中日(☆3対2★)楽天 =交流戦3回戦(2022.06.02)・バンテリンドーム=
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楽天
0000002002500
中日
11100000X3700
勝利投手:松葉 貴大(3勝1敗0S)
(セーブ:R.マルティネス(0勝1敗14S))
敗戦投手:岸 孝之(4勝2敗0S)
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DAZN

◆中日が接戦を制した。中日は初回、鵜飼の適時打で先制する。その後は2回裏に三ツ俣の適時打で1点を加点すると、3回には木下の適時打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・松葉が5回3安打無失点で今季3勝目。敗れた楽天は、打線が7回に1点差に迫るも及ばなかった。

◆楽天岸孝之投手(37)が得意の中日戦で白星を目指す。同投手は交流戦通算22勝17敗のうち、中日戦で9勝1敗。交流戦で同一カード相手に10勝以上を挙げた投手はおらず、岸が中日戦10勝目を挙げれば初の記録になる。

◆楽天岸孝之投手が今季自己最短の4回3失点で降板した。1回は三塁打、2回は二塁打と先頭打者に長打を許して失点。3回も中軸に四球を挟んで3安打され、じわじわと1点ずつ失った。中日戦は過去9勝1敗、防御率1・48と好相性だった。バンテリンドームにも「ファウルゾーンも広いし球場も広い。気持ち的に少し余裕が出るのか、好きな球場ですね」と話していたが、史上初の交流戦同一カード10勝目はつかめなかった。

◆中日が1点差試合を制し、2カード連続で勝ち越した。本拠地5回限定の先発松葉貴大投手(31)が5回無失点で役割を全う。打線も3回までに3適時打で3点を奪い、リリーフを含めて守り切った。試合後の立浪和義監督(52)のコメントは以下の通り。-僅差のゲームを逃げ切った「序盤から3点を先制できたが、もう1点取っていればここまで苦しまなかった。(2番手)清水は2回行ってもらったが、結果的にピンチをまねいて、投手交代も含めて自分のミスで少し遅れたかなと思う。ただ、そのあとを投げた祖父江にしても1点を守ってくれた」-打線が楽天ベテラン岸を攻略「カーブ、チェンジアップ、ツーシームといろんなボールを使ってくる。好投手で徹底してボールを呼び込んで対応できた」。-2回にすぐ追加点「そう簡単に点を取れないと思っていた。タイムリーが出ないと言われるが、アリエルのけん制アウトの嫌な雰囲気の中で木下も適時打を打ってくれた。走塁ミスのあとの3点目は大きかった」-松葉は5回でもう1イニングとはならない?「本当は後の投手のことを考えて、6回までとは思っているが、ずっと6回にいくと必ずピンチをつくってしまうというのがあった。今日は2点ぐらい追加点があれば6、7回と考えていた。3点なら5回で代えようと。素晴らしいピッチングをしてくれているけど、今後は6回7回を投げてもらえるようになってもらいたい」-1番岡林で大島を下げた「大島の打撃の状態と足の影響も考えて今日は休ませた。しばらくは様子をみながらやっていきたい」-アリエルがプロ初盗塁「けん制のタイムだったり、細かいこともデータもある。荒木コーチがチャンスだと思っていって。そのわりにはぎりぎりだった。ああいう走塁は大きい」。-根尾の遊撃スタメンは「今いろんなことを言われるが中にいる自分しか分からないことはたくさんある。今年いろんなとこをやりながら、彼のいちばん力を出せるところをしっかりと選択して。仮に投手をやるにしても今やっている野手の練習は無駄にはならない。いろんなことに挑戦しながら、彼がいちばんこの世界で力を発揮できるというのを見極めてあげるのが自分の役割。外から解説者が見て、遊撃がいい、投手がいいと、いろんなことを言われるが、心配しなくても僕がいちばんよく見ている。ちょっとそっとしとって欲しい」

◆チームトップタイの4勝(1敗)を挙げている楽天先発の岸は今季最短の4回7安打3失点で降板。自慢の制球力は影を潜め、序盤から精彩を欠いた。前日1日に「(打順)一回りは何とかゼロで抑えられるように」と意気込んでいたが、立ち上がりから苦しんだ。一回先頭の岡林に2球目をたたかれ、右越え三塁打とされると、続くD2位・鵜飼(駒大)に三塁への内野安打を打たれ、7球で先制点を与えた。二回にも三ツ俣の右前適時打で2点目を献上。三回には2死一、二塁で木下に中前に運ばれ、3イニング連続で失点を許した。岸自身も「ファウルゾーンも広いですし、球場も広いですし、そういうところは気持ち的にも少し余裕が出る」と敵地・バンテリンドームの印象を語るように、試合前時点では中日に対し、プロ通算13試合の登板で9勝1敗、防御率1・48をマーク。2017年の楽天加入後も4試合全てで6回以上、2失点以下と抜群の数字を残していたが、相性の良さを発揮することはできなかった。(加藤次郎)

◆中日が逃げ切り勝ち。一回に鵜飼の内野安打で先制し、二回は三ツ俣、三回は木下の適時打で追加点を挙げた。七回に1点差とされたが、継投でリードを守った。松葉は5回を無失点で3勝目。楽天の岸は不安定な立ち上がりに失点した。

◆楽天先発の岸は今季最短の4回7安打3失点で2敗目を喫した。中日戦での敗戦は2017年6月4日(ナゴヤD)以来。打線は七回に鈴木大、代打・銀次のニゴロの間に2点を返したが及ばず、チームは2カード連続負け越しとなった。石井監督の一問一答は以下の通り。-―試合を振り返って「やっぱり打線がつながりにくい状況になっているので、そこらへん、七回とかちょっとつながってもああいう感じで泥臭く点を取っていける状況を多く作っていかないといけないかなと思います」-―岸が今季最短4回で降板「4回というのは打順が回ってくる所もあるのでしようがない所はありますけど、少しコントロールに苦しんでいるのかなという所はありました」-―一回の先頭・岡林に三塁打でリズム狂った「先頭に長打が出ちゃうとその後、相手は3アウト使って1点取れればいいので、長打という所はやっぱり相手に得点を与えやすくしていたかなと思います」-―攻撃では七回の無死満塁で前に飛ばすことはできていた「無死満塁で点が入らないこともあるので、2点はある程度得点できたと思うんですけど、ああやってある程度走者を今、セットアップする回数が少なくなっているので、セットアップできてくれば、ああやって内野ゴロでも何でも1点が近くなってくると思うので、今は打線というか各自がしっかりとそこの調子を上げてくることが大事だと思いますけど」

◆楽天の岸は4回を7安打3失点とぴりっとせず、2敗目を喫した。一回は岡林、鵜飼の1、2番の連打で先行を許し、二、三回はともに浮いたチェンジアップを適時打とされた。「(投球を)修正できなかったのが反省点」と悔やんだ。0―3の五回に代打を送られ、今季初めて5回に到達せずに降板。チームを2連勝に導けず「いい流れに、と思ったけど、その流れを切ってしまって申し訳ない」と厳しい顔で言った。

◆本拠地の5回限定で先発起用されている中日の松葉が役割を完遂した。5回を単打3本で無失点とし「状態もすごく良くて、久しぶりに無失点で良かった」と納得顔。64球で仕事を終え、3勝目を手にした。一回1死二塁は浅村を遊ゴロ、島内を内角直球で見逃し三振。三、四回は小さく曲がる球でゴロを打たせ、いずれも併殺打で要所を締めた。5月下旬に国内フリーエージェント権の資格取得条件を満たした。「自分を褒めたい」と胸を張りつつ「完投は1回しかない。中継ぎの人に勝ちを与えていただいた」と感謝を忘れなかった。

◆中日は序盤3回での3得点を守り抜き、2カード連続の勝ち越しを決めた。試合後の立浪和義監督(52)の主な一問一答は以下の通り。(TVインタビュー)――僅差のゲームで逃げ切った「きょうは序盤から3点を先制できたんですけども、やっぱりもう1点取っていればここまで苦しまなくて済んだかな、と。というところと清水は2回(六、七回)というところだったんですけれども、結果的にピンチを招いて、投手交代も含めて自分のミスで少し遅れたかなと思うんですけれども、ただ、そのあとに投げている投手、祖父江にしてもよくその1点を守ってくれたかなと思います」) ――松葉は5回3安打無失点と〝定時〟で交代。もう1イニング続投させる欲などは「ベンチとしては、あとから出る投手のことを考えても六回までとは思っているんですけど、ずっと六回にいけば必ずピンチを作ってしまうということがありましたので、きょうはもう2点ぐらい追加点があれば六、七回までというのは考えていたんですけど、3点差の状態であれば五回で代えると。ただ、素晴らしい投球をここまでしてくれているんですけど、今後は六、七回を投げてもらえるように、とは思っています」――2カード連続勝ち越し。あすからソフトバンクとの3連戦「強いチームということは誰もが分かっていることで、状態もいいとは思いますけども、千賀投手は球界を代表する投手。そういう投手とよく当たるんですけれども、どんな形であれ、ウチも大野雄が投げますし、先制できるように、1点でも2点でも取れるように、チーム全体でまたやっていきたいと思います」 (囲み取材)――大島がスタメン落ちで、岡林&鵜飼の1、2番「大島の打撃の状態と足の影響も考えてきょうはちょっと休ませたんですけど、しばらくはようすを見ながらやっていきたいと思っています」――清水は六回を任せた時点で回またぎの予定だったか「そうですね。打順が回ってこなければ。六回はピシッと抑えてくれたので、行く予定だったんですけども、やっぱりどうしても、良くてもイニングをまたぐとなかなか難しいところがあると思いますから、きょうはこっちのミスでもつれてしまったんですけども、祖父江が不調ということもあったりはしたんですけれども、イニングを含めてしっかりと決めていきたいなと思っています」――高松がベンチ外だった「ちょっと足のコンディションがよくなかったので、きのう、きょうと休ませました。あしたからは普通に代走で出られると思っているので、ベンチに入ります」

◆中日・木下拓哉捕手(30)が「6番」で出場。三回に適時打を放てば投手陣を好リードし、攻守で躍動した。「ここ最近、迷惑をかけることが多かったので、今日頑張ったところで、そんなにうれしくないですけど、うれしいです」複雑な心境が垣間見えた。今季8度目の零封負けを喫した1日は6回2死満塁、8回2死一、二塁の好機で凡退していた。それでも、次の試合はすぐにやってくる。気持ちはしっかりと切り替えて打席に立っていた。1―0の二回は右翼への二塁打で三ツ俣の右前適時打をお膳立て。三回は2死一、二塁で中前打を放ち、3点目を挙げた。マスクをかぶっても先発・松葉と五回まで息を合わせて楽天打線を打ち取り、六回以降は4投手をリードして逃げ切った。7月下旬に行われる「マイナビオールスターゲーム2022」のファン投票は中間発表が行われており、セ・リーグ捕手部門でトップに立つ。26日のペイペイドームに続き、27日は松山で開催。高知県出身の木下にとっては「今年は松山で開催され、実家が近いので、地元の人たちも楽しみにしていると思う」。他球団の選手とも交流できる球宴には昨年に初出場し、充実した2日間として記憶に残っているという。たくさんの思いも持ちながら「行きたい気持ちもありますし、ファン投票とか選手間投票とかで選ばれるとまた違ったうれしさもあるのかなと思う。(ファン投票では)追い越されないように頑張ります」と今後はさらに結果にこだわり、戦っていく。

DAZN

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
ヤクルト
630 0.667
(↑0.042)
-
(↓1)
947
(+7)
31
(+3)
16
(+2)
6
(+1)
0.279
(↑0.005)
2.710
(↑0.09)
1
(-)
ソフトバンク
630 0.667
(↓0.083)
0
(-)
947
(-)
19
(+3)
8
(-)
9
(-)
0.281
(↓0.014)
2.080
(↓0.15)
3
(1↑)
阪神
540 0.556
(↑0.056)
1
(↑1)
922
(+6)
19
(+1)
4
(-)
12
(+1)
0.248
(↑0.031)
1.910
(↑0.12)
3
(1↑)
中日
540 0.556
(↑0.056)
1
(↑1)
925
(+3)
27
(+2)
4
(-)
5
(+1)
0.232
(↑0.001
2.930
(↑0.11)
3
(1↓)
西武
540 0.556
(↓0.069)
1
(-)
933
(+1)
31
(+6)
7
(-)
3
(-)
0.247
(↓0.006)
2.770
(↓0.07)
6
(4↑)
ORIX
450 0.444
(↑0.069)
2
(↑1)
927
(+3)
25
(+1)
3
(-)
3
(+1)
0.268
(↓0.005)
2.880
(↑0.25)
6
(2↓)
DeNA
450 0.444
(↓0.056)
2
(-)
925
(+1)
34
(+3)
8
(+1)
3
(-)
0.216
(↓0.011)
2.960
(-)
6
(2↓)
楽天
450 0.444
(↓0.056)
2
(-)
919
(+2)
27
(+3)
3
(-)
4
(+1)
0.216
(↓0.005)
3.120
(↓0.03)
6
(2↓)
ロッテ
450 0.444
(↓0.056)
2
(-)
927
(+3)
28
(+7)
8
(+1)
6
(+1)
0.204
(↓0.002)
3.000
(↓0.43)
6
(4↑)
巨人
450 0.444
(↑0.069)
2
(↑1)
930
(+3)
31
(-)
12
(+3)
9
(+2)
0.216
(↑0.004)
3.190
(↑0.41)
6
(2↓)
日本ハム
450 0.444
(↓0.056)
2
(-)
938
(+3)
36
(+6)
9
(-)
7
(-)
0.274
(↑0.004)
3.570
(↓0.35)
12
(-)
広島
360 0.333
(↑0.083)
3
(↑1)
917
(+6)
49
(+3)
0
(-)
1
(-)
0.214
(↑0.002)
5.190
(↑0.29)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
32201 0.615
(↑0.007)
-
(-)
90213
(+7)
175
(+3)
56
(+2)
32
(+1)
0.239
(↑0.001)
2.810
(↑0.02)
2
(-)
巨人
32260 0.552
(↑0.008)
3
(-)
85219
(+3)
225
(-)
62
(+3)
26
(+2)
0.241
(-)
3.360
(↑0.06)
3
(-)
広島
28252 0.528
(↑0.009)
4.5
(-)
88219
(+6)
193
(+3)
24
(-)
9
(-)
0.254
(-)
3.280
(↑0.01)
4
(-)
中日
25280 0.472
(↑0.01)
7.5
(-)
90168
(+3)
194
(+2)
32
(-)
20
(+1)
0.244
(-)
3.560
(↑0.03)
5
(-)
DeNA
21280 0.429
(↓0.009)
9.5
(↓1)
94164
(+1)
221
(+3)
36
(+1)
17
(-)
0.242
(↓0.002)
4.020
(↑0.02)
6
(-)
阪神
22331 0.400
(↑0.011)
11.5
(-)
87166
(+6)
166
(+1)
39
(-)
41
(+1)
0.228
(↑0.005)
2.750
(↑0.04)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
31201 0.608
(↓0.012)
-
(-)
91219
(-)
161
(+3)
32
(-)
31
(-)
0.267
(↓0.002)
2.740
(↓0.01)
2
(-)
楽天
30201 0.600
(↓0.012)
0.5
(-)
92177
(+2)
145
(+3)
31
(-)
41
(+1)
0.235
(↓0.001)
2.740
(↓0.02)
3
(-)
西武
26271 0.491
(↓0.009)
6
(-)
89167
(+1)
165
(+6)
35
(-)
20
(-)
0.227
(↓0.001)
2.530
(↓0.02)
4
(-)
ORIX
26290 0.473
(↑0.01)
7
(↑1)
88148
(+3)
175
(+1)
20
(-)
30
(+1)
0.225
(-)
2.930
(↑0.04)
5
(-)
ロッテ
23301 0.434
(↓0.008)
9
(-)
89163
(+3)
184
(+7)
29
(+1)
52
(+1)
0.214
(-)
2.810
(↓0.06)
6
(-)
日本ハム
22320 0.407
(↓0.008)
10.5
(-)
89186
(+3)
205
(+6)
47
(-)
41
(-)
0.240
(↑0.001)
3.590
(↓0.05)