広島(★1対4☆)オリックス =交流戦1回戦(2022.06.03)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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ORIX
02011000041001
広島
10000000011100
勝利投手:田嶋 大樹(2勝3敗0S)
(セーブ:近藤 大亮(1勝1敗1S))
敗戦投手:大瀬良 大地(5勝3敗0S)

本塁打
【オリックス】伏見 寅威(1号・2回表2ラン)

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◆オリックスは1点を先制された直後の2回表、伏見の2ランが飛び出し、逆転に成功する。そのまま迎えた4回には、太田が適時打を放ち、リードを広げた。投げては、先発・田嶋が5回1失点と試合をつくり、今季2勝目。敗れた広島は、打線が11安打を放つも、1得点とつながりを欠いた。

◆オリックスは交流戦の広島戦で18年から9連勝中。交流戦で同一カード2桁連勝は、08~12年にオリックスがDeNA戦14連勝(1分け含む)した1度だけ。今日の広島戦に勝利して交流戦2度目の連勝記録となるか。

◆広島が左翼で先発した堂林翔太内野手(30)の好返球により本塁で走者を刺したが、走塁妨害により判定が覆り、失点した。1-2の4回2死一、二塁。オリックス太田の三遊間の打球を三塁を守る坂倉が追ったが、打球は左前に抜けた。ここで坂倉とぶつかりそうになった二塁走者の野口が、坂倉を避ける形で走路を外れた。この時点で三塁塁審が事象を指さし、「走塁妨害」をアピール。野口はそのまま本塁に突入。堂林はワンバウンドの好返球で走者を本塁で刺した。しかし、その後、審判が集まり協議。「1度アウトと判定したが、三塁手前でオブストラクション、走塁妨害があったので、得点を認め走者一、三塁でプレーを再開する」と説明した。

◆オリックス伏見寅威捕手(32)が左翼スタンドへ今季1号2ランを放った。1点を追う2回2死一塁からの逆転弾に「インコースのボールをうまく振り抜けました。なんとか切れずに入ってくれてよかったです!」とコメントした。伏見は5月31日DeNA戦(横浜)の守りで相手打者が空振りしたバットが後頭部に直撃。横浜市内の病院で精密検査を受けて「頭部打撲」と診断され、2日同戦で実戦復帰したばかりだった。

◆代打サチヤ! オリックス中嶋聡監督(53)が、ファン待望? のタクトを振った。3点リードの6回2死で9番投手の田嶋に打席が回ると、すかさず代打を告げた。「バッター、山崎福也!」前日2日のDeNA戦(横浜)に先発し、7回1失点で今季2勝目をマークした左腕は、7回には今季初安打となる中安打を記録し、右拳を突き上げていた。首脳陣へのアピールも実り? この日は先発翌日にもかかわらず、ベンチ入り。初回から三塁側ベンチでナインを鼓舞する背番号11の姿があった。山崎福は笑顔で左打席に入り、カウント3-2まで粘ると、最後は二直に倒れた。山崎福は日大三時代の3年春、センバツ甲子園1大会における通算安打の最多タイ記録を樹立した"甲子園記録保持者"。交流戦中の打席でも、好打者の風格が漂っていた。【真柴健】

◆昨季交流戦王者のオリックスが今季交流戦4カード目で初のカード初戦を白星で飾った。これで広島戦は18年から10連勝となった。先発した田嶋が5回85球9安打1失点と粘投を見せ、今季2勝目。首脳陣は3連投させない方針で、2連投していた守護神の平野佳をベンチから外していたが、ブルペン陣が必死の継投でカバーした。打線は1点を追う2回2死一塁から伏見が逆転1号2ランを放つなど、着実に得点を重ねた。チームは3連勝で借金2。4日広島戦はエース山本が先発予定。白星を重ねて、波に乗る。

◆広島中村奨成捕手(22)がプロ初の猛打賞を記録した。1回1死三塁では中前に先制適時打。結果としてチーム唯一の得点に導いた。3回1死一塁では中前打を放ち、5回2死でも左前打。キャリア初の3安打に「今日はたまたま3安打打てた。最後の4打席目(一飛)が納得できる打席ではなかった」。快音を連発しても満足はなかった。プロ初の右翼に加え、今季初の3番に入った。2日の日本ハム戦で負傷し、ベンチスタートとなった西川に代わってクリーンアップを任された。「走者をかえせたのが1回だけなので、そこは(西川)龍馬さんに比べるとまだまだな部分。龍馬さんも心配なのでなんとかカバーできるように」。リーグ最多67安打の巧打者が抜けた穴は大きいが、補おうと背番号22が猛打賞で貢献した。○...先発大瀬良は5回4失点で降板し、3敗目を喫した。交流戦のオリックス戦連敗は「10」に伸びた。1点先制した直後の2回2死一塁からオリックス伏見に逆転2ラン。2点ビハインドの5回にも適時打を打たれ、4失点。「全体的にいい時のボールではない。なんとかゲームをつくりたかったができなかった」と悔しがった。前回5月27日のソフトバンク戦に続く5回KOだった。

◆オリックスが3連勝で3位に浮上した。今季交流戦4カード目で初のカード初戦を白星で飾り、これで広島戦は18年から10連勝となった。女房役の伏見寅威(32)が広島の夜空にキレイな弧を描いた。1点を追う2回2死一塁で左翼席へ逆転1号2ラン。内角球にうまく対応し「人生であんなバッティングをしたことがないのでビックリしました」と目を丸くした。リード面でも先発田嶋が5回9安打を浴びながら1失点で白星に結びつけた。首脳陣が救援陣に3連投させない方針で、この日は守護神の平野佳がベンチ外。6回からはK-鈴木、阿部、黒木、3年ぶりセーブを挙げた近藤とつないだ。伏見は「まだ実績がない投手もいますけど、信頼できる投手が多い。すごく頼もしい」とリリーバーを褒めた。これで借金2で、Aクラスに食らいつく。勢いに乗り、逆転トライを決める。【真柴健】▽オリックス田嶋(5回9安打1失点で今季2勝目)「調子や内容は良くありませんでした。本当に最低限ではありますが、なんとかリードを守れたというところはよかった」

◆オリックスは投手の山崎福也投手(29)が野手としてベンチ入りし、3点リードの6回2死で9番田嶋の場面で代打起用された。前日2日のDeNA戦(横浜)に先発し、7回1失点で今季2勝目をマークしたばかり。左腕は、カウント3-2まで粘るも、最後は二飛に倒れた。中嶋監督は「打つかと思った。(ベンチに)入れているわけですから。使う気満々でした」とサプライズ起用を振り返った。

◆【日刊スポーツ西日本写真映像チームのとっておき映像プレイバック】3日、広島戦の6回、オリックスは田嶋の代打に投手の山崎福也を指名!前日の安打や地道な打撃練習の成果なのでしょう。パ・リーグ、面白いです。

◆オリックス・伏見寅威捕手(32)が、逆転の今季1号2ランを放った。0─1の二回2死一塁。広島先発・大瀬良が投じた139キロのシュートをとらえ、左翼ポール際へ運んだ。飛距離は十分な一発を放ち、「インコースのボールをうまく振り抜けましたが、切れるかなと思っていたので、なんとか切れずに入ってくれてよかったです!」とコメント。一回の守備では高めに抜けた先発・田嶋の直球を捕球できず(記録は暴投)、そこから失点につながっていた。それだけに「初回に自分のミスから失点してしまっていましたし、なんとか取り返せてよかったです!」と振り返っていた。

◆オリックス・中嶋聡監督(53)が、代打に投手の山崎福を起用した。4─1の六回2死。先発・田嶋に打順が回ると、中嶋監督が三塁ベンチを出て、代打に山崎福を送った。笑顔で打席に立った山崎福は、2ストライクと追い込まれた状況から3球ボールを見極めフルカウントに。三塁ベンチが盛り上がる中、最後は二直に倒れた。山崎福は日大三高時代の2010年春にエース兼5番打者として、選抜最多タイ記録となる1大会13安打をマーク。その打棒は衰えておらず、昨季の交流戦期間中は、野手陣が不調だったこともあり、代打要員としてベンチ入りすることもあった。今季も7回1失点で2勝目を挙げた前日2日のDeNA戦(横浜)で1安打をマークし、この日は野手としてベンチ入りしていた。

◆広島は4日のオリックス戦(マツダ)に森下暢仁投手(24)が先発する。試合前の練習でキャッチボールなどで調整した。前回5月28日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)では5回?を9失点で黒星を喫しており「しっかりピッチングをやっていけたらいい」と意気込んだ。昨夏の東京五輪でともに野球日本代表「侍ジャパン」として金メダル獲得に貢献した山本由伸投手(23)と初めて投げ合う。

◆オリックスが3連勝で3位に浮上した。0―1の二回に伏見が2ランを放ち、四回に太田、五回にマッカーシーの適時打で加点。田嶋が5回1失点と粘り、継投で逃げ切った。広島は大瀬良が5回4失点。11安打の打線は10残塁の拙攻。

◆広島は逆転負けで2018年から続くオリックス戦の連敗が「10」に伸びた。セ・リーグでは首位ヤクルトに5・5ゲーム差の3位、交流戦は最下位。佐々岡真司監督(54)の主な一問一答は次の通り。──大瀬良が5回7安打4失点で今季3敗目「球を見てもスピード、制球、よくない。真っすぐの切れもスピードもない。コースにしっかり投げ切れていない」──疲労が影響か「どうなんですかね。理由はちょっとわからない。前回(5月27日のソフトバンク戦、ペイペイドーム、5回8安打5失点で黒星)と今回とよくないというか、よくないという風に見えていますね」──ローテ通りなら次回は10日の西武戦(ベルーナ)。交流戦登板はあと1回「それを含めて明日(4日)1回考えて」──打線は相手の10安打を上回る11安打を放ちながら1得点「11本打った。つないであと1本。やっぱり長打が出ないとね。なかなかつないで、つないでっていうのは今まで点が絡んでたっていうのもありますけど。やっぱりつないでつないでも、あと1本が出ないと今日みたいな試合になる。象徴的なもの。なかなか一発が出ない。長打が出ないと点が入らないというのが現実だろう」──小園の打順を6番から8番に下げた「状態が上がったときもあったし、打撃コーチと本人もいろいろ話をしながらやっている面もある。ツボに入るとなかなか抜け出せないのが今年の小園」──中村奨を「3番・右翼」で起用。3安打1打点「ファームでしっかり結果を残してここに上がってきた。チャンスを自分でものにしている。キャッチャーじゃなくても外野でもね。結果を出している」) ──オリックス戦はこれで10連敗「そうなの。まあ3連敗は去年している。僕はその前は知らないですけど。あした、あさってなんとかね。交流戦のマツダでの試合は最後なので」

◆左太もも裏の軽度筋損傷で離脱していたオリックスの吉田正が1軍に復帰して即「3番・左翼」で先発出場した。4打数無安打に終わり、七回の守備で交代した。中嶋監督は「(打線に)いるだけで違う。100%じゃないかもしれないけど、翌日の反応(様子)を見ながら使っていく」と話した。

◆今年もお得意様ぶりは不変だった。オリックス・伏見が決勝の1号2ラン。チームは2018年から対広島10連勝となり、得意の〝鯉料理〟で今季4度目の3連勝だ。 ナインから迎えられ、白い歯がこぼれた 「いやもう、自分でもどうやって打ったか分からないぐらい...。本当、覚えていないです」敵地でのヒーローインタビューでは、価値ある逆転弾を苦笑いで振り返った。0─1の二回2死一塁だ。大瀬良が投じた内角139キロのシュートをとらえると、打球は左翼ポール際へ。フェアかファウルか際どい打球だったが、本塁打判定を受けると、悠々とダイヤモンドを一周した。バッテリーを組んだ先発の田嶋の今季2勝目を援護射撃し、「なんとか攻撃の方で貢献したいと思ってやっているので、よかったです。打線が広島さんはすごくいいのでなんとか最少失点でというところで、1点でしのげたのはよかったかな」と、守備でも広島打線を1得点に封じた。西武がヤクルトに敗れたため、チームは0ゲーム差ながら5月23日以来の3位に浮上。交流戦の勝率も5割とした。左太もも裏の軽度筋損傷で戦列を離れていた吉田正も、この日から1軍に復帰。戦力が整ってきた。「(吉田)正尚がいてくれるだけですごく心強いので、これからもっともっと連勝を伸ばしていきたい」と伏見。一つ一つ白星を積み重ね、リーグ連覇へ歩みを進める。

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<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
730 0.700
(↑0.033)
-
(-)
848
(+1)
31
(-)
17
(+1)
7
(+1)
0.274
(↓0.005)
2.450
(↑0.26)
1
(-)
ソフトバンク
730 0.700
(↑0.033)
0
(-)
853
(+6)
19
(-)
9
(+1)
10
(+1)
0.286
(↑0.005)
1.860
(↑0.22)
3
(-)
阪神
640 0.600
(↑0.044)
1
(-)
831
(+9)
26
(+7)
7
(+3)
13
(+1)
0.261
(↑0.013)
2.430
(↓0.52)
4
(2↑)
ORIX
550 0.500
(↑0.056)
2
(-)
831
(+4)
26
(+1)
4
(+1)
3
(-)
0.270
(↑0.002
2.690
(↑0.19)
4
(2↑)
DeNA
550 0.500
(↑0.056)
2
(-)
832
(+7)
34
(-)
10
(+2)
3
(-)
0.229
(↑0.013)
2.660
(↑0.3)
4
(1↓)
中日
550 0.500
(↓0.056)
2
(↓1)
825
(-)
33
(+6)
4
(-)
5
(-)
0.226
(↓0.006)
3.240
(↓0.31)
4
(1↓)
西武
550 0.500
(↓0.056)
2
(↓1)
833
(-)
32
(+1)
7
(-)
3
(-)
0.235
(↓0.012)
2.620
(↑0.15)
4
(2↑)
巨人
550 0.500
(↑0.056)
2
(-)
840
(+10)
34
(+3)
13
(+1)
15
(+6)
0.235
(↑0.019)
3.170
(↑0.02)
9
(3↓)
楽天
460 0.400
(↓0.044)
3
(↓1)
819
(-)
34
(+7)
3
(-)
4
(-)
0.213
(↓0.003)
3.560
(↓0.44)
9
(3↓)
ロッテ
460 0.400
(↓0.044)
3
(↓1)
830
(+3)
38
(+10)
9
(+1)
6
(-)
0.205
(↑0.001)
3.350
(↓0.35)
9
(3↓)
日本ハム
460 0.400
(↓0.044)
3
(↓1)
845
(+7)
45
(+9)
10
(+1)
7
(-)
0.292
(↑0.018)
4.160
(↓0.59)
12
(-)
広島
370 0.300
(↓0.033)
4
(↓1)
818
(+1)
53
(+4)
0
(-)
1
(-)
0.224
(↑0.01
5.070
(↑0.12)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
33201 0.623
(↑0.008)
-
(-)
89214
(+1)
175
(-)
57
(+1)
33
(+1)
0.239
(-)
2.760
(↑0.05)
2
(-)
巨人
33260 0.559
(↑0.007)
3
(-)
84229
(+10)
228
(+3)
63
(+1)
32
(+6)
0.244
(↑0.003)
3.360
(-)
3
(-)
広島
28262 0.519
(↓0.009)
5.5
(↓1)
87220
(+1)
197
(+4)
24
(-)
9
(-)
0.255
(↑0.001
3.300
(↓0.02)
4
(-)
中日
25290 0.463
(↓0.009)
8.5
(↓1)
89168
(-)
200
(+6)
32
(-)
20
(-)
0.243
(↓0.001)
3.600
(↓0.04)
5
(-)
DeNA
22280 0.440
(↑0.011)
9.5
(-)
93171
(+7)
221
(-)
38
(+2)
17
(-)
0.244
(↑0.002)
3.940
(↑0.08)
6
(-)
阪神
23331 0.411
(↑0.011)
11.5
(-)
86175
(+9)
173
(+7)
42
(+3)
42
(+1)
0.230
(↑0.002)
2.830
(↓0.08)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
32201 0.615
(↑0.007)
-
(-)
90225
(+6)
161
(-)
33
(+1)
32
(+1)
0.268
(↑0.001)
2.690
(↑0.05)
2
(-)
楽天
30211 0.588
(↓0.012)
1.5
(↓1)
91177
(-)
152
(+7)
31
(-)
41
(-)
0.234
(↓0.001)
2.820
(↓0.08)
3
(1↑)
ORIX
27290 0.482
(↑0.009)
7
(-)
87152
(+4)
176
(+1)
21
(+1)
30
(-)
0.226
(↑0.001
2.900
(↑0.03)
4
(1↓)
西武
26281 0.481
(↓0.01)
7
(↓1)
88167
(-)
166
(+1)
35
(-)
20
(-)
0.226
(↓0.001)
2.500
(↑0.03)
5
(-)
ロッテ
23311 0.426
(↓0.008)
10
(↓1)
88166
(+3)
194
(+10)
30
(+1)
52
(-)
0.214
(-)
2.880
(↓0.07)
6
(-)
日本ハム
22330 0.400
(↓0.007)
11.5
(↓1)
88193
(+7)
214
(+9)
48
(+1)
41
(-)
0.244
(↑0.004)
3.700
(↓0.11)