ヤクルト(☆2対0★)DeNA =リーグ戦6回戦(2022.04.30)・明治神宮野球場=
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DeNA
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ヤクルト
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勝利投手:サイスニード(2勝0敗0S)
(セーブ:マクガフ(0勝0敗7S))
敗戦投手:上茶谷 大河(2勝2敗0S)
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◆ヤクルトは3回裏、青木の適時打で1点を先制する。そのまま迎えた6回には、内山壮が適時二塁打を放ち、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・サイスニードが6回無失点の好投で今季2勝目。敗れたDeNAは先発・上茶谷が試合をつくるも、打線が無得点と振るわなかった。

◆30日のヤクルト戦に先発するDeNA上茶谷大河投手(25)が、好相性のヤクルト戦で今季3勝目を目指す。今季は1日の同戦(神宮)で7回1失点で初勝利を挙げ、16日の同戦(横浜)では91球で完封し、「マダックス」を達成した。今季、対ヤクルト戦は2勝無敗、防御率0・56と抜群の安定感を誇る右腕は「回の先頭を出さないことを意識します」と警戒し、マウンドに上がる。

◆球団関係者の新型コロナウイルス陽性判定を受けて、濃厚接触者に該当する疑いがあるため欠場していたヤクルトの人気マスコット「つば九郎」が復帰した。試合前には得意のフリップ芸でファンにあいさつ。「みなさ~ん たいへんおさわがせしました。のうこうせっしょく じしゅかくりから」「ふっきしました~! しゃばのくうきはうまいです。」「きょうからまた よろしくおねがいします。つばくろう」

◆ヤクルト青木宣親外野手(40)が、通算1500試合出場を達成した。プロ野球史上201人目となった。03年ドラフト4位で入団した青木は今季、プロ18年目のシーズンを40歳で迎えていた。記念すべき試合で、3回2死二塁の場面では、右前へ先制適時打を放った。5回には四球を選ぶと盗塁をマーク。「今日1500試合出場と節目の試合でいろんな方に感謝の気持ちを持ちながら打席に入りました。先制することが出来て良かったです」と、バットでも足でも、存在感を示していた。▼通算1500試合出場=青木(ヤクルト) 30日のDeNA6回戦(神宮)に先発出場して達成。プロ野球201人目。初出場は04年7月17日の巨人15回戦(東京ドーム)。なお、青木はメジャーで759試合に出場しており、日米通算では2259試合。

◆DeNA佐野恵太外野手(27)が、内野陣が極端に右に寄るヤクルトの「佐野シフト」に対し、バントで揺さぶりをかけた。1点を追いかける4回1死一塁、1ストライクからの2球目に三塁側にバントを仕掛けたが、ファウルゾーンに転がった。

◆DeNA三浦大輔監督(48)が、ヤクルト村上宗隆内野手(22)を2打席連続の申告敬遠で歩かせ、失点を防いだ。3回、青木の先制打で1点を奪われ、なおも2死二、三塁から申告敬遠。2死満塁で塩見を中飛に仕留め、追加点を防いだ。さらに、1点ビハインドの5回2死二塁でも申告敬遠。2死一、二塁で塩見を空振り三振に抑え込み、作戦が成功した。2点ビハインドの7回2死走者なしで迎えた第4打席は、九州学院の先輩でもある伊勢が対戦。フルカウントから四球で歩かせたが、塩見を空振り三振に抑えた。

◆高卒2年目の19歳が攻守で気を吐いた。ヤクルト内山壮真捕手(19)は今季8度目の先発マスクでサイスニードを好リード。継投に入っても今季4度目の完封リレーを演じ「首も振られながらだったんですけど、要求したところに投げてくれたのでいい結果がでました」。バットでも1点リードの6回1死二塁で左越えの適時二塁打。4回の左前打を含め、プロ初のマルチ安打をマークした。▽ヤクルト・サイスニード(6回4安打無失点で今季2勝目)「最高な内容ではなかったけど、いいピッチングできてうれしい。(捕手の)内山選手に感謝してます」

◆プロ19年目で40歳のヤクルト青木宣親外野手(40)が、通算1500試合出場の節目に決勝打を放った。2連敗中のDeNA上茶谷に対し、3回2死二塁、2球目の直球を右前へ運び先制適時打。これがV打となりチームを3連勝に導いた。史上201人目の節目にお立ち台では「こういう節目の試合は感謝の気持ちがいつも芽生えるんですけど、本当にそういう気持ちでした」。素直な気持ちだった。18年にメジャーから7季ぶりに古巣復帰したとき、意識は大きく変わっていた。前年チームは45勝96敗2分けで借金51、首位とのゲーム差44で断トツの最下位。チーム状況を見て「誰かが旗振って、こういう風にやっていきますよって示していかないといけない。96敗していたので、なおさら必要なこと。そういうの込みで自分はヤクルトに帰ってきた」。お手本となり、先頭に立ってチームをけん引。屋台骨を支え、昨季日本一まで駆け上がった。5回には四球を選ぶと盗塁をマーク。アウト判定も自らリクエストを"要求"し、セーフ判定に覆った。バットでも足でも存在感を示したベテラン力に、高津監督も「いろんなところで旗振って先頭に立ってやってくれますし、本当に頼りにしてます」と最敬礼。貯金3といい形で大型連休に突入した。【栗田成芳】

◆DeNAは2試合連続の無得点で3連敗を喫した。2番楠本、3番佐野、5番ソトと組み替えたが、昨季2敗した天敵サイスニードを攻略できず。4月26日の巨人戦の5回に佐野が逆転の2点適時二塁打を放って以降、30イニング連続適時打なしで借金は今季ワーストの5。三浦大輔監督は「点を取るために、流れを変えるためにいろいろやりましたけど、うまくいかなかった」と唇をかんだ。

◆ヤクルトが三回に先制した。2死二塁から2番・青木がDeNA先発の上茶谷から右前適時打を放り、二走の内山が生還した。青木は「打ったのはカットボール。今日1500試合出場と節目の試合でいろんな方に感謝の気持ちを持ちながら打席に入りました。先制することが出来て良かったです」とコメントした。

◆ヤクルトが無失点リレーで3連勝。先発のサイスニードが6回4安打無失点で今季2勝目。七回から梅野、田口、今野、マクガフとつないだ。打線は三回に40歳の青木が右前適時打を放つと、六回には19歳の内山壮が左越え適時二塁打を放ち、逃げ切った。積み上げてきた節目を自ら祝福した。NPB通算1500試合目の出場を達成したヤクルト・青木が、三回2死二塁で上茶谷の真ん中低めカットボールを捉えて先制の右前適時打を放った。「1500試合出場と節目の試合で、いろんな方に感謝の気持ちを持ちながら打席に入った。先制することができて良かった」今年で日米通算19年目。まだまだ頼れる40歳だ。貴重な一打を放つと、ベンチも大盛り上がり。青木は塁上で、オスナが発案した塁上で両手を挙げて左右に振る〝オスナチャチャ〟をして喜んだ。) 2004年に早大からドラフト4位で入団。プロ初出場は同年7月17日の巨人戦(東京D)で八回に代打で出場した。11年から17年までの6年間は米大リーグでプレーし、18年に帰国後はヤクルトでプレーを続け、コツコツと積み重ねた。五回表終了後には記念ボードが贈られて、場内から大きな拍手を浴びた。

◆DeNAは今季4度目の零封負けで3連敗を喫した。今季ヤクルト戦2戦2勝、防御率0・56を誇った上茶谷大河投手(25)が6回2失点と粘りの投球を見せたが、連敗を止めることはできなかった。) 打線は四回から八回まで毎回得点圏に走者を進めるも、チグハグな攻撃で得点を挙げられなかった。ヤクルト先発のサイスニードに対しては、これで昨季から5試合対戦し0勝3敗となった。借金は今季最大の「5」となり、振り向けば6位・阪神に3ゲーム差まで詰め寄られた。

◆ヤクルトが無失点リレーで3連勝。先発のサイスニードが6回4安打無失点で今季2勝目。七回から梅野、田口、今野、マクガフとつないだ。打線は三回に40歳の青木が右前適時打を放つと、六回には19歳の内山壮が左越え適時二塁打を放ち、逃げ切った。ヒーローインタビューは以下の通り。サイスニード--6回無失点「最高な内容ではなかったけど、いいピッチングが出来ました。内山にも感謝しています」--ピンチで内山と会話「ゲームプランとサインとこれからの投球を話し合いました」--内山について「内山に守備もバッティングも助けてもらった。将来すごい選手になる」内山壮真--初めてのヒーローインタビュー「2年目の内山壮真です。奥川さんの1個後輩です」--リードについて「首を振られながらだったんですけど、ピッチャーが要求してくれたところに投げてくれて、いい結果が出たかなと思います」--活躍が目立ってますが「先輩に引っ張ってもらって、いい経験ができています」--ほしいところで追加点「久々にヒットが出てうれしかったです」青木宣親--日本通算1500試合出場「ピンとこないところはありますけど、節目の試合は感謝の気持が芽生えます」--内山について「内山みたいな若い選手が出てくることがスワローズにとっていいことだと思います。こういう選手が一人でも多く出てきてほしい。これからもチームを引っ張っていってほしい」--貴重な先制打「ああいう場面で1本っていうのはいつも思っているので、少ないチャンスをものにした。いい流れで試合が進んだと思います」

◆DeNAは今季4度目の零封負けで3連敗を喫した。今季ヤクルト戦2戦2勝、防御率0・56を誇った上茶谷大河投手(25)が6回2失点と粘るも、打線が四回から八回まで毎回得点圏に走者を進めながら無得点。借金は今季最大の5となり、振り向けば6位・阪神に3ゲーム差まで詰め寄られた。三浦監督の主な一問一答は以下の通り。――3連敗...「上茶谷が何とか踏ん張っていましたけど、点が取れなかった」――上茶谷は粘投「良かったと思います。2失点も、先頭四球からの先制点で反省もありますけど、全体的にはよかったと思います」――佐野を3番、ソトを5番に戻した「点を取るために、流れを変えるためにやっていますけど、きょうはうまくいかなかった」――その中軸にあと一本が出ず...「毎回毎回打てるわけじゃないけど、きょうは打てなかったというところですね」――サイスニードに5戦0勝「少ないチャンスで、中盤チャンスもありましたけど、そこでミスも絡みながら、毎度ですけどもう一本が出なかった」 ――五回、柴田にはエンドラン「エンドランですね」――バットに当ててほしかった「エンドランですからね、当然です」――七回は左打者の代打で攻略したかった「そうですね」――三嶋は「よかったと思います。(体調も)問題ないからベンチに入れました」

◆DeNAの上茶谷は6回2失点と試合をつくったが、援護がなく2敗目を喫した。三回に先頭打者への四球から2死二塁とされ、青木に甘く入った変化球を適時打された。六回にも2者連続の二塁打で1失点。踏ん張って大量失点は許さなかったが、リードされた状況でマウンドを降りた。ヤクルト戦は今季ここまで2試合に登板し、計16回を1失点に封じていた。好相性ぶりは発揮したが、白星はつかめず「四球を先制点につなげてしまったことは反省点」と自らを責めた。

◆ヤクルトの2年目、内山壮が攻守で勝利に貢献した。1―0の六回1死二塁で、シュート回転して真ん中高めに来た上茶谷の速球を左越えに適時二塁打。貴重な追加点をもたらし「チーム的にも個人的にも追加点が欲しい場面だった。久しぶりにいいところで打てて良かった」と拳を握った。今季6度目の先発マスクをかぶり、サイスニードを6回無失点に導いた。初めて神宮のお立ち台に上り「2年目の内山壮真です。奥川さんの(石川・星稜高の)一つ後輩です」と初々しくファンにあいさつし、温かい拍手を受けた。◆サイスニード(6回無失点で2勝目)「絶好調ではなかったが、内山壮の配球や捕球に助けられた」

◆ヤクルトは30日、DeNA6回戦(神宮)に2―0で勝利した。石川・星稜高から入団2年目の内山壮真捕手(19)が「8番・捕手」で出場し、六回に貴重な追加点となる左越えの適時二塁打。守っては強気のリードで5投手を無失点に導いた。名前には故郷・富山の剣岳(つるぎだけ)の姿に重ね「壮大で真っすぐな男になってほしい」という意味が込められている若燕の活躍で、チームは3連勝を飾った。神宮の夜空の下、今季6度目の先発マスクをかぶった19歳が輝いた。1-0の六回1死二塁。内山壮が上茶谷の直球を捉えて、左翼フェンス直撃の適時二塁打。貴重な追加点を生み出し、ベンチに向かって両手を突き上げた。「チームとしても個人としても追加点が欲しい場面。久しぶりにいい場面で打てて良かったです」 6回) 三回先頭では四球で出塁。青木の右前適時打で先制のホームを踏んだ。四回は左前打を放ち、2安打1打点で全得点に絡んだ。守備では強気に内角を突くリードで5投手の無失点リレーを演出。五回には二盗を狙った大和を刺すなど強肩も披露した。「壮真」の由来は地元にそびえる名峰にある。北アルプス北部の立山連峰にある標高2999メートルの剣岳(つるぎだけ)。岩壁の難所が多く、日本で最も登頂が難しいとされ、登山家には「岩と雪の殿堂」と呼ばれる。富山・上市(かみいち)町出身の内山壮は、その山並みを背に自然あふれる土地で育った。 内山壮の祖父、康弘さんは写真家で四季によって表情を変える剣岳に魅了された。剣岳を収めた写真展を開催したり、写真集を制作しており「私も壮真も含めて家族みんなが大好きな山なんです」と父・彰博さん。「(剣岳の)壮大なイメージと、たくましく真っすぐな男になってほしいという思いを込めて壮真と名付けました」。彰博さんは空手道場の師範。幼少期から空手に親しんだ内山壮は身長171センチとプロ野球選手の中では小柄だが、スケールは大きく成長中だ。チームは19歳の攻守による活躍で今季2度目の3連勝。自身初のお立ち台に上がり「2年目の内山壮真です。(星稜高で)奥川さんの1個後輩です」と初々しく自己紹介した。観衆2万3907人を前に「すごくいい経験をさせてもらっている。結果が出るように頑張っていきたい」と宣言した内山壮。一歩一歩、険しい道のりを乗り越えて山頂を目指す。(森祥太郎)◆内山壮にヤクルト・高津監督 「彼にとってはいい1日。いいプレーだったと思います」

◆DeNAは今季4度目の零封負けで3連敗。借金は今季最大の5となり、振り向けば6位・阪神に3ゲーム差まで詰め寄られた。打線は四回から七回まで毎回得点圏に走者を進めるも、あと一本が出ずに無得点。ヤクルト先発のサイスニードに対しては、昨季から5度対戦し0勝3敗となった。エンドランや代打策がことごとく失敗に終わり、三浦監督は「中盤チャンスもありましたけど、そこでミスも絡み、毎度ながらもう一本が出なかった」と唇をかんだ。今季、対ヤクルト2戦2勝、防御率0・56を誇っていた先発の上茶谷はこの日、6回2失点と粘りの投球を見せたが援護なく連敗。「三回の先頭を四球で出塁させ、先制点につなげてしまったことは反省点」と肩を落とした。(浜浦日向)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
20110 0.645
(↓0.022)
-
(-)
112136
(+3)
111
(+10)
35
(+1)
12
(-)
0.253
(↓0.001)
3.110
(↓0.2)
2
(-)
広島
16121 0.571
(↓0.022)
2.5
(-)
114121
(+2)
96
(+4)
10
(-)
7
(-)
0.255
(↓0.001)
3.150
(↓0.05)
3
(-)
ヤクルト
15120 0.556
(↑0.018)
3
(↑1)
116101
(+2)
105
(-)
26
(-)
13
(+2)
0.229
(↓0.002)
3.310
(↑0.12)
4
(-)
中日
13130 0.500
(↑0.02)
4.5
(↑1)
11790
(+4)
91
(+2)
17
(-)
11
(+3)
0.251
(↑0.004)
3.320
(↑0.06)
5
(-)
DeNA
10150 0.400
(↓0.017)
7
(-)
11885
(-)
112
(+2)
18
(-)
10
(-)
0.242
(↓0.002)
4.120
(↑0.07)
6
(-)
阪神
9201 0.310
(↑0.024)
10
(↑1)
11392
(+10)
110
(+3)
23
(+1)
18
(+3)
0.227
(↓0.001)
3.560
(↑0.02)