中日(☆7対3★)ソフトバンク =交流戦3回戦(2022.06.05)・バンテリンドーム=
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ソフトバンク
1001010003810
中日
30001102X71000
勝利投手:柳 裕也(5勝3敗0S)
敗戦投手:杉山 一樹(1勝3敗0S)
  DAZN
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DAZN

◆中日は初回、ビシエド、阿部、木下の3者連続適時打で3点を挙げ、逆転に成功する。その後は5回裏に阿部の適時打、6回に岡林の適時打が飛び出すなど、小刻みに得点を重ねた。投げては、先発・柳が6回3失点で今季5勝目。敗れたソフトバンクは、先発・杉山が振るわなかった。

◆「GENERATIONS from EXILE TRIBE」のメンバーで俳優の佐野玲於が試合前の始球式を行った。背番号「7」に「REO」とネーミングされたドラゴンズのユニホームを身にまとい、笑顔で投球を決めると大きな拍手を浴びた。愛知県蒲郡市で生まれの佐野さんは前日に中目黒の公園で1時間ほど練習して本番に備えたという。「野球やったことないのにこれでよかったのかな、と。ライブより500倍緊張しました。ライブの方が余裕です」と初体験の始球式の感想を話した。ユニホームは根尾の背番号で、ネームは「N」と「R」の1字違い。「スーパーコピーみたいで申し訳ないな、と。グループが7人なので7番で発注したのですが...」と恐縮していた。

◆ソフトバンクは逆転負けで3カードぶりの負け越し。バンテリンドームでは18、21年に続いて3度連続で負け越しとなった。藤本博史監督(58)の、試合後の一問一答は以下の通り。-杉山が6回5失点「ずっと先発やって、いい経験してると思うけど。今日は6回行けたからね。もうちょっとやね。でもいい経験してるんじゃないの。もうちょっと緩急をうまく使ったらね。ローテーションの将来有望な選手ですからね。今はいい勉強中だと思う。反省は反省、いいところはいいところで伸ばしていけばいいわけだから。今日なんかやったら、点取った後の次のイニングやね。そこを0点で抑えたらもっと楽な投球ができるはずやし」-点を取った後の失点が続いた「やっぱりいい投手はそこをビシッと抑えるもんね。交流戦(の登板)はもうないかな。先発はまた当然あるんで。今年中に化けてもらいたいよね」-打線は泥臭く得点「まあ、1点取ったら1点離されて、なかなか追いつかなかったよね。ただ、試合の中でボーンヘッドやね。ジュリ(グラシアル)の外野からの送球とかね。走らないであろう(と決めつけたような)送球とか。川瀬のライナー飛び出しとかね。そういうのもしっかり反省して、これからないようにしていかないと」-柳田は疲労が見える「疲れはみんな疲れてるからね。まだシーズン半分も終わってないんやからさ。疲れて打てないとかそういう問題じゃないと思いますよ。はっきり言って、今状態が悪いということです。疲れて状態が悪くなってるんじゃなしに、相手がいることですから。相手も研究して投げてくる。それを乗り越えていかないといけない。そこはしっかり修正して状態を上げていけるように。ただ1年間通したら、こっちは必要な選手やし。休ませるつもりも全くないし。柳田が3番、グラシアルが4番に入ってたら、相手も当然、警戒しますからね。このメンバーでやるしかないんで。状態を早く上げて戦えるようにね」(続けて)「柳町の場合はちょっとね、足がヤバいんで。10日間抹消します。長引いたら困るからさ。本人は行けるというところやけど。こっちはおってほしいけど、無理してもね。あと交流戦1週間やしね。代わりにガルビスを上げて、センターは周東と牧原に補ってもらう形になるかなと思うんやけど。柳町の状態が悪いから落とすんじゃないからね。17日からのパ・リーグ再開には帰ってきて、出られるようにね。10日間でリフレッシュも兼ねての治療ということで」-ホームに戻って6試合「ホームでなんとかね、最低、勝ち越し、勝ち越しで交流戦を終わりたいですね」-ガルビスは状態もいい「状態いいって聞いてますよ。期待するのは打つ方です。起爆剤になってくれたらいいんじゃないかな。打てなかったら代打も出すし、そこはシビアにいかせていただきます」

◆中日阿部寿樹内野手(32)が、3安打2打点でパ・リーグ首位のソフトバンク戦の勝ち越しに貢献した。初回、先発・柳が先制を許すが、その裏に反撃。ビシエドの同点二塁打に続き、左前に勝ち越し打を放った。1点差に迫られた5回には、右前適時打で突き放した。5番のバットが明大の後輩・柳を救った。「(初回は)ビシエドが打ってくれたので気持ちは楽でした。(5回は)追加点が欲しかったので打ててよかったです」。お立ち台のヒーローは、笑顔で振り返った。今季の柳の登板試合での打撃成績は、36打数14安打6打点、打率3割8分9厘。柳が投げれば打つ。後輩思いは数字に表れている。柳の試合だけではない。交流戦では5番に座り、チームトップ28打点で課題の得点力を支える。打率も1カ月ぶりの3割を射程圏に入れた。昨年、打撃不振に苦しんだが、復活の歩みは力強さを増している。チームは3カード連続の勝ち越しを決め、優勝の可能性も残して交流戦最終週(6試合)に向かう。「来週からビジター(遠征)に行きますけど、ナゴヤにいいニュースを届けられるように頑張ります」。打のヒーローは、ファンにも熱いメッセージを残した。○...柳が6回3失点の粘りの投球でソフトバンクから2年連続勝利を手にした。「早いイニングで点を取ってもらったので追いつかれないことだけを考えて粘りました」。1点差に詰め寄られた6回2死二、三塁のピンチも今宮を遊飛に仕留め5勝目。昨季、2冠に輝いた右腕がパ・リーグ首位チーム相手の勝ち越しに貢献した。○...新8回の男・ロドリゲスが本拠地で初めて160キロをマーク、15ホールド目を挙げた。キューバ時代に対戦経験のあるグラシアルの初球に大台到達。「知ってる仲間なので気合は入ったが、スピードはあまり気にしてない」と淡々と話した。ソフトバンクにFA移籍した又吉の後任は「リリーフに回って2カ月。だいぶ慣れました」とセットアッパーとしての手応えを明かした。▽中日立浪監督(交流戦3カード連続勝ち越しで優勝の可能性も残し)「そんな(優勝)ことは考えてなかったですけど、(次戦からも)1戦必勝で頑張っていきたい」

◆ソフトバンクが鬼門のバンテリンドームで沈んだ。中日に2試合連続の逆転負けで、3カードぶりの負け越し。同球場では18、21年に続いての負け越しだ。藤本博史監督(58)は「まあ、1点取ったら1点離されて、なかなか追いつかなかったよね」と、もどかしい展開を振り返った。中日柳から初回に1点を先制したが、先発杉山が守り切れなかった。初回に2死からの4連打で3点を献上。すぐに逆転され「先制点をもらったのにすぐに逆転されて、追いかける展開にしてしまった。全体的にボールが高く、打たれたボールは特に甘くなってしまった」と唇をかんだ。杉山は6回まで続投し、自己最多117球と熱投したが、5失点で3敗目。今季6度の先発中、この日を含む5試合で初回に先制点の援護を受けているが、すべて同点か逆転を許しており「チームが勝つための投球ができるようにならないといけない」と反省した。藤本監督も「いい経験してるんじゃないの。ローテーションの将来有望な選手ですからね。今年中に化けてもらいたいよね」と、奮起に期待した。7日からは本拠地に戻り、交流戦上位の阪神、ヤクルトを迎え撃つ。「ホームでなんとかね、最低、勝ち越し、勝ち越しで交流戦を終わりたいですね」と指揮官。「鬼門」から、今季15勝5敗の「庭」に帰り、逆転交流戦Vを狙う。【山本大地】?○...6番三塁で先発出場したソフトバンク牧原大が2打点を挙げた。2点差の4回1死三塁から左犠飛。6回には2死一、二塁からしぶとく左翼線へ適時二塁打を放った。「打ったのは真っすぐです。追い込まれてしまいましたが、何とかしようという気持ちだけでした」。チームは逆転負けを喫してしまったが、藤本監督が「ジョーカー」と期待を寄せる男は8戦連続安打と打撃好調をキープだ。▽ソフトバンク藤井(7回を3人で切り、20試合連続無失点投球)「無失点が続いているということに関してはあまり意識もないし、特別なことは感じません。また次の試合からも頑張るだけです」▽ソフトバンク・グラシアル(初回に先制タイムリー内野安打)「当たりは良くなかったが、先制することができて良かった」。

◆【日刊スポーツ西日本写真映像チームのとっておき映像プレイバック】今週のマンデードアラは...交流戦ホーム6連戦でド靴新バージョンをPR。イケメンうちわに対抗したり、お立ち台を特等席で堪能。楽しくふれあうドアラさんでした。

◆新8回の男・ロドリゲスが本拠地で初めて160キロをマーク、15ホールド目を挙げた。キューバ時代に対戦経験のあるグラシアルの初球に大台到達。「知ってる仲間なので気合は入ったが、スピードはあまり気にしてない」と淡々と話した。ソフトバンクにFA移籍した又吉の後任は「リリーフに回って2カ月。だいぶ慣れました」とセットアッパーとしての手応えを明かした。

◆「流れ」が変わってくれるのでは? と期待したが、そうはならなかった。2点を追う7回。2番手藤井が中日の「ラッキー7」を3人で切った。さあ、反撃と思ったがソフトバンク打線は終盤8、9回に中日の2人の豪腕助っ人にピシャリと抑えられてしまった。逆に、8回には3番手笠谷がダメ押しの2失点...。チームは今交流戦初の連敗を喫した。2戦連続の逆転負けは何とも後味が悪い。昨年もバンテリンドームで2敗1分け。今季も初戦を取りながらカード負け越し。ホークスにとって敵地・名古屋は「鬼門」になってしまった。シーズンも55試合を消化し、いよいよ中盤にさしかかる。どのチームでも言えることだが「梅雨」のシーズンは疲労がピークに達する時期でもある。この日、藤本監督は打撃好調の柳町を足の疲れを考慮してスタメンから外した。チーム全体のコンディション維持は監督にとって最も腐心するところ。すでに栗原、上林がケガで離脱しているだけにレギュラー選手のさらなる故障離脱には神経質にならざるを得ない。開幕からリードオフマンとして打線をけん引していた三森が元気がない。この3連戦は13打席無安打。この日は7回に代打明石を送られた。右ひざの痛みにも耐えながら1番二塁で奮闘してきたが、周東が打撃好調なだけに、入れ替えてもいいのではないだろうか。打席で白線ギリギリに立つ三森は初戦の3打席目に白井球審から左足のポジションを注意されていたが、繊細な打撃感覚にもズレが生じたのかもしれない。7日からは本拠地ペイペイドームで好調な阪神、ヤクルトとの6連戦。交流戦Vへ正念場の戦いとなる。【ソフトバンク担当 佐竹英治】

◆中日が3カード連続の勝ち越しを決めた。0―1の一回に阿部の適時打など4連打で3点を奪う。五回も阿部が適時打を放つなど小刻みに加点し突き放した。6回3失点の柳が5勝目。ソフトバンクは杉山が6回5失点と粘れなかった。

◆中日の柳が6回を7安打3失点と試合をつくった。5月15日の巨人戦以来となる5勝目を挙げ「早いイニングで点を取ってもらったので、追い付かれないことだけを考えて粘った」と安堵した。0―1の一回に3点を援護してもらうと、両サイドを広く使って耐えた。1点差に迫られた六回はなおも2死二、三塁で今宮を内角球で詰まらせ、遊飛。1度奪ったリードを守り、立浪監督は「粘って抑えていくことで、また調子は上がって来ると思う。悪いながらによくやっている」とねぎらった。

◆ソフトバンクの柳町が下半身のコンディション不良のため欠場した。藤本監督は「脚が(疲労などで)やばいので抹消する。10日間でリフレッシュも兼ねての治療」と、出場選手登録から外すことを明言した。今季途中から、けが人が相次いだ外野の定位置をつかみ、47試合でリーグ3位の打率3割5厘と好調を維持していた。代わって不振のために2軍調整を続けていた新外国人選手のガルビスを昇格させる。監督は「当然打つ方に期待している。起爆剤になってくれれば」と話した。

DAZN

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
930 0.750
(↑0.023)
-
(-)
656
(+5)
36
(+3)
18
(-)
8
(+1)
0.265
(↑0.001)
2.450
(↓0.04)
2
(-)
阪神
840 0.667
(↑0.031)
1
(-)
642
(+8)
29
(+3)
8
(+1)
16
(+2)
0.266
(↑0.004)
2.270
(↓0.07)
3
(1↑)
ORIX
750 0.583
(↑0.038)
2
(-)
639
(+5)
30
(+2)
5
(-)
4
(-)
0.263
(↓0.006)
2.490
(↑0.04)
3
(1↑)
中日
750 0.583
(↑0.038)
2
(-)
636
(+7)
38
(+3)
5
(-)
5
(-)
0.234
(↑0.007
3.110
(↑0.01)
3
(1↓)
ソフトバンク
750 0.583
(↓0.053)
2
(↓1)
658
(+3)
30
(+7)
9
(-)
11
(-)
0.277
(↓0.003)
2.530
(↓0.45)
6
(2↓)
DeNA
660 0.500
(↓0.045)
3
(↓1)
643
(+5)
41
(+6)
11
(-)
6
(+1)
0.252
(↑0.011)
2.720
(↓0.21)
6
(2↓)
巨人
660 0.500
(↓0.045)
3
(↓1)
646
(+4)
45
(+10)
16
(+3)
16
(-)
0.231
(↓0.001)
3.570
(↓0.6)
8
(1↑)
楽天
570 0.417
(↑0.053)
4
(-)
626
(+6)
45
(+5)
5
(+2)
7
(+1)
0.218
(↑0.004)
3.930
(↓0.1)
8
(-)
西武
570 0.417
(↓0.038)
4
(↓1)
638
(+3)
40
(+5)
10
(+2)
3
(-)
0.225
(↓0.005)
2.740
(↓0.15)
8
(1↑)
ロッテ
570 0.417
(↑0.053)
4
(-)
641
(+10)
44
(+4)
14
(+5)
7
(-)
0.213
(↑0.007)
3.320
(↓0.06)
11
(2↓)
日本ハム
480 0.333
(↓0.031)
5
(↓1)
648
(+3)
56
(+8)
10
(-)
8
(+1)
0.273
(↓0.009)
4.470
(↓0.37)
12
(-)
広島
390 0.250
(↓0.023)
6
(↓1)
622
(+2)
61
(+5)
0
(-)
2
(-)
0.219
(-)
4.710
(↑0.17)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
35201 0.636
(↑0.006)
-
(-)
87222
(+5)
180
(+3)
58
(-)
34
(+1)
0.238
(↑0.001)
2.750
(-)
2
(-)
巨人
34270 0.557
(↓0.01)
4
(↓1)
82235
(+4)
239
(+10)
66
(+3)
33
(-)
0.243
(-)
3.430
(↓0.11)
3
(-)
広島
28282 0.500
(↓0.009)
7.5
(↓1)
85224
(+2)
205
(+5)
24
(-)
10
(-)
0.253
(-)
3.290
(-)
4
(-)
中日
27290 0.482
(↑0.009)
8.5
(-)
87179
(+7)
205
(+3)
33
(-)
20
(-)
0.244
(↑0.002
3.560
(↑0.01)
5
(-)
DeNA
23290 0.442
(↓0.009)
10.5
(↓1)
91182
(+5)
228
(+6)
39
(-)
20
(+1)
0.249
(↑0.003)
3.900
(↓0.02)
6
(-)
阪神
25331 0.431
(↑0.01)
11.5
(-)
84186
(+8)
176
(+3)
43
(+1)
45
(+2)
0.232
(↑0.001)
2.780
(-)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
32221 0.593
(↓0.011)
-
(-)
88230
(+3)
172
(+7)
33
(-)
33
(-)
0.267
(-)
2.810
(↓0.09)
2
(-)
楽天
31221 0.585
(↑0.008)
0.5
(↓1)
89184
(+6)
163
(+5)
33
(+2)
44
(+1)
0.235
(↑0.001)
2.930
(↓0.04)
3
(-)
ORIX
29290 0.500
(↑0.009)
5
(↑1)
85160
(+5)
180
(+2)
22
(-)
31
(-)
0.226
(↓0.001)
2.850
(↑0.01)
4
(-)
西武
26301 0.464
(↓0.009)
7
(-)
86172
(+3)
174
(+5)
38
(+2)
20
(-)
0.224
(↓0.001)
2.530
(↓0.03)
5
(-)
ロッテ
24321 0.429
(↑0.011)
9
(↑1)
86177
(+10)
200
(+4)
35
(+5)
53
(-)
0.215
(↑0.001)
2.890
(↓0.02)
6
(-)
日本ハム
22350 0.386
(↓0.007)
11.5
(-)
86196
(+3)
225
(+8)
48
(-)
42
(+1)
0.242
(↓0.001)
3.780
(↓0.08)