広島(☆10対1★)中日 =リーグ戦10回戦(2022.05.21)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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中日
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広島
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勝利投手:森下 暢仁(4勝1敗0S)
敗戦投手:岡野 祐一郎(1勝2敗0S)

本塁打
【広島】西川 龍馬(5号・2回裏3ラン),磯村 嘉孝(1号・2回裏2ラン)

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◆投打のかみ合った広島が完勝。広島は初回、菊池涼と坂倉の適時打などで3点を先制する。続く2回裏には西川の3ランなどで一挙6点を奪い、序盤から試合を優位に進めた。投げては、先発・森下が7回無失点の好投で今季4勝目。敗れた中日は、先発・岡野が大誤算だった。

◆広島小園海斗内野手(21)が好調。4月成績は90打数14安打、打率1割5分6厘だったが、5月はここまで58打数23安打、打率3割9分7厘。今月無安打は3試合しかなく、月間23安打は島内(楽天)と並んで両リーグ最多タイ。

◆中日の根尾昂外野手(22)が、1軍公式戦での初登板を果たした。根尾は今季5月8日、ウエスタン・リーグの阪神戦(甲子園)で投手としてプロ初登板。「2番遊撃」として先発出場したが、9回に5番手でマウンドへ。打者5人に20球を投げ3安打で1失点。そこで降板し、再び遊撃に戻っていた。NPBでは巨人の増田大輝が20年8月6日阪神戦で、11点リードされた8回1死から登板。他にも95年デストラーデ(西武)97年嘉勢(オリックス)99年ペルドモ(広島)00年五十嵐章人(オリックス)らが登板したことがある。

◆中日根尾昂外野手(22)が1軍プロ初登板を、打席にも立つ「二刀流」で飾った。控え野手でベンチ入りし1-10の8回に谷元の後を受けて6番手としてマウンドへ。1イニングで打者4人に15球を投げ、1安打無失点だった。9回はそのまま打席に入り、ケムナの前に一ゴロに倒れた。8回は先頭の坂倉の初球に大阪桐蔭時代の最速に並ぶ150キロを計測し、2球目を右前に運ばれた。続く同じ18年ドラフト1位の小園は147キロで右飛、さらに磯村は中飛。最後は中村健をフルカウントからニゴロに仕留めた。大量ビハイドでの登板だったが、「素直に抑えられてうれしいです。どんどんストライクを取っていこうと思いました」と汗を拭った。ともに超高校級として注目された大阪桐蔭時代には報徳学園の小園と公式戦で対戦はなく、プロで初対戦を迎え「相手がというよりアウトが取れて良かったです」と振り返った。4回裏を終えて立浪監督から登板準備をするよう告げられ、5回表の攻撃中にベンチを離れ、6回からブルペンで肩を作っていた。指揮官は「昨日もああいう(大差の)展開で投手が足りなかった」と説明。「真っすぐとスライダーしかないが四球は出さなかった。ストライクを投げられるだけでも」と投球内容を評価した。今後の起用について「根尾のことを生かさないといけない」と言及した。根尾は8日のウエスタン・リーグ阪神戦(甲子園)では「2番遊撃」で先発出場し、9回に5番手で登板。打者5人に20球を投げ3安打を浴びて1失点、2/3回で降板して再び遊撃に戻った。最速はこの日と同じ150キロだった。その際、立浪監督は「気分転換に投げさせた。中途半端にならないようにショートとして守備、打撃をやってもらえればいい」と説明したが、本人は「機会があれば、次は点を取られないように頑張ります」と再登板にやる気を示していた。1軍では4月2日広島戦(バンテリンドーム)の延長12回に全投手が登板した後、不測の事態に備え、ブルペンで肩をつくったことがあった。根尾は大阪桐蔭で2年春から甲子園に4季連続出場し、17年春、18年春夏と3度優勝。投手でも活躍した。17年と18年のセンバツでは優勝投手になっている。

◆中日根尾昂外野手(22)が1軍でプロ初登板し、打席にも立つ「二刀流」デビューを飾った。控え野手でベンチ入りし、1-10の8回に6番手としてマウンドへ。1イニングで打者4人に15球を投げ、1安打無失点。最速は大阪桐蔭時代の並ぶ150キロを計測した。8回1死で対戦したのは小園だった。大阪桐蔭の根尾、報徳学園の小園はともに超高校級として注目された。公式戦で対戦はなく、18年に宮崎で開催されたU18アジア選手権の高校日本代表でチームメートだった。5試合を戦い、うち4試合で小園が「1番遊撃」、根尾が「5番右翼」だった。2番小園、3番根尾が1試合だけあった。ちなみに4番は現ロッテ藤原(大阪桐蔭)だった。2人はともに18年ドラフト1位でプロ入り。根尾の「二刀流」によって、プロ4年目にして投手と野手で初顔合わせが実現した。小園は右飛に倒れた。

◆中日根尾昂外野手(22)が1軍プロ初登板を、打席にも立つ「二刀流」で飾った。控え野手でベンチ入りし1-10の8回に谷元の後を受けて6番手としてマウンドへ。1イニングで打者4人に15球を投げ、1安打無失点だった。9回はそのまま打席に入り、ケムナの前に一ゴロに倒れた。◆根尾の登板 大阪桐蔭時代、甲子園では17年春、18年春夏に計7試合登板。センバツ史上初めて2年連続胴上げ投手になるなど通算5勝0敗、防御率1・93をマークした。プロ入り後、ウエスタン・リーグでは今月8日の阪神戦(甲子園)で初登板。9回に遊撃の守備からマウンドへ。打者5人に3安打を許し、2/3回で1失点だった。

◆中日根尾昂外野手(22)が1軍プロ初登板を、打席にも立つ「二刀流」で飾った。控え野手でベンチ入りし1-10の8回に谷元の後を受けて6番手としてマウンドに上がり、1イニングで打者4人に15球を投げ、1安打無失点。9回はそのまま打席に入り、ケムナの前に一ゴロに倒れた。立浪監督の試合後の根尾に関するコメントは以下の通り。-根尾が1軍初登板立浪監督 「昨日も投手が多く投げている。最後に1人足りなかったので、今日は投げさせた。まだ、真っすぐとスライダーだけ。真っすぐを狙われて、いい当たりされヒットも打たれた。簡単に四球を出さなかった。ストライクを投げられるだけでも。投球練習はやってはいたが。(今後は)こういう展開で投げることはあるかもしれない」-大勝の場面でも使うか立浪監督 「大きく勝っているときは投手でいく。負けているときは今後も」-投手経験を積ませるのか立浪監督 「根尾に関して言えば、これからいろいろなことを考えないといけない。いろんな見方、いろんなことを言われると思うが、根尾を生かしていかないと」-遊撃と投手の2つの経験をさせるのは難しい立浪監督 「今年1年で根尾のことは考えながらやっていきたい」

◆中日根尾昂外野手(22)が1軍でプロ初登板し、打席にも立つ「二刀流」デビューを飾った。控え野手でベンチ入りし、1-10の8回に6番手としてマウンドへ。1イニングで打者4人に15球を投げ、1安打無失点。最速は大阪桐蔭時代の並ぶ150キロを計測した。▽広島佐々岡監督(中日根尾の登板に) 今は大谷の二刀流がはやっている。いい球を投げていた。一番はファンの皆さんが喜んでくれたこと。小園対根尾の対決を見ることができて、よかったんじゃないですか。

◆連勝の火付け役。広島野間峻祥外野手(29)が2戦連続1番起用に4安打2得点で応えた。19年4月13日DeNA戦(横浜)以来の固め打ちで、2戦連続2桁得点をけん引。1軍再昇格後3戦連続安打となり、1番起用の2試合では10打数6安打4得点を記録する。帰ってきた野手主将とともに、チームは中日に連勝で上昇気流に乗っている。ダイヤモンドを駆ける疾走感が広島打線を勢いづけた。2戦続けて1番で先発。野間は1回に中日の先発岡野が2球続けたフォークを思い切り引っ張った。右翼線に打球が弾むと、スピードに乗って二塁へ勢いよく滑り込んだ。菊池涼の一塁強襲安打に迷わず三塁を蹴り、先制のホームイン。電光石火の先制点が、大勝劇の幕開けとなった。「チームの先頭で立って、勢いというか、チームに勇気を与える内容、結果を出せるように。1打席目というのは大事だと思う」前夜に続き、1打席目の安打から先制点が生まれた。2回も無死一塁から左前打でチャンスメーク。さらに左翼フェンス直撃二塁打に、5回は三塁線に転がる当たりを内野安打とした。約3年ぶりの4安打固め打ち。「とにかく1本でも2本でも何でもいいので、塁に出られるように。チームに勢いを付けられるようにやっていければと思います」。再昇格後3戦連続安打で、1番では10打数6安打4得点。先発全員安打で、2戦連続2桁得点と打線をけん引した。野手主将に就任しながら代走中心の起用が続き、先発出場は4月1日中日戦のみで2軍降格となった。2軍で結果を残しても、なかなか1軍に呼ばれない。1軍の試合を見ながら「何やってんだ」と怒りを感じる夜もあった。意図せず連絡をくれるカブス鈴木との会話が気を紛らせ、自らを奮い立たせる力となった。2戦続けてリードオフマンとしての役割を果たし、大勝で連勝に導いた。佐々岡監督は「昨日に続き野間からいいつながりで先取点。いい流れで攻撃できたと思います」と帰ってきた主将の働きをたたえた。本人は「(1番を)固定できればチームにも大きいと思いますし。やっぱりそこに入れるように頑張りたい」ときっぱり。ようやくスタートラインに立ったばかり。こんがりやけた顔を引き締めた。【前原淳】○...西川が不振脱却の1発を放った。2回1死二、三塁。岡野の初球真っすぐを右翼席へ。5月8日DeNA戦以来の5号3ランでリードを広げた。24打席無安打が続いた時期は「宇宙にいました」と表現。3戦連続マルチ安打にも「やっとちょっと帰ってきました。大気圏くらいに」と、まだ本調子に戻っていないと感じている。○...4試合ぶり先発マスクの広島磯村が攻守で貢献した。7点差の2回に左中間へ2年ぶりの1号2ランを放った。守っては初めて森下とバッテリーを組み、テンポ良く無失点投球を引き出した。「アツさん(会沢)や坂倉にどんな感じなのか、いろいろアドバイスもらいながら、うまく組み立てることができたと思います」。競争の激しい捕手争いで存在感を示した。▽広島佐々岡監督(中日根尾の登板に)「今は大谷の二刀流がはやっている。いい球を投げていた。一番はファンの皆さんが喜んでくれたこと。小園対根尾の対決を見ることができて、よかったんじゃないですか」

◆大阪桐蔭時代に甲子園を沸かせた中日根尾昂外野手(22)が、プロ初登板を果たした。広島戦(マツダスタジアム)に控え野手でベンチ入りし、1-10の8回に6番手として1軍公式戦初登板。高校時代と並ぶ最速150キロをマークし、15球で打者4人を1安打無失点に抑えた。互いにドラフト1位で4球団競合して入団した同期の小園海斗内野手(21)とも対戦。9回は「4番投手」のまま打席に入り、ケムナの前に一ゴロも、「リアル二刀流」を日本中に見せつけた。投手用に用意した新しい赤いグラブが映えた。西日で赤く染まるマツダスタジアム。マウンドに上がった根尾は、バックスクリーンを向き両手を広げて息を整え、打者に向き直った。先頭坂倉への初球は150キロ。大阪桐蔭時代、8日のウエスタン・リーグ阪神戦(甲子園)でも投じた自己最速タイに、3万132人の目撃者から拍手とともに感嘆の声が上がった。「どんどんストライクを取ろうと思いました」。坂倉には2球目147キロを右前に運ばれた。高校日本代表のチームメートで、ともに18年ドラフト1位入団した小園は、147キロ直球で右飛。「相手がというよりアウトが取れて良かったです」と、続く磯村を中飛に、中村健には150キロを再び交え、フルカウントから二ゴロに打ち取った。立浪監督の指示で5回からベンチを出てブルペンに。4月2日広島戦(バンテリンドーム)の延長12回に、不測の事態に備え、ブルペンで肩をつくったことはあったが、投手で1軍無失点デビューを果たした。「素直に抑えられてうれしいです」と振り返った。2月23日の沖縄キャンプでブルペン投球を初披露。3月のオープン戦期間は、ひそかにブルペン投球を行ってきた。8日のウエスタン・リーグ阪神戦では遊撃手で先発し、9回に5番手で登板。2/3回、打者5人に3安打1失点で遊撃に戻り、テスト登板をクリアした。立浪監督は「昨日も投手が多く投げ、最後に1人足りなかったので投げさせた。まだ真っすぐとスライダーだけ。簡単に四球を出さなかった。ストライクを投げられるだけでも。こういう展開で投げることはあるかもしれない」と"投手根尾"の再登板を示唆した。指揮官は「根尾を生かしていかないといけない。今年1年で根尾のことは考えながらやっていきたい」と続けた。目指す本業は打てる遊撃手だが、ブルペンの危機にはマウンドにも上がる。強肩は外野手としても生きている。大阪桐蔭で甲子園で3度優勝。「投打」で4年目の輝きを増していく。【伊東大介】▼8回裏に登板した根尾は、直後の9回の攻撃で打席に立った。野手登録の選手が登板し、その試合で打席に立った例としては、近年では99年の広島ペルドモがいる。同年6月15日阪神戦で5回表途中から救援に立ち、その裏の打席で三振。逆に、代打として起用され、そのままマウンドに上がったのも3試合あった。○...今季最長の4連敗で、借金も4月1日以来の「3」に膨らんだ。先発岡野が2回9失点と大炎上。打線も4回無死満塁の好機に3者凡退で8回に1点を返すのが精いっぱいだった。立浪監督は「唯一のチャンスの(4回)無死満塁でもつないでいければ、もう少し早く森下を降ろせたかな。反省といえばそこ」と、2試合連続2桁失点での敵地敗戦に渋い表情を見せた。

◆【日刊スポーツ西日本写真映像チームのとっておき映像プレイバック】中日ドラゴンズ根尾昂がついに1軍マウンドに上がりプロ初登板。最速150キロで球威は十分!!リアル二刀流だ

◆大量援護をもらった広島森下暢仁投手が7回無失点で4勝目を手にした。序盤から援護点を背にテンポよくゼロを並べた。4回無死満塁も無失点で切り抜けると、その後は7回まで危なげなく投げ切った。「初回からしっかりと入っていけたのが良かったのかな。ゼロでつなぐことができたので、今日はそれが一番良かったです」。打撃でも2回に先頭で左前打を放ち、2桁得点に貢献した。

◆大阪桐蔭時代に甲子園を沸かせた中日根尾昂外野手(22)が、プロ初登板を果たした。広島戦(マツダスタジアム)に控え野手でベンチ入りし、1-10の8回に6番手として1軍公式戦初登板。高校時代と並ぶ最速150キロをマークし、15球で打者4人を1安打無失点に抑えた。互いにドラフト1位で4球団競合して入団した同期の小園海斗内野手(21)とも対戦。9回は「4番投手」のまま打席に入り、ケムナの前に一ゴロも、「リアル二刀流」を日本中に見せつけた。中学生で140キロを投げる地肩の強さ。それを見た大阪桐蔭・西谷監督は「両方やった方がいい」と二刀流の素質を確信したという。高校時代はまだ"未完成"だった野手の練習に大半を割き、投手としてのトレーニングはその合間。「ほぼ野手の練習が100%で、1週間あったらその合間の2日間ぐらいだけでした」。たくさん投げ込む日でも100球ほど。根尾は当時をそう振り返っていた。投手としてのセンスや潜在能力は当時から抜群。しかし投手に専念する仲間に見劣りしなかったのは、それだけが理由ではない。西谷監督は「負けず嫌いの子」と話していた。打っても投げても、野球では誰にも負けたくない。その強い心が唯一無二の成長につながった。プロでも変わらないはずだ。【元アマ野球担当・磯綾乃】

◆広島・磯村嘉孝捕手(29)が2年ぶり通算9本目となる今季1号2ランを放った。「打てて良かった。あとはしっかり守ります」「7番・捕手」で出場し、森下をバットで援護した。二回に7─0とし、なお2死二塁で中日・岡野の直球を左中間席へ運んだ。本塁打は2020年9月16日の中日戦(マツダ)以来でくしくも岡野からだった。

◆広島が先発全員安打の猛攻で大勝した。一回は菊池涼、坂倉の適時打などで3点を先制し、二回は西川の3ランと小園の適時打など打者9人で一挙に6点を挙げた。森下は7回を無失点で4勝目。中日は岡野が2回9失点と乱調だった。

◆広島・森下が7回6安打無失点で今季4勝目(1敗)をつかんだ。「初回からしっかりと入っていけたのがよかった」と語り、佐々岡監督も「走者が出ても併殺で切り抜けたり、流れのある投球ができていた」とたたえた。連勝したチームは2試合連続2桁安打&得点をマークするなど投打ともに上向き。首位ヤクルトを1・5ゲーム差で追う。

◆広島が2試合連続の2桁安打&得点で連勝を2に伸ばした。首位ヤクルト、2位巨人を1・5ゲーム差で追走。試合後の佐々岡真司監督(54)の主な一問一答は以下の通り。──今季中日3連戦のカード勝ち越しは初めて「昨日に続き(1番起用の)先頭の野間からいいつながりで先取点。二回は(西川の)効果的なホームラン(3ラン)といい流れで攻撃できたと思いますね」──打線は2試合連続2桁得点「野間が1番に帰ってきて、しっかり仕事をして(打線が)つながっている。毎回こういう点の取り方をすればいいんですけど、そうはいかないんでしょうけどね。昨日と今日は攻撃陣が効果的なホームラン、つながり(のある攻撃)ができていると思います」──森下が7回6安打無失点。自身4試合ぶりの4勝目(1敗)「ナイスピッチングをしながら勝てなかったこともある。今日は援護を受けて、ちょっと守っているところはあったと思いますけど要所要所で締めた。(四回の)ノーアウト満塁を締めたのも大きい。ランナーが出てもダブルプレーで切り抜けたり、流れのある投球ができていたと思いますね」──7回95球で降板。疲労を考慮か「(マウンドを)降りれる時は降りる。展開上いいのかなと。100球ぐらいだった。(広島OBの)安仁屋さんは完封させえ、といったかもしれんけどね。小林もみてみたかった」──小林は八回に今季初登板して1回2安打1失点。印象は「うーん、イメージとちょっと違ったかなという感じかな。まだ1試合目なので、入り方はまだまだ不慣れなところがあるのかもしれませんが、こっちとしては真っ直ぐの強さで勝負してほしい。先発とは違う変わり身を見たかったですけどね」──磯村を「7番・捕手」で起用。理由は「磯が出ている時はいいリードをしていますからね」──守備では4併殺。内野陣が堅実なプレー「しっかりと守って、ピッチャーもしっかりゴロを打たせている。うちはそういう野球をやっているんで、しっかりできているということでしょう」──中日・根尾が八回に登板。佐々岡監督の印象は「今は大谷の二刀流が流行っている。その前に(2軍で)練習をしていただろうし、いいボールを投げていた。こういう展開(広島が10─1でリード)になったので立浪監督も出したと思う。あまりピッチャーを使いたくないと思う。一番はファンの皆さんが喜んでくれたこと。小園と根尾の対決(右飛)を見ることができてよかったんじゃないですか」──22日の中日戦は交流戦前最後の試合「中日にはまだ負け越していますし、柳投手には今年勝てていなくて点も取れていない(今季2戦2敗、16イニング無得点)。明日たくさんのファンの後押しをもらって頑張ります」

◆中日の根尾昂外野手が21日、マツダスタジアムでの広島10回戦の八回にプロ初登板を果たした。1回を打者4人に投げ、15球で1安打無失点。最速は150キロをマークし「四回が終わって監督に(登板を)言われた。抑えられてうれしい」とほっとした様子だった。1―10と大きくリードされた展開でマウンドに上がった。先頭打者の坂倉への初球に150キロ直球を投げ込むと、球場にどよめきが起きた。2球目を右前に運ばれたが、後続は同学年の小園を右飛、磯村を中飛、中村健は二ゴロに抑えた。立浪監督は「(救援投手の)最後の1人が足りなかった。真っすぐを狙われたが、簡単に四球を出さない。またこういう展開で投げることはあるかもしれない」と説明した。4年目の根尾は大阪桐蔭高時代の2017、18年の選抜大会で優勝投手となり投手としても注目を集めた。8日の阪神との2軍戦(甲子園)で公式戦初登板した。野手では20年8月の阪神戦で巨人の増田大輝内野手が打者3人に投げた。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
ヤクルト
25171 0.595
(↑0.01)
-
(↓1)
100161
(+9)
141
(+2)
40
(+3)
25
(-)
0.230
(-)
2.830
(↑0.02)
2
(1↓)
巨人
28200 0.583
(↓0.013)
0
(-)
95189
(+1)
190
(+2)
50
(-)
17
(-)
0.246
(↓0.001)
3.390
(↑0.03)
3
(-)
広島
24192 0.558
(↑0.01)
1.5
(↑1)
98201
(+10)
144
(+1)
23
(+2)
8
(-)
0.264
(↑0.004
2.990
(↑0.05)
4
(-)
中日
20230 0.465
(↓0.011)
5.5
(-)
100143
(+1)
166
(+10)
28
(-)
15
(-)
0.248
(-)
3.740
(↓0.14)
5
(-)
DeNA
17220 0.436
(↓0.011)
6.5
(-)
104136
(+2)
182
(+9)
28
(-)
14
(-)
0.246
(-)
4.240
(↓0.13)
6
(-)
阪神
16291 0.356
(↑0.015)
10.5
(↑1)
97140
(+2)
147
(+1)
35
(-)
28
(+2)
0.223
(-)
2.980
(↑0.05)