1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
西武 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 | 0 | 0 |
ORIX | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1X | 1 | 4 | 0 | 0 |
勝利投手:平野 佳寿(2勝1敗8S) 敗戦投手:平良 海馬(0勝1敗1S) |
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◆オリックスが劇的なサヨナラ勝利。オリックスは0-0で迎えた9回裏、1死一三塁から宗が値千金の適時打を放ち、試合を決めた。投げては、5番手・平野佳が1回無失点で今季2勝目。敗れた西武は、先発・高橋光成が快投するも、打線が中盤以降の好機を生かせなかった。
◆オリックス吉田正尚外野手(28)が絶好調だ。4月の月間打率は3割5分6厘を誇り、月間26安打は松本剛(日本ハム)の24安打を抑えてリーグ最多。特に最近5試合は19打数10安打、打率5割2分6厘で、現在4試合連続マルチ安打中。
◆オリックスの新助っ人ジェイコブ・ワゲスパック投手(28=ブルージェイズ3A)が来日初登板初先発し、西武打線を5回93球3安打無失点に抑えた。ガムをかみながら、テンポよく投球するメジャー5勝右腕は「チームの勝ちに貢献できる投球を。たくさんの人に熱気を与えられる投球がしたい」と意気込んでいた。抜群の立ち上がりを披露した。初回は源田、オグレディ、外崎から3者連続三振を奪う快投。この日の最速は157キロで、198センチ、106キロの大型右腕がベールを脱いだ。登板前日には、西武打線の印象を問われ「まだ対戦していないので、名前はわからない。ビデオを見て対策を練って、どういう投球をするかのプランを考えたい」と話していた。ワゲスパックは22日の阪神2軍戦で6回を無安打0封するなど、登板3試合で防御率0.75と結果を残し、1軍切符をつかんだ。来日初マウンドには「バックや捕手を信じて投げ込むだけです。自分のできることをしっかりやっていきたい」と気持ちを込めていた。6回表に降板がコールされると、一塁側ベンチに持ち込んでいたリュックを肩にかけて、ベンチ裏へ。次回登板が楽しみなマウンドだった。【真柴健】
◆オリックスがサヨナラ勝ちで勝率を5割に戻した。0-0の9回。1死一、三塁のチャンスで宗佑磨内野手(25)が詰まりながらも左前に落とした。先発の新外国人ジェイコブ・ワゲスパック投手(28)が来日初登板で5回無失点と好投。リリーフ4投手も無失点でつなぎ、西武高橋光成との守り合いで1歩も引かなかった。最後は2番手の平良を攻略した。
◆西武は打線がかみ合わず、あと1本が出なかった。3~9回まで毎回得点圏まで進めたが、決定打を欠き12残塁。新顔の先発ワゲスパックにも手を焼き、エース高橋の好投に報いることができなかった。辻監督は「お互いさまですよ。そこ(好機)で出るか出ないかだから」と切り替えた。今季2度目のサヨナラ負け&5度目の0封負けで、1日で4位に後退した。
◆西武高橋光成投手(25)は8回3安打無失点と好投した。打線の援護に恵まれず、白星には結びつかなかったが、エースの投球だった。最速は154キロとストレートに力があった。欲しい場面で併殺も2つ奪い、スコアボードに0を並べた。これで18イニング連続無失点と安定感が光る。チームはこの日、福岡からの移動後の試合だったこともあり、高橋は「長い回を投げ抜くことを目標にしていました」という。その役目は存分に果たした。「中継ぎの皆さんの負担を少しでも減らすことができて良かったです。8回を0点に抑えられたことも次回につながると思います。球数も100球を超えましたが、1球1球気持ちを込めて投げ切りました」と振り返った。辻監督は「今年1番良かった。最初から飛ばしてくれて素晴らしいピッチング」と絶賛。その上で「点を取って勝たせてあげたかった」と残念がった。
◆西武平良海馬投手(22)の開幕からの連続無失点は12試合で途切れた。0-0の9回から2番手で登板。四球とパスボールも絡み、1死一、三塁。宗にレフト前へポトリと落とされた。今季初失点はサヨナラ負けの1点。これまで何度もチームのピンチを救ってきた剛腕は、悔しさをかみしめた。辻監督は「これまで抑えてきている。1点も取られてなかったんだから。そういうこともあるよ。責められない」。その信頼はいっさい揺るがなかった。
◆背中で踊る「WILL」が歓喜でぬれた。オリックス宗佑磨内野手が0-0の9回1死一、三塁で西武平良の2球目、159キロ直球を押し込んだ。打球はレフトの前にポトリ。今季3度目のサヨナラ勝利を決め、ウオーターシャワーを浴びた。3位浮上と勝率5割復帰を決める一打に「子どもたちに、僕らが必死にやってる姿を見てほしいんです。大人でも、こんなに必死に頑張ってるんだぞ!」と、胸を張った。ゴールデンウイーク初日に「オリっこデー」として、選手のニックネームが背中に記された。俳優のウィル・スミスに憧れる宗のチョイスは「WILL」。今はバンダナ姿だが、昨季は短髪で「僕、あの髪形はウィル・スミスを意識してたんです」と笑顔で明かした。オフには映画館で迫力ある映像を見るのが趣味。こだわりは「一番後ろの一番端に座って1人で集中して見ること」。ウィル・スミスが主演の「アイ・アム・レジェンド」に魅了され、今でも脳裏から離れない。接戦をモノにした中嶋監督は「俺の魂がサヨナラしてたよ...。本当にヤバかった」と、杉本、福田らのコロナ離脱に頭を抱えた。指揮官は「先は長い。今、苦しんでも必ずいいことがある」と力を込めた。「ムネ・イズ・レジェンド」の上映で、拍手喝采の夜だった。【真柴健】
◆来日初登板初先発のオリックスのジェイコブ・ワゲスパック投手(28)は5回3安打無失点に抑えた。オグレディからの3個を含め、6三振を奪い、3回から5回は得点圏に走者を置いてピンチを断った。最速は157キロを計測。デビュー戦は93球でお役御免となり「今日は低めに集めることができた」と手応えを示した。198センチから投げ下ろす新助っ人右腕に、中嶋監督は「角度のある真っすぐ、良いですよね」と頼もしそうだった。
◆【日刊スポーツ西日本写真映像チームのとっておき映像プレイバック】ゴールデンウィークのオリっこデー初日は宗佑磨の一打でサヨナラ勝ち。背中に背負ったWILLの由来はウィル・スミス。出場全選手分もお届けします。
◆西武のドラフト1位・隅田知一郎(22)=西日本工大=が30日のオリックス戦に先発する。試合前練習ではキャッチボールなどで調整した。前回23日の楽天戦(ベルーナ)では自己最短となる3回?、4失点で3敗目を喫した。「前回は球数も多くなって、きつい投球になった」という左腕は、体の切れを出すために瞬発系のトレーニングを多く取り入れて調整。3月26日の初登板初勝利以来となる2勝目を目指す。
◆オリックスが今季3度目のサヨナラ勝ち。0―0の九回1死一、三塁で宗が左前に殊勲打を放った。来日初登板先発のワゲスパックが5回を抑え、救援4投手と無失点リレー。西武は8回無失点と力投した高橋を援護できなかった。
◆西武は今季5度目の零敗。1日で負け越し状態に戻った。打線が初顔のワゲスパックを捉えられなかった。長身から投げ下ろす150キロ台半ばの直球に手を焼き、辻監督は「タイミングが取りづらいと思う。角度もあるし、速いし」と攻略の難しさを口にした。2番オグレディが高めの直球を振らされ、ブレーキとなった。五回2死一、二塁で倒れるなど3打席続けて空振り三振。監督は「オグレディが合ってなかったですね」と話した。
◆西武はエースの高橋光成投手(25)が8回3安打無失点の好投も、打線がつながらず今季5度目の零敗。0ー0の九回に登板した2番手・平良が宗にサヨナラ打を浴びた。以下、試合後の西武・辻発彦監督(63)の主な一問一答。-―先発・高橋は8回3安打無失点「今年一番よかったと思う。最初から飛ばしてくれて、素晴らしいピッチングだった。点を取って勝たせてあげたかった」--2番手・平良は先頭への四球からピンチを招いた「これまで1点も取られず抑えてきてた。そういうこともあるよ。責められない」--打線あと1本が出なかった「もちろん。お互い様ですよ。そこが出るか出ないかだから」
◆西武の高橋は援護がない中、辛抱強く8回、106球を投げて3安打無失点と力投した。3勝目は持ち越しとなっても「長い回を投げ抜くことを目標にしていた。中継ぎの負担を少しでも減らすことができて良かった。次回につながると思う」と収穫と捉えた。許した安打は7、8、9番打者に各1本。上位打線には慎重な攻めで働かせず、辻監督は「ことし一番良かったと思う。最初から飛ばしてくれて素晴らしい投球だった」と絶賛。「点を取って勝たせてあげたかった」と残念がった。
◆来日初登板先発となったオリックスの新戦力、ワゲスパックが5回3安打無失点と上々のデビュー。「低めに集めることができたから高めのボールが生きた。自分の仕事はチームに勝ちが付くチャンスを与えること。次はもっと長いイニングを投げられるようにしたい」と殊勝に話した。ブルージェイズで米大リーグ経験もある198センチの長身投手は、角度のある直球が威力十分。ピンチを背負った三、五回はいずれもオグレディを150キロ超の速球で空振り三振に仕留めた。中嶋監督は「いいのは分かっていた。それ以上のものを出してくれた」と好投をたたえた。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
楽天 |
15 | 6 | 1 | 0.714 (-) | - (-) |
121 | 92 (-) | 61 (-) | 18 (-) | 21 (-) |
0.240 (-) | 2.670 (-) |
2 (-) |
ソフトバンク |
15 | 10 | 1 | 0.600 (-) | 2 (-) |
117 | 100 (-) | 89 (-) | 16 (-) | 13 (-) |
0.250 (-) | 3.070 (-) |
3 (1↑) |
ORIX |
14 | 14 | 0 | 0.500 (↑0.019) | 4.5 (↑0.5) |
115 | 70 (+1) | 88 (-) | 8 (-) | 15 (-) |
0.205 (↓0.001) | 2.800 (↑0.1) |
4 (1↓) |
西武 |
13 | 14 | 1 | 0.481 (↓0.019) | 5 (↓0.5) |
115 | 83 (-) | 89 (+1) | 18 (-) | 11 (+1) |
0.217 (-) | 2.660 (↑0.09) |
5 (-) |
ロッテ |
10 | 14 | 1 | 0.417 (-) | 6.5 (-) |
118 | 70 (-) | 63 (-) | 8 (-) | 30 (-) |
0.205 (-) | 1.990 (-) |
6 (-) |
日本ハム |
9 | 18 | 0 | 0.333 (-) | 9 (-) |
116 | 86 (-) | 111 (-) | 25 (-) | 18 (-) |
0.232 (-) | 4.030 (-) |
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