広島(☆5対2★)ロッテ =交流戦2回戦(2022.05.25)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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ロッテ
0100001002412
広島
01002200X51210
勝利投手:遠藤 淳志(3勝3敗0S)
(セーブ:栗林 良吏(0勝1敗9S))
敗戦投手:小島 和哉(0勝5敗0S)

本塁打
【ロッテ】岡 大海(4号・2回表ソロ),レアード(7号・7回表ソロ)

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◆広島は1点を追う2回裏、磯村が押し出し四球を選び、同点とする。そのまま迎えた5回には、マクブルームが2点適時二塁打を放ち、勝ち越しに成功した。投げては、先発・遠藤が7回途中4安打2失点の好投で今季3勝目。敗れたロッテは、打線が4安打2得点と振るわなかった。

◆初戦は7-0でロッテが広島に完勝。ロッテが交流戦開幕から連勝スタートすれば10、14年に次いで8年ぶり3度目。反対に広島が連敗スタートだと05、08、10、14年に次いで8年ぶり5度目の記録になる。

◆悲願の今季1勝目をつかむために、ロッテ小島和哉投手(25)が執念のプレーをした。岡の本塁打で先制点をもらった直後の2回、二塁中村奨の失策に不運な内野安打なども重なり、無死満塁。8番磯村に押し出し四球を許し、同点とされた。なおも無死満塁。9番遠藤に打ち返され、センターに抜けるかという打球。小島は反射的にワンバウンドの打球に左足を出し、止め、1-2-3の併殺に。後続も抑え、なんとか1点止まりで切り抜けた。昨季10勝の左腕は、今季7戦を投げていまだに白星がつかない状況で、この日に臨んでいる。前日24日には「いつも通り、考え方を変えることなく、どんな形でも試合を作ることだけを考えて必死に投げたいと思います」とコメントしていた。

◆広島塹江敦哉投手(25)が「1球ホールド」を記録した。5-2の7回1死一塁から先発遠藤淳志投手(23)のあとを受けて救援登板。迎えたロッテ安田尚憲内野手(23)に初球149キロの内角球で詰まらせて、二ゴロ併殺打に仕留めた。8回のマウンドには森浦大輔投手(23)が上がったため、塹江はわずか1球でホールドが記録された。塹江は21年9月9日中日戦(マツダスタジアム)で「1球勝利」も記録している。

◆ロッテ小島和哉投手(25)の初白星が遠い。昨季10勝の左腕は、今季8試合目での先発マウンドでも勝利投手になれなかった。2回に岡の先制ソロが出るも、その裏に中村奨の失策や不運な内野安打が重なり、同点に追いつかれた。5回には3安打を集中され、2点を追加された。5回3失点での降板に試合中、球団広報を通じ「先制してもらったのにこういった形となり、すいませんという気持ちしかありません...」とコメントを寄せた。8戦で0勝だが、防御率は2・81と決して大崩れはしていない。とにかく援護がない。この日を終え、小島の登板時には打線は8戦55イニングで9得点。援護率は1・47。2試合、3試合ならともかく、これですでに8試合目。打球に足を出して止めて併殺にするなど奮闘する左腕を、見殺しにしてしまっている。

◆ロッテが広島遠藤淳志投手を崩せず、小島和哉投手に今季初白星を届けられなかった。「タイプ的には楽天の岸っぽい感じの投手。入りの変化球とかをなかなか手出しできなかった」と井口資仁監督。4回、2~4番の3者凡退はいずれもストライクの緩い変化球を見逃した。今季、小島の登板中の打線は55イニングで9得点、援護率は1・47。防御率2・81の左腕が苦しんでいる。

◆広島の4番ライアン・マクブルーム内野手(30)がリーグ単独トップの6度目の勝利打点を挙げた。1-1の5回2死一、二塁からロッテ先発小島の真ん中に入ったチェンジアップをコンパクトに振り抜いた。三塁線を破る2点適時二塁打で決勝点を導いた。「チームに勝ちがついてうれしい。自分の前に出てくれる走者に感謝しないといけない」。打点も28に増やし、西川(29打点)に次ぐ、チーム2位まで伸ばしてきた。さらに打率は2割9分7厘まで上昇。助っ人では打率両リーグトップで26日にも3割に達する。「(マツダスタジアムは)世界で一番の球場、そしてファンだと思う。その前でプレーできてほんとに幸せ」と会心だ。 チームは昨季、交流戦で3勝12敗3分けと苦しみ、ロッテ戦も3連敗中だった。だが新助っ人に昨年のデータは関係ない。「(交流戦で)違いは感じない。セ・リーグでも初見の投手はたくさんいる。パ・リーグだろうがセ・リーグだろうが(関係ない)」。チームは3位ながら、2・5差で首位ヤクルトをピタリ追走。打線をけん引しているのは勝負強い4番だ。【前山慎治】▽広島佐々岡監督(マクブルームについて)「4番が仕事をしてくれた。非常に大きい、つなぐ野球ができた」○...交流戦初先発の広島遠藤が7回途中2失点で3勝目を挙げた。2回に岡に先制ソロを浴びたが、立て直した。3回から5回までは無安打投球。勝ち越した直後の6回2死一、三塁も無失点で切り抜けた。「自分なりに考えて投げることができました。今日出た課題もあるので、そこをしっかり反省して、また次に生かせれば」と笑顔だった。○...広島2番手塹江が1球ホールドを記録した。3点差に縮まった7回1死一塁で登板。安田に投じた初球149キロで詰まらせると、二塁正面のゴロとなり、併殺でピンチの芽をつんだ。珍しい1球ホールドに「去年かな、1球勝利があります。正直、投げミス。結果的に良かったなと思います」と胸をなで下ろした。

◆自身交流戦初先発の広島遠藤が、チームに今季交流戦初勝利をもたらした。2回に先制ソロを浴びるも、立て直した。3回から5回までは無安打投球。勝ち越した直後の6回2死一、三塁も無失点で切り抜けた。7回途中2失点で3勝目を挙げた。「自分なりに考えて投げることができました。今日出た課題もあるので、そこをしっかり反省して、また次に生かせれば」。大きな1勝を手にした。

◆ロッテの岡が7試合ぶりの4号ソロを放った。0―0の二回1死で遠藤に緩い球を3球続けられた後の4球目に低めに来た142キロの速球をタイミングよく強振すると、打球はぐんぐん伸びて中越えに飛び込んだ。「とにかく塁に出ようという気持ちだった。打った感じでは入るかな、どうかなという感じだった」と振り返った。11日の楽天戦から先発出場を続け、13試合で3発目と本塁打が出ている。今季初めて中軸に入った前日24日に続いて5番打者を任され、首脳陣の期待に応えた。2019年と昨季にマークした自己最多の6本塁打が早くも見えてきた。

◆広島は1―1の五回にマクブルームの2点二塁打で勝ち越し、六回に野間、菊池涼の連続適時打で2点を加えた。遠藤が七回途中4安打2失点で3勝目を挙げ、栗林が9セーブ目。ロッテの小島は5回3失点で開幕5連敗となった。

◆広島は打線がつながり、交流戦初勝利を挙げた。1―1の五回2死一、二塁でマクブルームが左翼線へ勝ち越しの2点二塁打を放ち、お立ち台で「自分の前につないでくれた打者たちに感謝」とチームメートを持ち上げた。3―1の六回は2安打に犠打で2死二、三塁の好機をつくり、野間、菊池涼が連続適時打。佐々岡監督は「一発よりもつないでつないで。一つ勝ったのはほっとした」と安堵した。

◆コツコツと12安打で5点を奪って広島が交流戦初勝利をつかんだ。ヒーローはマクブルームだ。決勝打を含む2安打2打点の活躍で4番の仕事を果たした。「交流戦の初勝利を自分のバットで決めることができてうれしいよ」昨季10勝の左腕・小島から三回2死で右中間二塁打を放つと、1─1の五回2死一、二塁では左翼線へ勝ち越しの2点二塁打。自身の交流戦初打点、今季チームトップの6回目となる殊勲打でロッテ3連戦を1勝1敗のタイに戻した。チームは交流戦で2019年が5勝12敗1分け、昨年は3勝12敗3分けと開催2年連続で最下位(20年はコロナ禍で中止)に沈んだ。だが、今季は簡単には負けない。佐々岡監督は「1つ勝ったのはホッとした。つないでつないでその中で4番も仕事をしてくれた」と助っ人に感謝した。(柏村翔)

◆広島が12安打5得点と持ち味のつなぐ野球で、交流戦初勝利を挙げた。試合後の佐々岡真司監督(54)の主な一問一答は次の通り。──交流戦1勝目「1つ勝ったのはホッとした。遠藤は前回あと一歩で悔しい思いをしたけど、試合を作ってくれた」──遠藤は6回?を4安打2失点で今季3勝目を挙げた「二回に岡、七回にレアードと)本塁打浴びたがその後も球の強さも切れもあった。バックもよく守ってくれた」──遠藤投手七回1死一塁で交代「球の質、フォアボール、球数的にはまだまだだけど、左(の安田)というとこでね」──打線は12安打で5得点を奪った「こういう野球を、一発よりもつないでつないで、その中で4番(マクブルームも五回に決勝の2点二塁打で)も仕事をしてくれた。(六回には野間、菊池涼の適時打での)追加点も大きく、非常に大きい、つなぐ野球ができた」

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<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
200 1.000
(-)
-
(-)
1610
(+7)
7
(+6)
3
(+1)
0
(-)
0.304
(↑0.082)
2.700
(↓1.88)
1
(-)
西武
200 1.000
(-)
0
(-)
1610
(+2)
6
(+1)
2
(+1)
1
(+1)
0.265
(↓0.077)
3.000
(↑2)
1
(-)
巨人
200 1.000
(-)
0
(-)
169
(+5)
5
(+3)
2
(+1)
2
(+2)
0.220
(↑0.048)
2.000
(-)
4
(3↓)
阪神
110 0.500
(↓0.5)
1
(↓1)
162
(+1)
6
(+6)
1
(+1)
2
(-)
0.197
(↓0.044)
3.000
(↓3)
4
(3↓)
DeNA
110 0.500
(↓0.5)
1
(↓1)
166
(+2)
11
(+8)
2
(+1)
0
(-)
0.292
(↓0.072)
3.500
(↓0.5)
4
(3↑)
楽天
110 0.500
(↑0.5)
1
(-)
166
(+6)
2
(+1)
2
(+2)
1
(+1)
0.268
(↓0.005)
1.060
(↑0.07)
4
(3↓)
ロッテ
110 0.500
(↓0.5)
1
(↓1)
169
(+2)
5
(+5)
3
(+2)
3
(-)
0.167
(↓0.025)
2.120
(↓2.12)
4
(3↑)
ソフトバンク
110 0.500
(↑0.5)
1
(-)
1611
(+8)
6
(+2)
0
(-)
1
(-)
0.262
(↑0.029)
2.650
(↑0.73)
4
(3↑)
広島
110 0.500
(↑0.5)
1
(-)
165
(+5)
9
(+2)
0
(-)
0
(-)
0.258
(↑0.097
4.000
(↑2)
10
(3↓)
ORIX
020 0.000
(-)
2
(↓1)
165
(+3)
9
(+5)
0
(-)
0
(-)
0.242
(↓0.016)
5.060
(↓0.56)
10
(3↓)
中日
020 0.000
(-)
2
(↓1)
166
(+1)
10
(+2)
1
(-)
1
(+1)
0.190
(↓0.045)
4.500
(↑2.5)
10
(3↓)
日本ハム
020 0.000
(-)
2
(↓1)
167
(+6)
10
(+7)
1
(+1)
3
(+2)
0.286
(↑0.086)
4.820
(↓2.29)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
28171 0.622
(↑0.008)
-
(-)
97176
(+7)
151
(+6)
43
(+1)
26
(-)
0.234
(↑0.003)
2.830
(↓0.05)
2
(-)
巨人
30210 0.588
(↑0.008)
1
(-)
92198
(+5)
199
(+3)
52
(+1)
19
(+2)
0.245
(↑0.001)
3.340
(↑0.02)
3
(-)
広島
26202 0.565
(↑0.009)
2.5
(-)
95207
(+5)
153
(+2)
24
(-)
8
(-)
0.261
(↑0.002
2.970
(↑0.02)
4
(-)
中日
20260 0.435
(↓0.009)
8.5
(↓1)
97149
(+1)
177
(+2)
29
(-)
16
(+1)
0.244
(↓0.002)
3.720
(↑0.04)
5
(-)
DeNA
18240 0.429
(↓0.01)
8.5
(↓1)
101145
(+2)
198
(+8)
30
(+1)
14
(-)
0.250
(-)
4.220
(↑0.01)
6
(-)
阪神
18301 0.375
(↓0.008)
11.5
(↓1)
94146
(+1)
153
(+6)
36
(+1)
31
(-)
0.223
(↓0.001)
2.920
(↓0.07)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
27161 0.628
(↑0.009)
-
(-)
99164
(+6)
120
(+1)
30
(+2)
38
(+1)
0.240
(-)
2.590
(↑0.04)
2
(-)
ソフトバンク
26181 0.591
(↑0.01)
1.5
(-)
98183
(+8)
148
(+2)
24
(-)
23
(-)
0.264
(↑0.001)
2.870
(↑0.02)
3
(-)
西武
23231 0.500
(↑0.011)
5.5
(-)
96144
(+2)
140
(+1)
30
(+1)
18
(+1)
0.225
(↓0.001)
2.500
(↑0.03)
4
(-)
ORIX
22260 0.458
(↓0.01)
7.5
(↓1)
95126
(+3)
159
(+5)
17
(-)
27
(-)
0.217
(-)
3.020
(↓0.05)
5
(-)
ロッテ
20261 0.435
(↓0.009)
8.5
(↓1)
96145
(+2)
161
(+5)
24
(+2)
49
(-)
0.214
(↓0.001)
2.750
(↓0.03)
6
(-)
日本ハム
18290 0.383
(↓0.008)
11
(↓1)
96155
(+6)
179
(+7)
39
(+1)
37
(+2)
0.235
(↑0.003)
3.660
(↓0.09)