ロッテ(☆2対1★)DeNA =交流戦1回戦(2022.06.10)・ZOZOマリンスタジアム=
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DeNA
0001000001801
ロッテ
00100100X2500
勝利投手:小島 和哉(1勝5敗0S)
(セーブ:ゲレーロ(1勝2敗2S))
敗戦投手:大貫 晋一(4勝3敗0S)

本塁打
【DeNA】蝦名 達夫(2号・4回表ソロ)

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◆ロッテが破竹の5連勝。ロッテは3回裏、高部の犠飛で1点を先制する。直後に同点を許すも、6回にレアードの適時打が飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、先発・小島が6回1失点の好投で今季初勝利。敗れたDeNAは、終盤に一打同点の好機をつくるも、あと1本が出なかった。

◆ロッテ小島和哉投手(25)が10日のDeNA戦(ZOZOマリン)に先発する。チームは9日までの中日3連戦をスイープし、巨人戦から数えると今季2度目の4連勝と波に乗る。一方で小島はここまで9試合に先発して0勝5敗。防御率2・67ながら、いまだ白星に恵まれていない。「中継ぎの登板が増えてきていますし、明日はホームでDH制なので、やっぱり1人でも多く長いイニングを自分が投げます!」と気合を入れた。

◆今季のロッテ小島和哉投手(24)は開幕から5連敗中。ロッテ投手が開幕から6連敗すると、96年園川(7連敗)98年薮田(8連敗)17年石川(6連敗)以来、4人目の記録になる。小島は白星を挙げられるか。

◆DeNA森敬斗内野手(20)が、ロッテ戦に「9番遊撃」で今季初スタメン出場する。4月26日の巨人戦から本塁打がなく、不振のソトがスタメンを外れ、宮崎が指名打者、三塁には柴田が入った。

◆DeNA蝦名達夫外野手(24)が、自身の出場試合連続安打を9に更新した。1点を追いかける4回無死、2ボールからロッテ小島の直球を右翼席に運んだ。2日のオリックス戦以来、7試合ぶりの今季2号ソロに「点を取られた直後だったので取り返すこと、そして出塁することを心がけ、打席へ入りました。いい感触でとらえることができました」とコメントした。5月31日のオリックス戦で代打で左前打から、連続安打が始まった。1日の同戦は出場機会がなかったが、2日の同戦でスタメン起用され、今季1号をマーク。7日の日本ハム戦からは3番に昇格した。19年ドラフト6位でDeNAに入団。当時のラミレス監督から、ポテンシャルの高さを評価され、プロ1年目で開幕1軍入り。昨年はわずか3安打に終わったが、秘めた能力を発揮し始めた。

◆ロッテ小島和哉投手(25)が6回1失点の好投で、今季10試合目の登板、開幕から約2カ月半にしてようやく1勝目を挙げた。好投しても、打線の援護がかみ合わず、苦しい日々。雨天中止などでの登板日変更も何度かあった。いろいろな言葉を口にした。「天気は自分では操れないので、うまく切り替えてというか、仕方がないことなので」「内容的にもそこまで悲観するほど悪くはないとは思うので、はい。頑張り時だと思って」「僕が勝てていないというよりも、僕が投げた試合で全部負けているので。僕の勝ち以上にチームが勝てるように勝つ確率を高められるような投球ができたら」「(高校時代の甲子園の)仙台育英戦も180球ぐらいは投げて。僕的にはそんな100球にシビアになる必要はないと思っていて。120~130球まではいかないとと、僕の中では思っているんで」「勝ちがないのはやっぱり、精神的にもちょっと大変な部分はありますけど、結局は自分が投げて物事が起こっているだけなので。自分の原因をしっかりと突き詰めて、徐々にやっていければ」「げんかつぎですか? めちゃめちゃしてます。だいぶ家もきれいになりましたし。掃除とかめちゃめちゃして、とりあえず神頼みじゃないですけど、頼む~みたいな」「数字に出ないですけど流れとかってやっぱり絶対あるので。僕も結局は点取ってもらった次の回にその点を取られて、流れを悪くしてるっていうのがあるので、そういうところを。悪い流れをうまく断ち切れたら、自分の成長にもつながると思います」「頑張って耐える時も大事だと思いますし、ここで頑張っていけば後々今度は。今は野手があんまり打ててない時もありますけど、結局、僕も打たれた時に助けてもらった試合も去年もたくさんあったので。そこでチームスポーツでもありますし、お互いがうまく助け合っていければ」自問自答と試行錯誤の日々が、ようやく報われた。【ロッテ担当=金子真仁】▽井口監督(6回に勝ち越さなかったら小島続投だったか問われ)「やっぱり、勝たせたいというのがある。当然、チームの勝利が優先だけど、今日は真っすぐのキレも良かった」▽レアード(6回に勝ち越しの中前適時打)「何とか小島を勝たせてあげたいと思っていた。彼のために貢献できて、チームも勝って良かった」

◆DeNAは好機であと1本が出ず、ロッテに競り負けた。序盤、終盤と得点圏に走者を置きながら、得点は蝦名の2号ソロのみ。8回は2死満塁で牧が三ゴロ、9回は2死三塁で戸柱が右飛に倒れた。投手陣は、先発大貫が6回2失点と試合を作って、7回以降もリリーフ陣が踏ん張ったが、打線の援護がなかった。チームは、7カード連続でカード初戦は白星だったが、8カードぶりに黒星を喫した。首位ヤクルトと今季最大の11・5ゲーム差に広げられ、最下位阪神に1ゲーム差に迫られた。三浦大輔監督(48)は「もちろん(カードの)頭を取りにいければというところはありましたけど、取れなかった事実は結果として受け止めて、明日ですよね。明日取らないことには2つ目もないと思ってますから、京山がしっかりゲームを作って、みんなで序盤から援護できるようにやっていきます」と前を向いた。▽DeNA大貫(6回2失点で3敗目を喫し、自身の連勝も3でストップ)「先制点を与えてしまい、なかなかリズムを作れずに悔しいです」

◆今季10試合目。やっとつかんだ初勝利に、ロッテ小島和哉投手(25)は「長かったです。はい。うれしいというか、ホッとしている方が強いです」と打ち明けた。前回までの防御率は2・67。毎回のように好投しても9イニング換算の援護点は1・74しかなく、白星が遠かった。「いいことは全部やろう」。運気が上がると聞けば、トイレ掃除に精を出し、梅干しを食べた。この日は開運日と知り、ツキも信じた。DeNA打線に対し、両サイドを丁寧に突いた。4番牧の懐も攻めた。6回5安打1失点。先発の務めは果たしているが、それでも「カード頭が6回で代わってちゃダメ。次は中継ぎ陣を休められるように頑張りたい」と反省で締めくくったのが、小島らしかった。チームは今季初の5連勝で4位タイに浮上。小島の勝利で、さらに加速する。▽井口監督(6回に勝ち越さなかったら小島続投だったか問われ)「やっぱり、勝たせたいというのがある。当然、チームの勝利が優先だけど、今日は真っすぐのキレも良かった」▽レアード(6回に勝ち越しの中前適時打)「何とか小島を勝たせてあげたいと思っていた。彼のために貢献できて、チームも勝って良かった」

◆DeNAは好機であと1本が出ず、ロッテに競り負けた。序盤、終盤と得点圏に走者を置きながら、得点は蝦名のソロのみ。8回は2死満塁で牧が三ゴロ、9回は2死三塁で戸柱が右飛に倒れた。三浦大輔監督は「もう1本が出なかった」と唇をかんだ。8カードぶりにカード初戦を黒星。首位ヤクルトと今季最大の11・5差、最下位阪神に1差に迫られた。

◆ロッテ小島和哉投手(25)が6回1失点の好投で、今季10試合目の登板、開幕から約2カ月半にしてようやく1勝目を挙げた。ロッテ小島が今季投げた球は1055球に達した。春がとうに終わっての1勝目。最終回を締めたゲレーロには抱いて持ち上げられた。前回先発のヤクルト戦ではゲレーロが崩れ、白星が消えている。「うれしいです」。お立ち台の言葉に感謝が込められる。うれしい-。昨季が終わり、真顔で話した胸の内がある。「僕自身、野球って誰かのためにやるものなんです。その方が頑張れるタイプ。親が見に来るとか、チームのために頑張ろう、とか」。だから皆が寄ってくる。仲間は優しいから、自分が投げて勝てないと逆にしんどい。「お前のせいだよバカ、って言われた方が楽な時もあります」。誰からもそんなことは言われず、また努力して誰かのために投げる。誰かが報われる。小島の5敗はチームを強く束ねた。【ロッテ担当 金子真仁】

◆DeNAは11日のロッテ戦に6年目の京山将弥投手(23)が先発する。今季は2試合で計9回を投げて3失点。試合前のチーム練習で準備を整えた。ロッテ打線について「長打を打てる打者がいて走力があるチーム。隙を見せたら足元をすくわれる」と警戒した。佐々木朗との投げ合いに「投げ負けないように臨みたい。良い投手なので何か試合の中で感じられたら」と気合を入れた。

◆新星誕生の気配だ。DeNAの3年目外野手、蝦名達夫(24)が1点を追う四回に右翼席へ2号ソロを放った。代打で左前打を放った5月31日のオリックス戦(横浜)から、これで出場9試合連続安打となった。三回に犠飛で1点を先取されたすぐ後。四回の先頭で打席に立った蝦名は「点を取られた直後だったので、取り返すこと、そして出塁することを心掛け打席へ入った」と気持ちを高めた。球の出どころが見にくい左腕の小島に対して、内外角の変化球を見極めて2ボールからの3球目、高め143キロの直球を振り抜いた。逆(右)方向への打球はぐんぐん伸びて、そのままスタンドに突き刺さった。ベンチでは仲間が両手でピースサインをつくる「エビポーズ?」で迎え入れられ「良い感触で捉えることができた。同点に追いつくことができうれしい」とほほ笑んだ。青森大から2020年にドラフト6位で入団。1年目は17試合に出場し、プロ初安打を代打本塁打で飾り華々しくデビューしたが、昨季まで2年連続で放った安打は3本ずつ。悔しい思いを胸に今季は代打からアピールを続け、スタメンの座をつかんだ6月は結果を残し前カードから3番を任されるなど、蝦名が殻を破るときを迎えている。(浜浦日向)

◆ロッテが競り勝って今季初の5連勝。三回に高部の犠飛で先制し、1―1の六回はレアードの適時打で勝ち越した。小島が6回1失点で今季初勝利、ゲレーロが2セーブ目。DeNAは打線が八回の満塁の好機を生かせなかった。

◆DeNAは好機を生かせず競り負けた。1点を先制された直後の四回に蝦名のソロですぐに追い付き、なお1死二塁としたが、桑原が三ゴロ、柴田が中飛で勝ち越せなかった。1―2の八回2死満塁では頼みの4番牧が三ゴロに倒れ、三浦監督は「牧もこういう日もある。今までどれだけ牧に救われてきたか」とかばった。打線が低調で11日にロッテの佐々木朗と対戦する。3連戦の勝ち越しを目指し「一つ取らないと二つ目もない。みんなで序盤から援護できるようにやっていく」と豪腕攻略を期した。

◆DeNAは、終盤の好機であと一本が出ず、8カードぶりに1戦目を落とした。先発の大貫は6回4安打2失点と粘ったが、3敗目を喫し「先制点を与えてしまい、リズムをつくれず悔しい。追加点を与えた場面も、四球の走者をかえしてしまった」と肩を落とした。打線は好調の蝦名に一発が出たが、その1点のみ。八回2死満塁で4番・牧が三ゴロに倒れるなど、4度つくった得点機を生かせなかった。三浦監督は「牧もこういう日はある。もう一本が出なかったけど、粘れているし食らいついているのは間違いない」と前を向いた。交流戦は8勝8敗の五分。11日は佐々木朗希と対戦する。勝ち越しへのチャンスをつなぐためにも〝完全試合右腕〟撃ちが求められる。(浜浦日向)

◆10度目の先発で待望の今季初勝利を挙げた。ロッテ・小島和哉投手(25)が6回5安打1失点で、チームを今季初の5連勝に導き「長かったです。ホッとしています」と息をついた。1-0の四回に蝦名に同点ソロを浴び、六回限りで降板したが、その裏の攻撃でチームが勝ち越し勝利投手となった。それでも、断続的な雨で滑るマウンドを言い訳にせず「点を取ってもらった後にホームランは打たれた。投手として直さないといけない」と反省を口にした。今季はこれまで9試合で防御率2・67と勝利に値する投球を繰り返してきたものの、援護に恵まれず5連敗を喫していた。験担ぎ、運気上昇についてネットで調べ「いいことは全てやろうと思い、やりつくしました」。この日は、いつも以上にトイレ掃除を入念にして球場に向かった。井口監督は「勝たせたかったし、いい投球をした。連勝をつないでくれた」と称賛した。この1勝を足掛かりに、昨季10勝左腕が飛躍を期す。(広岡浩二)

DAZN

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
1240 0.750
(↑0.017)
-
(-)
268
(+3)
47
(+1)
21
(+2)
12
(-)
0.264
(↓0.002)
2.540
(↑0.11)
2
(-)
阪神
1060 0.625
(↑0.025)
2
(-)
250
(+6)
35
(+1)
9
(+1)
18
(-)
0.250
(↓0.003)
2.110
(↑0.07)
3
(1↑)
ロッテ
970 0.563
(↑0.03)
3
(-)
260
(+2)
53
(+1)
16
(-)
11
(-)
0.230
(↓0.002)
3.040
(↑0.14)
3
(1↓)
ソフトバンク
970 0.563
(↓0.037)
3
(↓1)
264
(+1)
35
(+3)
10
(-)
13
(-)
0.272
(↓0.001)
2.200
(↓0.05)
5
(1↓)
ORIX
880 0.500
(↓0.033)
4
(↓1)
250
(+1)
45
(+6)
6
(-)
5
(-)
0.263
(↓0.006)
2.550
(↑0.04)
5
(1↓)
DeNA
880 0.500
(↓0.033)
4
(↓1)
253
(+1)
50
(+2)
13
(+1)
6
(-)
0.263
(↓0.002)
2.640
(↑0.02)
5
(2↑)
巨人
880 0.500
(↑0.033)
4
(-)
258
(+4)
61
(+1)
17
(+1)
16
(-)
0.229
(↓0.001)
3.470
(↑0.17)
8
(1↓)
中日
790 0.438
(↓0.029)
5
(↓1)
245
(+1)
57
(+2)
7
(-)
5
(-)
0.233
(↓0.009)
3.300
(↑0.2)
8
(1↓)
楽天
790 0.438
(↓0.029)
5
(↓1)
233
(+1)
53
(+4)
6
(+1)
8
(-)
0.216
(↓0.006)
3.340
(↓0.04)
8
(1↓)
西武
790 0.438
(↓0.029)
5
(↓1)
256
(+3)
54
(+6)
15
(+1)
8
(-)
0.222
(↓0.006)
2.870
(↓0.15)
11
(-)
日本ハム
6100 0.375
(↑0.042)
6
(-)
257
(+2)
66
(+1)
11
(-)
10
(-)
0.247
(↓0.007)
3.910
(↑0.26)
12
(-)
広島
5110 0.313
(↑0.046)
7
(-)
232
(+6)
70
(+3)
2
(+2)
2
(-)
0.223
(↑0.007)
4.040
(↑0.14)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
38211 0.644
(↑0.006)
-
(-)
83234
(+3)
191
(+1)
61
(+2)
38
(-)
0.240
(-)
2.760
(↑0.03)
2
(-)
巨人
36290 0.554
(↑0.007)
5
(-)
78247
(+4)
255
(+1)
67
(+1)
33
(-)
0.242
(-)
3.410
(↑0.04)
3
(-)
広島
30302 0.500
(↑0.008)
8.5
(-)
81234
(+6)
214
(+3)
26
(+2)
10
(-)
0.252
(↑0.002)
3.210
(↑0.02)
4
(-)
中日
27330 0.450
(↓0.008)
11.5
(↓1)
83188
(+1)
224
(+2)
35
(-)
20
(-)
0.243
(↓0.002)
3.590
(↑0.05)
5
(-)
DeNA
25310 0.446
(↓0.009)
11.5
(↓1)
87192
(+1)
237
(+2)
41
(+1)
20
(-)
0.252
(-)
3.800
(↑0.03)
6
(-)
阪神
27351 0.435
(↑0.009)
12.5
(-)
80194
(+6)
182
(+1)
44
(+1)
47
(-)
0.230
(↓0.001)
2.710
(↑0.03)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
34241 0.586
(↓0.01)
-
(-)
84236
(+1)
177
(+3)
34
(-)
35
(-)
0.266
(-)
2.700
(↓0.01)
2
(-)
楽天
33241 0.579
(↓0.01)
0.5
(-)
85191
(+1)
171
(+4)
34
(+1)
45
(-)
0.233
(↓0.002)
2.840
(↓0.02)
3
(-)
ORIX
30320 0.484
(↓0.008)
6
(-)
81171
(+1)
195
(+6)
23
(-)
32
(-)
0.229
(-)
2.840
(↑0.02)
4
(1↑)
ロッテ
28321 0.467
(↑0.009)
7
(↑1)
82196
(+2)
209
(+1)
37
(-)
57
(-)
0.219
(-)
2.850
(↑0.03)
4
(-)
西武
28321 0.467
(↓0.008)
7
(-)
82190
(+3)
188
(+6)
43
(+1)
25
(-)
0.223
(↓0.001)
2.580
(↓0.04)
6
(-)
日本ハム
24370 0.393
(↑0.01)
11.5
(↑1)
82205
(+2)
235
(+1)
49
(-)
44
(-)
0.237
(↓0.001)
3.680
(↑0.06)