1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
西武 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 | 10 | 1 | 0 |
日本ハム | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 |
勝利投手:エンス(3勝2敗0S) (セーブ:増田 達至(0勝0敗10S)) 敗戦投手:金子 千尋(1勝2敗0S) |
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◆西武が連敗を5で止めた。西武は初回、外崎の適時打などで2点を先制する。そのまま迎えた8回表には、栗山の適時二塁打が飛び出し、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・エンスが7回無失点の好投で今季3勝目。敗れた日本ハムは、散発3安打と打線が沈黙した。
◆日本ハムは4月23日から札幌ドームで●●●●●●○○○○○○と、6連敗後に6連勝中。札幌ドームでシーズン7連勝以上すれば、日本一となった16年に6月12日から7月23日にかけて10連勝して以来となる。
◆BIGBOSSが試合前にインスタライブを行った。日本ハム新庄剛志監督(50)が試合前練習中に「おはよう。今日は日曜日。監督室からインスタライブをしてます。今からバッティング(練習)が始まるので、インスタライブをしながら、選手の動きを見せたいと思います」と、監督室のソファに座りながらスタート。この日のオーダーも、ある程度読み取れそうな監督室内にあるホワイトボードも紹介。「ホワイトボードに選手の名前が書いてあって...これ見せていいのかな。やってみて、怒られたら止めます」と、初っぱなからサービス精神たっぷりだった。監督室を出ると「あ、今日の先発の金子千尋投手で~す」と、予告先発されている金子千尋投手(38)とばったり。金子が「頑張ります」と会釈すると「頑張っちゃダメ。楽しみます(と言って)」とダメだし。金子も「楽しみます」と笑顔でグラウンドへ向かった。さらに「スタメン言っていいのかな?」とBIGBOSS。目の前に現れたのは高浜祐仁内野手(25)で「今日スタメンの高浜君です。今日4本打つらしいです」と紹介すると、高浜も「今日4本打ちます」と頭をペコリ。BIGBOSSも笑顔だった。その後はブルペンを紹介し、グラウンドへ向かう途中で野村佑希内野手(21)と出くわして「おージェイ。鼻、大丈夫?」と、先日の試合で死球が直撃して骨折した鼻の状態を聞くと「鼻、大丈夫です」と答えた野村に「男前になったね、さらに」。グラウンドに出ると「おはようございます」とあいさつした清宮幸太郎内野手(22)については「コウちゃん。今日はお休みです」と、スタメンから外れていることも公表。コーチ陣やトレーナー陣、選手らを次々と紹介しながら、最後はBIGBOSSステージの上からの景色を紹介。「今日はスタメンをガラッと変えます。今から取材があるので、取材に行ってきます。また日曜日にできたら」と、次回予告して約20分間のインスタライブは終了した。その後、取材陣に応対したBIGBOSSは「たまにはいいでしょ。たぶん怒られると思うけど」とニヤリ。「あまり選手の練習を邪魔はできないしね。本当は10人ぐらいに聞きたかったんだけど」と、周囲に配慮しながら行った、できる限りのファンサービスを振り返った。
◆BIGBOSSが試合前にインスタライブを行った。日本ハム新庄剛志監督(50)が試合前練習中に「おはよう。今日は日曜日。監督室からインスタライブをしてます。今からバッティング(練習)が始まるので、インスタライブをしながら、選手の動きを見せたいと思います」と、監督室のソファに座りながらスタート。約20分間、異例のファンサービスをした。インスタライブ中に何度もつぶやいていたのは「怒られたら、止めます」。それでも怒られるまでは、やってみるのがBIGBOSS。監督室にあるホワイトボードやベンチ裏にあるブルペンなどを紹介したり、コーチ陣や選手の声も積極的に発信した。誰に怒られることを恐れていたのか。「あんまり長くすると、怒られるからね。社長さんに。たぶん。で、怒られたら、止めま~す」。昨年の監督就任会見で左隣に座っていた川村球団社長兼オーナー代行だった。同会見で、新庄監督は「僕、いらんことよく(SNSに)あげるから。(社長に)ルールをつくってもらって」と話していた。同社長は昨年末にインスタライブの実施などについて「昨今、こういう社会情勢なので気を付けてやってね。制限をつけないということで」と説明し、BIGBOSSのネットリテラシーを信用して許可。「試合中とかは勘弁してね」とNG項目も出していたが、試合前練習中は...。「また、日曜日にタイミングが合ったらインスタライブをしたいと思います」と締めくくったBIGBOSSが、2回目を実施できたら、社長のお墨付きも出たということになりそうだ。
◆今季2度目の4連勝を狙う日本ハムが、BIGBOSSの予告通りに大幅に打線を組み替えた。試合前にインスタライブを行った新庄剛志監督(50)が「今日はスタメンをガラッと変えます」と宣言していたが、21日西武戦と同じ打順は4番DHの野村佑希内野手(21)と8番捕手の宇佐見真吾捕手(28)だけ。クリーアンアップに固定してきた清宮幸太郎内野手(22)と万波中正外野手(22)は「今日はお休み」(BIGBOSS)とスタメンから外れた。
◆日本ハム吉田輝星投手(21)が、2点ビハインドの5回に3番手で登板した。身長164センチの高卒ルーキー西武滝沢夏央内野手(18)にかき回されながら、なんとか無失点に抑えた。先頭の川越誠司外野手(28)は内角低めへの147キロ直球で見逃し三振を奪ったが、2番滝沢には同コースへの146キロ直球を中前へ運ばれて被安打。続く3番愛斗外野手(25)との対戦では一塁へ2度、けん制をして滝沢の盗塁を警戒しながら投じた直球が浮いたところを右前へ運ばれ、スタートを切っていた滝沢は三塁へ。ヒットエンドランを決められて1死一、三塁とピンチを背負った。ここで吉田が踏ん張った。4番山川穂高内野手(30)は142キロ直球で詰まらせて二飛。5番外崎修太内野手(29)は130キロのスライダーで一邪飛に打ち取り、ピンチをしのいで笑顔を見せた。6回も続投した吉田は、1死から今度は大卒ルーキー古賀悠斗捕手(22)に146キロ直球を右中間にはじき返されて二塁打を浴びた。再びピンチを背負ったが、後続を落ち着いて打ち取って2イニング連続で無失点投球となった。
◆西武栗山巧外野手(38)が2打点をマークした。8回1死二塁。日本ハム玉井の甘く入ってきた143キロ直球を捉えた。快音を残した打球は、センター方向にきれいに伸びていった。ワンバウンドでフェンスに当たった。相手の失策でもらった走者を、しっかり本塁へ迎え入れた。リードを3点に広げる適時二塁打となった。1回には1死満塁からセカンドゴロで打点を挙げていた。まだ打率は1割台と本調子ではないが、しっかり存在感を発揮した。「エンスが頑張って投げていたので、何とか、何とかと。追加点が欲しい場面で、ランナーを返すことができてよかったです。とにかくエンスを援護することができてよかったです」とコメントした。
◆日本ハムが今季8度目の0封負けで連勝が3で止まった。新庄剛志監督(50)は試合後に「今日は(西武の先発)エンス君が良いピッチングをしたね。交流戦はまた新鮮な気持ちで楽しむ!!」と伝言を残した。先発した金子千尋投手(38)が初回に4安打を集中されて2失点。打線は西武の先発ディートリック・エンス投手(31)に7回まで3安打無得点と封じられ、反撃の糸口をつかめなかった。これで交流戦前のリーグ戦が終了。45試合を戦って18勝27敗で勝率4割。借金9を抱えて24日から交流戦に臨む。
◆日本ハム金子誠野手総合兼打撃コーチ(46)が若きクリーンアップへの手応えを明かした。試合後に「この2週間くらい、いい雰囲気だなっていうロマンを感じていました」と話したのは清宮幸太郎内野手(22)、野村佑希内野手(21)、万波中正外野手(22)の3選手で組む「ロマン・クリーンアップ」だ。新庄剛志監督(50)が10日オリックス戦(札幌ドーム)から主に3番清宮、4番野村、5番万波の順で固定。この日は清宮と万波が一時的にスタメンから外れて敗れはしたが、この間の10試合でチームは7勝3敗と勝ち越した。金子コーチは「ああやって試合を重ねる度に、なんとなく試合の中でスケールの大きな雰囲気というのは感じられました」と、若手3選手の成長ぶりを実感しているという。開幕から約2カ月が経過。45試合を戦い終えてチーム本塁打数は1位の38本、チーム打率はリーグ3位の2割3分3厘、チーム得点数は148でリーグ3位。金子コーチは「どういう打順になるのかなというのは毎日、僕らも分からない」と話す中で、得点力アップへの課題として「完封負けと打っている時の爆発力の差が、僕もその日になってみないと分からない状態(笑い)。本当、毎日勉強じゃないですかね。選手も我々も。どういう声の掛け方がいいのか」。この日でチームは8度目の0封負け。チーム全体で課題解消に取り組んでいく必要性を説いた。
◆西武高卒ルーキーの滝沢夏央内野手(18)がプロ初の猛打賞をマークした。5打数3安打1得点。「素直にうれしい。単打、単打を狙って積み重ねて、野手の間を抜ける打球を打っていくのが自分のスタイル」と喜んだ。西武高卒新人の1試合3安打は、99年の赤田現2軍外野守備走塁コーチ以来だった。辻監督が「非常に大きかった」とたたえたのは第1打席。無死一塁の1回だ。球界最小164センチの打席に、日本ハムはバントを警戒した。ただ指揮官は「送るのは簡単だけど、そういう勝負にならない」と複数点を狙い、強攻を選択。初球。見事に142キロ直球を捉えセンター前に運んだ。この好機拡大が効き、連敗を5で止める要因となった初回2得点が生まれた。5、9回にも中前打で続いた。13日に育成から支配下登録され、8試合連続スタメン。甲子園も縁がなかった「令和の牛若丸」の成長はプロの世界で驚きの加速を遂げる。4試合連続安打で27打数9安打。打率は3割3分3厘になった。▽西武外崎(1回に左翼フェンス直撃の先制適時打)「いい流れでつないでもらった。何とかくらいついていこうと思った。最近、あまりいい状態でなかったが、1本出て先制点になったのでよかった」
◆日本ハムは西武投手陣を攻略できず、札幌ドームでは6年ぶりとなる7連勝を逃した。先発の金子が立ち上がりの1回、4安打を浴びて2失点。4回以降、リリーフ陣が好救援も、打線が散発3安打に抑えられ、今季8度目の完封負けを喫した。新庄剛志監督(50)は「今日はエンス君が良いピッチングをしたね」と、相手の助っ人左腕にお手上げ。最下位で交流戦に突入も、5月の勝率はリーグ2位で「交流戦はまた新鮮な気持ちで楽しむ!!」と、前向きにコメントした。5月10日から中軸に固定していた清宮、野村、万波の若手トリオを久々に"解除"した。休養の意味合いもあったのか、清宮と万波の2人をベンチスタートとし、大幅に打線を入れ替えた。しかし、ホームが遠い。4回2死三塁、5回1死二塁と、少ない得点機を生かせなかった。試合前の練習中にはBIGBOSSがインスタライブを行い、自ら練習風景をリポート。前代未聞の配信を、2万人以上が視聴した。監督室やブルペンなど、普段は見られない舞台裏を紹介したほか、先発の金子や、この日スタメン起用した高浜らに、次々と突撃取材。選手の意気込みなど、臨場感あふれる映像をファンに届け、本番への期待感を高めた。選手の成長度合いは、5月の成績が証明している。「今は、準備運動。最終的には手の付けられない、ユニホームを見るだけで嫌なチームだなって思われるチームが出来たら」。1敗ぐらいで、落ち込む必要はない。【中島宙恵】
◆西武が連敗を5で止めた。一回に外崎の適時打などで2点を先制し、八回は栗山の適時二塁打で加点。エンスが7回3安打無失点で3勝目を挙げた。増田が10セーブ目。日本ハムは打線が単打3本と沈黙し、4連勝を逃した。
◆西武のエンスは81球で7回を散発3安打無失点と好投し、3勝目を手にした。ストライク先行で打たせて取り「コーナーは狙わず、早いカウントからどんどん積極的に攻めていこうという気持ちで投げた」と満足そうだった。2―0の四回に先頭打者の中島に安打を許したが、後続の松本剛を三ゴロ、野村と今川を中飛に打ち取った。辻監督は「テンポも良かったし、有利なカウントで勝負できていた。素晴らしかった」と称賛した。
◆日本ハムは今季8度目の零敗を喫し、連勝は3でストップ。札幌ドームでの連勝も6で止まり、新庄剛志監督(50)は「今日はエンス君が良いピッチングをしたね。交流戦はまた新鮮な気持ちで楽しむ!!」と球団を通じてコメントした。その交流戦はヤクルト戦、神宮球場でスタートする。試合前には「思い出したくないね、『何でこの人、いるんだろう?』という20代の子たちのまなざし(笑)。でも、俺が(神宮で)トライアウトを受けて監督になったというストーリーを2年間かけて作ってきたから」と、現役復帰を目指して2020年に12球団合同トライアウトを受検した〝原点の地〟に思いをはせた。さらに甲子園での古巣・阪神との対戦(6月3-5日)についても「何か(パフォーマンス)やりたいね。ただそれより、(虎党一色の)スタンドを見て、選手がどう燃えてくれるかという楽しみ。阪神ファンをこっちの味方にできればいい」と心待ちにしていた。◆8日に続いてエンスに白星を献上した日本ハム・金子野手総合兼打撃コーチ 「札幌ドームのマウンドがめちゃくちゃ合っている感じで、ベルーナドームのときと比べて1・5倍ぐらい差し込まれていた」
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
楽天 |
26 | 15 | 1 | 0.634 (↓0.016) | - (-) |
101 | 158 (+1) | 118 (+6) | 28 (-) | 37 (-) |
0.239 (↓0.002) | 2.660 (↓0.08) |
2 (-) |
ソフトバンク |
25 | 17 | 1 | 0.595 (↑0.01) | 1.5 (↑1) |
100 | 172 (+3) | 142 (+2) | 24 (+1) | 22 (-) |
0.264 (-) | 2.880 (↑0.02) |
3 (-) |
ORIX |
22 | 24 | 0 | 0.478 (↑0.011) | 6.5 (↑1) |
97 | 121 (+6) | 150 (+1) | 17 (+1) | 27 (-) |
0.216 (↑0.003) | 2.940 (↑0.05) |
4 (-) |
西武 |
21 | 23 | 1 | 0.477 (↑0.012) | 6.5 (↑1) |
98 | 134 (+3) | 134 (-) | 28 (-) | 17 (-) |
0.223 (↑0.001) | 2.480 (↑0.05) |
5 (-) |
ロッテ |
19 | 25 | 1 | 0.432 (↓0.01) | 8.5 (-) |
98 | 136 (+2) | 156 (+3) | 21 (+1) | 46 (-) |
0.215 (↓0.002) | 2.780 (↓0.01) |
6 (-) |
日本ハム |
18 | 27 | 0 | 0.400 (↓0.009) | 10 (-) |
98 | 148 (-) | 169 (+3) | 38 (-) | 34 (+1) |
0.233 (↓0.002) | 3.600 (↑0.04) |
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