広島(5対5)ヤクルト =リーグ戦6回戦(2022.05.15)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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ヤクルト
2000030000005901
広島
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勝利投手:-
敗戦投手:-

本塁打
【ヤクルト】村上 宗隆(12号・1回表2ラン)
【広島】中村 健人(1号・5回裏2ラン)

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◆ヤクルトは1点ビハインドの6回表、長岡の適時打などで3点を挙げ、逆転に成功する。対する広島はその裏、2死一三塁から代打・松山の適時二塁打が飛び出し、試合を振り出しに戻した。その後は両軍の救援陣が得点を許さず、4時間半を超える熱戦は規定により引き分けに終わった。

◆ヤクルト村上宗隆内野手(22)が、2試合連発となる12号2ランを放った。1回2死一塁、広島アンダーソンの3球目、内角高め147キロ直球を捉え、右翼席へ。「しっかりと自分のスイングで強く打ち返すことが出来ました。良い角度で上がってくれて良かったです」と喜んだ。

◆広島のルーキー中村健人外野手(24)がプロ1号の同点ランを放った。0-2の5回無死一塁。フルカウントからヤクルト先発の石川雅規投手(42)の外角球をとらえ、右翼席最前列に運んだ。45打席目にして初めての1発。21年目のベテラン左腕から放ったアーチに「浮いたボールに対して強いスイングをしようと心がけていった結果、最高の結果になって良かった」と喜び全開だっ。

◆ヤクルト村上宗隆内野手(22)が2試合連発の12号2ランを放ち、巨人岡本和に並ぶリーグトップに浮上した。単独1位の35打点と合わせ打撃2冠となった。1回2死一塁、広島アンダーソンの高め147キロ直球を捉え右中間席へ。「しっかりと自分のスイングで強く打ち返すことが出来ました。いい角度で上がってくれて良かったです」と振り返った。5月に入ってから、11戦6発と量産態勢に入った。

◆広島と首位奪還をかけたヤクルトとの直接対決は延長戦12回の激闘の末、引き分けに終わった。前日の同戦は中継ぎが8回に逆転を許したが、この日は7人の救援陣が無失点でつないだ。佐々岡監督は「延長12回まで1イニングずつ踏ん張ってくれた」と称賛。首位とは0.5ゲーム差のまま。17日からの3位巨人戦に向け「(相手)チームどうこうよりも、1つ1つ自分たちの野球をするだけ」と引き締めた。

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(22)が、右中間席最前列に2試合連続となる12号2ランを放った。「しっかりと自分のスイングで強く打ち返すことができました。良い角度で上がってくれて良かったです」初対戦となった広島先発、アンダーソンの高め147キロの直球を一閃。本塁打でリーグトップの巨人・岡本に並ぶ先制のアーチを放った。先発は通算180勝まで1勝の石川雅規投手(42)。若き主砲が貴重な援護点を挙げた。

◆広島のドラフト3位・中村健人外野手(24)=トヨタ自動車=が通算45打席目でプロ初本塁打を放った。「浮いたボールに対して強いスイングをしようと心がけていった結果、最高の結果になって良かったです」。0─2の五回に先頭・小園がボテボテのゴロを二塁内野安打とし、中村健が打席へ。ヤクルトの左腕、石川のフルカウントからの6球目の変化球を振り抜き、右翼席に運んだ。この日は三回先頭でも左翼線二塁打を放っており、2試合連続でマルチ安打をマークしている。

◆ヤクルトが1点を追う六回に勝ち越した。1死一、三塁で宮本の一前のスクイズで同点。長岡の左前適時打で1点勝ち越し。さらに内山の三ゴロの際に三走が生還し、5-3とした。石川は5回5安打3失点で降板した。ヤクルトは一回に村上が右中間席最前列に2試合連続となる12号2ランを放った。

◆広島は打線が好機をものにできず、今季2度目の引き分けとなった。前日14日は競り負けて2位に後退し、ヤクルトとの首位攻防戦で勝てなかった。佐々岡監督は「今年はヤクルトに一つしか勝てていない。勝ちたかった」と険しい表情で話した。3―5の六回に安打と四球でつくった2死一、三塁で、代打松山の右翼線への2点二塁打で追い付いたが、七回以降は逸機が続いた。延長十二回は1死から小園、中村健の連続安打で一、二塁と攻めるも田中広、代打中村奨が倒れ、赤く染まった本拠地スタンドからため息がもれた。

◆広島は4時間44分の熱戦の末、引き分けた。チームは2位のままで首位・ヤクルトとのゲーム差は0・5。試合後の佐々岡真司監督(54)の一問一答は次の通り。──塹江、矢崎、ケムナ、栗林、森浦、薮田、ターリーが無失点。救援陣がよくつないだ「延長十二回まで1イニングずつ踏ん張ってくれた」──アンダーソンは5回?を7安打5失点「今日は球が浮いたところを打たれた。まだ2試合目だし、次しっかりとやってくれるでしょう。試合は作ってくれたし、(守備に)一つミスがあった中でも、よく踏ん張ったと思う。そこまで悲観することもないと思いますし、今日はリリーフが本当によく踏ん張ってくれた。プレッシャーがある中でよく投げてくれた」) ──0─2の五回にドラフト3位・中村健がプロ1号「(ヤクルトの)石川投手に低め低めに集められてゴロを打たされている中で、(右翼席の)逆方向への一発。初ホームランだし、自信にしてほしい」──チャンスは多く作ったが引き分け「昨日(14日の1戦目は3─5で)負けているし、今年は(ヤクルトに)一つしか勝てていない(1勝4敗1分け)ので、当然勝ちたかったというのはあります」 ──ヤクルトに苦戦している「そういう意識はないんですけどね。やっぱり去年やられている(8勝14敗3分け)ので、しっかりと対策を練ってやりたいと思います」──週明けからは3位・巨人との3連戦(17日は宇都宮、18、19日東京ドーム)「(相手)チームどうこうよりも一つ一つ自分たちの野球をするだけです」

◆自身3連勝を狙った42歳のヤクルト・石川は5回3失点。勝ち投手の権利を持って降板したが、救援陣が追い付かれ、通算180勝目はお預けとなった。五回に3点を失ったものの、高津監督は「すごく丁寧に投げていた」と評した。前回4日から中10日空けて登板。指揮官は「体力回復を考えてまた抹消する。代わりに投げる若手も劣ってはいないので、うまく回していけたら」と方針を語った。◆六回の左前適時打にヤクルト・長岡 「コンパクトに打ち返せた」

◆ヤクルトは15日、広島6回戦(マツダ)に延長十二回、5―5で今季初の引き分け。セ・リーグ首位の座を死守した。村上宗隆内野手(22)が一回に右中間に先制の12号2ラン。2戦連発でリーグトップの巨人・岡本和真内野手(25)に並んだ。試合は4時間44分の死闘となったが、再三のサヨナラのピンチに救援陣が粘りを見せ、敵地での首位攻防戦を1勝1分けで終えた。今季チーム最長の4時間44分に及んだ死闘で、試合の流れを譲らなかった。一回2死一塁。村上がアンダーソンの内角高め、147キロの直球を捉えて先制の12号2ラン。打球が右中間席に吸い込まれると、右手を握りしめた。「しっかりと自分のスイングで強く打ち返すことができた。良い角度で上がってくれて良かった」昨季本塁打王が量産態勢だ。2打席連続本塁打した14日に続き、2試合連発。リーグトップの巨人・岡本和に並んだ。3、4月は6本塁打だっが、今月は既に6本目。リーグトップを走る打点も35に伸ばし、2位の岡本和に6差をつけた。七回以降は3打席とも走者を置いて凡退し、悔しさを押し殺したが、チームは「粘りの野球」を体現した。負けなかったことに価値がある。五回に先発の石川が逆転を許したが、直後の六回に再逆転。六回に同点とされてからはセ・リーグトップの救援防御率2・17(15日時点)を誇る中継ぎ陣が無失点リレーと執念を見せた。延長十回2死満塁は、木沢を救援したコールが田中広を空振り三振。十一回2死一、二塁もコールが大盛を二ゴロに。十二回2死一、二塁はマクガフが代打・中村奨を三飛に仕留めた。再三のサヨナラの危機をしのぎ、計8投手の継投で今季初の引き分けに持ち込んだ。総力戦で乗り切り、敵地での首位攻防戦は1勝1分けで乗り切った。0・5ゲーム差で首位を死守し、高津監督は「打つ方も、守る方も、投げる方も本当によく粘った。勝てなかったですけど、ビジターでのすごく難しい試合を負けなかったというのは大きい」と選手をたたえた。17日からは阪神3連戦(神宮)。首位の座を固め、この日の引き分けをより価値のあるものにする。(森祥太郎)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
22151 0.595
(-)
-
(-)
105145
(+5)
127
(+5)
36
(+1)
24
(+2)
0.231
(-)
2.900
(↓0.03)
2
(-)
広島
22162 0.579
(-)
0.5
(-)
103175
(+5)
129
(+5)
19
(+1)
8
(+1)
0.261
(↓0.001)
2.960
(↓0.02)
3
(-)
巨人
24190 0.558
(↓0.013)
1
(↓0.5)
100173
(+3)
181
(+9)
48
(+2)
15
(+1)
0.246
(↑0.001)
3.600
(↓0.11)
4
(-)
中日
20190 0.513
(↑0.013)
3
(↑0.5)
104131
(+9)
134
(+3)
25
(+2)
14
(-)
0.251
(↑0.005)
3.300
(↑0.01)
5
(-)
DeNA
14210 0.400
(↓0.012)
7
(↓0.5)
108120
(+1)
166
(+8)
26
(-)
14
(+1)
0.243
(-)
4.240
(↓0.06)
6
(-)
阪神
14261 0.350
(↑0.017)
9.5
(↑0.5)
102127
(+8)
134
(+1)
28
(+2)
25
(-)
0.229
(↑0.002)
3.120
(↑0.05)