オリックス(★1対4☆)中日 =交流戦2回戦(2022.05.28)・京セラドーム大阪=
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中日
0010000124600
ORIX
0000001001700
勝利投手:ロドリゲス(2勝1敗0S)
(セーブ:R.マルティネス(0勝1敗12S))
敗戦投手:山本 由伸(5勝3敗0S)
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DAZN

◆中日は3回表、大島の適時打で先制する。その後は同点を許すも、直後の8回に三ツ俣が適時打を放ち、再びリードを奪った。投げては、4番手・ロドリゲスが今季2勝目。敗れたオリックスは、先発・山本が8回2失点の力投を見せるも、打線が再三の好機を生かせなかった。

◆オリックス山本由伸投手(23)が8回2失点で3敗目(5勝)を喫した。チームは2連敗で、交流戦2カード連続の負け越し。1勝4敗になった。山本は好投したが、少ないチャンスを生かされた。8イニングを投げて安打されたのは得点を許した3回と8回だけ。3回は三塁打のあと大島洋平外野手(36)に先制の右前打を打たれた。同点とした直後の8回は2死一、二塁から三ツ俣大樹内野手(30)に決勝の左前打を浴びた。「感覚や体の調子自体は悪くなかったけど、先制点を許してしまったところと、同点に追いついてもらった直後に失点してしまったところなど、投球においての大事な部分ができていなかった」。エースらしく、流れを持ってこられなかった投球を反省した。打線の援護があれば展開も違っていたはず。交流戦の得点は2、3、3、1、1。この日放った7安打はすべて別のイニングという「散発」だった。中嶋聡監督(53)は「うーん、単発ですね。連打がなかなか出ないですからね。(山本を)楽に投げさせたいんですけど。ワンチャンスをものにされたのと、ワンチャンス...どころじゃないな、(チャンスを)なかなかものにできなかったのと。その差になっちゃいましたね」と、悩ましげだった。

◆借金3で4位からの逆襲を期す中日が、キューバリーグで今季26本塁打を放った右のスラッガー、ペドロ・パブロ・レビージャ内野手(23)を緊急獲得することが28日、分かった。この日、中南米メディアで中日入りが伝えられ、立浪和義監督(52)が「長打というところで期待している選手。初めは育成(契約)ですが、これからのことも考えて取りました」と明かした。球団は立浪監督が就任した昨秋、新大砲どりに動いたが条件面や新型コロナ禍、来日遅れなどの問題もあり、獲得を凍結していた。だが、7年目の主砲ビシエドが打率2割5分4厘、5本塁打、19打点の不振。代役のA・マルティネスも好不調の波があり、新大砲に照準を定めた。契約は育成だが、2軍で日本野球に適応できると判断されれば、早期の昇格が期待される。また、日本海L・富山のジョアン・タバーレス投手(27)も獲得する。ドミニカ共和国出身で、カープアカデミーから17年に育成契約で広島に入団。18年オフの戦力外後は、BC・滋賀を経て20年から富山でプレー中の右腕だ。今季は救援で12試合に登板して防御率0・00。立浪監督は「中継ぎはいるので、先発を期待したい」と明かした。両選手とも近日中に球団から入団が発表される見込み。投打のダブル緊急補強で、11年ぶりのV奪回を目指す。

◆オリ姫たちにまた白星を届けられなかった。オリックスはエース山本由伸投手(23)が8回2失点で3敗目(5勝)。安打されたのは得点を許した3回と8回だけ。少ないチャンスを生かされた。西野の内野ゴロで同点とした直後の8回。2死一、二塁から三ツ俣に決勝の左前打を許した。「感覚や体の調子は悪くなかったけど先制点と、同点に追いついてもらった直後の失点など、大事な部分ができていなかった」。流れを相手に渡す投球を反省した。打線もかみ合わない。交流戦の得点は2、3、3、1、1。この日の7安打はすべて散発で、中日と対照的だった。中嶋監督は「(山本を)楽に投げさせたいんですけど。ワンチャンスをものにされたのと、なかなかものにできなかったのと。その差になりましたね」と、うめいた。今カードは毎年恒例の「オリ姫デー」。アウトドアをコンセプトにしたユニホームを着た女性ファンが多数観戦。今年の女性人気投票でチーム1位になった山本で、勝てなかった。「明日、全力で取りにいって何とか1つ返したい」と監督は力を込めた。3日連続の「オリ悲鳴デー」にするわけにいかない。【柏原誠】

◆中日の5年目鈴木博志投手(25)がプロ103試合目で初先発し、5回を4安打無失点と好投した。今春キャンプから転向し、2軍戦は先発8試合で2勝2敗と経験を積んできた。「先発としてのデビュー戦の気持ちで緊張しました。テンポ良くいきたいと思いました」。1点リードで勝ち投手の権利を持って降板。3番手祖父江が同点を許して初勝利を逃したが充実感いっぱいだった。立浪監督も「球に力がある投手なので、次から6、7回とやっていってもらいたい」とチャンスを与える。

◆立浪竜が昨季のMVP右腕、オリックス山本由伸投手(23)を攻略し、今季4度目の3連勝を飾った。1-1で迎えた8回だ。三ツ俣大樹内野手(30)が古巣のエースから勝ち越しの左前タイムリー。昨季の交流戦王者&パ・リーグ王者にカード勝ち越しを決めた。プロ12年目。14年途中にオリックスから移籍9年目の苦労人が、スポットライトを浴びた。2死一、二塁。山本相手に粘った。3本のファウルを交え、フルカウントからの8球目。捉えたカーブを左前に運んだ。「追い込まれて、全部ケアしないといけない。三振は一番いけない。何とかくらいついてバットに当てようと」。打席前に立浪監督から"狙い球を絞れ"とアドバイスを受けた。最高の結果で応えた。京田が不振などで2軍調整中で、遊撃を溝脇らと日替わりで守っている。途中出場した前日27日も、古巣戦初安打を含む2安打1打点。かつての本拠地京セラドーム大阪で連日の"恩返し"が続く。プロ初のヒーローインタビューも受けた。「今までこういう経験がなかった。ヒーローになるイメージもしてなかった。いままでやってきて良かった」ととびきりの笑顔だ。チームは先発山本と3度目の対戦で初めて黒星をつけた。立浪監督も「山本(対)鈴木でオリックス有利と思われていた。どんな形でも勝ちたいと思っていたことが現実になった。非常にうれしい」と会心。大きな金星から一気の波乗りだ。【伊東大介】

◆中日・鈴木博志投手(25)が先発し、5回4安打無失点と粘投した。「野手の方が先に点をとってくれたので、その1点を守ろうと、投げていました」プロ5年目、通算103試合目で初めての先発だった。投げた5イニングはいずれも走者を背負ったが、150㌔超の直球にツーシーム、カットボールと速球系の球種を多用し、粘り切った。五回は先頭・伏見を死球で歩かせ、投前犠打で1死二塁。初めて出塁させた先頭打者を得点圏に進められ、ここから1、2番との勝負を迎えた。それでも福田を遊ゴロに抑えると、宗は内角に152㌔を投げ切って見逃し三振。力強くグラブをたたき、ダッシュでベンチへと戻っていった。投げ合う相手は昨季にパ投手タイトル4冠に輝いた山本。大量得点を挙げるのは至難の業となるなかで打線が三回に大島の適時打で先制点を取ると、五回までその1点をしっかりと守り抜き、68球を投げて後半戦をリリーフ陣に託した。

◆中日が3連勝。1―1の八回に三ツ俣の適時打で勝ち越し、九回は木下の2点三塁打で突き放した。プロ初先発の鈴木が5回を無得点に抑え、4番手のロドリゲスが2勝目。オリックスは拙攻が響き、好投の山本を援護できなかった。

◆中日は八回に三ツ俣が相手エース・山本から決勝打を放ち、3連勝。5カードぶりに勝ち越した。試合後の立浪和義監督(52)の主な一問一答は以下の通り。――三ツ俣が八回2死一、二塁で決勝の左前打を放った「何とか粘りながら、最後はカーブを仕留めたんですけど、ラッキーでしたね」――三ツ俣は監督から「真っすぐかフォークか腹をくくっていけ」と声をかけられたと話していた「追い込まれたらあのケースは、何とかどっちか狙っていく。三振もしたくないし、そのなかで最後はもちろんカーブは甘かったんでしょうけど、良く打ちましたよね」――三回は岡林の右中間三塁打と大島の右前打で先制「チャンスはそう無い、と(思っていた)。(山本は)実際に見て素晴らしい投手ですし、何とか1点と思っていたんですけど、意外と早い回に1点を取れたので、今度はどうやってその1点を守り切ろうかとは思ったんですけど、追いつかれてしまったので。ただ、八回にまたよくつないで、四球も絡めながら。当然、向こうも100球を超えてちょっと疲れが出る、コントロールも定まらなくなってきたところで、こういう粘りをどんどんチームの力にしていってもらいたいなと思います」 八回2死一、二塁、中日・三ツ俣が左前に勝ち越し打を放つ=京セラドーム ――鈴木がプロ初先発で5回無失点「持ち味の真っすぐがちょっとスライドするなかで、強気で攻められたのかなと思いますし、五回のピンチもよく抑えてくれたし、本当は六回(も続投させるか)迷ったんですけど、後ろもいるので何とか一つ勝たせてやりたいと、そういうところで五回で代えたんですけど、次から6回、7回と段階を踏んでいけるように。球に力のある投手なのでやっていってもらいたいなと思います」――1点リードの七回1死三塁でセットアッパーのロドリゲスを投入「あそこは1点もやりたくないというところで、当然、外野フライも打ちにくいだけの球威がある投手ですから。現に打ち取った(二塁の野選で同点)わけですけど、何とかこの1点で勝ち切りたいという思いで出しました」――27日に途中交代した石川昂は試合前練習に参加せず「(左膝付近に)腫れがある。一応、検査に行かせた。検査結果? まだちょっと(聞いていない)。名古屋でもう一回、しっかりと調べるという話です。あしたも試合は出ないです」――3連勝で、勢いに乗っていけそうか「乗っていかないといけないですよね。あしたは柳が投げますし。やっぱりもうちょっと点を取らないとね。厳しい試合になるので。前回(22日の広島戦、マツダ)は柳(が登板した試合)で点を取ってあげられなかったので、明日はいろいろ策を考えながら(やる)」

◆中日・三ツ俣大樹内野手(30)が「2番・遊撃」で出場。同点とされた直後の八回に相手エース・山本から左前への決勝打を放った。「立浪監督に『真っすぐかフォークか、しっかり自分で決めて腹くくっていけ』と言われたので、腹をくくっていった結果がいい結果になったと思います」八回2死一、二塁。難攻不落の山本との勝負はフルカウントとなってから3球連続でファウル。154㌔直球も124㌔のカーブも、必死でバットに当てて食らいついた。そして迎えた9球目。やや高めに浮いたカーブをとらえてゴロで三遊間を破り、自動スタートを切っていた高松が一気にホームに生還して勝ち越した。三ツ俣は一塁ベース上でガッツポーズ。この一打で山本に土をつけた。) 試合後に待っていたのはヒーローインタビュー。実はプロ12年目で初めて見る景色で、2014年までプレーしていた古巣の本拠地という巡り合わせだった。「今までこういう経験はなかったですし、ヒーローになるというイメージもしていなかった。いままでやってきてよかったなと感じます」スポットライトを浴び、これからも続くチーム内競争での力に変える。

◆オリックスの山本は8回2失点と粘ったが、打線の援護に恵まれず3敗目を喫した。追い付いた直後の八回は四球も絡んでピンチを招き、三ツ俣に勝ち越し打を浴びた。許した安打は4本でも「失点してしまったのが悔やまれる。試合の流れを左右してしまった」と責任を背負った。三振は二回までに奪った三つだけと本調子ではない中、150キロを超える直球に緩いカーブも織り交ぜて力投した。先制を許した後の四~七回は三者凡退に仕留め「いい力感で投げられた。また次に生かしたい」と前を向いた。

◆オリックスは打線が再三の好機を生かせず、敗戦した。八回まで毎回走者を出すが得点に結びつかず、中嶋監督は「(本塁に)かえって来られなかったら一緒ですよね。(安打が)単発ですね、どうしても。連打がなかなか来ない。難しい」と指摘した。1─2の九回にはビドルが2失点。指揮官は3試合連続失点の助っ人に「内容が悪いですね。考えなきゃいけないですよね、いろいろ。何がダメなのか、何が一番なのか、考えないといけない」と修正を求めた。◆8回2失点と好投するも、3敗目を喫したオリックス・山本 「先制点を許してしまったところや同点に追いついてもらった直後に失点してしまったところなど、大事な部分ができていなかった」

DAZN

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
410 0.800
(↑0.05)
-
(-)
1335
(+11)
21
(+4)
9
(+2)
3
(+2)
0.300
(↑0.005)
3.560
(↓0.1)
2
(1↑)
阪神
320 0.600
(↑0.1)
1
(-)
139
(+6)
9
(+2)
2
(-)
7
(+3)
0.206
(↑0.021)
1.400
(↑0.35)
2
(1↓)
DeNA
320 0.600
(↓0.15)
1
(↓1)
1317
(+5)
22
(+10)
5
(+1)
1
(-)
0.253
(↑0.001)
3.270
(↓1.27)
2
(1↑)
中日
320 0.600
(↑0.1)
1
(-)
1320
(+4)
15
(+1)
2
(-)
3
(+1)
0.255
(↓0.018)
2.800
(↑0.45)
2
(1↑)
西武
320 0.600
(↑0.1)
1
(-)
1323
(+10)
18
(+5)
4
(+2)
2
(-)
0.266
(↑0.028)
2.860
(↑0.23)
2
(1↑)
巨人
320 0.600
(↑0.1)
1
(-)
1321
(+8)
15
(+4)
4
(+1)
7
(+2)
0.222
(↑0.033)
2.660
(↓0.09)
2
(1↑)
ソフトバンク
320 0.600
(↑0.1)
1
(-)
1330
(+11)
12
(+1)
5
(+3)
6
(+2)
0.293
(↑0.011)
2.300
(↑0.35)
8
(5↓)
楽天
230 0.400
(↓0.1)
2
(↓1)
1312
(+4)
21
(+11)
3
(+1)
1
(-)
0.238
(↑0.013)
4.300
(↓1.73)
8
(5↓)
ロッテ
230 0.400
(↓0.1)
2
(↓1)
1317
(+2)
15
(+6)
4
(-)
3
(-)
0.196
(↑0.011)
2.860
(↓0.8)
8
(5↓)
日本ハム
230 0.400
(↓0.1)
2
(↓1)
1323
(+4)
26
(+8)
8
(+2)
5
(+1)
0.269
(↓0.011)
4.440
(↓0.62)
11
(-)
ORIX
140 0.200
(↓0.05)
3
(↓1)
1310
(+1)
19
(+4)
0
(-)
1
(-)
0.263
(↓0.01)
3.980
(↓0.01)
11
(-)
広島
140 0.200
(↓0.05)
3
(↓1)
139
(+1)
33
(+11)
0
(-)
0
(-)
0.235
(↓0.013)
6.280
(↓1.14)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
30181 0.625
(↑0.008)
-
(-)
94201
(+11)
165
(+4)
49
(+2)
29
(+2)
0.238
(↑0.001)
2.910
(↓0.02)
2
(-)
巨人
31230 0.574
(↑0.008)
2
(-)
89210
(+8)
209
(+4)
54
(+1)
24
(+2)
0.244
(↑0.002)
3.330
(-)
3
(-)
広島
26232 0.531
(↓0.011)
4.5
(↓1)
92211
(+1)
177
(+11)
24
(-)
8
(-)
0.259
(↓0.001)
3.240
(↓0.14)
4
(-)
中日
23260 0.469
(↑0.011)
7.5
(-)
94163
(+4)
182
(+1)
30
(-)
18
(+1)
0.247
(↓0.001)
3.600
(↑0.05)
5
(-)
DeNA
20250 0.444
(↓0.011)
8.5
(↓1)
98156
(+5)
209
(+10)
33
(+1)
15
(-)
0.248
(-)
4.150
(↓0.1)
6
(-)
阪神
20311 0.392
(↑0.012)
11.5
(-)
91153
(+6)
156
(+2)
37
(-)
36
(+3)
0.222
(↑0.001)
2.770
(↑0.05)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
28181 0.609
(↓0.013)
-
(-)
96170
(+4)
139
(+11)
31
(+1)
38
(-)
0.239
(↑0.001)
2.830
(↓0.18)
2
(-)
ソフトバンク
28191 0.596
(↑0.009)
0.5
(↓1)
95202
(+11)
154
(+1)
29
(+3)
28
(+2)
0.267
(↑0.002)
2.820
(↑0.04)
3
(-)
西武
24251 0.490
(↑0.011)
5.5
(↑1)
93157
(+10)
152
(+5)
32
(+2)
19
(-)
0.228
(↑0.003)
2.520
(↑0.01)
4
(-)
ORIX
23280 0.451
(↓0.009)
7.5
(-)
92131
(+1)
169
(+4)
17
(-)
28
(-)
0.221
(-)
3.040
(↓0.02)
5
(-)
ロッテ
21281 0.429
(↓0.009)
8.5
(-)
93153
(+2)
171
(+6)
25
(-)
49
(-)
0.213
(-)
2.790
(↓0.07)
6
(-)
日本ハム
20300 0.400
(↓0.008)
10
(-)
93171
(+4)
195
(+8)
46
(+2)
39
(+1)
0.237
(-)
3.690
(↓0.07)