楽天(☆3対1★)ヤクルト =交流戦3回戦(2022.05.29)・楽天生命パーク宮城=
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ヤクルト
0000000011621
楽天
10000020X3620
勝利投手:則本 昂大(3勝2敗0S)
(セーブ:松井 裕樹(1勝1敗13S))
敗戦投手:石川 雅規(2勝3敗0S)

本塁打
【ヤクルト】村上 宗隆(15号・9回表ソロ)

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◆楽天は初回、1死三塁の好機から浅村が適時打を放ち、1点を先制する。そのまま迎えた7回裏には浅村の2点適時打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・則本が8回無失点の快投で今季3勝目。敗れたヤクルトは、打線が6安打1得点とつながりを欠いた。

◆フリーアナウンサーの宇垣美里(31)が、始球式を行った。背番号「3310」の楽天のユニホームを着て登場。マウンド上では、手を振って歓声に応えた。ワインドアップからワンバウンドで捕手太田のミットに収まり、拍手が送られた。球団を通じてコメントを発表。「初めての始球式だったのでとても緊張していましたが、スタンドのお客様が温かく迎えてくださったので、力をもらって投げることができました。貴重な機会をいただき、この日のために練習もして真っすぐ投げられそうだったのに、マウンドの傾斜が想定外でした。次回は必ずキャッチャーミットに届くように投げるので、またチャレンジしたいです! 楽天イーグルスファンの皆様、ここから1戦1戦を大切に優勝目指して熱く応援していきましょう!」と振り返った。

◆ヤクルトは先発石川雅規投手(42)が5回1失点(自責0)の粘投も、楽天則本を攻略出来ず、連勝が2で止まった。9回無死、村上宗隆内野手(22)が楽天守護神の松井裕から15号ソロを放ったが、4試合連続2ケタ安打と好調の打線が6安打に封じられた。試合後の高津臣吾監督(53)の主な一問一答は以下の通り。-先発石川は初回に失策から1失点も、その後はしのいだ「特別いいとは思わなかったけど、粘るところが持ち味。ちょっとバタバタしたところもあったんですけど、よくあそこまで1点でいけたのかなと思います」-打線は則本を攻略出来なかった「真っすぐが、なかなか捉えられなかったですね。前に飛ばなかったですね。そんな簡単なピッチャーではないですからね」-守備のミスが失点に絡み、流れも良くなかった「そうですね。エラーのランナーとフォアボールのランナーが結局、得点の3点ですから。そこはちょっと修正しないといけないでしょうね」-9回に村上が本塁打「最後のスイングは素晴らしかったですね。あの速い球をしっかり、あの弾道であそこまで飛ばすんですから。いいバッティングだったんじゃないかなと思います」

◆ヤクルト村上宗隆内野手(22)が、15号ソロを放った。3点を追う9回無死、楽天守護神・松井裕の6球目、低め149キロを捉え、左中間席へ突き刺した。24日日本ハム戦(神宮)のサヨナラ2ラン以来、5試合ぶりとなる1発。「打ったのはストレート。押し込むことが出来ました」と振り返った。

◆楽天は、投打の同学年コンビが勝利へ導いた。1回1死三塁で浅村栄斗内野手(31)が左翼へ適時打を放って先制。7回2死二、三塁でも左翼へ2点適時打。この日チームの全打点をたたき出した。先発則本昂大投手(31)は、150キロ超えの直球を連発させ、8回5安打無失点。投打がかみあった。2位ソフトバンクとの差も0.5のままで首位キープ。本拠地での連敗を7で止めた。仙台のファンへ5月10日ロッテ戦以来の勝利をプレゼント。石井GM兼監督は「週末試合があることが多くて、ファンの方々が来てくれる中、楽しく帰宅させてあげられなかったのがちょっと気になっていた。今日はいいゲームができたと思います」と胸をなで下ろしていた。

◆気迫で止めた! 楽天則本昂大投手(31)が8回5安打無失点で今季3勝目、プロ99勝目を挙げた。前回22日オリックス戦は6回6失点と打ち込まれた。中6日で、投球の出力を見直し、セパ首位対決に挑んだ。試合前のブルペンでは直球の力はあったが、球が荒れていた。「コーナーを狙うよりは大ざっぱにしっかり腕を振った方がいい」。1番塩見には初球から2球続けて152キロ、カウント2-2から低めのフォークで空振り三振。いきなりエンジン全開で投げ込んだ。前回登板で感じた出力不足を修正するため、遠投を繰り返し、フォームの体重移動を見直した。力強い直球が戻れば、変化球も生きる。8回は1死一、二塁のピンチを招き、打席には山田が入った。初球、甘く入ったチェンジアップを捉えられ、左翼ポール際に特大ファウルを打たれた。それでも「今日右バッターに初めてチェンジアップ投げた。フォークより遅いので引っ張りすぎるだろう」と冷静だった。カウント2-2からフォークで三塁併殺打に封じ、仕事を果たした。開幕直後は新型コロナで療養期間も経験。体もようやく仕上がってきた。「自分で制限をかけることなく投げられるようになってきた」。次回も全力投球で、勝利をつかみ取る。【湯本勝大】

◆ファンのモヤモヤを解消する「酸素」が供給された! 楽天浅村栄斗内野手(31)が、2安打3打点の活躍。この日のチーム全得点をたたき出し、本拠地での連敗を7で止めた。仙台のファンへ5月10日ロッテ戦以来の勝利をプレゼント。試合後はグラウンドを1周し、ファンからの拍手に手を上げて応えた。1回1死三塁で迎えた第1打席。浅村はカウント2-1から甘く入った112キロのシンカーを振り抜いた。左翼へ運ぶ適時打。チームに先制点をもたらした。1点リードの7回2死二、三塁でも、カウント1ストライクから低めのスライダーを鋭くスイング。左翼へ2点適時打を放ち、ヤクルトを突き放した。同学年の先発則本を援護。「ノリも頑張っていましたし、1点でも多くと思って打席に入った」。チーム全打点をたたき出す活躍を見せた。浅村が打つと、ファンの間で「酸素」の言葉が飛び交う。元々は妻でスポーツキャスターの淡輪ゆきの発言が由来。20年10月8日の日本ハム戦、中継の副音声でゲスト解説として出演し「浅村のヒットは私の酸素です」とコメントした。瞬く間にファンへと広まり、翌9日には球団が「浅村のヒットは私の酸素」タオルの発売を発表。それからは浅村が快音を響かせるたびに、「酸素」の言葉が乱立するように。ファンおなじみの"名言"となった。酸素がないと呼吸ができない。不動の3番打者。チャンスで打席が回ってくることも多い。5月は打率2割6厘と苦しんだ。「自分の調子でチームが左右されるというのはずっと思っていること」と強い責任感を持つ。それでもトンネルは抜けつつある。「インサイドとアウトサイド問わずに、しっかりと自分の打てるボールは打ちにいこうとずっとしている。そこは変えずに、今日はストライクとボールをしっかりと選びながら打てたので、いい傾向かなと思う」。つかんだ手応えで、さらに酸素を供給していく。【湯本勝大】▽楽天石井GM兼監督(本拠地での連敗を7で止め)「週末試合があることが多くて、ファンの方々が来てくれる中、楽しく帰宅させてあげられなかったのがちょっと気になっていた。今日はいいゲームができたと思います」▽楽天松井裕(5月本拠地初登板で13セーブ目)「土日で、多くのファンの皆さんが足を運んでくれていたので、ホームランは打たれましたけど、勝ち試合を久しぶりにお見せできて良かったです」

◆ヤクルト・石川雅規投手(42)が先発し、5回84球を投げ3安打1失点(自責点0)と力投。だが、打線の援護がなく今季3勝目とはならなかった。一回、先頭・西川を遊ゴロ失策で出塁を許すと、1死三塁から浅村に左前適時打とされた。だが、その後は持ち味の粘り強い投球を披露。五回も2死二、三塁とされたが、最後は浅村を遊ゴロに抑えていた。勝利すれば、交流戦通算27勝目。同勝利数だったソフトバンク・和田がこの日、広島戦で四回途中で降板したため、交流戦通算勝利数が単独トップとなるところだったが、次戦に持ち越しとなった。

◆ヤクルトが接戦を落とし、このカード3連勝はならなかった。先発の石川は5回3安打1失点(自責点0)と力投したが味方の援護がなく3敗目(2勝)を喫した。一回、西川を遊ゴロ失策で出塁を許すと、1死三塁から浅村に左前適時打とされ、交流戦通算勝利数で単独トップとなる27勝目は次戦に持ち越しとなった。打線は九回に村上の15号ソロで1点を返すのが精いっぱいだった。

◆楽天が本拠地での連敗を7で止めた。一回に浅村の適時打で先制し、七回に浅村の2点適時打で突き放した。則本が8回5安打無失点で3勝目を挙げ、松井は13セーブ目。ヤクルトは石川が5回1失点と好投したが、援護できなかった。

◆力投も実らなかった。42歳のヤクルト・石川は5回3安打1失点(自責点0)と上々の内容も、打線の援護がなく3敗目(2勝)を喫した。一回先頭の西川を遊ゴロ失策で出塁させ、1死三塁から浅村に左前適時打された。交流戦単独最多の27勝目と通算180勝がかかっていたが、お預け。高津監督は「粘るところが持ち味。よくあそこまで1点でいけた」と及第点を与えた。

◆楽天の浅村が2本の適時打でチームの全3得点を生み、勝利を呼んだ。一回1死三塁で左前へ先制打を放ち、1―0の七回2死二、三塁では左前へ2点適時打。同い年の則本の3勝目を後押しし「ノリ(則本)も頑張っていたし、1点でも多くと思って打席に入っていた」と喜んだ。前日28日は8号ソロを放ち、今度は勝負強さを発揮した。「ストライクとボールをしっかりと選びながら打てたので、いい傾向だな」と復調への手応えを感じていた。

◆最後に意地の一発だ。ヤクルト・村上宗隆内野手(22)が、3点を追う九回に左中間席への15号ソロ。零封負けを阻止する一振りに「押し込むことができました」と振り返った。4番として、スコアボードに「0」を刻み続けることは避けたかった。楽天の守護神・松井裕の直球を捉え、24日の日本ハム戦(神宮)以来5戦ぶりの一発。高津監督は「最後のスイングは素晴らしかった。あの速い球を、あの弾道であそこまで飛ばすんですから、いい打球だったと思う」と評価した。) キングの座は譲らない。本塁打数で並んでいた巨人・岡本和が日本ハム戦の二回にソロを放ち、一時単独トップに立たれた。だが、負けじと力を誇示。43打点も依然トップで2冠を守った。チームの連勝は止まったが、2位・巨人も敗れて2ゲーム差での首位を維持。交流戦の首位も守った。31日からは神宮球場でロッテ、西武と6連戦。次は本拠地で待つ燕党に、勝利へのアーチを届ける。(赤尾裕希)

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<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
420 0.667
(↓0.133)
-
(-)
1236
(+1)
24
(+3)
10
(+1)
3
(-)
0.282
(↓0.018)
3.050
(↑0.51)
1
(1↑)
西武
420 0.667
(↑0.067)
0
(↓1)
1226
(+3)
20
(+2)
6
(+2)
2
(-)
0.251
(↓0.015)
2.720
(↑0.14)
1
(1↑)
ソフトバンク
420 0.667
(↑0.067)
0
(↓1)
1238
(+8)
12
(-)
8
(+3)
6
(-)
0.303
(↑0.01)
1.900
(↑0.4)
4
(2↓)
阪神
330 0.500
(↓0.1)
1
(-)
1211
(+2)
12
(+3)
3
(+1)
9
(+2)
0.216
(↑0.01)
1.700
(↓0.3)
4
(2↓)
DeNA
330 0.500
(↓0.1)
1
(-)
1219
(+2)
25
(+3)
7
(+2)
2
(+1)
0.234
(↓0.019)
3.120
(↑0.15)
4
(2↓)
中日
330 0.500
(↓0.1)
1
(-)
1220
(-)
23
(+8)
2
(-)
3
(-)
0.240
(↓0.015)
3.740
(↓0.94)
4
(4↑)
楽天
330 0.500
(↑0.1)
1
(↑1)
1215
(+3)
22
(+1)
3
(-)
2
(+1)
0.234
(↓0.004)
3.740
(↑0.56)
4
(4↑)
ロッテ
330 0.500
(↑0.1)
1
(↑1)
1220
(+3)
17
(+2)
4
(-)
4
(+1)
0.213
(↑0.017)
2.720
(↑0.14)
4
(2↓)
巨人
330 0.500
(↓0.1)
1
(-)
1223
(+2)
22
(+7)
5
(+1)
7
(-)
0.219
(↓0.003)
3.460
(↓0.8)
4
(4↑)
日本ハム
330 0.500
(↑0.1)
1
(↑1)
1230
(+7)
28
(+2)
8
(-)
5
(-)
0.288
(↑0.019)
4.040
(↑0.4)
11
(-)
ORIX
240 0.333
(↑0.133)
2
(↑1)
1218
(+8)
19
(-)
2
(+2)
1
(-)
0.278
(↑0.015)
3.290
(↑0.69)
12
(1↓)
広島
150 0.167
(↓0.033)
3
(-)
129
(-)
41
(+8)
0
(-)
1
(+1)
0.218
(↓0.017)
6.710
(↓0.43)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
30191 0.612
(↓0.013)
-
(-)
93202
(+1)
168
(+3)
50
(+1)
29
(-)
0.237
(↓0.001)
2.860
(↑0.05)
2
(-)
巨人
31240 0.564
(↓0.01)
2
(-)
88212
(+2)
216
(+7)
55
(+1)
24
(-)
0.243
(↓0.001)
3.400
(↓0.07)
3
(-)
広島
26242 0.520
(↓0.011)
4.5
(-)
91211
(-)
185
(+8)
24
(-)
9
(+1)
0.256
(↓0.003)
3.340
(↓0.1)
4
(-)
中日
23270 0.460
(↓0.009)
7.5
(-)
93163
(-)
190
(+8)
30
(-)
18
(-)
0.245
(↓0.002)
3.690
(↓0.09)
5
(-)
DeNA
20260 0.435
(↓0.009)
8.5
(-)
97158
(+2)
212
(+3)
35
(+2)
16
(+1)
0.246
(↓0.002)
4.110
(↑0.04)
6
(-)
阪神
20321 0.385
(↓0.007)
11.5
(-)
90155
(+2)
159
(+3)
38
(+1)
38
(+2)
0.223
(↑0.001)
2.780
(↓0.01)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
29181 0.617
(↑0.008)
-
(-)
95173
(+3)
140
(+1)
31
(-)
39
(+1)
0.238
(↓0.001)
2.790
(↑0.04)
2
(-)
ソフトバンク
29191 0.604
(↑0.008)
0.5
(-)
94210
(+8)
154
(-)
32
(+3)
28
(-)
0.268
(↑0.001)
2.760
(↑0.06)
3
(-)
西武
25251 0.500
(↑0.01)
5.5
(-)
92160
(+3)
154
(+2)
34
(+2)
19
(-)
0.227
(↓0.001)
2.510
(↑0.01)
4
(-)
ORIX
24280 0.462
(↑0.011)
7.5
(-)
91139
(+8)
169
(-)
19
(+2)
28
(-)
0.223
(↑0.002)
2.980
(↑0.06)
5
(-)
ロッテ
22281 0.440
(↑0.011)
8.5
(-)
92156
(+3)
173
(+2)
25
(-)
50
(+1)
0.215
(↑0.002)
2.770
(↑0.02)
6
(-)
日本ハム
21300 0.412
(↑0.012)
10
(-)
92178
(+7)
197
(+2)
46
(-)
39
(-)
0.240
(↑0.003)
3.650
(↑0.04)