1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロッテ | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 5 | 0 | 0 |
楽天 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 7 | 0 | 0 |
勝利投手:河村 説人(2勝0敗0S) (セーブ:益田 直也(0勝0敗5S)) 敗戦投手:藤井 聖(1勝1敗0S) |
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◆ロッテは0-0で迎えた4回表、岡の適時二塁打で先制する。さらに、続く福田秀が2点適時打を放ち、この回3点のリードを奪った。投げては、先発・河村が5回無失点で今季2勝目。一方の楽天は、打線が終盤に追い上げるも及ばず、球団記録を更新中だった連勝は11で止まった。
◆午後2時に試合開始予定のデーゲームで開催される。平日ながらナイターではないのは、子どもたちのためだ。試合前に小学生の職場体験プログラム「弟子入り体験」と、中学生を対象にした「職場体験」が実施された。仙台市内の小中学生が課外活動の一環として参加。スタンド席の消毒作業など、球場内外のさまざまな業務を体験した。宮城県内の小学生を対象にした「弟子入り体験」は17年、中学生対象の「職場体験」は18年から、球団が企画してスタート。20年はコロナ禍に伴う試合日程の変更で中止となったが、今年は12日の同カードも含めて2試合で約1200人の小中学生が来場し、職場体験プログラムと試合観戦を行う予定だ。
◆楽天藤井聖(まさる)投手(25)が球団史上初のプロ初登板から2戦2勝を目指したが、5回途中3失点で降板した。4回1死一、二塁で岡に先制の中越え適時二塁打を浴び、続く福田秀にも2点適時中前打を許した。失点は4回だけだったが、5回2死一塁で打者山口を迎えたところで2番手の石橋とスイッチした。プロ2度目の先発は4回2/3を85球、5安打3失点。四球は3つだった。藤井は球団を通じて「ボールの強さは出せましたし、感覚自体は悪くなかったと思います。ただ、本当にちょっとしたコントロールなのですが、その部分が最後まで修正できなかったです。試合中に修正ができるようにならないと次の登板でも同じことを繰り返してしまうと思うので、しっかり練習します」とコメントした。
◆楽天が5月初黒星を喫して大型連勝が「11」で止まった。4月26日ロッテ戦(ZOZOマリン)から1分けを挟んで続けてきた白星街道が、ついに終点を迎えた。投打で精彩を欠き、悪い流れが連動した場面について、石井一久GM兼監督(48)は自身の采配を反省した。「3回の浅村がバッターボックスで、僕の方から(一塁走者の山崎に盗塁のタイミングを自由に任せる)グリーンライトでサインを出したんですけども。あの場面、試合序盤という状況をいろいろ加味しても、あそこでアウトになることはいけないので。そこに関してのは僕の采配ミスというか愚策というか。そこが、その後の4回の失点につながったので、ちょっとチームに迷惑をかけたかなというのはあります」。振り返ったのは3回の攻撃。2死一、三塁で打者が3番浅村の場面で、盗塁のタイミングを任されていた一塁走者の山崎が盗塁死となった。二塁ベースに滑り込むことなく、中途半端な形でチャンスを逃してしまった。直後の4回に先発した藤井聖(まさる)投手(25)が1死から与えた四球をきっかけにロッテの下位打線につかまって3点を先行された。5回の攻撃では1死一、三塁で9番炭谷がセーフティースクイズを試みたが、打球は投手正面へ転がって三塁走者の黒川が本塁で走塁死。その後、2死満塁としたが2番山崎は二ゴロに倒れて反撃のチャンスを逸した。楽天救援陣は追加点を許さずに踏ん張ったが、打線は8回に4番島内の適時打で挙げた1点のみに終わった。楽天は4月24日西武戦(ベルーナドーム)以来の黒星で、5月は9試合目にして初の敗戦。それでも32試合で24勝7敗1分け。勝率8割は切ったが、まだ7割7分4厘と異次元の数字は継続している。石井GM兼監督は「ここからね、もう1回しっかりとチームをコントロールしてやっていければなと思います」と、気持ちを切り替えた。
◆ロッテ河村説人投手(24)は最大のピンチで踏ん張った。3-0の5回2死満塁で楽天の2番山崎。「(3番)浅村さんに回したら終わり」と冷静だった。ならば、目の前の相手を全力で。山崎にカウント3-1までいったが、5球目で見逃しストライク。最後は二ゴロで切り抜けた。「何とか切れてホッとしました。動じている感じを出さないようにしたら、自分の気持ちもコントロールできる」と心で負けなかった。伸びのある直球と落差あるフォークが光った。5回3安打無失点で今季2勝目を挙げた。先輩に勇気づけられた。前日は宿舎のテレビで小島の力投を見た。敗れはしたが、8回も志願してマウンドに向かう姿に「自分は140球とか投げられない。小島さんの頑張りを無駄にしちゃいけない」と胸に刻み、チームの連敗ストップという使命をクリアした。
◆楽天武藤敦貴外野手が今季初スタメンで複数安打を記録した。8番右翼でフル出場。3回の今季初打席で右前打、5回には左前打を放った。イースタン・リーグで打率3割5分6厘と結果を残して10日に再昇格。「(2軍では)甘い球を1球で仕留めることを意識して取り組んだ」という20歳が、層の厚い1軍外野陣に割って入れるだけの実力を示した。
◆ロッテが連敗を5で止めた。四回に岡の適時二塁打、福田秀の2点適時打で3点を先行し、5投手の継投で逃げ切った。河村が5回3安打無失点で2勝目、益田は5セーブ目。楽天は再三の好機で攻めきれず、連勝が11で止まった。
◆ロッテの河村が5回3安打無失点で今季初登板から2連勝を飾った。ルーキーだった昨季、シーズン後半に先発で4連勝した勢いを持ち込みチームの連敗を5で止め「雰囲気が悪かったので、とにかく勝ててうれしい」と笑みが広がった。192センチの長身から角度のある速球を強気に投げ込んだ。3―0の五回2死満塁では山崎を決め球のフォークボールで二ゴロに打ち取り「次が浅村さんだったので、何とかあそこで切れてほっとした」とうなずいた。
◆楽天の藤井は五回途中5安打3失点と粘れず、プロ2度目の登板で初黒星を喫した。四回1死でストレートの四球を与えた後、3連打を浴びて3点を先行され「本当にちょっとしたコントロールが最後まで修正できなかった」と悔しさをにじませた。前回4月28日のロッテ戦では6回無失点でプロ初登板勝利を挙げたが、雪辱を許した。「試合中に修正ができるようにならないと次の登板でも同じことを繰り返してしまうと思うので、しっかり練習したい」と自らを戒めた。
◆楽天の連勝は「11」でストップした。ロッテに競り負け、4月24日の西武戦(ベルーナD)以来の黒星。今季2勝目を狙った先発・藤井は4回?を投げ、5安打3失点でプロ初黒星を喫した。四回に3点を先制をされ、打線は八回に4番・島内の左前適時打で1点を返したが及ばなかった。石井監督の一問一答は以下の通り。--先発・藤井の投球について「全体的にボールはよかったんですけど、前回の攻めのボールがちょっと慎重になり過ぎたかなという所があります。いいボールは投げていたと思います」--試合全体での打線のアプローチは「打者はいいアプローチはしてくれていたと思います。それよりも三回の所で浅村がバッターボックスで僕の方からグリーライトでサインを出したんですけど、あの場面と試合序盤という状況を加味しても、あそこでアウトになるのはいけないのでそこに関しては僕の采配ミスというか愚策というか。そのあとの四回の失点につながったのでチームに迷惑をかけたかなという所はあります。なので、ここからもう1回しっかりとチームをコントロールしてやっていければなと思っています」--ビハインドの状況で中継ぎは無失点「反撃を待つという状況を作ってくれたので五回以降、石橋も弓削も西垣もしっかりと投げきってくれたと思います」--連勝が止まったあとの試合が大事。明日に向けて「それを言ったら、いつも大事なのであんまりそこは気にすることはないんですけどそれよりも勝ち越しているときから言っているように目の前の試合を一試合一試合大切に戦って、大切にするだけじゃなくて攻撃的にチームとして戦っていけたらいいと思います」
◆楽天の連勝は「11」で止まった。1-3でロッテに競り負け、4月24日の西武戦(ベルーナ)以来の黒星に石井一久監督(48)は、先制機を逃した三回の攻撃を猛省した。「僕の采配ミスというか、愚策というか。そのあとの四回の失点につながった」0-0の三回2死一、三塁で打席には、この時点で得点圏打率4割の浅村。一走はチームトップの9盗塁をマークしていた山崎で、指揮官は盗塁を走者の判断に委ねる「グリーンライト」のサインを出した。盗塁敢行の〝許可〟を得た山崎は2球目にスタートを切ったが、悠々と阻止されて流れが止まると、直後の四回に3点を奪われた。球団記録の連勝は止まったが、チームはまだ連敗知らずの7敗目を喫しただけ。石井監督は「一試合一試合大切に、攻撃的にチームとして戦っていけたら」と気持ちを切り替えた。(加藤次郎)
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
楽天 |
24 | 7 | 1 | 0.774 (↓0.026) | - (-) |
111 | 136 (+1) | 81 (+3) | 24 (-) | 32 (-) |
0.249 (-) | 2.400 (↓0.02) |
2 (-) |
ソフトバンク |
22 | 12 | 1 | 0.647 (↑0.011) | 3.5 (↑1) |
108 | 156 (+2) | 112 (-) | 22 (-) | 19 (-) |
0.275 (-) | 2.680 (↑0.08) |
3 (-) |
西武 |
18 | 18 | 1 | 0.500 (↓0.014) | 8.5 (-) |
106 | 115 (-) | 108 (+2) | 26 (-) | 14 (-) |
0.220 (↓0.005) | 2.400 (↑0.01) |
4 (-) |
ORIX |
16 | 22 | 0 | 0.421 (↓0.011) | 11.5 (-) |
105 | 91 (+2) | 129 (+5) | 12 (-) | 23 (-) |
0.206 (↓0.001) | 3.010 (↓0.04) |
5 (-) |
ロッテ |
13 | 21 | 1 | 0.382 (↑0.018) | 12.5 (↑1) |
108 | 99 (+3) | 128 (+1) | 11 (-) | 35 (-) |
0.206 (↓0.002) | 2.840 (↑0.05) |
6 (-) |
日本ハム |
12 | 25 | 0 | 0.324 (↑0.018) | 15 (↑1) |
106 | 115 (+5) | 154 (+2) | 33 (-) | 27 (+6) |
0.228 (↑0.003) | 4.060 (↑0.05) |
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