ロッテ(☆9対6★)中日 =交流戦2回戦(2022.06.08)・ZOZOマリンスタジアム=
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中日
20000220061122
ロッテ
10320210X91310
勝利投手:美馬 学(3勝4敗0S)
(セーブ:益田 直也(0勝1敗12S))
敗戦投手:鈴木 博志(0勝1敗0S)

本塁打
【中日】ビシエド(7号・1回表2ラン),A.マルティネス(5号・6回表2ラン)

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◆ロッテは1点を追う3回裏、レアードと安田の適時打で3点を奪い、逆転に成功する。その後は4回に中村奨の2点適時打、6回にマーティンの2点適時打が飛び出すなど、試合を優位に進めた。投げては、先発・美馬が今季3勝目。敗れた中日は、先発・鈴木が振るわなかった。

◆ロッテの松川虎生捕手(18)がプロ2度目のマルチ安打をマークした。2回2死での第1打席、中日鈴木の7球目をセンターへはじき返し、5月24日広島戦(マツダスタジアム)以来の安打。さらに6回先頭での第3打席に、中日山本の緩い変化球をうまくライト前へ落とした。プロ初安打もマークした3月27日楽天戦(楽天生命パーク)以来のマルチ安打。一方、守備では6回にファウルフライを落球し、失策が記録された。21年ドラフト1位で市和歌山から入団し、今季はこの日で33試合目の出場。球宴のファン投票では8日の中間発表時点で9万5516票を集め、パ捕手部門で堂々の1位を走る。10万票到達も目前となっている。

◆中日が逆転負けで連敗を喫した。先発転向2戦目の鈴木博志投手(25)が1点リードの3回にレアード、安田に連打を浴びて逆転を許し、4回途中6安打6失点でKO。6回にA・マルティネスの5号2ランで2点差まで詰め寄るなどしたが、リリーフ陣も打ち込まれ、追いつけなかった。チームのカード勝ち越しも「3」でストップ。立浪監督の試合後のコメントは以下の通り。-鈴木は立ち上がりで捕まった「2点先制した後で(マウンドに上がって)よーいドンで四球。自滅ですね」-終始、点を取った後に取られる「追い上げはあったが、すぐに取られている。負けると課題や反省は出てくる。あれだけ点を取られたら、なかなか勝てない」-今季は屋外球場は6勝12敗「自分はそんな意識はないが、いろんなミスは出やすい。ドーム球場を本拠地にしているので。克服していかないといけない」-投手もバンテリンドームとは勝手が違う「カウント悪くしたり、打たれているのは甘い球。勝負所でのコントロールは屋外というかビジター。バンテリンドームより(敵地の)全部球場は狭い。その辺じゃないかな」-ビシエドが先制2ラン含め3安打「交流戦に入って状態は上がってきていると思う」-6、7回に2点ずつ返したが、裏に点を取られている「逆の立場なら、後から出る投手が1点、2点差だとプレッシャーがかかる。その1点というのは楽になるわけじゃないが、かなり違ってくる。取っては離され、取っては離されという展開になってしまった」-大島が2安打「なんだかんだと試合でヒットを打たないと上がって来ない。今日2本出たのは非常に良かった」-鈴木は再調整か「ちょっと考えます」

◆先発転向2戦目の中日鈴木博志投手が4回途中6失点KOされた。1点リードの3回にレアード、安田に連打を浴びて逆転。4回1死二、三塁のピンチで降板した。「先制点をもらったのに自分の投球ができず、自分で自分を苦しめてしまいました」と5年目での先発初勝利はお預けに。敵地連敗で今季の屋外球場は6勝12敗と大きく負け越し、チームの連続カード勝ち越しも「3」で止まった。

◆今季なかなか逆転できなかったロッテ打線が、3戦続けて逆転勝利した。初回、中日に2点を先制されるも、その裏にブランドン・レアード内野手(34)の犠飛で1点を返し、3回にはレアードの適時打、安田尚憲内野手(23)の2点適時二塁打で逆転した。ストライク率52.7%と制球に苦しむ中日先発の鈴木を4回途中6得点でKO。その後は点の取り合いとなったが、4回以降はリードを守りきった。得点力不足に悩むロッテは今季、相手に先制された試合は開幕から19連敗していた。不調だったマーティン、レアードの状態が上向いてきており、ようやく逆転できる機運も高まってきている。

◆ロッテ美馬学投手(35)が今季3勝目を挙げた。1日のヤクルト戦(神宮)に続き、今季自身初の2登板連続勝利となった。初回2死一塁から中日ビシエドに先制2ランを浴びるも、その後は打たせてとり、5回まで72球2失点。打線も5回までに6得点を挙げた。しかし、6回に先頭大島に安打を許すと、続くA・マルティネスに2ランを献上。その後、ビシエドに安打され1死一塁としたところで交代となった。5回1/3を投げ6安打4失点。救援陣の踏ん張りで勝利投手となったものの「大量の援護をもらいながら6回も投げきれず、後のリリーフ陣に迷惑を掛けて申し訳ないです。それだけです」と神妙だった。

◆シーズンもすでに4割を消化した段階ながら、ロッテ松川虎生捕手(18)の奮闘が続いている。高卒新人捕手として史上3人目となった開幕戦スタメンを勝ち取り、この日でスタメンマスクも31試合目に。まだ本塁打は放っていないが、この日は自身2度目のマルチ安打も記録するなどアピールが続く。一方で、ディフェンス面は相手からの研究もどんどん進むから大変だ。盗塁阻止率はなかなか上がらず、この日はファウルフライの落球で失策がつく場面も。6回、7回と失点し、救援陣の球数がかさんだ。ただ、それでも2試合続けて8回までマスクをかぶってチームの3連勝に貢献するなど、やはり18歳とは思えない力量だ。ミスも出た試合だったが、井口資仁監督(47)は試合後に「松川もずっといろいろな経験を積んでると思いますのでね。日々勉強だと思います」と、リードを守って勝利に導いたことを評価している。9回のマスクは2試合続けて加藤匠馬捕手(30)がかぶった。井口監督は「最後、益田のところは(松川より)ベテランの加藤にというところになってます」としつつ「これからチャンスがあれば(9回も松川に)かぶせていきたいなと思っています」とも話した。4月10日、佐々木朗の完全試合でのバッテリーが大きく注目された。一方で松川が1回から9回までマスクをかぶっての勝利は、5月は1度もなかった。一塁も守る佐藤都志也捕手(24)も合わせた3人で、必死にゲームを作っている。【金子真仁】

◆ロッテが3連勝。三回にレアードの適時打で追い付き、安田の2点二塁打で勝ち越した。以降は中村奨の2点打などで加点し、継投で追い上げをしのいだ。美馬が六回途中まで4失点で3勝目。中日は中盤からの反撃も及ばなかった。

◆ロッテの美馬は5回?を6安打4失点で3勝目を挙げた。5月12日の楽天戦から3連勝となったが、中軸に2本塁打を浴びたとあって「6回も投げきれず、救援陣に迷惑をかけて申し訳ない」と笑顔はなかった。一回にビシエドにスライダーを左翼席に運ばれた。六回はA・マルティネスに一発を献上。いずれも厳しいコースを攻めきれず、勝負どころでの制球面に課題を残した。

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<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
1040 0.714
(↑0.022)
-
(-)
463
(+6)
45
(+3)
19
(+1)
11
(+3)
0.268
(↑0.008)
2.760
(↓0.01)
2
(1↓)
阪神
950 0.643
(↓0.049)
1
(↓1)
444
(-)
30
(+1)
8
(-)
16
(-)
0.259
(↓0.003)
2.030
(↑0.06)
3
(-)
ORIX
860 0.571
(↓0.044)
2
(↓1)
448
(+3)
37
(+6)
6
(-)
5
(-)
0.272
(↑0.001)
2.630
(↓0.26)
3
(1↑)
ソフトバンク
860 0.571
(↑0.033)
2
(-)
459
(+1)
32
(-)
9
(-)
12
(-)
0.271
(↓0.003)
2.310
(↑0.18)
5
(1↓)
DeNA
770 0.500
(↓0.038)
3
(↓1)
448
(+3)
46
(+5)
11
(-)
6
(-)
0.257
(↑0.005)
2.710
(↓0.21)
5
(1↓)
中日
770 0.500
(↓0.038)
3
(↓1)
444
(+6)
53
(+9)
7
(+2)
5
(-)
0.247
(↑0.004
3.590
(↓0.3)
5
(2↑)
西武
770 0.500
(↑0.038)
3
(-)
450
(+3)
44
(-)
12
(-)
7
(+2)
0.228
(↓0.004)
2.630
(↑0.21)
5
(2↑)
ロッテ
770 0.500
(↑0.038)
3
(-)
456
(+9)
52
(+6)
15
(-)
11
(+2)
0.233
(↑0.014
3.420
(↓0.21)
9
(1↑)
楽天
680 0.429
(↑0.044)
4
(-)
428
(+1)
48
(-)
5
(-)
7
(-)
0.213
(↑0.003)
3.470
(↑0.31)
9
(2↓)
巨人
680 0.429
(↓0.033)
4
(↓1)
450
(-)
57
(+3)
16
(-)
16
(-)
0.221
(↓0.012)
3.760
(↑0.03)
11
(-)
日本ハム
590 0.357
(↑0.049)
5
(-)
453
(+5)
61
(+3)
11
(+1)
9
(+1)
0.257
(-)
4.180
(↑0.1)
12
(1↓)
広島
4100 0.286
(↓0.022)
6
(↓1)
425
(-)
63
(+1)
0
(-)
2
(-)
0.211
(↓0.006)
4.160
(↑0.26)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
36211 0.632
(↑0.007)
-
(-)
85229
(+6)
189
(+3)
59
(+1)
37
(+3)
0.240
(↑0.003)
2.820
(↓0.01)
2
(-)
巨人
34290 0.540
(↓0.008)
5
(↓1)
80239
(-)
251
(+3)
66
(-)
33
(-)
0.240
(↓0.003)
3.470
(↑0.01)
3
(-)
広島
29292 0.500
(↓0.009)
7.5
(↓1)
83227
(-)
207
(+1)
24
(-)
10
(-)
0.250
(↓0.002)
3.210
(↑0.04)
4
(-)
中日
27310 0.466
(↓0.008)
9.5
(↓1)
85187
(+6)
220
(+9)
35
(+2)
20
(-)
0.246
(↑0.001
3.660
(↓0.06)
5
(-)
DeNA
24300 0.444
(↓0.009)
10.5
(↓1)
89187
(+3)
233
(+5)
39
(-)
20
(-)
0.250
(↑0.001)
3.860
(↓0.03)
6
(-)
阪神
26341 0.433
(↓0.008)
11.5
(↓1)
82188
(-)
177
(+1)
43
(-)
45
(-)
0.232
(-)
2.710
(↑0.03)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
33231 0.589
(↑0.007)
-
(-)
86231
(+1)
174
(-)
33
(-)
34
(-)
0.265
(↓0.001)
2.740
(↑0.05)
2
(-)
楽天
32231 0.582
(↑0.008)
0.5
(-)
87186
(+1)
166
(-)
33
(-)
44
(-)
0.233
(↑0.001)
2.850
(↑0.06)
3
(-)
ORIX
30300 0.500
(↓0.008)
5
(↓1)
83169
(+3)
187
(+6)
23
(-)
32
(-)
0.230
(↑0.001)
2.870
(↓0.05)
4
(-)
西武
28301 0.483
(↑0.009)
6
(-)
84184
(+3)
178
(-)
40
(-)
24
(+2)
0.224
(↓0.001)
2.510
(↑0.05)
5
(-)
ロッテ
26321 0.448
(↑0.009)
8
(-)
84192
(+9)
208
(+6)
36
(-)
57
(+2)
0.219
(↑0.003
2.930
(↓0.06)
6
(-)
日本ハム
23360 0.390
(↑0.011)
11.5
(-)
84201
(+5)
230
(+3)
49
(+1)
43
(+1)
0.239
(↑0.001)
3.740
(↑0.01)