阪神(☆1対0★)楽天 =交流戦1回戦(2022.05.24)・阪神甲子園球場=
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楽天
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阪神
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勝利投手:西 勇輝(3勝3敗0S)
(セーブ:岩崎 優(1勝1敗7S))
敗戦投手:田中 将大(4勝3敗0S)
  DAZN
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◆阪神は0-0のまま迎えた6回裏、2死二塁から大山の適時打が飛び出し、先制に成功する。投げては、先発・西勇が7回途中無失点の好投。その後は4人の継投で逃げ切り、西勇は今季3勝目を挙げた。敗れた楽天は、先発・田中将が試合をつくるも、打線が再三の好機を生かしきれなかった。

◆阪神は交流戦の楽天戦で、通算33勝29敗の勝率5割3分2厘。これは対戦カード別最高の勝率だ。もっとも主催試合では、17年6月17日甲子園から5連敗中(19年6月18日の倉敷含む)。甲子園に限ると、その直前の15年5月26日~17年6月16日に4連勝。さらにその前には12年5月19日~14年6月22日に6連敗していた。連勝連敗を繰り返す甲子園での楽天戦で、今度は大型連勝を始めたい。

◆日本生命セ・パ交流戦が24日に開幕し、阪神はパ首位の楽天を甲子園に迎え撃つ。昨年の佐藤輝明内野手(23)は新人最多記録の6本塁打、同タイ記録の12打点で2位に貢献。今年も初戦の田中将、ロッテ佐々木朗ら好投手との対戦に腕をぶした。セ最下位に沈み「どうしたんや」「おいおいおい」と突っ込まれるが、首脳陣は「どうしたんや返し作戦」「逆おいおいおい作戦」と名前はゆるくても本気の反攻を狙っている。交流戦が終わるころには逆の意味で「阪神どうした?」と言われているかもしれない。倍返しの時がやってきた。昨年は11勝7敗で2位。1位のオリックスがリーグ制覇したように、交流戦はリーグ内順位を上げる格好のチャンスなのだ。そんな交流戦を楽しみにしているのが佐藤輝だ。昨年は18試合で6本塁打、12打点と打ちまくった。24日の初戦で対戦する楽天田中からも本塁打を放ち、勝利に導いた。「大投手です。しっかり映像とか見ながらやりたい」。昨年に続いてマー君打ちを果たせば、間違いなく勢いづく。対戦したい投手を聞かれると大笑いした。「佐々木朗希って言わせたいんでしょ? 楽しみですね。(完全試合は)すごい投球でした。速い、速い。でも、そういう投手からも打てないと勝てないので」。その佐々木朗からは昨年、五輪期間中のエキシビションマッチで本塁打。155キロを打ち砕いた。交流戦ではプロ初勝利を献上したものの、佐藤輝は一時同点の適時打を見舞っている。オリックス山本、宮城や日本ハム伊藤ら一線級との対戦もあり得る。「そういう各チームのエース級と対戦できるのは楽しみですね」と頼もしかった。今季はプロ野球史上ワーストの開幕17戦で1勝など、屈辱の連続だった。汚名返上の短期シリーズ18試合を前に、気前よく言ったのは井上ヘッドコーチだ。「開幕から『どうしたんや阪神!』って言われたんで『どうしたんや返し』というかね。交流戦でしか、グッといくチャンスはないと思う。だから『おお、やっぱり阪神来たな』と。おいおいおい、と言われたのを『逆おいおいおい』作戦でいければな、と」井上ヘッドは佐々木朗対策に「逆取材や。教えてくれ!」と苦笑いしたが、最近の打線の流れについては「負の連鎖は払拭(ふっしょく)されつつある」と手応え。投手陣に安定感があるだけに、カギは打撃陣。倍返しのためにテル様、おねしゃす!【柏原誠】◆佐藤輝の21年交流戦 5月25日からのロッテ3連戦で10打数3安打と滑り出した。27日には佐々木朗と対戦。2回に152キロ直球を左前に流し打ち、一時同点の適時打。28日西武戦では3本塁打の大爆発。新人の1試合3発は、58年長嶋(巨人)以来63年ぶり4人目だった。6月3日オリックス戦、6日ソフトバンク戦、12日楽天戦でも本塁打を放ち、計6本塁打で新人の交流戦最多記録を更新した。12打点は19年中川(オリックス)と並び新人最多。打率も2割9分6厘と、初顔合わせのパの好投手たちを打った。?○...矢野監督も攻撃陣にハッパを掛けた。交流戦前までチーム防御率はリーグ2位の2・92だが、打率は同最下位の2割2分4厘。「どう点を取っていくのかが課題ではあると思う。うちの持ち味は投手が頑張るというところだと思うけど、少ないチャンスの中でやっぱり点を取らないと勝てない」。監督就任後、交流戦は中止となった20年を除いて2シーズンで通算17勝17敗2分けと勝率5割。昨季は優勝したオリックスに次いで2位だった。▼阪神は昨季の交流戦で、6月8日の日本ハム戦から同13日の楽天戦まで6連勝で終えた。これは08年6月4日楽天戦から同11日西武戦までの6連勝と並び交流戦の球団最長。阪神が24日の楽天戦に勝てば、2年越しながら最長連勝を更新する。?○...西純が25日の楽天戦でプロ2度目の交流戦先発を迎える。前回18日ヤクルト戦でプロ初完投、自身最多の115球を投げた。肩肘について「体力がある方だと思っているので、特別張っているとかはなくていつも通りの感じ」と問題なさそう。パ首位との対戦に「自分のやることは一緒なので、試合ではやることをできるように準備したい」と気を引き締めた。○...来日1年目の右腕ウィルカーソンが初の交流戦に臨む。28日ロッテ戦(ZOZOマリン)の先発が予想され、「前回のような投球ができればチームの勝利に貢献できる」と意気込んだ。対戦したい打者は「アイ、ドント、ノー」と研究はこれから。前回21日巨人戦は来日最長7回を無失点で3勝目を挙げており、勢いに乗ってリーグ関係なく仕事を全うする。

◆楽天田中将大投手(33)が、24日交流戦開幕の阪神戦(甲子園)で先発する。聖地での登板は13年5月28日の同戦以来、9年ぶり。◆田中将と甲子園 駒大苫小牧時代は2年春夏、3年夏の3大会に出場し、2年夏に優勝、3年夏に準優勝。2年夏決勝の京都外大西戦では2年生として甲子園初の球速150キロを出した。3年夏の決勝では早実・斎藤佑樹(前日本ハム)と投げ合い、引き分け再試合にもつれ込んだ。高校では通算12試合に登板し8勝0敗、防御率2・07。プロ入り後は13年5月28日阪神戦以来9年ぶり5度目となる。これまでは阪神との交流戦3試合と、11年の震災直後に楽天主催で行ったオリックス戦の計4試合に投げ2勝1敗。10年の阪神戦では石川俊介投手から適時安打を放っている。

◆阪神大山悠輔内野手(27)が、マー君から試合の均衡を破る先制適時打を放った。両軍無得点の6回、2死一塁から一塁走者の中野が二盗を決めた直後、楽天田中将の外角変化球に食らいつき、中前へのタイムリーを決めた。2試合連続タイムリーで、打点「25」はチームトップとなった。大山は4回2死三塁のチャンスでは一邪飛に倒れていただけに、「前の打席で悔しい思いをしていましたし、なんとしても点を取りたい展開だったので、とにかく必死に食らいついていきました。(中野)拓夢もよく走ってくれましたし、ホームにかえすことができて良かったです」とコメントした。直前の守備では、6回2死から渡辺佳の左翼ポール際への打球にフェンスに激突しながらジャンピングキャッチ。体を張ったプレーで、チームに流れを呼び込んだ。

◆阪神中野拓夢内野手(25)が20打席ぶりのヒットとなる三塁打を記録した。両軍無得点の4回先頭で、楽天田中将の高めに浮いた変化球を捉え、左翼フェンス直撃の三塁打でチャンスメーク。しかし後続がフライ3つで凡退し、得点にはつながらず。6回先頭では二塁への内野安打を放ち、4安打4打点と爆発した14日DeNA戦以来、8戦ぶりのマルチ安打をマーク。2死からは今季9個目の盗塁を成功させ、大山の適時打で先制の本塁を踏んだ。

◆楽天田中将大投手(33)が、13年5月28日以来、3283日ぶりに甲子園で登板した。公式戦無敗の24勝1セーブ、球団史上初のリーグ優勝に導いた、球史に残る年。その9年前のように、打者を圧倒し続けた。1回、先頭近本に中越え二塁打を放たれ、続く中野は犠打とされ、マルテには四球。1死一、三塁といきなりピンチを招いた。4番佐藤輝には、カウント1-1から150キロ直球で二塁併殺打。無失点で切り抜けると、グローブをポンとたたき、ほえた。4回には先頭中野に左翼へ三塁打を放たれた。無死三塁のピンチ。眼光をより鋭くさせた。マルテを遊ゴロ、佐藤輝を中飛、大山を一邪飛。うなずきながら、右手を握った。5回には1死一、二塁のピンチ。バントの構えの西勇に転がさせず空振り三振。続く近本も空振り三振。打線の援護がない中、5回まで無失点と阪神打線を封じ、マウンドで、またほえた。駒大苫小牧時代は高校野球ファンを沸かせた聖地。登板前には「タイガースファンの方々はたくさんいらっしゃるでしょうし、プロ野球、世界の中でも熱狂的なファンの方々が多いチームの1つではある。そういう雰囲気も感じながら、自分のパフォーマンスをしっかり出すことができれば」と意気込んでいた。スタンドを埋め尽くす阪神ファン。その視線をマウンドで受けながらの好投。ファンのため息を背中に、毎回ゆっくりとベンチへ引き揚げた。ピンチにはギアを上げ、打者をねじ伏せる。威圧感ある投球で、試合を支配した。6回2死二塁では、カウント2-2から大山に甘く入ったスライダーを中前に運ばれ、均衡を破られた。後続糸井を見逃し三振で封じたが、直後の攻撃で代打を送られ降板。6回4安打1失点で聖地で勝利を挙げることができず。今季3敗目を喫した。打線が奮わず、チームは4連敗。痛い交流戦初戦となった。◆阪神対田中将、甲子園対決VTR(阪神から見た対戦成績)▼07年6月20日(5○0) 甲子園で初対決。金本が先制打を放つなど優位に試合を進め、田中将は5回3失点で降板。阪神は新人上園が6回無失点の好投でプロ初勝利を挙げた。▼10年5月16日(3●7) 田中将が7回3失点、10奪三振の力投で5勝目をマーク。阪神は先発スタンリッジが4回5失点KO。ブラゼルの14号ソロなどで追い上げたが及ばなかった。▼13年5月28日(4●7) 阪神は3回に鳥谷、マートンの連続適時打で先制。開幕から7連勝中の田中将は6回2失点で降板し勝敗はつかず無敗を継続、同年24勝無敗につなげた。試合は1点リードの9回に抑えの久保が3失点するなど4点を奪われ逆転負けした。(甲子園以外では楽天の本拠地での対戦が6度あり、阪神の2勝4敗)

◆阪神が楽天田中将を崩して、投手戦を制した。2年越しの交流戦7連勝で球団最長記録を更新した。昨年は6月8日の日本ハム戦から同13日楽天戦まで6連勝で終えていたが今年も白星を継続。好発進した。両軍無得点の6回2死二塁で大山が中前に先制タイムリーを放った。その直前、大山は左翼守備で気迫満点の好守備をみせた。2死一塁で左翼ポール際への飛球をジャンプ捕球し、そのままフェンスに激突。白球を手放さなかった。主力の攻守での好プレーが生きた。先発西勇は走者を出しながらも粘った。6回まで無失点。1点リードの7回無死一、二塁のピンチを招くとベンチは継投に入った。渡辺、アルカンタラとつないで、窮地を脱した。田中将は6回1失点で降板し、リードを保ったまま終盤をしのいだ。西勇は今季3勝目。田中将からは07年6月20日以来、15年ぶりに甲子園で白星を挙げた。借金12を背負い、最下位で交流戦に入ったが、まずはパ・リーグの首位相手に幸先のいいスタートを切った。◆阪神対田中将大、甲子園対決VTR▼07年6月20日(5○0) 甲子園で初対決。金本が先制打を放つなど優位に試合を進め、田中将は5回3失点で降板。阪神は新人上園が6回無失点の好投でプロ初勝利を挙げた。▼10年5月16日(3●7) 田中将が7回3失点、10奪三振の力投で5勝目をマーク。阪神は先発スタンリッジが4回5失点KO。ブラゼルの14号ソロなどで追い上げたが及ばなかった。▼13年5月28日(4●7) 阪神は3回に鳥谷、マートンの連続適時打で先制。開幕から7連勝中の田中将は6回2失点で降板し勝敗はつかず無敗を継続、同年24勝無敗につなげた。試合は1点リードの9回に抑えの久保が3失点するなど4点を奪われ逆転負けした。(甲子園以外では楽天の本拠地での対戦が6度あり、阪神の2勝4敗)

◆阪神が楽天田中将を崩して、投手戦を制した。2年越しの交流戦7連勝で球団最長記録を更新した。

◆阪神が投手戦をしのぎ、交流戦初戦を勝った。先発の西勇輝投手は7回途中無失点で今季3勝目をつかんだ。6回に大山悠輔が中前に決勝打をマーク。この1点で勝負が決まった。2人はお立ち台に上がり、喜びを分かち合った。楽天田中将と3度目の先発対決で初めて白星の西勇は「打席に入って、素晴らしい投球。見ている自分もすごく勉強になった。タイミングだったり、間だったり」と振り返った。6回は大山が左翼ポール際の飛球をジャンプして捕り、そのままフェンスに激突。気迫のプレーも出た。大山は「球を捕るだけ。つかんだら離さない気持ちで飛び込みました」と振り返れば、西勇は「バックに助けてもらって抑えられてよかった。ありがとう」と、隣にいる大山に感謝した。西は防御率1・68まで下がり、リーグ1位に浮上した。同僚の青柳が防御率1・33だが、この日、規定投球回数未満となったが、上位を独占する。「捕手のリード、守備のいいリズムが自分の流れにつながっています」と振り返った。「初戦をしっかり取ることができて、チームにいい流れになってきていると思う」と手応えを口にした。

◆楽天田中将大投手が、6回6安打1失点の好投も報われなかった。13年5月28日以来、3283日ぶりとなる甲子園のマウンド。1回、いきなり1死一、三塁のピンチを招いた。ギアを上げ、4番佐藤輝を二塁併殺打。グローブをポンとたたき、ほえた。4、5回も得点圏に走者を置いたが、直球を中心に打者を押し続け、無失点。切り抜けるたびにほえた。「自分たちのプランの中でいろいろやっていった結果で、うまいこと投げられた。いい手応えは感じていました」。打線の援護がない中、無失点を続ける力投を続けた。最後は1球に泣いた。6回2死二塁で打席には大山。カウント2-2からの5球目、スライダーが高めに浮いた。中前適時打を放たれ、先制点を献上した。結果的にはこれが決勝打となり、今季3敗目。「むちゃむちゃ悔しいです」。状態が良かっただけに、唇をかんだ。

◆阪神中野拓夢内野手(25)が、マルチ安打&2盗塁で復調を印象づけた。4回に20打席ぶりの安打となる左翼フェンス直撃の三塁打。6回先頭では内野安打で出塁し、二盗に成功。大山の適時打で先制のホームを踏んだ。「なんとか交流戦で勢いに乗っていくために、自分が出て勢いをつけたいと思っていた」。強い思いをぶつけた。この日は始動から決意が違った。全体練習の約1時間前からグラウンドで何度もダッシュ。早出でフリー打撃に臨み、藤井康巡回打撃コーチからマンツーマンで指導を受けた。軸足である左足に体重が残りすぎる悪癖を見直し、「これをきっかけに状態が上がっていけば」と納得顔。同コーチも「きっかけになるものが出てくれば、また戻ってくると思う」と願った。8回にも二盗を決め、リーグ最速で10盗塁に到達。昨季打率3割4厘と得意とした交流戦に突入し、息を吹き返した。「パ・リーグにはいい投手は多いので、ロースコアの試合になると思う。なんとか塁に出ることだったり後ろにつなぐことをやっていきたい」。激走で破れたユニホームの左膝部分は、チームのためにハッスルした勲章。ここからさらにギアを上げる。【中野椋】

◆阪神が投手戦をしのぎ、交流戦初戦を勝った。矢野燿大監督(53)の試合後の一問一答は以下の通り。◆テレビインタビュー-最後まで厳しい試合になったが、とれた「いやあ、もう、ピッチャー陣がね、(西)勇輝はじめ、出たピッチャーがね、みんな本当によく踏ん張ってくれました」-西勇の粘りの投球から渡辺、アルカンタラとつないでいった「勇輝もね、立ち上がりにちょっと球数が増えていって、どこまでいけるかなっていうところをね、らしく頑張ってくれましたし、渡辺もあの場面はすごく緊張も高いですし、ミスもできないような気持ちになると思うんですけど、攻めるピッチングをしてくれましたしね。アルカンタラのところは、島田もナイスプレーでした。最後もね(岩崎)スグルもずっとそういうような場面ですけど、本当によく投げてくれました」-大山、島田にビッグプレーが出た「そうですね(大山)悠輔も外野が主になって、違和感なくやってくれてましたし、あのプレーで流れがこっちに来ましたし、タイムリーっていう形になったんで、今日は守備陣がよく頑張ってくれました」-大山が先制打「悠輔もあの場面、追い込まれたあとによく打ってくれましたけど、その前にチャンス2回でね、クリーンアップに回っているところで点を取っておかないと苦しい試合になるんで、明日はマルテと(佐藤)テルに打ってもらいます」-交流戦初戦を取りたいなかで取り切った「本当に今日は絶対勝ちたい、いいスタートを切りたい気持ちで僕自身も球場に来ましたし、まだまだ派手な、点を取ってという試合にはなれてないですけど、こういう試合を取りながらね、自分たちのリズムを、自分たちの試合をね、どんどんやっていけるようにしたいです」-明日以降への抱負を「流れを変える交流戦に、是非したいと思ってますし、土俵際で何とか全員で粘ってやれたんで、明日も全員で、打線の中で点を取った、そういう野球をしていきたいですね」◆囲み取材-またしびれるような試合「もうちょっと点とってほしいよね(苦笑い)。よう頑張ってくれたよ」-投手陣が西から粘った「いやー、まあ、もちろん粘りもそうやしね、なかなか点が入らない中で気持ちもなかなか作るの難しい。(点が)入りそうで入らない中でまたマウンド行くっていうのもすごく難しいけど、勇輝もやっぱり経験があるし、そういうところでは難しさを感じさせない投球をしてくれたと思います」-大山は風もあって難しい打球を好捕「いやー。むちゃくちゃ難しいと思うよ。フェンス際でしかも伸びるしね。あの球際でしっかり捕ってくれたというのは、1打点と同じくらいというか、もっとかもしれん。それぐらいの価値はあったと思います」-島田も好捕「あそこもね、ちょっと守りに入っちゃうと止まって前で落ちてっていう場面でもあったと思う。そういうところでは島田も攻めてくれたおかげで捕れたし、ああいうところから島田も自分の価値を上げられるところだと思うし、あのプレーも島田だから捕れたというプレーだったと思う」-1点差を全員で勝って明日以降につなげたい「いや、もうねぇ、つなげたいし。今日もいい打順のところで近本が出たり(中野)拓夢が出て、いいところに回ってるんでね。そういうところでは、かえすところのバッター。さっきも言ったけど、マルテとテルというところが、今日はちょっと、そういう場面で点が入らなかったので、そういうところ。まあ(糸原)健斗も粘って粘って先頭のヒットとかあったし。毎日、全員が打てるわけじゃないけど、そういうところから明日は取ってほしいなと思っています」

◆阪神先発の西勇輝投手(31)が「三度目の正直」で今季3勝目を挙げた。6回0/3を投げ、8安打を浴びながらも無失点。オリックス時代の13年以来、約9年ぶり3度目の田中将との投げ合いで初めて勝ち星を手にした。「火曜はしんどかったからずっと。相手のピッチャーはすごくいいピッチャーやし、バッターも打ちづらい。その中で点を取られないように必死に投げるだけ」。4月27日以来、約1カ月ぶり勝利は移籍後交流戦初白星。バックの好守備もあり、「みんなが助けてくれた」と感謝した。▼阪神西勇が7回途中無失点の好投で3勝目。交流戦では阪神移籍後、初勝利となった。オリックス時代は交流戦は29試合で10勝7敗だったが、阪神移籍後は6試合に登板も2敗で勝ち星がなかった。▼楽天田中将とは先発で3度目の対戦で初白星。オリックス時代に2度対戦し、いずれも白星を献上していた。

◆阪神の強力リリーフ陣が、虎の子の1点を守った。最大のピンチは7回だ。先発西勇の後を受け、無死一、二塁から渡辺が登板。西川に初球で犠打を決められ、1死二、三塁で打席には左の小深田。2球で追い込むと、最後は代名詞の外角へ大きく逃げていくスライダーで空振り三振にねじ伏せ、お役御免となった。「チームも点を取った直後だったので、その流れをなんとしても切らさないように、自分に与えられた仕事をまっとうしたいと思っていた。しっかり抑えることができて良かったです」渡辺には期する思いがあった。ソフトバンク時代はパ・リーグ相手に結果を残せず、昨季に戦力外となった。リーグを移して初めて迎える交流戦を前に「パ・リーグで通用しなくて、セ・リーグに来たと思われるのも嫌なので。しっかり抑えて払拭(ふっしょく)できればと思いますし、あんまり投げられなかった悔しさもある。交流戦で投げることで晴らしたい」と本心を打ち明けていた。思いをぶつけ、結果で応えた。なべじいが引き寄せた流れを最後まで渡さなかった。浅村の打席でアルカンタラを投入。右方向への痛烈な打球を浴びるも、島田の好守も光り、最大の窮地を無失点で切り抜けた。助っ人右腕は「ナベが2アウトを取ってくれたので、最後のバッターにだけ集中することができたよ。島田の好プレーにも助けられて、0で帰ってくることができてよかったね」とホッとした表情を浮かべた。セットアッパー湯浅も無失点でつなぎ、9回は守護神岩崎が2死一、三塁から浅村に徹底して低めを突き、二ゴロに。必勝リレーで今季初の2試合連続完封。矢野監督は「渡辺もあの場面はすごく緊張も高いですし、ミスもできないような気持ちになると思うんですけど、攻めるピッチングをしてくれました。(西)勇輝を始め、出たピッチャーがね、みんな本当によく踏ん張ってくれた」とねぎらった。20日巨人戦で3失点以下は21試合連続で途切れたものの、鉄壁の投手陣は健在だ。【古財稜明】

◆「下克上」の幕開けや! 「日本生命セ・パ交流戦」が開幕し、阪神がパ首位の楽天との投手戦を制し、白星発進した。大山悠輔内野手(27)が6回に左翼フェンスに激突しながら、飛球を好捕。6回には先発田中将から中前に決勝タイムリーを放った。大山の攻守にわたる活躍で昨年から続く交流戦の連勝を球団最長の「7」に伸ばした。最下位の猛虎がここから逆襲に打って出る。大山がほえた。二塁ベース上、右手でバシッと太ももをたたいた。楽天田中将は表情をゆがませた。ホームベース付近で帽子を太ももにぶつけた。誰の目にも勝負の分かれ目だった。「なんとしても点を取りたい展開だった。必死で食らいつきました」0-0で迎えた6回裏2死二塁、2ボール2ストライク。外角スライダーを丁寧にセンターへ運んだ。二塁走者の中野がヘッドスライディングで生還。自身も送球間に二塁を陥れると、珍しく感情を爆発させた。直前の6回表2死一塁、浜風吹き荒れる左翼でビッグプレーを決めていた。7番渡辺佳のポール際に伸びる大飛球を、フェンスに激突しながらジャンプキャッチ。尻もちをつきながらボールを離さなかった。「試合が始まって『怖いです』って言う人はいない。あれを捕るか捕らないかでは天と地との差。つかんだら離さないという気持ちで飛び込みました。いいプレーが出たので、勢いのまま(打席に)行きました」本職ではないポジションで練習の成果が実り、決勝打にまで結びついた。目尻が緩むのも当然だった。今年は2月の沖縄キャンプ中から佐藤輝との4番争いが注目された。特打は同組。ともに三塁ノックを受ければ、シャッター音が響き渡った。「やばいです。怖いです。大変です。4番争い4番争いって、めちゃくちゃ言われますもん...」苦笑いで本音をこぼした時期もあった。球界屈指の長距離砲と比較され続ける毎日。時にはあえて背番号8のフルスイングを視界から外した。「テルは僕らから見ても、飛距離だったり本当にすごい。正直うらやましいですよ。映えますから。でも、飛距離では勝てない。張り合ったら絶対にフォームを崩してしまう。それだけは嫌だったので」映えなくてもいい。走攻守で泥臭く勝利に導ければいい。懸命にリーダー像を貫き続けるから、何より勝利に破顔できる。9年ぶりに甲子園に降り立った田中将に、聖地では15年ぶりの土をつけた。25打点はいつのまにか虎単独最多となっている。「何対何であろうと、最後に1点でも多く取っていればいい。しっかりみんなで勝ち取ろうと思います」背番号3が先頭に立つと、虎は落ち着いて映る。【佐井陽介】▼阪神が勝ち、昨季から交流戦7連勝。シーズンをまたいでの記録だが、08年の6連勝を抜き球団最長となった。交流戦の連勝記録は07年日本ハムの12連勝。シーズンをまたいだ記録には、06~07年の日本ハム13連勝がある。▼交流戦に勝ち越したのは過去16年で7度(20年は開催なし)。初戦に勝ったのは6度あり、そのうち4度は交流戦に勝ち越している。今季も初戦勝ちの勢いに乗って、2年連続勝ち越しにつなげられるか?○...近本が楽天田中将に強烈な先制パンチを浴びせた。1回、先頭で初球の146キロを強振し、左中間フェンス直撃の二塁打。得点にならなかったが、快打で出ばなをくじいた。8回も代わったばかりの鈴木翔の初球を急襲し、捕手前にセーフティーバントを決めて内野安打で出塁した。5月中旬からの今季ワーストとなる19打席無安打から脱すると、3試合連続マルチ安打で息を吹き返した。○...先発マスクの坂本が好リードで無失点リレーを引っ張った。「風がちょっと強かったのでそこも考えながらの配球になった」と右翼から左翼方向に強く吹く浜風を考慮。「ピッチャーがその通り投げてくれるっていうのが一番こういうゲームになった要因かなと思います」と投手陣をたたえた。チームは22日巨人戦に続き、2試合連続の完封勝利となった。○...島田が鉄壁の守備で勝利に貢献した。右翼守備に就いた7回。1点リードの2死二、三塁で浅村のライナー性の打球にチャージ。最後はスライディング捕球で、守備固めの役割を果たした。「チームを救うプレーになって自信にもなりました」と振り返った。矢野監督も「島田も攻めてくれたおかげで捕れた。島田だからこそ捕れたプレー」とたたえた。▽阪神湯浅(8回に登板して1イニングをピシャリ。リーグ2位の13ホールド)「いつもと変わらず、ゼロで抑える強い気持ちを持ってマウンドに上がりました。西さん、ナベさん(渡辺)、アルカンタラとゼロでつないできたいい流れに乗って、自分もザキさん(岩崎)にゼロでつなぐことができてよかったです」

◆楽天が今季7度目の0封負けを喫し、今季ワーストタイの4連敗となった。1、3、4、7、9回で得点圏に走者を進め、チャンスを作ったが、あと1本が生まれず。9安打で無得点。直近4戦で1得点と、打線が沈黙を続けている。石井一久GM兼監督は「ヒットが出てないわけではない。もう一押しというところで、やっぱり構えちゃったというか、攻撃的にいってもらいたいところはあった」と振り返った。一方で、6回2死一塁の場面では、渡辺佳がレフトフェンス際へ大きな打球を放つも、左翼大山がジャンピングキャッチ。好守で得点の芽をつまれた。指揮官は「それなりにバッターはコンタクトできている部分もある。それはたらればになる。あまり結果が出ていないからと悲観的になると、余計はまってしまう。結果に結びつかなかったのは残念ですけど、チームとしてどうにかして1点を取っていかないと。それは作戦面なのかもしれないし、サインとみんなの気持ちなのかもしれない。チームでしっかりとやっていかないといけない」と表情を引き締めていた。

◆阪神佐藤輝明は宮城・村田町に住む祖父母が現地観戦する前で、4打数無安打に終わった。、初回、4回ともに得点圏の好機で凡退。昨年の交流戦で本塁打を放った田中将にリベンジを食らった。スタンドで見守った祖父勲さん(83)は、「田中マー君はスライダーで来るだろうから、それを打ってほしい。願わくば、ホームランじゃなくてもヒット1本くらいは打ってほしい」と祈っていたが、期待に応えられなかった。この日の朝には、祖母美智恵さん(83)に「てるあきがんばるよー!!」とLINEでメッセージ。2人は楽天との残り2試合も観戦予定だ。

◆【日刊スポーツ西日本写真映像チームのとっておき映像プレイバック】楽天マー君田中将大が甲子園で登板、対する阪神は大山悠輔がスーパーキャッチ。交流戦開幕から激闘です

◆「日本生命セ・パ交流戦」が開幕し、セ最下位の阪神がパ首位の楽天との投手戦を制し、白星発進した。大山悠輔内野手(27)が6回表に左翼フェンスに激突しながら、飛球を好捕。その裏、先発田中将から中前に決勝タイムリーを放った。大山は昨季も仙台でマー君から決勝2ラン。復調気配の主砲が先頭に立ち、虎が逆襲に打って出る。大山は今春、"映えたい"という感情を懸命に抑え込んでいた。2月のキャンプ中から佐藤輝との4番争いが話題の的に。特打は同組。ともに三塁ノックを受ければ、シャッター音が響き渡った。「やばいです。怖いです。大変です...」苦笑いで本音をこぼした時期もあった。球界屈指の長距離砲と比較される毎日。時にはあえて視界から背番号8のフルスイングを外した。「テルは僕らから見ても、飛距離だったり本当にすごい。正直うらやましい。映えますから。でも、飛距離では勝てない。張り合ってフォームを崩してしまうのだけは嫌だったので」映えなくてもいい。走攻守で泥臭く勝利に導ければいい。必死でリーダー像を貫けているから、値千金の一打は生まれたのだろう。慣れない左翼でフェンスに激突しながらジャンピングキャッチ。そして、2年連続のマー君打ち。決勝打は2ボール2ストライクからミートに徹した姿勢が印象的だった。いつの間にか25打点はチーム単独トップ。背番号3が先頭に立つと、虎は落ち着いて映る。【遊軍=佐井陽介】?矢野監督(6回の大山の好捕に)「いやー、むちゃくちゃ難しいと思うよ。フェンス際でしかも伸びるしね。あの球際でしっかり捕ってくれたというのは、1打点と同じくらいというか、もっとかもしれん。それぐらいの価値はあったと思います」

◆阪神・佐藤輝明内野手(23)が13試合連続で4番を務める。楽天先発の田中将大投手(33)との対決は、昨年6月12日の一戦(楽天生命パーク)で右翼席に本塁打を放っており、2年連続でのマー君撃ちに期待がかかる。阪神先発の西勇輝投手(31)は、4試合ぶりの白星を目指し、捕手は坂本誠志郎捕手(28)が入った。またジェフリー・マルテ内野手(30)が「3番・一塁」でスタメン復帰した。

◆「パナソニックエコナイター」と題された試合で、CM「甲子園ソリューション編」に出演している女優の山田杏奈(21)がファーストピッチセレモニーに登場した。大きく振りかぶって投じた球は惜しくもワンバウンド。「ノーバウンドを目指していて、親からも、いつか始球式に出るならノーバウンドで、と言われていたので、ごめんなさい、という感じです」と笑った。自己採点は「60点」とした。甲子園は今春、パナソニック社のLED照明器具を756台導入。スタジアム照明によるCO2排出量を約60%抑制する。以下、報道陣とのやり取り。――セレモニーを終えて「緊張しました。公園で1回練習をしたのですが、なかなかマウンドに立たせてもらう経験はないですし、私も初めてだったので。そこに立った瞬間、すごくワクワクしました」――甲子園は「CM撮影のときに初めてきて、(きょうが)2回目です。CS撮影のときはお客さんがいなかったですし、今回、たくさん見ているという環境なので、すごくテレビで見ているところだというか、いつも見ている景色だなと思いました」――練習は「弟がずっと野球をやっていたので実家に帰ったときにキャッチボールを一緒にするのと、きょうここにきてからブルペンで練習しました」――応援している選手は「すごく野球に詳しいわけじゃないですけど、佐藤(輝)選手のお名前は見たことがあるので。あと、年齢的にも近いので、応援しています」――きょうの投球は何点ぐらい?「60点ぐらいです(笑)。ノーバウンドを目指していて、親からも『いつか始球式に出るならノーバウンドで、と言われていたので、ごめんなさい、という感じです(笑)」――背番号87は「パナ(87)ソニックさん、なので」――始球式は「初めてです」

◆阪神・佐藤輝明内野手(23)が一回1死一、三塁の好機で二ゴロ併殺に倒れて先制点を奪えなかった。楽天の先発は13年5月28日以来9年ぶりに甲子園のマウンドに立った田中将。一回、先頭の近本が左中間二塁打。中野の犠打で三進し、マルテが四球で歩いて一、三塁となったが、佐藤輝は内角高めの150キロ直球に詰まらされた。佐藤輝は昨年6月12日の一戦(楽天生命)で田中将から本塁打を放っている。

◆阪神・大山悠輔内野手(28)が0-0の六回2死二塁から田中将の変化球を中前へ。先制の適時打を放った。先頭の中野が二塁内野安打で出塁。2死後、二盗に成功。大山はカウント2-2からの5球目をとらえた。) 大山は直前の楽天の六回の攻撃で、2死一塁から渡辺佳の左翼ポール際の飛球をフェンスにぶつかりながら捕球。甲子園のスタンドから大きな拍手を受け、先発した西勇から帽子を取って出迎えられた。攻守でハッスルした。

◆阪神は5人の投手リレーでパ・リーグ首位の楽天打線を完封し、21日の巨人戦から3連勝。交流戦開幕戦を白星でスタートした。打線は六回まで再三、得点圏に走者を進めながら田中将の前に、あと一本が出なかった。大山が0-0の七回2死二塁から中前に先制打を放って均衡を破った。大山は、直前の楽天の六回の攻撃で、2死一塁からの渡辺佳の左翼ポール際の飛球をフェンスにぶつかりながら捕球。先発した西勇を、守備でもアシストした。先発した西勇は8安打されながらも七回途中まで無失点に抑えて、3勝目(3敗)。渡辺、アルカンタラ、湯浅とつないで、1-0の九回、岩崎が2死一、三塁とされるも虎の子の1点を守り切って今季7セーブ目を挙げた。

◆阪神は六回の守備で美技を見せた大山悠輔内野手(27)が、その裏の攻撃で先制打を放ち、西勇輝投手(31)ら5投手が1点を守り抜いた。阪神が甲子園で楽天・田中将大投手(33)に勝つのは2007年6月20日以来、15年ぶり。交流戦白星スタートのチームは3連勝。矢野耀大監督(53)の一問一答は以下の通り(チーム成績18勝29敗1分、観衆3万3186人)。(テレビインタビュー)ーー最後まで厳しい展開でした「いやあ、もうピッチャー陣がね、勇輝はじめ、出たピッチャーがホント、よく踏ん張ってくれました」ーー西勇は「勇輝もね、立ち上がり、ちょっと、球数が増えていって、どこまでいけるかな、というところで、らしく頑張ってくれました。渡辺も、あの場面(七回1死二、三塁で登板し、小深田から三振)、すごく緊張も高いですし、ミスもできない気持ちになると思いますが、攻めるピッチングをしてくれました。アルカンタラのところは島田もナイススプレー(七回2死二、三塁で浅村の打球を右翼手で好捕)でしたし、最後はね、優も、本当によく投げてくれました」ーー大山選手のビッグプレーも飛び出しました「悠輔も外野の方になって違和感なくというかね、やってくれていますし、あのプレーもこっちに流れが来ましたし、タイムリーという形になりましたし、今日は守備陣もよく頑張ってくれました」ーー相手が田中将投手。先制点がほしかった「そうですね、悠輔が追い込まれたところで、よく打ってくれましたけど、その前にチャンス2回でクリーンアップで回っているところで、点を取っておかないと、苦しい試合になるんで。明日(25日)はマルテと輝に打ってもらいます」ーー初戦を取れた「今日は絶対勝ちたい。いいスタート切りたいという気持ちで僕自身も球場に来ましたし、まだまだ派手な点を取ってという試合にはなれてないですけど、こういう試合を取りながらね、自分たちのリズム、自分たちの試合をやっていけるようにしたいです」ーーこれで3連勝「流れを変える交流戦に是非、したいと思っていますし、土俵際で何とか全員粘ってやれたんで、明日も全員で。でも打線の中で点を取った。そういう野球にしたいですね」 (囲み)ーーまたシビれるような試合になった「もうちょっと点取ってほしいよね(苦笑)。よう頑張ってくれたよ」ーー投手陣が西勇から粘った「いやー、まあ、もちろん粘りもそうやしね、なかなか点が入らない中で気持ちもなかなか作るのが難しいし、入りそうで入らない中でまたマウンド行くのも、すごく難しいけど、勇輝もやっぱり経験があるし、そういうところでは難しさを感じさせない投球をしてくれたと思います」ーー大山は風もあって難しい打球を好捕「いやーむちゃくちゃ難しいと思うよ。フェンス際でしかも伸びるしね。あの球際でしっかり捕ってくれたというのは、1打点と同じくらいというかもっとかもしれんし。それぐらいの価値はあったと思います」ーー島田も好捕「あそこもね、ちょっと守りに入っちゃうと止まって前で落ちてっていうところでね、場面でもあったと思う。そういうところでは島田も攻めてくれたおかげで捕れたし、ああいうところから島田も自分の価値というか上げられるとことだと思うし、あのプレーも島田だから捕れたプレーだったと思う」ーー1点差を全員で勝って、明日以降につなげたい「いやもうねぇ、つなげたいし。今日もいい打順のとこで近本が出たり拓夢が出て、いいところに回ってるんでね。そういうところでは、かえすところのバッター。さっきも言ったけど、マルテと輝が今日はちょっと、そういう場面で点が入らなかったので、そういうところ。まぁ健斗も粘って粘って先頭のヒットとかあったし。毎日ね、全員が打てるわけじゃないけど、そういうところから明日は取ってほしいなと思っています」

◆先発した阪神・西勇輝投手(31)は七回途中まで8安打されながらも無失点で降板した。一回2死一、三塁のピンチをしのぐと、三回、2死満塁でマルモレホスを左飛に。続く四回も連打で無死一、二塁とされるも炭谷を一ゴロ併殺で切り抜けると、六回は1死一塁から浅村を遊ゴロ併殺に打ち取った。1-0の七回、炭谷に左前打を許し、続く代打・山崎の投ゴロを西勇が二塁悪送球。無死一、二塁とされたところでマウンドを降りたが、2番手の左腕・渡辺、3番手のアルカンタラが無失点に切り抜けた。

◆楽天は相手を上回る9安打を放っても12残塁の拙攻。この4連敗のうち零敗は3度目で、残り1試合も1点しか奪えていない。石井監督は「もうひと押しというところでちょっと構えちゃったというか、攻撃的にいってもらいたいところはあった」と残念がった。0―0の六回2死一塁から渡辺佳の左翼フェンス際への打球は大山にもぎ捕られ、0―1の七回2死二、三塁で浅村が右翼に流し打った当たりは島田に好捕された。監督は「ヒット以外にもいいコンタクトはできている。結果が出ていないからといって悲観的になると余計はまってしまう」とナインに言い聞かせるように話した。

◆2013年5月28日以来、9年ぶりに甲子園で登板した楽天・田中将大投手(33)は6回6安打1失点。クオリティスタート(QS、6回以上、自責点3以下)をマークするなど先発の役割を果たしたが打線の援護がなく今季3敗目(4勝)を喫した。打線は再三の好機もあと一本が出ず12残塁。チームは今季8度目の零封負けで2度目の4連敗となった。石井一久監督(48)の一問一答は以下の通り。ーー田中将について「(六回2死二塁で中前打を許した大山に対しての)最後の一球だけかな。自分の意図していない所に入っちゃったので、もったいないかなと思いますけど。それまでがピンチの所で、ひとつ出力を上げてしっかりとしのいでくれたし、最少失点で抑えてくれているので責められないです」ーー打線について「ヒットが出てないわけではないので、もう一押しという所でやっぱり構えちゃったというか、攻撃的にいってもらいたい所はありましたね」ーー以前、チャンスがピンチになっていると言っていた「そこまでの感じは今はもうない。なんでも振ればいいっていうものじゃない。最後のアサ(浅村)の所もコブちゃん(小深田)の所も初球に厳しい所にきている。そこを振ってもヒットにならないので。そういう所はしっかりとテイクしていけているけど、打線全体の話で言うと、もうひとつ、もう一押しかなと」ーー大山の好プレーがあって、その後に失点「見てもらっていればわかるが、それなりにバッターはヒット以外のいいコンタクトが出ている部分もある。それはたらればになる。それなりにあまり結果が出ていないからと悲観的になると余計、はまっていってしまう。それなりにバッターはコンタクトできていたかなと思う。結果に結びつかなかったというのはあるんですけど、チームとして、どうにかして1点を取っていかないと。それは作戦面なのかもしれないし、サインとみんなの気持ちなのかもしれないし、そこはわからないけど。チームでしっかりとやっていかないといけないのかなと思います」

◆2013年以来、9年ぶりに甲子園のマウンドに上がった楽天・田中将大投手(33)は6回6安打1失点。最少失点で切り抜けたが、打線の援護がなく、今季3敗目(4勝)を喫した。失投をひと振りで仕留めらた。一、四回など再三のピンチを切り抜けていたが、六回2死二塁、カウント2-2で高めに浮いたカットボールを大山に中前へはじき返された。「大山選手のあそこだけですね。あれはむちゃくちゃ悔しい。あの一打だけですね。あの1球です」と唇をかんだ。今季8試合の登板で早くも7度目となるクオリティスタート(QS、6回以上、自責点3以下)をマークしたが、11年4月15日のオリックス戦以来となる甲子園での白星は逃した。チームは今季8度目の零敗で2度目の4連敗。石井監督は「最少失点で抑えてくれているので責められない」と粘投のエースをねぎらった。(加藤次郎)

◆破れたユニホームの左膝が、グラウンドで暴れ回った証拠だった。打って走って中野がチャンスメークした。「ここ4試合ぐらい全く安打も出ていなかったし、チームに貢献できていなかったので、交流戦で勢いに乗っていくために、なんとか塁に出たいと思っていました」四回に左翼フェンス直撃の三塁打で20打席ぶりに快音を響かせると、六回は二塁内野安打で出塁し、大山の打席で二盗。直後の中前打で激走し、ヘッドスライディングで先制ホームインだ。八回にも二盗を成功させ、今季10盗塁でリーグトップに。バットでは14日のDeNA戦(横浜)以来のマルチ安打で好機を演出した。試合前に早出の打撃練習に臨み、藤井康1、2軍巡回打撃コーチからアドバイスを受けた。「これをきっかけに状態が上がっていけば」。中野が勢いづけば、虎打線にも活気が戻るはずだ。(織原祥平)

◆岩崎は苦しみながらも試合を締めて今季7セーブ目を挙げた。先頭の太田の打球は左前にポテンと落ちる不運な安打。2死から四球を与えて一、三塁とピンチを招いたが、最後は浅村をチェンジアップで二ゴロに打ち取った。最近4試合で被安打7、3失点と決して本調子とはいえないが、矢野監督は「優(岩崎)もずっとそういう(小差での)場面で、本当によく投げてくれた」とねぎらった。

◆ほえた。こぶしを握った。マウンドを降りても最前線で鼓舞した。三度目の正直で、田中将に土をつけた。西勇は周りの仲間たちに感謝した。「僕一人でやったわけじゃない。本当に自分が今日の試合にいたかな? というぐらい、チームのみんなで勝ったという感じですね」2019年の阪神移籍後、初めて田中将と投げ合った。オリックス時代は11、13年と2度対戦して勝てなかった。150キロを超える速球で勝負する相手に対し、西勇はコーナーを丁寧に突く。「(楽天は)思い描いていたような打撃をしてくれなかったので、ちょっと苦しかった」。一回は2死一、三塁、三回は2死満塁と序盤からピンチを招いたが、七回途中無失点と踏ん張った。田中将の2学年下。駒大苫小牧高で甲子園を沸かせ、スターとなった田中将とは異なり、西勇は三重・菰野高時代、3年夏に聖地に一度出ただけ。しかも初戦の仙台育英戦で敗退した。球速も140キロ前半。それでも当時から駆け引きの投球ができた。恩師の戸田直光監督は「特にランナーが三塁にいるときはめっぽう強かった」と述懐する。高校時代の実績からすれば雲泥の差があった相手に勝てたのは、西勇ならではの投球術があったから。だから田中将相手の打席で「勉強になることが多かったとは思いました」と貪欲だ。七回は炭谷の打球を左手首付近に直撃させた影響もあり、無死一、二塁で降板した。「火曜(の登板)はしんどかったから、ずっと。戦いを見たらわかる通りやと思うけど」。週の頭はエース格とあたる。パ・リーグを熟知する男としても、負けられなかった。(阿部祐亮)

◆佐藤輝は一回1死一、三塁で二ゴロ併殺に倒れるなど、いずれも走者を置いた4打席で凡退した。スタンドでは祖父・勲さん、祖母・美智恵さんが宮城から駆けつけていたが、いいところを見せられなかった、勲さんは試合前に取材に応じ「最低、ヒットでいいんでね。(打率)3割近くをキープするために、1本は打ってほしいな」と願っていた。26日の楽天3戦目まで観戦予定。活躍を届ける。

◆「日本生命セ・パ交流戦2022」が開幕し、セ・リーグ最下位の阪神はパ・リーグ首位の楽天に1―0で勝利した。「5番・左翼」でスタメン出場した大山悠輔内野手(27)が六回2死一塁の守備で、フェンス際の打球をジャンプ一閃して好捕。その裏には楽天の先発・田中将から決勝打を放った。〝下克上〟の白星は、虎の流れを大きく変える予感。交流戦でドド~ンと浮上しまっせ!0-0の六回2死一塁。大山は、渡辺佳の放った左翼ポール際への飛球を無我夢中で追った。フェンスに体をぶつけてグラウンドに倒れ込んだが、グラブに収めたボールは離さなかった。「試合が始まって『怖いです』と言っている人はいない。つかんだら離さないという気持ちだけで飛び込みました」スタンドを埋め尽くした3万3186人の虎党は立ち上がって拍手を送り、西勇もマウンドで両手をたたき、帽子を脱いでベンチ前で出迎えた。捕っていなければ、先制を許していた。一世一代のスーパープレーで、ピンチを切り抜けた。「しっかり捕れてよかったと思いますし、いいプレーが出たので、その勢いのままいきました」 直後の攻撃だ。先頭の中野が二塁内野安打で出塁。マルテ、佐藤輝が凡退し、甲子園はため息が充満した。だが、中野が二盗を決め、大山の気持ちはまた高ぶった。カウント2-2からの5球目。田中将の投じた外角高めのカットボールを強振せず、中前に弾き返す技ありの適時打だった。「必死で食らいついていった。(中野)拓夢もよく走ってくれたし、ホームにかえすことができてよかった」雲の上の存在だった田中将とは、昨年6月12日に初対決(楽天生命パーク)。当時、ルーキーだった佐藤輝の一発が話題となったが、チームを9-1の勝利に導いたのは大山の先制2ランだった。それから1年。舞台は仙台から甲子園へ。今年は攻守で、9年ぶりに甲子園に立ったマー君から、白星を奪った。矢野監督は「悠輔(大山)も、あの場面、追い込まれたあとによく打ってくれた」と決勝打をたたえ、好守について「無茶苦茶難しいと思うよ。フェンス際で、しかも伸びるからね。球際で、しっかり捕ってくれたのは1打点と同じ。いや、もっと価値があったと思う」と絶賛した。4月24日のヤクルト戦(神宮)で痛めた左足は、まだ万全ではない。それでも、昨年の秋季練習から本格的に始めた左翼の練習は欠かさない。試合前にはグラブを手に必ず外野へと向かう。大山は「本職の人と比べたら(ノックの)本数も少ないですし、まだまだ分からないこともある」と謙遜するが、井上ヘッドコーチは「守備も手を抜かないから、日に日にうまくなっている」と評価していた。チームの借金はまだ11もあるが、3連勝で交流戦は白星スタート。苦しみながらもつかんだ勝利に、大山は「最後に1点でも多く取って勝てればいい。しっかりみんなで勝ち取ろうと思います」とキッパリ。最下位からの大逆襲を誓って突入した交流戦。勝って勝って勝ちまくって、他球団に舌を巻かせてみせる。(三木建次)

◆ピンチを最高の見せ場に変えてしまった。〝なべじぃ〟こと渡辺が西勇から託されたバトンをしっかりつなぎ、最高の形で虎が交流戦のスタートを切った。リーグ戦からの連勝も「3」に伸び、変則左腕が胸を張った。「西さんが粘りながらゼロで抑えてくれていましたし、チームも点を取った直後。その流れを何としても切らさないように、自分の与えられた仕事を全うしたかった」大山が適時打を放った直後の七回。西勇が安打と自身の失策で無死一、二塁とし、出番がやってきた。西川に初球をバントされて1死二、三塁とされたが、動じない。小深田を外角へ逃げるスライダーで三球三振に仕留め、2死までこぎつけると、アルカンタラに後を託した。?回を無安打1奪三振、4球の好投で勝利への機運を高め、3ホールド目を記録した。 昨年、ソフトバンクを戦力外となり、阪神と育成契約。今春、支配下登録を勝ち取った新潟・三条市出身の苦労人の最大の武器は、横手投げの変則フォーム。右足のステップでかかとから地面に着く動作も、努力の結晶だ。中越高時代に指導者と試行錯誤を重ねてきた。「高校入学時は120キロが出るか出ないかぐらい。そのなかでやっていくには間だったり、タイミングを変えられれば打ちづらいところにつながるという話を聞いた。投げ方が合っていたのもあって、今もそういう形に」と振り返る。こだわり抜いたディテールが、虎を窮地から救ってくれる。今季16試合目の登板で、防御率1・80と抜群の安定感を披露し、矢野監督は「渡辺もあの場面はすごく緊張度も高いですし、ミスもできないような気持ちになると思うんですけど、攻めるピッチングをしてくれました」とたたえた。「しっかり抑えることができてよかった」少ない援護でも、投手陣が粘るのが今季の矢野阪神の戦い方。1―0で競り勝ったのは、今季初だ。〝らしい勝ち方〟で目の前の1勝をつかみとっていく。(新里公章)

◆湯浅は八回を無失点に抑えて、九回にバトンをつないだ。「西さん、ナベ(渡辺)さん、アルカンタラと0でつないできたいい流れに乗って、自分もザキ(岩崎)さんにつなぐことができてよかったです」。2死から四球を出すも、最後は渡辺佳を直球で一ゴロに仕留めて任務を完了。これで13試合連続無失点。防御率は0・93と安定感抜群だ。

◆かつて、ノムさん(野村克也氏)は言いました。「マー君、神の子、不思議な子!!」。時は流れて、阪神の監督も務めたノムさんが天国でつぶやいた。「大やまー君、神の子、不思議な子」と...。ニカッ! よっしゃァ!! 交流戦の開幕試合で西勇-渡辺-アルカンタラ-湯浅-岩崎とつないだ虎が『投手王国』を見せつけたでェ!! 虎に勝利を呼び込んだのはノムさんの言葉なのだ!大山の本職は内野手なのに、六回二死1塁の左翼守備でレフトポール際のフェンスに激突して捕球する大・大・大ファインプレー。その裏、虎の子の1点となる決勝タイムリー!! 正直、あの場面はストレートかフォークボールなら厳しいと思っていたのに、変化球好きの大山にカットボールを投じてくれたのも、不思議?強打のパ・リーグ相手でも投手陣は通用するし、中野の2盗塁や大山、島田の好プレーのようにしっかり守れば、貧打の猛虎打線でも勝てると証明された貴重な1勝だったのだ!!(打線もこのまま黙っとらんやろー!!)

◆「日本野鳥の会」かと思った。昼過ぎ、快晴の甲子園に到着すると、記者席に虎番サブキャップ・新里公章とビヤ樽編集委員・三木建次がいた。「お疲れさま」と声をかけても、返事がない。2人して双眼鏡をのぞき込んだまま。新里が「ウィルカーソンが何かしゃべって、みんなから拍手されましたね」とつぶやけば、三木は「練習メンバー、全員チェックしたよ」とOKサイン。コロナ禍で報道陣はグラウンドに入ることができず、試合前の取材は記者席から見ることがメイン。ビヤ樽に「大変ですね」と声をかけたら「そんなん慣れたもんや。何年やってると思ってるねん。あぁ...忙しい。それより虎ソナは書けたんか?」だと。えらい、スンマヘン。今、書いているところデス。そんなタイミングで、楽天担当の加藤次郎(つぎろう)がやってきた。入社2年目の30歳。兵庫・神戸市出身だが「気がついたら野球をやっていました」というほどの野球小僧。加藤は甲子園に恋をし、人生が大きく変わった男でもある。「田中(将大)さんと斎藤佑樹さんが投げ合ったときもスタンドから応援していました」第88回全国高校野球選手権の決勝再試合を生観戦。それ以上に加藤の心を焦がしたのが、初出場の八重山商工だった。 エース大嶺祐太(現中日)を擁し、ベスト16。伊志嶺吉盛監督の下、石垣島で幼い頃から一緒に野球をしたメンバーで甲子園に出て、勝つ。そんな〝ちむどんどん〟な世界に憧れた加藤は、両親に八重山商工で野球したいと直訴。最初は反対されたが、情熱が勝って、一人で石垣島に渡ったのだ。「伊志嶺監督には本当にお世話になりました。朝5時半から練習がありますが、グラウンドにいくと、監督がすでに水まきをしてくれているんです。沖縄の歴史も教わりました」八重山商工では「4番・遊撃」を任された。甲子園に出場することはできなかったが、その後、九産大、カナフレックス、四国アイランドリーグ・香川などを経てサンスポに入社という異色の経歴の持ち主だ。ちなみに加藤が八重山野球に目を輝かせている頃、小欄は高校野球担当だった。「ハンカチ王子」と呼ばれる斎藤に試合前、「ねぇ、そのハンカチ、どこで買ったの?」「誰かがくれたの? お母さん? 彼女?」「他にどんな色があるの?」と甲子園のブルペンで根掘り葉掘り質問。何を聞いてもハンカチの詳細を語ろうとしない斎藤にキリッとにらまれたりもした。そして、早実が優勝した翌日から40度以上の発熱。3日間の休みをすべて療養に費やしてしまい(出勤予定日から平熱に戻った!)、当時のデスクから「もったいないねぇ」と言われて...。そんな思い出にふけっていたら、三塁側に楽天ナインが到着した。マー君は9年ぶりとなる甲子園のマウンドに歩を進め、シャドーピッチングで感触を確かめていた。ビヤ樽に「阪神、勝てる?」と聞いてみたら、首をコキッコキッとかしげながら「普通にいけば負けるんちゃうか? 打線に元気がないからなぁ。先に点をとれるかどうか」と〝泣いて〟いた。ところが、どっこい! 大山の攻守にわたる活躍と西勇の快投で田中将に勝利! やっぱり交流戦はおもしろい!

DAZN

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
阪神
100 1.000- 171002 0.2410.000
1
DeNA
100 1.0000 174310 0.3643.000
1
ヤクルト
100 1.0000 173120 0.2220.820
1
西武
100 1.0000 178510 0.3425.000
1
ロッテ
100 1.0000 177013 0.1920.000
1
巨人
100 1.0000 174210 0.1722.000
7
ORIX
010 0.0001 172400 0.2584.500
7
中日
010 0.0001 175810 0.2357.000
7
楽天
010 0.0001 170100 0.2731.130
7
日本ハム
010 0.0001 171301 0.2002.530
7
ソフトバンク
010 0.0001 173401 0.2333.380
7
広島
010 0.0001 170700 0.1616.000

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
27171 0.614
(↑0.009)
-
(-)
98169
(+3)
145
(+1)
42
(+2)
26
(-)
0.231
(-)
2.780
(↑0.05)
2
(-)
巨人
29210 0.580
(↑0.009)
1
(-)
93193
(+4)
196
(+2)
51
(+1)
17
(-)
0.244
(↓0.002)
3.360
(↑0.03)
3
(-)
広島
25202 0.556
(↓0.012)
2.5
(↓1)
96202
(-)
151
(+7)
24
(-)
8
(-)
0.259
(↓0.002)
2.990
(↓0.06)
4
(-)
中日
20250 0.444
(↓0.011)
7.5
(↓1)
98148
(+5)
175
(+8)
29
(+1)
15
(-)
0.246
(-)
3.760
(↓0.07)
5
(-)
DeNA
18230 0.439
(↑0.014)
7.5
(-)
102143
(+4)
190
(+3)
29
(+1)
14
(-)
0.250
(↑0.002)
4.230
(↑0.03)
6
(-)
阪神
18291 0.383
(↑0.013)
10.5
(-)
95145
(+1)
147
(-)
35
(-)
31
(+2)
0.224
(-)
2.850
(↑0.07)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
26161 0.619
(↓0.015)
-
(-)
100158
(-)
119
(+1)
28
(-)
37
(-)
0.240
(↑0.001
2.630
(↑0.03)
2
(-)
ソフトバンク
25181 0.581
(↓0.014)
1.5
(-)
99175
(+3)
146
(+4)
24
(-)
23
(+1)
0.263
(↓0.001)
2.890
(↓0.01)
3
(1↑)
西武
22231 0.489
(↑0.012)
5.5
(↑1)
97142
(+8)
139
(+5)
29
(+1)
17
(-)
0.226
(↑0.003)
2.530
(↓0.05)
4
(1↓)
ORIX
22250 0.468
(↓0.01)
6.5
(-)
96123
(+2)
154
(+4)
17
(-)
27
(-)
0.217
(↑0.001)
2.970
(↓0.03)
5
(-)
ロッテ
20251 0.444
(↑0.012)
7.5
(↑1)
97143
(+7)
156
(-)
22
(+1)
49
(+3)
0.215
(-)
2.720
(↑0.06)
6
(-)
日本ハム
18280 0.391
(↓0.009)
10
(-)
97149
(+1)
172
(+3)
38
(-)
35
(+1)
0.232
(↓0.001)
3.570
(↑0.03)