阪神(☆8対3★)日本ハム =交流戦3回戦(2022.06.05)・阪神甲子園球場=
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日本ハム
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阪神
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勝利投手:伊藤 将司(2勝2敗0S)
敗戦投手:吉田 輝星(1勝1敗0S)

本塁打
【阪神】大山 悠輔(13号・3回裏3ラン)

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◆阪神は3回裏、佐藤輝の適時打と大山の3ランで4点を奪い、先制に成功する。4-3で迎えた8回には代打・小野寺の適時三塁打などで4点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・伊藤将が6回3失点で今季2勝目。敗れた日本ハムは、先発・吉田が試合をつくれなかった。

◆阪神伊藤将司投手(26)は、甲子園での前回登板で完封勝利。阪神の投手が甲子園で2試合連続完封すれば、14年に3試合続けたメッセンジャー以来。日本人投手では92年野田以来、30年ぶり。

◆BIGBOSSこと日本ハム新庄剛志監督(50)が甲子園でインスタライブを実施した。「いいのかな。ビジターでインスタライブをやって。いいよね?」と、ビジター用の監督室でスタート。「今日(先発は)吉田輝星投手。"緊張剛志"になっていると思う(笑い)。もうガクガクなのか、もう気合入って燃えまくっているか。どっちかやね」と、自身の名前にかけたジョークも交えながら、期待した。ここまで甲子園で2連敗しているが、自身の采配についても振り返った。「(3日の試合で)上川畑君に、7点取った後にディレードスチールのサインを出してアウトになったところから、ちょっと嫌な雰囲気があるかなって。でも、ガンガンね、攻めようという気持ちは常にあるので」と、この日も攻めの采配を貫く姿勢を示した。その後、監督室を出て、グラウンドまでの裏側を公開。「今日スタメンの石川亮君です」と、ばったり出くわした石川亮捕手(26)のスタメンを明言。そして、グラウンドへ出て自身のベンチ内の立ち位置などを紹介した。そして、スタメンを公表。先発の吉田は8番に入った。

◆日本ハム清宮幸太郎内野手(23)が交流戦で打率を上げている。試合前まで3試合連続で2安打をマークするなど好調。リーグ戦で2割9厘だった打率は、4日阪神戦(甲子園)後に2割5分4厘まで上昇した。交流戦に限れば、打率は3割5分9厘(39打数14安打)を記録する。2打席連続本塁打を放った5月28日巨人戦(札幌ドーム)から継続して結果が出始めている。同戦以降は7試合で24打数11安打(2本塁打)、3打点、打率4割5分8厘、出塁率5割。プロ入り後初の甲子園での本塁打にも期待が高まる中、試合前にインスタライブを実施した新庄剛志監督(50)が公表したスタメンでは「5番一塁」で名を連ねた。交流戦では今季ラストの聖地で、どんな打撃を見せるか注目だ。

◆日本ハム新庄剛志監督(50)が現役時代の神守備を再現した。試合前に甲子園でインスタライブを実施。グラウンドに出て、中堅まで移動すると「すごいのよ。甲子園の球場の外野はめちゃくちゃ走りやすい。設備完璧」と、阪神園芸に感謝。そして、「いつも僕が練習していたのは...」と紹介したのは、阪神時代に中堅守備では外野フェンスによじ登って打球をつかむ練習。実際に中堅フェンスにある「Panasonic」の広告の「n」の位置に手を置いて「ここに足をかけて、ここに登り、ここから打球を見て、ボールをキャッチする練習を毎日やっていました」と、懐かしんだ。直後に「あ! 今日スタメンの今川君です」と、2番左翼で起用する今川優馬外野手(25)を発見。今川に「今日、打球がここに飛んでくるから」と、左翼フェンスを指さして「ちょっと登ってみて。登れ!」と指示。今川も「はい」と、フェンスに足をかけて登るとBIGBOSSも「そうそうそう。もう1個上に」と、さらなるアドバイスを送ったが、ここでアクシデントが。今川が足をかけたフェンス部分が破れてしまい、新庄監督も「あ、壊れた」と苦笑い。それでも、もう1度チャレンジした今川が理想の動きを見せると「そうそうOK!」と、声をかけた。最後は土の内野グラウンドへ移動。「たぶんですね、今日は雨予報なので、阪神園芸さんは昨日の試合終わりに(土の)グラウンドを固く整備しているんじゃないかなと思います。柔らかく整備すると、雨が降った時にぐちゃぐちゃになってしまうから」と、阪神園芸の準備を推測。「そういうところを計算に入れて、内野手に守らせています」と、細かな情報も頭に入れながら試合に臨んでいることを明かした。

◆まさかの、敵地で記念撮影!? 日本ハム新庄剛志監督(50)がメンバー表の交換後、バックスタンドに向かって深々と一礼すると、スマートフォンを取り出して甲子園の大観衆をバックにVサインで自撮りを敢行。さらに三塁側ベンチ前へ移動すると、まるで甲子園練習に臨む高校球児のように、選手たちと一緒にビッグボスポーズで記念写真に納まった。一塁側ベンチの阪神ナインも、思わず笑顔。試合前には阪神球団の了解を得てインスタライブを行い「タイガース時代、このライトスタンドからものすごいやじを受けました。その逆で、打った時はものすごい声援を受けました。ここで精神面を鍛えられました。きれいだね~やっぱり。甲子園の外野は、めちゃくちゃ走りやすい。設備完璧」と話していた。

◆熱狂的阪神ファンの有働由美子アナウンサー(53)が始球式を行った。この日のゲームスポンサー「J:COMデー」のゲストとして招かれた。ユニホーム姿にこだわった。「阪神愛」と背中に描かれた黄色いマント姿で登場。「今日が自分の結婚式だと思って。本当にウエディングドレスみたいな気持ちで」。背番号はメインキャストを務める日本テレビ系「news zero」にちなんで「0」。下はタテジマのユニホームにオールドスタイルの黒ソックス。「みんなはミニスカートがいいとかホットパンツが定番とか言われたが、ちゃんとしてこようとユニホームで来ました」。大きな襟を立てたのは「(対戦相手が)BIGBOSSだったので敬意を表しました。メンズ用のワイシャツの袖を切って仕上げました」と説明。三塁ベンチの新庄監督も気づき、笑顔で拍手を送った。この日のために10日間、毎日20分ほど練習し「300球くらい投げた」と、万全の準備をしてきたが、投球はワンバウンド。「リリースが早かった」と悔しがった。始球式はNHK時代に大学野球で経験はあるがプロ野球では初めてだった。兵庫県に住んでいた小学2年から5年までは阪急ブレーブス(現オリックスバファローズ)こどもの会に入っていたが、小学6年生で大阪府に転校してから、熱狂的な阪神ファンとなった。チームは6月に入り4連勝中でこの日を迎えた。「6月に入ってからが開幕やと思っている。このあと全部勝っていただいて問題ないので。我々はまったくあきらめていないんで、このあと全勝の気持ちで頑張ってほしい。交流戦だけでなく、シーズン優勝、できれば3位以内に入ってほしい」と熱く語った。

◆日本ハム吉田輝星投手(21)が初回からほえた。甲子園でプロ初先発した18年夏の甲子園準V右腕は、1回2死一、二塁で絶好調の阪神大山悠輔内野手(27)と対戦。フルカウントから135キロのフォークで空振り三振を奪うと、小さくガッツポーズしながら雄たけびを上げた。

◆日本ハム吉田輝星投手(21)が甲子園で「侍ポーズ」を再現...しなかった。初回のマウンドに上がり、投球練習後に中堅方向を向いて笑みを浮かべたが、そのまま投球に向かった。金足農(秋田)のエースとして臨んだ18年夏の甲子園では初回と9回に、中堅を守っていた大友朝陽外野手に向かって「シャキーン」。大友も「シャキーン」と侍ポーズで返すのがルーティン。吉田は当時、グラブにも「シャキーン」と刺しゅうを入れるほど、大事にしていたパフォーマンスだった。先発前日の4日に吉田は「ちょっとやろうか今、迷ってるんで、『あれやろうかなあ』とかって書いておいてください」とニヤリ。「やるなら、最初にマウンド上がった時ですね。せっかく甲子園で満員なので、精いっぱい、それを楽しんでいきたい」と話していた。この日の試合前には中堅を守る松本剛外野手(28)も侍ポーズを練習。後輩の名パフォーマンス再現へ向けて、しっかりと準備をしていた。

◆日本ハム吉田輝星投手(21)が甲子園の打席にも帰ってきた。この日は「8番投手」に入り、3回1死無走者の場面で第1打席を迎えた。左肘には母校の金足農のカラーである紫色のエルボーガードを装着。カウント1-2からの5球目、142キロ直球を打って、二ゴロに倒れた。18年夏の甲子園では本塁打も記録した吉田。4日には打席での意気込みを問われて「(狙い球は)ストレート、一本釣りで(笑い)。ホームラン打てるように頑張ります」と話していた。

◆日本ハム新庄剛志監督(50)が阪神大山悠輔内野手(27)に感服の拍手を送った。1点を先制された直後の3回2死一、三塁の場面。吉田輝星投手(21)が投じた内角高めの142キロ直球を、大山が見事に捉えて左翼席へ13号3ランを運んだ。今カード4本目の被弾を見届けたBIGBOSSも、小さく手をたたいて豪快弾をたたえた。3日には3本塁打を打たれ、4日も先制打を含む3安打を浴びていた大山について、4日の試合後に新庄監督は「もう、絶好調でしょ。いい形でタイミングも早く取って、自分のポイントまで引きつけて。ボールを打った後のヘッドを返さないというか、前が大きい...スイングに乗せていくっていうバッティングが出来ている。今のタイガースの中では一番調子のいいバッターだと思います」と、話していた。

◆絶好調の阪神大山悠輔内野手(27)が、今カード4発目で3試合連続打点となる13号3ランを放った。「連打でいい流れで回ってきた打席でしたし、取れる場面でしっかり得点しておきたかったので、最高の結果になって良かったです。次の打席も打てるように頑張ります」3回2死一、二塁から4番佐藤輝が右前への先制適時打を放った直後の打席。カウント1-1からの3球目、日本ハム吉田の内角142キロ直球に対して右腕をたたみながら強振。打球は左翼ポール際のスタンド中段付近に着弾した。13発は佐藤輝を追い抜き、チーム単独トップに躍り出た。大山は3日の同戦では1試合3発を記録し、前日4日には決勝タイムリーを放ち、勝利に大きく貢献した。主砲が乗りに乗っている。

◆G・G・佐藤降臨!? 阪神佐藤輝明内野手(23)が、自己最長を更新する9試合連続ヒットとなる先制適時打を放った。両軍無得点の3回、2死一、二塁のチャンスで、日本ハム吉田の真ん中145キロ直球を引っ張り、右前へ運んだ。球団広報を通じて「(伊藤)将司さんが良い投球をしてくれていたので、なんとか先制点を取って援護したいと思っていましたし、しっかり自分のスイングをすることができました」とコメントし、最後には元西武、ロッテで活躍したG・G・佐藤氏(43)の決めぜりふ「キモティ~~!」で締めていた。すぐさま本人もツイッターで反応した。佐藤輝の談話を引用し、「TT佐藤輝明選手最高! キモティー!!」とツイート。ハッシュタグでは「#ありがとう」「#どんどん使ってね」と追記し、公認となった。

◆甲子園で公式戦初先発となった日本ハム吉田輝星投手(21)が、絶好調の阪神大山悠輔内野手(27)にリベンジ弾を食らって3回7安打4失点で降板した。大山には初回はフルカウントから135キロのフォークで空振り三振を奪っていたが、3回2死一、三塁の場面ではカウント1-1から内角高めを突いた142キロ直球を捉えられて、13号3ランを左翼席へ運ばれた。2回まで安打を浴びながらも無失点だったが、3回は佐藤輝明内野手(23)に145キロの直球を捉えられて右前へ先制打を浴びるなど一挙4失点。「侍ポーズ」も封印して臨んだ聖地での登板は、悔しい形で幕を閉じた。

◆日本ハム万波中正外野手(22)が6回無死一、三塁で迎えた打席で、自打球が唇付近に直撃するアクシデントが起きた。カウント1-2からの4球目をバットに当てると、ワンバウンドした打球が唇付近に当たった。1度、三塁側ベンチへ引き揚げたが、すぐに出てくると球審からも心配の声をかけられて「大丈夫です」。打席へ戻ると、右翼へ犠飛を放って1点を返した。「唇、痛いです...」とコメントも、ベンチへ戻った万波は笑顔を見せていた。

◆甲子園で公式戦初先発となった日本ハム吉田輝星投手(21)が、絶好調の阪神大山悠輔内野手(27)にリベンジ弾を食らって3回7安打4失点で降板した。大山には、初回はフルカウントから135キロのフォークで空振り三振を奪っていたが、3回2死一、三塁ではカウント1-1から内角高めを突いた142キロ直球を捉えられて、13号3ランを左翼席へ運ばれた。吉田は球団を通じて「毎回のようにピンチを背負ってしまいましたが、初回、2回のピンチはしっかりと防ぐことができました。3回、佐藤輝明選手に対してボールが甘く入ってしまったことが悔やまれます。もう少し変化球も混ぜて、攻められればよかったのかなと思います。久々の甲子園で、もっと良い投球をしたかったです」と、悔しさをにじませた。2回まで安打を浴びながらも無失点だったが、3回は佐藤輝明内野手(23)に145キロの直球を捉えられて右前へ先制打を浴びるなど一挙4失点。復活を示唆していた「侍ポーズ」も封印して臨んだ聖地での登板は、悔しい形で幕を閉じた。

◆聖地凱旋(がいせん)となったBIGBOSS率いる日本ハムは、追い上げ届かず同一カード3連敗を喫した。18年夏以来の甲子園登板となった吉田輝星投手(21)は3回に1点を先制され、なお2死一、三塁から大山に左越え3ランを献上。3回7安打4失点でKOされ「もう少し変化球も混ぜて、攻められれば良かったのかなと思います。久々の甲子園で、もっと良い投球をしたかったです」と唇をかんだ。打線は阪神先発の伊藤将の前に5回2死まで無安打に抑えられた。しかし、6回先頭の代打杉谷が右翼線二塁打でチャンスメークし、万波の右犠飛で反撃を開始。さらになお2死一、三塁から野村の左中間2点適時二塁打で1点差に迫った。8回2死二塁では松本剛の打球が、前進守備に阻まれて中飛。新庄監督はベンチ前のフェンスを大きくたたき、悔しがった。▽日本ハム野村(6回に左中間2点適時二塁打で一時1点差まで追い上げる)「追い込まれてましたし、逆方向を意識してうまく反応できた。(状態は)徐々に上がってきて、引っ張れる打球が増えてきてる。このまま続けていって長打だったりを増やしていけたら」

◆阪神が2度目の5連勝を飾った。借金は4月5日以来2カ月ぶりの「8」まで減らした。初の交流戦優勝へ、2位の好位置をキープしている。阪神OBの日本ハム新庄剛志監督(50)の甲子園帰還シリーズで3戦全勝。同一カード3連勝は4月29日からの巨人戦(東京ドーム)以来、2度目だ。また大山悠輔内野手(27)のバットが猛威をふるった。3回、佐藤輝明内野手(23)の右前打で1点先制。続く5番大山は、走者2人を置いて左翼ポール際へ高々と13号3ランを放り込んだ。初戦は3本のアーチで6点差逆転勝ちに貢献。2戦目は決勝左前打を放った。そして3戦目、交流戦6本目のアーチも大きな一打となった。新庄監督も思わず拍手するほどだった。先発の伊藤将司投手(26)は5回まで1安打投球で試合を作った。6回に3失点して降板となったが、2勝目を手にした。1点リードで必勝リレーに入り、7回はラウル・アルカンタラ投手(29)、8回は湯浅京己投手(22)が抑えた。湯浅は16試合連続無失点。16ホールドでリーグトップに並んだ。8回は代打小野寺暖外野手(24)が走者一掃の3点三塁打、島田海吏外野手(26)の右前打で4点を追加してダメを押した。好調の投手陣に加え、打線も活気づく阪神がBIGBOSSの日本ハムを圧倒した。

◆阪神が日本ハムに3タテを食らわし、5連勝とした。先発の伊藤将司投手(26)は6回3失点の粘投で、昨季から甲子園5連勝で今季2勝目。大山悠輔内野手(27)は今カード4発目となる3回の13号3ランで勝利をグッと近づけた。小野寺暖外野手(24)は1点リードの8回2死満塁から代打で右中間への走者一掃適時三塁打でダメを押した。ヒーローインタビューは以下の通り。【伊藤将】-今季2勝目。日本ハム戦どんな準備をして臨んだ「日本ハムは本当に積極的に打ってくるので、そこを警戒しながら、自分のゴロアウトを取るというピッチングができたと思います」-今季は甲子園で3試合に投げて24イニング4失点。甲子園のマウンドは「去年はコロナの影響で、ファンの方もなかなか来れない状況の中で、今年はたくさんのファンの方々が観に来てくださっているので、その中でそういう投球ができているのはうれしく思います」-満員の迫力は「すごくプレッシャーです(笑い)」-序盤に大山の1発もあった。攻撃陣は頼りになる「打ってくれているので、自分も投げやすく投げられていると思います」-次戦に向けて「次回も自分のピッチングをして、チームに貢献できるように頑張ります」【大山】-3日連続のお立ち台。吉田投手からの1発。どんな準備をしていた「目の前で(佐藤)テルが打点を挙げてくれたので、それにしっかり続こうと、(伊藤)将司のためにも1点でも多くと思って、打席に入りました」-6月5本目。打率も軽く5割超え。好調の要因は「1日1日しっかりいい準備ができていますし、チームの雰囲気もすごくいいので、このまま続けていけるように頑張ります」-自主トレをともに行う小野寺の一打は「何とかやってくれるんじゃないかと思って三塁走者から見ていましたけど、ああいうしびれる展開でああいう仕事ができるのはいいんじゃないかなと思います」-かわいい後輩か「ちょっとうっとうしいですね(笑い)」-明後日以降に向けて「しっかり1試合1試合頑張りますので、これからも応援よろしくお願いします」【小野寺】-お立ち台は「初めてです」-どんな景色でしょうか「こんなたくさんの方々の前でしゃべったことがなかったので、とても緊張しています」-打席とどっちが緊張しているか「今の方が緊張してます」-大事な場面だった。打席の中での気持ちは「たくさんチャンスをもらっている中で、あまりチームの力になれてなかったので、どうしてもチームのため、自分のためにも絶対走者をかえそうと思って打席に立ちました」-三塁打は「初めてです」-あらためてどんな気持ちか「大山さんのように、チームの勝ちにつながるような一打をもっと打てるように、日々練習したいと思います」-お立ち台の小野寺は大山「猫かぶってます」-明後日以降に向けて「明後日以降もこの調子で、6月全勝続いているので、勝ち続けられるように頑張ります。応援よろしくお願いいたします」

◆日本ハム新庄剛志監督(50)が監督就任後、初の聖地凱旋(がいせん)となった3戦目を振り返った。阪神時代にプレーした甲子園。試合前直前にはスマートフォンを取り出し、大観衆をバックにVサインで自撮り。三塁側ベンチ前でも選手と一緒にビッグボス・ポーズで記念撮影を行った。観衆は初戦4万2574人、2戦目4万2594人、3戦目4万2586人を記録。新庄監督は「すごいっすね。まあオレのおかげじゃないと思うけど、多少はあるかな」と一役買ったことにニンマリ。「みんな温かい拍手をしてくれて。最後の試合、同点に追い付きたかったんですよ。とにかく。9回にね。そしたらまた延長で盛り上がって」と、頭の中で描いていたシナリオを明かした。

◆阪神で現役生活を10年送った日本ハム新庄剛志監督(50)にとっては、悔しい"里帰り"になった。試合後のBIGBOSSに、いつもの元気はなかった。「みんな温かい拍手をしてくれて...。(甲子園で)最後の試合、同点に追い付きたかったんですよ。とにかく。9回にね。そうしたら、延長で盛り上がった」。6回に3点を返して1点差に詰め寄りながら、8回に痛恨の4失点。チームは今季4度目の同一カード3連敗となった。この3日間、試合の"前座"は完璧だった。この日は練習中に、インスタライブを敢行。球場の特徴などをリポートし、スタメンを発表した。オーダー交換の後にはスマートフォンを取り出して「記念に」と、まさかの自撮りを行いVサイン。阪神ベンチをバックに撮った際には「(阪神の選手が)拍手してくれた」。両チームのファンを盛り上げる演出で、甲子園をたっぷり温めた。スタンドは3日連続で超満員。「オレのおかげじゃないと思うけど、多少はあるかな」と冗談めかした。ともに、セ・パの最下位から逆襲を狙う。「タイガースも、これをきっかけにして欲しい。やっぱりタイガースは勝って、プロ野球を盛り上げてもらわないと」。古巣への愛着をチラリとのぞかせ、名残惜しそうに甲子園を去った。【中島宙恵】

◆初めての甲子園のお立ち台。阪神小野寺暖外野手(24)は「こんな風景なんだ」と感慨にふけった。背番号97がまた満塁で大仕事をやってのけた。1点リードの8回。2死満塁で代打で登場。直球を強振するとライナーが右中間へ。三塁でガッツポーズを決めた。3人をかえし、リードを4点に広げるプロ初の三塁打だった。4月21日のDeNA戦(横浜)で逆転の代打満塁本塁打。ド派手な活躍をしたのに再逆転された。今度は本拠地甲子園で勝利に貢献した。「興奮であまり歓声が聞こえなかったけど、守備につく時、味わったことがない歓声だったので、とてもうれしかった」。打った相手は元阪神の谷川だった。小野寺が2年目の昨年4月に金銭トレードで日本ハムへ。阪神には、谷川が活躍できる場の確保と、強化ポイントだった右打ち野手のために枠を空けたい事情があった。その「右」こそが、当時は背番号127の小野寺。すぐ翌日に支配下昇格を果たした。「背番号も変わって、いい姿を見せられたと思う」と先輩に頭を下げた。一緒にお立ち台に立った大山は自主トレをともにする師匠だ。「見習うことがたくさんある。大山さんのようにチームを勝たせる選手になりたい」。ムードメーカーで、屈指のいじられキャラ。優等生的な発言に大山から「ちょっと、うっとうしいです。猫かぶってます」と言われ、場内の爆笑を呼んだ。「チームは今絶好調でベンチの雰囲気もいい。このままいい雰囲気でつなげられるようにしたい」。上昇気流のチームに小野寺の存在も欠かせない。【柏原誠】

◆阪神が日本ハムに3タテを食らわし、5連勝とした。先発の伊藤将司投手(26)は6回3失点の粘投で、昨季から甲子園5連勝で今季2勝目。大山悠輔内野手(27)は今カード4発目となる3回の13号3ランで勝利をグッと近づけた。小野寺暖外野手(24)は1点リードの8回2死満塁から代打で右中間への走者一掃適時三塁打でダメを押した。▼阪神が今季2度目の5連勝。交流戦前の阪神は17勝29敗1分け、勝率3割7分でリーグ最下位だったが、交流戦は8勝4敗の2位。交流戦前にリーグ最下位の球団が交流戦で優勝すれば18年ヤクルトに次いで2度目になる。18年ヤクルトは交流戦前の成績が17勝26敗1分け、勝率3割9分5厘で首位広島から9・5ゲーム差の最下位だったが、交流戦で1位となり、交流戦終了時にはセ・リーグ4位に浮上。最終的には2位でCSに進出した。▼大山と佐藤輝がそろって打点を挙げた10試合で、チームは9勝1敗の好成績だ。初のそろい踏みとなった3月30日広島戦に敗れただけで、4月22日ヤクルト戦から9連勝を飾っている。▼今季阪神の同一カード3連戦3連勝は、4月29日~5月1日巨人戦(東京ドーム)に次ぎ2度目。甲子園では初で、昨季10月1~3日中日戦以来。▼交流戦での同一カード3連戦3連勝は、昨年の最終カード6月11~13日楽天戦(楽天生命パーク)以来。甲子園では、15年5月26~28日楽天戦以来となった。▼阪神の自力優勝消滅は、最短で7日。同日にヤクルト○なら阪神△または●、ヤクルト△なら阪神●のとき。

◆阪神のセットアッパー湯浅京己投手(22)が、16ホールド目を手にし、巨人今村に並ぶセ・リーグ1位に浮上した。1点リードの8回に3番手で登板。最速151キロの直球を主体に攻め、石川亮を遊ゴロ、万波を左飛に沈めた。2死から代打浅間を大山の失策で出し、二盗を決められピンチを背負ったが、パ・リーグ首位打者の松本剛を直球で中飛に仕留め、1回を無失点で切り抜けた。「1点差でしたが、いつもと変わらず強い気持ちを持ってマウンドに上がりました。しっかり0点で後ろにつなぐことができて良かったです」これで連続無失点試合を「16」まで更新した。防御率は驚異の0・82。4年目ながら「8回の男」として重責を担いながら、チームの勝利に貢献している。ここ5試合は走者を背負う場面が続き、「絶好調ではない」と言う。それでも「悪い時でもいかに抑えるかだと思う」と割り切り、「何とか状態をいい方向に向けるように」と試合後のトレーニングやケアでコンディション維持に努めている。球宴のファン投票の中間発表では、3日発表時点でセ・リーグの中継ぎ部門で断トツの3万5968票を獲得。虎のニュースターが8回にどっしりと構えている。【古財稜明】

◆阪神がBIGBOSS新庄剛志監督(50)率いる日本ハムに3連勝で、今季2度目の5連勝を飾った。3回に大山悠輔内野手(27)の13号3ランなどで4点を先制。6回に1点差まで詰め寄られたが、8回に代打小野寺暖外野手(24)の3点適時三塁打などで4点を奪い突き放した。借金は4月5日以来2カ月ぶりの「8」まで減らした。矢野燿大監督(53)の試合後の一問一答は以下の通り。◆テレビインタビュー-最後は突き放した「最後ね、ダン(小野寺)があそこで打ってくれたおかげでね、スグル(岩崎)も休ませることができましたし。トータルでね、3連勝ですし、いい形で勝てましたね」-3回は佐藤輝に適時打、大山にも3ランが出た「テルもね、チャンスでちょっと打てていなかったんでね。モヤモヤしていたかもしれないけど、1本出て、明日以降につながると思います。ユウスケ(大山)がこの日本ハム戦でね、本当にすごいホームランをいい場面でたくさん打ってくれたんで。今日のホームランもかなり難しいコースだったと思うんですけど、見事に打っているんで。今後が楽しみですね」-先発伊藤将の投球は「展開的にね、ちょっとこっちがいい流れでいってたんで、球数も少なかったんで。本当はね、もうちょっと1点ないし、2点ぐらいで頑張って、もうちょっとイニングをいってくれるのが理想でしたけど。ちょっともったいないというところもあるかなと思います」-5連勝の手応え「打撃陣も、いろんな形で得点も増えてきていますし、投手陣は本当にずっと、よく頑張ってくれているんで、僕たちの野球というのがね、走塁もそうですし、いろんな部分でできてきているかなという手応えは感じます」-来週はソフトバンク、オリックスと6連戦「ソフトバンクは本当に強いチームですし、手ごわい相手だと思いますけど、僕たちも今いい状態なんで、まずは初戦、自分たちの野球を全力で貫いて、そういう野球をみなさんにお見せしていきます」◆囲み取材-大山は1日西武戦の9号3ランがきっかけになると話していた「まあ、打撃練習でセンター方向を意識しようとずっとやってきて、そういう感じで左中間方向にいい打球、本塁打が出て。今日も引っ張った打球ではあるんだけど、初めから引っ張るというよりは、たぶん引っ張りに行っていたらあのコース、ファウルにしかならないと思うので。あれをね、見事に切れずに打てているっていうのは、そういう意識からの打ち方ができているところかなと思うので、タイムリーでも最高なところをね、いいホームランにしてくれてるんで。もちろんユウスケもホームランを打ちたいバッターなので、手応えあるんじゃないかなと思います」-打ち出すと止まらない「もちろん打ってもらわんと困るし」-8回は小野寺の後に島田も続いた「そうやね、1本出るのか出えへんのかも違うし、もちろんタイムリーっていうのもあるし。それもあるけど、あとから行った、ヤス(山本)やジョー(北條)やそういう選手も打席が少ない中でも何とかしようという姿勢と、ジョーは四球でつなげてくれたっていうところはチーム全体として、全員で乗っていけるような、そういう得点が取れたんじゃないかなと。あとはバントくらいかな」-3回に佐藤輝が先制打を放った。今日はしっかり勝負強さを発揮「勝負強さって言うか、それはまだまだ、勝負強さはこれから作っていかなあかんし。シーズンを通してずっといい状態でいれるっていうことはないので。そういう自分が、すごくいいという状態じゃない中でも、1本は出てるし、チャンスでどうしても回る打順なんで。1打席の凡打を引きずったりしていく気持ちはよく分かるし。でも、切り替えて次の打席をどうしていくかとやっていかないと、仕方がないんで。そういう中では、そういう状態の中でもしっかりランナーをかえすことができたっていうのは、去年からの成長の部分でもあるのかなと思う。まだまだこんなもんじゃないと思う」-満員の3連戦。甲子園球場と一体になって波に乗った「やっぱり初戦が大きかったよね。あの展開の中で、序盤にね、すごくいい流れの攻撃をされてしまって。ウィルカーソンがあんな形(3回7失点)で崩れてしまうのは想像しなかったけど、あれを選手全員でひっくり返したっていう流れ、勢いが2戦目3戦目につながったと思う。その流れと勢いはファンの皆さんが一緒に戦ってくれて、相手にプレッシャーかかるというのが甲子園にはあるから。そういうところは出たのかなと思います」

◆阪神伊藤将司投手が6回を5安打3失点にまとめ、2勝目を手にした。持ち味の打たせて取る投球で、5回2死まで無安打無失点。6回に4長短打を浴びるなど3点を失ったが、先発の役目を果たした。「何とか粘りながら自分のゴロアウトを取るというピッチングができたと思います」。横浜高の同級生の浅間とのプロ初対決はお預けとなり、「すごく対戦したかったですけど、どっちも左なので、しょうがないです」と振り返った。"精神的重圧"を乗り越えた。1年目の昨季は味わえなかった満員の聖地。プロ初完封勝利を遂げた5月22日巨人戦で経験したが、お立ち台では「すごくプレッシャーです」と苦笑い。それでも「声援がすごいので、その中でプレーできるのはうれしい」と喜んだ。昨季途中から甲子園では7試合に登板し負けなしの5連勝と相性抜群。地の利を生かし、2年目も勝利を積み重ねていく。○...石井が5月25日の楽天戦以来、10試合ぶりの出番で好投した。5点差のついた9回。野村、清宮の投ゴロを反応よくさばくなど3者凡退で締めた。「久しぶりの登板でしたが、自分のやるべきことは0点で帰ってくることなので仕事は果たせたかなと。今日のような投球を継続できるように、またしっかりと準備をしたい」と手応えを得た様子だった。○...島田も続いた。小野寺の3点三塁打の後、右前に鋭くはじき返した。とどめを刺す8点目。「それまでの打席でチームに迷惑をかけていましたが、目の前で(小野寺)暖が勢いをつけてくれたので、その流れにうまく乗ることができました。気合で打ちました」。1番に固定されてから5連勝が始まった新打線の「顔」。バントミスなどもあったが5打席目で結果を出した。

◆阪神の4番・佐藤輝明内野手(23)のバットが5連勝の流れを生んだ。3回2死一、二塁。日本ハム吉田の真ん中に甘く入った直球を捉えた打球は、一塁手清宮の横を鋭く破って右前へ。二塁から中野がヘッドスライディングで生還し、先制点を奪った。「なんとか先制点を取って援護したいと思っていた。しっかり自分のスイングをすることができました。キモティ~~!」。西武、ロッテなどで活躍したG・G・佐藤氏の決めぜりふを使った談話を試合中に出して喜んだ。自己最長の9試合連続安打に「まあ、何すかね。毎日必死に頑張っています」と軽く受け流したが、チーム最多5度目の決勝打が光る。4番として何よりも気持ちよかったはずだ。適時打は4試合ぶり。矢野監督は「輝もね、チャンスでちょっと打てていなかったんで。モヤモヤしていたかもしれないけど、1本出て、明日以降につながると思う。勝負強さはこれからつくっていかなあかん」と、得点源としてハッパを掛けた。日本ハム3連戦はノーアーチで「11球団制覇」は来季へ持ち越し。「三塁を守っていても、セーフティーバントだったり、雰囲気的に何をしてくるのか分からない、守りづらさは多少あった」。先の読めないBIGBOSS野球を肌で感じたことは、大きな経験となった。対戦の少ない投手にも「しっかり自分のスイングをすれば打てる」と思えた。7日からはソフトバンク、オリックスと敵地6連戦。4番として得点を重ね、交流戦初優勝へ導く。【石橋隆雄】○...G・G・佐藤氏は佐藤輝が自身の決めぜりふ「キモティー」を使ったことに、即反応した。試合中にツイッターで「TT佐藤輝明選手最高! キモティー!!」とつぶやき、ハッシュタグも「#ありがとう」「#どんどん使ってね」とつけた。昨年4月23日にもツイッターで励ましている。DeNA戦で右翼の佐藤輝は満塁で右前へ転がった安打を後逸。打者走者まで生還させ、一挙4点を奪われる大失策をした。同氏は自身が08年北京五輪の左翼守備で"世紀の落球"をしたことを重ね、「1度の後逸は仕方ない。でも、今のエラーにしっかり向き合って心を整えないとまたエラーするから、落ち着けTT佐藤くん」と投稿していた。

◆リーグ最下位から交流戦優勝ある!? 阪神が「日本生命セ・パ交流戦」で今季2度目の5連勝と好調だ。立役者は大山悠輔内野手(27)で、3回に日本ハム吉田から13号3ラン。この3連戦で4発を放ち、敵将BIGBOSSも拍手で称賛した。交流戦で12球団最多6発の絶好調男に率いられ、チームは初優勝を狙える単独2位。開幕から最下位のリーグ戦でも5位DeNAに1差と迫った。打った瞬間、地鳴りのような歓声が響いた。3回に佐藤輝の右前適時打で1点を先制し、なお2死一、三塁。大山は、18年夏の甲子園で「カナノウ旋風」を巻き起こした日本ハム吉田と対決した。「1点ではなかなか流れをつかめない中、2点、3点と取ることが大事。1点でも多く援護したい気持ちで打席に入りました」。1-1から3球目、内角やや高めの直球に両腕をたたみ、最後は左腕で押し込むようにして左翼席へねじ込んだ。初回は得点機で同じような球を強振しすぎてファウル。仕留め損ね、最後はフォークに空振り三振していた。「しっかり仕事ができてよかったのかなと思います」。好調男は同じミスをしなかった。三塁側ベンチの新庄監督も今カード4本塁打目に思わず拍手した。「うまく打ちましたけどね、大山君も。絶好調のね。インコースをたたんでバットに乗せて、クルッと回って。相手の打者の方がレベルが上だった」とたたえた。3日連続で4万人を超えた甲子園で、3日連続ヒーローインタビューに呼ばれた。「お立ち台に立てていることは、勝っていることなのですごく良いこと。その中でチームに貢献できてよかったと思います」。6月は5試合で月間打率5割6分3厘、5本塁打、10打点。交流戦はトップの6本塁打を数える。間違いなく5連勝の立役者の1人。矢野監督は「悠輔がこの日本ハム戦ですごいホームランをいい場面でたくさん打ってくれた。今日のホームランもかなり難しいコースを見事に打っている。今後が楽しみ」と期待を寄せた。主砲に引っ張られ、最多16あった借金は半分の8まで減った。5位DeNAに1ゲーム差と最下位脱出は目前で、交流戦は初優勝も狙えそうな勢いだ。「1打席目からしっかりできるように頑張りたい」。7日の敵地ソフトバンク戦の第1打席から背番号3に注目だ。【三宅ひとみ】▼交流戦で阪神の打撃主要3部門での1位は2人、3度。05年今岡誠の打点(40打点)、08年金本知憲の打率(4割7厘)打点(29打点)のみ。この3部門で同時に1位は、他球団も含めて出ていない。今季の大山は、6本塁打は1位、13打点は首位と1差の3位。打率は3割6分6厘の4位ながら、首位杉本(オリックス)4割5分7厘からは離されている。残り6試合で逆転し、初の「交流戦3冠王」誕生なるか。

◆阪神が2度目の5連勝を飾った。借金は4月5日以来2カ月ぶりの「8」まで減らした。初の交流戦優勝へ、2位の好位置をキープしている。聖地凱旋(がいせん)となったBIGBOSS率いる日本ハムは、追い上げ届かず同一カード3連敗を喫した。

◆阪神2年目のラウル・アルカンタラ投手(29)が「同姓対決」を制し、12ホールド目を手にした。1点リードの7回に登板。先頭で16年にアスレチックスでチームメートだった日本ハム1年目のアリスメンディ・アルカンタラ内野手(30)と初対決が実現し、外角フォークで二ゴロにねじ伏せた。後続も難なく打ちった。1回を3人で斬り「とにかく0点で自分も後ろにつなぐことだけを意識したよ。良い仕事ができたと思うね」と満足そうだった。

◆BIGBOSS率いる日本ハムは阪神に敗れ、今季4度目の同一カード3連敗となった。試合後の主な一問一答は以下の通り。新庄監督 堀君がいまいち調子良くないよね。(8回2死満塁での交代は)堀君の場合は実績があるから、成長させる場面じゃないと思ったので、もう代えようと。経験の少ない子たちだったら、もう1回、投げさせたけど。-先発した吉田の投球について新庄監督 まあ、でもうまく打ちましたけどね、大山君も。絶好調。インコースを(腕を)たたんでバットに乗せて、クルッと回って。結果論ですけど、相手のバッターの方がレベルが上だったということ。(吉田)本人も、先発ピッチャーの気持ちで投げているわけじゃなかったと思います。ずっと抑えていた中継ぎの気持ちで、1回1回大事に。初回からいい三振を取って、ほえていましたからね。-今後の吉田の起用法は新庄監督 まだ、分からない。タイガースも、これをきっかけにして欲しいですね。やっぱり、タイガースは勝って、プロ野球を盛り上げてもらわないといけないと思うし。-甲子園は3日間満員新庄監督 すごいっすね。オレのおかげじゃないと思うけど、多少はあるかな? みんな温かい拍手をしてくれて。来年は(試合が)あるかどうかちょっと分からないけど、(今年は)今日が最後ということで。最後の試合、同点に追い付きたかったんですよ。とにかく。9回にね。そしたらまた延長で盛り上がって。明日から...明日(試合は)あります? もう、ワケわからんくなった(笑い)。選手がどう切り替えてくれるか。-BIGBOSSもお疲れ新庄監督 今日ね。まあまあ、でも3点取った時には、ちょっと面白い、面白いと思った。次ね。次、大丈夫でしょ。-試合前は自撮りをしていた新庄監督 そうそう。記念に撮って。タイガースの選手もベンチも、こうやって(一緒に)写したら拍手してくれたので。

◆プロになって立つ聖地のマウンドは、どうしてこんなに厳しいのか-。18年全国高校野球選手権で準優勝した日本ハム吉田輝星投手(21)が、甲子園でプロ初先発。金足農(秋田)で旋風を起こした4年前の再現が期待されたが、3回を投げ3ランを含む7安打4失点で撃沈した。検討していた「侍ポーズ」も今回は封印。今季初黒星を喫し、チームも今シーズン4度目の同一カード3連敗となった。3回ノックアウトで今季初黒星という現実に、吉田の声は沈んでいた。「高校の時は僕らがホームみたいな雰囲気があったけど、ビジターチームとして来てみると、阪神の応援がすごくて『これが甲子園か』って」。高校3年だった4年前の夏、頼もしく感じた大観衆の声援が、今回は心をザワつかせた。高校時代におなじみとなった、右腕を「シャキーン」と振り上げる「侍ポーズ」も封印。「さすがに、やめとくか~みたいな」と苦笑いした。プロ入り後、初の甲子園での先発登板。今季、結果を残してきた中継ぎのイメージでマウンドに上がった。配球の組み立てに苦しんだ3回。2死一塁から中軸に連打を浴びて先制点を許すと、3日のカード初戦で3発放っている5番大山に内角の直球を捉えられた。左翼ポール際に突き刺さる3ラン。「めちゃくちゃ、いい打ち方をされた。詰まらせてファウルを取れる真っすぐを身に付けるとか、スライダーがあれば」。甲子園で救援登板した20年のオープン戦では、2回無失点も4与四球。プロになって立つ甲子園のマウンドは、毎回、宿題を与えてくれる。今季2度目の打席は二ゴロに倒れた。5月25日ヤクルト戦(神宮)では、吉田が打ったファウルボールがネットを越えて、幼い女の子に当たってしまった。球団広報を通じて探しだし「ごめんね」と書き添えたサイン入りのユニホームをプレゼントした。そんな気遣いが、ファンの心をつかんで離さない。この日の最速は147キロ。「直球の両サイドのコントロールは身に付けられている。磨きつつ、しっかり変化球で組み立てられるようにしたい」。今後の起用法は未定も、BIGBOSSは「ずっと抑えていた中継ぎの気持ちで1回1回、大事に(投げていた)。初回からいい三振を取って、ほえていましたから」。まだ21歳。リベンジの機会は、いくらでも、あるはずだ。【中島宙恵】◆吉田と甲子園 金足農(秋田)のエースとして、18年夏の甲子園に出場。県大会初戦から甲子園準決勝までの10試合で完投勝利。決勝は先発したが、5回までに12失点で6回から右翼に。秋田大会5試合を636球で突破した鉄腕は、甲子園は6試合881球を投げて準優勝。中堅手に向かってシャキーンと刀を抜く「侍ポーズ」や「全力校歌」も話題となり、カナノウ旋風を巻き起こした。

◆【日刊スポーツ西日本写真映像チームのとっておき映像プレイバック】甲子園での日本ハム3連戦は阪神が圧勝。試合前は新庄監督にも暖かい阪神ファンも、試合になれば牙をむきます。それでも久々の甲子園を堪能した新庄監督でした。

◆リーグ最下位から交流戦優勝ある!?阪神が「日本生命セ・パ交流戦」で今季2度目の5連勝と好調だ。立役者は大山悠輔内野手(27)で、3回に日本ハム吉田から13号3ラン。この3連戦で4発を放ち、敵将BIGBOSSも拍手で称賛した。交流戦で12球団最多6発の絶好調男に率いられ、チームは初優勝を狙える単独2位。長らく最下位のリーグ戦でも5位DeNAに1差と迫った。

◆阪神の4番・佐藤輝明内野手(23)のバットが5連勝の流れを生んだ。3回2死一、二塁。日本ハム吉田の真ん中に甘く入った直球を捉えた打球は、一塁手清宮の横を鋭く破って右前へ。二塁から中野がヘッドスライディングで生還し、先制点を奪った。「なんとか先制点を取って援護したいと思っていた。しっかり自分のスイングをすることができました。キモティ~~!」。西武、ロッテなどで活躍したG・G・佐藤氏の決めぜりふを使った談話を試合中に出して喜んだ。G・G・佐藤氏は佐藤輝が自身の決めぜりふ「キモティー」を使ったことに、即反応した。試合中にツイッターで「TT佐藤輝明選手最高! キモティー!!」とつぶやき、ハッシュタグも「#ありがとう」「#どんどん使ってね」とつけた。昨年4月23日にもツイッターで励ましている。DeNA戦で右翼の佐藤輝は満塁で右前へ転がった安打を後逸。打者走者まで生還させ、一挙4点を奪われる大失策をした。同氏は自身が08年北京五輪の左翼守備で"世紀の落球"をしたことを重ね、「1度の後逸は仕方ない。でも、今のエラーにしっかり向き合って心を整えないとまたエラーするから、落ち着けTT佐藤くん」と投稿していた。

◆日本ハム・新庄剛志監督(50)が5日の阪神戦(甲子園)の試合前練習中にインスタライブを行った。約3万人が視聴する中、この日のスタメンも発表した。始めは甲子園の監督室に着席しながら自身を映し、今日の試合に向けて意気込み。「2敗しているので、今日は何とか勝ちにこだわって。まあいつもこだわっているんだけど。五回以降雨が降りそうなので、五回までに何とか仕掛けて、万が一中止になった時に勝っているゲームをしたい」と力を込めた。監督室からベンチへ向かう通路も中継し、ベンチに着席。さらにグラウンドに出てからは打撃ケージ裏、外野、内野と移動し、選手の様子を伝えた。ベンチ裏ではこの日、5月31日の広島戦(マツダ)以来2度目のスタメンマスクに抜擢した石川亮と遭遇。「今日スタメンの石川亮君です」と紹介すると石川亮が「頑張ります!」と笑顔。「頑張る?」と聞き直すと「楽しみます」と気合を入れ直していた。

◆両軍のスターティングメンバーが発表。阪神は伊藤将司投手(26)が先発する。前回登板だった5月29日のロッテ戦(ZOZOマリン)では6回3失点で今季2敗目を喫した。「日本ハムの打線はすごく全体的に積極的なバッティングしてきてるので、しっかり両コーナー、丁寧に投げていきたい」。BIGBOSS率いる日本ハム打線を封じ、チームを5連勝に導く。

◆日本ハム・新庄剛志監督(50)が試合前のメンバー表交換後にグラウンドで自撮りした。2006年以来16年ぶりの甲子園凱旋となった4日は、バックスクリーンへ向かって一礼。5日はリストバンドでボールを包み、スタンドへ投げ入れた。〝最終日〟のこの日は、バックスクリーンへ大きく両手を挙げて一礼したのち、おもむろにスマホを構え、バックスクリーンを背景にピースサインをしながら自撮り。さらに体の向きを変えて阪神ベンチをバックに自撮りを繰り返すと、最後は自軍の選手をベンチ前に呼び、みんなで集合写真を撮影していた。

◆阪神のシルバーパートナーのJCOM株式会社は5日、阪神―日本ハム戦に冠協賛し、「J:COM NET 光でもっと快適デー」を開催。阪神ファンとして有名な有働由美子アナウンサー(53)が始球式に登場。投球は大きく外れ、ワンバウンドで捕手・長坂のミットに収まった。始球式を終え「ちょっと舞い上がりました。いい感じで投げようと思ったら、リリースが早かったです」と興奮気味に振り返った。登場時には「阪神愛」と書かれた黄色のマントを羽織ってマウンドへ。「今日が自分の結婚式だと思って、本当にウエディングドレスみたいな気持ちで。本当に良かったです」とご満悦の様子だった。) 投球前にはユニホームの下に着ていたワイシャツの襟を立て、就任会見時の日本ハム・新庄監督をモノマネし、三塁ベンチにいた本人に向けてアピール。「(対戦相手の監督が)ビッグボスだったので、そちらにも敬意を表しました。メンズ用のワイシャツを買って、袖を切って仕上げました」。BIGBOSSも手を挙げて笑顔で有働アナのパフォーマンスに応え、球場も盛り上がった。阪神ナインへ「本当に全力を尽くして、われわれは全く諦めてないので、このあと全勝の気持ちで頑張ってほしいです」とエールを送った。試合前には甲子園一塁側外周「ミズノスクエア」で有働アナによるトークショーも開催され、盛況だった。

◆阪神・佐藤輝明内野手(23)が先制の右前適時打を放った。「(伊藤)将司さんがいい投球をしてくれていたので、なんとか先制点を取って援護したいと思っていましたし、しっかり自分のスイングをすることができました。キモティ~~!」。三回2死一、二塁で打席へ。カウント2-1から吉田の145㌔直球を振り抜いた。鋭い打球が一、二塁間を破ると二走・中野がヘッドスライディングでホームに生還。同期の激走を見届けると、佐藤輝は両手をパンッとたたいて喜びを表現した。) 一回は1死一、二塁で三ゴロに倒れていたが、4番の仕事を果たして、4試合ぶりの打点をマーク。佐藤輝の一打に5番・大山も続いた。なおも2死一、二塁から、吉田の142㌔を一閃。白球は左翼スタンドに弾む13号3ランだ。「連打でいい流れで回ってきた打席でしたし、取れる場面でしっかり得点しておきたかったので、最高の結果になって良かったです。次の打席も打てるように頑張ります」。大山はこの3連戦で4本塁打目と絶好調。4-0とリードを広げた。

◆阪神のラウル・アルカンタラ投手(29)が〝同名〟対決を制した。4-3の七回に登板。先頭打者は日本ハムのアルカンタラだった。珍しい外国人の同名対決だが、結果はカウント1-2から137㌔で二ゴロ。勝ったのは虎のアルカンタラだった。安定感抜群の助っ人右腕は続く日本ハムのD9位・上川畑(NTT東日本)を中飛、代打・田宮を空振り三振に斬り、無失点だった。

◆阪神・伊藤将司投手(26)が6回5安打3失点で2勝目の権利を保持して降板した。四回まで無安打に抑える最高の立ち上がり。4―0の五回2死でアルカンタラに初安打を許したが、ホームは踏ませなかった。しかし、六回に突如崩れた。代打・杉谷、石川亮の連打でピンチを招き、万波の犠飛で1点を返されると、その後、松本剛、4番・野村にも安打を浴びて計3失点。1点差とされたが、何とか踏ん張り6回を投げ切った。前回登板の5月29日のロッテ戦(ZOZOマリン)では6回3失点の粘投も黒星。そこから1週間、リベンジを期して上がったマウンドでクオリティースタート(6回以上、自責3以内)をクリアし、先発としてゲームメークした。

◆阪神が逃げ切った。打線は三回2死一、二塁で、4番・佐藤輝明内野手(23)が右前適時打を放ち先制する。なおも2死一、二塁から5番・大山悠輔内野手(27)が左翼スタンドへ13号3ランを放って追加点をあげた。大山はこのカード4本塁打と大暴れ。交流戦は6本塁打と交流戦本塁打王も見えてきた。4-3で迎えた八回2死満塁では代打・小野寺が右中間を破る走者一掃の三塁打を放ち、試合を決めた。先発の伊藤将司投手(26)は6回5安打3失点。持ち味のゴロアウトを量産し、今季2勝目をマークした。七回からはアルカンタラ、湯浅、石井とつないで逃げ切った。同一カード3連勝を飾った阪神は5連勝とし、借金は8となった。

◆阪神が今季2度目の5連勝を飾った。三回、日本ハム・吉田輝星投手(21)から佐藤輝明内野手(23)が先制打。さらに2死一、三塁で大山悠輔内野手(27)が交流戦6本目となる13号3ランを放った。八回には代打・小野寺暖外野手(24)の3点三塁打などで加点した。伊藤将司投手(26)は6回3失点で2勝目(2敗)を挙げた。矢野耀大監督(53)のテレビインタビューは以下の通り(チーム成績25勝33敗1分、観衆4万2586人)。ーー最後は突き放した「最後、暖が打ってくれたお陰で、優も休ませることができましたし、トータルで(カード)3連勝ですし、いい形で勝てましたね」ーー三回は佐藤輝と大山「テルもチャンスで、ちょっと打てていなかったんで、モヤモヤしたしたところがあったと思いますが、1本出て、明後日以降につながると思いますし、悠輔はこの日本ハム戦で、いいところで、すごいホームランをたくさん打ってくれたんで、今日のホームランもかなり難しいコースだったと思いますが、見事に打ってくれて、今後がまた楽しみですね」ーー伊藤将は「展開的にいい流れで行っていたんで、球数も少なかったんで、本当はもう少し...。1点ないし2点で頑張ってくれて、もうちょっとイニング行ってくれるのが理想でしたが、ちょっと勿体ないなというところもあるかなと思います」ーー5連勝です「バッター陣もいろんな形で得点が増えて来ていますし、ピッチャー陣も頑張ってくれているんで、僕たちの野球というのがね。走塁もそうですし、いろんな部分で出来ているので、手応えを感じています」ーー7日からはソフトバンク、オリックス戦です「ソフトバンクは本当に強いチームですし、手強い相手ですけど、僕たちもいい状態なんで、まずは初戦。自分たちの野球を全力で貫いて、そういう野球を、みなさんにお見せして行きます」

◆阪神が今季2度目の5連勝を飾った。三回、日本ハム・吉田輝星投手(21)から佐藤輝明内野手(23)が先制打。さらに2死一、三塁で大山悠輔内野手(27)が交流戦6本目となる13号3ランを放った。八回には代打・小野寺暖外野手(24)の3点三塁打などで加点した。伊藤将司投手(26)は6回3失点で2勝目(2敗)を挙げた。矢野耀大監督(53)の一問一答は以下の通り(チーム成績25勝33敗1分、観衆4万2586人)。(テレビインタビュー)ーー最後は突き放した「最後、暖が打ってくれたお陰で、優も休ませることができましたし、トータルで(カード)3連勝ですし、いい形で勝てましたね」ーー三回は佐藤輝と大山「テルもチャンスで、ちょっと打てていなかったんで、モヤモヤしたしたところがあったと思いますが、1本出て、明後日以降につながると思いますし、悠輔はこの日本ハム戦で、いいところで、すごいホームランをたくさん打ってくれたんで、今日のホームランもかなり難しいコースだったと思いますが、見事に打ってくれて、今後がまた楽しみですね」ーー伊藤将は「展開的にいい流れで行っていたんで、球数も少なかったんで、本当はもう少し...。1点ないし2点で頑張ってくれて、もうちょっとイニング行ってくれるのが理想でしたが、ちょっと勿体ないなというところもあるかなと思います」ーー5連勝です「バッター陣もいろんな形で得点が増えて来ていますし、ピッチャー陣も頑張ってくれているんで、僕たちの野球というのがね。走塁もそうですし、いろんな部分で出来ているので、手応えを感じています」ーー7日からはソフトバンク、オリックス戦です「ソフトバンクは本当に強いチームですし、手強い相手ですけど、僕たちもいい状態なんで、まずは初戦。自分たちの野球を全力で貫いて、そういう野球を、みなさんにお見せして行きます」 (囲み)ーー大山は西武戦の本塁打(1日=甲子園)がきっかけになると話していた「まあ、打撃練習でセンター方向を意識しようとずっとやってきて、そういう感じで左中間方向にいい打球、本塁打が出て。今日も引っ張った打球ではあるんだけど、初めから引っ張るというよりは、たぶん引っ張りに行っていたらあのコース、ファウルにしかならないと思うので、見事に切れずに打てるのは意識からの打ち方ができているところかなと思う。タイムリーでも最高なところをね、いいホームランにしてくれてるんで。もちろん悠輔もホームラン打ちたいバッターなので、手応えあるんじゃないかなと思います」ーー打ち出すと止まらない「もちろん打ってもらわんと困るし」ーー八回は小野寺の後に島田も続いた「そうやね、一本出るのか出えへんのかも違うし、もちろんタイムリーっていうのもあるし。それもあるけど、後から行ったヤス(山本)やジョウ(北條)やそういう選手も打席が少ない中でも何とかしようという姿勢と、ジョーは四球でつなげてくれたっていうところはチーム全体として、全員で乗っていけるような得点が取れたんじゃないかなと。あとはバントくらいかな」ーー佐藤輝が勝負強さを発揮「勝負強さって言うか、それはまだまだ、勝負強さはこれから作っていかなアカン。シーズンを通して、ずっといい状態はないので。そういう自分が、すごくいいという状態じゃない中でも、一本は出てるし、チャンスでどうしても回る打順なんで。1打席の凡打を引きずったりしていく気持ちはよく分かるし。でも、切り替えて次の打席をどうしていくかとやっていかないと、仕方がないんで。そういう中では、そういう状態の中でもしっかりランナーをかえすことができたっていうのは、去年からの成長の部分でもあるのかなと思う。まだまだこんなもんじゃないと思う」ーー満員の3連戦で球場と一体になって波に乗った「やっぱり初戦が大きかったよね。あの展開の中で、序盤にね、すごくいい流れの攻撃をされてしまって。ウィルカーソンがあんな形で崩れてしまうのは想像しなかったけど、あれを選手全員でひっくり返した流れ、勢いが2戦目3戦目につながったと思う。その流れと勢いはファンの皆さんが一緒に戦ってくれて、相手にプレッシャーかかるというのが甲子園にはあるから。そういうところは出たのかなと思います」

◆阪神時代の本拠地、甲子園球場で勝つ姿を見せることはできなかった。日本ハムは阪神3連戦に全敗。新庄剛志監督(50)の16年ぶりの〝凱旋試合〟は悔しい結果に終わった。「すごかったですね。俺のおかげ、多少はあるかな。みんな温かい拍手をしてくれて最後の試合、九回に追い付きたかった。そしたら延長で盛り上がった」0―4の六回に4番・野村の適時打などで3点を奪い、1点差に追い上げた。しかし同点にできず、八回に堀がつかまって万事休す。虎にやり返すことはできなかった。注目の3連戦とあって、全日程で観衆が4万2000人を超える満員御礼。連日、古巣のファンからも歓声を浴びた新庄監督は〝帰郷〟を大いに楽しんだ。試合前のメンバー表交換後、「記念に」とグラウンドからスマートフォンで自撮りした。バックスクリーンを背景にパシャリ。笑顔で応じてくれた阪神ベンチをバックにパシャリ。最後に日本ハムの選手とベンチ前で記念撮影を行うパフォーマンスで沸かせた。日本ハムと阪神はともに最下位。BIGBOSSは、5連勝とした古巣について「これをきっかけにしてほしい。タイガースが勝ってプロ野球を盛り上げてもらわないといけないと思う」と敵ながらエールを送った。チームは4連敗。7日からは札幌でDeNA、中日と6連戦を迎える。甲子園に比べれば「(球場の)盛り上がり方がちょっと下がると思うから、その辺、選手がどう切り替えてくれるか」と奮起に期待した。(箭内桃子)

◆オリックス、阪神で176勝を挙げ、引退後も両チームでコーチを務めたサンケイスポーツ専属評論家の星野伸之氏(56)はは2勝目を挙げた阪神・伊藤将司投手(26)の投球術を絶賛。一回の投球術を高く評価した。伊藤将はプロで勝ち星を重ねていける独自の修正力を身に付けている。立ち上がりの一回、変化球が全くストライクが入らず、1死から今川にはストレート四球。どう切り抜けるかを心配したが、3番の好打者・松本剛に対して、徹底的に内角を攻めた(結果は二ゴロ併殺)。以前から、苦しい時はこの攻め方でアウトを重ね、状態を取り戻してきた。この日も修正できる「自分のスタイル」を忘れることはなく、二回以降は、本来の投球を取り戻した。前回登板(5月29日のロッテ戦=6回3失点で敗戦投手)は独特の風が吹くZOZOマリン。変化球の曲がり具合なども苦労していたので、そこからの修正にも注目したが、全く心配なく、好調時の投球をしていた。課題を指摘するとすれば六回。投げている球を見る限り、特に球威が落ちたとは思えない。五回まで51球だから、疲れは考えにくい。おそらく完投を意識する中で、8番から始まる打順。無意識のうちに隙が出たのではないか。スタミナがあり、球数を少なく投げられるタイプで、周囲も完投を期待してしまう。それだけでもすごいこと。隙を見せない投球が、さらに1ランク上の投手になるポイントになる。注文を付けたが、伊藤将を含めた先発陣の充実ぶりは目を見張る。6月に入って、打線も得点力を増し、白星を重ねるようになってきたが、原動力は間違いなく、この先発陣。5月24日から27日までの4試合ですべて1得点しかできなかった。ここを2勝2敗で乗り切った。一番の底を五分でしのいだことで、チーム状態は上向いてきた。今は投打のバランスがよく戦えている。一気に借金を返済していきたい。現在は島田、中野、近本を並べる打順だが、個人的には1日も早く近本を1番に固定する戦いを期待している。やっぱり彼は1番タイプ。調子の上がってきた島田が7番あたりの下位を打つ打順が形成できれば、落ち着いた戦い方ができるのではないか。

◆阪神先発の伊藤将は6回5安打3失点、75球で降板したが、今季2勝目をつかんだ。四回まで1四球の出塁のみとテンポよくアウトを積み重ね、六回に犠飛と2点打を浴びたが、4-3の2死二塁で清宮を三邪飛に仕留めて踏ん張った。「逆転とか同点にはしちゃいけないと思っていた。なんとか粘る投球ができてよかった」2020年9月1日の中日戦から、甲子園での先発は5連勝と好相性。満員のホームについて「やっぱり声援がすごいので、その中で自分がプレーできるのはうれしい」と声を弾ませた。

◆阪神・アルカンタラが4-3で迎えた七回のマウンドへ。先頭の日本ハム・アルカンタラを二ゴロに仕留めて同姓対決を制すると、1回無安打無失点で12ホールド目をマークした。「0点で後ろにつなぐことだけを意識したよ。結果的に3人で終わることができて、良い仕事ができた」。5試合連続無失点と安定感を増してきた。

◆阪神・湯浅が1点差の八回に登板。2死から代打・浅間に失策と盗塁で得点圏に進まれたが、松本剛を151キロ直球で中飛に仕留めた。「いつもと変わらず強い気持ちを持ってマウンドに上がりました。しっかり0点で後ろにつなぐことができてよかったです」。16試合連続無失点で巨人・今村と並んでセ・リーグトップの16ホールド目。防御率は0・82と無双状態だ。

◆阪神・近本は三回2死一塁で中前打を放ち、佐藤輝の先制打をアシストした。一回1死一塁でも左前打を放っており、今季18度目の複数安打をマーク。6月は5試合すべてで3番を任されている中、この間、打率・364(22打数8安打)。連続試合安打を「8」に伸ばすなど好調を維持している。

◆BIGBOSSの輝きに負けじと、甲子園にT(虎)・T(輝明)・佐藤が見参? 久しぶりの打点に佐藤輝から、あのセリフが飛び出した。「(伊藤)将司さんがいい投球をしてくれていたので、なんとか先制点を取って援護したいと思っていましたし、しっかり自分のスイングをすることができました。キモティ~~!」三回2死一、二塁。吉田の145キロを振り切った。火の出るような打球は一塁手・清宮の横を抜ける先制の右前打。両手をパンッとたたいて喜びを爆発させた。1日の西武戦(甲子園)以来、4試合ぶりの打点に試合中のコメントは〝佐藤の先輩〟G・G・佐藤氏(元西武、ロッテなど)から言葉を拝借? G・G・佐藤氏も自らのツイッターで「TT佐藤輝明選手最高! キモティー?」と投稿し、本家公認もいただいた。「サードを守っていても、セーフティーバントだったり、雰囲気的に何をしてくるか分からない、守りづらさみたいなのは多少ありました」新庄監督率いる日本ハムとの3連戦。試合中は三塁ベンチを乗り出す勢いで指揮を執るBIGBOSSのオーラを真横で感じていた。ただ、虎のスターだって輝きは負けていない。先制打がそのまま決勝点となって日本ハムに同一カード3連勝。佐藤輝は自己最長の9試合連続安打とした。「しっかり自分のスイングをすれば、打てると思っているので、しっかり自分のスイングをする。毎日必死に頑張っています」この勢いは止めない。勝利につながる〝キモティ~~!〟一打を量産する。(原田遼太郎)

◆BIGBOSSをBIG FLYで返り討ち! 阪神は日本ハムに8-3で快勝。5連勝とし、今季2度目の同一カード3連勝を飾った。殊勲は1点リードの三回に3ランを放った大山悠輔内野手(27)。交流戦で単独トップの6号。新庄監督の前で計4本塁打7打点と大暴れした。交流戦3冠も射程圏。勢いが止まらない!高く舞い上がった白球は左翼ポール際の中段に着弾した。BIG FLY 大山サーン! 新庄監督も思わず拍手をしてしまうほどの美しい13号3ランを放った。「目の前で(佐藤)輝が打点を挙げてくれたので、それに続こうと。最高の結果になってよかった」三回、佐藤輝が先制打を放ち、なお2死一、三塁。「1点では流れをつかめないですし、もう1点を、という気持ちで入った」。相手は金足農高時代に甲子園で準優勝した吉田。内角高めの142キロ直球を右肘をたたんで振りぬき、格の違いをみせつけた。海の向こうで米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平がアーチを描けば実況アナが「BIG FLY オオタニサーン」と絶叫する。BIGBOSSにBIG FLYで抵抗し完勝した。甲子園には4万2586人が詰めかけた。この3連戦のチケットは前売りで完売。16年ぶりに凱旋した新庄監督を見ようと虎党も夢中になった。 大山は3日の初戦で1試合3発を見舞って6点ビハインドからの大逆転勝利。2戦目は先制打を含む3安打で、この日は特大3ラン。3試合で打率・700(10打数7安打)、4本塁打、7打点と大暴れした。新庄監督を返り討ちにするだけにとどまらず、スポットライトを完全に奪った。残り2カード6試合(対ソフトバンク、対オリックス)となった交流戦で大山は6発目。牧(DeNA)を抜き去り、単独トップに躍り出た。球団史上初の交流戦本塁打王どころか、13打点も岡本和(巨人)、レアード(ロッテ)と1差の3位。打率・366(4位)を含め、交流戦3冠王も見えてきた。阪神、ロッテで通算2099安打を放った鳥谷敬氏の系譜を継ぐ。練習の虫を体内で飼う男は甲子園に一番乗りし、日々、技術向上に励む。「(初めて対戦する投手は)自分のイメージと実際の感じ方は違うので、しっかり映像やスコアラーさんのデータをみていきたい」。この日の八回に3点三塁打を放った小野寺からは合同自主トレを頼まれ、汗を流す間柄。ともにお立ち台に呼ばれ、大山が小野寺に「猫をかぶっている」とイジる姿を見れば、良好な関係がよく分かる。今季2度目の同一カード3連勝で6月無敗の5連勝。矢野監督は「悠輔(大山)がこの日本ハム戦でね、本当にすごいホームランをいい場面でたくさん打ってくれた」とたたえた。4番は佐藤輝に譲る形となったが、頼れる柱には変わらない。「チーム(の勝利)に貢献できてよかったと思います」と大山。交流戦を8勝4敗(2位)とし、最大16あった借金は半分の8に減った。5位・DeNAとは1ゲーム差。BIGBOSSをうならせたBIG FLYで、大山が矢野阪神を引っ張っていく。(三木建次)■データBOX?...阪神の同一カード3連勝は今季2度目。4月29日-5月1日の巨人戦(東京D)以来。借金8は4月5日以来?...2005年から始まった交流戦で最も本塁打を放ったのが06年、李承燁(巨人)の16本(当時は36試合制)

◆どうか抜けてくれ―。願いを込めた白球が外野芝を跳ねると、無我夢中で走った。息を弾ませながら小野寺は三塁に到達。すぐ目の前にいたBIGBOSSにあいさつ代わりの3点三塁打をお見舞いした。「これで(新庄監督に)僕の存在もしっかり覚えてもらえたと思います」八回2死満塁で代打として登場した。三回に4得点で先制に成功も、1点差に迫られ、試合の流は悪かった。甲子園には暗雲が垂れ込め、雨がパラつき始めた中、新庄監督からは元タテジマ戦士の谷川を投入された。3球目、小野寺は真ん中に入った直球に反応した。打球は右中間を抜け、大歓声に背中を押された。走者を一掃させ、試合を決定づけた。「捕られたかなと思っていたけど、(三塁コーチャーの)藤本さんを見ても腕を回していたので、『よっしゃ落ちた』と必死に走っていた」プロ初の三塁打を放った相手の谷川は昨季4月17日に阪神から日本ハムへ金銭トレードで移籍。先輩右腕と入れ替わる形で翌18日に育成から支配下登録されたのが小野寺だった。そんな縁でつながっていた2人の対決は後輩に軍配が上がり「育成だったので、(谷川さんと)あまり一緒にプレーすることはなかったけど、背番号も変わって違う姿を見せられた」と笑顔。矢野監督も「(小野寺)暖があそこで打ってくれたおかげで、(岩崎)優も休ませることができた」と称賛した。試合後に上がった人生初のお立ち台では「とても緊張しています」とガチガチで、一緒に登壇した大山からは「猫をかぶっている」と、いじられてタジタジだった。それでも昨オフ、自主トレをともにした先輩の前で結果を残し「大山さんの前で打てたのでよかった」と顔をほころばせた。「チームは絶好調ですし、このままいい雰囲気をつなげられるように、出たときはいい結果を残したい」。途中出場でもガンガン打って、だんだんと存在感を高めていく。気温が上昇するこれからは〝暖〟の季節だ。(織原祥平)

◆えーっ、BIGBOSSとこの3試合でもうお別れ...。寂しいー!! できることなら、阪神の残り84試合で全てBIGBOSSとやりたかったよー。だって、だって、勝てるんだもーん!!しかし、阪神OBのBIGBOSSの後輩への愛をひしひしと感じさせていただきました。悩める虎の主砲は3連戦で4本塁打と完全に自信を取り戻しました!! 本日の三回、レフトスタンドに大山がほうり込んだとき、思わず三塁側ベンチで拍手をするその姿...。ラグビーでもノーサイド(互いの健闘をたたえ合うこと)は試合後なのに、それを野球の試合中に実践するなんて!? 何という心の広さ...。分かったー!! BIGBOSSはプロ野球の監督にとどまっているべきではなーし!! 近い将来コミッショナーとなって、さらに野球界を盛り上げてくださーい!!さて、わが阪神は6月に入って負けなし!! その間に1番に入った島田が全試合でヒット、本日は小野寺が走者一掃の三塁打と若虎の牙も研がれてきたのだ!! 虎党に永遠に語り継がれる大連勝『6月の奇跡』をやったろーやないか!!

◆この3連戦、甲子園の360度すべての方向から、何度も何度も聞こえてきた。「おかえり!」幸せな男だ、BIGBOSSは。おかえりコールしている半分は、おじさん、おばさん、筋金入りの阪神ファン。でも、半分がなぜか若い女の子。新庄剛志が「残ってくれ!」とすがるタイガースを袖にして、海を渡ったのが2000年暮れ。もう22年も前のことだ。その頃、あなたたちは生まれていたの? とバックネット裏にいた2人組の美女に尋ねてみた。「両親がファンなんです」ニッコリVサイン。そんなファンまで獲得しているのか。ますます、うらやましくなった。スタンドに手を振ったら大歓声。マウンド付近で甲子園のスタンドをバックに自撮りしたら、大爆笑&拍手。選手と一緒にグラウンドで並んで記念撮影したら、スタンドはスマホのシャッター音の嵐。みんなも同時に撮影していた。世の中にはいるのだ。歩いているだけで注目を集める男だ。新聞記者にとっては、こんなありがたい存在はない。向こうが勝手に記事になってくれるのだから。 そんな新庄剛志に負けないぐらいの〝ありがたい存在〟が、甲子園にもう1人、登場した。試合前の始球式。「J:COM NET 光でもっと快適デー」のゲストとして来場し、ワンバウンド投球したのは有働由美子アナウンサー。NHK時代はスポーツ番組でも活躍した、超有名人だ。いで立ちがまたまた〝ありがたい〟。かの有名な熱狂的虎党だから「阪神愛」と背中に描かれた黄色いマント姿。メインキャストを務める日本テレビ系「news zero」にちなんで背番号「0」。BIGBOSSを意識したのか、大きな襟つきのユニホーム。三塁側ベンチでは、新庄監督も大喜びだ。トラ番に囲まれて、残したコメントも紹介しよう。「プロ野球は、これが最初で最後で、今日は嫁入りみたいな気持ちでした。みんなは下はミニスカートがいいんちゃうかとか、ホットパンツが始球式には定番ちゃうかと言われたんですけど、ちゃんとしてこようと思って、ちゃんと野球のユニホームで来ました」「(襟は)ビッグボスだったので、そちらにも敬意を表しました。メンズ用のワイシャツを買って、袖を切ってこれ用に仕上げました」まさに、新庄級のコメント力、そして行動力。さすが! もちろん、タイガースへのエールも忘れなかった。「交流戦だけじゃなく、シーズン優勝、できれば3位以内に入っていただいて、勝ってくれないと日テレさんが『ZERO』で放送してくれなくて、何も言えなくなるので、いい感じで勝ってもらえるといいなと思っています」熱き思いに、タテジマは応え、日本ハムに3連勝。借金もかなり減って「8」。そういえば、長い間、目を背けていませんでしたか? セ・リーグ順位表に。騒がず、静かに、満喫しますか。まだ阪神は一番下ですが...。上しか見えない、最下位チームの楽しみ方もあるんですよね。今週中に5位になるかな?

DAZN

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
930 0.750
(↑0.023)
-
(-)
656
(+5)
36
(+3)
18
(-)
8
(+1)
0.265
(↑0.001)
2.450
(↓0.04)
2
(-)
阪神
840 0.667
(↑0.031)
1
(-)
642
(+8)
29
(+3)
8
(+1)
16
(+2)
0.266
(↑0.004
2.270
(↓0.07)
3
(1↑)
ORIX
750 0.583
(↑0.038)
2
(-)
639
(+5)
30
(+2)
5
(-)
4
(-)
0.263
(↓0.006)
2.490
(↑0.04)
3
(1↑)
中日
750 0.583
(↑0.038)
2
(-)
636
(+7)
38
(+3)
5
(-)
5
(-)
0.234
(↑0.007)
3.110
(↑0.01)
3
(1↓)
ソフトバンク
750 0.583
(↓0.053)
2
(↓1)
658
(+3)
30
(+7)
9
(-)
11
(-)
0.277
(↓0.003)
2.530
(↓0.45)
6
(2↓)
DeNA
660 0.500
(↓0.045)
3
(↓1)
643
(+5)
41
(+6)
11
(-)
6
(+1)
0.252
(↑0.011)
2.720
(↓0.21)
6
(2↓)
巨人
660 0.500
(↓0.045)
3
(↓1)
646
(+4)
45
(+10)
16
(+3)
16
(-)
0.231
(↓0.001)
3.570
(↓0.6)
8
(1↑)
楽天
570 0.417
(↑0.053)
4
(-)
626
(+6)
45
(+5)
5
(+2)
7
(+1)
0.218
(↑0.004)
3.930
(↓0.1)
8
(-)
西武
570 0.417
(↓0.038)
4
(↓1)
638
(+3)
40
(+5)
10
(+2)
3
(-)
0.225
(↓0.005)
2.740
(↓0.15)
8
(1↑)
ロッテ
570 0.417
(↑0.053)
4
(-)
641
(+10)
44
(+4)
14
(+5)
7
(-)
0.213
(↑0.007)
3.320
(↓0.06)
11
(2↓)
日本ハム
480 0.333
(↓0.031)
5
(↓1)
648
(+3)
56
(+8)
10
(-)
8
(+1)
0.273
(↓0.009)
4.470
(↓0.37)
12
(-)
広島
390 0.250
(↓0.023)
6
(↓1)
622
(+2)
61
(+5)
0
(-)
2
(-)
0.219
(-)
4.710
(↑0.17)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
35201 0.636
(↑0.006)
-
(-)
87222
(+5)
180
(+3)
58
(-)
34
(+1)
0.238
(↑0.001)
2.750
(-)
2
(-)
巨人
34270 0.557
(↓0.01)
4
(↓1)
82235
(+4)
239
(+10)
66
(+3)
33
(-)
0.243
(-)
3.430
(↓0.11)
3
(-)
広島
28282 0.500
(↓0.009)
7.5
(↓1)
85224
(+2)
205
(+5)
24
(-)
10
(-)
0.253
(-)
3.290
(-)
4
(-)
中日
27290 0.482
(↑0.009)
8.5
(-)
87179
(+7)
205
(+3)
33
(-)
20
(-)
0.244
(↑0.002)
3.560
(↑0.01)
5
(-)
DeNA
23290 0.442
(↓0.009)
10.5
(↓1)
91182
(+5)
228
(+6)
39
(-)
20
(+1)
0.249
(↑0.003)
3.900
(↓0.02)
6
(-)
阪神
25331 0.431
(↑0.01)
11.5
(-)
84186
(+8)
176
(+3)
43
(+1)
45
(+2)
0.232
(↑0.001
2.780
(-)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
32221 0.593
(↓0.011)
-
(-)
88230
(+3)
172
(+7)
33
(-)
33
(-)
0.267
(-)
2.810
(↓0.09)
2
(-)
楽天
31221 0.585
(↑0.008)
0.5
(↓1)
89184
(+6)
163
(+5)
33
(+2)
44
(+1)
0.235
(↑0.001)
2.930
(↓0.04)
3
(-)
ORIX
29290 0.500
(↑0.009)
5
(↑1)
85160
(+5)
180
(+2)
22
(-)
31
(-)
0.226
(↓0.001)
2.850
(↑0.01)
4
(-)
西武
26301 0.464
(↓0.009)
7
(-)
86172
(+3)
174
(+5)
38
(+2)
20
(-)
0.224
(↓0.001)
2.530
(↓0.03)
5
(-)
ロッテ
24321 0.429
(↑0.011)
9
(↑1)
86177
(+10)
200
(+4)
35
(+5)
53
(-)
0.215
(↑0.001)
2.890
(↓0.02)
6
(-)
日本ハム
22350 0.386
(↓0.007)
11.5
(-)
86196
(+3)
225
(+8)
48
(-)
42
(+1)
0.242
(↓0.001)
3.780
(↓0.08)