1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DeNA | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 | 1 | 0 |
広島 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1X | 2 | 7 | 0 | 1 |
勝利投手:ケムナ 誠(1勝0敗0S) 敗戦投手:三嶋 一輝(2勝2敗1S) 本塁打 |
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◆広島がサヨナラ勝利。広島は1点ビハインドの7回裏、無死満塁の好機で代打・長野が犠飛を放ち、同点とする。そのまま迎えた延長10回には西川のソロが飛び出し、試合を決めた。投げては、先発・森下が9回1失点の快投。敗れたDeNAは、6番手・三嶋が痛恨の一発を浴びた。
◆DeNA上茶谷大河投手(25)が、今季6度目の登板に臨む。6回5安打2失点だった前回4月30日ヤクルト戦から中6日。「特に変わった調整方法はしてなく普段通りの調整をしました」と話した。6日は東洋大時代の同僚、広島末包昇大とグラウンドであいさつするなど、リラックスした表情で練習に取り組んだ。広島戦は今季、早くも3度目の登板となる。「前回登板は1イニングで大量得点されて集中打があるチームなので注意したいです。とにかく先制点を与えないように投球していきたいです」。4月23日(マツダスタジアム)の試合では、6回に集中打を浴び、一挙4失点。同じ轍(てつ)は踏まない。今季はここまで防御率リーグ5位の2・45と、チームで唯一、規定投球回に達している。先発の柱として、チーム単独トップとなる3勝目を狙う。
◆DeNA三浦大輔監督(48)が、先発の上茶谷に好投を期待した。広島戦は今季3度目の登板となる。「内容は悪くない。前々回ここで広島戦、ちょっと失投が失点につながりましたから」。4月23日(マツダスタジアム)の試合では、6回に集中打を浴び、一挙4失点。そこまで好投していただけに、慎重さを求めた。ストライク先行は今季、チーム全体に与えているテーマ。状況を判断しながらの投球が、勝てる投手の条件となる。「もちろん失投はありますけど、その場面場面でいつも言っているように、間違ったところでの長打というのがないように。走者がたまった場面での入り方、もちろん本人も気をつけていると思うけど、ポイントポイントを締めていければ、上茶谷自身の調子も悪くないので、ゲームをつくれると思う」。チームで唯一、規定投球回に達している右腕に、今季最多タイとなる4連勝を託した。
◆DeNAが思わぬ形で先制した。5回2死二塁、打者は9番の上茶谷大河投手。カーブ2球の後、森下暢仁投手が投じた3球目の151キロ直球を左前に詰まりながら運んだ。内角高めの直球を、打撃フォームをまねる巨人坂本のようにうまく打った。上茶谷の打点は、ルーキー時代の19年以来3年ぶり5点目。左翼の堂林は前進守備を敷いており、捕球した時点で二塁走者の大和は三塁付近にいた。それでも田中浩康三塁ベースコーチは強引に手を回し、大和を本塁へ突っ込ませた。堂林からの本塁返球はアウトのタイミングだったが、坂倉がボールをこぼし、大和が生還した。上茶谷は本職の投球でも、5回まで6奪三振で3安打無失点と好投している。
◆DeNA上茶谷大河投手が、6回4安打8奪三振、無失点と好投した。勝利投手の権利を持ってマウンドを降りたが、白星は付かなかった。初回からカットボール、シュート、フォーク、カーブと多彩な変化球を駆使して的を絞らせない。最速146キロの直球も、うまく内外角へ散らした。5回は1死一塁となったが、素早いターンで一塁走者小園をけん制で刺した。6回は先頭の森下に二塁打を許したが、後続を2者連続空振り三振。2死から牧秀悟が二塁ゴロを失策したが、続くマクブルームを145キロ直球で右飛に打ち取り、無失点で切り抜けた。打撃では5回2死二塁、森下が投じた3球目の151キロ直球を左前に詰まりながら運んだ。内角高めの直球を、打撃フォームをまねる巨人坂本のようにうまく打った。これが、先制の適時打となった。上茶谷の打点は、ルーキー時代の19年8月6日広島戦以来3年ぶり5点目。今季は11打数3安打で打率は2割7分3厘となった。上茶谷は6回99球で降板し、リリーフ陣に後を託した。8奪三振以上は、完封した20年9月23日阪神戦以来2年ぶり4度目だった。好投したが、7回に2番手エスコバーが同点に追い付かれ、勝ち投手の権利を失った。
◆広島-DeNA8回戦は、2試合連続で延長戦に突入した。DeNAの2試合連続延長は、19年6月29、30日の広島戦(横浜)以来3年ぶり。この時は29日が延長10回に宮崎敏郎内野手が中前打を放って2-1でサヨナラ勝ち、30日が延長12回で2-2の引き分けだった。
◆DeNAはサヨナラ負けで、連勝が3で止まった。延長10回2死、6番手の三嶋一輝投手が西川にサヨナラ本塁打を浴びた。先発の上茶谷が6回4安打無失点と好投した。2番手エスコバーは守備の乱れもあって失点したが、伊勢、田中健、平田と中継ぎ投手が懸命につないだ。32歳のバースデー登板となった三嶋が踏ん張り切れず、今季2敗目を喫した。打線は5回に上茶谷の適時打で奪った1点止まりに終わった。2盗塁(1つはヒットエンドラン崩れ)を仕掛けて勝機を探ったが、今季既に2敗を喫している広島先発の森下を崩せなかった。
◆DeNAはサヨナラ負けで、連勝が3で止まった。延長10回2死、6番手の三嶋一輝投手が西川にサヨナラ本塁打を浴びた。内角へのスライダーが高めに浮いた。三浦大輔監督は「2死を取って長打警戒というところでの、一番やってはいけないホームラン。あれでゲームが決まってしまったから。投げた本人が一番分かっていると思う。バッテリーでも防ぎようがあったと思う」と話した。先発の上茶谷が6回4安打無失点と好投した。「真っすぐも強かったし、うまくカット、スライダー、カーブとうまく緩急、奥行きを使いながら。(山本)祐大のリードもさえていた」と三浦監督は評価した。球数が99球に達し、徐々に球が浮いてきた点を考慮して交代となった。2番手エスコバーは守備の乱れもあって失点したが、伊勢、田中健、平田と中継ぎ投手が懸命につないだ。32歳のバースデー登板となった三嶋が踏ん張り切れず、今季2敗目を喫した。打線は5回に上茶谷の適時打で奪った1点止まりに終わった。2盗塁(1つはヒットエンドラン崩れ)を仕掛けて勝機を探ったが、今季既に2敗を喫している広島先発の森下を崩せなかった。三浦監督は「チャンスはつくったのですが。カミチャ(上茶谷)がいい投球しているだけに(援護できず)申し訳なかった」と話した。守備の乱れもあった。7回無死一塁、小園の投ゴロで、二遊間の牧と大和が2人とも二塁カバーに入らなかった。捕球したエスコバーが一塁走者の封殺を狙って二塁に送球したが、二塁から離れた後方にいた牧は、捕球するのが精いっぱいだった。野選となり、同点に追い付かれるきっかけとなった。三浦監督は「判断的にちょっと迷ったかな。遅れたかな。投手との呼吸が合わなかった」と分析した。投内連係の乱れが、失点に結び付いた。DeNAが上位進出を狙うためには、細かい点を詰めていく作業が必要となりそうだ。三浦監督は「痛い負けですが、全員が何とかしようとしていた。ここで下を向いているようではだめ。何とか明日勝って、勝ち越せるように」と先を見据えた。
◆DeNA上茶谷大河投手が6回99球、4安打8奪三振の無失点と好投したが、白星は付かなかった。勝利投手の権利を持ってマウンドを降りたが、チームは7回に追いつかれ、延長10回サヨナラ負け。「要所要所で粘ることができましたが、球数が多くなり攻撃のリズムを作れなかったことは反省点です。良いコンディションで試合に臨むことができたので、次回も同様の状態で臨めるよう調整し、長いイニングを投げられるようにしたいです」と振り返った。初回からカットボール、シュート、フォーク、カーブと多彩な変化球を駆使して的を絞らせなかった。最速146キロの直球も、うまく内外角へ散らした。5回は1死一塁としたが、素早いターンで一塁走者小園をけん制で刺した。6回は先頭の森下に二塁打を許すも、後続を2者連続空振り三振。その後、牧秀悟の失策で2死一、三塁としたが、続くマクブルームを145キロの直球で右飛に打ち取り、無失点で切り抜けた。打撃では5回2死二塁で、森下の151キロ直球を左前に詰まりながら運んだ。内角高めの直球を、打撃フォームをまねる巨人坂本のようにうまく打ち、先制の適時打。上茶谷の打点は、ルーキー時代の19年8月6日広島戦以来3年ぶり5点目。今季は11打数3安打で打率は2割7分3厘とした。8奪三振以上は完封した20年9月23日阪神戦以来2年ぶり4度目。好投したが、後を受けた2番手エスコバーが同点に追い付かれ、勝ち投手の権利を失った。
◆一振りで接戦に終止符を打った。2戦連続延長戦となった10回。2死走者なしから、広島西川龍馬内野手はDeNA三嶋の内角スライダーに詰まりながらも右翼ポール際に運んだ。「強いスイングを意識しました。芯で打ってたらファウル。逆に詰まって良かったなと思います。理想の打球と言えば理想の打球」。自賛の3号ソロがサヨナラ弾となり、同じ延長戦で敗れた前夜の借りを返した。自身の借りも返した。前4打席は2三振含む無安打も、主軸の自覚が打席での落ち着きに変えている。「(鈴木)誠也が抜けたというのもあるし、もう中堅。試合に出ている以上、ある程度責任感を持ってやらないといけない」。自身初のサヨナラ弾で連続安打を4試合に伸ばした。開幕から1番を任され、25得点はリーグトップを誇る。4月22日DeNA戦から打順を3番に上げてからはポイントゲッターと化す。3試合連続打点でシーズン20打点に乗せた。サヨナラ打も3月29日阪神戦に続く今季2度目と、勝負強さが際立つ。チーム7試合ぶりの1発が勝利につながった。佐々岡監督は「龍馬があそこでしっかり決めたというのが本当に大きい」とたたえた。連敗を阻止し、首位浮上のヤクルトを1差で追う。【前原淳】○...広島森下は9回1失点で勝利に貢献した。5投手が登板した前日のナイターから一夜明けのデーゲームで9回まで119球を投げきった。中継ぎ陣の負担を減らし、打っては二塁打。投打での活躍に、佐々岡監督は「9回までナイスピッチングしたからこそ、こういう試合になった。だからこそ、勝たせてあげたかった」と話した。右腕は「ゲームをつくることが1番大事だと思う。チームは本当にいい流れでもありますし、いい雰囲気でやれている」と冷静に振り返った。▽広島ケムナ(延長10回を無失点に抑え今季初勝利)「延長の1番手として送り出してくれたのはありがたいし、起用に応えられるように一生懸命やった結果。とにかくうれしいです」
◆【日刊スポーツ西日本写真映像チームのとっておき映像プレイバック】広島西川龍馬が延長サヨナラ本塁打で決めた。劇的なアーチにカープファンもナインも大盛り上がり!
◆広島・菊池涼介内野手(32)がコンディション不良から回復して「2番・二塁」でスタメンに名を連ねた。出場は1日の中日戦(バンテリンドーム)以来5試合ぶりとなる。頼れる2番打者は試合前時点で今季30試合に出場し、打率・288、1本塁打、10打点と打線をけん引。9年連続ゴールデングラブ賞に輝いた二塁守備でも存在感を発揮していた。
◆広島は0―1の七回に代打長野の犠飛で追い付き、延長十回に西川の3号ソロでサヨナラ勝ちした。先発の森下が9回4安打1失点と力投し、十回を抑えた2番手ケムナが今季初勝利。DeNAは打線が振るわず、連勝が3で止まった。
◆DeNAは攻守に精彩を欠いた。守備では1―0の七回無死一塁からゴロを捕った左腕エスコバーが併殺を狙ったが、牧の二塁ベースカバーが遅れて野選に。ピンチを広げてこの回に追い付かれた。最後は十回2死から三嶋が一発を浴び、三浦監督は「2死を取って長打警戒の場面。一番やってはいけない本塁打」と苦言を呈した。打線は5安打に終わり、投手の上茶谷の適時打による1点しか奪えなかった。今季3度目のサヨナラ負けで連勝は3でストップ。三浦監督は「ここで下を向いているようじゃ駄目」と奮起を促した。
◆広島は延長十回、西川龍馬外野手(27)がサヨナラ本塁打を放って勝利を飾った。試合後のヒーローインタビューは以下の通り。──素晴らしい素晴らしいホームラン「はい。ありがとうございます」──まずあの打席(延長十回に三嶋から右越えに放ったサヨナラ)の感触を「ちょっと詰まったんでいかんかなと思ったんですけど、なんですかね、入ってくれて良かったです」──それまで悔しい打席(4打数無安打)が続いた「なかなかね、打ててなかったので、なんとか最後に打てればと思って打席に入りました」──森下が好投(9回1失点)。最後に勝利した「本当はね、(森下)暢仁に勝ちを付けてあげたかったんですけど、なんとか最終的に勝てて良かった」──サヨナラ勝利は今季3度目。西川選手が2度「たまたまです、はい」──チームはいい形で勝利「なかなかね、苦しい試合が続いてますけど、最後まで諦めず声援をいただきありがとうございます」──ファンへメッセージ「明日ゴールデンウィーク最終日ですけども精一杯頑張ります。応援よろしくお願いします」
◆2試合続けて突入した延長戦は、ひと振りで勝敗が決した。DeNAは今季3度目のサヨナラ負けで連勝が3でストップ。1―1の延長十回2死から、6番手の三嶋一輝投手(32)が西川に痛恨の一発を浴びた。この日が誕生日だった三嶋。4月24日の広島戦(マツダ)でも逆転サヨナラ負けを喫していた。三浦監督は「2死取って長打警戒で、一番やってはいけない本塁打。防ぎようがあった」と顔をしかめた。先発の上茶谷が6回無失点の好投を見せたが、得点はその右腕の適時打による1点のみ。宮崎、佐野ら主軸を欠く戦いが続くが、指揮官は「みんなでカバーして、というところで、ここで下を向いては駄目だと思う。何とか勝ち越せるように」と奮起を求めた。(浜浦日向)
◆DeNA・上茶谷大河投手(25)は先発して6回無失点、8奪三振と好投した。「要所で粘ることができたが、球数(99球)が多くなり攻撃のリズムをつくれなかったことは反省点。次は長い回を投げられるようにしたい」。1点リードの場面で降板したが、後続投手が打たれて今季3勝目はならなかった。
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (1↑) |
ヤクルト |
19 | 13 | 0 | 0.594 (↑0.013) | - (↓0.5) |
111 | 128 (+6) | 112 (+2) | 32 (+2) | 16 (+1) |
0.231 (↓0.001) | 3.010 (↑0.03) |
2 (1↓) |
巨人 |
21 | 16 | 0 | 0.568 (↓0.015) | 0.5 (↑0.5) |
106 | 150 (+2) | 156 (+6) | 40 (-) | 14 (-) |
0.245 (↓0.001) | 3.550 (↓0.07) |
3 (-) |
広島 |
19 | 15 | 1 | 0.559 (↑0.014) | 1 (↑0.5) |
108 | 144 (+2) | 114 (+1) | 11 (+1) | 7 (-) |
0.253 (↓0.001) | 3.070 (↑0.07) |
4 (-) |
中日 |
17 | 15 | 0 | 0.531 (↑0.015) | 2 (↑0.5) |
111 | 107 (+2) | 112 (+1) | 17 (-) | 13 (-) |
0.246 (↓0.002) | 3.340 (↑0.07) |
5 (-) |
DeNA |
13 | 17 | 0 | 0.433 (↓0.015) | 5 (↓0.5) |
113 | 110 (+1) | 127 (+2) | 26 (-) | 13 (+2) |
0.246 (↓0.003) | 3.690 (↑0.07) |
6 (-) |
阪神 |
11 | 24 | 1 | 0.314 (↓0.01) | 9.5 (↓0.5) |
107 | 104 (+1) | 122 (+2) | 23 (-) | 21 (-) |
0.225 (↓0.002) | 3.220 (↑0.02) |
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