1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロッテ | 0 | 2 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 4 | 1 | 10 | 10 | 1 | 5 |
巨人 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 8 | 0 | 3 |
勝利投手:本前 郁也(1勝0敗0S) 敗戦投手:山﨑 伊織(2勝2敗0S) 本塁打 |

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◆ロッテは2-2で迎えた3回表、1死満塁からレアードが犠飛を放ち、勝ち越しに成功する。そのまま迎えた5回にはマーティンと佐藤都のソロが飛び出すなど、終わってみれば10安打で10得点を挙げた。投げては、先発・本前が今季初勝利。敗れた巨人は、投手陣が振るわなかった。
◆ロッテは5日午後6時から同9時まで、本拠地ZOZOマリンを緑色にライトアップすると発表した。環境省が展開する「#環境の日はグリーン」キャンペーンに参画しての企画。日本全国のライトアップを実施しているランドマーク施設約270カ所で行われ、千葉県ではZOZOマリンスタジアム、アパホテル&リゾート<東京ベイ幕張(千葉市美浜区)、木更津かんらんしゃパークキサラピア大観覧車(木更津市)、銚子ポートタワー(銚子市)でも実施される。
◆巨人は6連敗中と「魔の日曜日」の暗雲を、マルウォカがひと振りで振り払った。1回。先頭の丸佳浩外野手がロッテ本前の143キロをフルスイングで右翼ポール際へ12号ソロ。丸の今季3本目、通算9本目の先頭打者アーチを決めた。リードオフマンがつくった流れに、2番アダム・ウォーカー外野手も続いた。カウント2-1からの4球目、135キロチェンジアップを左中間席上段へ12号ソロ。3連勝中の勢いそのまま、1、2番コンビの2者連続アーチで、幸先よく1回に2点を先制した。
◆「幸運の不屈ハチマキ」が特大の"ズッキュン砲"を呼び込んだ? 巨人アダム・ウォーカー外野手(30)が、1回無死、ロッテ本前の135キロチェンジアップを左中間上段へ豪快に運んだ。飛距離132メートルの特大の12号ソロ。丸の先頭打者アーチに続く2者連続弾を決め、おなじみのハートポーズでナインと喜びあった。「丸さんが先頭打者ホームランで勢いをつけてくれたのでその勢いに続けて良かったよ」と振り返った。試合前の練習、オレンジ色の「不屈ハチマキ」を巻いて試合前練習に臨んだ。このハチマキには、日刊スポーツの担当記者との絆があった。5月24日のオリックス戦後の囲み取材後、自身の似顔絵と好きな言葉が刺しゅうされたリストバンドを記者にプレゼントしてくれた。そのお返しにと同31日にプレゼントしたのが、刺しゅう入りのハチマキだった。「一生懸命」とチームスローガンの「不屈」と2本のハチマキを手渡していた。試合中は、日曜日に必ず着用するピンクのバンダナで臨んだが、試合前の「不屈ハチマキ」も特大アーチの一助になった? かもしれない。
◆ロッテのブランドン・レアード内野手(34)が今季10号2ランを放った。初回に連続ソロで2点を先制され、直後の2回。安打の佐藤都を一塁に置き、巨人山崎伊の外角シュートを左中間スタンドへ運び、すぐさま同点とした。試合中、球団広報を通じ「強くスイングすることを意識しました。フェンス直撃くらいかなと思ったんだけどね。トウキョウドームダイスキ!」とコメントを寄せた。レアードは15年に日本ハムに入団し、今季で来日8年目。キャリア8年間で2ケタ本塁打は7度目で、この2ランで通算208号となった。レアードは3回には1死満塁で勝ち越しの犠飛を放った。
◆巨人岡本和真内野手(25)が、リーグ単独トップの17号2ランをたたき込んだ。3点を追う5回2死一塁、外角に来たロッテ本前の137キロツーシームを逆方向に運んだ。飛距離121メートルで右中間席に運ぶ反撃の1発で、1点差に迫った。「点差があったので何とか次につなごうと思って打席に入りました。本塁打になって良かったです」と振り返った。この時点でヤクルト村上を抜き去り、本塁打ランキングでリーグ単独トップに立った。3日の同戦では、完全男こと佐々木朗から、233人目の打者で初本塁打を浴びせた。2試合ぶりの1発で、セ・リーグを代表するホームランアーチストぶりを見せつけた。
◆不振に苦しむロッテのレオネス・マーティン外野手(34)が、特大の5号ソロを放った。1点リードの5回、先頭で打席に入った。代わったばかりの巨人3番手戸田の、カウント1-1からのスライダーを豪快にスイング。舞い上がった打球は右翼ポール際でも切れず、右翼席上のバルコニー席の壁を直撃する特大本塁打になった。来日4年目の今季は、この日まで打率1割5分台と不調が続き、2軍調整後もなかなか調子が上がらなかった。この日は第2打席で左足首に死球を受け、倒れ込む場面も。苦しい中で、試合中盤の貴重な1発になった。試合中、球団広報を通じ「しっかり球を見て、しっかり自分のスイングで捉えることができたよ」とコメントを寄せた。2番マーティンに続き、1死後、4番に入る佐藤都志也捕手(24)も右中間スタンドに2号ソロを放り込んだ。「ここから終盤に入りますし、さらに気を引き締めていきます」とコメント。ロッテの1イニング2本塁打は今季3度目となった。
◆巨人が「魔の日曜日」の暗雲を振り払えず、日曜日7連敗を喫した。1回。先頭の丸がロッテ本前から今季3本目、通算9本目の先頭打者アーチ。2番ウォーカーも左中間席上段に12号ソロを運び、2者連続本塁打で初回に2点を先制した。だが、投手陣が踏ん張れなかった。先発山崎伊は2回にレアードに同点2ランを浴びると、3回には1死から2連続死球と四球で満塁のピンチを招き、降板を告げられた。自己最短の2回1/3を3失点でKOされ「先発の役割を果たせず悔しいです」とコメントした。5回には3番手でマウンドに上がった戸田がマーティンと佐藤都に一発を食らうなど着実に加点された。6回に岡本和がリーグ単独トップに立つ17号2ランで1点差に詰め寄ったが、8回にマーティンのこの日2本塁打目となる6号3ランなどで再びリードを広げられた。巨人の連勝は3でストップした。
◆ロッテ井口資仁監督(47)は5日、佐々木朗希投手(20)の次回先発が現時点では確定しておらず、中7日以上空ける可能性があることを示唆した。佐々木朗は今季10試合目の登板となる3日の巨人戦(東京ドーム)では5回5失点で今季初黒星を喫していた。これまで通り中6日ならば、次回は10日のDeNA戦(ZOZOマリン)での先発となるが、この日の試合後に報道対応した井口監督は「リカバリーを1日、もうちょっと見てから決めます。金曜日になるのか、土曜日になるのか、日曜日になるのか」とし、11日または12日の同戦に移行する可能性を示唆。「3連戦、チケット完売したらいいんですけど」と笑った。体にやや張りがあったエンニー・ロメロ投手(31)は、9日の中日戦(ZOZOマリン)で先発予定。今季10試合目の初勝利を目指す小島和哉投手(25)は、10日からのDeNA戦での先発となり、具体的な日にちは「朗希次第ですね」とした。いずれにしても、小島も中7日以上での先発となる。
◆巨人が「魔の日曜日」の暗雲を振り払えず、日曜日7連敗を喫した。先発山崎伊が踏ん張れなかった。2回にレアードに同点2ラン。3回には1死から2連続死球と四球で満塁とし、自己最短の2回1/3で降板。1死満塁で後を受けた菊地は犠飛の1失点で踏ん張るも、3番手以降のリリーフが安定しなかった。5回に登板した3番手戸田は、1回2被弾で2失点。5番手今村も、7回こそ無失点で終えるも、回またぎ後の8回に捕まり、1回2/3を3失点。2死一、二塁で6番手平内に託すも、マーティンにこの日2本塁打目となる3ランを浴びた。 負傷離脱から復帰した鍵谷は、9回に今季初登板も、先頭レアードに初球をバックスクリーンに運ばれ、計5被弾で10失点。連勝は3で止まった。試合後の桑田真澄投手チーフコーチ(54)の一問一答は以下の通り-先発の山崎伊が3回途中で降板立ち上がりが課題だったので、ブルペンでも球数を多くしたり、打者を立たせて想定しながら投げたりして、うまく0点でいけたなという矢先に、2回に失点してしまったんですね。初回は球威もあってよかったんですけど、2回ちょっと球威もなくボールも高くなって、あれよあれよと2点とられて、死球もあって修正がきかずに終わってしまった感じですね。-菊地は踏ん張った彼本来の球威ではなかったんですが、うまく変化球を使いながら抑えたと思います。調子が良くない中、粘って投げてくれましたね。-戸田、平内が本塁打を浴びた先発が早い回で崩れるとこういう流れになってしまう。そこを踏ん張って、流れを止めないといけないのも中継ぎの仕事でもありますし。今日打たれたことに関しては本人たちもすごく反省していると思うし、何が行けないか、どうしなきゃいけないかも理解していると思う。今日の悔しい思いを次につなげてもらいたい。-鍵谷は今季初登板何歳になっても何年目になっても本人の開幕は特別な思い、緊張感があったと思う。初球を捉えられて本塁打というのは鍵谷自身も反省するところがたくさんあったと思う。ただスタートを切れたのはいいことだと思うしこれから調子を上げていってもらいたい。-山崎伊が2回以降に崩れた原因はどう見ているか油断とかすきはなかったと思うが、うまくリリースの時に力を伝えられなかったというところ。死球を2人当ててしまったのでその辺の精神的なバランスが崩れたところもあったと思う。そういったところもプロ野球に入ってきて、経験して強くなっていってもらいたい。-6月にトミー・ジョン手術から2年。球の戻り具合はまだまだ良くなってくると思いますし、今年よりも来年、来年よりも再来年というイメージで僕たちもやってますね。
◆巨人が「魔の日曜日」から抜け出せない。初回に丸とウォーカーの2者連続アーチで先制したが、昨年8月26日広島戦以来の5本塁打を食らっての2ケタ失点で逆転負け。日曜日は4月24日から7連敗となった。先発山崎伊の3回途中KOが誤算だった。中10日での登板にも、2回以降に制球が乱れた。同点の3回には1死から2者連続死球と四球で、ベンチもたまらず交代を告げた。「先発の役割を果たせず悔しい」とコメントした山崎伊に、原監督は「先発投手がね、なかなかゲームをつくれないとこういう...。酷かもしれないけど、それが役割だからね。勉強するところはあるでしょうね」と求めた。5回の岡本和の17号2ランで一時は1点差まで迫ったが、8回と9回に計5失点で万事休す。原監督は「しかしリリーフは責められない。まあ、明後日から頑張ります」と締めた。▽巨人ウォーカー(1回無死、先頭打者本塁打の丸に続いて2者連続アーチ) 丸さんが勢いをつけてくれたので、その勢いに続けて良かったよ。▽桑田投手チーフコーチ(山崎伊について) 死球を2人当ててしまったので、精神的なバランスが崩れた所もあったと思う。プロ野球に入って、経験して強くなっていってもらいたい。○...主砲岡本和がリーグ単独トップの17号2ランをたたき込んだ。3点を追う5回2死一塁。ロッテ本前の外角137キロツーシームを飛距離121メートルで右中間席に運んだ。「点差があったので、何とか次につなごうと思って打席に入りました。本塁打になってよかったです」とコメントした。打点でもDeNA牧に1差に迫るリーグ2位の45打点。反撃の1発は空砲に終わったが、3年連続2冠へまい進する。
◆ロッテの助っ人たちが本領を発揮した。ブランドン・レアード内野手(34)が2発、レオネス・マーティン外野手(34)も2発。4番の佐藤都志也捕手(24)も右翼席へ運んだ。20年7月28日以来の1試合5本塁打で、巨人の3タテを阻止した。これが理想とする、本来の勝ち方だった。井口資仁監督(47)は言う。「うちはやっぱり両外国人に頼っているところはあるんでね。調子を上げていくというのが絶対不可欠なところだと思います。今日はいいきっかけになったと思います」下位のアデイニー・エチェバリア内野手(33)も含め、最大で3人の助っ人が打線に並ぶ。しかし57試合を終え、3人合計で0安打または1安打という試合が32試合もあった。3人合計で3安打以上は、まだ18試合目。この日は計6安打。助っ人が打てば強い-。象徴的な勝ち方だった。とりわけ、レアードとマーティンには主軸としての期待がかかる。不調はチーム状態に直結する。明るいマーティンは、打率が1割台で停滞し、表情が沈みがちな時もあった。井口監督も気にかけていた。「成績が悪ければそういう表情もなるだろうし、そういう中でミーティングもしながら危機感を感じていたので、そういうのがしっかりと出たんじゃないんですかね。普段なら死球で代わってますけど、自分から直訴して絶対出たいって言ってましたので。そういうところも気持ちが入った打席だったと思います」試合序盤に左足に死球を受けて倒れ込んでも、気持ちを入れて中盤、終盤に価値ある2本塁打。負ければ借金10という苦境のチームに、自身に、まだ光があることを示した。マーティンは言う。「チームなので(レアードと僕の)2人だけじゃない。他の7人がいて、ベンチのメンバーがいて、全部が合わさってのチーム。ただ、僕たちが与えられている、期待されていることは大きいと常に思っている」試合を決められる力量があることは誰もが知る。背負いすぎず、空回りせず。ロッテはつなぎのチームで、マーティンもその一員だ。【金子真仁】
◆ロッテの助っ人たちが本領を発揮した。ブランドン・レアード内野手(34)が2発、レオネス・マーティン外野手(34)も2発。4番の佐藤都志也捕手(24)も右翼席へ運んだ。20年7月28日以来の1試合5本塁打で、巨人の3タテを阻止した。▼ロッテはレアード、マーティンが2本塁打。外国人コンビがそろって1試合2発以上は、他球団も含め15年ロッテのクルーズ、デスパイネ(5月21日西武戦)以来7年ぶり。ロッテの複数選手がマルチ本塁打は前記のクルーズ、デスパイネ以来12度目になる。▼ロッテが初回先頭から2者連続本塁打を許したのは3度目。過去2度は82年4月16日阪急戦(川崎)で先発水谷が福本、簑田に、21年6月8日ヤクルト戦(ZOZOマリン)で先発二木が塩見、青木に浴びたが、今回の本前を含め3度とも先発投手が勝利をマークした。
◆巨人が「魔の日曜日」の暗雲を振り払えず、日曜日7連敗を喫した。1回。先頭の丸がロッテ本前から今季3本目、通算9本目の先頭打者アーチ。2番ウォーカーも左中間席上段に12号ソロを運び、2者連続本塁打で初回に2点を先制した。だが、先発山崎伊織投手(23)が踏ん張れなかった。2回にレアードに同点2ラン。3回には1死から2連続死球と四球で満塁とし、自己最短の2回1/3で降板。リリーフ陣もロッテ打線の勢いを止められず、計5本塁打を浴びての10失点で連勝は3で止まった。試合後、原辰徳監督の主な一問一答は以下の通り。-先発の山崎伊「やっぱり先発ピッチャーがね、こういう...。酷かもしれないけど、それが役割だからね。こういうゲーム結果になるというところですね」-3回は四死球が続いた「そうですね。初回は非常にいい立ち上がりをしたと思っていたんですけどね。結果的にはというところ。勉強するところはあるでしょうね」-鍵谷が今季初登板「そうですね。彼は経験を持っているという点ではね。うちのピッチャー陣は若いのでね。そういう意味では非常にリーダー的な中でね、存在としては期待したいなと」-2番手の菊地が好投「菊地、頑張ったね。なかなかいいですね。やっぱり全員がいいというのはなかなかね。欲を言えば回またぎで今村に頑張ってもらいたいところはあったんだけど、まあ、少し、何ていうか、淡泊さがあったかな。しかしリリーフは責められない。まあ、明後日(7日)から頑張ります」
◆ロッテ本前郁也投手(24)が今季4試合目の先発で初勝利した。「打者の皆さんに助けていただいて、感謝のひと言です」。5回を投げ終えて神妙だった表情も、試合終盤にリードが開くと終始和らいでいた。強烈すぎるパンチの連発から始まった。初回、1番丸に直球を先制ソロにされると、続く2番ウォーカーにはツーシームを左翼席へ運ばれた。ともにマウンドで動けないほど、当たった瞬間にそれと分かる一撃だった。「ちょっとした緊張感、雰囲気だったりで球が浮いてしまうという...。周りから見たらいつも通りの、変わってない感じかなというのを、自分でも投げてて感じました」ただ、粘っていればいいこともある。球持ちの良さで相手を差し込んでいると、打線が2回、3回、5回と立て続けに援護してくれた。5回4失点。自身の内容には決して満足はいかずとも、勝利投手の権利を得ることができた。プロ3年目。2年続けてソフトバンク和田の自主トレに参加させてもらった。危なかった。年末に地元の札幌市へ帰省。ところが年始早々の大雪などの影響で、新千歳空港が大混乱に。発着便に大きな乱れが生じ「何とかキャンセル待ちで東京に戻ることができました」と、無事に自主トレ始動に間に合った経緯を明かしていた。この日もスタート早々の大荒れ模様で心配させたが、粘って粘って、何とか幸運をたぐり寄せた。思えば昨年のプロ初勝利も、打線の大量援護を受けながらチームの開幕5連敗を止める投球だった。「自分の立場上、多くチャンスをもらえるところではないので、こういうチャンスをしっかりものにできれば良かったんですけど、今日も...みたいな」反省の弁を口にしながら、次のチャンスへと修正を進める。派手な球こそないが、気付くと打たせて取って試合を進めているのが真骨頂。同じ北海道出身の河村と同じように、運もなかなか強い。【金子真仁】
◆巨人が「魔の日曜日」から抜け出せない。初回に丸とウォーカーの2者連続アーチで先制したが、昨年8月26日広島戦以来の5本塁打を食らっての2ケタ失点で逆転負け。日曜日は、4月24日から7連敗となった。巨人は1回に1番丸、2番ウォーカーが連続本塁打。初回先頭から2者以上の連続本塁打は昨年6月8日ヤクルトの塩見→青木以来でプロ野球45度目。巨人では63年4月23日阪神戦で渡海→国松、08年4月11日ヤクルト戦で高橋由→亀井が記録して以来、14年ぶり3度目。
◆巨人・丸佳浩外野手(33)が今季3本目、通算9本目の初回先頭打者本塁打を放った。今季12号。左腕・本前の外寄りの143キロを捉え、弾丸ライナーで右翼席へ運んだ。続くアダム・ウォーカー外野手(30)が高めに浮いた球を捉え、2者連発となる12号ソロ。左中間席にたたき込み、大型ビジョンに推定飛距離132メートルと表示された。
◆ロッテのブランドン・レアード内野手(34)が「5番・一塁」で先発出場し、同点10号2ランを放った。2点を追う二回無死一塁。山崎伊の3球目を左中間席に運んだ。球団広報を通じて「打ったのはシュート。強くスイングすることを意識しました。フェンス直撃くらいかなと思ったんだけどね。東京ドーム大好き!」とコメントした。得意のすしポーズを決めて、「きょうのネタ? マグロ!」と声を弾ませた。
◆巨人・山崎伊織投手(23)が先発し、三回途中を3安打2失点で降板した。打線が2点を先取した直後の二回無死一塁。高めに浮いた球をレアードに仕留められて同点の2ランを浴びた。さらに三回は1死から3連続四死球を与え、わずか58球で交代を告げられた。
◆巨人・岡本和真内野手(25)が、3点を追う五回にリーグ単独トップに立つ17号2ランを放った。真ん中付近の137キロを捉え、右中間席へ打球を運んだ。「点差があったので、何とか次につなごうと思って打席に入った。本塁打になって良かった」と振り返った。
◆ロッテのレオネス・マーティン外野手(34)が「2番・右翼」で先発出場し、1点リードの五回先頭で右越え5号ソロを放った。5月21日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)以来の一発に「打ったのはスライダー。しっかりボールを見て、しっかり自分のスイングで捉えることができたよ。 YES マーティン!」と胸を張った。五回1死後にも、佐藤都志也捕手(24)が右越え2号ソロを放った。「打ったのはカットボールだと思います。追加点が取れてよかったです」とコメントした。
◆ロッテが5本塁打などで今季最多の10点を挙げ、連敗を3で止めた。3―2の五回にマーティンと佐藤都がソロ。八回にマーティン、九回にはレアードが2本目の本塁打を放った。本前が今季初勝利。巨人は3連勝でストップ。
◆ロッテの本前は苦しみながらも今季初勝利を挙げた。3本塁打を浴び5回4失点だったが、打線の援護で何とか勝利をつかみ「本当に打者の皆さんに助けてもらった。感謝したい」と語った。一回に先頭の丸から2者連続本塁打を許す最悪の立ち上がりだった。その後立ち直ったかに見えたが、五回に岡本和に2ランを浴びた。勝ちはしたものの「全て本塁打の失点で、制球の甘さが出た。しっかり反省し、修正して臨みたい」と自己評価は厳しかった。
◆当初は10日のDeNA戦(ZOZOマリン)に先発予定だった、ロッテ・佐々木朗の次回登板日がずれ込む可能性が出てきた。3日の巨人戦では5回8安打5失点で今季初黒星を喫した右腕について、井口監督は「金(10日)、土(11日)、日曜日(12日)のどこかで投げる予定です。もう1日、リカバリーを見てから決めます」と説明した。回復具合を最優先にして登板日を決断する。
◆〝鬼門〟を突破できなかった。巨人は日曜日に7連敗。先発の山崎伊織投手(23)が、三回途中3安打3失点と精彩を欠き、原辰徳監督(63)は「やっぱり先発ピッチャーがね...。勉強するところはあるでしょうね」と苦言を呈した。2点を先行した直後の二回。山崎伊は高めへの失投をレアードに捉えられ、同点2ランを許した。思い通りに球を操れず、三回1死から3連続四死球を与えて降板。「先発の役割を果たせず悔しい」と唇をかんだ。投手陣は計5本塁打を浴びて10失点と乱れた。日曜日は5戦続けて先発が五回まで持たず。5月初めから4週連続で登板した高橋は安定感を欠き、前週は4年目左腕の横川がチャンスをものにできなかった。チームの連勝は3で止まり、首位・ヤクルトとのゲーム差は4に広がった。「リリーフは責められない。明後日から頑張ります」と原監督。7日の西武戦(ベルーナ)から仕切り直す。(鈴木智紘)
◆ロッテは2年ぶりの1試合5本塁打で連敗が3でストップ。2番のレオネス・マーティン外野手(34)が意地の2発を放った。「自分のプランを持って打席に立てた。(レアードと)自分たちが打ったから勝ったのではなく、チーム全体の勝利だ」三回の打席では、左ふくらはぎ付近に死球を受けて悶絶(もんぜつ)。首脳陣は交代も検討したが、「絶対にでる」と直訴した。1点リードの五回先頭で特大の右越え5号ソロ。6-4とした八回2死一、二塁では、登板直後の平内から右越えに駄目押しの6号3ラン。5月には打撃不振で2軍落ちも経験したが「精神的にリフレッシュできた」と調子を上げてきた。4番のレアードも、二回に左中間へ10号2ラン、九回にも中越えへ11号ソロ。球団では2015年のデスパイネ、クルーズ以来、7年ぶりとなる複数選手による1試合2本塁打が飛び出した。今季最多の10得点で、井口監督は「両外国人がしっかりと長打を打ってくれた。2人は絶対に必要不可欠」と信頼を口にした。攻撃陣に活気が戻り、7日からの本拠地6連戦に弾みをつけた。(広岡浩二)
<交流戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ヤクルト |
9 | 3 | 0 | 0.750 (↑0.023) | - (-) |
6 | 56 (+5) | 36 (+3) | 18 (-) | 8 (+1) |
0.265 (↑0.001) | 2.450 (↓0.04) |
2 (-) |
阪神 |
8 | 4 | 0 | 0.667 (↑0.031) | 1 (-) |
6 | 42 (+8) | 29 (+3) | 8 (+1) | 16 (+2) |
0.266 (↑0.004) | 2.270 (↓0.07) |
3 (1↑) |
ORIX |
7 | 5 | 0 | 0.583 (↑0.038) | 2 (-) |
6 | 39 (+5) | 30 (+2) | 5 (-) | 4 (-) |
0.263 (↓0.006) | 2.490 (↑0.04) |
3 (1↑) |
中日 |
7 | 5 | 0 | 0.583 (↑0.038) | 2 (-) |
6 | 36 (+7) | 38 (+3) | 5 (-) | 5 (-) |
0.234 (↑0.007) | 3.110 (↑0.01) |
3 (1↓) |
ソフトバンク |
7 | 5 | 0 | 0.583 (↓0.053) | 2 (↓1) |
6 | 58 (+3) | 30 (+7) | 9 (-) | 11 (-) |
0.277 (↓0.003) | 2.530 (↓0.45) |
6 (2↓) |
DeNA |
6 | 6 | 0 | 0.500 (↓0.045) | 3 (↓1) |
6 | 43 (+5) | 41 (+6) | 11 (-) | 6 (+1) |
0.252 (↑0.011) | 2.720 (↓0.21) |
6 (2↓) |
巨人 |
6 | 6 | 0 | 0.500 (↓0.045) | 3 (↓1) |
6 | 46 (+4) | 45 (+10) | 16 (+3) | 16 (-) |
0.231 (↓0.001) | 3.570 (↓0.6) |
8 (1↑) |
楽天 |
5 | 7 | 0 | 0.417 (↑0.053) | 4 (-) |
6 | 26 (+6) | 45 (+5) | 5 (+2) | 7 (+1) |
0.218 (↑0.004) | 3.930 (↓0.1) |
8 (-) |
西武 |
5 | 7 | 0 | 0.417 (↓0.038) | 4 (↓1) |
6 | 38 (+3) | 40 (+5) | 10 (+2) | 3 (-) |
0.225 (↓0.005) | 2.740 (↓0.15) |
8 (1↑) |
ロッテ |
5 | 7 | 0 | 0.417 (↑0.053) | 4 (-) |
6 | 41 (+10) | 44 (+4) | 14 (+5) | 7 (-) |
0.213 (↑0.007) | 3.320 (↓0.06) |
11 (2↓) |
日本ハム |
4 | 8 | 0 | 0.333 (↓0.031) | 5 (↓1) |
6 | 48 (+3) | 56 (+8) | 10 (-) | 8 (+1) |
0.273 (↓0.009) | 4.470 (↓0.37) |
12 (-) |
広島 |
3 | 9 | 0 | 0.250 (↓0.023) | 6 (↓1) |
6 | 22 (+2) | 61 (+5) | 0 (-) | 2 (-) |
0.219 (-) | 4.710 (↑0.17) |
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ヤクルト |
35 | 20 | 1 | 0.636 (↑0.006) | - (-) |
87 | 222 (+5) | 180 (+3) | 58 (-) | 34 (+1) |
0.238 (↑0.001) | 2.750 (-) |
2 (-) |
巨人 |
34 | 27 | 0 | 0.557 (↓0.01) | 4 (↓1) |
82 | 235 (+4) | 239 (+10) | 66 (+3) | 33 (-) |
0.243 (-) | 3.430 (↓0.11) |
3 (-) |
広島 |
28 | 28 | 2 | 0.500 (↓0.009) | 7.5 (↓1) |
85 | 224 (+2) | 205 (+5) | 24 (-) | 10 (-) |
0.253 (-) | 3.290 (-) |
4 (-) |
中日 |
27 | 29 | 0 | 0.482 (↑0.009) | 8.5 (-) |
87 | 179 (+7) | 205 (+3) | 33 (-) | 20 (-) |
0.244 (↑0.002) | 3.560 (↑0.01) |
5 (-) |
DeNA |
23 | 29 | 0 | 0.442 (↓0.009) | 10.5 (↓1) |
91 | 182 (+5) | 228 (+6) | 39 (-) | 20 (+1) |
0.249 (↑0.003) | 3.900 (↓0.02) |
6 (-) |
阪神 |
25 | 33 | 1 | 0.431 (↑0.01) | 11.5 (-) |
84 | 186 (+8) | 176 (+3) | 43 (+1) | 45 (+2) |
0.232 (↑0.001) | 2.780 (-) |
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
32 | 22 | 1 | 0.593 (↓0.011) | - (-) |
88 | 230 (+3) | 172 (+7) | 33 (-) | 33 (-) |
0.267 (-) | 2.810 (↓0.09) |
2 (-) |
楽天 |
31 | 22 | 1 | 0.585 (↑0.008) | 0.5 (↓1) |
89 | 184 (+6) | 163 (+5) | 33 (+2) | 44 (+1) |
0.235 (↑0.001) | 2.930 (↓0.04) |
3 (-) |
ORIX |
29 | 29 | 0 | 0.500 (↑0.009) | 5 (↑1) |
85 | 160 (+5) | 180 (+2) | 22 (-) | 31 (-) |
0.226 (↓0.001) | 2.850 (↑0.01) |
4 (-) |
西武 |
26 | 30 | 1 | 0.464 (↓0.009) | 7 (-) |
86 | 172 (+3) | 174 (+5) | 38 (+2) | 20 (-) |
0.224 (↓0.001) | 2.530 (↓0.03) |
5 (-) |
ロッテ |
24 | 32 | 1 | 0.429 (↑0.011) | 9 (↑1) |
86 | 177 (+10) | 200 (+4) | 35 (+5) | 53 (-) |
0.215 (↑0.001) | 2.890 (↓0.02) |
6 (-) |
日本ハム |
22 | 35 | 0 | 0.386 (↓0.007) | 11.5 (-) |
86 | 196 (+3) | 225 (+8) | 48 (-) | 42 (+1) |
0.242 (↓0.001) | 3.780 (↓0.08) |
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