DeNA(☆7対1★)中日 =リーグ戦5回戦(2022.05.04)・横浜スタジアム=
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中日
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DeNA
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勝利投手:大貫 晋一(1勝1敗0S)
敗戦投手:岡田 俊哉(0勝1敗0S)

本塁打
【DeNA】嶺井 博希(1号・4回裏2ラン),牧 秀悟(6号・7回裏3ラン)

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◆DeNAが快勝。DeNAは4回裏、嶺井の2ランで先制する。3-1となって迎えた7回には、佐野の適時打と牧の3ランで4点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・大貫が6回無失点8奪三振の好投で今季初勝利。敗れた中日は、投打ともに振るわなかった。

◆中日岡田俊哉投手(30)が今季初登板に臨む。同投手の先発は14年5月16日ヤクルト戦以来。先発で勝利すれば同年4月9日ヤクルト戦以来、自身8年ぶりの白星となる。今日はDeNA打線を封じて勝利できるか。

◆DeNA大田泰示外野手(31)が、「2番中堅」でスタメンに名を連ねた。4月27日の巨人戦以来、4試合ぶりのスタメン。不調の桑原に代わって、1番には楠本が入った。

◆元ラグビー日本代表でリポビタンアンバサダーを務める広瀬俊朗氏(40)が、DeNA-中日5回戦(横浜)で始球式を行った。ノーバウンド投球で、大きな拍手を浴びた。この日の一戦は、大正製薬株式会社の協賛で「ファイト イッパーツ!リポビタンデー」が開催されている。

◆DeNA嶺井博希捕手(30)が、約3年ぶりのアーチとなる今季1号2ランで先制点を奪った。0-0の4回無死一塁、カウント3-1から、中日岡田の124キロのスライダーを左翼席に運んだ。「大貫がチームのために踏ん張ってくれていたので、先制することができうれしいです。つなぐ意識でいったことが、最高の結果となり良かったです」19年8月24日の巨人戦で中川から放って以来のアーチで、先発の大貫を援護した。

◆DeNA大田泰示外野手(31)が、「2番中堅」で4試合ぶりにスタメン出場し、マルチ安打をマークした。1回に中堅と二塁の間に高々と飛球を打ち上げ、強風の影響でポトリと落ちる安打で出塁。5回には右翼フェンス直撃の二塁打を放ち、佐野の右前適時打でホームを踏んだ。4月27日の巨人戦で一塁へのヘッドスライディングで左太ももを負傷。試合前、三浦大輔監督は「(直後は)多少の違和感もありましたけど、今は大丈夫です」と話していたが、二塁から全力疾走で万全をアピールした。

◆中日岡田俊哉投手(30)は今季初登板、8年ぶりの先発で5回7安打3失点だった。4回無死一塁から嶺井の1号2ランで先制され、5回無死二塁では佐野に右前適時打を許した。先発は14年5月16日ヤクルト戦(ナゴヤドーム)以来だった。降板後に「8年ぶりに先発として登板するまでに、いろいろ方々のサポート、後押しがあって、マウンドに上がる事ができました。先に相手に得点を与えてマウンドを降りることになり、申し訳なく思います」とコメントした。智弁和歌山から09年ドラフト1位で入団し、13年に1軍デビュー。中継ぎで活躍し、同年は66試合に投げ、先発は3試合。翌14年は5月半ばまで7試合に先発した後、リリーフに専念した。17年の左手血行障害の手術を挟んでその後も19年に13セーブを挙げるなど、昨年まで通算で先発10試合、救援338試合の計348試合を投げ、19勝21敗、19セーブ62ホールド、防御率3.43としていた。昨秋就任した落合ヘッド兼投手コーチの方針の下、先発再挑戦を決断し、春季キャンプから先発として調整を続けてきた。

◆DeNA桑原将志外野手(28)が代打で起用され、右飛に終わった。2点リードの7回無死、中日福の初球を積極的にスイングしたが、右翼に打ち上げた。新型コロナウイルス感染で一時離脱し、4月26日の巨人戦から1軍に復帰したが、5試合で20打数2安打とらしさが影を潜め、スタメンを外れた。この日、「2番中堅」でスタメン出場した大田が3安打猛打賞をマークし、スタメン争いが激化しそうだ。

◆DeNA柴田竜拓内野手(28)が、自身34打席目で今季初安打をマークし、ベンチも盛り上がった。7回表の守備から途中出場。8回1死から、左翼線への二塁打を放った。今季は開幕スタメンに名を連ねるも33打席安打がなかったが、待望の初安打が生まれた。

◆DeNAは投打ががっちりかみ合って、中日に快勝し、連敗を4で止めた。4回に嶺井博希捕手(30)が自身3年ぶりのアーチとなる先制の1号2ランを放ち、5回には佐野の右前適時打で追加点。7回にも佐野の中前適時打、牧の6号3ランでダメ押しした。守っては、先発の大貫が6回2安打無失点、8奪三振の好投で今季初勝利を挙げた。勝利打点を挙げ、お立ち台に上がった嶺井はインタビュアーから「(本塁打の)スライダー、狙ってましたか」と聞かれ「いや、そんな技術はないです」と笑わせ、「本当にいい風に乗ってくれて良かったです」と笑顔で話した。

◆中日立浪和義監督(52)が京田陽太内野手(28)を試合中にファームへ強制送還した。「8番遊撃」で先発し、2回に空振り三振。4回の守備では先頭大和の強いゴロを捕球体勢に入りながらグラブの下をかすめて内野安打にした。5回の第2打席で溝脇隼人内野手(27)を代打に送られた。立浪監督が試合中に直接2軍行きを告げ、京田はそのまま球場を後にした。指揮官は「取れるアウト。打つ、打たないはいいが、守れないとね。顔を見ても精彩がない。戦う顔をしていない。2軍でやり直してこいと言いました」と説明した。代わって5日からは2軍から三ツ俣大樹内野手(29)が1軍に昇格する。

◆中日立浪和義監督(52)が京田陽太内野手(28)を試合中にファームへ強制送還した。「8番遊撃」で先発出場し、2回に空振り三振。4回の守備ではDeNAの先頭大和の強いゴロを捕球体勢に入りながらグラブの下をかすめて内野安打にした。その直後に岡田俊哉投手(30)が嶺井に先制2ランを浴びた。指揮官は、5回の第2打席で溝脇隼人内野手(27)を代打に送った。試合中に京田はベンチから姿を消し、大敗で連勝は3で止まった。試合後の立浪監督の一問一答は以下の通り。?-初回のチャンスを生かせなかった「ああいう絶好機をつぶすと、流れが悪くなるのが野球。嫌な予感は的中です。いきなりピンチも迎えたけど、何とかしのいだ。初回に一、三塁でいい形で作って、点が取れなかったのが全てではないですかね」?-DeNA先発大貫は2回以降は状態を上げた「立ち直ってきた。まあ1つ見ていて、こっちがチャンスなのに、ピンチで打席に立っているみたいに映る。向こうの方が苦しいはず。もっと積極的にいけ、空振りしてもいいから、と言っているのに、手出さなかったらあかん」?-石川昂は初回に2球で追い込まれて三振「追い込まれたらやっぱりフォークがある。追い込まれるまでにストライクゾーン、たとえ初球スライダーだったかな、狙ってなくても手を出さないといけない。あと(高橋周の)見逃し三振とか。チャンスで。振らないと始まらないし、今日は悪いところがいっぱい出た。しっかり反省して切り替えてやらないと、(7-3で勝利した)昨日(3日)の逆みたいな試合をしていたら(いけない)。せっかくいい形で勝っているのに、もったいない」?-5回に京田に代打を送った「取れるアウトをね。打つ打たないは、ずっと調子悪いから我慢してやっている。守れなかったら。あとは顔を見ていても全く精彩がないんで。2軍でやり直して来いと、今日は途中で代えました」?-試合中もベンチに姿がなかった「もう帰らせました」?-代役は「三ツ俣が上がって来る予定です。明日」?-京田は一からやり直す「あれだけ結果が出ないと、本人が一番苦しいんでしょうけど、出ている以上はそんなことは関係ない。こっちも気を使って何とかさせようとやってはいたが、もう戦う顔をしていないんで外した」?-4回の二遊間の打球も後ろにそらした「この間の甲子園もだが、あのへんの打球に入っていけない。やっぱり守備だけでもきちっとしてくれたら。打てないのは別に8番だからいい。いいプレーもしているが、ちょっと1回、考え直した方がいいという判断」?-本人にも伝えたか「はい」?-8年ぶりの先発の岡田は「(高橋)周平のフライ(初回、外野とともに捕球動作に入り取れず二安)とかありがながら、本当に5回2、3点で抑えてくれればと。その通りだが、いい球もあるのに、あれだけ3ボールになったら恐くてこっちも使いにくい。粘ってはいたが」?-岡田の今後の起用は「これから考えます」?-3番手福も7回に牧に被弾するなど4失点「良かったときに比べると自信がないのか。ストライク先行するのはいいが、あれだけ逆球ばかりだったら打たれる」?-ロドリゲスをベンチから外した「5試合で4回ぐらい登板したので。今日は初めから1日空けるということで。まあ展開的には使うところがなかった。結果的に」

◆DeNA大貫晋一投手(28)が、6回2安打無失点、8奪三振の好投で今季初勝利を挙げた。「しっかりと自分らしいピッチングができましたし、嶺井さんのリードに引っ張ってもらっていいピッチングができた。ゴールデンウイークの満員の横浜スタジアムでで勝できてうれしいです」とかみしめた。最初で最大のヤマ場だった初回の2死満塁のピンチを抑えると、2回から4イニング連続の3者凡退。6回に死球で走者を許したが、冷静に後続を断った。指揮官が先発陣に常々求める「ゲームを作る」役割を果たし、リリーフ陣にバトンを渡した。三浦監督は「本当に粘り強く投げたし、配球なども含めてボールのキレもよかったですし、バッテリーでよく攻めた」と評価した。

◆守護神のDeNA山崎康晃投手(29)が、新型コロナウイルス感染から1軍復帰後初登板し、1回を無失点に抑えた。6点リードの9回から登板。1死から阿部に安打を浴びたが、全く危なげなく、後続を断ち、試合を締めた。三浦大輔監督(48)は「久しぶりの登板でしたけど、しっかりと投げてくれたと思います。これから状態も上げてくれると思います」と評した。守護神も復帰登板し、チームも快勝で連敗を4で止め、ツイッターには「ヤスアキ」が、トレンド入りした。

◆984日ぶりの会心のバット投げが、連敗ストップへの合図だった。DeNA嶺井博希捕手が先制の1号2ラン&好リードで、チームの連敗を4で止めた。4回無死一塁、中日岡田のスライダーを強振。「久しぶりだったんで、入るか感覚がわからなかった」と振り返った左翼席への1発は、19年8月24日の巨人戦以来、約3年ぶりのアーチだった。連敗中で重苦しかった雰囲気が、ムードメーカーの1発で一気に変わった。2年目の牧がベンチ前ではしゃぎ、ベテラン、若手も全員が笑顔でタッチを重ねた。クライマックスは、試合後のお立ち台。インタビュアーから「スライダー、狙ってましたか」と聞かれ「いや、そんな技術はないです」と絶妙の返しで満員の横浜スタジアムのスタンドを爆笑に包んだ。たたみかけたのは、主軸だった。5回に佐野の適時打で1点を追加。7回にも再び佐野の適時打、牧の6号3ランでダメ押しした。不調の桑原をスタメンから外し、1番に楠本、大田を「2番中堅」でスタメン起用し、3安打で打線を活性化させた。三浦監督は「効果的に点が取れた」と評価。5日のこどもの日に向け「勝利を届けられるように」と誓った。【久保賢吾】?▽DeNA牧(7回にダメ押しの6号3ラン)「佐野さんがタイムリーを打ってくれたおかげで、楽に打席へ向かうことができた。前の打席、ランナーを置いた場面で凡退していたので、必ず打つんだと強い気持ちで臨んだ」▽DeNA佐野(2本の適時打を含む3安打猛打賞)「(5回の適時打は)泰示さん(大田)の走塁に感謝です。貴重な追加点を挙げられて、うれしいです」▽DeNA大貫(6回無失点の好投で今季初勝利)「自分らしいピッチングができたし、嶺井さんのリードに引っ張ってもらって、いいピッチングができた。満員の横浜スタジアムで1勝できてうれしいです」

◆DeNA牧秀悟内野手(24)が、ダメ押しの6号3ランを放ち、満員の横浜スタジアムのスタンドを沸かせた。3点リードの7回1死一、二塁、中日福の初球の直球をジャストミートし、左中間席に運んだ。「佐野さんがタイムリーを打ってくれたおかげで楽に打席へ向かうことができました。前の打席、ランナーを置いた場面で凡退していたので、必ず打つんだと強い気持ちで臨みました」とコメントした。

◆DeNAが快勝で連敗を4で止めた。五回までに嶺井の2ランなどで3点を先行し、七回に牧の3ランなどで突き放した。大貫は6回を2安打無失点の力投で今季初勝利。中日は岡田を攻撃と守備でもり立てられず連勝は3でストップ。

◆DeNAの大貫が6回を2安打無失点の好投で今季初勝利を手にした。一回に先頭からの連打で一、三塁のピンチを招いたが、2三振と投ゴロで切り抜け、リズムに乗った。その後は付け入る隙を与えず、無安打投球。5試合目での1勝目に「自分らしい投球ができた」と安堵した。4試合連続で6回を投げ、3失点以下と役割は果たしている。三浦監督は「本当に粘り強く投げた。バッテリーでよく(打者を)攻めた」と高く評価した。

◆「7番」で先発したDeNA・嶺井博希捕手(30)が3年ぶりの一発。0―0の四回無死一塁で岡田のスライダーを完璧に捉えた。「大貫がチームのために踏ん張ってくれていた。つなぐ意識が最高の結果となった」とバッテリーでお立ち台に上がった。貴重な先制2ランに三浦監督は「思い切りの良さがある。嶺井もその後(リードで)乗っていけたと思う」とうなずいた。

◆テンポのいい投球で、チームの連敗を4で止めた。DeNA・大貫晋一投手(28)が6回2安打無失点。毎回の8三振を奪い、今季5度目の先発で初勝利を挙げた。「しっかりと自分らしい投球ができましたし、嶺井さんのリードに引っ張ってもらいました」一回に無死一、三塁のピンチを背負ったが、石川昂を空振り三振、ビシエドを投ゴロに。阿部に四球を与えた後、高橋周に外角のボールゾーンからストライクゾーンに曲げる〝バックドア〟のスライダーで見逃し三振を奪った。高橋周から五回まで13者連続でアウトを取り、中日打線を寄せ付けなかった。) 静岡・桐陽高から日体大、新日鉄住金鹿島(現日本製鉄鹿島)を経て2019年にドラフト3位で入団。181センチ、73キロと細身で「ハマの豆苗」の愛称を持ち、20年に10勝をマーク。白星に恵まれなかった今季、新たな調整法が奏功した。中6日で先発予定だった1日のヤクルト戦が雨天中止となり、登板がずれた。登板間の練習にルーティンはあったが、春先を苦手とすることから練習量を増やすなどして工夫。「毎日の体の状態を見ながら量を落とすところは落として、できるところは(強度を)上げるようにした」。調整に強弱をつけ、好投につなげた。4試合連続で6回を投げ、3失点以下。「ゴールデンウイークの満員の横浜スタジアムで1勝目ができて、とてもうれしい」。ハマスタに詰めかけた2万9300人の観衆の大きな拍手を浴び、感謝を口にした。(横山尚杜)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
21130 0.618
(↑0.012)
-
(-)
109146
(+6)
134
(+3)
39
(+1)
13
(+1)
0.251
(↑0.001)
3.260
(↑0.01)
2
(-)
ヤクルト
17120 0.586
(↑0.015)
1.5
(-)
114107
(+3)
105
(-)
27
(-)
14
(+1)
0.224
(↓0.001)
3.080
(↑0.11)
3
(-)
広島
17141 0.548
(↓0.019)
2.5
(↓1)
111136
(+3)
109
(+6)
10
(-)
7
(-)
0.254
(↓0.001)
3.240
(↓0.09)
4
(-)
中日
15140 0.517
(↓0.019)
3.5
(↓1)
114102
(+1)
101
(+7)
17
(-)
13
(-)
0.252
(↓0.003)
3.340
(↓0.15)
5
(-)
DeNA
11160 0.407
(↑0.022)
6.5
(-)
11695
(+7)
120
(+1)
20
(+2)
10
(-)
0.244
(↑0.004
3.880
(↑0.12)
6
(-)
阪神
10221 0.313
(↓0.01)
10
(↓1)
110100
(-)
117
(+3)
23
(-)
20
(-)
0.231
(↓0.001)
3.390
(↑0.04)