ヤクルト(★1対8☆)阪神 =リーグ戦11回戦(2022.05.18)・明治神宮野球場=
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阪神
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ヤクルト
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勝利投手:西 純矢(2勝0敗0S)
敗戦投手:高橋 奎二(3勝1敗0S)

本塁打
【阪神】マルテ(1号・1回表ソロ),西 純矢(1号・2回表2ラン),大山 悠輔(6号・3回表3ラン),佐藤 輝明(10号・6回表ソロ)
【ヤクルト】山田 哲人(8号・6回裏ソロ)

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◆阪神は初回、マルテのソロで先制する。その後は、2回表に西純がプロ初本塁打となる2ランを放つと、3回には大山の3ランが飛び出し、序盤から試合を優位に進めた。投げては、先発・西純が9回1失点の快投。プロ初完投で今季2勝目を挙げた。敗れたヤクルトは、先発・高橋が誤算だった。

◆阪神梅野隆太郎捕手(30)が18日、出場選手登録を抹消された。球団は「右脇腹の筋挫傷」と発表した。梅野は球団を通じ「チームの方々とも相談して、このままプレーを続けて悪化してしまう前に、治療に専念する時間をいただきました。まずは治すことに専念して、なるべく最短で戻って来ることができるように努力していきます」とコメント。19日から鳴尾浜のファーム残留練習に合流する。代わって長坂拳弥捕手(28)が登録された。梅野は今季42試合中25試合で先発マスクをかぶるなど、31試合に出場。打率1割6分5厘、1本塁打、4打点だった。

◆阪神のジェフリー・マルテ内野手(30)が今季53打席目で待望の1号ソロを放った。1回2死走者なし、1ボール1ストライクからヤクルト先発高橋の151キロ内角直球を左翼席へライナーで運んだ。この日のファンが作った虎メダルは黄色でコンパクトなタイプ。矢野監督から首にかけられると、その場に止まって今季初のラパンパラポーズをナインと一緒に決めた。「しっかり集中して打席に入ることができていたし、最高の形で先制点を取ることができて素直にうれしいよ」と笑顔でコメントした。ヤクルトの先発左腕高橋は試合前の時点で阪神戦通算10試合で3勝1敗と虎キラー。被本塁打は19年5月22日の2回に梅野が放って以来、50イニングぶりの被弾となった。右足コンディション不良から復帰し6試合目で、ようやく飛び出したマルテの1発は、湿り続ける打線を鼓舞するアーチとなった。

◆阪神の8番打者、先発西純矢投手(20)が、プロ初本塁打となる1号2ランを放った。1点リードの2回2死一塁。ヤクルト左腕高橋の初球150キロ直球をとらえた。打った瞬間、本塁打を確信したのかバットを持ったまま打球を見届け、さっそうとバットを投げると笑顔でダイヤモンドを一周した。「狙っていたボールがきたので、思いきり振り抜きました。打ったが自分が一番びっくりしています。ピッチングに集中して、この後もがんばっていきます」。高校通算25本塁打の本領を発揮し、自らを援護する1発に笑みが弾けた。今季ここまで2試合連続安打を放つ打撃力を買われ、07年5月5日のボーグルソン以来の投手での8番に入った。3戦連続安打はプロ初本塁打で、矢野監督の起用に満点回答で応えた。

◆阪神大山悠輔内野手(27)が、チーム3イニング連発となる6号3ランを放った。3点リードの3回2死一、三塁。初球高めに浮いた変化球を逃さなかった。打った瞬間に、ヤクルト高橋奎二投手はがっくりとマウンドで崩れ落ちた。打球は虎党が待つ左翼席へ消えていった。6試合ぶりの1発を放ち、虎メダルをかけた大山は出迎えた先発西純矢投手の背中を笑顔でポンポンとたたき、喜び合った。

◆中10日で先発したヤクルト高橋奎二投手(25)が、今季最短となる3回4安打6失点(自責点4)でKOされた。1回2死から阪神の3番マルテに先制ソロを浴びると、2回2死一塁からは8番投手の西純に2ランを被弾。3回2死一、三塁からは5番大山に3ランを浴びた。ここまで3勝0敗、防御率2・48の安定感を誇った左腕だったが、まさかの早期降板。14日に25歳の誕生日を迎えてから最初の登板を飾れず「何もありません。申し訳ないです」と言葉少なだった。

◆阪神佐藤輝明内野手(23)が6回に2年連続2桁本塁打となる10号ソロを放った。この回から代わったばかりの3番手木沢の3球目、低め154キロをとらえると、低いライナーは失速せずバックスクリーンへ突き刺した。プロ入りから2年連続2ケタ本塁打は、球団では80~81年の岡田彰布以来41年ぶりの快挙だ。佐藤輝は「昨日、今日と打つことができていなかったので、なんとかやり返したいと思っていました。自分のスイングができたことが、結果につながったと思います」とコメント。2試合ぶりの佐藤輝の1発で、阪神は今季初の1試合4発で6回まで7点の大量リードを広げている。▼阪神佐藤輝が10号本塁打。佐藤輝は新人だった昨季も24本塁打を打っており、2年連続の2ケタアーチ。阪神で新人の2ケタ本塁打は50年渡辺博之(11本)、69年田淵幸一(22本)、80年岡田彰布(18本)がおり、いずれも2年目も2ケタ本塁打を記録(渡辺13本、田淵21本、岡田20本)しており、佐藤輝は岡田以来41年ぶり。▼佐藤輝はシーズン33本塁打のペース。新人年から2ケタ本塁打し、2年目に30本以上打ったのは、2リーグ制後では西鉄中西太(52年12本→53年36本)、中日森徹(58年23本→59年31本)、巨人原辰徳(81年22本→82年33本)、巨人高橋由伸(98年19本→99年34本)の4人がいる。この日は昨季22本塁打のDeNA牧も10号を放っており、2人が2年目にどれだけ本数を伸ばせるのか注目される。※1年目に30本塁打以上した桑田武(59年、大洋)、清原和博(86年、西武、ともに31本)を除く。

◆ヤクルト山田哲人内野手(29)が、8号ソロを放ち、サイクル安打に王手をかけた。7点を追う6回2死、阪神先発西純の初球149キロ直球を捉え左翼席へ運んだ。5月14日広島戦(マツダスタジアム)以来の1発に「諦めず1点ずつという気持ちで打席に入りました。良い角度であがってくれました」と振り返った。1回の第1打席は左前打、4回の第2打席は左中間への二塁打を放っており、今季3度目の猛打賞。三塁打が出ればサイクル安打となる。山田は18年7月9日巨人戦(静岡)で1度達成しており、この試合で決めれば自身2度目の快挙となる。

◆8番で出場した投手の西純矢投手(20)がプロ初アーチ。9番以外の打順で先発した投手が本塁打を打ったのは、18年7月10日に8番で記録したウィーランド(DeNA)以来となり、日本人投手では1番で打った16年7月3日大谷(日本ハム)以来、6年ぶり。阪神では58年の小山と大崎以来で、小山は8番で出場した5月17日大洋戦、大崎は同じく8番で出場の5月25日国鉄戦で本塁打を放っている。▼投げてはプロ初完投勝利。自ら本塁打を打って完投勝利は20年6月19日大瀬良(広島)以来だが、プロ初本塁打試合でプロ初完投勝利は84年5月11日池田親興(阪神)以来、38年ぶり。新人だった池田はプロ7試合目の登板となった巨人戦の5回に定岡からプロ初アーチを放ち、1失点完投勝利を記録した。

◆阪神西純矢投手(20)が投打の活躍でヤクルトに快勝した。投げては先発登板し、9回6安打1失点でプロ初の完投勝利。打撃では8番で起用され、1点リードの2回2死一塁でヤクルト高橋からプロ初となる第1号2ランを放った。ヒーローとなった西純の一問一答は以下通り。-ファンの歓声を聞いて「本当にすごい気持ちいいです」-投球のテーマ「前回の登板で変化球が甘くのこったりしてホームランを打っていたので、そういうのがないように意識してやっていました」-投球の手応え「今日もまたホームランを打たれてしまったので、そこは反省です」-9回には151キロを計測「本当に誠志郎さんのリードのおかげで投げられました。最後は気持ちでいくしかないと持って投げました」-プロ初本塁打「待っているところに来て振ったら入ってびっくりしました」-感触は「打った瞬間いったわと思ったので、すごいうれしかったです!」-ファンに一言「これからももっともっとチームに貢献できるようにがんばっていきます。応援よろしくお願いします!」?▽ヤクルト高津監督(西純について)「カウントをすぐ作られてしまうので、なかなか攻めきれなかったですね。積極的にも行けなかった。どんどんストライクゾーンに投げ込まれて、追い込まれていく繰り返しだった」

◆ヤクルト先発の高橋奎二投手(25)が、今季最短となる3回4安打6失点(自責点4)で今季初黒星を喫し、チームの連勝が3で止まった。打線では山田哲人内野手(29)が8号ソロを含む猛打賞で意地を見せたが、今季初対戦の阪神西純に6安打1得点に抑え込まれた。試合後の高津臣吾監督(53)の主な一問一答は以下の通り?-先発高橋は真っすぐに力があったが「そうですね。真っすぐの走りは良かったと思いますが、その真っすぐを狙われましたね」-トータルでの評価は「なかなか点が取れないのは分かっている中で、3回で6点取られたら、やっぱりしんどいですね」-昨日は投手陣が粘って接戦をものにしたが、今日は4被弾を喫した「ほとんどが長打だったので、これくらいの失点にはなってしまうのかなと。ちょっと反省する点の多いゲームだったと思いますね」-打線は今季初対戦の西純に抑えられた「カウントをすぐ作られてしまうので。なかなか攻めきれなかったですね。積極的にもいけなかったですし。いろんな球種でストライクが取れるので、どんどんストライクゾーンに投げ込まれて、追い込まれていくような繰り返しだったと思いますね」-打線では山田はタイミングも合っていたが「そうですね。ああやって積極的にスイングを仕掛けていくことはすごく大事なのかなと。甘い球を捉えられたのかなと思います。彼に関しては」-打順は5番に長岡を入れるなど変更もあった「今日は中村もいなかったので。ちょっと悩んだんですけど。ちょっとやりたいこともあって長岡を5番にしたんですけど。そんな簡単に打てないですね」-切り替えて明日となると思うが「そうですね。ちょっと反省するところが多いので、まずは反省ですね。で、その後に明日どうやって戦っていくかということは考えたいと思います」?▽ヤクルト山田(6回2死からチーム唯一の得点となる8号ソロ)「諦めず1点ずつという気持ちで打席に入りました。良い角度で上がってくれました」

◆阪神3年目右腕の西純矢投手(20)が、二刀流の大活躍で最短19日にも自力Vが消滅した危機を救った。打っては8番起用の期待に応え、高橋の150キロを完璧にとらえた中押しのプロ1号2ラン。投げては1失点のプロ初完投で2勝目と、エンゼルス大谷もびっくりの大車輪だ。残りジャスト100試合。ロッテ佐々木朗世代の若き剛腕が、最下位から逆襲を期す矢野阪神の反攻シンボルになる。8番に打順を"昇格"させた西純は、ファーストスイングで強打者の「実力」を証明した。1点リードの2回、2死一塁、初球だ。左腕高橋の真ん中150キロ直球を完璧にとらえた。バットを左翼方向に向けながらゆっくり歩き出し、確信した瞬間、アーチストのように後方に投げた。度肝を抜くプロ1号2ランだ。「狙っていたボールが来たので、思いきり振り抜きました。打った瞬間『いったわ』と思って、すごくうれしかった。打った自分が一番びっくりしました」捕手の坂本を9番にするほど、持ち前の打撃力を買われ、球団では07年5月5日のボーグルソン以来、15年ぶりに投手で8番に抜てきされた。創志学園(岡山)時代は2年時から中軸を任され、3年時はエースで4番。高校通算25発で長打力は折り紙付きだ。高校侍ジャパンの19年W杯では4番石川昂(現中日)に続く5番を任された試合もあった。南アフリカ戦では1試合2発8打点の大暴れ。2発で大会キングにも輝いた。この日の1発で今季先発した全3試合でヒットを記録。打者「西純矢」としての実力を存分に発揮した。バットマン魂に火がついていた。広陵(広島)にいる弟・凌矢(3年)が4月30日の春の広島県大会準決勝市呉戦で3本塁打。球場にいた関係者から1本ずつ動画がLINEに送られてきた。弟は春のセンバツに追加登録でベンチ入りしたように、主力ではない。「3発」の知らせに驚いた。「よっぽど調子がいいんですね」。兄は負けじと翌日の1日敵地巨人戦で7回1失点と快投し、今季初登板でプロ2勝目を挙げた。自分とは正反対のおとなしい性格の弟の活躍が、効果抜群のビタミン剤になった。本職の投手でも昨季王者のヤクルトを圧倒した。雨天中止などで登板間隔がずれ込み、中9日で迎えた一戦。最速150キロ超えの直球とフォーク、カーブ、スライダーを駆使した。6回先頭の山田に1発こそ許したが、失点はそれだけ。昨季5月19日に5回無安打無失点でプロ初勝利をつかんだ相手を力でねじ伏せ、プロ初完投勝利も手にした。負ければ19日にも自力Vが消滅した一戦で、大谷もびっくりの投打二刀流の大車輪。ロッテ佐々木朗らと同世代、若きヒーローが輝きを放った。【古財稜明】○...梅野が右脇腹の故障で抹消されたピンチで、坂本が西純を好リードした。「どの球種でもカウントが取れるし勝負もできる」と20歳の右腕の持ち味を存分に引き出した。9番での出場はプロ2度目で、1回目は昨年5月28日、DH制のある敵地西武戦だった。投手が打席に入るセ・リーグの試合では初体験。7回の打席で死球を受けてヒヤリとしたが、フル出場で勝利に貢献した。○...矢野監督も西純の本塁打にビックリだった。「いやぁ、ねえ、あのストレートを一発で仕留めるってすごいよね」。8番投手の起用は井上ヘッドコーチの提案で「ヘッドのファインプレー」とたたえた。本格的な二刀流の挑戦については「そんなんあるわけないやん!」と突っ込んだが、「そういう気持ちを持ちながら、打席でも自分で打って自分で勝つと、自分も助かる。ファンの人も喜んでくれるし、そんないいことない」と笑顔。「明日も8番にピッチャー入れようかな」とガンケルを起用する方針を明かした。▼阪神の投手が8番に入るのは、07年5月5日広島戦のボーグルソン以来。同年は4月14~16日にも8番投手があるが、4試合とも9番は中堅赤松だった。交流戦を除き、9番で捕手が先発は、64年7月5日の大洋戦(ダブルヘッダー第2試合)で山本哲也が入った例がある。

◆阪神が高卒3年目西純矢投手(20)の投打での活躍で首位ヤクルトに快勝した。球団では07年5月5日のボーグルソン以来の「8番・投手」として期待された打撃を1打席目で披露。1点リードの2回2死一塁、プロ初本塁打となる1号2ランを左翼席へ豪快にたたき込んだ。投げては9回を山田の8号ソロの1点に抑え完投し2勝目を挙げた。マルテ、大山、佐藤輝にも本塁打が飛び出し、今季初の1試合4発で大勝。試合後の矢野燿大監督(53)の一問一答は以下の通り。?-西純の本塁打について「いやぁねえ、あの直球を一発で仕留めるってすごいよね。それもアイツの魅力にもなるし、ファンの人も、あの後の打席もずっと楽しみに見ていたと思うんで。自分自身もノッていける本塁打にもなっているし。うん、これからもね、セ・リーグは打席に立つんで、そういうところもどんどん貪欲に行ってもらったらいいんじゃない」-8番での起用も打力に期待して「期待してということもないけど、(井上)ヘッドからの推薦があって。やってみようか、というところで、ヘッドのファインプレー。俺もね、もちろん自分の中にあんまりそういう考えがなかったんで」-今後も「明日も一応、そのまま8番に投手を入れていこうかなって思ってるけど」-西純の二刀流の可能性は「そんなんあるわけないやん(笑い)。そういう気持ちを持ちながら打席でも自分で打って自分で勝つということは、自分も助かるし、自分もうれしいし、ファンの人も喜んでくれるし、そんないいことないんで。もともと高校時代から打撃がいいというので入って来てるんで。それはもう、そういう風に見てもらえるような結果をどんどん出して行ければ、それは楽しみになると思うんで」-投げる方もテンポ良く「ショートアームっていうかコンパクトにしながら。だから球数も少なく。(試合)展開っていうのはあるにしても無四球で最後まで投げきるっていうのは、(1日に)ジャイアンツを抑えて、前回(8日の中日戦)も悪かったわけではないんで。で今回もこうやって完投できたってところでいうと、いろんな意味で自分の目指すステージがグッと上がってくるというような勝ちになったと思う。若い投手が先発でこうやって出てきてくれるっていうのはすごくうれしいし、アイツ自身も高い目標っていうのが見えてくるような完投になったと思うんで。そういう意味でも素晴らしいね」-これでチームは20試合連続3失点以下。試合前には外野で投手陣を集めて話をしていたが「まあまあ、それは、ちょっとチーム内のことなんで」-昨日のサヨナラ負けを受けてか「いやいや、それはあまり関係ない。関係ない」-1発攻勢で、佐藤輝は2年連続の2桁に「まあまあ、そりゃ10号は打つやろうし。まあ、でも輝もその前、昨日といいところで打ってないんで。それよりも今日は、展開的には悠輔(大山)のあそこで輝が打てなくて、あの中でタイムリーでも大きいところで3ランにしたっていうところは、やっぱり大きいんで。で、マルテにもホームランが出たっていう、チームとしてはそういうところが大きいなと思うけど」-マルテ、大山はこの1発でさらに乗ってきてもらわないと「もちろん。うん」-梅野が右脇腹の筋挫傷で抹消に「まあまあ、本人も気になる感じやし、トレーナーとみんなで相談しても、このままごまかしみたいにやっていても悪くなる可能性もあるし、じゃあこっちも使う時にどうっていうのも現状、捕手が2人しかね(いないので)。フミ(原口)ができるとして、それでも捕手のことを考えるとどうかなっていうところでみんなと話し合った結果、それやったらちょっと時間をおいて治すことに専念した方がいいだろうと。トレーナー全員とリュウ(梅野)を含めてね、話の中でそうなった。大きく悪いという現状ではないんだけど、やっていたらもっと悪くなる可能性があるなっていうところなんで。話し合いの中で判断しました」

◆西純に負けてはいられない。阪神野手陣も奮起し、今季初の中軸そろい踏みでヤクルトを圧倒した。初回に3番ジェフリー・マルテ内野手(30)が先制の1号ソロを放つと、3回は5番大山悠輔内野手(27)が中押し3ラン。とどめは4番佐藤輝明内野手(23)で、6回に新人から2年連続2桁弾となる10号ソロを決めた。1試合4発も今季初で、前夜逆転サヨナラ負けの鬱憤(うっぷん)を晴らす神宮花火ナイトになった。大山は「読み勝ち」で難敵高橋をKOした。3点リードの3回2死一、三塁。甘く浮いた初球チェンジアップを強振し、左翼席中段まで持っていった。150キロを超える直球とスライダーのイメージが強い左腕に対して、軸ではない球種を狙い打ち。「(球種は)頭にありました。1発で仕留められたのはすごく良かった」と充実感を漂わせた。苦戦続きだった左腕を3回で降板させた事実に、何よりの重みがある。試合前時点の対戦成績は高橋目線で10試合登板の3勝1敗、通算被打率1割9分3厘、被本塁打1。それがこの日は3イニングで3発だ。前日17日は1-0の9回裏に逆転サヨナラ負け。「神宮は何点あってもいい球場。そういう意味では大きな3点だった」と納得した。コンディションは万全とは言いがたい。4月下旬に負傷した左足には、まだ痛みが残っているとみられる。それでも2日前の16日には休日返上を志願し、神宮の室内練習場で打ち込んだ。井上ヘッドコーチは「もともとは熊谷と植田だけだった。その後に『僕も行きます』という感じで悠輔も来た」と振り返る。責任感は人一倍強い。試合後は体の状態を問われると、一瞬答えに窮してから「絶好調です!」と強調した。グラウンドに立つ以上、言い訳はしない。この日は相手バッテリーとの読み合いに勝利したが、「こればかりは人を相手にしてやっているので正解はない」と冷静。「もっとレベルを上げるために、頭を使うところもやっていきたい」と力を込めた。【佐井陽介】○...阪神北條が今季初安打を放った。8回1死二塁、代打で登場。左腕田口の低めスライダーをしぶとく中前へ。打球を中堅手塩見が後逸する間に二塁走者佐藤輝が生還。打点はつかなかったが、ダメ押しの8点目を呼び込んだ。「早く1本打ちたいと思っていた。復帰までお世話になった方々に感謝したいです」。昨秋に左肩手術を受け、リハビリを支えてくれたスタッフに贈る恩返しの一打になった。

◆西純に負けてはいられない。阪神野手陣も奮起し、今季初の中軸そろい踏みでヤクルトを圧倒した。初回に3番ジェフリー・マルテ内野手(30)が先制の1号ソロを放つと、3回は5番大山悠輔内野手(27)が中押し3ラン。とどめは4番佐藤輝明内野手(23)で、6回に新人から2年連続2桁弾となる10号ソロを決めた。1試合4発も今季初で、前夜逆転サヨナラ負けの鬱憤(うっぷん)を晴らす神宮花火ナイトになった。待ちに待ったラパンパラ! マルテが今季53打席目で待望の1号ソロを放った。1回2死走者なし。1ボール1ストライクから左腕高橋の151キロ内角直球を左翼席へライナーで突き刺す先制ソロで、先発西純に先制点をプレゼントした。「まずはチームが勝ててうれしいですけど、初ホームランってこともうれしいです」。三塁側ベンチ前ではチームメートとともに代名詞のラパンパラポーズをさく裂させた。チームが苦手にしていた左腕高橋を打ち崩すきっかけとなった一撃は、右足コンディション不良から復帰し6試合目でようやく飛び出したアーチ。矢野監督から虎メダルが掛けられたマルテは「自分に掛けてもらうのは遅くなったけど、監督、スタッフ、コーチ、みんなが支えてくれて、そのおかげで日々出来ていると思っている」と感謝。ここからアーチ量産といきたい。

◆阪神3年目右腕の西純矢投手(20)が、二刀流の大活躍で最短19日にも自力Vが消滅した危機を救った。打っては8番起用の期待に応え、高橋の150キロを完璧にとらえた中押しのプロ1号2ラン。投げては1失点のプロ初完投で2勝目と、エンゼルス大谷もびっくりの大車輪だ。阪神西純は「打撃センス」の塊だった。「高校四天王」と称されたロッテ佐々木朗、ヤクルト奥川、阪神及川が2年目の昨季ブレーク。同年代に先を越された形となった右腕に、創志学園(岡山)の長沢宏行監督(69)は「『バットだけは振っとけよ。外野手狙えるぞ』と冗談で言ったことがある」と明かした。それだけの力を秘めている。長沢監督は「もともと打撃センスがあるし、好きなんだと思う。倉敷マスカットスタジアムのバックスクリーンにも入れたことがあるしね」。プロ入り後も鳴尾浜の寮の関係者からは、自主練でバットを振り込む西純の姿を見たと連絡があったという。プロでの好打については「球種を読んで振ることができだしているんじゃないかな。まぐれの打ち方ではない」と分析。「ピッチングも相乗効果で良くなってくるかもわからない。良い投手は良いバッティングができる。楽しみですね」。プロ初完投勝利については「本当すごいです。頑張った頑張った。親孝行してくれますわ」と心から喜んだ。【阪神担当 古財稜明】

◆西純に負けてはいられない。阪神野手陣も奮起し、今季初の中軸そろい踏みでヤクルトを圧倒した。初回に3番ジェフリー・マルテ内野手(30)が先制の1号ソロを放つと、3回は5番大山悠輔内野手(27)が中押し3ラン。とどめは4番佐藤輝明内野手(23)で、6回に新人から2年連続2桁弾となる10号ソロを決めた。1試合4発も今季初で、前夜逆転サヨナラ負けの鬱憤(うっぷん)を晴らす神宮花火ナイトになった。またしても、佐藤輝が球団の歴史に名前を刻んだ。第1打席、第2打席と空振り三振に終わり、6回に先頭で3打席目が回ってきた。「昨日、今日と打つことができていなかったので、なんとかやり返したいと思っていました」。カウント1-1の3球目。3番手木沢の154キロの直球を完璧に捉えてバックスクリーン右へ豪快なアーチを描いた。「すごいいい当たりでしたよね」と納得の表情。球団で新人から2年連続2ケタ本塁打は80年、81年の岡田彰布以来、41年ぶり、4人目の快挙に「まだ10本なんで、もっと打ちます」と頼もしく宣言した。チームは初回に先発高橋からマルテが先制ソロ、2回には西純がプロ初となる右翼越え2ラン。さらに、3回には大山が3ランを放ち、最後は4番の大砲がヤクルトにとどめをさした。3番マルテ、4番佐藤輝、5番大山の布陣でのホームランそろい踏みは初めて。開幕カード3連敗を喫した相手に豪快アーチを量産。前戦で痛恨の逆転サヨナラ負けを喫した鬱憤(うっぷん)を晴らす今季初の4本塁打でファンを沸かせた。バックスクリーン弾を打った理由にご当地ものが絡んでいた。ここまで打率2割8分6厘、リーグ3位の10本塁と好調の理由に「いっぱい練習しています!!」と言いながらも、「タフマンっすかね。神宮に来たらタフマンが飲めるので、それでパワーが出ました」と告白。ヤクルトが販売するロングセラー栄養ドリンク「タフマン」を飲み干してパワーチャージ。万全の状態を作って、神宮での試合に臨んでいるようだ。15日のDeNA戦(横浜)での2発の理由では、納豆卵ご飯がパワーの源だと話していた。タフな遠征が続いているが、ご当地グルメもうまく味方につけて、アーチを量産する。【三宅ひとみ】◆岡田彰布の1、2年目 早大から79年ドラフト1位で入団。1年目の80年はブレイザー監督が「新人にすぐ定位置を与えない」方針で、二塁はヤクルトから移籍したヒルトンを重用。ファンから猛抗議が起き、ヒルトン、さらにはブレイザー監督まで途中退団する事態に発展した。5月中旬に中西太監督に代わってからは出場数も増え、打率2割9分、18本塁打で新人王を獲得した。2年目の81年は二塁のレギュラーに定着。全130試合に出場し、打率2割8分9厘、20本塁打と結果を残した。85年には5番打者として日本一に貢献するなど、通算247本塁打の主力に成長した。

◆【日刊スポーツ西日本写真映像チームのとっておき映像プレイバック】18日、阪神のスタメンは8番に投手西純矢!投げて打っての大活躍。まさに虎の二刀流が誕生だ!!

◆まだ神宮球場の左翼席でお祭り騒ぎが続いていた夜の話だ。チームバスが待つ駐車場ですれ違った際、阪神の片山大樹ブルペン捕手が"悲鳴"を上げた。「あ~あ。今日は1回も仕事してないわ...。こんなこと珍しいよ」ニッコリ緩んだ目尻のシワを確認しながら、そういえばそうか、と懸命に記憶を巻き戻した。今更説明する必要もないかもしれないが、神宮はブルペンが一、三塁のファウルゾーンに設置されている。つまり、バックネット裏の記者席から目視できる。高卒3年目の西純矢がプロ初アーチ&初完投を達成した18日。よくよく考えれば、ブルペン陣は誰1人として1度も準備することはなかった。「1点差、2点差だったら絶対に誰かが肩を作る。大差でもそう。でも今日は誰も1回も作らなかったでしょ?」ブルペン捕手歴20年を超えるベテランをも驚かせた「臨時完全休業」。3回までに6得点の猛攻を決めた打線、そして20歳右腕の隠れた功績に焦点を当てたくなった。今季、タイガースでは計4度の完投が記録されている。西勇輝が完封を1度、青柳晃洋が1完封2完投を決めている。ただ、この4試合のうち2試合は1点差。どの試合も念のため、誰かの肩を1度は作らせていたのかもしれない。そもそも、この2人は誰の目にも大黒柱。ハナから長いイニングを計算されている立場でもある。一方の西純矢は立場が違う。狭い神宮で、強力ヤクルト打線を相手に、まだ20歳の若虎がリリーフ陣の疲労を軽減させた価値はやはり大きいように感じる。投手陣は18日ヤクルト戦を終えた時点で、20試合連続で3失点以内と球団最長の更新を続けている。記録的な奮闘で疲れがたまっているであろうブルペン勢にとって、想定外の完全休養日はありがたくて仕方がなかったはずだ。「商売上がったりや...」片山ブルペン捕手はそう冗談めかした後、満面の笑みでバスに乗り込んだ。開幕直後から歴史的な絶不調に苦しんだ阪神。ようやく投打ともに歯車がかみ合い始めている。【遊軍=佐井陽介】

◆阪神・西純矢投手(20)が「8番・投手」で出場する。今季ここまでは2試合に登板して1勝0敗、防御率2・77。昨年5月19日(甲子園)のプロ初登板で対戦したヤクルト相手に、今季の2勝目と連敗阻止をかけて登板する。阪神の投手が9番以外の打順に入るのは、2007年5月5日の広島戦(甲子園)に「8番・投手」で出場したボーグルソン以来、15年13日(5492日)ぶり。西純は今季に先発した2試合でともに安打を放っており、打撃にも注目だ。

◆阪神のジェフリー・マルテ内野手(30)が「3番・一塁」で出場。一回に左翼へ先制ソロを放った。「打ったのはストレート。しっかりと集中して打席に入ることができていたし、最高の形で先制点を取ることができて素直にうれしいよ。まだ初回でこれからも試合は続くし、一旦リセットして次の打席でまた打てるように集中していきたいね」2死走者なしで打席に入り、左腕・高橋がやや真ん中寄りに投じた151㌔直球をとらえた。引っ張った打球は弾丸ライナーで左翼へ伸び、そのままスタンドに消えていった。開幕直後に右足のコンディション不良で2軍に降格し、5月10日に戦列復帰。今季出場13試合目で待望の第1号が飛び出し、三塁側ベンチに戻ると恒例で今年最初の「ラパンパラ」ポーズを決めて、笑顔を見せた。

◆阪神・西純矢投手(20)が二回にプロ初アーチを放った。「打ったのはストレート。狙っていたボールがきたので、思いきり振り抜きました。打った自分が一番びっくりしています」1点リードの二回2死一塁で、投げ合う左腕・高橋が投じた初球の150㌔を力強く振り抜いた。打球は一直線で左翼席中断に着弾する、野手顔負けの豪快な一発。自らを援護する大きな2点となった。) この日は「8番・投手」で出場。球団投手が9番以外の打順に入るのは2007年5月5日の広島戦(甲子園)で同じく「8番・投手」で出場したボーグルソン以来、15年と13日(5492日)ぶりだった。走者のいる状況で巡った打席で、その期待に見事に応えた。「ピッチングに集中して、この後もがんばっていきます」〝本業〟のマウンド上でも一回は2死二塁で村上を空振り三振に仕留め、二回も長岡と青木を連続三振に斬るなどし、立ち上がりの安定感は抜群。一発を力に変え、状態よく滑り出した。

◆ヤクルトの先発、高橋奎二投手が阪神・西純矢投手に本塁打を浴びるなど自己ワーストタイの3被本塁打で今季最短の3回4安打6失点(自責点4)で降板した。一回にマルテに先制の左越えソロを浴び、二回には投手の西純に左越え2ラン。三回には大山に左越え3ランを打たれると、マウンド上で膝から崩れ落ちた。直後の攻撃で代打を送られて悔しい降板となった。

◆阪神・大山悠輔内野手(27)が「5番・左翼」で出場。三回に6号3ランを放った。「打ったのはチェンジアップ。(西)純矢のためにも早い段階で追加点を取りたいと思っていましたし、チャンスの場面でしっかりと打つことができて良かったです。気を引き締めてこのあとも頑張ります」3点リードの三回2死一、三塁で打席へ。高橋の高めに浮いたチェンジアップを見逃さず振り抜き、打球を軽々と左翼席中段へと運んだ。自身のアーチは8日の中日戦(バンテリンD)以来、6試合ぶりだ。) 一回にマルテ、二回は先発の西純が一発を放ち、大山も含めて3人いずれも2死から放ったアーチと、簡単に無得点で終わらない攻撃で高橋を攻め立てた。チームの1試合3発は4月24日のヤクルト戦(神宮)以来、今季3度目。強打が武器のヤクルトのお株を奪う一発攻勢で主導権を握った。

◆阪神・佐藤輝明内野手(23)が今季10号ソロを放ち、プロ1年目から2年連続となる2桁本塁打をマークした。6-0の六回先頭でヤクルト3番手・木沢の154キロを捉え、バックスクリーンまで白球をかっ飛ばした。「昨日(4打数無安打)、きょう(2三振)と打つことができていなかったので、なんとかやり返したいと思っていました。自分のスイングができたことが、結果につながった」と胸を張った。15日のDeNA戦(横浜)では1試合2発のアーチをかけており、ここ3試合で3発と量産態勢に入ってきた。

◆ヤクルト・山田哲人内野手(29)が7点を追う六回に、左翼席へ8号ソロを放った。「諦めず1点ずつという気持ちで打席に入りました。良い角度であがってくれました」阪神先発・西純の149キロの直球を一閃。一矢報いる一発となった。一回には左前打、四回は右中間に二塁打を放っており、これで三塁打を記録すれば自身2度目のサイクル安打達成とした。

◆膝からガクンと崩れ落ちた。中10日で先発したヤクルト・高橋は自己ワーストタイの3本塁打を浴びて、今季最短の3回(4安打6失点)で降板。「何もありません。申し訳ないです」と球団を通じてコメントした。最速154キロを計測した直球を軸に力でねじ伏せようとしたが、逆に狙われた。一回にマルテに151キロを捉えられ、左越えソロで先制点を献上。二回には投手の西純に直球をタイミングよく合わされて左越え2ランを喫し、三回には大山に左越え3ランを打たれるとマウンド上で膝から崩れ落ちた。直後の攻撃で代打を送られて悔しい降板となった。13日の広島戦が雨天中止となり、高橋が先発予定だった14日の登板もずれた。14日は25歳の誕生日だった。「大人になった感じはあまりしないですが、もう25歳。家族もできましたし、なんとか守らないといけないという気持ちがある」と新たな決意でマウンドに臨んでいた。チームは17日時点で、本拠地では6勝10敗(ホーム試合7勝11敗)と思うように勝ち星を積むことができていない。昨季は32勝25敗5分けと強さを誇ったが、今季は苦しい戦いが続いている。

◆ヤクルト・山田哲人内野手(29)が九回、三塁ファウルゾーンへ痛烈な打球を放ち、西本三塁塁審の足に直撃し、転倒するシーンがあった。打球がややフックしたため、避けきれなかったようだ。この打席で三塁打が出ればサイクル安打だった山田は空振り三振を喫した。

◆阪神は一発攻勢でヤクルトを圧倒し、投げては3年目右腕・西純矢投手(20)が6安打1失点でプロ初完投した。一回にマルテが今季第1号の左翼ソロを放って先制し、二回は先発の西純がプロ第1号となる左翼2ラン。三回は大山も左翼へ3ランを放って突き放し、六回は佐藤輝が節目の10号となる中堅ソロでダメ押しした。自ら一発を放った西純はマウンド上でも躍動。追い込んでから150㌔超の直球にスライダーやフォークを駆使し、一回2死からは回をまたいで、村上、長岡、青木から3者連続奪三振。序盤3回の6得点にも背中を押されて堂々と腕を振り、六回に山田にソロ本塁打こそ浴びたもののマウンドは譲らず、115球でプロ初完投を決めた。

◆阪神は「8番」に入った先発・西純矢投手(20)が二回2死一塁でプロ1号2ランを放つなど投打に渡って活躍し、ヤクルトに快勝した。阪神の投手が本塁打を放つのは昨年4月16日のヤクルト戦(甲子園)での藤浪以来。また阪神投手が「8番」に入るのは2007年5月5日の広島戦(甲子園)のボーグルソン以来。6安打1失点でプロ初完投勝利を挙げた西純のヒーローインタビューは以下の通り。ーーおめでとうございます「ありがとうございます」ーーファンの歓声を聞いた今の気分は?「そうですね。すごい気持ちいいです」ーー今回の登板のテーマ「前回の登板で変化球が甘く残ったりして、ホームランを打たれたので、そういうのがないように、意識して投げました」ーー今日の手ごたえは「またホームラン打たれたので(六回に山田に被弾)、そこは反省です」ーー今日のピッチングは何点?「誠志郎さんのリードのお陰で最後まで投げることができました。最後はもう気持ちでいくしかないと思って投げました」ーーホームランは?「待ってる所に来て、振ったら入ってビックリしました」ーーホームランボールは「手元に来ました。(関係者から手渡されて)打った瞬間、〝アッ行ったぁ~〟と思ったので、すごく嬉しかったです」ーーファンに一言「これからもっともっとチームに貢献できるように頑張りますので、応援よろしくお願いします」

◆ヤクルトの高橋は三回まで毎回本塁打を浴びた。3回6失点で今季初黒星。「何もない。申し訳ない」と力なく話した。一回にマルテに1号ソロを許すと、二回は西純に150キロをプロ1号の2ランとされた。三回は大山に3ランを被弾。高津監督は「3回で6点取られたらしんどい。反省することが多い」と首を振った。(神宮)

◆阪神は「8番」に入った先発・西純矢投手(20)が二回2死一塁でプロ1号2ランを放つなど投打に渡って活躍し、ヤクルトに快勝した。佐藤輝明内野手(23)が六回に10号ソロを放ち、81年の岡田彰布以来となる入団から2年連続2桁本塁打を記録した。矢野耀大監督(53)の一問一答は以下の通り(チーム成績15勝27敗1分、観衆1万5804人)。ーー西純の本塁打について「いやぁねえ、あのストレートを一発で仕留めるってすごいよね。それもアイツの魅力にもなるし、ファンの人もね、あの後の打席もずっと楽しみに見ていたと思う。自分自身もノッていけるホームランにもなっているし。うん、これからもね、セ・リーグは打席に立つんで、そういうところも、どん欲に行ってもらったらいいんじゃない」) ーー8番での起用も打力に期待して「期待してということもないけど、ヘッドからの推薦があって。やってみようか、というところで、ヘッドのファインプレーというか」ーー球団では2007年以来の投手8番だと「あぁそうなん、へぇー」ーーボーグルソンが8番に入って、その前を監督が打っていた「俺が7番を打っていた? あぁ...。俺もね、もちろん自分の中にあんまりそういう考えがなかったんで。今日どうかなという提案があったんで『あぁやってみようか』っていうことだったんで」ーー今後も...「いやまあまあ、明日も一応、そのまま8番ピッチャー入れていこうかなって思ってるけど。その時によって、また考えていければいいのかなって。とりあえず、明日は8番ピッチャー入れようかなと思ってるけど」ーー西純の二刀流の可能性は?「そんなんあるわけないやん(笑)。そういう気持ちを持ちながら打席でも自分で打って自分で勝つことは、自分も助かるし、自分も嬉しいし、ファンの人も喜んでくれる。そんないいことないんで。元々、高校時代からバッティングがいいというので入って来てるんで。それはもう、そういう風に見てもらえるような結果をどんどん出して行ければ、それは楽しみになると思うんで」 ーー次も8番で?「それは今ここで言うて変わることもあるから言われへんけど。それはその時に考えるよ。とりあえず明日は8番だって」ーー投げる方もテンポ良く「無四球やろ。ショートアームっていうかコンパクトにしながら。だから球数も少なく。展開っていうのはあるにしても無四球で最後まで投げきるのは、ジャイアンツを抑えて、前回も悪かったわけではないんで。で今回もこうやって完投できたところでいうと、いろんな意味で自分の目指すステージがグッと上がってくるような勝ちになったと思う。若いピッチャーが先発でこうやって出てきてくれるのはすごく嬉しいし、アイツ自身も高い目標が見えてくる完投になったと思う。そういう意味でも素晴らしいね」ーーこれで20試合連続3失点以下。試合前には外野で投手陣を集めて話をしていたが「まあまあ、それは、ちょっとチーム内のことなんで」ーー17日のサヨナラ負けを受けてか「いやいや、それはあまり関係ない。関係ない」ーー佐藤輝は2年連続の2桁に「まあまあ、そりゃ10号は打つやろうし。まあ、でも輝もその前、昨日といいところで打ってないんで。それよりも今日は、展開的には悠輔のあそこで輝が打てなくて、あの中でタイムリーでも大きいところで3ラン(三回2死一、三塁で6号3ラン)にしたっていうところは、やっぱり大きいんで。で、マルテにもホームラン(一回の先制1号ソロ)が出たっていう、チームとしてはそういうところが大きいなと思うけど。ーーマルテ、大山はこの1発でさらに乗ってきてもらわないと「もちろん。うん」

◆阪神・矢野耀大監督(53)は試合後、「右脇腹の筋挫傷」で登録抹消となった梅野隆太郎捕手(30)について「本人も気になる感じやし、トレーナーとみんなで相談しても、このまま、ごまかしみたいにやっていても悪くなる可能性もあるし」と語った。「フミができるとして、それでも捕手のことを考えると、どうかなっていうところでみんなと話し合った結果、ちょっと時間をおいて治すことに専念した方がいいだろうと。トレーナー全員とリュウを含めて話の中でそうなった。大きく悪いという現状ではないんだけど、やっていたらもっと悪くなる可能性があるなっていうところなんで。話し合いの中で判断しました」と話した。

◆現役時代は南海、阪神で活躍し、引退後は阪神で投手コーチやフロントでも尽力したサンケイスポーツ専属評論家の上田二朗氏(74)が西純矢投手(20)を投打に渡って分析。完投が最大の収穫だと絶賛した。「打者・西純」の打撃センスは打席での構えを見たら分かる。高校時代から抜きんでた打撃をしていたので驚きはないが、バッティングで結果を残せば自分を助けることになる。野手顔負けの見事な本塁打だった。「投手・西純」は完投したことが最大の収穫だろう。最近の傾向として大事に育てる、無理をさせないという流れがあって、好投していても早いイニングで交代するケースが多い。100球を超えると、ベンチもすぐに継投に入るのが当たり前のようになっている。それはそれで、否定はしない。でも私の経験上、最後まで投げ切って得た自信ほど大きな財産はない。先発すれば「この試合は最後まで投げ抜くぞ」と考えるのは、投手なら誰もが思う。それは今も昔も変わらない。そんな投手心理を察して、完投させた矢野監督の采配は正解だ。西純は九回を投げ切ったことで、一気に成長できたのではないか。途中交代での勝利の何倍も自信になったはず。今季は1勝目で手ごたえを感じ、その後、好投しながら痛い一発を浴びて勉強し、この日の1失点完投。順調に段階を踏んでプロとして前進している。マウンドで、いい意味での余裕を感じる。投球としては常にストライクが先行。自分が有利なカウントで勝負ができていた。五回あたりから、ヤクルト打線が初球を狙ってきたのを察知した捕手・坂本が配球パターンを変えた。これに西純もすぐに対応。非凡さも感じた。山田には3安打を浴びたが、最大のキーマン村上を完全に抑え込んだことも好投の要因だ。対村上に関しては青柳が今季初対戦で徹底的に内角を攻めて、打撃を狂わせた。この意識が村上にあるから、阪神戦に限っては、打席で迷いを感じる。この青柳効果を、阪神の捕手陣がうまく引き継いで、各投手をうまくリードしている感じだ。チームとして村上を抑えており、西純もこの流れに乗って、しっかり投げ込んでいた。攻撃面ではマルテの打線復帰が大きい。3番に座ることで、4番・佐藤輝、5番・大山とともにクリーンアップが安定した。一気に打線に厚みが生まれた。3人の並びは、太陽と地球と月が互いに引き合うような感じで、相手が相当嫌がる打線になりつつある。西純という若い力が台頭して、クリーンアップも固定。乗っていく材料は揃った。阪神に勢いがつくことを願っている。

◆ヤクルト・山田が3安打と気を吐いた。1、2打席目にそれぞれ左前打、左中間二塁打。大差のついた六回は甘く入った初球の直球を捉え「いい角度で上がってくれました」と振り返った。2018年7月9日の巨人戦以来、自身2度目のサイクル安打を懸けて臨んだ九回は空振り三振に終わった。

◆一発攻勢にやられた。ヤクルト・高橋奎二投手(25)が自己ワーストタイの3被弾。今季最短の3回で降板し、4安打6失点で今季初黒星。高津臣吾監督(53)は「真っすぐの走りは良かったと思いますが、その真っすぐを狙われた。反省すべき点の多い試合だった」と振り返った。高橋は一回、マルテに151キロの直球を捉えられてソロを浴び、二回には投手の西純に150キロの直球を左越えへ運ばれた。三回には大山に左越えの3ランを打たれ、マウンド上で膝から崩れ落ちた。救援陣も阪神打線の勢いを止められず、計4被弾と失策も重なって8失点を喫した。1分けを挟んでの連勝は3でストップ。勝率で首位のままながら、広島に勝った2位・巨人にゲーム差なしと迫られた。「まずは反省。その後に、どうやって戦っていくかをしっかりと考えたい」と指揮官は前を向いた。(森祥太郎)

◆大山の一撃で高橋にマウンドで膝をつかせた。3-0の三回2死一、三塁で高めに浮いた初球のチェンジアップを一閃。左翼席へダメ押しの今季6号3ランを放ち、試合を決めた。「一発で仕留められたのはすごく良かった。昨日は1点しか取れなくて最終回に逆転された。神宮球場は何点あってもいい球場。そういう意味では大きな3点だった」4月24日のヤクルト戦(神宮)の試合中に左足を痛めた。万全ではなく、打率も下降。それでも、16日は志願で控え選手中心の自主練習に参加し、神宮外苑の室内練習場で打撃練習などを行った。今できるベストを尽くした。矢野監督は「(大山の前に)輝が打てなくて、タイムリーでも大きいところで3ランにした。やっぱり大きい」とたたえた。コンディションを問われ、大山は「...絶好調です!」。この日のアーチを復調へのきっかけにする。(新里公章)

◆北條が八回1死二塁で代打出場。田口の129キロスライダーを中前に運び、今季初安打をマークした。安打は昨年8月14日の広島戦(京セラ)以来、277日ぶり。打球を中堅手・塩見が後逸する間に一気に三塁まで進んだが、記録は単打と失策で打点はつかなかった。昨秋に左肩を手術。リハビリを乗り越えて放った待望の一打に「復帰までにお世話になった方々に感謝したいです」と感慨深げに話した。

◆虎の二刀流や!! 阪神はヤクルトに8-1で快勝した。西純矢投手(20)が、球団15年ぶりの「8番・投手」で先発。二回にプロ初アーチとなる2ランを放ち、投げては6安打1失点でプロ初完投と二刀流で勝利に貢献した。今カード3連敗なら自力優勝の可能性が消滅する危機を、飛躍が期待される3年目右腕が救った。) ド派手な放物線に神宮のスタンドがどよめく。投手が放ったとは思えない豪快な一発。虎党の歓声を浴びながら、西純は笑顔でダイヤモンドを一周した。衝撃のプロ1号に初完投。まさに〝純矢ショー〟だった。「待っているところに来て、振ったら入って、びっくりしました。打った瞬間に『行った』と思ったので、すごくうれしかったです」逆転サヨナラ負けを喫した前夜の屈辱を、背番号15が拭い去った。2007年5月5日の広島戦(甲子園)のボーグルソン以来、球団15年ぶりとなる「8番・投手」。1-0の二回2死一塁、試合前まで18イニング連続無得点だった苦手左腕・高橋の150キロ直球を一閃し、野手顔負けの一発を見舞ってみせた。矢野監督は「あのストレートを一発で仕留めるってすごいよね」と目尻を下げた。「8番・投手」は井上ヘッドコーチの発案。指揮官は「提案があったんで『やってみようか』っていうことだった。ヘッドのファインプレー」と感謝した。 岡山・創志学園高時代から、闘志あふれる投球に加えて、センス抜群の打撃も注目されていた。高校通算25本塁打。19年のU18W杯では、打率・500、2本塁打、9打点で大会本塁打王に輝いたこともある。恩師の創志学園高・長沢宏行監督(69)も「3年のときは大学生との練習試合で(倉敷)マスカットスタジアムのバックスクリーンにほうり込んでいたこともあった。(打撃力は)チーム内では1、2番を争うくらいに良かった」と教え子のセンスを認める。母校は今月3日に春季岡山大会で優勝。西純は後輩たちに祝福のビデオメッセージを送った。今夏限りで退任する長沢監督に向けては「甲子園に行ってから辞めてくださいね」と直接連絡。恩師が「本当に気遣いができる子」と話すように、心の優しいナイスガイだ。この日の試合前には女房役の梅野が「右脇腹の筋挫傷」で離脱という痛い知らせが舞い込んだ。西純も今季2度の登板は背番号2と組んできた。今回は春季キャンプで息を合わせていた坂本と組み、燕打線と勝負。「(坂本)誠志郎さんのリードのおかげで最後まで投げられました。最後はもう『気持ちで行くしかない』と思って投げました」。150キロ超の直球にスライダー、フォークを駆使。六回に山田にソロを浴びて完封こそならなかったが、無四球で堂々のプロ初完投勝利だ。これでチームの1試合3失点以下も20試合連続まで伸びた。「(投球も打撃も)自分のできることは全力で取り組んでいって、そうしたらいい結果になってくると思うので、全力でやっていきたい」今カード3連敗なら自力優勝消滅だった危機からチームを救った。〝9人目の野手〟を演じ切る西純からは「虎の二刀流」としての風格が漂う。確実に成長を示す3年目右腕。マウンドでも打席でも、目を離すことはできない。(須藤佳裕)

◆グイグイと押してくるのなら、力いっぱいはじき返すまでだ。花火大会の始まりを告げたのは、マルテの待望の今季1号だった。プレーボールから150キロ超の剛速球を連投していた高橋を、痛快に撃ち砕いた。) 「いいホームランだったと思うし、自分にとっても(今季)初めてのホームランだった。まずチームが勝ててうれしいですけど、初ホームランということもうれしい」一回先頭の近本が全6球150キロ超えで空振り三振に倒れ、中野も真っすぐ2球で中飛に打ち取られた。左腕から放たれるうなる直球で、またも高橋に見下ろされたような投球を許すのかと思った矢先、マルテが3球目の151キロを捉えた。左翼ポール際に突き刺さる先制ソロ。そこから一気に虎の試合となり、5番・大山にも、4番・佐藤輝にも一発が出て、今季初のクリーンアップそろい踏みだ。昨季は22発を放ち、本塁打後のポーズ「ラパンパラ」もすっかり定着したマルテだったが、今季は開幕早々に「右足のコンディション不良」で戦列を離れた。チーム43試合目、自身の今季53打席目でようやく矢野監督から虎メダルも授与され、ポーズを決めた。「シーズンが始まったときはすごい負け越したけど、みんな諦めていないし、だんだん状態も戻っているので、この調子で勝ち続けたい」と巻き返しを誓う。マルテが打線を活気づければ、快進撃はかなう。(長友孝輔)

◆西純の「8番・投手」を提案し、ドラマチックな展開の筋書きを描いたのは井上ヘッドだ。「もともとバッティングが好きだし、たまにはそういう流れもいいのかなと思ってね。たまたまなんだけど、パカーンといってくれたので、ズボッと当たった」と〝擬音多め〟でたたえた。非凡なスイングに「いい構えをして、オーラがあるじゃないけど、打てそうだなというのは持っている。打撃練習をしていなかったとしても、センスで打ったっていうような感じ」とホメちぎっていた。

◆低く鋭い打球は弾丸ライナーでフェンスを越えた。神宮の夜空を彩った計4発の虎祭り。阪神・佐藤輝の放った今季10本目のアーチが、その最後を締めくくった。「しっかり修正して切り替えていこうと思っていました。いい当たりだったのでよかったです」6-0の六回先頭。3番手・木沢の154キロ直球をコンパクトに振り抜いた。バックスクリーン右に飛び込む10号ソロ。直前の三回1死一、三塁では痛恨の空振り三振に倒れていた主砲は、自らのバットですぐさま汚名返上だ。今季初の1試合2発を放った15日のDeNA戦(横浜)以来、2試合ぶりの一撃で、今年も楽々と2桁本塁打に到達。新人から2年連続の2桁アーチは、球団では1980、81年の岡田彰布以来、41年ぶり。左打者では球団初の快挙となった。偉大な先輩打者に肩を並べた4番は「まだ10本なんで、もっと打ちます!」と力を込めた。まだまだここは通過点。見据える高みはさらに上にある。八回には二塁打を放ち、最近5試合の打率・381、5打点、3本塁打と好調だ。その要因について「いっぱい練習しています!」とニヤリ。前カードの横浜では、納豆卵かけご飯をパワーの源にしていたが、神宮には〝ソウルドリンク〟あり? 「神宮に来たらタフマンが飲めるので。それでパワーが出ました」。ヤクルト製品の栄養ドリンクをグイッと飲み干し体力満点。フルパワーで放った納得の一撃にテル節が止まらなかった。矢野監督は「そりゃ10号は打つやろうし。でも、その前(の打席)、きのうといいところで打っていないんで」と主砲に求めるモノは大きい。やはり、輝が打つことが勝利への最大の近道。虎の命運を握っているのはこの男だ。「しっかりあした勝って、(甲子園に)帰ります。ありがとうございました!」右脇腹の負傷で梅野が抹消されたが、大勝でショックを払拭。2夜連続のお祭り騒ぎへ-。風格漂う4番の一発が、再び神宮をわかせる。(原田遼太郎)

◆こんなことなら、この「虎のソナタ」の欄でもっと大々的に書いておくべきだった。「西純矢は9番を打たせておくのはもったいない打撃ですね」「打席での雰囲気は、クリーンアップみたいです」「今の阪神は攻撃力不足が目立つから、7番ぐらいなら任せてもいいのでは」「いやいや、あの打力は半端じゃない。俺なら5番や。虎のリアル二刀流やね」「そんなことしたら、他の打者たちがメンツが立たない。みんな嫌がるから、さすがに8番でしょう」「嫌がる野手たちへ、打ってみろ! と言いたいね」このすご~く無責任にも聞こえる会話の登場人物は、トラ番キャップ・長友孝輔、中日担当だが阪神にもお手伝いにきている須藤佳裕、そして虎ソナ筆者のワタクシ。場所はバンテリンドームの記者席だった。ちょうど、竜の剛腕・大野雄大に「完全試合未遂」のとんでもない投球を見せつけられた直後。貧打解消にはどうすればいいか、と話し合っていた際に、意見が一致したのが「西純の打撃を生かそう」だった。須藤記者は2019年に高校日本代表を追いかけて、海を渡って韓国・釜山まで行った経験を持っている。佐々木朗(ロッテ)、奥川(ヤクルト)らとともに西純もメンバーに名を連ねていた世代だ。その時に、西純の1試合2発8打点も目撃しているから、一番熱かった。「サンスポの見出しは『ニシ(西)がハチ打点!』でしたよ」いい思い出だ。もっとも、3人の会話はすぐに「俺たちは誰に頼ってるんや」チャンチャン! で終了したのだった。「8番・投手」が、ものすごく珍しいわけではない。最近ではDeNA・ラミレス監督が多用していた。ただ、投手の打力がすごくいいから、ではなかったから、「8番・投手」の打席にチャンスがよく巡って、相手からすれば助かったケースは多かった。作戦的には失敗だったと思う。1990年代の、とんでもなく弱いタイガースも、時々、奇策として用いた。95年などは、開幕戦から「8番」が開幕投手の湯舟、「9番」が遊撃手の久慈(現内野守備走塁コーチ)。別に湯舟の打撃が光っていたわけではない。攻撃力が乏しい当時のタイガース。「下位から上位へのつながりをよくするため」と当時の首脳陣から説明を受けた。奇策がハマった記憶は全くない。まあ、何をやってもうまくいかない暗黒時代の真っただ中だから、投手が8番を打とうが、9番を打とうが、変わりはなかったのだろう。それに比べると、この「8番・西純」は、つながりもクソもない。マジで打つからだ。打力を期待されての打順アップ。そして、見ましたか、あの野手が打つようなホームラン!触発されて、佐藤輝も、大山も打った。一回のマルテも合わせてクリーンアップがこれだけ打つなら、西純は9番でもいいのかも。さあて、次回の西純の先発はいつかな? その時、何番を打っているんだろうか? 世界を揺るがすメジャーの二刀流、スーパースター大谷級の注目度だ。さすがに大げさか?

◆若虎の西純矢、プロ初の完投勝利、しびれたでェ!! 高卒3年目、なにが佐々木朗希世代やー!! 『西純矢世代』にしたろやないかー!!だって、佐々木朗は本日の西純みたいにホームランを打つことができませ~ん!!(まっ、パ・リーグはDH制だから仕方ないんだけどね)真剣な話、阪神は西純を大谷のように二刀流をやらせるべきなのだ!! あえて名前は出さんけど、虎の主力打者より素直なスイングをしとるわー!!本日、わが家では上島竜兵のプチ追悼会を開き、阪神命の松村邦洋とザ・ニュースペーパーの石坂タケシ君が集まっての観戦だったのだ。久しぶりの猛虎快勝に「苦手にしている(ヤクルトの)高橋、しかも左腕を打ち崩したのは大きいですよ!! 伊予のゴジラ(と呼ばれ)、高校通算48本塁打の秋山超えですわー!!」と松村がほえれば、「とにかく勝ってホッとしました。これで世界も平和です」とニュースペーパーらしい発言。そのとき、わが息子の虎太郎は「西純矢のときより、エース格の西勇輝のときに打ってやれよ!!」。う~ん、ごもっとも!! とにかく!! 20歳の快投から虎よ、全てを変えたれー!!

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
23161 0.590
(↓0.015)
-
(-)
103148
(+1)
136
(+8)
37
(+1)
25
(+1)
0.231
(↓0.001)
2.910
(↓0.05)
2
(-)
巨人
26190 0.578
(↑0.01)
0
(↓1)
98180
(+4)
185
(+2)
50
(+2)
15
(-)
0.246
(↑0.001)
3.530
(↑0.03)
3
(-)
広島
22182 0.550
(↓0.014)
1.5
(-)
101179
(+2)
136
(+4)
19
(-)
8
(-)
0.260
(-)
3.010
(↓0.04)
4
(-)
中日
20210 0.488
(↓0.012)
4
(-)
102137
(+6)
145
(+7)
26
(+1)
14
(-)
0.249
(-)
3.410
(↓0.09)
5
(-)
DeNA
16210 0.432
(↑0.015)
6
(↑1)
106131
(+7)
172
(+6)
28
(+1)
14
(-)
0.245
(↑0.002)
4.170
(↓0.05)
6
(-)
阪神
15271 0.357
(↑0.016)
9.5
(↑1)
100136
(+8)
137
(+1)
33
(+4)
25
(-)
0.227
(-)
3.040
(↑0.05)