1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本ハム | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 |
西武 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 2 | X | 5 | 8 | 3 | 1 |
勝利投手:髙橋 光成(3勝2敗0S) 敗戦投手:生田目 翼(0勝1敗0S) 本塁打 |
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◆西武は両軍無得点で迎えた6回裏、外崎の適時打などで2点を挙げて、試合の均衡を破る。その後は、7回に代打・栗山の犠飛で加点すると、8回には山川の2ランが飛び出し、勝負を決めた。投げては、先発・高橋光成が7回無失点の力投で今季3勝目。敗れた日本ハムは、打線が振るわなかった。
◆今季の西武はベルーナドームで16試合消化して10勝5敗1分け。16試合のうち8試合で本塁打を記録しているが、本塁打が出なかった試合は2勝5敗1分けに対して、本塁打が出た試合は8勝0敗。本拠地で1発出ればチームは全勝中だ。
◆日本ハム石川直也投手(25)が今季初めて1軍に合流し、試合前練習に参加した。8年目の今季は、ここまでイースタン・リーグで11試合に登板。1勝0敗1セーブ、防御率0.82を残していた。20年に右肘のトミー・ジョン手術を受け、昨年の秋季教育リーグで実戦復帰。守護神返り咲きへ、3年ぶりの1軍登板を目指す。
◆西武源田壮亮内野手(29)は自打球で交代を余儀なくされた。3回2死の打席。カウント1-2からの4球目。自打球が右足甲付近のスパイク部分に直撃した。不幸にもレガースのない部分。そのまま倒れ込んだ。苦しみの表情を浮かべ、ベンチに下がった。その後、約3分の治療を経て、再び打席に戻った。大きな拍手が湧いた。何とかグラウンドに戻ってきたが、簡単に痛みは消えない。ファウルにも踏ん張りは効かず、顔はゆがんだ。7球目を打って、左飛に倒れたが、一塁へは右足を引きずるように進んだ。その次の守備から交代した。球団によると、病院にはいかず、アイシングをして様子を見る。
◆日本ハムが今季6度目の0封負けで、自力優勝の可能性が33試合目で消滅した。打線は相手のミスなどで再三チャンスを得たが、西武のエース高橋に要所を締められた。先発生田目は5回まで無失点と好投も、最初の大きなピンチとなった6回に踏ん張れなかった。チームは今季4度目の4連敗で、首位楽天がオリックスに勝利したことで今季最大の14ゲーム差。日本ハムが残り試合を全勝しても、楽天が日本ハム戦以外で全勝すると勝率で上回れなくなったため、自力優勝の可能性がゴールデンウイーク中に消えてしまった。▼日本ハムの自力Vが開幕33試合目で消滅した。日本ハムは残り全勝で120勝23敗、勝率8割3分9厘。楽天は日本ハムとの残り16試合に全敗しても他カードで全勝すれば120勝22敗1分け、勝率8割4分5厘となり、日本ハムは楽天を上回れず自力Vが消滅した。最近では18年楽天の自力Vが31試合目に消えたが、日本ハムにとっては1リーグ時代の47年32試合目以来のスピード消滅となり、2リーグ制後では55年の36試合目を抜いて球団最速。
◆日本ハムがシーズン33試合目で自力優勝の可能性が消滅した。2リーグ制後では球団史上最速となった。新庄監督は「まあまあ、これからですよ。いきなり、水をあげてバーッと花が咲くわけじゃないから」。ベルーナドーム名物の長い階段に息を切らしながら、BIGBOSSは前向きな言葉を並べた。投打で、もう1歩という試合が開幕から続く。この日は5回まで好投した生田目が6回に四球から崩れた。打線は複数回あった好機で誰も決められなかった。いい試合を展開しても勝利に結び付かないシーズン序盤。新庄監督は「歯がゆさがなかったらね、やってても面白くない。(ファンを)喜ばせたいけど、もうちょっと待っていてください。選手は成長する時。俺は辛抱して選手をつくり上げて、みんなの期待に応えられるように。楽しくね、いきましょう」と、BIGBOSSらしく笑顔で球場を後にした。▼日本ハムの自力Vが開幕33試合目で消滅した。日本ハムは残り全勝で120勝23敗、勝率8割3分9厘。楽天は日本ハムとの残り16試合に全敗しても他カードで全勝すれば120勝22敗1分け、勝率8割4分5厘となり、日本ハムは楽天を上回れず自力Vが消滅した。最近では18年楽天の自力Vが31試合目に消えたが、日本ハムにとっては1リーグ時代の47年32試合目以来のスピード消滅となり、2リーグ制後では55年の36試合目を抜いて球団最速。
◆西武栗山巧外野手(38)が現役最多となる70本目となる犠飛を放った。2点リードの7回1死一、三塁。代打で打席は巡ってきた。日本ハム吉田の149キロストレートを逆らわずにレフトへ運んだ。左翼アルカンタラからは好返球が返ってきた。しかし、三走柘植のヘッドスライディングは、わずかに早く本塁にタッチした。リクエストも覆らなかった。貴重な追加点となった。打率1割台と本来の調子でない中、求められた仕事を果たした栗山は「非常に光栄に思います。これからも一本でも多く、(犠飛を)求められるケースではまた積み重ねていきたいと思います」とコメントした。70犠飛は巨人の原辰徳監督、松原誠氏に並び、歴代16位。日本記録は野村克也氏の113。現役ではヤクルト内川も69犠飛をマークしている。
◆西武高橋光成投手が7回3安打無失点の好投で3勝目を挙げた。味方の失策が絡んだピンチでも動じず、チームに4月1日以来となる貯金1をもたらした。これで25イニング連続無失点。これまでの自身最高は19年の23回1/3だったが更新。「自分の役目を果たすということしか考えていない。いつも通りのことを丁寧にやり、いい方向に向いている」と頼もしかった。
◆日本ハムは6日、西武6回戦(ベルーナドーム)で今季6度目の0封負けを喫した。首位楽天が勝利したため、2リーグ制後は球団史上最速のシーズン33試合目で自力優勝の可能性が消滅した。今季4度目の4連敗で借金13となった新庄剛志監督(50)だが、試合後はいつも通りに明るく、長期的視野に立って、BIGBOSSらしく巻き返すことを誓った。BIGBOSSに悲壮感は全くない。ベルーナドーム名物の長い階段を上っている最中に楽天勝利の報が入り、自力Vの可能性は消滅していた。ただ、第一声は息を切らして「ライオンズにお願い!エスカレーター付けて。ここは50(歳)にはヤバいわ」。ユーモアで場を和ませてから、本題に入った。新庄監督 まあまあ、これからですよ。いきなり、水をあげてバーッと花が咲くわけじゃないから。若い選手たちをいっぱい経験させて(技術などを)身に付けさせたい。それは毎日、思うことであって、試合が終わっても思っている。いつも言っているように、今日は誰を使って経験させて成長していってもらって(メンバーを)固めていくか、っていうことばっかりしか、考えていない。投打で、もう1歩という試合が開幕から続く。この日は5回まで好投した生田目が6回に四球から崩れた。新庄監督も「四球がね。もう打たれていいって。もう四球はちょっと(いらない)。今日だけじゃなく、ね」と、あえて指摘したもったいない失点だった。打線も、3回や7回に相手のミスで広げたチャンスもありながら、誰も決められなかった。いい試合を展開しても勝利に結び付かないシーズン序盤。ファンに対して「喜ばせたいけど、もうちょっと待ってください」と言ったBIGBOSSの信念はブレない。新庄監督 歯がゆさがなかったらね、やってても面白くない。俺は辛抱する時。選手は成長する時。俺は辛抱して選手をつくり上げて、みんなの期待に応えられるように。選手も自分のことで精いっぱい。ガチガチの来年のレギュラーを取りにいくために今、必死でやっているとこだし、俺も必死で選んでるとこだし。楽しくね、いきましょう。明るい未来だけを見据えて、BIGBOSSらしく、笑顔で球場を後にした。【木下大輔】
◆当たり前のように「0」を並べ続けた。西武高橋光成投手(25)が7回3安打8奪三振無失点の好投で3勝目を挙げた。これで25イニング連続無失点。先月15日のオリックス戦の4回を最後に点を許していないが、この日もホームベースを踏ませず。4月1日以来の貯金1をもたらした。「今日は制球もよかった。ストレートも力強かったですし、トータルでよかった。自分の役目を果たそうとしか考えていない。今日も0で抑えられたというのが自分の中で一番。いつも通りのことを丁寧にやっていて、それが今いい方向に行っている」と頼もしかった。これまで自身の連続無失点の最高は19年の23回1/3だったが、それを更新した。「エース」の称号にふさわしく内容も濃い。仲間のミスも、カバーできる。3回は2者連続内野ゴロの悪送球で1死一、二塁。7回も内野ゴロのエラーが絡み2死一、二塁のピンチを背負った。気落ちなどない。そんな時こそ「いつも助けてもらっていますし」と、日頃の感謝の気持ちを白球に込めた。悪い流れでも、点を与えそうな空気が漂わない。得点圏に走者を背負った局面こそ、150キロ超のストレートは力強く、縦スライダー、フォークの切れ味も増した。辻監督も「粘りましたね。3つエラーしてピンチをつくるも、光成が粘ってくれた。もう感謝です。これから野手はどんどん借りを返す。光成を助けてくれるようにしてくれればいいかなと思います」。まさにエースの投球に賛辞を惜しまなかった。
◆日本ハムは6日、西武6回戦(ベルーナドーム)で今季6度目の0封負けを喫した。首位楽天が勝利したため、2リーグ制後は球団史上最速のシーズン33試合目で自力優勝の可能性が消滅した。▼日本ハムの自力Vが開幕33試合目で消滅した。日本ハムは残り全勝で120勝23敗、勝率8割3分9厘。楽天は日本ハムとの残り16試合に全敗しても他カードで全勝すれば120勝22敗1分け、勝率8割4分5厘となり、日本ハムは楽天を上回れず自力Vが消滅した。最近では18年楽天の自力Vが31試合目に消えたが、日本ハムにとっては1リーグ時代の47年32試合目以来のスピード消滅となり、2リーグ制後では55年の36試合目を抜いて球団最速。
◆西武の外崎が0―0の六回に均衡を破る適時打を放った。3四死球でもらった1死満塁の好機で、フルカウントから生田目の外角ボール気味の変化球に腕を伸ばしてバット先に当て、ハーフライナーでわずかに二塁手の横を抜ける右前適時打。一塁ベース上でかみしめるように喜んだ。試合前の段階で打率2割台前半ながら、これで4試合連続安打、3試合連続打点をマーク。辻監督が「(外崎は)いい兆しが出ている」と話していた通り、4月27日から3番に座る好打者が調子を上げてきた。
◆西武は0―0の六回に外崎の適時打と中村が押し出し四球を選んで2点を先制。七回には代打栗山の犠飛、八回には山川の12号2ランで加点した。高橋が7回3安打無失点の好投で3勝目。日本ハムは6度目の零敗で4連敗。
◆今季4度目の4連敗で、日本ハムは球団ワーストとなる開幕から33試合目で早くも自力優勝の可能性が消滅。以下は日本ハム・新庄剛志監督(50)の一問一答。--4連敗...「まあまあ、これからですよ。いきなり水をあげて花が咲くわけないんだから。そんな簡単には。若い選手たちを経験いっぱいさせて、身につけさせたいなって、毎日思うことであって、試合終わっても思っている」--今季初先発の生田目は六回途中2失点の好投「ただフォアボールがね。きょうだけじゃなくね。カーンってレフト前打たれたのとフォアボールって一緒のことじゃないですか? フォアボール、フォアボール。俺は打たれた方がいい。打たれたら俺が責任取るから。1試合にやっぱ、3個くらいのチームにはしたいね」-―選手の成長に期待する中で、勝敗に関して歯がゆさは「そりゃ、あるある。勝つに越したことはないけど、結果はこうなっているわけであって、そりゃ、歯がゆさがなかったらね、やってても面白くないし」--ファンには「喜ばせたいけど、もうちょっと待ってください。『ファンは宝物』と言ってるように、宝物に対して今はちょっと辛抱してもらって。宝物って思わせられるようなチームを作っていく。今は俺は辛抱する時、選手は成長する時」
◆西武の栗山が2―0の七回に通算70犠飛をマークし、現役では並んでいた内川(ヤクルト)を抜いて1位、歴代16位タイとなった。1死一、三塁の場面に代打で登場し、速球を左翼へ飛ばして貴重な追加点をもたらした。プロ21年目のベテランは「非常に光栄に思う。これからも一本でも多く求められるケースで積み重ねていきたい」とコメント。辻監督は「大事なところで栗山といういい場面をつくれた。何とかしてくれるだろうと思った。さすが」と称賛した。
◆日本ハムは今季4度目の4連敗で、2リーグ制後(1950年以降)では球団ワーストとなる開幕から33試合目で自力優勝の可能性が消滅。新庄剛志監督(50)は「まあまあ、これからですよ。いきなり水をあげて花が咲くわけないんだから。若い選手たちに経験をいっぱいさせて、身につけさせたいと毎日思うことであって、急にできても面白くないと思うよ」と、厳しい現実を前向きに受け止めた。10勝23敗。借金が日々膨らんでいく中、指揮官は「勝つに越したことはないけど、結果はこうなっているわけで。そりゃ歯がゆさはある。なかったら、(試合を)やっていても面白くないし...」とも語った。自身が考案した「ファンは宝物」をチームスローガンに船出した就任1年目。「(ファンを)喜ばせたいけど、もうちょっと待ってください。〝宝物〟と思わせるようなチームを作り上げていくために、俺は辛抱の時、選手は成長する時」と、目先の1勝より近未来を見据える。最後は「(投打が)かみ合ってくれば大丈夫」と自らに言い聞かせた。(東山貴実)
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
楽天 |
21 | 6 | 1 | 0.778 (↑0.009) | - (-) |
115 | 119 (+3) | 76 (+2) | 23 (+2) | 27 (+1) |
0.241 (↓0.003) | 2.570 (↑0.02) |
2 (-) |
ソフトバンク |
19 | 12 | 1 | 0.613 (↑0.013) | 4 (-) |
111 | 130 (+5) | 108 (+3) | 20 (+1) | 16 (+2) |
0.266 (↑0.003) | 2.810 (↑0.01) |
3 (-) |
西武 |
17 | 16 | 1 | 0.515 (↑0.015) | 7 (-) |
109 | 108 (+5) | 102 (-) | 23 (+1) | 12 (+1) |
0.227 (↑0.001) | 2.490 (↑0.08) |
4 (-) |
ORIX |
15 | 19 | 0 | 0.441 (↓0.014) | 9.5 (↓1) |
109 | 83 (+2) | 113 (+3) | 10 (-) | 21 (-) |
0.208 (↑0.001) | 2.980 (-) |
5 (-) |
ロッテ |
12 | 18 | 1 | 0.400 (↓0.014) | 10.5 (↓1) |
112 | 92 (+3) | 96 (+5) | 10 (-) | 35 (-) |
0.214 (↑0.002) | 2.240 (↓0.07) |
6 (-) |
日本ハム |
10 | 23 | 0 | 0.303 (↓0.01) | 14 (↓1) |
110 | 104 (-) | 141 (+5) | 31 (-) | 19 (-) |
0.227 (↓0.003) | 4.170 (↓0.04) |
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