遊びながら」投げている感じ。それでも勝てる投球術を身に付けている。青柳の成長を感じさせるシーンがあった。三回、福田を迎えて、ファウル、ファウルで粘られた場面だ。捕手のサインを覗き込みながら「カーブ」「カーブ」という口の動きを見せていた。私の推測だが、1打席目に右前打を浴び、嫌なイメージがあったのではないか。そんな、嫌な打者に対して内角へ、思い切って、緩い球を投げ込む。表現は良くないが、当たってもいいぐらいの際どいコースを攻めようとしたのだろう。結果は死球。走者を出してしまう結果になったが、長いイニングを投げる中では、思い切った判断が必要なケースがある。それを自分で理解し、捕手に球種を告げたはず。真相は本人に聞かないと分からないが、青柳がそのレベルまで来ていると感じた「カーブ」のつぶやきと見た。ホメ言葉以外に出てこない。この日のような援護があれば、この先も相当な白星を重ねるだろう。

◆阪神の近本が二塁打2本と適時内野安打で計3安打。1日から3番で起用され続けており「出塁できれば、4、5番につながる」と手応えを口にした。2死無走者から右中間フェンス直撃の二塁打を放った一回は大山の二塁打で先制のホームイン。六回2死満塁では快足を生かした内野安打で追加点を挙げた。昨季はリーグ最多178安打。12試合連続安打とし、73安打でリーグトップにつける好打者は「どんな時も打ちたい」と貪欲だ。

◆打って、かき回して、眠っていた虎を目覚めさせたのは、近本の躍動だった。7試合ぶり3安打だが、近本が猛打賞なら今季の虎は6戦6勝だ。「1、2、3(番)でどんだけ出塁して、どんだけ走るかっていうのが4、5番、その後につながってくると思うので」島田、中野と形成する快足3兄弟。その長男坊らしく、弟分たちの凡退後に1人でチャンスを作り出した。一回2死で、山崎福の直球をたたき右中間フェンス直撃の二塁打。大山の適時打で先制のホームを踏んだ。勢いは止まらず、三回には2死走者なしで〝右前二塁打〟。高く打球がはずむ間に鮮やかに二塁を奪った。六回には遊撃へ適時内野安打を放ち、3度目のHランプだ。12試合連続安打で3試合連続マルチ安打。交流戦打率は・359で、交流戦前に・265だった打率も・289に上昇し、リーグ10傑に入ってきた。矢野監督も「毎年スロースターター的なところがあるから、研究熱心というか、いろいろ自分で考えてやっている選手」と復調に目を見張る。近本も「いい状態の大山に、いかにランナーためて状況作るか」と、今の役割は胸に刻んでいる。近本の季節が訪れれば、虎はもう上がっていくだけだ。

◆2冠もらった! 阪神はオリックスに6-1で快勝。大山悠輔内野手(27)が先制打に続き、五回には中押しの14号3ランを放った。交流戦での7発&19打点は12球団単独トップ。交流戦初優勝の可能性を残し、11日次第ではセ・リーグ最下位脱出どころか、4位に浮上することも。盛り上がってきたで~!京セラドームの屋根をなぞるように、ド派手で、ドでかいアーチが架かった。また、大山がやってくれた! 打球の行方を見つめた後、2冠の男は悠然と走り出した。「僕の打点は2アウトから。みんなが作ってくれたチャンスをものにできたのはよかった」相手の連続失策で1点を追加し、2-0とした直後の五回2死一、三塁だった。動揺を隠しきれない左腕・山崎福が投じた2球目。ど真ん中に来た129キロチェンジアップを今の大山が見逃すわけがない。待ってましたと一閃し、確信歩き! 左翼席上段にかっ飛ばす14号3ランに、必勝だるま型の虎メダルを授与され、満面の笑みを浮かべた。打線が絶好調で乗り込んだ福岡では連勝が止まり、まさかの2試合連続零封負け。舞台を移して迎えたオリックスとの関西ダービー初戦。また、ズルズルと貧打に陥りそうな流れを変えたのも、神様、仏様、大山様だ。 「エースの青柳さんというところで、何とか先に点を取って流れを持ってくるというところで、流れはこっちにくると思っていた」一回2死からつないだ一、二塁の先制機。右翼線へ適時二塁打を放ち、チームとして22イニングぶりの得点をたたき出した。6月絶好調の男は交流戦7本塁打でDeNA・牧らに2差をつけてトップ。そして、この日の4打点を加えて、交流戦19打点でこちらも単独首位に浮上。〝2冠王〟が、ゼロ行進を止め、虎打線を生き返らせた。矢野監督は「打撃練習でセンター方向に返しているっていうのが結果にもつながっている。一昨年(2020年)もやっぱりそんな感じが結構あっていい形になっていた」と好調の要因を分析する。20年はキャリアハイの28本塁打&85打点と猛爆したシーズンだ。今季は左膝を負傷し、体は万全でないことも多かった。それでも、結果が出ていないことを真摯(しんし)に受け止め、けがを言い訳にせず、試行錯誤し、打開策を探ってきた。はい上がってきた男は強い。一つの答えを見つけ、気づけばいまは、キャリア最高と同じ状態にいる。交流戦首位のヤクルトは勝利したが、阪神にも交流戦Vの可能性は残った。そして、セ・リーグを見れば中日、DeNAとゲーム差「1」に。11日にも開幕から定位置だった最下位を脱出し、一気に4位まで浮上する可能性がある。それも、これも、打線を引っ張る大山のおかげだ。「僕がどうこうというよりもチーム全員で勝ち取っている勝利。反省する点はたくさんあるので、油断しないようにやっていきたい」最後まで気を緩めることはない。交流戦初優勝、そして2冠へ-。貪欲にてっぺんを取りに行く。(原田遼太郎)

◆当たり前のようにスコアボードに0を刻んだ。ときおり笑みを浮かべながら、平然とベンチで帰ってくる姿はエースの風格が漂う。青柳は中5日のマウンドで121球の力投を見せ、チームの連敗を2で止めた。「やっぱりチームが連敗の状態だったので、何とか勝てるように頑張ろうと思って投げました」最大の山場は1点を先制した直後の一回だった。先頭の福田の右前打と宗の四球などで1死一、二塁とされたが、4番・杉本をツーシームで三ゴロ、マッカーシーも一ゴロに打ち取った。「初回は慎重になり過ぎた部分はあったけど、なんとかゼロで帰れてよかった」七回のピンチもゼロにしのいで7回2安打無失点でハーラートップタイの7勝目。防御率0・89、勝率・875で3冠もキープ。この活躍に矢野監督も「(好投が)当たり前になってきたもんね。素晴らしいピッチングでした」と絶賛した。交流戦では3試合で23回?を投げ、自責0。交流戦での防御率0・00は2015年のメッセンジャー(阪神)以来、2人目の快挙となり「ランディ(メッセンジャー)みたいなエースになりたいというところもある。数字としてはそこを目指して頑張っていたので、達成できてよかった」と充実感を漂わせた。 試合後には米大リーグなどで活躍し、パ・リーグ初の沢村賞受賞者となった野茂英雄氏からテレビインタビューも受けた。球団では03年の井川慶以来となる沢村賞獲得も現実味を帯びているなかで本人は「シーズン始まって意識することはないけど」と前置きしつつ「投げていった結果、タイトルが取れたらうれしい」と意欲を示した。「あした、あさっても交流戦は残っているので、しっかり勝って、リーグの順位でも一つでも上に行けるように頑張っていくので、応援よろしくお願いします!」ヒーローインタビューで青柳は威勢よく語った。6月の梅雨は〝雨柳さん〟の季節。どんどん白星を積み重ね、反撃の虎の旗手になる。(織原祥平)★野茂氏から質問 好調要因「捕手」 野茂英雄氏、元ヤクルト監督の古田敦也氏がカンテレの生中継で解説を務め、試合後、青柳にインタビューした。野茂氏から好調の要因について質問された青柳は「捕手の配球のおかげかなというのはありますね」と謙遜。古田氏にはバッテリーを組んでいた高津(臣吾、現ヤクルト監督)の左打者の攻略法を逆質問。「シンカーを3、4種類投げ分けていた」と教えられ、うれしそうな表情を見せた。

◆なるほど~。場内アナウンスがなくなると、野球はこんな感じなのかぁ。「機材トラブルにより、場内に音声が流れておりません」京セラドームのビジョンにおわびのメッセージが映し出される中、「7番 レフト 小野寺」という、各打者へのいつもの紹介もなし。オリックスの選手が打席に入る際のテーマ曲も流れない。みんな、淡々と打席に入り、試合が進んでいく。でも、普通に野球を楽しめるもんなんだ。お客さんもブーイングなんてしない。イニングの合間のトークイベントや、紹介映像がなくなっても、違和感を覚えるほどでもなかった。「サイレント・ベースボールはできるもんですね」トラ番キャップ・長友孝輔も感心していた。尊敬する生き字引のベテランアナウンサーに尋ねたら「昔、神宮球場でスコアボードがすべて消えてしゃべりにくかった」と過去の悲惨なトラブルを教えてくれた。それに比べれば...。この日はビジョンはしっかり映っている。ありがたい。より真剣にグラウンドを見続けるから、たまには〝サイレント〟も、いいのかも。必死で修復に携わった方には失礼かもしれないが。「大阪ドーム」として1997年に誕生。25年の月日が流れているんだから、たまには不具合もある。忘れてあげましょう。 ただし、忘れられないこともある。すべての始まりは、この球場だった。リメンバー3・25!あっ違う。違う。思い出したくもない、できれば記憶から抹消したい、今年の開幕戦。令和4年3月25日。相手はヤクルト...。まさかの大逆転負けだった。あの日から9連敗。あの日からずっと最下位。あの日から...。あぁ、あの日から...。もし、過去に戻ってやり直せるなら、あの日の五回ぐらいに戻りたい。と、思う阪神ファンは決して少なくないはず。「そうですね。あの日以来の京セラドームでの試合ですね。あの日は、早々とデスクとの打ち合わせが決まって、トラ番たちは、勝ち原稿を頭に思い描いていました。僕も九回表が始まる直前にベンチ裏に待機して、明るい矢野監督からどんな話が聞けるかと楽しみにしていたら...」マンガのようなどんでん返しを食らったことを、キャップ・長友は鮮明に記憶していた。そして、出てこなくてもいい(?)のに、あの日の最大の〝主役〟ケラーが八回に登場。またしても、悪夢を思い起こさせる投球を披露してしまった。危ない、危ない。それでも無事、勝てたのは先発・青柳が流れを阪神側に引き寄せ続けた好投をしてくれたから。3面の青柳の原稿は、投手担当・織原祥平の力作。テレビ解説の剛腕・野茂英雄氏に引っ掛けて、「沢村賞狙えるぞ!」と勇ましい。昔、沢村賞はセ・リーグの投手だけが受賞資格があった。両リーグの投手対象に広がったのが1989年。その翌年、初めてパ・リーグの投手として沢村賞に輝いたのがルーキーイヤーの野茂氏。すべての投手タイトルを手にした22歳が「一番うれしい」と喜んだのが沢村賞だった。ライバルは多いが、今年の青柳なら、資格は十分。楽しみだ。

◆海の向こうでは、大谷が先発投手&逆転2ランの二刀流で14連敗中のエンゼルスを救ったのだ。俺の子供の頃の半世紀前なんて、マッシーこと村上雅則がジャイアンツの中継ぎで好投したというニュースにジーンと胸を熱くしていたのに...時代は変わったもんだわい!!いや待て、待て。あの頃、プロ野球界では金やん(金田正一)なんて自分で投げて、自分で打って勝ってたじゃん...てことは、現在の大谷と同じやないのー?で、俺は思ったのだ。全てその時代に合わせなくても、いいんじゃねーの? よって、本日リーグトップの7勝目を挙げた虎のエース青柳さんも、昭和のあの頃と同じように中3日で放ったらええやん!!えっ、それは無理? そーかなあ...3年前までキャッチャーが捕球できない球を投げていた男が今や、頂点に立つ男になったんだから、やり方を考えたらできるはず!! そこからプロ野球の歴史もまた変わるのでは...と夢見る野球オヤジは思ったのだ!! 大山、3ランありがとう!! 佐藤輝、悩め悩め悩めー、そしてデカくなれー!!

DAZN

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
1240 0.750
(↑0.017)
-
(-)
268
(+3)
47
(+1)
21
(+2)
12
(-)
0.264
(↓0.002)
2.540
(↑0.11)
2
(-)
阪神
1060 0.625
(↑0.025)
2
(-)
250
(+6)
35
(+1)
9
(+1)
18
(-)
0.250
(↓0.003)
2.110
(↑0.07)
3
(1↑)
ロッテ
970 0.563
(↑0.03)
3
(-)
260
(+2)
53
(+1)
16
(-)
11
(-)
0.230
(↓0.002)
3.040
(↑0.14)
3
(1↓)
ソフトバンク
970 0.563
(↓0.037)
3
(↓1)
264
(+1)
35
(+3)
10
(-)
13
(-)
0.272
(↓0.001)
2.200
(↓0.05)
5
(1↓)
ORIX
880 0.500
(↓0.033)
4
(↓1)
250
(+1)
45
(+6)
6
(-)
5
(-)
0.263
(↓0.006)
2.550
(↑0.04)
5
(1↓)
DeNA
880 0.500
(↓0.033)
4
(↓1)
253
(+1)
50
(+2)
13
(+1)
6
(-)
0.263
(↓0.002)
2.640
(↑0.02)
5
(2↑)
巨人
880 0.500
(↑0.033)
4
(-)
258
(+4)
61
(+1)
17
(+1)
16
(-)
0.229
(↓0.001)
3.470
(↑0.17)
8
(1↓)
中日
790 0.438
(↓0.029)
5
(↓1)
245
(+1)
57
(+2)
7
(-)
5
(-)
0.233
(↓0.009)
3.300
(↑0.2)
8
(1↓)
楽天
790 0.438
(↓0.029)
5
(↓1)
233
(+1)
53
(+4)
6
(+1)
8
(-)
0.216
(↓0.006)
3.340
(↓0.04)
8
(1↓)
西武
790 0.438
(↓0.029)
5
(↓1)
256
(+3)
54
(+6)
15
(+1)
8
(-)
0.222
(↓0.006)
2.870
(↓0.15)
11
(-)
日本ハム
6100 0.375
(↑0.042)
6
(-)
257
(+2)
66
(+1)
11
(-)
10
(-)
0.247
(↓0.007)
3.910
(↑0.26)
12
(-)
広島
5110 0.313
(↑0.046)
7
(-)
232
(+6)
70
(+3)
2
(+2)
2
(-)
0.223
(↑0.007)
4.040
(↑0.14)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
38211 0.644
(↑0.006)
-
(-)
83234
(+3)
191
(+1)
61
(+2)
38
(-)
0.240
(-)
2.760
(↑0.03)
2
(-)
巨人
36290 0.554
(↑0.007)
5
(-)
78247
(+4)
255
(+1)
67
(+1)
33
(-)
0.242
(-)
3.410
(↑0.04)
3
(-)
広島
30302 0.500
(↑0.008)
8.5
(-)
81234
(+6)
214
(+3)
26
(+2)
10
(-)
0.252
(↑0.002)
3.210
(↑0.02)
4
(-)
中日
27330 0.450
(↓0.008)
11.5
(↓1)
83188
(+1)
224
(+2)
35
(-)
20
(-)
0.243
(↓0.002)
3.590
(↑0.05)
5
(-)
DeNA
25310 0.446
(↓0.009)
11.5
(↓1)
87192
(+1)
237
(+2)
41
(+1)
20
(-)
0.252
(-)
3.800
(↑0.03)
6
(-)
阪神
27351 0.435
(↑0.009)
12.5
(-)
80194
(+6)
182
(+1)
44
(+1)
47
(-)
0.230
(↓0.001)
2.710
(↑0.03)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
34241 0.586
(↓0.01)
-
(-)
84236
(+1)
177
(+3)
34
(-)
35
(-)
0.266
(-)
2.700
(↓0.01)
2
(-)
楽天
33241 0.579
(↓0.01)
0.5
(-)
85191
(+1)
171
(+4)
34
(+1)
45
(-)
0.233
(↓0.002)
2.840
(↓0.02)
3
(-)
ORIX
30320 0.484
(↓0.008)
6
(-)
81171
(+1)
195
(+6)
23
(-)
32
(-)
0.229
(-)
2.840
(↑0.02)
4
(1↑)
ロッテ
28321 0.467
(↑0.009)
7
(↑1)
82196
(+2)
209
(+1)
37
(-)
57
(-)
0.219
(-)
2.850
(↑0.03)
4
(-)
西武
28321 0.467
(↓0.008)
7
(-)
82190
(+3)
188
(+6)
43
(+1)
25
(-)
0.223
(↓0.001)
2.580
(↓0.04)
6
(-)
日本ハム
24370 0.393
(↑0.01)
11.5
(↑1)
82205
(+2)
235
(+1)
49
(-)
44
(-)
0.237
(↓0.001)
3.680
(↑0.06)