1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロッテ | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 4 | 5 | 0 | 1 |
ORIX | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 8 | 0 | 0 |
勝利投手:佐々木 朗希(4勝0敗0S) (セーブ:ゲレーロ(1勝1敗1S)) 敗戦投手:田嶋 大樹(0勝2敗0S) 本塁打 |
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◆ロッテは初回、レアードの犠飛で1点を先制する。その後2-1となって迎えた8回表には、レアードのソロなどで2点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・佐々木朗が7回1失点の好投で今季4勝目。敗れたオリックスは先発・田嶋が力投するも、打線が援護できなかった。
◆コロナ離脱者が続いて苦境にあるオリックスが「佐々木朗希攻略」へ目の色を変える。13日ロッテ戦(京セラドーム大阪)で今季3度目の対戦。主砲の吉田正や、つなぎ役のベテラン安達を新型コロナ感染で欠く中、"新顔"のドラフト2位野口智哉内野手(22)が闘志を燃やしている。ここ4試合続けて1番を務め「まず振っていくことが大事」と自身に言い聞かせた。佐々木朗とは初対戦で「すごい投手というのは分かっている。気持ちで負けないようにしたい。ストライクを積極的に振っていきたい」と力を込めた。前回4月24日の対戦では打撃コーチの指示で、各打者がバットを指2本分、短く持って対応。白星を献上したが、コンパクトな打撃で6安打を浴びせて2点を奪い、5回までに90球を投げさせて引きずり下ろした。今回も徹底していく。また、昨季本塁打王のラオウこと杉本や、リードオフマンの福田がコロナ感染から回復し、1軍合流が見込まれる。杉本は4月10日の対戦で球団初の完全試合を食らった際、代打で27個目のアウトを奪われたが、同24日は右前打を放っている。今季最初の対戦で3三振した福田は、前回は初回先頭で初球を右前打にし、佐々木朗の完全投球を17イニングで止めている。完全にはそろわない戦力でも、攻略に挑む。【真柴健】◆今季のオリックスVS佐々木朗4月10日の対戦で、完全試合を喫した。前身の阪急時代を含めても初の屈辱。1回途中からプロ野球記録を大幅に更新する13者連続奪三振、史上最多タイの19奪三振を許すおまけ付き。中嶋監督は「なんとかしようと思っている、そのさらに上をいかれた」と脱帽した。同24日の再戦では、初回先頭の福田が初球を捉え右前打とし、完全投球を17イニングで止めた。試合は3-6で敗れ、佐々木朗に再び白星を献上したが、6安打を浴びせ5回で降板させ、意地は見せた。
◆ロッテ佐々木朗希投手(20)が13日のオリックス戦(京セラドーム大阪)に先発する。声を出す応援ができないコロナ禍の現在、選手名やメッセージが書かれたタオルを掲げるファンも多い。佐々木朗の先発時にも多く広げられるが、その中に「信じてる。」というメッセージタオルがある。前回4月24日、同じ京セラドームでのオリックス戦のスタンドでも多く見られた。3月末に発売された球団公式グッズで、全20選手のラインアップがある。サウナ好きで知られる石川歩投手(34)の「ととのう」タオルは特に人気で、一時的に品切れになったことも。担当記者の私も、その「ととのう」と角中勝也外野手(34)の「がんばれ。」を衝動買いした(ととのう、は入荷待ちした)。それはさておき、佐々木朗の「信じてる。」だ。タイミングを逃していたが、今回ようやく理由を本人に聞くことができた。「掲げるので、メッセージ性があった方がいいかなと思って」重要視していたのはメッセージ性。グッズの本質を突いていた。「僕の中で座右の銘とかも何もないので、こう、使いやすいかなと思って選びました」使いやすいかな-。自分の好きな言葉を選ぶ選択肢も普通に考えられる中で、ファンが主語になっているのに驚かされる。信じてる-。誰が何を信じてる、の意味なのだろうか。「いろいろな受け取りができるように選びました」そこまで考えていることにちょっとゾクッとした。「信じてる。」を媒介にした、マウンドとスタンドの無言の勇気づけ。その直球で、何度もどよめかせてきた。「去年、入場制限がある中でもすごく力になりましたし、今年は何回か満員の中で投げたりできて、すごく力になりました」と、ファンへ寄せる思いは強い。京セラドームでは、ロッテファンが三塁側に多く座る。セットポジションに構え、差し出された「信じてる。」を正面に見ながら、左足を舞い上げる。【金子真仁】
◆ロッテ佐々木朗との今季3度目の対戦を前に、オリックス福田周平外野手(29)が13日、1軍に復帰した。福田は4月29日に新型コロナウイルス感染の有無を調べる検査で陽性となり、出場選手登録を抹消されていた。13日は試合前練習に参加し、他のナインとともに攻守の練習を行った。その後、出場選手登録された。福田は4月10日の完全試合の際には5番中堅で全3打席空振り三振だったが、同24日は1番中堅で初回、佐々木朗の初球を右前に打ち返した。わずか1球で、2試合連続屈辱の悪夢からチームを救っていた。
◆ロッテ佐々木朗希投手(20)が今季7度目の先発登板に臨む試合のスターティングメンバーが発表された。バッテリーを組むのは7試合連続で高卒ルーキーの松川虎生捕手(18)となった。オリックスの1番打者は、4月24日に同球場で対戦した際に佐々木朗の17イニング連続パーフェクト、打者52人連続アウトを途切れさせた、福田周平外野手(29)が起用された。福田は新型コロナウイルス感染で戦線離脱していたが、復帰戦で佐々木朗と再戦する。また、審判団も発表され、24日の試合で球審を務めた白井一行審判員(44)が二塁塁審を務める。
◆ロッテ高部瑛斗外野手(24)が初回、勢い余ってアウトになりかけた。先頭打者として中前打で出塁し、2番中村奨の打席で二盗を試みた。ヘッドスライディングでタイミングは悠々とセーフだったが、トップスピードに乗った体は二塁ベースを思わず通り越し、触れていた左手も離れてしまった。高部は、その左手でベースに戻るとオリックスの遊撃紅林がタッチ。微妙なタイミングとなったが、二塁塁審の白井審判員はセーフのジャッジを下した。この判定にオリックス中嶋監督がリクエスト。リプレー検証の結果、判定は覆らなかった。その後、ロッテはレアードの右飛で幸先よく先制点を挙げた。先発の佐々木朗も拍手しながら喜んだ。
◆ロッテ佐々木朗希投手(20)がたった4球という超省エネの立ち上がりを見せた。先頭の福田は初球161キロで三ゴロ。2番宗には初球157キロの直球を左前に運ばれて、この日初の被安打。3番紅林は1ボールからの2球目の直球で二ゴロ併殺打。オリックス打線の超積極的なファーストストライク打ち戦法にも、強く速い真っすぐでねじ伏せる形でしっかりとゼロを刻んだ。
◆オリックスのルーキー、池田陵真外野手(18)が、ロッテ佐々木朗の161キロ速球を捉えた。7番左翼で先発し、3回、先頭で回ってきた打席で、剛速球を捉えて中前に運んだ。佐々木朗が「令和の怪物」なら、池田は平成、令和の甲子園最強校、大阪桐蔭の前主将。超強豪校出身の意地を見せた。池田の安打が足がかりとなり、オリックスは佐々木朗から1点をもぎ取った。続く野口の二塁ゴロで走者が入れ替わり、1死一塁に。伏見が中前へチーム3本目の安打を放って1死一、三塁とし、福田の遊ゴロの間に三塁走者の野口がホームを踏んだ。
◆ロッテ佐々木朗希投手(20)がハーラートップタイの4勝目を挙げた。今季7度目の先発登板は7回6安打1失点。最速は163キロで7奪三振、今季3度目の無死四球だった。これで今季のオリックス戦は3戦3勝で「本当に素晴らしい打線なので、どうにか1失点に抑えることができてよかったです。けっこうヒットを打たれながらだったんですけど、どうにか7回まで、ギリギリ投げることが出来ました」と謙虚に振り返った。佐々木朗の白星は同対戦だった4月24日以来、19日ぶりで5月は初勝利。昨季から自身は6連勝となった。打線も初回にレアードの犠飛で先制し、3回には中村奨の右前適時打、8回には佐藤都のスクイズとレアードの2試合連続となる4号ソロで4得点としっかり援護した。1番高部は2打数2安打2四球と全出塁で3盗塁を決めて3得点。佐々木朗もヒーローインタビューでは「高部さんが特に、いっぱい打ってくれて、走ってくれたので本当に感謝しています」と、あえて名前を挙げて感謝した。オリックス打線が積極的にファーストストライクを狙ってくる中で、この日は3回に対戦した9番伏見への2球目、142キロのフォークで初めて空振りを奪った。奪三振も3回に2打席目だった2番宗からが初めてとなったが、中盤以降はペースアップ。4回から降板した7回まで毎回奪三振をマークした。佐々木朗の快投でチームは3連勝となり、オリックスを抜いて4位に浮上。佐々木朗は「明日も勝ってくれると思うので、応援よろしくお願いします」と、ロッテファンに呼びかけた。
◆ロッテが3連勝。佐々木朗が7回を6安打1失点7奪三振で開幕4連勝を飾った。打線は1回にレアードの犠飛で先制。3回に中村奨の適時打、8回にレアードのソロなどで加点した。オリックスは6、8回の逸機が痛かった。
◆ロッテ佐々木朗希投手(20)がハーラートップタイの4勝目を挙げた。今季7度目の先発登板は7回6安打1失点。最速は163キロで7奪三振、今季3度目の無死四球だった。試合後のヒーローインタビューは以下の通り。-4球で切り抜けた初回を振り返って佐々木朗 打たれながらだったんですけど、うまく打たせて取りながら投げることが出来ました。-今季3度目のオリックスとの対戦。相手打線も食らい付いてくる中で7回1失点という内容について佐々木朗 本当素晴らしい打線なので、どうにか1失点に抑えることができてよかったです。-7回にも163キロをマーク。7回86球だったが余力はどうだった?佐々木朗 けっこうヒットを打たれながらだったんですけど、どうにか7回まで、ギリギリ投げることが出来ました。-接戦の中で打線が初回、3回、8回と得点を挙げてくれた佐々木朗 高部さんが特に、いっぱい打ってくれて、走ってくれたので本当に感謝しています。-これでチームは3連勝。自身も無傷の4勝目。次の登板へ向けて佐々木朗 明日も勝ってくれると思うので、応援よろしくお願いします。
◆ロッテ佐々木朗希投手(20)が今季3度目のオリックス戦(京セラドーム大阪)で7回1失点と好投、今季4勝目を手にした。相手の積極攻撃を利用して打たせる投球。時折160キロ台をアクセントに入れながら、苦手の京セラドームを最少失点で投げきった。チームも今季2度目の3連勝で4位に浮上。5月の反転攻勢へムードをさらに高める"金曜朗希ショー"で、13日の金曜日を乗り切った。夜8時59分55秒。日本テレビ系列で「金曜ロードショー」が始まる5秒前、佐々木朗はお立ち台で「ありがとうございます!」と朗らかに声を上げた。6安打されながらも7回1失点。「本当に素晴らしい打線なので、どうにか1失点に抑えることができてよかったです」。すがすがしい表情で1日を振り返った。朗希ショーのクライマックスは午後7時55分、6回2死二、三塁。5番バレラを追い込み、捕手松川のサインに3度首を振った。少しだけ目に笑みが浮かんだようにも見えた。「僕の中で投げたい球があったので。終盤で大事な場面、1点差で、抑えたいなと」。球場中で高まる心拍数を一気に落とすように、鋭いフォークで奪三振。松川と2度グータッチした。3、4月の月間MVPに選出された。「初めてなのですごくうれしいですし、チームメートにすごく感謝しています」。心からの思いを口にした。行動にも自然と現れる。初回の攻撃、3番佐藤都が犠打を決めた。1死二、三塁。大事な初回へ向け、準備のキャッチボールをすぐには始めない。ベンチの端で佐藤都をお出迎え。ハイタッチしてから、ベンチを出た。イニングが終わるごとに、アウトにした野手をベンチ前で待ち、グラブを重ねた。「京セラでなかなか僕自身もいい球がいかないことが多かったので、下手に高望みせず、アウトを取ろうと思って投げてました」。160キロ台は前回京セラでの登板から3割減の14球。相手打線の積極性も利用しつつゴロを引き出しながら、また違った趣の主役ぶりを見せた。それでも決して省エネには感じさせない、真っ向から投げ込んだ7回86球。「まだ長いので。いい投球を続けられるように」。シーズンは4分の1が終わったばかり。映画のような1年へ-。まずは4位に浮上させ、ここからもっと面白くする。【金子真仁】▽ロッテ・レアード(8回、2試合連続の4号ソロは貴重な追加点)「佐藤(都)がスクイズを決めたし、1点でも多くという気持ちだったよ。すしネタ? ん~、イカだな」
◆ロッテ高部瑛斗外野手が佐々木朗に名指しで感謝された。「高部さんが特に、いっぱい打ってくれて、走ってくれたので本当に感謝しています」。プロ初の1試合3盗塁&3得点。チームの3連勝、そして佐々木朗の4勝目を頼もしく援護した。初回は中前打からヘッドスライディングで二盗に成功。「滑りすぎた。下が硬かったので」と勢い余って体が1度、ベースから離れたが間一髪で戻って先制点につなげた。「先に行こうという意識。そこは良かった」と3回と8回にも二盗に成功して、その後に生還。攻撃をけん引し続けた。今季は1番打者として全試合スタメン出場を続けている。昨季までは結果が欲しいあまりに「1歩引いてしまっていた」。今は違う。「思い切って自分が出来ることを。失うものはない。何か積み上げてきたわけでもないので」。無我夢中でチームのために打って、走って-。新たなリードオフマンは必死に結果を積み上げている。
◆ロッテが今季2度目の3連勝で、4位に浮上した。佐々木朗希投手(20)の7回1失点の好投に、打では1番高部瑛斗外野手(24)が全打席出塁で3盗塁3得点。連投中の守護神益田がベンチを外れた試合を、しっかりとものにした。8回の3点目が大きかった。2番手富山から高部が四球をもぎとり、盗塁で二塁へ。中村奨が進塁打を放ち、1死三塁。3番佐藤都志也捕手(24)がカウント1-1からの3球目で、見事にスクイズを成功させ、高部はスライディングすることなく生還した。打線が昨年ほどの得点力がない中で、今季はバントミスなども目立っていた。それだけに井口資仁監督(47)も「今日はバントも進塁打もスクイズも、作戦としてきっちりできた試合だったんで、勝てたんじゃないかと思います」とご満悦の表情。点差を広げたスクイズの瞬間には、7回でお役御免となった佐々木朗も、ベンチでガッツポーズ。マーティンと抱き合っていた。【金子真仁】
◆オリックスのブレイビック・バレラ内野手(30)が9回の打席途中で負傷して代打を送られた第4打席で、バレラに空振り三振が記録された。状況を整理する。バレラはカウント2-1からの4球目を空振りした際に顔をゆがめて、異常を訴えた。オリックス中嶋監督はプレー続行が無理と判断して、代打で佐野如一外野手(23)を打席に送った。佐野如はカウント2-2からの打席で"初球"を空振り。三振となってベンチへ引き揚げたが、打数と空振り三振の記録はバレラに付き、佐野如には何も記録されなかった。なぜか。公認野球規則【9・15(b)】に答えがある。「打者が2ストライク後退いて、代わった打者が三振に終わったときには、最初の打者に三振と打数とを記録し、代わって出場した打者が三振以外で打撃を完了した(四球を含む)場合には、すべてその代わって出場した打者の行為として扱う。」バレラが負傷してしまった4球目の空振りで2ストライクとなっていたため、代わって出場した佐野如が3ストライク目の空振りをして三振となってもバレラの記録となった。仮に、佐野如が四球や安打を放っていれば、佐野如の記録となっていた。
◆ロッテの中村奨が1―0の三回に適時打を放ち、4月27日の楽天戦以来13試合ぶりに打点を挙げた。無死二塁で田嶋の6球目の速球を腕をたたみながら右翼線へ運んだ。「最低でも走者を進めようと思っていた。結果的に走者をかえすことができて良かった」と安堵した。開幕直後に新型コロナウイルスに感染して離脱し、昨季まで4年間続けていた全試合出場が途絶えた。復帰後もなかなか状態が上向かず、打率は2割台前半に低迷。ベストナインとゴールデングラブ賞を獲得した昨季から一転して試練の序盤となっているが、久々の適時打で先発の佐々木朗を援護した。
◆ロッテのブランドン・レアード内野手(34)が「4番・DH」で先発出場し、2試合連続となる左中間4号ソロを放った。1点を追加した八回2死走者なし。2番手・富山の6球目を捉えた。球団広報を通じて「打ったのはフォークボール。自分の前でサトウ(佐藤都)がスクイズを決めたので、1点でも多くという気持ちだった」とコメント。得意のすしポーズを披露し「今日のネタ? イカだな!」と今季〝4貫目〟を握った。
◆ロッテ・佐々木朗希投手(20)が7回6安打1失点7奪三振の好投で負けなしの今季4勝目を挙げた。チームは3連勝で4位となった。佐々木朗は一回、1死から宗に左前打を許したが、続く紅林を二ゴロ併殺に抑えた。二回は真っすぐを中心に投げ3人で終わらせた。この回まで奪った三振は「0」も、球数はわずか15球。打線は一回1死二、三塁からレアードの右犠飛で先制点を挙げ、二回を終えて1-0。三回は中村奨の右前適時打で2-0とリードを広げたあとのマウンド。先頭の池田に中前打を打たれるなど、1死一、三塁とされると、福田の遊ゴロの間に三走の生還を許し2-1と1点差に迫られた。四回は連続三振とバレラを中飛に抑え3人で終わらせた。五回は2死から左前打を許したが、続く伏見を二ゴロに抑えた。六回は2死一塁から頓宮に左翼線二塁打を打たれ二、三塁とされたが、バレラをフォークで三振を奪いガッツポーズを見せた。七回は1死から連続三振を奪い降板した。打線は八回、1死三塁から佐藤のスクイズと二死からレアードの4号ソロで2点を奪い4-1とリードを広げた。打線は八回、1死三塁から佐藤のスクイズと二死からレアードの4号ソロで2点を奪い4-1とリードを広げた。佐々木朗に代わって、八回のマウンドには西野、九回はゲレーロの投手リレーでリードを守った。
◆ロッテ・佐々木朗希投手(20)が7回6安打1失点7奪三振の好投で負けなしの今季4勝目を挙げた。チームは3連勝で4位に浮上した。以下、佐々木朗のヒーローインタビュー。--立ち上がりを振り勝って「打たれながらだったんですけど、うまく打たせて取りながら投げられました」--今日のピッチング内容は「素晴らしい打線なので1失点に抑えられて良かったです」--7回86球。余力は「結構ヒット打たれながらだったんですけど、どうにか7回までギリギリ投げることができました」--打線が先制、中押し、ダメ押しと点をもぎ取った「髙部さんが特にいっぱい打ってくれて走ってくれたので本当に感謝しています]
◆ロッテが快勝。3連勝でオリックスと入れ替わり、4位に浮上した。先発の佐々木朗希投手(20)が7回を投げ7三振を奪うなど6安打1失点でリーグトップに並ぶ無傷の4勝目を挙げた。令和の怪物が〝因縁の地〟できっちりと役割を果たした。佐々木朗は7回6安打1失点、7奪三振。今季4勝目をつかんだ。この日の最速は163キロを計測し、計86球の力投だった。一回1死から宗に左前打を許すも、続く紅林を二ゴロ併殺打に斬って、この回は4球で終えた。2-0、三回1死一、三塁。福田の遊ゴロで失点を許したが、それ以外は要所を締めた。完全投球を止められ、白井一行球審に詰め寄られるなど、騒動となった4月24日以来、3週間ぶりとなる京セラドーム大阪での登板。その白井審判員は二塁審判を務めており、周囲からも注目を集めていた。) 試合前には、3、4月度の月間MAPが発表され、3年目で初受賞した。「初めてなのですごくうれしいですし、チームメートにすごく感謝しています」と目尻を下げた。ヤクルト・奥川、オリックス宮城ら高卒の同期では、一番乗りの受賞となった。4月10日に史上最年少の完全試合を達成するなど5試合に先発して3勝0敗、防御率1・50。12球団トップの60奪三振と圧倒的な成績を残した。) 「完全試合したりとか今後なかなかないと思うんですけど、たくさん試合で投げられましたし、イニングも投げられてすごくいい1カ月だったと思います」5月に入っても、負けない20歳右腕。この日の4勝目でリーグトップに並んだ。2022年、令和の怪物は白星を積み上げる。
◆オリックスは佐々木朗から6安打を放ったが、攻略しきれなかった。1点差に迫った三回は、なお2死二塁で宗が空振り三振。六回2死二、三塁ではバレラが三振に倒れた。どちらもフォークボールに手が出てしまい、中嶋監督は「どうやって我慢できるか。技術が必要になる」と能力の向上を求めた。チームは負け越しが今季ワーストの7となり、5位に後退。それでも新人の池田や野口が160キロ台の球を安打にしたことは明るい材料で、監督は「自信にしていい。成長していってほしい」と期待を寄せた。
◆オリックスのバレラが先頭打者で迎えた九回の打席で、2ボール1ストライクから4球目を空振りした直後にベンチに退いた。球団によると右手首付近に痛みを感じたという。
◆ロッテ・佐々木朗希投手(20)が13日、オリックス7回戦(京セラ)に先発し、7回6安打1失点、7奪三振でハーラートップに並ぶ開幕4連勝を飾った。勝ち星、勝率10割、78奪三振といずれもリーグ1位で、開幕から7試合で78三振は、1994年の伊良部秀輝(76三振)を超える球団最多記録となった。試合前にはパ・リーグの3、4月度の「大樹生命月間MVP賞」を3年目で初受賞。〝今季1冠目〟を手にし、チームの3連勝、4位浮上にも大きく貢献した。令和の怪物が〝因縁の地〟できっちりと役割を果たした。佐々木朗は7回1失点、7奪三振で無傷の開幕4連勝を飾った。「変にかわそうとせず、どんどん攻めてアウトを取ろうと考えました。高いマウンドの対応で、いいものをちょっとつかめました」完全投球を止められ、ボール判定をめぐって白井一行球審に詰め寄られるなど、騒動となった4月24日以来、約3週間ぶりとなる京セラドーム大阪での登板。その白井審判員は二塁審判を務めており、周囲から注目を集めていた。2-0の三回1死一、三塁から福田の遊ゴロで失点。六回2死二、三塁のピンチでは、バレラをフォークボールで空振り三振に斬った。最速は163キロを計測。史上最年少で完全試合を達成した4月10日はストライク率78%を記録していたが、この日も計86球中ストライク61球で同71%とゾーン内で勝負を挑み、四死球も与えなかった。まさに、ドクターK。開幕から7試合の登板で78三振を奪い、1994年の伊良部秀輝の76個を上回り球団最多記録となった。9イニング当たりの奪三振率は驚異の14・33。勝ち星、勝率10割、そして奪三振数もリーグトップだ。 試合前には3、4月度の月間MVPが発表され、3年目で初受賞した。「初めてなのですごくうれしいですし、チームメートにすごく感謝しています。たくさん試合で投げられましたし、すごくいい1カ月でした」と振り返った。ヤクルト・奥川、オリックス・宮城ら、高卒の同期では、一番乗りの受賞となった。5試合に先発して3勝0敗、防御率1・50で、大ブレークを遂げた今季の〝1冠目〟を手にした。力投でチームは3連勝。井口監督は「うまく打たせて要所を締めた。走者を背負ってもギアを上げていい投球をした」と称賛した。次回登板は20日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)で、金曜日の登板が続く予定。「サンデー朗希」から「金曜ロウキショー」となっても、白星を積み上げる。(広岡浩二)
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
楽天 |
24 | 9 | 1 | 0.727 (↓0.023) | - (-) |
109 | 140 (+2) | 90 (+4) | 25 (+1) | 32 (-) |
0.247 (↓0.001) | 2.500 (↓0.02) |
2 (-) |
ソフトバンク |
22 | 13 | 1 | 0.629 (↓0.018) | 3 (-) |
107 | 156 (-) | 113 (+1) | 22 (-) | 20 (+1) |
0.270 (↓0.005) | 2.640 (↑0.04) |
3 (-) |
西武 |
19 | 18 | 1 | 0.514 (↑0.014) | 7 (↑1) |
105 | 119 (+4) | 110 (+2) | 27 (+1) | 14 (-) |
0.224 (↑0.004) | 2.390 (↑0.01) |
4 (1↑) |
ロッテ |
15 | 21 | 1 | 0.417 (↑0.017) | 10.5 (↑1) |
106 | 108 (+4) | 131 (+1) | 14 (+1) | 39 (+3) |
0.208 (↓0.001) | 2.770 (↑0.05) |
5 (1↓) |
ORIX |
16 | 23 | 0 | 0.410 (↓0.011) | 11 (-) |
104 | 92 (+1) | 133 (+4) | 12 (-) | 24 (+1) |
0.207 (↑0.001) | 3.030 (↓0.02) |
6 (-) |
日本ハム |
13 | 25 | 0 | 0.342 (↑0.018) | 13.5 (↑1) |
105 | 116 (+1) | 154 (-) | 33 (-) | 27 (-) |
0.227 (↓0.001) | 3.950 (↑0.11) |
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