日本ハム(★1対5☆)楽天 =リーグ戦8回戦(2022.05.04)・札幌ドーム=
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楽天
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日本ハム
0000001001511
勝利投手:涌井 秀章(3勝1敗0S)
敗戦投手:金子 千尋(0勝1敗0S)

本塁打
【日本ハム】ヌニエス(1号・7回裏ソロ)

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◆投打のかみ合った楽天が6連勝。楽天は3回表に西川、小深田、島内の適時打で一挙4点を先制する。3点リードの9回には、浅村の適時打で追加点を挙げた。投げては、先発・涌井が9回1失点の完投で今季3勝目。敗れた日本ハムは、打線が5安打1得点と振るわなかった。

◆楽天涌井秀章投手(35)は通算152勝を挙げているが、白星の内訳は先発で149勝、救援で3勝。今日の日本ハム戦に勝てばプロ野球33人目、現役では石川(ヤクルト)に次いで2人目の先発150勝を記録する。

◆日本ハム近藤健介外野手(28)が、試合前の打撃練習中に右脇腹を痛め、練習を途中で切り上げた。札幌市内の病院で検査を受ける予定で、新庄剛志監督(50)は「厳シンジョー」と、声を落とした。「あれ、厄介なんですよね。最後のバッティングのラスト2球前か。インコースをさばこうとして。怖いですよね。練習でも、こうやって痛めるし」と、残念がった。この日は3番でスタメン出場の予定だったが、欠場の見込み。今後については診断結果待ちとなるが、BIGBOSSは「(復帰に)1カ月...ちょっとくらいはかかる。痛みが取れてから、足の動きとか筋肉を戻しつつ、スイング軌道やヘッドスピードを上げていかないといけないから...。引っ張るところですからね、もうちょっとかかるんじゃないですかね?」と心配した。「これで、試合に出られる子にはチャンスをものにしてもらって」と、残った選手の奮起を期待していた。

◆昨年「M-1グランプリ2021」で最年長チャンピオンに輝いたお笑いコンビ「錦鯉」が、ファーストピッチに登場した。ボケ担当で札幌出身の長谷川雅紀は、新庄剛志監督と同じ50歳。背番号50のユニホームを身にまとい「これは僕のホクロの数ですね」とひとボケかまして、観客の笑いを誘った。「この日のために"こんにちは投法"を練習してきました」とマウンドに上がると「こんにちは~」と雄たけびを上げた後、ゆっくり振りかぶり左足を上げ、捕手を務めた相方の渡辺隆(44)へ、山なりながらノーバウンド投球。終わってからは、スタンドのファンに向かって3度「こんにちは~」と叫び、マウンドを降りた。ボールは外角高めのボール球となったが、キャッチした渡辺は「届くと思わなかった。すばらしい」と絶賛。大役を終えた長谷川は「"こんにちは投法"。まねしてもらいたいな」と話し、最後はビッグボス新庄監督と3人並んでポーズを取り"共演"を果たして、引き上げた。

◆楽天が猛攻を仕掛けた。0-0の3回、1番西川の先制適時三塁打で口火を切ると、さらに追加点を奪い2死一、二塁で4番島内。日本ハム金子の133キロのフォークを左翼越え2点適時二塁打で、たたみかけた。4点差とリードを広げた島内は「打ったのはフォーク。歯医者に行きたいんですけどね。連休でなかなか行けなくて。そこが悔しいです。以上です」と真顔で"島内節"を語った。

◆試合前の打撃練習中に右脇腹を痛めた日本ハム近藤健介外野手(28)が、札幌市内の病院で精密検査を受けて右内腹斜筋肉離れ(2度)と診断された。実戦復帰まで約8週間の見通し。負傷した直後、BIGBOSSこと新庄剛志監督(50)は「痛みが取れてから、足の動きとか筋肉を戻しつつ、スイング軌道やヘッドスピードを上げていかないといけないから...。引っ張るところですからね」と心配していた。

◆今季初登板&初先発の日本ハム金子千尋投手(38)は、5回6安打4失点で降板した。1、2回と3者凡退で迎えた3回。2死二塁から、西川の先制の右中間適時三塁打を皮切りに4連打で4失点した。武田投手コーチは序盤3回までの投球を「失点はしてしまいましたが、ストライク先行でいけているし、リズムは悪くないと思います」と評した。4回以降は無失点に抑え、結果的に3回の失点が響いた。金子は「序盤はリズム良く入れたかなと思います。ランナーを出してから、そのペースを維持しようとし過ぎて、焦ってストライクを集めてしまいました。ランナーが出た後に、もっと余裕を持って、バッターと勝負しなければいけませんでした」と反省した。

◆日本ハムのレナート・ヌニエス内野手(28)が、待望の来日1号を放った。4点ビハインドの7回1死走者なし、4球目の117キロのカーブを引っ張り左翼席中段に放り込んだ。初打点は開幕カードの3月27日ソフトバンク戦で記録。悲願の初本塁打は出場29試合、88打席目で響かせた。BIGBOSSこと新庄剛志監督(50)は試合前に「今日は4番、ヌニエス。気持ちの面で変えてもらおうかなと。ファーストでね」と期待していた。

◆楽天が6連勝を飾った。3回に西川の適時三塁打、小深田の適時打、島内の2点二塁打で4点を先行し、9回に浅村の適時打で加点。涌井は5安打1失点で2年ぶりに完投し3勝目。日本ハムは完敗で負け越しが今季最多の11となった。

◆楽天涌井秀章投手(35)が、9回1失点で2年ぶりとなる完投勝利を収めた。これで先発登板で通算150勝とし、史上33人目の快挙を達成した。初回からテンポよく投げ込み、6回先頭に三塁打を打たれ無死三塁としても、慌てることはなかった。「ノーアウトのときは1点取られてもいいと思っていた。1アウトとれたんで、結果的ピッチャーゴロでうまく打ち取れた」。3者連続で打ち取りピンチを脱した。7回にヌニエスにソロ弾を浴びるも、その1点にとどめ114球を投げきった。完投は、20年8月5日ソフトバンク戦(楽天生命パーク)で完封して以来2年ぶり。先発通算150勝という節目を完投で飾り「まず今日は疲れたので、次の登板はちょっとおいときたいと思います。まずは疲れを取ります」と、汗をぬぐった。

◆最下位を走る日本ハムにアクシデント発生だ。楽天8回戦(札幌ドーム)の試合前、打撃練習中だった近藤健介外野手(28)が右脇腹を痛めて戦線離脱。札幌市内の病院で精密検査を受け、右内腹斜筋の肉離れ(2度)と診断された。ゲーム復帰まで約8週間の見通し。苦境の中、打率2割9分4厘の主軸を欠くことになった新庄剛志監督(50)は「厳シンジョー」と、残念そうに声を落とした。内角球をさばいた際に、痛めたとみられる。BIGBOSSは「厄介なんですよね、痛めると。怖いですよね。練習でも痛めるし」。ただ、不運を嘆いてばかりもいられない。「これで試合に出られる子には、チャンスをものにしてもらって」。近藤不在をチャンスに変える、新戦力の台頭を願った。この日は、3番でスタメン出場の予定だった近藤に代わり、急きょ、今川を起用。4番には「気持ちの面で変えてもらおう」と、不振に苦しんでいた新助っ人のヌニエスをあえて置き、好転を期待した。そのヌニエスが7回、楽天のベテラン涌井から来日1号の左越え本塁打。実に88打席目でようやく生まれた1発に、ベンチも大騒ぎだ。2連敗で首位との差は今季最大の12ゲームに広がったが、BIGBOSSは「レイ(ヌニエス)に1本出たことが、これからの光になるであろう」と、"救世主"になり得るメジャー通算56発のスラッガーに希望を託した。【中島宙恵】

◆楽天西川遥輝外野手がかつてのホームで躍動した。0-0の3回2死二塁、日本ハム金子のカーブをとらえ右中間へ先制適時三塁打。得点圏での打率5割2分4厘と驚異的な数字を残す西川は「チャンスではランナーかえすってイメージを持ってますし、ランナーなかったら塁に出るっていう意識」と言い切る。古巣ファンに元気な姿を届けた。

◆楽天は西川遥輝外野手(30)が先制適時三塁打を放ち、6連勝に導いた。3回2死二塁のチャンスに得点圏打率5割を超える、勝負強さを発揮。一挙5安打4得点の集中打を呼び込んだ。投げては涌井秀章投手(35)が、9回1失点で完投勝利。チームは引き分け挟み6連勝を収め、貯金を13まで積み上げた。30キロの球速差にも惑わされず、本能に身を任せた。西川は3回2死二塁のチャンスで日本ハム金子の初球、143キロの直球を空振り。直後の2球目、113キロのカーブにタイミングを外さなかった。「うまく反応できたと思います」。右中間を割る適時三塁打で先制した。「ここ最近打ててなかったんで、しっかりランナーをかえすことを考えて打席に入りました」。これが決勝打となり6連勝を収めた。かつての本拠地・札幌ドームのスタンドを見回した。大型連休のさなかで、2年ぶりに入場制限がないゲーム。「こんなにお客さんが入ってプレーするのも久々だったので、北海道のファンのみなさんに元気な姿を見せたいと思いますし、今日しか来られない人もいると思いますし、そういう人にもいい姿見せたいと思います」。2万人を超える観客の中、古巣との一戦に気持ちを高ぶらせて臨んでいた。チャンスで驚異的な勝負強さを発揮する。得点圏打率は5割2分4厘を誇る。「チャンスではランナーをかえすイメージを持ってますし、ランナーなかったら塁に出るって言う意識」。ここぞの場面で集中力を高め、勝利をもたらす。初回の先制打のあと、打線は4連打で4得点の集中打。打率3割2分3厘、出塁率4割6分2厘。チームに大きな波をもたらし、存在感をいかんなく発揮している。石井GM兼監督も「今日もいい仕事をしてくれたと思います」と大きな信頼を寄せるリードオフマン。先頭に立って打線をけん引する。【栗田成芳】

◆最後の1球に先発投手の神髄がつまっていた。楽天涌井秀章投手(35)は9回2死二塁、7回にソロ弾を浴びたヌニエスを追い込んで6球目。外角高めの直球で空振り三振を奪い、114球目でこの試合最速の150キロをマークした。「昨日、田中(将大)がすごい投球を見せてくれて。若いころ投げていたような気持ちになったので、自分も続けてよかったです」。最速球で最後を締めくくった。チームを6連勝に導く2年ぶりの完投勝利。その味は「思った以上に球を操れていたので、投げていて疲れましたけど楽しかったです」が本音だ。直球主体もカーブでタイミングを外し、チェンジアップで奥行きを使った。6回、先頭万波に三塁打で1失点を覚悟したが、田宮を初球投ゴロに打ち取ると、リーグ首位打者の松本剛には「ロッテ時代からの対戦で、真っすぐの方が自分は抑えられるんじゃないかっていう頭だった」と全直球攻めで、ここも投ゴロ。自らの状態に経験則を掛け合わせ、ピンチを脱した。こどもの日の前日での登板直前、4歳の長男から電話で「頑張れ」とゲキ。パパのテレビ中継を見ながらバットを振る息子からの言葉に「力をもらったのでそれがよかった」。自身3連勝で、史上33人目となる先発での通算150勝目。無四球で投げ抜いての節目の勝利に「今回の場合は疲れが目立つなと、正直」。3時間1分、終始張り巡らせた緊張を解き、勝利をかみしめた。【栗田成芳】

◆日本ハムの新外国人レナート・ヌニエス内野手(28)が、待望の来日1号を放った。4点ビハインドの7回1死走者なし、4球目の117キロのカーブを引っ張り、左翼席中段に放り込んだ。初打点は開幕カードの3月27日ソフトバンク戦で記録していたが、悲願の初本塁打は出場29試合、88打席目で響かせた。「センターから反対方向を狙っていた。うまくコンタクトできて、ああいう形でホームランになった。でも今日は勝ちにはつながっていないので、チームの勝ちにつながるようにこれからも頑張りたい」地道に、日本野球に適応するため励んでいる。日米での攻められ方の違いには毎日、コーチと話しながら学んでいるという。「アメリカのピッチャーはオーソドックスなピッチャーが多くて、ワインドアップから普通に投げることが多い。日本だと、打者のタイミングを崩すような動きがすごく工夫されていて、なおかつ変化球を使うピッチャーが多い。そこのアジャストが一番難しいんじゃないかと思う」と分析する。「そこに対応できるようにこれからも頑張っていきたい」と前向きだ。日本での生活にも順応しつつある。好物のラーメンはコロナ禍でも最大限に堪能するため、ウーバーイーツを利用。「あとはコロナで国境が閉まっているが、開いたら家族も連れてきて見せたい」と、ベネズエラに住む家族を招待する日を心待ちにしている。

◆楽天涌井秀章投手(35)が20年8月5日ソフトバンク戦(完封)以来の完投勝利。札幌ドームでの完投勝ちは西武時代の09年9月21日以来13年ぶり。無四死球試合はロッテ時代の19年4月16日ソフトバンク戦以来となった。これで先発では区切りの150勝目(救援で3勝)。現役の先発150勝はヤクルト石川雅規投手(42)(178勝)に次いで2人目になる。ともに現役トップの通算完投を60、通算無四死球を14とした。

◆2021年M―1王者の人気お笑いコンビ・錦鯉(長谷川雅紀・渡辺隆)がファーストピッチセレモニーに登場した。「こーんにーちはー!!」2人は日本ハムのホームユニホームを着て登場。長谷川が「50」、渡辺が「44」とそれぞれの年齢を背番号に着けたが長谷川は「僕の体のほくろの数です」とさっそくボケた。投手を長谷川、捕手を渡辺がつとめ、長谷川は「こんにちはと言って投げる〝こんにちは投法〟で投げたい」と意気込み。「こーんにーちはー」と叫んでからゆっくりと時間をかけて山なりのノーバウンド投球を披露し、拍手を浴びていた。投球後は3回「こーんにーちはー」と場内360度に声を張り、札幌ドームを盛り上げた。ボケ担当の長谷川は札幌市白石区出身。4月30日からは地元北海道での冠番組「錦鯉が行く!のりのり散歩」がHTB北海道テレビで毎週土曜日の30分番組としてスタートするなど、故郷に〝錦〟を飾っている。

◆日本ハムの新外国人、レナート・ヌニエス内野手(28)が来日1号ソロを放った。0―4で迎えた七回1死。カウント2―1からの4球目を振り抜き、左中間席中段へ飛び込む本塁打とした。4月5日のロッテ戦(札幌ドーム)以来となる「4番」で先発出場。直近5試合で13打数1安打と苦しんでいたが、前日4日から登場曲を変更するなど気分を一新。待望の一発を呼んだ。

◆楽天が6連勝を飾った。三回に西川の適時三塁打、小深田の適時打、島内の2点二塁打で4点を先行し、九回に浅村の適時打で加点。涌井は5安打1失点で2年ぶりに完投し3勝目。日本ハムは完敗で負け越しが今季最多の11となった。

◆楽天の西川が先制の適時三塁打を放ち、今季23打点でリーグトップに並んだ。三回2死二塁でカーブを右中間へはじき返した。1番打者で勝負強さを発揮し6連勝に貢献し「しっかり走者をかえすことを考えて打席に入った。うまく反応できた」と満足げに話した。前日3日は4打数無安打だったが、昨季まで所属した日本ハムの本拠地の札幌ドームで健在ぶりを示した。「北海道のファンの皆さんに元気な姿を見せたい」と気を緩めることはなかった。

◆日本ハムは完敗で借金が今季ワーストの11となった。新外国人のヌニエスに来日1号ソロが飛び出したが、得点はその1点のみ。5カード連続で勝ち越しなしと苦しい戦いが続く。新庄剛志監督(50)は広報を通じ「レイ(ヌニエス)に1本出たことが、これからの光になるであろう」とコメントした。

◆楽天・涌井秀章投手(35)が9回5安打1失点。2年ぶりの完投勝利で3勝目、先発で通算150勝に到達(救援で3勝)した。

◆2本のアーチは明大ラグビー部の〝おかげさま〟? 日本ハム・清宮幸太郎内野手(21)がプロ初となる1試合2本塁打、それも2打席連続本塁打でマークした。会心の2発の裏側に同学年のラガーマンからの助言があった。「コア(体幹)が足りないんじゃないか」最近、出力のなさを感じた清宮が連絡をとった相手が、同学年で明大ラグビー部OBで元主将の飯沼蓮さん(現・浦安)。共通の知人を介してつながったといい、なにげなく「普段どんなトレーニングしてる?」と連絡した。「『コアとかクリーンとかよくやるよ』と話していて。『いいね、それ』って」。トレーニングのヒントをもらい「コア弾」と快音につなげた。くしくも、清宮がオフに自主トレで弟子入りした柳田(ソフトバンク)が、4日に放った決勝弾について、明大ラグビー部のトレーニングを取り入れて培った〝腹筋弾〟と命名していたばかり。「ギータさんの記事が出た時はびっくりしました。俺も早く打ちたいって」と意外なところでの〝師弟共演〟を実現し、笑顔を見せていた。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
1961 0.760
(↑0.01)
-
(-)
117108
(+5)
70
(+1)
20
(-)
26
(+3)
0.240
(↑0.003
2.540
(↑0.06)
2
(-)
ソフトバンク
17121 0.586
(↑0.015)
4
(-)
113116
(+2)
102
(+1)
19
(+1)
14
(-)
0.263
(↑0.004)
2.820
(↑0.06)
3
(-)
西武
15161 0.484
(↓0.016)
7
(↓1)
11196
(+5)
102
(+7)
20
(-)
11
(-)
0.224
(↑0.002)
2.650
(↓0.11)
4
(-)
ORIX
15170 0.469
(↓0.015)
7.5
(↓1)
11178
(+1)
101
(+2)
10
(-)
21
(+1)
0.208
(↓0.001)
2.840
(↑0.02)
5
(-)
ロッテ
12161 0.429
(↑0.022)
8.5
(-)
11489
(+7)
84
(+5)
10
(-)
35
(+2)
0.215
(↑0.002)
2.030
(↓0.1)
6
(-)
日本ハム
10210 0.323
(↓0.01)
12
(↓1)
112100
(+1)
128
(+5)
28
(+1)
19
(-)
0.231
(↓0.002)
4.070
(↓0.03)