広島(★0対7☆)ロッテ =交流戦1回戦(2022.05.24)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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ロッテ
1000110317511
広島
0000000000500
勝利投手:石川 歩(4勝2敗0S)
敗戦投手:床田 寛樹(4勝3敗0S)

本塁打
【ロッテ】中村 奨吾(2号・8回表3ラン)

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◆ロッテが快勝。ロッテは初回、マーティンの犠飛で先制する。その後は5回表に松川の適時二塁打が飛び出すと、3-0となって迎えた8回には中村奨が3ランを放ち、試合を決めた。投げては、先発・石川が7回無失点の好投で今季4勝目。敗れた広島は、投打ともに振るわなかった。

◆ロッテ松川虎生捕手(18)が、交流戦の初戦で適時打を放った。1-0の5回2死一塁。8番松川は、ファウル6球などでフルカウントまで粘り、広島床田のツーシームを左中間への適時二塁打とした。次打者は、レギュラーシーズンでは打席に立たない投手石川。長打がほしい場面で、価値の大きな適時打となった。試合中、球団広報を通じ「1打席目にツーシームでやられていたので、ちょっとイメージしながらで直球はファウルでもいいと思って、上からバットを出すような形でイメージはしていました。何とかこの試合を勝てるように、しっかり切り替えてやっていきたいと思います」とコメントを寄せた。ロッテの高卒新人野手が交流戦で適時打を放つのは球団史上初めてのこと。▼高卒新人の松川が5回に適時安打。交流戦で打点を記録した高卒新人は16年オコエ(楽天)以来6人目。現在、松川は18歳7カ月。交流戦の最年少打点は12年6月17日高橋周(中日)の18歳4カ月だが、パ・リーグでは06年5月10日炭谷(西武)の18歳9カ月を抜いて最年少記録となった。

◆ロッテ松川虎生捕手(18)が、初の交流戦でさっそく価値ある仕事をした。1点リードの5回2死一塁。広島床田からファウルを6球打ち、粘っての11球目を左中間へ運んで適時二塁打とした。球団史上初の、高卒新人の交流戦での安打。「1打席目にツーシームでやられていたので、ちょっとイメージしながら」と同じ球でやり返した。意識は1つ。「次の回が投手からというのと高部さんからというのでは全然違うと思うので、そこだけを意識して」。8番松川がつなげば、9番はレギュラーシーズンでは打席に立たない石川に回る。前日には「DHがあるとなしでは全然違うと思います」と話していた。追加点を挙げるには長打がほしい場面で、プロ10安打目にして4本目の長打。井口監督も「本当に2点目が大きかった」と働きぶりをたたえた。本職のリードでも、16歳年上の石川の魅力を引き出した。「パとセの打者では反応も全然違うと思うので、そういう部分をしっかり見ながら配球を」と臨んだ一戦。右打者外角からストライクに入れるシンカーを効果的に配し、セ打率1位の広島打線を沈黙させた。「2ボールになってからも、正直にまっすぐじゃなく、アバウトにカットボールだったりを」と感性を生かし試合を進めた。46試合を終え、スタメンマスクはこの日で25試合目。未知の交流戦でもっと大きくなる。【金子真仁】

◆広島野間峻祥外野手(29)が「日本生命セ・パ交流戦」開幕のロッテ1回戦(マツダスタジアム)で猛打賞と1人、気を吐いた。打線は先発石川らロッテ投手陣に5安打に抑えられるなど沈黙。投手陣も四球絡みで失点を重ねるなど、7失点。1軍復帰後は1番に定着した野手主将の孤軍奮闘も実らず、交流戦は黒星スタートとなった。必死の形相でバットを振り、そして走った。1番野間は1人で3安打。突破口を開こうと快音を響かせたが、得点にはつながらなかった。チームはわずか5安打に抑えられ、今季3度目のゼロ封負け。17年以来の交流戦白星発進はならなかった。「欲を言えば6回、先頭のときにも塁に出られたら。やっぱり勝たないと意味ない。とにかく今日は今日でいろんな反省ありますけど、また明日しっかり勝てるように頑張りたい」。孤軍奮闘にも、表情は厳しいままだった。1点を先制された直後、追い込まれながらしぶとく左前に運んだ。3回は2死走者なしから再び左前へ。6点ビハインドとなった8回は1死一塁から詰まりながらも二塁後方に落とす右前打でチャンスを広げた。停滞感を破ろうと食らいついた。4試合連続1番で3度目の複数安打で、打席数が少ない中でも打率を4割とした。立ち上がりから劣勢の展開となった。5回は2死から出した四球の走者を一塁に置き、8番松川に適時二塁打を浴びた。次打者は普段打席に立っていない投手石川だっただけに、ダメージの残る追加点となった。その後も四球から失点し、リードを広げられた。戦前、チーム内外から「鬼門」や「苦手」という言葉が聞かれた。クラスター発生が重なり3勝12敗3分けと大きく負け越した昨季とは異なり、今季は離脱者はいない。投打ともに軸がそろってきたといえる。「とにかくチームの勝利に貢献できるように。1試合1試合真剣に、全力で、がむしゃらにやるだけ」。1人気を吐いた野手主将の言葉がやるべきことを示している。開幕直後に"鈴木ロス"を跳ね返す好スタートを切ったように、鬼門と言われる交流戦でも"やっちゃろうや"の姿勢が求められる。【前原淳】○...この日今季2度目の1軍昇格した宇草が、代打で出場して四球を選んだ。8回1死から登場。しっかりと見極め、出塁した。「打ちたい欲を抑えて、投手と勝負できた。打ちにいっての見極めが課題だったのでそれが1つできて素直に良かった」。今季は開幕1軍を勝ち取るも2度、出場選手登録を抹消された。残り期間の1軍定着へ、1つずつ結果を出していく。▽広島佐々岡監督(7回まで3安打無得点に抑えられたロッテ先発石川に)「いい投手はなかなか打てない。イメージがあった中で精度のいい球を投げられた」▽広島東出野手総合コーチ(7回を3安打に抑えられたロッテ石川について)「みんな1巡目におとなしく入りすぎた。甘い球もあった。内容が出るならいいけど、そのあとに打たされるなら仕掛けていってほしい」

◆ロッテ石川歩投手が7回3安打で4勝目を挙げた。シンカー、カットボールが効果的に、広島打線を7回無失点に封じた。レギュラーシーズンと違って打席に入る関係で、3回と5回はベンチ前での投球練習ができず。「対応できたのか分からないですけど、結果的にゼロだったので良かったです」とひと安心。防御率は1・73となり、パ・リーグ3位に浮上した。

◆ロッテ石川歩投手(34)が、広島打線を7回散発3安打の無失点に抑え、今季4勝目を手にした。試合後には「何勝目っすか? あ、4勝目っすか」といつも通りのひょうひょうとした第一声。「今日はあまり良くなかったですけど」としながら、要所でコーナーにしっかり決め、相手に付けいる隙を与えなかった。マツダスタジアムでの初めての登板。特に効果的だったのが、右打者の外角ボールゾーンからストライクに落としてくる、いわゆるバックドアのシンカー。決め球に使い、三振も多く奪った。「右打者はあれが良かったと思います。決まる時はいいですけど、決まらない時も。しっかり投げきれるように」と今後を見据えた。「たぶん打てないと思いますが、打席も頑張ります」と言っていた打席では2三振に終わり「それは聞かないでください」。5回には直前に松川の適時二塁打が生まれ、喜んだ。3回と5回は打席に入ったため、味方攻撃中にベンチ横でのキャッチボールができなかった。「やっぱ、ストレスになります」と明かしつつ「対応できたのか分からないですけど、結果的に(次の回が)ゼロだったので良かったです」とホッとひと息。安定感あふれる投球で防御率は1・73となり、オリックス山岡、チームメートの佐々木朗に次ぐパ3位になった。【金子真仁】

◆広島先発床田は7回4安打に抑えたが、3失点して3敗目を喫した。「初回あっさり1点を取られた。相手も勢いづくし、余裕を与えた。初回の立ち上がりをもっとしっかりすれば良かった」。2年連続で交流戦の開幕投手となったが、勝利をもたらすことはできなかった。

◆広島の床田は交流戦の初勝利を目指したが通算5試合目で3敗目を喫した。7回4安打3失点。一回にマーティンの犠飛で先制され「あっさり1点取られ、相手も勢いづく。初回の立ち上がりをもっとしっかりすれば良かった」と反省した。五回こそ松川に適時二塁打を浴びたが、六回のもう1点は内野ゴロの間に失ったもの。打ち込まれたわけではないだけに悔しさも募る。「何とか勝てるように頑張りたい」と気持ちを切り替えるように話した。

◆ロッテの石川が7回3安打無失点と快投し、4月30日以来の4勝目を挙げた。初戦で交流戦通算11勝目を挙げ「いいスタートになったと思う」と充実感をにじませた。調子はあまり良くなかったと言うが、変化球を丁寧に投げ分けて要所を締めた。1―0の一回1死二塁では、西川を一ゴロに、マクブルームを見逃し三振に仕留めた。ともに決め球は自慢のシンカーで「あの球種が良かった。しっかり投げ切れるように日々、調整していきたい。投げる試合はしっかり抑えたい」と気を引き締め直した。

◆ロッテのルーキー松川が適時二塁打を放った。1―0の五回2死一塁で床田に対してファウルで粘り、11球目の甘く入ったツーシームを捉えて左中間へ運んだ。「1打席目も(同じ球で投ゴロに)抑えられていたので、上からバットを出すような形でイメージをしていた」とうなずいた。出場した3試合連続で安打を放ち4月30日以来の打点をマーク。一時は16打席連続無安打と苦しんだが、徐々に調子を上げてきた。市和歌山高からドラフト1位で入団。高校出新人捕手では2006年の西武の炭谷(現楽天)以来となる開幕戦先発出場を果たし、4月10日のオリックス戦では佐々木朗を完全試合達成へと導いた。初の交流戦に「雰囲気にのまれないようにやりたい」と意気込んで臨み、堂々としたプレーを見せた。

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<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
阪神
100 1.000- 171002 0.2410.000
1
DeNA
100 1.0000 174310 0.3643.000
1
ヤクルト
100 1.0000 173120 0.2220.820
1
西武
100 1.0000 178510 0.3425.000
1
ロッテ
100 1.0000 177013 0.1920.000
1
巨人
100 1.0000 174210 0.1722.000
7
ORIX
010 0.0001 172400 0.2584.500
7
中日
010 0.0001 175810 0.2357.000
7
楽天
010 0.0001 170100 0.2731.130
7
日本ハム
010 0.0001 171301 0.2002.530
7
ソフトバンク
010 0.0001 173401 0.2333.380
7
広島
010 0.0001 170700 0.1616.000

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
27171 0.614
(↑0.009)
-
(-)
98169
(+3)
145
(+1)
42
(+2)
26
(-)
0.231
(-)
2.780
(↑0.05)
2
(-)
巨人
29210 0.580
(↑0.009)
1
(-)
93193
(+4)
196
(+2)
51
(+1)
17
(-)
0.244
(↓0.002)
3.360
(↑0.03)
3
(-)
広島
25202 0.556
(↓0.012)
2.5
(↓1)
96202
(-)
151
(+7)
24
(-)
8
(-)
0.259
(↓0.002)
2.990
(↓0.06)
4
(-)
中日
20250 0.444
(↓0.011)
7.5
(↓1)
98148
(+5)
175
(+8)
29
(+1)
15
(-)
0.246
(-)
3.760
(↓0.07)
5
(-)
DeNA
18230 0.439
(↑0.014)
7.5
(-)
102143
(+4)
190
(+3)
29
(+1)
14
(-)
0.250
(↑0.002)
4.230
(↑0.03)
6
(-)
阪神
18291 0.383
(↑0.013)
10.5
(-)
95145
(+1)
147
(-)
35
(-)
31
(+2)
0.224
(-)
2.850
(↑0.07)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
26161 0.619
(↓0.015)
-
(-)
100158
(-)
119
(+1)
28
(-)
37
(-)
0.240
(↑0.001)
2.630
(↑0.03)
2
(-)
ソフトバンク
25181 0.581
(↓0.014)
1.5
(-)
99175
(+3)
146
(+4)
24
(-)
23
(+1)
0.263
(↓0.001)
2.890
(↓0.01)
3
(1↑)
西武
22231 0.489
(↑0.012)
5.5
(↑1)
97142
(+8)
139
(+5)
29
(+1)
17
(-)
0.226
(↑0.003)
2.530
(↓0.05)
4
(1↓)
ORIX
22250 0.468
(↓0.01)
6.5
(-)
96123
(+2)
154
(+4)
17
(-)
27
(-)
0.217
(↑0.001)
2.970
(↓0.03)
5
(-)
ロッテ
20251 0.444
(↑0.012)
7.5
(↑1)
97143
(+7)
156
(-)
22
(+1)
49
(+3)
0.215
(-)
2.720
(↑0.06)
6
(-)
日本ハム
18280 0.391
(↓0.009)
10
(-)
97149
(+1)
172
(+3)
38
(-)
35
(+1)
0.232
(↓0.001)
3.570
(↑0.03)