阪神(-降雨のため試合中止-)広島 =リーグ戦9回戦(2022.05.12)・阪神甲子園球場=
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◆阪神は12日に甲子園球場で行われる予定だった阪神対広島9回戦を天候不良のため中止と発表した。内野部分には全面シートがかけられていたが、朝から雨が降りやまなかった。阪神の試合中止は4月26日の中日戦以来、今季3度目(コロナウイルスの影響1、天候不良2)。選手は隣接する室内練習場で調整し、外野陣は雨の中甲子園球場の外野部分でノックを受けていた。この日の予告先発は阪神がジョー・ガンケル投手(30)、広島はドリュー・アンダーソン投手(28)だった。

◆首位広島が13日から、2位ヤクルトをマツダスタジアムで迎え撃つ。首位攻防3連戦で頼りになるのは、4番ライアン・マクブルーム内野手(30)だ。現在8試合連続安打と好調で、22試合連続出塁としぶとさもあわせ持つ。本塁打も5月に入って3発の量産モード。12日の阪神戦(甲子園)は雨天中止となったが、決意新たにツバメ退治に臨む。勢いに乗る男も天候には逆らえない。阪神戦の雨天中止が決まると、マクブルームは早々に甲子園をあとにした。今季2度目の中止に「もちろん、試合をやりたかった。野球をすることが自分の職業。チームの勝ちに毎晩貢献するというのが自分の気持ち」と、残念そうにバスに乗り込んだ。バットで阪神戦3連勝を導きたかった。来日遅れで3、4月の打率は2割5分3厘にとどまったが、今月に入り、3日から8試合連続安打でヒット14本を量産。2打席連続本塁打も放つなど調子を上げている。「毎試合、毎試合、自分の持てる力を十分に発揮する。それだけは約束できる」。22試合連続出塁にも慢心はない。海の向こうからのエールも、異国の地で戦う助っ人の支えとなる。4月9日に30歳の誕生日を迎え、2週間後の同24日に家族からプレゼントが届いた。「ピニャータ」と呼ばれるくす玉だった。メキシコなどで祝いの際に、天井からピニャータをつるしバットなどの棒でたたいて壊すという。パーティーに出た家族から贈られた。以前から「家族は大切な存在。家族のためにも戦う」と言っている助っ人が、プレゼントを介してパワーをもらう。「今夜(24日)バットで(くす玉を)壊すよ。中にキャンディーが入っていて、今夜食べるよ」。遠い米国からのサポートも好調を支える。チームは前日11日、23日ぶりのセ界トップに返り咲いた。そして13日からはホームで2位ヤクルトとの首位攻防3連戦を迎える。一気に突き放して、首位固めといきたい3連戦だ。「どのチームと対戦しようが、気持ちは変わらない。チームに関係なく、自分たちの野球をしっかり実践する」。頼もしい4番が地に足着けて、打線を引っ張る。【前山慎治】○...広島は4連勝で本拠地に戻り、2位ヤクルトを迎え撃つ。阪神戦が降雨中止となり、先発予定だったアンダーソンは15日に回ることが濃厚になった。この日のうちに広島に戻った佐々岡監督は「天気のことは仕方がない。いい休養ととらえたい」と13日の移動試合を回避できたことを前向きに捉えた。今季1勝3敗のヤクルトとの首位攻防3連戦は大瀬良、森下の2本柱に、5日のデビュー戦で巨人を7回1安打0封した助っ人右腕で必勝を期す。▽広島アンダーソン(来日2度目の登板は降雨中止に)「歴史がある球場(甲子園)で投げたい気持ちが強かったけど、雨には勝てません。(次回登板日は)チームの指示に従います」

◆【日刊スポーツ西日本写真映像チームのとっておき映像プレイバック】甲子園での阪神戦は雨天中止、雨が降るなか外野でノックを受けるのは誰でしょうか?

◆11日までの4連勝で首位に浮上した広島は勢いに水を差された。阪神には今季7勝1分けと一方的な戦績。佐々岡監督は「当然(試合をやりたかった)ね。調子が上がってきていたし。まあ天気のことは仕方ない。いい休養ととらえたい」と苦笑いで話した。先発予定だったアンダーソンは「歴史がある球場で投げたいという気持ちは強かったが、雨には勝てなかった」と残念そう。スライドはせず、13日のヤクルト戦は既に4勝を挙げている大瀬良が先発する。

◆阪神は12日、広島戦(甲子園)が雨天中止となり、室内練習場で調整した。横浜3連戦では大山の爆発にも期待がかかる。8日の中日戦(バンテリンドーム)では2ランも放ったが、10、11日の広島戦2試合(甲子園)はマルテの復帰と4月下旬に痛めた左足の状態を考慮されて三塁から左翼へポジションが変わり、6打数無安打で打率は・221に下降。それでも井上ヘッドコーチは「働いてもらわないといけない人間が温存みたいにしていると、調子も戻ってこない」と、復調を信じてスタメン起用を継続することを明かした。

◆一撃必殺! 阪神・佐藤輝明内野手(23)が12日、広島戦の雨天中止を受けて甲子園の室内練習場で調整した。13日のDeNA戦(横浜)は今永昇太投手(28)が先発予定。チーム全体で苦戦している左腕を「一発で仕留める」と誓った。これ以上、左腕にやられるわけにはいかない。打開策は一撃必殺。佐藤輝がひと振りで虎に勝利をもたらすことを誓った。「(左腕対策は)一発で仕留める、です!」雨音が響く室内練習場で、対左をイメージしながらバットを振った。今季39試合を終え、対右投手が打率・309、6本塁打、17打点。一方で対左投手には同・204、1本塁打、2打点と苦戦を強いられている。11日の広島戦(甲子園)では2死満塁の好機で新外国人左腕・ターリーを送られ、3球三振に倒れた。「中継ぎで左を当てられることも多い。でも、そういう投手を打っていかないと、チームも勝てないと思う。頑張って打ちたいと思います」13日のDeNA戦(横浜)は今永が先発予定。佐藤輝だけでなく、チームは相手先発が左腕だった試合はここまで2勝12敗と大きく負け越し、対左のチーム打率は・195と〝左嫌い〟は深刻だ。そんな現状を佐藤輝が〝一発回答〟で打破する。4月29日の巨人戦(東京ドーム)で7号2ランを放ってから10試合連続ノーアーチだが「もちろん、ホームランを打ちたいというのはいつでもあるので頑張ります」と力を込めた。あいにくの雨天中止も「いい意味でしっかりとリフレッシュしたい」と前向きにとらえて乗り込む横浜。前回は3タテをくらった敵地で、暴れ回る準備はできている。「(気持ちを)切り替えていきます。リベンジマッチです!」一発で流れを変える。輝が横浜に大アーチを架け、難敵左腕を打ち砕く。(原田遼太郎)★「対左」得点圏14打席無安打 佐藤輝は特に、得点圏で左投手を打てていない。対右の得点圏では打率・333(24打数8安打)、1本塁打、9打点と好成績を残すが、対左では打率・077(13打数1安打)、0本塁打、1打点で「14打席連続無安打」を継続中だ。また、中継ぎ左腕も打てておらず、リリーフ右腕に対しては打率・276(29打数8安打)、0本塁打、4打点だが、リリーフ左腕に対しては打率・077(13打数1安打)、0本塁打、0打点と苦しんでいる。

◆阪神は12日、広島戦(甲子園)が雨天中止となり、室内練習場で調整した。11日の同戦で9試合ぶりにスタメン復帰したばかりの糸井嘉男外野手(40)には〝恵みの雨〟かと思いきや、体調に問題なしと強調。抱えていた症状が〝ぎっくり腰〟だったと明かし、悔しさをぶつけると誓った。低調な打線を活気づけるべく、超人的な回復力を見せた40歳が13日のDeNA戦(横浜)からもフル回転する。くたびれ果てたような打線を、シャキッとした超人のバットが変える。糸井が驚異の回復力でここからまた全開だ。4試合欠場していた理由について矢野監督は「コンディションが整っていない」としか説明していなかったが、この先のプレーに引きずる〝故障〟ではなかったことを糸井自らの口で明かした。「ぎっくり腰。それが(詳細が)欲しかったんでしょ、ハッハッハ」何も隠さない姿勢が、そのまま状態のよさを物語る。11日の広島戦(甲子園)で「6番・右翼」に入り、9試合ぶりの先発出場で一回にいきなり適時打を放った。今季で41歳になる。糸井ほどの男にも当然、思いがけない体の異変は起こる。それでも、復帰即のマルチ安打で周囲の不安を見事に吹き飛ばし、よみがえってみせた。「〝がっかり腰〟にがっかりしていた。1週間では絶対に治したいなと思って。自分自身、出られるチャンスがあった中で(出られなかった)」4月30日の巨人戦(東京ドーム)以降は代打での出場にとどまった。今の虎では、誰より多くの試合に出てきた男だ。ベンチから見つめる悔しい敗戦の連続に、グラウンドに足りないのはまさに自分の存在だと分かっていた。5月1日までの6連勝から一転、チームは3日以降ここぞでの一本を欠き、2勝6敗と大きくつまずいた。「1週間」と心に決め、実際に中8日で先発のラインナップに帰ってきた。スタメン復帰戦から一夜。フリー打撃などで精力的に汗を流した糸井は、このタイミングでの雨天中止は患部のケアにもつながりそうかと問われたが「きのう出てるから問題ないですよ」とキッパリと言い切った。矢野監督も「いやもう、問題ないんじゃないの」と語る。DeNAの予告先発は左腕の今永だが、井上ヘッドコーチは「今永だったとしても、使う方向でいきたい」と2戦連続のスタメン起用を示唆する。チームは相手先発が左腕の試合は今季2勝12敗と大苦戦しているが、今の打線の中でも4番の佐藤輝と40歳の超人だけには得点の匂いが漂う。腰が癒えたのなら、中軸として腰を据えて戦ってもらう。体のコンディションを問われた糸井は「ベンプレ(ベンチプレス)が90(キロ)ぐらいしか上がらない。(通常であれば)150。デッドリフトは150(キロ)ぐらい。それぐらい悔しくて」と独特の言葉でも表現した。こよなく愛するトレーニングにおいては、取り戻さなくてはならないものはまだ多い。だが「野球的には(心配ない)」と頼もしい。ぎっくりも、がっかりも、もういらない。自らの不在で失った白星は、自らのバットで取り返す。ガックリとくる展開ばかりの虎打線を、糸井が変える。(長友孝輔)★同世代、燕・青木&石川に刺激 不惑のシーズンを戦う糸井にとって刺激になっているのは、同学年の青木、2学年上の石川(ともにヤクルト)らの同世代だ。「活躍しているのを見て、40歳で、年齢だけの話になりますけど、すごくかっこいいなと思うし、尊敬できますね」。阪神は42歳左腕石川に今季すでに2勝を献上。そのうち4月23日の対戦(神宮)では青木が決勝弾を放っている。糸井が出場した今月4日の対戦(甲子園)でも石川に5回無得点に封じられた。復活した超人も負けじと奮闘する。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
22151 0.595
(-)
-
(-)
105167
(-)
119
(-)
17
(-)
7
(-)
0.262
(-)
2.910
(-)
2
(-)
ヤクルト
21150 0.583
(↑0.012)
0.5
(↓0.5)
107135
(+3)
119
(+1)
32
(-)
22
(+3)
0.227
(↑0.001)
2.870
(↑0.05)
3
(1↑)
巨人
22180 0.550
(↑0.012)
1.5
(↑0.5)
103158
(+4)
164
(+1)
43
(+2)
14
(-)
0.242
(-)
3.490
(↑0.07)
4
(1↓)
中日
19170 0.528
(↓0.015)
2.5
(↓0.5)
107114
(+1)
119
(+3)
21
(-)
13
(-)
0.246
(-)
3.140
(↓0.01)
5
(-)
DeNA
14190 0.424
(↓0.014)
6
(↓0.5)
110117
(+1)
149
(+4)
26
(-)
13
(-)
0.243
(↓0.001)
4.040
(-)
6
(-)
阪神
12261 0.316
(-)
10.5
(-)
104110
(-)
131
(-)
24
(-)
24
(-)
0.224
(-)
3.200
(-)