広島(★3対4☆)DeNA =リーグ戦7回戦(2022.05.06)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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DeNA
3000000000141112
広島
2010000000031000
勝利投手:三嶋 一輝(2勝1敗1S)
(セーブ:山﨑 康晃(0勝1敗3S))
敗戦投手:島内 颯太郎(0勝2敗0S)

本塁打
【DeNA】大田 泰示(3号・1回表ソロ),牧 秀悟(8号・1回表2ラン)

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◆DeNAは初回、大田のソロと牧の2ランで幸先良く3点を先制する。その後同点とされて迎えた延長11回表には、1死二塁から神里が値千金の適時三塁打を放ち、勝ち越しに成功した。投げては、5番手・三嶋が今季2勝目。敗れた広島は、5番手・島内が誤算だった。

◆DeNAの牧秀悟内野手(24)は4、5日中日戦で2試合連続本塁打。2戦連発はプロ通算4度目だが、3戦連発に挑戦した過去3試合の結果は10打数1安打、打率1割、本塁打0本。4度目の挑戦で自身初の3戦連発なるか。

◆DeNA大田泰示外野手が、地元広島で先制本塁打を放った。1回1死、大瀬良の136キロカットボールを左翼席へ運んだ。「チームが良い流れできていたので、自分もその流れに乗って1打席目から結果を残すことができうれしいです。追い込まれていましたがうまく対応することができました」。先制の3号ソロは4月24日以来、地元での通算5本目の本塁打となった。1死一塁から4番牧秀悟が、自身初となる3試合連発の8号2ランで続いた。「泰示(大田)さんの先制弾の勢いに乗ることができました。追い込まれていましたが、後ろにつなぐ気持ちが最高の結果となりよかったです」と、少し興奮気味に話した。左前腕の肉離れから復帰した今季初先発のエース今永昇太投手に、初回から大きな援護を与えた。

◆DeNAが勝ち越しの好機をつぶした。3-3で迎えた4回1死一塁。7番倉本寿彦内野手の打席で、1ボールからヒットエンドランを仕掛けた。倉本が外角高めのボール球に必死に食らい付いた打球は、中堅の前への緩いライナー。一塁走者の戸柱恭孝捕手が一塁へ戻れず、併殺となった。DeNAは4回の攻撃前、ベンチの前で円陣を組んでいた。

◆DeNAが4時間18分の延長戦を制し、広島から7試合目で今季初白星を挙げた。3-3で迎えた延長11回1死二塁、途中出場の神里和毅外野手が、右中間へ勝ち越し三塁打を放った。今季2安打目が殊勲のV打となり「後ろにつなげる意識で打席に入りました。狙った球とは違ったが、うまく反応できた」と話した。1回に大田泰示の3号ソロと牧秀悟の8号2ランで3点を先制した。しかし、今季初登板となった今永昇太投手が1回に5安打を許して2失点。3回にも適時打を浴びて同点に追い付かれた。その後は両軍ともに0行進。延長11回に神里の適時打で勝ち越すと、クローザー山崎康晃が最後を締めた。DeNAは今季3度目の3連勝を飾った。神里は、同学年のエース復帰も重なり「(今永)昇太も頑張っていたので、チームとして何とか勝ちたいなと。本当に勝ててよかった」と喜びを語った。

◆DeNA今永昇太投手(28)の今季初登板は、6回9安打3失点で、勝敗はつかなかった。「今季初登板ということで緊張、また初回の先頭打者である堂林選手に引っ張られたヒットの後に連打を許し、少し冷静になれなかったです。次回登板は点を取ってもらった後、ピンチを招かないようにしたいです」と振り返った。1回表に2本塁打で3点の援護をもらった。下を向いて精神を集中し、4度ジャンプしてマウンドに上がったが、その裏に5安打を浴びて2失点。3回にも坂倉将吾の適時打で1点を失い、同点に追い付かれた。4回、先頭磯村の三塁線への強いゴロを三塁の倉本寿彦が横っ跳びでさばくと、今永は2度にわたって合計7回手をたたいて感謝の気持ちを示した。これで勢いに乗った。完全に立ち直り、6回まで6人連続アウト。5回は最速150キロをマークするなど、球威も制球もよみがえった。2月のキャンプで左前腕を肉離れし、戦列を離れていた。勝ち星こそつかなかったが、昨年チーム最多投球回を投げたエースの復活は、チームに勢いをもたらしそうだ。試合前に三浦監督は「この時期になりましたけど、まだまだ試合も残ってますし、シーズン最後までローテーションを守ってくれるようにという話はしました」と期待をかけていた。?▽DeNA三浦監督(今永について)「最初は力みもあったと思う。よく踏ん張ばった。途中から真っすぐで押しながら、カーブを使って緩急を使いながら、しっかりやってくれた」

◆広島大瀬良大地投手が粘りの投球で、開幕から7試合連続クオリティースタート(6回以上、自責3以下)を達成した。立ち上がりは球が高めに浮き、1回に2被弾で3失点。今季1試合最多被弾も2回以降は粘り強く、追加点を許さなかった。開幕から全試合クオリティースタート達成は両リーグで3投手のみ。7試合連続は最長だが「最低限かなと思いますし、僕が投げる試合は勝たなきゃいけないなと思って投げています」とチームを勝利に導けず、笑顔はなかった。

◆DeNA今永昇太投手が、今季初登板し、6回9安打3奪三振で3失点だった。1回に緊張から5連打で2失点も、徐々に立ち直り、4回以降は打者10人に1安打3奪三振。最速150キロと実力の一端は披露した。三浦大輔監督は「立ち上がり今永らしからぬ、乱れていた部分もあったけど、あいつにとっては今日が開幕。立ち上がり力みもあったと思うし、その中でも踏ん張った」と評価した。その上で「修正しながら真っすぐで押しながら、カーブを使って緩急を使いながら、戸柱と2人でよくやってくれたと思う。開幕の硬さはあったけど、どんどん上げてくれる投手ですから、次に期待です」と先を見据えた。

◆DeNAが4時間18分の延長戦を制し、広島から7試合目で今季初白星を挙げた。3-3で迎えた延長11回1死二塁、途中出場の神里和毅外野手が、右中間へ勝ち越し三塁打を放った。三浦大輔監督は「ずっとやられっ放しだったので、今日は全員で勝ててよかった。少ないチャンスで神里に1本出たことはよかった。チャンスをつくった戸柱、倉本も、本当に全員でつかんだ勝利だと思います。今日の勝利はアナリストの分析のおかげもあった」と興奮気味に語った。外野手陣が発奮した。主将を務める佐野恵太外野手が、椎間関節炎で離脱。神里は「佐野がいないから勝てないと思われたくない。佐野の分もしっかりカバーできるようにというのはあったので勝ちにつながってよかった」。1学年後輩の佐野とは、普段から仲がいい。「寂しい思いもあります。でもそれでやっぱりチームが下降、負けが続いたら佐野も嫌だと思うのでしっかりやっていきたい」。離脱が決まると、直接声をかけたという。初回には、長打力では佐野に引けを取らない大田が、地元広島で先制アーチを放った。三浦監督は「みんながグラウンドに立つ前の準備も常にしてくれている。結果が出たことはチームにとってもすごく大きいことだと思いますし、今いるメンバー全員で戦うしかないのでよかったです」。主将を欠く危機的状況で、今季1度も勝てなかった相手から勝利。しかも苦手な大瀬良大地から3点を奪い、エース対決を制して今季3度目の3連勝。巻き返しのきっかけとしていく。【斎藤直樹】

◆DeNAの牧が自身初の3試合連発となる8号2ランを放った。1―0の一回1死一塁で2ストライクから、大瀬良の浮いた変化球を捉えた。高々と舞った打球は左中間スタンドに達し「追い込まれていたが、後ろにつなぐ気持ちが最高の結果となりよかった」と喜んだ。3試合続けて走者を置いた場面でのアーチ。「チームが勝つためには打点が必要。そこは貫いていきたい」と24歳の4番打者は役割を自任する。新型コロナウイルス感染で6試合の欠場がありながら30本塁打、100打点も狙えるペースで数字を積み重ね、打率も3割を優に超えている。新人で22本塁打、71打点をマークした昨季から、一層の進化をバットで証明している。

◆鮮やかな放物線を、またスタンドへと届けた。DeNAの4番、牧が一回1死一塁から左翼席へ2ラン。自身にとって2年目で初となる3試合連続本塁打を記録した。「(大田)泰示さんの先制弾の勢いに乗ることができた。追い込まれていたが、後ろにつなぐ気持ちが最高の結果となりよかった」広島の先発、大瀬良に対し一回、1死から2番・大田が甘く入った変化球を捉え、左翼席へ先制の3号ソロを運んだ。3番・楠本が右前打を放つと、牧が2ストライクと追い込まれてからの3球目、こちらも甘く入った変化球を逃さず左翼席へアーチを架けた。この日、主将を務める佐野が背中痛のため出場選手登録を抹消された。チームでは既に、主砲のオースティンが右肘のクリーニング手術を受けリハビリ中、5番を打っていた宮崎も左太もも裏の炎症により2軍調整が続いている。さらに、主に3番を任されていた佐野まで離脱となった。自慢の強力打線がピンチに陥る中で、2年目で4番に座る牧が存在感を放った。4月に今年2度目の新型コロナウイルス陽性判定を受け一時離脱したが、復帰後も変わらぬ打棒を発揮。離脱者が相次いでも、牧が打線を引っ張っていく。(浜浦日向)

◆DeNAが3連勝。一回に大田の3号ソロ、牧の8号2ランで3点を先行し、3―3の延長十一回1死二塁から神里の三塁打で勝ち越し。十回を抑えた5番手の三嶋が2勝目を挙げた。広島は打線が四回以降2安打に終わった。

◆今季初登板だったDeNAの今永は6回3失点だった。一回に3点の援護をもらったが、その裏に5安打を浴びて2失点。追い込んでからの制球が甘く、三回は2死二塁から坂倉に同点適時打を許した。「今季初登板ということで緊張し、少し冷静になれなかった」と悔やんだ。2月のキャンプ中に左前腕を痛め、開幕に間に合わなかった。満を持して迎えたマウンドだったが白星はつかめず「次回登板は点を取ってもらった後、ピンチを招かないようにしたい」と語った。

◆DeNAの神里が三塁打で勝ち越しの走者を迎え入れた。九回に代走で出場し、3-3の延長十一回1死二塁で迎えたこの試合初打席。島内の甘い変化球を「狙った球とは違ったがうまく反応できた」と鋭く打ち返し、右中間を破った。四回以降は両チーム無得点が続いた試合をようやく動かし、チームに今季の広島戦7試合目での初勝利をもたらした。開幕1軍入りしたものの4月7日に新型コロナウイルス感染が判明。5月5日に今季初安打を放ったばかりだった。不動のレギュラーだった佐野が背中を痛めて戦列を離れた。同じ外野手として「佐野がいないから勝てない、と思われたくない。4月に苦しんだ分、5月から巻き返したい」と言葉に力を込めた。

◆広島の大瀬良は甘い球が目立った一回に2本塁打を浴びていきなり3失点。二回以降は低めに制球し、要所を締めて追加点は許さず7回を投げた。なんとか試合をつくったエースは「やられた球が全部、高かった。走者を出してからが大事だと思いながら粘り強く投げた」と淡々と語った。自身4連勝はならず、チームも敗れた。「悔しい結果にはなったが、またみんなで勝てるように前を向いて頑張る」と話した。

◆広島は延長戦で競り負け、開幕から6連勝中だったDeNAに初黒星を喫した。試合後の佐々岡真司監督(54)の一問一答は次の通り。──大瀬良は一回に3失点したが7回8安打3失点。投打とも粘った「そうですね。(大瀬良)大地も初回に3点取られて調子がよくないなかで、二回以降は粘って試合を作ってくれていました。野手もその裏にすぐに奮起して(一回に西川の適時打と坂倉の犠飛、三回に坂倉の適時打で)点を取って早めに追いついた。そういう粘りというのはあったと思うし、大地もしっかりとゲームを作ってくれたからこそこういうゲームになった」──3─3の延長十一回に登板した島内はボール先行から失点「そこが彼(島内)の課題ではありますし、まあ、そこを出した以上はね。僕が出しているわけだから。しっかりと打線もあと一本ということもありながらも、延長戦でしっかりと中継ぎ陣がよく踏ん張ってくれた。最後まで応援してくれたお客さんもいるのでね、また明日からの(DeNAとの)デーゲーム2つしっかり頑張ります」

◆DeNAは延長十一回を制して3連勝。今季6戦全敗だった広島戦で初勝利を挙げた。三浦大輔監督(48)は「ずっとやられっぱなしだったので、全員で勝ててよかった。本当に全員でつかんだ勝利」とナインをたたえた。主将の佐野が椎間関節炎で登録抹消となるピンチで一丸となった。一回に代わって外野でスタメン出場の大田が大瀬良から先制ソロを放つと、4番に座る牧は自身初の3戦連発となる2ランで続き「追い込まれていたが、後ろにつなぐ気持ちで最高の結果になり、うれしい」と拳を握った。3―3の延長十一回には、佐野と仲の良い神里が「佐野の分もカバーできるように」と右中間へ決勝の適時三塁打。激闘を制し、〝反撃〟へ勢いをつけた。(浜浦日向)

◆左前腕部の炎症で出遅れていた今永が1軍復帰し、先発で6回84球を投げ9安打3失点。勝敗は付かなかったが、無四球で粘りの投球を見せた。3点リードの一回、いきなり5安打で2点を失うも逆転は許さず。「今季初登板で緊張し、また連打を許して冷静になれなかった。次は点をもらった後にピンチを招かないようにしたい」と誓った。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
21150 0.583
(↓0.017)
-
(-)
107148
(+2)
150
(+13)
40
(+1)
14
(+1)
0.246
(-)
3.480
(↓0.25)
2
(-)
ヤクルト
18130 0.581
(↑0.014)
0.5
(↓1)
112122
(+13)
110
(+2)
30
(+3)
15
(-)
0.232
(↑0.008)
3.040
(↑0.04)
3
(-)
広島
18151 0.545
(↓0.018)
1.5
(-)
109142
(+3)
113
(+4)
10
(-)
7
(-)
0.254
(-)
3.140
(-)
4
(-)
中日
16150 0.516
(↑0.016)
2.5
(↑1)
112105
(+1)
111
(-)
17
(-)
13
(-)
0.248
(↓0.003)
3.410
(↑0.13)
5
(-)
DeNA
13160 0.448
(↑0.019)
4.5
(↑1)
114109
(+4)
125
(+3)
26
(+2)
11
(+1)
0.249
(↑0.001
3.760
(↑0.06)
6
(-)
阪神
11231 0.324
(↓0.009)
9
(-)
108103
(-)
120
(+1)
23
(-)
21
(-)
0.227
(↓0.005)
3.240
(↑0.07)