日本ハム(☆6対2★)オリックス =リーグ戦6回戦(2022.04.28)・東京ドーム=
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ORIX
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日本ハム
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勝利投手:伊藤 大海(3勝2敗0S)
敗戦投手:田嶋 大樹(0勝1敗0S)

本塁打
【日本ハム】今川 優馬(4号・1回裏2ラン),今川 優馬(5号・3回裏ソロ),野村 佑希(2号・3回裏ソロ)

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◆日本ハムは初回、今川の2ランで先制に成功する。続く2回裏に谷内の適時打で1点を追加すると、3回には今川と野村のソロが飛び出し、序盤から試合を優位に進めた。投げては、先発・伊藤が7回無失点の好投で今季3勝目。敗れたオリックスは、先発・田嶋が精彩を欠いた。

◆今季のオリックスは開幕から日本ハム戦5連勝中。オリックスが開幕から同一カード6連勝すれば8連勝した04年ロッテ戦以来、18年ぶり。対日本ハムに限ると6連勝した54年以来、球団68年ぶりの記録になる。

◆日本ハム今川優馬外野手(25)が先制パンチを食らわせた。1回無死一塁で、田嶋の144キロを捉え先制の左越え4号2ラン。打った瞬間、三塁側ベンチに向かって右拳を握るほど、本塁打を確信する強烈な打球だった。前夜の同戦では同点2ランを含む、プロ初の3安打猛打賞と躍動。勢いそのままに、先制弾を突き刺した。「今日こそは絶対に勝ちたいので『執念』で打ちました。なんとかみんなで『執念』で勝ち切れるように頑張ります」と、代名詞である「執念」を繰り返した。

◆2月に行われた北京五輪のスピードスケートで4個のメダルを獲得し、この日紫綬褒章の受章が発表された高木美帆(27=日体大職)が、始球式に登場した。真っすぐに立って右腕をしならせるきれいな投球フォームだったが、投球はワンバウンド。「そんなにうまくいかないのかなというのは投げてみて感じた。もうちょっと格好良く投げられたらなと思いました」と悔しそうに振り返った。北海道・幕別町出身で、平昌五輪があった18年など過去にも日本ハム戦での始球式経験はあるが、以前と違い、空席が目立ち、マスクをつける観客の姿に思うところもあった。「(マウンドに立って)うれしいというか、懐かしいなと思うのと同時に、コロナの影響を感じて、まだ通常に戻っていない、そういうさみしさも感じました」と感想を口にした。地元の球団であることに加え、団体追い抜きでともに滑った佐藤綾乃(25)のいとこである佐藤龍生内野手(25)も所属しており「勝手に親近感を持ちながら応援してきた。一緒に北海道を盛り上げていけたら」と話し、この日はゆっくり会話ができなかったBIGBOSSについても「おもしろい方だと思う。次会う機会があったら、いろいろ聞いてみたい」と望んでいた。

◆日本ハム今川優馬外野手(25)が先制弾に続き、2打席連続アーチを架けた。1回無死一塁で、田嶋の144キロを捉え先制の左越え4号2ラン。打った瞬間、三塁側ベンチに向かって右拳を握るほど、本塁打を確信する強烈な打球だった。前夜の同戦では同点2ランを含む、プロ初の3安打猛打賞と躍動。勢いそのままに、先制弾を突き刺した。「今日こそは絶対に勝ちたいので『執念』で打ちました。なんとかみんなで『執念』で勝ち切れるように頑張ります」と、代名詞である「執念」を繰り返した。3回の先頭では左越え5号ソロ。本塁打数はチームトップタイとなった。「(2回に追加点となった)谷内さんの『執念』のヒットを見習って、もう1回『執念』を入れ直して打ちました。試合が終わるまで『執念』で戦い抜きます」と執念全開だった。5回の3打席目では、遊撃手の好捕を上回る「執念」を見せて、ヘッドスライディングで内野安打とした。2試合連続の3安打猛打賞を記録した。

◆日本ハム吉田輝星投手(21)が、リリーフ登板10試合目で初失点した。8回に2番手で登板。1死から2者連続四球で自らを苦しめると、2死二、三塁で吉田正に左前適時2点打を許した。続くバレラに右翼線二塁打を浴びたところで降板。一塁側ベンチに戻るとグラブを置いて、すぐさまベンチに身を乗り出した戦況を見守った。3番手の玉井が無失点に切り抜け、リードは保った。吉田はベンチに戻ってきた玉井に向かって、顔をしかめて両手を合わせた。前夜の同戦ではプロ初ホールドをマーク。「体のコンディショニング、投げ方がいい感じでできている。このまま続けていけたらいいと思います」と話していた。

◆オリックスがBIGBOSS率いる日本ハムに今季6戦目で初黒星を喫し、開幕戦以来の貯金生活を逃した。主砲の吉田正が2点適時打を含む3安打猛打賞を記録。ここ4試合で10安打を放ち、打率3割1分5厘まで上昇させた。だが、中嶋聡監督は「そこ頼みになると困るんでね。チャンスでつながってほしいです」と打線に奮起を求めた。?○...背番号20に戻ったオリックス近藤大亮投手が19年9月7日の日本ハム戦(札幌ドーム)以来、約2年8カ月ぶりの1軍マウンドに立った。4番手で9回に救援登板し、1回無失点。最速151キロを計測し、2三振を奪った。近藤は20年9月に右肘内側側副靱帯(じんたい)再建手術を受け、一時育成契約に。懸命なリハビリ生活を乗り越えた。中嶋監督は「本当に、大変な手術をしてね。大きな戦力が帰ってきた」と評価した。

◆今季唯一の東京ドーム開催を「北海道色」に染めた。日本ハム伊藤大海投手(24)が、7回5安打無失点で自身3連勝を飾った。前回登板までの2段モーションから、投球フォームをモデルチェンジし、テンポよくアウトを積み重ねた。始球式にはスピードスケートの幕別町出身・高木美帆が登場。試合後は札幌市出身の今川と初めてそろってヒーローインタビューを受けた。同じ北海道出身の金メダリストから"リレー"したマウンドで、伊藤が「0」を並べた。7回5安打無失点で自身3連勝。「ここ何登板かピリッとした投球ができていなかったので、0を続けることができてよかった」。北京五輪金メダリスト・高木美帆の始球式で始まった一戦で、東京五輪の金メダリストが主役になった。前回登板までの2段モーションから、投球フォームをモデルチェンジした。左足を上げてそのまま踏み出す通常の動作。「ちょっと一回初心に戻ろうかなと思って。いろんな無駄な動作が多くなってきていたので少しでもシンプルに」。きっかけは2日前に行った交流戦対策の打撃練習だった。軽く投げてくる武田勝投手コーチのボールを打席で空振りした。「こんなに力がいらないんだ、と」。気づきをもたらしてくれた。力ではなく制球を重視し、すべての球種をていねいに操った。4回2死二、三塁のピンチは、バレラを138キロ低めスプリットで二ゴロに仕留め、続く5回2死一、二塁では、来田をカットボールで追い込み、最後は内角に145キロ直球を投げ込んで見逃し三振。7回2死、小田を打ち取ったこの日最後の109球目は、107キロのスローカーブだ。3ボールになればいったんプレートを外して間合いを取るなど、工夫も凝らした。「すごく収穫の多い投球になった。結果以上に得るものが大きかった」と手応えを口にした。一緒にヒーローインタビューを受けたのは、同期で札幌市出身の今川。「入団した時から、ずっと(一緒にやりたいと)言っていた。昨日も最後(の打者となった今川の)すごく悔しそうな姿を映像で見ていたので、何とか勝ちにつなげられたらなと思った」。今季唯一の東京ドーム開催は、試合前から試合後まで、道産子がスタンドを盛り上げた。【本間翼】▽日本ハム新庄監督(伊藤の投球に)「今日(本塁打や適時打が)パンパンと出たのは伊藤君のテンポのよさ。あれが見えないところの勝利」★日本ハム伊藤直前2試合VTR◆土下座 16日のロッテ戦(ZOZOマリン)に先発。5回5安打3失点(自責2)で、今季初勝利を挙げた。5回2死一塁では、レアードを追い込み、外角低めへ渾身(こんしん)の148キロ直球を投げ込んだ。判定はボール。「ヨッシャー」と声を上げていた伊藤は、両膝から崩れ落ち"土下座"のようなポーズに。球審に注意を受け謝罪。気を取り直して遊ゴロに打ち取ると、再び帽子を取って謝罪した。「怒られちゃいました。判定に文句があったわけではなく、ガッツポーズしちゃったので恥ずかしさが勝っただけ。2回謝りました」と反省した。◆あおむけ 22日のソフトバンク戦(札幌ドーム)は中4日の登板で、6回を今季ワースト10安打も3失点の粘投を見せ、自身2連勝を飾った。5回2死一塁では、強襲の打球に反応。左足がもつれた影響であおむけに倒れ込んだが、すぐに起き上がり、素早い動作で投ゴロを完成させた。前回登板では、マウンド付近で見せた土下座のようなポーズが話題になり「2戦連続でグラウンドに、はいつくばってしまった。ファンの皆さんを楽しませつつ、一緒に勝つ喜びを分かち合いたい」と話した。

◆"執念先輩"こと日本ハム今川優馬外野手(25)が、プロ入り初の2打席連続本塁打でチームを勢いづけた。1回に左翼席上段に放り込むと、3回は左翼席にライナーで突き刺さる5号ソロ。前日27日は1発を含む3安打猛打賞も、チームは競り負け「すごく悔しかった。今日は勝ちにつながる2本を打てたので、素直にうれしい」と喜んだ。大学、社会人時代、全国大会の舞台となっている東京ドームで活躍した。プロデビューも、東京ドームだった。ルーキーイヤーの昨年、栗山前監督から授かった呼び名は「東京ドームの申し子」だ。この日、2発を含む4打数4安打3打点。2試合連続本塁打も初ならば、2戦連続猛打賞も初めて。オリックスの先発マスクをかぶった東海大札幌高の先輩、伏見に「もう投げる球がないよ」とぼやかれ「先輩の前で打てたので、うれしいですね」と、胸を張った。左腕との対戦打率は4割2分1厘。一方、右腕には1割台と苦戦している。BIGBOSSは「あとは右腕を、どう打つか。同じような結果を出してくれたら、タレント候補の1人になっていく」と、さらなる成長を期待した。【中島宙恵】

◆日本ハム新庄剛志監督(50)がオリックス戦6試合目で、今季初勝利。3発が飛び出す内容に「東京ドームが本拠地やったら、何本(本塁打が)出るんだろうというくらい素晴らしい当たりばっかり」と、目を丸くした。試合後の一問一答は以下の通り。-今川が当たってきた新庄監督 あとは、右投手をどういう風に打って行くかという楽しさはある。右投手を打たないとレギュラーは取れない。松本君のちょっとしたケガがあって、ここが大事。こういうところでチャンスをつかんでいける選手が増えてくれたら、層が厚くなる。面白いチームになると思うんですけど。-野村への助言も生きた新庄監督 今日のポイントはファースト。彼は、守備から。(三塁でスタメン出場した27日の守備から)ちょっとおかしくなった。バッティングもおかしくなってきた。守備から崩れていくタイプだから(今日は)ファーストでバッティングだけに集中させた。試合前「オレ、キャンプで何て言った?いろいろ考えずに、来たボールを芯に当てて、何も考えずに振り抜けと言ったでしょ。それを思い出してみて」と。サードを守っていたら思い出せないから、ファーストで(起用した)。次は(サードに)戻してもいいかな。そうすることで、今度はサードの争い(が起きる)。今日は2人(野村、谷内)とも打ったし。面白いね~。流れっていうか。今日は、ちょっと集中力が...(途切れた)。安心しすぎて。-9回に登板した北山の球威は新庄監督 良かったね、今日は。球威とかじゃないんですよね、オレは。膝の曲がり具合とか。オレにしか分からない、下半身から伝わってくるキレかな。キレの方が大事にしている。球速を155キロ出したって、ちょっと今日は違うなって思う時もあるだろうし。それを自分で分かって、マウンドで抑えていくというのが大事になっていく。打つのが良いと、守りも良くなってくる。守りが良くないと、打つのも良くなってこない。今日(ヒットが)パンパン出たのは、伊藤君のテンポの良さ(のおかげ)。あれが、見えないところの勝利。-今川は守備も良かった新庄監督 あれが例えばチャンスで打ったりしなければ、取れなかった。今日は浅間君。(3回の右前打は)普通なら取っている。今日はヒットが最後に出たから、今度はいいプレーが出てくる。ベンチで、めちゃくちゃイスがあるのに、5人ひっついて並んでいるんですよ!もっと離れたら!?って。後ろ姿がかわいすぎて。「相手バッターのタイミングの取り方とか、バッターボックスの立つ位置とかを、しっかり勉強しなさい」とか言いながら、やっています。-万波や清宮は2軍戦に出場してから1軍へ。BIGBOSSが決めた新庄監督 僕とヘッドで。(2軍戦に出た選手は)今日はスタメンはない。(下で)打席に立たせた。そうしたら、ほとんど四球だったらしい(笑い)びっくりした、報告聞いて(笑い)まあ、こういうこともある。僕の時代は午前中に1試合出て、午後1試合出ての繰り返しだった。それでも、キツイとか全く関係ない。とにかく1軍でプレーしたいという気持ちしかなかった。もう「行きます!ありがとうございます!」という感じで行っていました。期待があるから「2軍の試合にも出てこい」と言われていると思っていたので。-明日以降も新庄監督 明日は、ヘッドコーチに確認しないと分からない。行きたいという選手がいたら「行ってこい」って言うし。こっち(1軍)でベンチにずっと座っているより(試合に)出た方がいいと思うし。昨日のゲームも、その前のゲームも接戦をして。敗れはしましたけど、今日みたいな勝利につながる。何か乗って行けそうな気はします。

◆日本ハム谷内亮太内野手(31)が3試合連続安打で、今季初打点を挙げた。2点リードの2回2死二塁、左翼線へ適時二塁打。「まぐれです」と笑い「ファームでやってきたことが、いい形で出せている」と、かみしめた。前夜の同戦では移籍後4年目で初失策。「結構ショックだった」と苦笑い。この日は「ファーストプレーはめちゃくちゃ大事」と意識していた中、好捕で流れに乗って打席でも結果を残した。

◆日本ハム新庄剛志監督(50)が試合後、本職が三塁手の野村佑希内野手(21)を「4番一塁」で起用した意図を明かした。2試合連続無安打で打率を落としていた野村を、プロ入り初となる一塁で起用すると、3回に左中間席へ2号ソロを放った。BIGBOSSは「彼は、守備から。(前日の)サードゴロゲッツーのとき(一塁はセーフで記録は三ゴロ)に、ちょっと(送球が)浮いたでしょ。あそこからちょっとおかしくなってきた。けっこう守備から崩していくタイプだったから、ファーストでバッティングだけに集中させて」。守備の負担を減らし、打席に集中させようという考えがあった。試合前には実際に声をかけ「オレ、キャンプで何て言った? いろいろ考えずに、来たボールを芯に当てて、何も考えずに振り抜けと言ったでしょ。それを思い出してみて」とアドバイスしていた。野村は「頭をすっきりさせてくれるというか、言葉をもらえたので、そういうところからまた良くなったんじゃないかと思います」と話していた。

◆慣れ親しんだ地で暴れ回った。日本ハム・今川が、先制2ラン含む2打席連続アーチと自慢の打棒を発揮し、オリックスに先制パンチを食らわせた。「今日こそは絶対に勝ちたいので執念で打ちました。何とかみんなで執念で勝ち切れるように頑張ります」まずは一回無死一塁だ。カウント1―2から144キロ直球を振り抜き、左翼席上段へ突き刺す特大の4号2ランで先制に成功。2戦連続の一発でチームを乗せると、三回先頭で迎えた第2打席では1ストライクからの2球目、内角への143キロを左翼席前列に飛び込む本塁打とした。2年目で自身初の2打席連続弾で、ベンチで笑みを浮かべる新庄監督とハイタッチした。東京ドームは社会人野球のJFE東日本時代に1年目からレギュラーとして都市対抗野球大会優勝に貢献し、新人賞にあたる若獅子賞も獲得した思い出の球場だ。前日27日にも三回に同点の2ランをたたき込むなど猛打賞をマークしたが、この日も大暴れした。チームはオリックス相手に開幕から5戦5敗と苦戦していた。前日の対戦では今川は、2―2の七回無死満塁で浅い中飛に倒れ、勝ち越し機を逃していた。「結果的に何もできず、すごく責任を感じます。ああいうところで最低限の仕事ができないとチームは勝てない」。一夜明け、執念の一撃で打線に火をつけ、五回までに一丸で6点を奪う立役者となった。先発の伊藤は7回5安打無失点。オリックスは田嶋が3本塁打を含む8安打を浴び5回6失点と乱れた。試合は6-2で日本ハムの勝利。連敗を4で止めた。

◆日本ハムの伊藤は7回無失点の好投で自身3連勝。得意のスライダーを効果的に使って打たせてとり、唯一、先頭打者に出塁を許した三回は直後の打者を併殺打に仕留めた。序盤の大量援護にも守られ「ゼロで投げきれたことが何より。野手陣に感謝です」と息をついた。16日に今季初勝利を挙げてから中5日の登板が続く中、六回で100球を超えても続投した。6連戦の最中で、前日7投手をつぎ込んだ投手陣の負担を軽減しようという気概が見えた力投だった。(東京ドーム)

◆オリックスの田嶋は5回8安打6失点で今季初黒星を喫した。序盤に3本塁打を浴びてリズムに乗れず、「何とかゲームをつくっていこうと思っていたが、粘り強く投げ切ることができなかった」と敗戦の責任を負った。甘く入った直球を打ち返された。一回に今川に2ランを許すと、0―3の三回にまたも今川に左越えに運ばれ、野村にも一発を食らった。開幕から4試合でいまだ白星が付かない。山本、宮城に続く存在として期待されるが、苦戦が続いている。(東京ドーム)

◆日本ハムの2年目、今川優馬外野手(25)が初の1試合2本塁打を含む4打数4安打と活躍し、チームの連敗も4で止まった。「とにかく自分の持ち味を発揮できるように準備しました。〝執念〟の差で勝ちました」一回無死一塁、左腕田嶋の144キロ直球を振り抜いた。オリックス応援団の「執念」と書かれた旗が揺れる左翼席上段へほうり込んだ。勢いのある〝執念弾〟を「僕らしい一発」と笑えば、三回には143キロ内角直球を2打席連発となる左越えの5号ソロ。五、七回も安打で前日から9打数7安打3本塁打だ。この日までのオリックス3連戦が開催された東京ドームは慣れ親しんだ球場だった。JFE東日本時代に都市対抗で創部初の優勝に貢献し、新人賞にあたる若獅子賞も獲得した。申し子のような活躍に「相性いいなと。大好きですね」と白い歯をこぼした。札幌市出身で、小学5年生で入会したファンクラブはプロ入り後も継続中だ。新庄監督は「大好きでずっと見てきた」という少年時代のヒーロー。背番号「1」の後継者にも意欲を見せる25歳に、ビッグボスは「あとは右投手をどう打つか。(左右)両方同じように結果を出してくれたらタレント候補の一人になっていく」とさらなる成長を願った。今川は対左腕の対戦打率・421に対し、右腕には打率・160。「課題なので、そこのバランスをうまくやっていきたい」。異例の〝選手兼任ファン〟が執念で苦手を克服し、スターダムを駆け上がる。(箭内桃子)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
1561 0.714
(↑0.014)
-
(-)
12192
(+2)
61
(+1)
18
(+1)
21
(+3)
0.240
(↑0.003)
2.670
(↑0.08)
2
(-)
ソフトバンク
15101 0.600
(↓0.025)
2
(↓1)
117100
(+2)
89
(+4)
16
(+1)
13
(-)
0.250
(↑0.001)
3.070
(↓0.04)
3
(1↑)
西武
13131 0.500
(↑0.02)
4.5
(-)
11683
(+4)
88
(+2)
18
(+1)
10
(-)
0.217
(↓0.002)
2.750
(↑0.03)
4
(1↓)
ORIX
13140 0.481
(↓0.019)
5
(↓1)
11669
(+2)
88
(+6)
8
(-)
15
(-)
0.206
(-)
2.900
(↓0.13)
5
(-)
ロッテ
10141 0.417
(↓0.018)
6.5
(↓1)
11870
(+1)
63
(+2)
8
(-)
30
(+1)
0.205
(↓0.001)
1.990
(-)
6
(-)
日本ハム
9180 0.333
(↑0.025)
9
(-)
11686
(+6)
111
(+2)
25
(+3)
18
(+1)
0.232
(↑0.004
4.030
(↑0.08)