日本ハム(★2対4☆)オリックス =リーグ戦5回戦(2022.04.27)・東京ドーム=
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ORIX
2000000024931
日本ハム
0020000002811
勝利投手:ビドル(3勝0敗0S)
(セーブ:平野 佳寿(1勝1敗8S))
敗戦投手:堀 瑞輝(0勝1敗0S)

本塁打
【オリックス】吉田 正尚(2号・1回表2ラン)
【日本ハム】今川 優馬(3号・3回裏2ラン)

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◆オリックスは初回、吉田正の2ランで先制に成功する。その後同点とされるも、9回表に紅林と吉田正の連続適時打で2点を挙げ、再びリードを奪った。投げては、3番手・ビドルが今季3勝目。敗れた日本ハムは6番手・堀が踏ん張れず、打線も2得点とつながりを欠いた。

◆オリックス宮城大弥投手(20)は初回を無失点に抑えられるか。今季13失点のうち初回に5失点しており、4試合先発して無失点に抑えたのは4月3日の日本ハム戦だけ。初回被打率が4割と立ち上がりに苦戦している。

◆日本ハム野村佑希内野手(21)がハッスルプレーのあまり、びしょぬれになった。1回の守備、飛球を追いかけて三塁ファウルゾーンに大きく飛び出しているエキサイトシートへ頭から突っ込んだ。同時に、置かれていた飲み物が大きなしぶきを上げ、近くにいたファンは避ける姿があった。捕球できなかった野村は、ファンに頭を下げて三塁の守備位置に戻ったが、グラブから水滴がしたたり落ちていたため1度、ベンチに戻った。一部始終を見ていたBIGBOSSこと新庄剛志監督(50)は、両手で頭を抱えて笑顔を見せていた。

◆日本ハム3年目の梅林優貴捕手(24)がプロ初安打を放った。「8番捕手」で初のスタメン出場。2点を追う3回先頭でカウント2-2からの7球目、宮城の105キロのカーブを左前に運んだ。 一塁ベース上では、少し照れくさそうな表情を見せながら喜んだ。一塁側ベンチに転がってきた記念球は、新庄剛志監督(50)がキャッチ。ファンに向かって、右手で握ったボールを見せていた。

◆日本ハム3年目の梅林優貴捕手(24)がプロ初安打を放った。「8番捕手」で初のスタメン出場。2点を追う3回先頭でカウント2-2からの7球目、宮城の105キロのカーブを左前に運んだ。 一塁ベース上では、少し照れくさそうな表情を見せながら喜んだ。「うれしいです。とにかくうれしいです。1軍で安打を打てるようにここまで練習してきたので、ホッとしています。守備からしっかりとチームの勝利に貢献できるように、この後も楽しんでプレーします」とコメントした。一塁側ベンチに転がってきた記念球は、新庄剛志監督(50)がキャッチ。ファンに向かって、右手で握ったボールを見せていた。

◆日本ハム新庄剛志監督(50)が、球審への気遣いを見せた。4回のオリックスの攻撃中に、来田涼斗のファウルチップが球審・笠原の右足を直撃。痛がるそぶりを見せたが、ほどなく試合は再開した。このイニング終了後、BIGBOSSはベンチを飛び出し、いたわるように球審に声をかけた。指先ではスプレーを押すようなジェスチャーをしていた。このタイミングでの選手交代などはなく、患部を心配し、手当が必要ないかどうかを確認したものと思われる。前日26日には、ロッテ佐々木朗と白井球審の問題に触れ、「アンパイアがいないことには成立しないスポーツなので」と、審判を敬っていた。

◆日本ハム谷内亮太内野手(31)が、日本ハムに移籍後4年目で初失策を記録した。「9番一塁」で今季初先発。5回、先頭福田の打球を正面ではじき、一塁ベースカバーに走ったポンセへの送球が遅れて出塁を許した。18年オフに交換トレードでヤクルトから移籍後、173試合目で初めての失策となった。堅実な守備が売りで、日本ハムでは21年にキャリアハイの102試合に出場。今シーズンは4月23日に1軍昇格を果たした。

◆1発攻勢を狙った日本ハム新庄監督の起用が当たった。2点を追う3回1死一塁で、今川優馬外野手(25)がバックスクリーンへ3号同点2ラン。「(先発の)ポンセが初回に点を取られてしまいましたが、その後は"執念"の投球をしてくれていたので、その思いが本塁打につながりました」。BIGBOSSは東京ドームでの試合に際し「いやあ、狭いここは。俺は、3階席っていうの? あそこに放りこんでた」と現役時代を振り返り、この日は4番に初めて万波を起用。長打を期待していた。

◆オリックス主砲の吉田正尚外野手(28)が初回2死一塁から、右翼席へ先制2号2ランを放った。日本ハム・ポンセの4球目カットボールを捉え「しっかりと前で、強く捉えることができました!」と振り返った。昨季本塁打王の杉本が、この日に新型コロナウイルスの陽性判定を受け、離脱。ラオウが脱けたチームを選手会長がけん引する。

◆オリックスが今季6度目の5割復帰チャレンジに成功し、最大4あった借金を完済した。2-2と同点の9回1死二、三塁から3番紅林弘太郎がレフトへ決勝タイムリーを放ち、試合を決めた。8回に3番手で救援登板したビドルは3者連続三振を奪う力投でチームトップタイの3勝目。7回無死満塁でマウンドに上がり、気迫の6球を投じて無失点で切り抜けた阿部の存在も光った。

◆日本ハムは5年ぶりに4月中に借金10を抱えた。2-2の7回無死満塁で無得点に終わるなど、拙攻が響き4連敗。3カード連続で負け越しとなった。新庄監督は球団広報を通じ「こういうゲームを必ずものにしていくチームにするから見といてくださいな!」とコメントした。?○...プロ入り初スタメンマスクの3年目・梅林が、3回に左前へ初安打を放った。「同期がどんどん活躍していく中、やっと1軍に上がれて、まず一歩目という気持ちでやってきた。すごくうれしいなと思います」と喜んだ。記念球は新庄監督がオリックス側からもらってくれ「両親に送りたいと思います」と話した。?▽日本ハム吉田(7回を抑え、プロ初ホールド。9試合連続無失点)「体のコンディショニング、投げ方がいい感じでできている。このまま続けていけたらいいと思います」

◆日本ハム松本剛外野手(28)が27日のオリックス5回戦(東京ドーム)を欠場した。試合前の全体練習、シートノックに不参加。ベンチ入りメンバーには名前を連ねたが、出場機会はなかった。松本剛は両リーグトップの打率4割をマークしている。

◆オリックスが今季6度目の5割復帰チャレンジに成功し、最大4あった借金を完済した。3番に座る若武者が頼もしい。紅林弘太郎内野手が同点の9回1死二、三塁。堀の真っすぐをとらえ、左前に決勝の適時打を決めた。「あまり考えすぎず、来た球を打ってやろうと。後ろ(4番)が正尚さんなので、三振しても良いぐらいの気持ちで(打席に)入りました」初球から積極的に仕掛け「良いところに落ちてくれた。気持ちで持っていけた」と、一塁ベース上で右拳を上げた。グラウンドに転がるバットは折れていたが、外野まで力で運んだ。3番に紅林が座った試合は10勝2敗の勝率8割3分3厘で、打線を勢いづけている。この日杉本らのコロナ離脱もあり「主砲がいなくなったのは、チームとして痛い。全員でカバーしていければ」と力を込めた。2軍監督時代から手塩にかける中嶋監督は「頑張ってほしいですね。率が低いんで、もうちょっと頑張れよと思います」と愛のムチを打った。打率2割1分7厘の紅林だが、得点圏打率は15打数7安打の4割6分7厘。「勝ちを決める1本を...頑張りたい」と苦笑い。伸び盛りの20歳が、強く、大きく育つ。【真柴健】?○...先制2ランを含む3打点の吉田正尚外野手が、状態を上げてきた。初回に2号2ランを放ち「しっかりと前で、強く捉えることができました」と振り返った。9回にも適時打を放ち、マルチ安打。開幕直後は一時打率1割台も経験したが、これで2割9分5厘。得点圏打率は5割2分4厘と、選手会長はチャンスに強い。○...同点の7回無死満塁で登板した2番手阿部が、気迫の6球を投じ、無失点で切り抜けた。先頭の今川を中飛、続く石井を捕邪飛に仕留めると、最後は近藤を中飛に打ち取り、渾身(こんしん)のガッツポーズを決めた。投球練習を終えると「高山コーチ、寅威さん(伏見)に開き直ってと言ってもらった」と背中を押された。取材対応中には「今日のヒーロー!」とナインから声をかけられた。○...26日の日本ハム戦で日米通算200セーブを記録した守護神の平野佳寿投手が、2日連続のセーブをマークした。名球会入りの250セーブに「先を見ずに、1歩ずつ。少しだけ前を見てやっていきたい。その積み重ね」と話す鉄腕は、2点を勝ち越した9回の裏を締めてリーグ単独トップの8セーブ目。最善の準備で数字を伸ばしていく。▽オリックス宮城(7回途中2失点)「7回の(守備の)連係のところを反省しなければいけません」

◆日本ハム吉田輝星投手(21)が、元阪神の藤川球児氏に感謝した。7回に3番手で登板し、プロ初ホールドをマーク。先頭の伏見は145キロ外角直球で見逃し三振に仕留め、2死から福田に死球は与えたが、「0」で切り抜けて9試合連続無失点。「体のコンディショニング、投げ方がいい感じでできている。このまま続けていけたらいいと思います」と手応えを口にした。春季キャンプ中に指導を受けた藤川氏には、今でも動画などを見てもらいながら助言を受けている。「僕はこう感じるんですけど、どうですか、みたいな感じで。(ボールに)角度を感じたときは、これで合ってますか? と」。2月に教わり意識しているのは、リリース位置や縦回転のボール。「(教わった理論は)僕のもともとの考えとはかけ離れてるものなので、藤川さんに時間をもらって教えてもらいながら、いい方向に進めているかなと思います。感謝しています」と頭を下げた。

◆「あと、一押し」が出来なかった。日本ハムは27日オリックス5回戦(東京ドーム)で、同点の9回に救援陣が勝ち越しを許し、今季3度目の4連敗。開幕から26試合目で借金は10に膨らんだ。4月の時点で2桁借金を抱えるのは、17年以来、5年ぶり。2試合連続で接戦を落とした新庄剛志監督(50)は「こういうゲームを必ずものにしていくチームにするから、見ておいて下さいな!」と、コメントした。絶好のチャンスは、2-2で迎えた7回にやってきた。先頭のアルカンタラが中前打で出塁し、守備の乱れもあって無死満塁。昨季新人王の左腕、オリックス宮城をマウンドから引きずり降ろしたまではよかった。打席には、この日、同点2ランを含むプロ初の3安打猛打賞を記録していた今川。押せ押せムードの中、内角直球に詰まった打球は浅い中飛に終わり、三走は本塁へかえれず。続く石井、近藤も打ち取られ、勝ち越し点を奪えなかった。「犠牲フライでも何でもいいから、とにかく1点を取りたいと思って打席に立ったんですけど、結果的に何も出来なかった。すごく責任を感じています」と、悔やんだ今川。「ああいうところで最低限の仕事が出来ないとチームは勝てないし、いくらその前にいい打席を送れていても、いい選手には到底なれない。考え方であったり、仕留められる技術を、もう1回、見直していきたい」。いい試合をしても、勝たないと意味がない。この悔しさを、成長への糧にする。【中島宙恵】

◆同点の7回無死満塁で登板したオリックス2番手阿部が、気迫の6球を投じ、無失点で切り抜けた。先頭の今川を中飛、続く石井を捕邪飛に仕留めると、最後は近藤を中飛に打ち取り、渾身(こんしん)のガッツポーズを決めた。投球練習を終えると「高山コーチ、寅威さん(伏見)に開き直ってと言ってもらった」と背中を押された。取材対応中には「今日のヒーロー!」とナインから声をかけられた。

◆魂のこもった6球だった。オリックス阿部翔太投手(29)は、27日の日本ハム戦(東京ドーム)、同点の7回無死満塁で2番手でマウンドに向かった。1点も与えられない状況で、今季4試合目のマウンド。高山投手コーチと、捕手の伏見からは「開き直っていこう」と声を掛けられた。闘志むき出しで...と思われた窮地のマウンドだが、投球練習中には、笑顔も見られた。「(笑っていた)自覚はなくて...。なぜか、わからないんです...」新人年の昨季は、右肩肉離れの影響もあり、4試合の登板にとどまった。「本当にどんな場面でもチームの勝利に貢献できるように」と1軍マウンドに飢えていた阿部にとって、ピンチは最大のチャンスだった。この日3安打を放っていた先頭の今川に、初球134キロスプリットで空振りを奪った。2球目は高め145キロ直球で押し切り、中飛に打ち取った。続く石井はスプリット2球を投じ、カウント1-1からの3球目、145キロ直球で捕邪飛に。三塁側ベンチに飛び込む捕手伏見の好捕にも、背中を押された。最大のヤマ場は3番近藤だった。だが、初球内角低めの145キロ直球で中飛に仕留め、渾身(こんしん)のガッツポーズを決めた。「どんな場面でも、自分の力を出し切れるようにと思ってマウンドに上がっています」ターニングポイントを無失点で切り抜け、チームに白星をもたらした。取材対応中には「今日のヒーロー!」とナインから声をかけられ、笑顔を見せた。一発勝負の世界を生きてきた。阿部は20年ドラフト6位で、日本生命からオリックスに入団。入団時には28歳で、球団新人最年長。日本生命時代には、都市対抗4度、日本選手権にも4度出場した経歴がある。特徴は制球力と、110キロ台のフォークと、130キロ台のスプリットの投げ分け。駆け引きで打者を翻弄(ほんろう)するスタイルだ。プロ2年目で29歳。決して若くはない。「いい投手が(オリックスに)いっぱいいる。与えられた場所で、何を求められているのかを考えたい」と着実にプロの世界を進む。温和な笑みから、気迫の投球へ-。阿部の"ショータイム"に胸が躍る。【オリックス担当=真柴健】

◆プロ入り初スタメンマスクの日本ハム3年目・梅林優貴捕手(24)が、3回に左前へ初安打を放った。「同期がどんどん活躍していく中、やっと1軍に上がれて、まず1歩目という気持ちでやってきた。すごくうれしいなと思います」と喜んだ。記念球は新庄監督がオリックス側からもらってくれ「両親に送りたいと思います」と話した。

◆26日オリックス戦を欠場した日本ハム松本剛外野手(28)について、新庄剛志監督(50)が、この日の試合前に説明。「ちょっと痛めて、右膝に水がたまり始めている。2~3日お休みする」と明かした。21日楽天戦(楽天生命パーク)の5回裏、左翼を守っていた際、飛球を追って頭からファウルゾーンのフェンスに突っ込み、痛めた模様。松本剛は27日時点で、リーグトップの打率4割、30安打、10盗塁を記録している。1軍に同行して様子を見る方針で、新庄監督は「2~3日で治るものでもないんだけど、本人の気持ちを大事にしたいし、それをコントロールするのがオレ達の役目」。松本は、この日の試合前、別メニューで調整した。

◆日本ハムは27日、金子誠野手総合兼打撃コーチ(46)が新型コロナウイルス感染者との濃厚接触の疑いがあるため、当面の間自主隔離とすることを発表した。代わって矢野謙次ファーム打撃コーチ(41)がベンチ入りした。

◆日本ハムの今川が0―2の三回に3号2ランを放った。1死一塁で宮城の初球、低めの速球を豪快にすくい上げてバックスクリーンへ運び「ポンセが執念の投球をしてくれていたので、その思いがこの本塁打につながった」と笑顔でガッツポーズをつくった。新庄監督にとって1番は「打てば(チームが)勢いに乗る選手」が理想。今川は決して俊足ではなく、試合を迎えた時点での打率も1割台に沈んでいたが、常に大声でチームを鼓舞しフルスイングを忘れない元気印だ。開幕戦以来、約1カ月ぶりに1番で起用され、持ち前の長打力で応えてみせた。第1打席では遊撃内野安打、第3打席では左翼フェンス直撃の二塁打と安打を重ねた。

◆〝投げるポンセ〟が持ち味を発揮した。先発した日本ハムの新外国人、コディ・ポンセ投手(28)=前パイレーツ=がオリックスを相手に5回5安打2失点と試合をつくった。「日本の野球に順応するために、まだちょっと。キャッチャーとの信頼関係など、理解してもらうことを磨いている」198センチの長身から投げ下ろす速球を主体に、多彩な変化球を織り交ぜて打たせて取るスタイルが右腕の武器だ。一回は吉田正に先制2ランを被弾したが、二回以降は効果的にゴロアウトを積み重ね、要所で踏ん張りスコアボードにゼロを並べた。日本球界における「ポンセ」といえば、1986―90年に大洋(現DeNA)で本塁打王1度、打点王2度のタイトルを獲得したカルロス・ポンセがオールドファンにはなじみ深い。〝打つポンセ〟は口ひげがトレードマークで「マリオ」の愛称で親しまれたが、日本ハムのポンセは美容師の母譲りというカーリーヘアが特徴的だ。「すしが大好き。食べられるのはすごく幸せ。皇居を見に行ったり、富士山に登ったりしてみたい」と笑顔を見せる。明るく好奇心旺盛な28歳を、2年目の今川が同点2ランを含む猛打賞をマークするなど援護した。(箭内桃子)

◆オリックスの吉田正が0―0の一回に2号2ランを放った。2死一塁でカットボールを振り抜き、ライナー性の打球で右翼席へ運んだ。「しっかりと強く捉えることができた。何とか早い回から得点を、と思っていたので先制できて良かった」とコメントした。初対戦のポンセの球に1打席目でしっかりと対応し、2ボール1ストライクでカウントを取りに来た球を仕留めた。延長十回に勝ち越し打を放った前夜に続き、主砲の一振りが得点をもたらした。

◆オリックスは一回に吉田正の2号2ランで先制し、同点の九回に紅林と吉田正の適時打で2点を勝ち越した。3番手のビドルが3勝目、平野佳が8セーブ目。日本ハムは堀が今季初失点で黒星を喫し、4連敗で負け越しが10となった。

◆日本ハム4年目の吉田輝星投手(21)がプロ初ホールドをマークした。2―2の七回に登板し、1回を無安打無失点に抑えた。「同点で(ホールドが)つくとわかっていなかったので今知りましたけど、よかったです」とうなずいた。 これで9試合連続無失点と好投を継続。「体のコンディショニングとか投げ方とかいい感じでできているので、これからもしっかり続けていけたら」と力を込めた。◆プロ初スタメンで左前へ初安打を放った日本ハム・梅林 「まず一歩目という気持ち。率直にすごくうれしい。記念球は両親に贈りたい」

◆日本ハムは七回の無死満塁を上位打線で逸したのが痛かった。そこまで本塁打を含む3安打の1番今川が犠飛にならない浅い中飛。石井の捕邪飛の後に頼みの近藤も中飛に倒れ、場内はため息に包まれた。連日の接戦を落とし、4連敗で負け越しは今季最多の10となった。新庄監督は「こういうゲームを必ずものにしていくチームにするから、見といてくださいな」とコメントを出し、今後の成長を誓った。

◆オリックスの紅林が2―2の九回に勝ち越し打を放った。1死二、三塁で初球の直球を左前にはじき返し、「後ろが(吉田)正尚さんなので三振してもいいぐらいの気持ちでいった。バットの先だったけど気持ちでもっていけた」と笑顔だった。前夜は0―2の八回に1号2ランでチームを救い、再び終盤で持ち前の勝負強さを示した。「(打)率を残せていないので、チームの勝ちを決める一本を打てるように頑張っていきたい」とさらなる活躍を誓った。

◆日本ハムは4連敗を喫し、借金10。2点を追う三回に今川優馬外野手(25)の3号2ランで同点とし、投手陣も7人の継投で八回まで同点でつないだが、九回に痛恨の2点を奪われた。「結果的に何もできずすごく責任を感じます。ああいうところで最低限の仕事ができないとチームは勝てない」貴重な一発を放つなど五回までに3安打を放った今川だったが、同点の七回無死満塁では浅い中飛に倒れた。後続の打者も凡退し、勝ち越し機をものにできずに悔しさをにじませた。延長十回の末に敗れた前夜に続き、2戦連続で終盤までもつれる接戦。新庄監督は広報を通じて「こういうゲームを必ずものにしていくチームにするから見といてくださいな!」とコメントした。今季オリックスには0勝5敗と苦戦を強いられている。だが28日はエース格の伊藤が先発する。何とかオリックスに土をつける。(箭内桃子)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
1461 0.700
(-)
-
(-)
12290
(+3)
60
(+3)
17
(+2)
18
(-)
0.237
(↓0.005)
2.750
(↑0.03)
2
(-)
ソフトバンク
1591 0.625
(↓0.027)
1
(↓0.5)
11898
(+2)
85
(+8)
15
(+1)
13
(-)
0.249
(↑0.001)
3.030
(↓0.2)
3
(-)
ORIX
13130 0.500
(↑0.02)
4
(↑0.5)
11767
(+4)
82
(+2)
8
(+1)
15
(-)
0.206
(↑0.003
2.770
(↑0.03)
4
(-)
西武
12131 0.480
(↑0.022)
4.5
(↑0.5)
11779
(+8)
86
(+2)
17
(+3)
10
(-)
0.219
(↑0.005)
2.780
(↑0.03)
5
(-)
ロッテ
10131 0.435
(-)
5.5
(-)
11969
(+3)
61
(+3)
8
(+1)
29
(-)
0.206
(↓0.002)
1.990
(↓0.02)
6
(-)
日本ハム
8180 0.308
(↓0.012)
9
(↓0.5)
11780
(+2)
109
(+4)
22
(+1)
17
(-)
0.228
(-)
4.110
(-)