1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
中日 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 0 | 0 | 6 | 11 | 2 | 2 |
ロッテ | 1 | 0 | 3 | 2 | 0 | 2 | 1 | 0 | X | 9 | 13 | 1 | 0 |
勝利投手:美馬 学(3勝4敗0S) (セーブ:益田 直也(0勝1敗12S)) 敗戦投手:鈴木 博志(0勝1敗0S) 本塁打 |
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◆ロッテは1点を追う3回裏、レアードと安田の適時打で3点を奪い、逆転に成功する。その後は4回に中村奨の2点適時打、6回にマーティンの2点適時打が飛び出すなど、試合を優位に進めた。投げては、先発・美馬が今季3勝目。敗れた中日は、先発・鈴木が振るわなかった。
◆ロッテの松川虎生捕手(18)がプロ2度目のマルチ安打をマークした。2回2死での第1打席、中日鈴木の7球目をセンターへはじき返し、5月24日広島戦(マツダスタジアム)以来の安打。さらに6回先頭での第3打席に、中日山本の緩い変化球をうまくライト前へ落とした。プロ初安打もマークした3月27日楽天戦(楽天生命パーク)以来のマルチ安打。一方、守備では6回にファウルフライを落球し、失策が記録された。21年ドラフト1位で市和歌山から入団し、今季はこの日で33試合目の出場。球宴のファン投票では8日の中間発表時点で9万5516票を集め、パ捕手部門で堂々の1位を走る。10万票到達も目前となっている。
◆中日が逆転負けで連敗を喫した。先発転向2戦目の鈴木博志投手(25)が1点リードの3回にレアード、安田に連打を浴びて逆転を許し、4回途中6安打6失点でKO。6回にA・マルティネスの5号2ランで2点差まで詰め寄るなどしたが、リリーフ陣も打ち込まれ、追いつけなかった。チームのカード勝ち越しも「3」でストップ。立浪監督の試合後のコメントは以下の通り。-鈴木は立ち上がりで捕まった「2点先制した後で(マウンドに上がって)よーいドンで四球。自滅ですね」-終始、点を取った後に取られる「追い上げはあったが、すぐに取られている。負けると課題や反省は出てくる。あれだけ点を取られたら、なかなか勝てない」-今季は屋外球場は6勝12敗「自分はそんな意識はないが、いろんなミスは出やすい。ドーム球場を本拠地にしているので。克服していかないといけない」-投手もバンテリンドームとは勝手が違う「カウント悪くしたり、打たれているのは甘い球。勝負所でのコントロールは屋外というかビジター。バンテリンドームより(敵地の)全部球場は狭い。その辺じゃないかな」-ビシエドが先制2ラン含め3安打「交流戦に入って状態は上がってきていると思う」-6、7回に2点ずつ返したが、裏に点を取られている「逆の立場なら、後から出る投手が1点、2点差だとプレッシャーがかかる。その1点というのは楽になるわけじゃないが、かなり違ってくる。取っては離され、取っては離されという展開になってしまった」-大島が2安打「なんだかんだと試合でヒットを打たないと上がって来ない。今日2本出たのは非常に良かった」-鈴木は再調整か「ちょっと考えます」
◆先発転向2戦目の中日鈴木博志投手が4回途中6失点KOされた。1点リードの3回にレアード、安田に連打を浴びて逆転。4回1死二、三塁のピンチで降板した。「先制点をもらったのに自分の投球ができず、自分で自分を苦しめてしまいました」と5年目での先発初勝利はお預けに。敵地連敗で今季の屋外球場は6勝12敗と大きく負け越し、チームの連続カード勝ち越しも「3」で止まった。
◆今季なかなか逆転できなかったロッテ打線が、3戦続けて逆転勝利した。初回、中日に2点を先制されるも、その裏にブランドン・レアード内野手(34)の犠飛で1点を返し、3回にはレアードの適時打、安田尚憲内野手(23)の2点適時二塁打で逆転した。ストライク率52.7%と制球に苦しむ中日先発の鈴木を4回途中6得点でKO。その後は点の取り合いとなったが、4回以降はリードを守りきった。得点力不足に悩むロッテは今季、相手に先制された試合は開幕から19連敗していた。不調だったマーティン、レアードの状態が上向いてきており、ようやく逆転できる機運も高まってきている。
◆ロッテ美馬学投手(35)が今季3勝目を挙げた。1日のヤクルト戦(神宮)に続き、今季自身初の2登板連続勝利となった。初回2死一塁から中日ビシエドに先制2ランを浴びるも、その後は打たせてとり、5回まで72球2失点。打線も5回までに6得点を挙げた。しかし、6回に先頭大島に安打を許すと、続くA・マルティネスに2ランを献上。その後、ビシエドに安打され1死一塁としたところで交代となった。5回1/3を投げ6安打4失点。救援陣の踏ん張りで勝利投手となったものの「大量の援護をもらいながら6回も投げきれず、後のリリーフ陣に迷惑を掛けて申し訳ないです。それだけです」と神妙だった。
◆シーズンもすでに4割を消化した段階ながら、ロッテ松川虎生捕手(18)の奮闘が続いている。高卒新人捕手として史上3人目となった開幕戦スタメンを勝ち取り、この日でスタメンマスクも31試合目に。まだ本塁打は放っていないが、この日は自身2度目のマルチ安打も記録するなどアピールが続く。一方で、ディフェンス面は相手からの研究もどんどん進むから大変だ。盗塁阻止率はなかなか上がらず、この日はファウルフライの落球で失策がつく場面も。6回、7回と失点し、救援陣の球数がかさんだ。ただ、それでも2試合続けて8回までマスクをかぶってチームの3連勝に貢献するなど、やはり18歳とは思えない力量だ。ミスも出た試合だったが、井口資仁監督(47)は試合後に「松川もずっといろいろな経験を積んでると思いますのでね。日々勉強だと思います」と、リードを守って勝利に導いたことを評価している。9回のマスクは2試合続けて加藤匠馬捕手(30)がかぶった。井口監督は「最後、益田のところは(松川より)ベテランの加藤にというところになってます」としつつ「これからチャンスがあれば(9回も松川に)かぶせていきたいなと思っています」とも話した。4月10日、佐々木朗の完全試合でのバッテリーが大きく注目された。一方で松川が1回から9回までマスクをかぶっての勝利は、5月は1度もなかった。一塁も守る佐藤都志也捕手(24)も合わせた3人で、必死にゲームを作っている。【金子真仁】
◆ロッテが3連勝。三回にレアードの適時打で追い付き、安田の2点二塁打で勝ち越した。以降は中村奨の2点打などで加点し、継投で追い上げをしのいだ。美馬が六回途中まで4失点で3勝目。中日は中盤からの反撃も及ばなかった。
◆ロッテの美馬は5回?を6安打4失点で3勝目を挙げた。5月12日の楽天戦から3連勝となったが、中軸に2本塁打を浴びたとあって「6回も投げきれず、救援陣に迷惑をかけて申し訳ない」と笑顔はなかった。一回にビシエドにスライダーを左翼席に運ばれた。六回はA・マルティネスに一発を献上。いずれも厳しいコースを攻めきれず、勝負どころでの制球面に課題を残した。
<交流戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ヤクルト |
10 | 4 | 0 | 0.714 (↑0.022) | - (-) |
4 | 63 (+6) | 45 (+3) | 19 (+1) | 11 (+3) |
0.268 (↑0.008) | 2.760 (↓0.01) |
2 (1↓) |
阪神 |
9 | 5 | 0 | 0.643 (↓0.049) | 1 (↓1) |
4 | 44 (-) | 30 (+1) | 8 (-) | 16 (-) |
0.259 (↓0.003) | 2.030 (↑0.06) |
3 (-) |
ORIX |
8 | 6 | 0 | 0.571 (↓0.044) | 2 (↓1) |
4 | 48 (+3) | 37 (+6) | 6 (-) | 5 (-) |
0.272 (↑0.001) | 2.630 (↓0.26) |
3 (1↑) |
ソフトバンク |
8 | 6 | 0 | 0.571 (↑0.033) | 2 (-) |
4 | 59 (+1) | 32 (-) | 9 (-) | 12 (-) |
0.271 (↓0.003) | 2.310 (↑0.18) |
5 (1↓) |
DeNA |
7 | 7 | 0 | 0.500 (↓0.038) | 3 (↓1) |
4 | 48 (+3) | 46 (+5) | 11 (-) | 6 (-) |
0.257 (↑0.005) | 2.710 (↓0.21) |
5 (1↓) |
中日 |
7 | 7 | 0 | 0.500 (↓0.038) | 3 (↓1) |
4 | 44 (+6) | 53 (+9) | 7 (+2) | 5 (-) |
0.247 (↑0.004) | 3.590 (↓0.3) |
5 (2↑) |
西武 |
7 | 7 | 0 | 0.500 (↑0.038) | 3 (-) |
4 | 50 (+3) | 44 (-) | 12 (-) | 7 (+2) |
0.228 (↓0.004) | 2.630 (↑0.21) |
5 (2↑) |
ロッテ |
7 | 7 | 0 | 0.500 (↑0.038) | 3 (-) |
4 | 56 (+9) | 52 (+6) | 15 (-) | 11 (+2) |
0.233 (↑0.014) | 3.420 (↓0.21) |
9 (1↑) |
楽天 |
6 | 8 | 0 | 0.429 (↑0.044) | 4 (-) |
4 | 28 (+1) | 48 (-) | 5 (-) | 7 (-) |
0.213 (↑0.003) | 3.470 (↑0.31) |
9 (2↓) |
巨人 |
6 | 8 | 0 | 0.429 (↓0.033) | 4 (↓1) |
4 | 50 (-) | 57 (+3) | 16 (-) | 16 (-) |
0.221 (↓0.012) | 3.760 (↑0.03) |
11 (-) |
日本ハム |
5 | 9 | 0 | 0.357 (↑0.049) | 5 (-) |
4 | 53 (+5) | 61 (+3) | 11 (+1) | 9 (+1) |
0.257 (-) | 4.180 (↑0.1) |
12 (1↓) |
広島 |
4 | 10 | 0 | 0.286 (↓0.022) | 6 (↓1) |
4 | 25 (-) | 63 (+1) | 0 (-) | 2 (-) |
0.211 (↓0.006) | 4.160 (↑0.26) |
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ヤクルト |
36 | 21 | 1 | 0.632 (↑0.007) | - (-) |
85 | 229 (+6) | 189 (+3) | 59 (+1) | 37 (+3) |
0.240 (↑0.003) | 2.820 (↓0.01) |
2 (-) |
巨人 |
34 | 29 | 0 | 0.540 (↓0.008) | 5 (↓1) |
80 | 239 (-) | 251 (+3) | 66 (-) | 33 (-) |
0.240 (↓0.003) | 3.470 (↑0.01) |
3 (-) |
広島 |
29 | 29 | 2 | 0.500 (↓0.009) | 7.5 (↓1) |
83 | 227 (-) | 207 (+1) | 24 (-) | 10 (-) |
0.250 (↓0.002) | 3.210 (↑0.04) |
4 (-) |
中日 |
27 | 31 | 0 | 0.466 (↓0.008) | 9.5 (↓1) |
85 | 187 (+6) | 220 (+9) | 35 (+2) | 20 (-) |
0.246 (↑0.001) | 3.660 (↓0.06) |
5 (-) |
DeNA |
24 | 30 | 0 | 0.444 (↓0.009) | 10.5 (↓1) |
89 | 187 (+3) | 233 (+5) | 39 (-) | 20 (-) |
0.250 (↑0.001) | 3.860 (↓0.03) |
6 (-) |
阪神 |
26 | 34 | 1 | 0.433 (↓0.008) | 11.5 (↓1) |
82 | 188 (-) | 177 (+1) | 43 (-) | 45 (-) |
0.232 (-) | 2.710 (↑0.03) |
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
33 | 23 | 1 | 0.589 (↑0.007) | - (-) |
86 | 231 (+1) | 174 (-) | 33 (-) | 34 (-) |
0.265 (↓0.001) | 2.740 (↑0.05) |
2 (-) |
楽天 |
32 | 23 | 1 | 0.582 (↑0.008) | 0.5 (-) |
87 | 186 (+1) | 166 (-) | 33 (-) | 44 (-) |
0.233 (↑0.001) | 2.850 (↑0.06) |
3 (-) |
ORIX |
30 | 30 | 0 | 0.500 (↓0.008) | 5 (↓1) |
83 | 169 (+3) | 187 (+6) | 23 (-) | 32 (-) |
0.230 (↑0.001) | 2.870 (↓0.05) |
4 (-) |
西武 |
28 | 30 | 1 | 0.483 (↑0.009) | 6 (-) |
84 | 184 (+3) | 178 (-) | 40 (-) | 24 (+2) |
0.224 (↓0.001) | 2.510 (↑0.05) |
5 (-) |
ロッテ |
26 | 32 | 1 | 0.448 (↑0.009) | 8 (-) |
84 | 192 (+9) | 208 (+6) | 36 (-) | 57 (+2) |
0.219 (↑0.003) | 2.930 (↓0.06) |
6 (-) |
日本ハム |
23 | 36 | 0 | 0.390 (↑0.011) | 11.5 (-) |
84 | 201 (+5) | 230 (+3) | 49 (+1) | 43 (+1) |
0.239 (↑0.001) | 3.740 (↑0.01) |
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