1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ソフトバンク | 1 | 1 | 3 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 8 | 16 | 20 | 0 | 2 |
ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 |
勝利投手:大関 友久(3勝2敗0S) 敗戦投手:石川 歩(3勝2敗0S) 本塁打 |
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◆ソフトバンクが完勝。ソフトバンクは初回、三森が先頭打者本塁打を放ち、先制に成功する。その後は3回表に中村晃と上林の適時打が飛び出すなど、終わってみれば20安打で16得点を挙げた。投げては、先発・大関が9回3安打無失点の快投で今季3勝目。敗れたロッテは、投打ともに振るわなかった。
◆ソフトバンク三森大貴内野手(23)が、今季2度目の先頭打者本塁打を放った。「1番・二塁」で出場。1回の第1打席でロッテ石川の外角ツーシームをとらえ、右中間のホームランラグーン席に運んだ。「タイミングを合わせることだけを考えて打席に入りました。真っすぐ系のボールをしっかりとコンタクトすることができました。まず大事な先制点を取ることができて良かったです」。4月30日の楽天戦(楽天生命パーク)以来の5号先頭弾。現在4連勝中のソフトバンクが先手を取った。三森は1回終了時点で打率3割2分2厘、38安打、5本塁打、16打点、4盗塁で"チーム5冠"。開幕から1番に座るリードオフマンが、好調を維持している。
◆ソフトバンクの3年目左腕、大関友久投手(24)がプロ初の完封勝利を挙げた。9イニングを116球、3安打1四球で無失点の快投。最速150キロの直球にフォーク、スライダーがさえ、自己最長イニングを投げ切った。走者を出したのは1回佐藤都の中前打、山口への四球、2回安田の左前打、9回中村奨の左前打のみ。3~8回はパーフェクト投球でプロ最多の6三振を奪った。昨年5月に育成から支配下契約された苦労人。20安打16得点と打線の援護にも恵まれ、開幕8連勝以来の5連勝に導いた。
◆ロッテが今季ワーストの20安打16失点で大敗した。先発石川が先頭打者本塁打を浴びるなど、3回5失点でKO。リリーフ陣も8、9回で10失点と最後まで流れを止められなかった。打線はソフトバンク大関から散発3安打で、三塁を踏めずに今季6度目の0封負け。井口資仁監督は「しっかり戦略は練っていったけど、(1敗は)1点差で負けるのと一緒なので明日、切り替えて頑張ります」。3連敗で借金7となった。▽ロッテ石川(今季自己最短の3回5失点で2敗目)「甘いところに集まってしまい、すべて打ち返されたと思います。こういった形になりすいません...」
◆ソフトバンクは5連勝。大関友久投手(24)が3安打に抑えプロ初完封で3勝目を挙げ、打線はともに今季最多20安打、16得点を挙げた。藤本博史監督(58)の、試合後の一問一答は以下の通り。-快勝「話題盛りだくさんの快勝ですね。勝ってたらね、先取点取ったらこうなりますよね。最初に三森が先頭打者本塁打打ってくれて、チームがバーッてなるよね。あれが大きかったよね。(甲斐の)セーフティースクイズも決まったし。上林もね、早い回に点をポンポンと取ったら、(相手の)投手も勝ちゲームの投手が出てこないわけですから。こういう形になるんじゃないかなと思います。みんなよく打ちましたよ。最後に柳田にもホームラン出たし、明日に気持ちよく入っていけるんじゃないですか」-大関が完封「最初はちょっと力んでたけどね。90球くらいからポンポンとストライク先行して、球もスピードも落ちているのに抑えられるというのが分かってくれば、次もっと楽じゃないかな。今日の完封というのはすごく自信になったんじゃないかな」-球数を投げても崩れなかった「球数を投げたあとの方が良かったもんね。80、90球くらいからストライク先行になってきて。点が入ったのもあるかも分からないけど、そこは自信にして、次の試合にいってくれたら」-9回も迷いなく続投「120球をメドにしてました。最初148キロくらい出てたのが、7、8回には144、5キロになってたけど、それでも抑えられるわけやから。スピードだけじゃないよということが本人も分かったんじゃないかな」-球威がある「球自体は強いですよ。3キロくらい落ちたからといってね。逆に考えて考えて、甘いところにいってしまうから。どんどん今日みたいな気持ちでいってくれたらいいんじゃないかな。ゲームは絶対に作れる投手やからね。今日は100点満点やね」-番付は「番付? 番付は前頭3枚目くらいかな」-左腕の好投も大きい「そこ(先発枠)に1枚入ってきたというのがね。次の試合が見物ですよね。大関にとって一番大事なところになってくるんじゃないかなと思いますけどね」-救援陣も休めた「大きいですよね。リリーフは誰も作ってませんからね」
◆ソフトバンク三森大貴内野手が、自身2度目の初回先頭打者本塁打で猛打を呼び込んだ。試合前時点で防御率リーグトップだった石川の変化球を捉え、右翼へ先制の5号ソロ。「タイミングを合わせることだけを考えて打席に入りました。しっかりとコンタクトすることができました」。4月30日楽天戦でも初回先頭打者本塁打を放ち、土曜日は2週続けて開始直後にアーチが出ている。昨季まで本塁打ゼロの若鷹が、好投手攻略の糸口を作った。勢い付いた打線は3回までに5点を奪い、石川をKO。その後も得点を重ね、9回は柳田の5号2ランを含む7連打で8点を加えた。終わってみれば20安打、16得点はともに今季最多。藤本監督は「最初に三森が先頭打者本塁打を打ってくれて、チームがバーッてなるよね。あれが大きかったよね」とたたえた。切り込み隊長は5本塁打、16打点、38安打、長打率4割7分5厘で「チーム4冠」だ。○...ソフトバンク柳町が連続試合安打を12に伸ばした。3回に中前打、9回には右中間への二塁打と右前打を放ち、今季2度目の猛打賞。「1打席1打席、気持ちの切り替えをして集中して打席に入ることができていると思います。ヒットを1本ずつ積み重ねていくという意識を持っています」。3割8分8厘の高打率もキープ。若鷹の存在感が増している。
◆ソフトバンクの3年目左腕、大関友久投手(24)がプロ初完投を完封勝利で飾った。最速150キロの直球に今季から本格的に挑戦するフォークがさえ、ロッテ打線を散発3安打に抑え、自己最多6三振を奪った。昨年5月に支配下契約され、今年3月にプロ初勝利を挙げ、これが3勝目。チームの完投一番乗りで、開幕8連勝以来、今季2度目の5連勝に導いた。キャリア最多の116球目を投じても、大関の表情は崩れなかった。最終打者山口の一飛を、リチャードがランニングキャッチ。初完封の瞬間は両手を上げるだけで、笑顔は抑えた。「最後の回は完封を狙いにいった。(野手が)捕ってくれてありがとうという感じ。うれしかったっす」。春季キャンプで淡々と170球超を投げ込んだように、試合後もトレードマークのポーカーフェースを貫いた。威力ある直球は最速150キロをマーク。立ち上がりで、先頭高部のバットをへし折った。今季から本格的に挑戦するフォークにスライダーも織り交ぜた。得点圏に走者を置いたのは初回だけ。「フォークを中心に攻められた」と3回から8回は完全投球だった。3月31日にプロ初勝利を挙げた同じZOZOマリンで、ロッテ打線をわずか3安打に抑え込んだ。育成だった1年目から猪突(ちょとつ)猛進型。2軍で定められた練習メニューを終えると、1人で黙々とおかわりした。チームメートとの交流も少なく、当時の倉野2軍投手コーチは「自分の練習をするのはいいけど、敵を作っても仕方がない。(チームに)合わせるところは合わせようよ」と苦笑いしていた。わが道を進み続け、昨年5月に支配下契約。3年にわたる取り組みが1つ報われた。名前は大相撲の番付にもある「大関」。支配下契約の会見では「自分は小結くらい」と言っていた。この日の快投で気になる"昇進"を聞かれた藤本監督は「100点満点」と褒めつつ、「前頭3枚目くらいかな」。大関より5つ下の格付けで、冗談交じりにハッパを掛けた。今季中の横綱昇進へ、大関の成長が楽しみだ。【只松憲】
◆ソフトバンクが今季最多の20安打、16得点で5連勝。大関は3安打に抑えプロ初完封で3勝目を挙げた。三森の初回先頭打者本塁打で先制後も加点を続け、九回には柳田の5号2ランなどで8点を加えた。ロッテは今季6度目の零敗。
◆ソフトバンク打線は三回までに7安打を集めて5得点。試合前までリーグトップの防御率0・87を誇った石川を早々に攻略した。三森の初回先頭打者本塁打に始まり、二回はセーフティースクイズ、三回は3連打などで3点と、多彩な得点パターンに好調ぶりが表れる。三回に2点二塁打の中村晃は「個人個人がしっかり準備できている」とチームを見渡した。終盤まで攻撃の手を一切緩めず、今季最多の20安打16得点と大爆発。藤本監督は「早い回にぽんぽんと点を取れば、こういう形になる」と大勝に満足げだった。
◆ロッテは投手陣がともに今季ワーストの被安打20、16失点を喫した。3回5失点で2敗目となった先発の石川歩投手(34)は「(球が)甘いところに集まって、全て打ち返された。こういった形になりすみません」と猛省した。打線も振るわずに今季6度目の零封負け。井口監督は「(大敗しても)1点差で負けるのと同じ。切り替えて頑張ります」と前を向いた。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
楽天 |
22 | 6 | 1 | 0.786 (↑0.008) | - (-) |
114 | 126 (+7) | 77 (+1) | 23 (-) | 29 (+2) |
0.248 (↑0.007) | 2.520 (↑0.05) |
2 (-) |
ソフトバンク |
20 | 12 | 1 | 0.625 (↑0.012) | 4 (-) |
110 | 146 (+16) | 108 (-) | 22 (+2) | 18 (+2) |
0.273 (↑0.007) | 2.720 (↑0.09) |
3 (-) |
西武 |
17 | 17 | 1 | 0.500 (↓0.015) | 8 (↓1) |
108 | 110 (+2) | 105 (+3) | 24 (+1) | 12 (-) |
0.225 (↓0.002) | 2.450 (↑0.04) |
4 (-) |
ORIX |
15 | 20 | 0 | 0.429 (↓0.012) | 10.5 (↓1) |
108 | 84 (+1) | 120 (+7) | 10 (-) | 21 (-) |
0.208 (-) | 3.100 (↓0.12) |
5 (-) |
ロッテ |
12 | 19 | 1 | 0.387 (↓0.013) | 11.5 (↓1) |
111 | 92 (-) | 112 (+16) | 10 (-) | 35 (-) |
0.211 (↓0.003) | 2.630 (↓0.39) |
6 (-) |
日本ハム |
11 | 23 | 0 | 0.324 (↑0.021) | 14 (-) |
109 | 107 (+3) | 143 (+2) | 32 (+1) | 20 (+1) |
0.227 (-) | 4.110 (↑0.06) |
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